「セーラー服反逆同盟」 第23話「さようなら!仲間達 涙の別れ」 その1
- 2018/03/18
- 17:43
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第23話「さようなら!仲間達 涙の別れ」(1987年3月23日)
気がつけば、DVD発売まであと数日。月日の経つのは早いもの。
と言う訳で、思い出したように書いてきたこの企画も遂に最終話へ到達しました。
前回の終わりからの続きで、撃たれたルリとケイに駆け寄るユミとミホだが、激しい銃撃が彼らにも迫る。

植え込みに身を隠し、闇の中の敵を見透かそうとするユミ。こんな時でも、その胸元にちら見えする黄色い下着(?)に少しコーフンする管理人でした(死んでろ)。
しかし、ミホがバラを投げて敵を威嚇したため、敵は逃げ去り、ひとまず窮地を脱する反逆同盟。黒い影しか見えなかったので、敵の正体は分からずじまい。
いつものように朝日ファミリー病院へ搬送されるルリとケイ。

病院の廊下(黒鳥学園の校舎にしか見えんが)で、二人の容態を心配するユミとミホ。場合が場合なので、二人とも白い戦闘服のままなのが、ちょっと恥ずかしい。
ミホはこんなことをするのは、黒鳥学園の実権を握った自分の義母・加寿子に違いないと言う。ユミはその言葉から、前回チラッと目にした加寿子の顔を思い浮かべ、それが長年探している自分の実の母なのではないかと考える。

具体的な説明はないが、ルリとケイは命に別状はなかったのだろう。ユミは、自分の部屋で幼い頃から大切にしてきた母親の写真をミホに見せる。

早朝の、冬枯れの並木道を歩く二人。
こういう絵画的に美しいショットは今まであまり見られなかったものだ。

ユミは自分が黒鳥学園へ来た真の目的(生き別れの実母を探すこと)をミホに話す。ユミが他人にそれを打ち明けるのは16話のエリカ(橘ゆかり)を除けば初めてである。
ミホ「初めて会ったときにね、何か惹かれるものがあったんだけど、つながっていたのね、あたしたち、運命の糸で……」
自分の継母が盟友ユミの実の母だと知って、驚きを隠せないミホ。

ユミ(寒い……)
ミホに比べて明らかに薄着なので寒さを隠せないユミ。実際、仙道敦子さんはかなりの寒がりだったそうです。

その加寿子は、執務室で秘書の報告を受けていた。秘書を演じるのは銀粉蝶さん。
反逆同盟メンバーの顔写真を見せられ、その中に幼い頃生き別れた娘の面影を持つ女子生徒を発見し、加寿子は詳しい身元調査を秘書に命じる。
一方、黒鳥学園はいきなり廃校になってしまう。在校生達は締め出され、校門のところにはバリケードが築かれ、厳しい黒服姿の男たちが彼らの前に仁王立ちする。

この強硬手段にはユミたちもお手上げである。
ユミと雄太は、夕陽に染まる川面を見詰めていた。
雄太「正常化どころか、廃校になっちまうなんて……なんだったんだろう、俺たちのやってきたことって……」
柄にもなく内省的な台詞を吐く雄太。
このシーンも、実に綺麗なんだよね。
ついでに、1話から全然進展していなかった雄太のユミへの恋心について、何か決着を付けさせて欲しかったが、そういう浮いた話は一切ない。

美しいユミの横顔。
さて、目立った動きのないまま、一気に3週間が経過する。依然として、校門の前には追い出された生徒たちが山のように群がり、テレビのリポーターまで取材に来ている。
しかも、「黒鳥学園」がいつの間にか「白鳥学園」に変わっている。リポーターの言葉によれば、来学期から、教師と生徒を全て入れ替えて「白鳥学園」として再生されるらしい。

その様子をテレビで見ているユミたち。ここはルリとケイが入院している病室である。
髪を下ろしているケイの映像は貴重である。

ルリ「あたしが動けるようになったら必ず落とし前つけるからね」
雄太「それだけ元気ならいますぐでも大丈夫だよ」
ルリ「ちょっとぉ、重病人なんだから、少しは休ませて頂戴」
珍しく甘えた声を出すルリが可愛いのじゃい。
ただ、実際、腹を撃たれたケイはともかく、腕を撃たれたルリなら、もうベッドから出ても良い頃だと思うんだけどね。

それを受けて、ケイが「ほんとに雄太ったら、プッツン! なんだから」と、人差し指を立てて自分の頭の辺で動かしながら言う。
雄太「プッツン? ひっでぇなぁ~」
この「プッツン」と言うのは当時の流行語で、頭の回路が切れていると言うことなんだろうが、「反逆同盟」ではしばしば使われる。15話ではサブタイトルにもなっているくらいだ。
なお、このシーン、暢気な会話とは裏腹に、出演者、特に女優さんは涙をこらえつつ演じていたのではないかと管理人は想像(妄想)している。この4人、つまり、ミホ以外のオリジナルメンバーが揃って芝居をするのは、実はこれが最後ではないかと思われるからである。
加寿子は秘書からユミに関する調査報告書を受け取り、間違いなく、ユミが自分の実の娘だと知る。
また、あれこれと調べまわっていたミホは、ユミに加寿子の野望について話す。それは、「黒鳥学園」を今までとは逆に超エリート校「白鳥学園」として再出発させ、更なる管理教育を敷いて、ロボットのようなエリートを育てて日本の中枢に送り込み、日本を支配しようと言う、「スケバン刑事」の海槌財閥と似たような発想だった。
そして彼らが最後に倒すべき相手が、彼らにとって母にあたる加寿子だと確認する。
加寿子の執務室をノックする音。
加寿子「はい」

入ってきたのは、ユミだった。
加寿子「ユミ……!」
いささか唐突だが、遂に運命の親子対面が実現したのである。
その2へ続く。
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