※この記事は、2016年5月に公開したものを再編集したものです。 皆さんこんばんは、管理人のうにゃきちでございます。
お正月以来、今年2回目の「ネタバレ前提の美女シリーズ」のお時間です。
ほんとは3月か4月にやるつもりだったのですが、諸種の事情から大幅にずれ込んでしまいました。何よりまず、読者の皆様に心からお詫び致したいと思います。ぽてちん。
さて、今回取り上げるのは、1981年1月10日に放送された第14弾
「五重塔の美女」 一応、以前に一度レビューしているのだが、内容・画像とも満足のいくものではなかったので、改めて書くことにした。
原作は昭和14年(1939)~15年(1940)に雑誌「日の出」に連載された「幽鬼の塔」である。
「幽鬼の塔」は、「緑衣の鬼」「白髪鬼」と同様、海外作品を乱歩が独自の解釈と筆致でリライトしたいわゆる翻案小説である。こちらのオリジナルは、メグレ警視でお馴染み、ジョルジュ・シムノンの「聖フォリアン寺院の首吊男」(1930)。
原作には、明智小五郎は登場せず、代わりに河津三郎と言う素人探偵が登場する。
小説としては、本格ミステリーと言うより、オカルティックな怪奇小説の雰囲気が濃厚で、ハッキリ言ってあまり……いや、
全然面白くない。 河津三郎と言う、親の遺産で遊び暮らしている探偵マニアが、ふとしたことから数十年前に起きた奇怪な事件のことを知り、誰にも頼まれていないのにその真相を究明しようとして、関係者一同の迷惑も顧みずにエンヤトットと探偵すると言うストーリーである。
正確には、河津が鶴田と言う男の持ち物を勝手に拝借(要するに盗んだ)し、鶴田と言う男がそのショックで自殺したことが発端になっているので、典型的なマッチポンプ探偵である。で、この河津と言うキャラが明智と違って全然魅力のない男で、読んでてムカムカすることもしばしばなのだ。
ちなみに原作では(過去の事件は別にして)殺人事件は1件も起きないが、ドラマでは増量キャンペーンで3件に増やしてある。
前置きが長くなった。
天知茂先生の
「この不思議な事件の発端は心霊術に興味を持った文代君の奇妙な拾い物から始まった……」と言うモノローグから、ドラマは幕を開ける。

文代が、ある新興宗教(?)の見学をしている。
助手「私たちの霊媒は現世のあらゆる罪を火の中に燃やし尽くすことによって、その死者の魂を呼び戻す方法です」 文代「ちょっと何言ってるか分からない」 ……
早速嘘をついてしまったが、
何言ってるか分からないのは本当である。
助手「探偵さんも霊媒を研究する必要があるんですかぁ?」(心底バカにしている)
文代「あは、大いにありますわ。私たちのショーバイにはインスピレーションはとても大事なことですもの」
助手(?)の素朴な質問に、超テキトーに答える文代さん。
助手「あの方は昔の恋人を呼んでくれと仰いまして……」
文代「あへーーー、とてもロマンティックな方ですね」

護摩壇に向かって真言を唱えていた女性霊媒師が「霊はこの炎の中であなたを待っています」と叫ぶ。
すると、炎の前に座っている中年男性(後に鶴田と言う名前だと分かる)の目には、セーラー服を着た若い女性の姿がありありと浮かんで見えるのだ。
鶴田「志津枝ーっ、私が悪かった、許してくれ……」
自分だけに見える志津枝なる女性に、ひれ伏さんばかりに謝罪を繰り返す男を見て、自分が口にしたようなロマンティックな話ではないことに気付く文代さん。
やがて鶴田はその場から逃げるように立ち去ろうとする。
その際、文代さんにぶつかり、抱えていたバッグから札束と、滑車、ロープなどを落としてしまう。
鶴田は慌ててそれを拾い集めて出て行くが、文代さんは彼が拾い忘れていったハンカチを手に取る。

文代「何これ……」
ハンカチにくるまれていた、かりんとうのようなものを何気なくつまみあげる文代さん。
文代「小指のミイラだ……」
それが犬の糞だったら思わず「ヒィーーーッ!」と悲鳴を上げて放り投げるところだが、明智小五郎の助手である文代さんは、指のミイラぐらいで取り乱したりはしないのだ。
原作では、この文代さんの役が、おせっかいな河津探偵に該当する訳である。
河津探偵同様、好奇心を刺激された文代さんは、その「東京心霊術研究会」なる施設を後にして、鶴田を追跡する。
鶴田は、タクシーを拾って清沢森林公園の正面入り口で降りる。文代さんもタクシーに乗って彼の後に続く。

鶴田は、森の中へ入って行き、札束に火をつけて「ひーはっはっはっ」などと狂ったように笑う。
直前まで、フツーにタクシー拾ってフツーに金払ってた癖に。

文代さん、鶴田が落としていった燃えかけの札束を拾い上げる。1万円札で、50枚くらいはありそうだった。
半分焦げているが、これを銀行に持って行けば残存面積に応じて払い戻してくれる。
文代さん、今、自分が生涯で最大の幸運を目の前にしていることに気付くのだった。
果たして、鶴田はその後も、札束を燃やしては捨て、燃やしては捨て、と言うことを繰り返す。
文代さん、鶴田を尾行しつつ、一枚残さず札束を拾い集める。
この時、文代さんの明敏な脳裏には、早くも明日からのお買い物リストが猛烈なスピードで作成されつつあった……と言うのは管理人の妄想である。
が、好事(好事じゃないです)魔多し、文代さんの靴のかかとがポロッと取れてしまい、それで手間取っているうちに、闇の中に鶴田を見失ってしまう。
文代さん、森の中を進んでいたが、スーツ姿の男性が足早に去っていくのを目にする。鶴田ではない。
続いて、身なりのよい中年男性とぶつかる。文代さんも顔を知っている有名な作家だった。
さらに、また別の中年男性が文代さんの後ろを歩いていく。

文代さん、散々探し回った末、漸く鶴田と再会する。
ただし、首吊り死体となった鶴田と……
さすがに文代さんがギョッとしていると、近くで猫の鳴き声がする。
続いて、チェックのワンピースを着た女性らしい後ろ姿が慌てて去っていくのも目撃する。

そして、最後は
モロボシダンまで登場するおまけつき。
文代(セブン……)
とにかく、この夜の森林公園は妙に賑やかであった。
モロボシダンだけはその場にとどまり、文代さんに見張りをさせて、警察を呼びに行くのだった。
翌早朝、朝靄のたちこめる森の中で、波越警部の指揮の下、現場周辺の鑑識が行われている。

目撃者の文代さんが刑事の中に混じっているのは分かるが、民間探偵の明智さんまで、
物凄い柄のコートを着てちゃっかり捜査に参加している。
明智「身許を証明するものは?」
刑事「何も所持しておりません」
波越「これは自殺だな、滑車とロープを持ってたって言うんだから」
波越はあっさり自殺で片付けようとするが、明智は文代さんが出会った数人の男性や謎の女性について注意を促す。
文代さんがぶつかったのが作家の青木、モロボシダンが画家の三田村、文代さんの後ろを通って行ったのが後に分かるのだが、ケンゾーと言うデザイナーだった。もうひとり、最初に文代さんがチラッと見かけた人物もいるのだが、ここでは言及されない。

明智は死体の懐を探って、五重塔の写っている写真を見付ける。
そして、鶴田のボストンバッグがなくなっていることから、「これは自殺じゃありませんねえ」と勝手に断定しちゃうのである。
しかし、ボストンバッグは誰かに持って行かれたのかもしれないし、五重塔の写真に至っては、なんでそれが他殺の証拠になるのか、さっぱり分からないのであった。
もっとも、事実、鶴田は自殺ではなく真犯人に殺されたのであるが、原作ではほんとにただの自殺である。
そして、その辺をうろうろしていた小林少年が、川井奈津子と言う看護婦の身分証を発見する。
他に取っ掛かりもないので、波越と明智はその看護婦のところへ行く。

で、その川井奈津子を演じるのが、今や
「2時間サスペンスの地縛霊」と呼ばれている(呼ばれてへん、呼ばれてへん)片平なぎさなのだった。
さすがにまだ初々しいのである。
でも、横溝正史シリーズの「女王蜂」などと比べると、探偵役の片鱗が窺える演技を(終盤)見せている。

奈津子は、死亡推定時刻の深夜1時には、病院の寮にいたと言い、身分証については以前紛失したものだとよどみなく答える。
また、通り掛かった榊と言う医者が、その時間には研究室で奈津子と一緒に仕事をしていたと確言する。

波越「僕の勘だと、あの二人は恋仲だね。しかしアリバイが成立したとなると……」
明智「いや、恋人なら彼女を庇ったとも考えられますね」
波越「あ、なるほどねー」
その夜の明智探偵事務所。

雑誌を見ていた文代さんが、事件の夜に見掛けて、誰だったか思い出せなかった進藤健三(以下ケンゾー)と言う有名デザイナーの名前を思い出す。

文代「先生、この人です。今、ファッション界じゃ凄い売れっ子です」
明智「ファッションと首吊事件か、ふっ、関連があるとは思えないね」
文代さんが、事件の夜に遭遇した各界の著名人たちの年齢を調べている間に、小林少年が戻ってくる。
小林「1時過ぎ、公園の西出口からタクシーを拾った女が格子柄のワンピースにサングラスをしていたそうです……その後の足取りは掴めません。でも、クレゾールの臭いがプンプンしていたそうです」
文代「クレゾールなら、看護婦じゃない?」
小林「いよいよ川井奈津子が怪しくなってきましたね」
明智「うん……」
助手たちは簡単に川井奈津子犯人説に票を入れるが、師匠たる明智は全く別のことを考えていたのだ。

そこへ波越も来て、鶴田が睡眠薬を飲んでいることが判明し、他殺の疑いが濃くなったと知らせる。
波越「課長に言ってやったね、私はもうとっくにその線で動いていますってね! ヒャハハハハハッ」
だが、明智が、鶴田が不治の病にかかっていたのではないかと指摘すると、心底びっくりする。
波越「うーん?」
明智「例えばガン」
波越「はぁーっ、畏れ入ったねえ、その通りなんだよ、胃癌がひどくてあと一月も持たないような症状だったようだ。しかし、どうしてそれを?」
明智「あ、いや、1万円の札束を燃やして歩いていたというのは欲も得もない証拠です。自分の死期を知った人間ででもなければ、そんなことは出来ないでしょう」
波越「はぁーっ、さすが、逆立ちしても私はかないませんわ」
改めて明智の推理力に脱帽してみせる波越であった。
ところで、あのミイラの小指は、男の左手の小指で、20年前後経過しているらしい。

明智「20年ねえ、警部、その小指、預らせてくれませんか?」
波越「ああ、いいとも」 いいんかい! 波越、1秒も考えることなく民間人の明智に証拠品をヒョイと渡してしまう。
明智「ところでガイシャの身許は?」
波越「それがまだ分からないんだよ」
やがて、文代さんが紳士録で三田村たちの年齢を調べ上げ、青木、三田村、ケンゾー、全員39歳だと言うことを突き止める。

文代「と、なると、ガイシャも39歳かも知れませんね」
波越「なに、どうしたの?」
文代「いえね、私が昨夜会った人たちは、みんなその道の新進気鋭でしかも39歳なんです」
波越「偶然の一致にしちゃおかしいね」
文代、最初に見かけた後ろ姿の男も、40前後の年恰好のような気がしてくるのだった。
波越は、奈津子が昨夜、チェックのワンピースを着て寮を出ていること、駅で森林公園に行く道を聞いた同じ服装の女の子がいたこと、同じ服装の女性が深夜1時過ぎに公園の西出口でタクシーを拾っていることなどから、文代さんたちと同様、奈津子真犯人説に大きく傾く。

慎重な明智は、その説については論評せず、
「それよりも私には偶然の年齢の一致、それにこの小指のミイラ、謎を秘めた五重塔の写真、その方が興味がありますねぇ」
と、性急に結論を出すことは控えるのだった。
その後、事件は新たな局面を見せる。

シンゾーのマンションで、週刊女性を読んでいる女性。
礼子と言って、シンゾーのファッションモデルであり、婚約者でもあった。演じるのは宮井えりなさん。
シンゾー自身は、妙に沈んだ顔で新聞を読んでいた。例の、鶴田の首吊事件の記事である。

礼子「どうしたの、こっちに来て一杯飲まない?」
礼子に言われ、多少明るい顔になるケンゾー。
礼子「はい……ねえ、その前にキッス!」
ケンゾー「……」
ケンゾーは請われるままに礼子と唇を重なるが、その時、部屋の外から猫の鳴き声が聞こえる。
ケンゾー、血相を変えて玄関のドアを開け、廊下へ飛び出す。
しかし、猫の姿などどこにも見えない。

太い息を吐いて、ケンゾーは部屋に戻ろうとするが、ふとドアを見れば、鶴田が持っていたのと同じ、五重塔の写真が貼ってあるではないか。
ケンゾー「今度は俺の番だと言うのかっ」
ケンゾーは、その写真をびりびりに引き裂く。

翌日、その礼子が明智の元を訪れ、その写真を見せている。
礼子「このところ、続けて3枚も来てるんです。五重塔が段々大きくなってるでしょう。なんだか気味が悪くて……」
明智「あなたのお知り合いという方は?」
礼子「デザイナーの進藤健三先生です」
文代「進藤さん?」
礼子「ええ、私はモデルの日下礼子、近々結婚するんです」
明智「この悪戯の相手を捜せと言うご依頼ですね?」
礼子「ええ、写真を見付けた時、決まって猫の鳴き声がしたんです」
礼子によると、シンゾーはそんな悪戯をする相手に心当たりがあるらしく、「あいつに掛け合ってやる」と叫んでマンションを飛び出したきり、帰ってこなかったらしい。
ちなみにこの礼子、原作では進藤の娘である。ついでに原作の進藤は会社の社長。
原作の礼子は、ちょっと頭がおかしく、探偵の河津が鶴田から盗んだアイテムを取り返そうと、河津を誘惑したりする。いつも黒猫を可愛がっている、黒衣の美少女と言う、なかなかツボを心得た設定のキャラである。
原作は凡作であるが、礼子が河津を誘惑しようとするくだりだけは、乱歩らしい文章が楽しめる。

礼子が帰るとすぐ、文代さんは自分も鶴田を発見した前後、猫の鳴き声を聞いたと明智に告げる。
明智「恐らくこの三枚の写真、殺人の予告だな」
そこへ波越から電話があり、やっと被害者の身元が判明したと言う。
既に書いているが、被害者は鶴田と言い、タクシーの運転手だった。
その後、遊園地のお化け屋敷の中で、カップルがケンゾーの首吊り死体を発見する。

滑車とロープを使ったその死に方は、鶴田のそれと全く同じだった。無論、自殺に見せかけた他殺である。

車で現場へ到着した明智さん、相変わらずえげつない柄のコートを誇らしげに着ていたが、ふと、近くに奈津子が立っているのに気付く。奈津子は明智の顔を見ると、逃げるように急ぎ足で立ち去ってしまう。

明智はお化け屋敷に入り、ケンゾーの遺体と対面する。
彼らの背後には、世にも珍しい、野次馬幽霊のカップルが立ってたりする。
明智は、事件のルーツは彼ら全員の出身地である富士北市にあると睨み、波越警部と共に車を飛ばす。

二人は、鶴田たちと親しかった児玉と言う農協職員に会い、当時の詳しい話を聞かせて貰う。
鶴田、ケンゾー、三田村、青木たちはみな、あるグループのメンバーだったことが分かる。
児玉を演じるのは美女シリーズではちょいちょい顔を出している岡部正純さん。
児玉「こりゃ杉村の崇りだ」

波越「崇り?」
児玉「鶴田はクラス一の秀才でしてねえ、あいつのグループはみんな良く出来ましたよ。で、その中の杉村って男が、在学時代に五重塔の近くにある土蔵に滑車でぶら下がって自殺をしたんです」
明智「原因は?」
児玉「このグループには共同の恋人がいたそうで、その恋人を仲間の、岩崎が暴力で犯したってんで、杉村がカーッとして殴り殺したんですね」
明智「その恋人の名は、志津枝と言いませんでしたか」
児玉「いや、良く御存知ですねー、そう、南志津枝、評判の美人でした」
二人は児玉に頼んで、あの五重塔の場所に案内して貰う。それは妙国寺と言うお寺の五重塔だった。

児玉「この境内が鶴田のグループの集合場所のようでした」
明智「グループの中に小指のない男がいませんでしたか?」
児玉「さあ……7人ともそういうことはありませんでしたねえ」
明智「グループは7人ですか」
児玉「ええ」

波越の書いたメモを見ながら、そのグループについて正確な情報を得ようとする明智。
岩崎、杉本、鶴田、ケンゾーは既に故人となり、生き残っているのは三田村、青木、そして大沢と言う脳外科の医者と言うことになる。
なお、原作では、この大沢は、大田黒と言う地元の政治家に該当する。
ドラマでは、岩崎は彼らのメンバーだったが、原作ではそれとは関係のない不良青年だった。
そして原作の小指のミイラの持ち主は三田村と言うことになっているが、ドラマでは別の人間の指に変えられている。その持ち主がドラマでの真犯人となる訳だ(原作では元々犯人などと言うものは存在しない)。
ややこしいので、まとめておく。
原作 ドラマ
・大田黒(政治家) ・大沢(医師)
・青木(作家) ・青木(作家)
・三田村(画家) ・三田村(画家)
・鶴田(職工) ・鶴田(タクシー運転手)
・進藤(社長) ・進藤(デザイナー)
・杉本(自殺) ・杉本(自殺)
・岩崎(不良) ・岩崎(メンバー)
話を戻して、児玉からその大沢が勤めているのが東都大学病院だと聞かされ、二人はハッとする。他でもない、警部が第一容疑者だと睨んでいる奈津子の働いている病院ではないか。
で、明智と波越が東京へ戻ると、その大沢医師が依頼人として事務所で待っていると言う、実にスピーディーな展開となる。
大沢を演じるのは、「赤いさそりの美女」にも出ていた入川保則さん。

大沢「新聞で見たんですが、鶴田、進藤の死体から五重塔の写真が出てきたってのはほんとですか?」
波越「ええ、これです」
大沢「……実は、私のところにも」
大沢はポケットから、死体に添えられていたのと同じ写真を取り出して見せる。

明智「今、冨士北市でこの五重塔を見てきたところです」
大沢「じゃあ、昔の事件はご存知なんですね」
明智「ええ、その話を詳しくお聞かせ願いたいんですが……」
明智は、青木と三田村同席の上で、過去の事件について聞かせて欲しいと頼む。
大沢は快くそれに応じ、その後、大沢の家にみんなを招いて、会合が行われる。
青木「さすが噂に聞いた名探偵だ。私たちが同級生だとよく調べましたね」
明智「既にケンゾー氏が、鶴田氏と同じような殺された方をしたことは新聞でご存知ですね」
モロボシダン「これは宇宙からの侵略者の仕業なんです!」 スタッフ「あの、森次さん、番組が違います……」
じゃなくて、
三田村「復讐です、これはとんでもない復讐なんです」
波越「その辺の事情をお聞きしたくて集まって頂きました」

それぞれソファに座り、ホストの大沢が「もう21年前になります……」と話を切り出す。
その2へ続く。
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