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「光戦隊マスクマン」 第2話「怪奇!闇の地底城」



 第2話「怪奇!闇の地底城」(1987年3月7日)

 今回も、内容的にはパイロット版の色合いが濃く、ストーリーらしいストーリーはない。

 スルーしても良かったんだけどね。

 前回の続きから、緒戦を勝利で飾って浮かれるケンタたちに、「このままではチューブに勝てまへんえ」と、一喝を食らわした姿長官が、ピラミッド状のフレームの中で座禅を組み、無念無想の境地に達しつつある……と言うシーンからスタート。

 固唾を呑んで見守るタケルたちの前で、遂に姿長官がオーラパワーを発動させる。

 
 そう、某尊師の得意技、空中浮遊である!

 「ムー」誌上で楽しそうに空中浮遊を披露していた某尊師の姿が思わず目に浮かんでしまう。

 あのまま、エスパー伊東みたいなキワモノ芸人になってりゃ良かったのに……。

 どうでもいいが、姿長官の組んだ足が、なんか傾いているような……体を持ち上げる装置のせいか、単に、普段、座禅を組む習慣がなかったせいか。

 タケルたちは驚きに目を見張るが、そもそも彼らは第1話の時点で普通にマスクマンに変身しているのだから、既にオーラパワーを会得してる筈なんだけどね。よって、これが初めて変身する前だったら分かるのだが、今更その程度の「奇跡」にびっくり仰天すると言うのは……?

 ここは、最初の戦いの後、タケルたちが過去を回想する形にしといた方が自然だったと思う。

 それはさておき、姿長官、実生活では何の役にも立ちそうにない空中浮遊の実演の後、

 
 姿「これがオーラパワーだ。俺は君たちをチューブと戦うにふさわしい若者と見込んで鍛えてきたのも、最後はこのオーラパワーを引き出す為なんだ、チューブに勝つにはどうしてもオーラパワーが必要なんだ」
 モモコ「でも、そんな凄いこと、いくらなんでも無理です」
 タケル「人間業じゃありません」

 70年代的暑苦しさで力強く訴えるが、タケルたちは、いかにも80年代の新人類(死語)らしく、速攻で白旗を揚げてしまう。

 ま、そもそも空中浮遊できたからってチューブには勝てないしね。

 
 姿「カァーッツ!」

 ならばと、今度は右手を伸ばして気合を発し、床に転がっていたアキラのリンゴをオーラのビームで持ち上げ、アキラのポケットに投げ入れて見せる。

 姿「人はその体を鍛えれば鍛えるほど強くなる、そして人知を超えた力、想像を絶した力を引き出すことが出来るんだ!」

 姿長官は更なる鍛錬を積んで、オーラパワーを会得するよう、5人に命じる。

 タケルたちは、「じゃあ、お前が戦え」と言いたいのをグッと我慢して、それぞれの得意な武術を通して己の肉体と精神を極限まで苛め抜く。

 ちなみに、タケルが空手、ケンタがなんだか良く分からない格闘技、アキラが中国武術、ハルカが忍術、モモコが中国拳法となっている。

 以前にも書いたと思うが、最年少のアキラ役の広田一成さんは、実際に中国武術の達人だったらしい。

 一方、チューブの地底城では、地帝王ゼーバが、前回敗北を喫したイガム王子たち幹部に、厳しい制裁を加えていた。

 
 アナグマス「ああ、ゼーバ様、お待ちください、お怒りはごもっともです……」

 そこへ前線には出ない参謀役のアナグマスが現れ、怒り狂うゼーバを宥める。

 なんか、この画像、アナグマスがうっかり強烈な屁をこいて、イガム王子たちがそのあまりの臭さに死にそうになっているようにも見える……。

 アナグマス「しかし、そのお怒りを受けるべきものは他にいるのではありませぬかな? スパイとして地上に送り込まれながら、なんと地上の男に恋をして地帝帝国チューブを裏切ったものが!」

 
 アナグマスの台詞にあわせて、地下の牢獄に押し込められている美緒ことイアル姫のキュートなヒップが映し出される。

 
 前回も書いたが、イアル姫は、セクシー女優の浅見美那さんで、イガム王子との一人二役である。

 他のドラマではヌードOKの浅見さんだが、残念ながらこの番組では脱いでくれない(当たり前だ)。

 と、元々そう言う機能を持っていたのか、地上で特訓中のタケルの持っていたペンダントから、美緒の必死の呼びかけがテレパシーとなって聞こえてくる。

 美緒「タケル!」
 タケル「美緒? 美緒は生きている!」

 タケルは急に瞳を輝かせると、特訓を放り出してその場から走り去ってしまう。

 
 美緒「タケル、好きでした、初めて会った時から……短かかったけれど、素敵な思い出ありがとう。さようならタケル、もう二度と会うことはないでしょう」
 タケル「何故なんだ?」
 美緒「何故って私は……私は……」

 
 美緒は一粒の涙を落としながら振り返ると、一瞬でイアル姫本来の姿に変わる。

 このコスチュームも、露出が低くてNGである。「ダイナマン」のキメラを見習いなさい。

 
 イアル姫はゼーバの前に引っ立てられ、兄であるイガム王子から激しく罵られ、しばかれる。

 イガム「お前のような奴は妹とは思わぬ!」
 イアル「聞いてください、地上の人たちは良い人たちなのです、私たち地底人と仲良くできる人たちなのです!」
 イガム「何を血迷ったことを!」

 ま、その「良い人たち」同士が、何千年にもわたって憎しみ合い、殺し合いをしていることを思えば、地底人と仲良くできる筈がなく、イガム王子のレスも根拠のないことではないだろう。

 なにしろ、地下には地底王国シャンバラがあり、恐ろしいマシランと言う地底人が住んでいて、人間をバリボリ頭から食べるなどというデタラメが書かれた本を平気で出版するような連中ですからね(註1)。

 註1……分かる奴だけ分かれ

 ゼーバ「イアル、地獄で眠れ」

 
 結局、イアル姫はそこから一気に地下深くの洞窟に落とされ、氷漬けの刑に処されてしまう。

 こうしてイアル姫は、終盤までこの状態で眠り続けることになる。

 ゼーバは改めて地上への進撃と、マスクマン覆滅を命じる。

 
 バラバ「地帝司令バラバにお任せを……家柄を誇るだけの没落貴族など役に立ちませぬ。ましてや裏切り者を出す一族など信用なりませぬ」
 イガム「バラバ、何を言う!」

 バラバの露骨なあてこすりに、イガムも色をなして食って掛かるが、代々イガム家に仕える忍びの一族フーミンが、必死にイガムを宥める。

 ゼーバ「バラバ、行け」
 バラバ「はっ!」

 今回はバラバが出撃することになるが、イガムとバラバの確執は、終盤まで延々続くことになる。

 内輪揉めをしている「悪の組織」に、未来はないと知れ。

 
 タケル「生きていてくれ、必ず助けに行く。たとえ地の底でも……いつか必ずまた会えると信じているよ」

 無論、タケルにはイアル姫こと美緒がどんな目に遭っているのかは分からなかったが、希望を捨てず、形見のペンダントに向かって再会を誓うのだった。

 CM後、早くもバラバたちとレッドを除くマスクマンとの戦いになる。

 二週続けて遅刻するリーダーと言うのも珍しいが、4人のタケルに対する信頼は揺るがない。

 
 今回は、エネルギー獣オケランパなるキャラクターが初登場し、

 
 その頭部から特殊なエネルギーが打ち上げ花火のように放出され、前回マスクマンに倒されたイグアドグラーの死体に降り注ぐ。

 
 そして、そのエネルギーを浴びたイグアドグラーは、巨大な怪物として復活するのである。

 要するに、オケランパは、「チェンジマン」のギョダーイや「フラッシュマン」のクラーケンと同じく、怪人を巨大化させることだけが仕事の、意思を持たない特殊ユニットのようなキャラなのである。

 
 姿「みんな気を付けろ! タケルを呼び出してくれ」
 東「分かりました」

 そしてこちらも初登場となる、光戦隊の専属オペレーターの東(あずま)さん。

 一応、レギュラーなのだが、その扱いはあくまで端役に過ぎず、他のレギュラーと私的な会話を交わすことは全くない。だから、東と言う姓だけで、名前すら貰えない不憫なキャラなのだ。

 ただ、個人的には割と好みのタイプで、ぶっちゃけ、管理人が「マスクマン」のレビューをしようと思ったのは、彼女の存在によるところが大きい。

 演じるのは七田玲子さん。

 
 知らせを受けたタケルは、直ちに戦場へ赴こうとするが、その前にイガム王子が立ちはだかる。

 イガム(イアル姫のペンダント……妹をたぶらかした男とはこいつだったのか?)

 イガム王子、タケルが握り締めていたペンダントを見て、即座にイアル姫の恋人だと見抜く。

 しかし、なにしろ性別も衣装も違うので、タケルは相手が美緒そっくりの顔をしているとは気付かない。

 ま、ほんとは実はイガムも女だったと言うことが後に分かるんだけどね。

 怒りに燃えるイガム、フーミンと共にタケルに激しい攻撃を加える。

 ところで、イガムはこの後、タケルがレッドマスクに変身するのを見て、「貴様がレッドマスク?」と驚いており、タケルがマスクマンとは知らずに攻撃していたことが分かる。

 だったら、何故いきなりタケルに攻撃を仕掛けてきたのか、その辺が割と不思議である。

 レッドマスク、今は仲間のピンチを助けるのが先だと、イガムたちを撃退すると、近くにあったシューター001という、地底のモノレールのような乗り物に乗り込み、一気に仲間たちの元へ。

 
 東「レッドマスクがシューター001に入りました」

 シューターと言うのは、光戦隊が地底に張り巡らせている特殊な移動手段のことで、日本各地に、その秘密の入り口が設けられているのだ。

 本部に戻ったレッドは、巨大戦闘母艦ターボランジャー(ターボレンジャーの元ネタ?)に乗り込み、巨大な滝の中からド派手に出撃する。

 で、戦場に到着すると、母艦からマスキーファイターと言う戦闘機で発進し、他の4人もそれぞれのメカに乗って出撃する。

 その5つのメカが変形合体して、グレートファイブと言う巨大ロボットになるのだ。

 初めての巨大ロボット戦となるが、何度も言っているように管理人は興味がないので省略。

 だが、今回はラストにもう一幕あり、ゼーバが念を込めると、地底城の上部が土台から切り離されて、一気に地上に浮上する。グレートファイブが即座に攻撃するが、全く刃が立たず、弾き飛ばされる。

 
 ゼーバ「殺戮と破壊で地上がこの世の地獄と化した時、我がダークホロンの妖気が暗黒の地底城を生み出したのだ。今こそ地上は冷たく、暗い闇の世界に変わっていくのだ」
 バラバ「……」
 イガム「……」
 オヨブー「……」

 ゼーバの言ってることがさっぱり分からないイガムたちであったが、余計なことを言うと自分たちも氷漬けにされそうな気がしたので、あえて無言を貫くのだった。

 
 なんだか良く分からないが、地底城によって、世界が暗黒に閉ざされた……と言うところで3話へ続く。

 ま、言ってみれば、1話から3話までひっくるめて、パイロット版のような仕様なのである。

 と言う訳で、続けて第3話に行ってみよう!
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コメント

>「ムー」誌上で楽しそうに空中浮遊を披露していた某尊師の姿が思わず目に浮かんでしまう。
思わず吹いてしまいました。
思うことは同じですね(笑)

2話連続レビューありがとうございます

東博士良いですよね(^^)可愛らしさと清純さと色気がありますね。
もっと出番があったらなぁ・・・

バラバは単なる「脳筋」キャラなのが物足りない。
オヨブーもせっかくの岡本美登さんなのに「被り物」過ぎますね。
イガム王子は凛々しい!

鈴木Pによると「とにかく早く"5機合体"にしたかった」そうです。
前作からの2号ロボ登場も「ロボ1体では1年間続けられない」から「スポンサーに要求した」とのこと。
僕はまるっきり逆だと思ってました。

残念ながらこの番組では脱いでくれない

 いえいえ、27か28話のどちらかで行水シーンがありましたよ。

Re: タイトルなし

> 思うことは同じですね(笑)

やっぱり尊師の鉄板ネタは、空中浮遊ですよね。

しかし、普通にショーコーショーコー踊っているのがテレビで流れていたのが今となっては信じられません。

Re: 2話連続レビューありがとうございます

> 東博士良いですよね(^^)可愛らしさと清純さと色気がありますね。
> もっと出番があったらなぁ・・・

もったいないですよね。

> バラバは単なる「脳筋」キャラなのが物足りない。
> オヨブーもせっかくの岡本美登さんなのに「被り物」過ぎますね。

イガム以外の幹部に、あまり魅力がないのが欠点ですよね。

Re: 残念ながらこの番組では脱いでくれない

お、そうでしたか。今から楽しみです。

イアル姫とリタ

造反者として氷漬けにされてしまったイアル姫が、「デビルマン」の「眠れる美女ゾルドバ」と言うお話に登場したデーモン族の造反者リタ(声は野村道子さん)そのものです。
「この女は死ぬ事も生きる事も出来ず冷凍となって・・・・」
と語る魔王ゼノンと、後に明=デビルマンに助け出され
「ゼノンは私たちに殺し合う事だけを命じたわ。私はそんな世界が嫌になったの!」
と裏切りの動機を語っていたリタ。そして
「リタ。君の望む世界がここにあるんだよ!」
とデーモン族の造反者同士、リタを受け入れようとする明。この三者がここに観るゼーバ、イアル姫、そしてレッドと重なります!
但し、その際明の目の前にいたリタは妖女ゾルドバ(同、津田延代さん)が変装したした物であり、本物のリタは既にそのゾルドバよって食われてしまっていた事(ゾルドバは食った相手そっくりに変装する事が可能)が終盤で判明!!デビルマンは、それに怒りを噴出させてゾルドバを倒します!!
勿論、リタはそれ以後のお話に登場する事はなくなりましたが、もしゾルドバの変装ではなく本物であり以後のお話にも度々登場していれば、レッドとイアル姫の関係同様にストーリーの根幹の一つとして番組にも大きなうねりをもたらす事が出来た(でもそうするとデビルマンの思いをミキちゃんに収斂出来なくなってしまう事もわかりますが)と思うと勿体ない気がします。


Re: イアル姫とリタ

アニメと特撮って、似たような話が多いですね。

お前が戦えよ

姿長官のオーラパワーなら充分にゼーバー達と互角に渡り合えると思うのですがね😅

Re: お前が戦えよ

まあ、戦隊シリーズの司令官なんてのはこんなもんですけどね。

空中浮遊

姿長官の空中浮遊を見ると、スト2のダルシムみたいですね。
ストリートファイターシリーズでダルシムは好きですか?

Re: 空中浮遊

うーん、やったことないです。

No title

地底帝国チューブの怪人である地帝獣は寄生獣と地帝ドグラーが合体している存在である設定が斬新でした。
それだけに途中でなくなってしまったのが残念です。
地帝ドグラーは使いまわしで寄生獣だけ毎回新造という形にすれば最後までいけましたね。

Re: No title

面白い設定でしたね。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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