fc2ブログ

記事一覧

「ウルトラマン80」 第49話「80最大のピンチ!変身!女ウルトラマン」

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【送料無料】ウルトラマン80 COMPLETE DVD-BOX 【DVD】
価格:20520円(税込、送料無料) (2019/2/26時点)



 第49話「80最大のピンチ!変身!女ウルトラマン」(1981年3月18日)

 ここ最近、夜12時になると関東地区で無数の怪電波が飛び交うという現象が発生しており、UGMもその調査・解明に追われていた。

 そんなある日、猛と涼子がシルバーガルで偵察飛行中、怪音波を録音すると共に、怪獣らしき物体の起こした山崩れに巻き込まれそうになるが、何とか本部へ帰還する。

 
 猛「怪電波の内容は分かったんですか?」
 イトウ「詳しいことはよく分からんが、解読機によると怪獣から発信された物に間違いない」
 涼子「やっぱり」

 
 フジモリ「しかし、えらいことになりましたね、発信場所は東京周辺に合計14箇所、つまり14頭もの怪獣軍団が東京を狙ってるってことに」
 イケダ「このことが公表されると一大怪獣パニックが起こりますよ」

 
 イトウ「まったくだ、なにしろ、いつ、どこからどうやって攻撃してくるか、相手が14頭もいたんじゃ見当もつかんからな」
 ユリ子「まぁ!」

 一心に花を生けていたユリ子、イトウの言葉に初めて声を上げる。

 はい、ストーリーとはまったく関係のないユリ子の画像を貼りたいだけのコーナーでしたー。

 さて、14頭もの怪獣軍団が出るのかと視聴者を期待させておいて、

 オオヤマ「その心配は無用だ、怪電波の波長を詳しく分析してみたところ、二種類に選別できることが分かってな。つまり怪獣は14頭ではなく、二頭と言うことだ」

 後から来たオオヤマに、あっさりそれを否定させるあたりに、この番組の駄目なところが凝縮しているような気がするのである。

 仮に二頭だとバラすにしても、もうちょっと引っ張るべきではなかったか?

 イトウ「広報のセラを呼んで、このことを公表したほうが」
 オオヤマ「いや、もう少し様子を見よう。怪獣の奴、仲間と連絡を取ってる可能性が大だからな」

 イトウが提案するが、オオヤマは却下する。

 怪獣にこちらの動きを察知されない為らしいが、いくら知能が高い怪獣だからって、そこまで人間の動きが分かるものだろうか?

 まぁ、そもそも、イトウがわざわざそんなことを公表しようと言い出すこと自体がおかしいんだけどね。

 ちょうどそこへセラが入ってきたので、オオヤマたちはいつものように(註・いつもじゃないです)セラを無視したり、敬遠したりするのだった。

 一方、猛の知り合いで、将来UGMに入りたいと考えているツトムと言う少年がいた。

 
 ツトム「わーい、聞こえたぞぉ」

 誕生日のプレゼントで買ってもらったラジオの組み立てセットを早速組み立て、ごついラジオを完成させて悦に入っていた。

 
 ワンコ「くぅ~~~ん」

 ツトムの部屋にいるペットのワンコが、生きてるぬいぐるみみたいでめっちゃ可愛いのである。

 
 やがて、12時の時報が鳴るが、適当にダイヤルをいじっていたツトムの耳に、なんとも言えない奇妙な音が聞こえてくる。

 それを聞いた途端、ワンコが怯えたようにキャンキャン鳴き始める。

 無論、それこそ、UGMが必死に追いかけている怪電波(音波)であった。

 気になったツトム、翌日、UGMの猛を訪ね、そのことを相談する。猛は、ツトムが家族にも誰にも話していないことを確かめてから、あれはただの放送局の試験電波だと偽りを言って、安心させる。

 夜、基地の敷地内で猛が壁にもたれて考え込んでいると、涼子が来て、

 
 涼子「元気ないのね、どうかしたの」
 猛「うん、ツトム君に嘘をついたのがどうも気になってね」

 
 涼子「優しいのね、猛さんて、でも、嘘と言えば私たち、もっと大きな嘘をついてるじゃない?」
 猛「え」
 涼子「私もあなたもほんとは地球人じゃない。ウルトラの星から来たウルトラの戦士だってこと」
 猛「それは……」
 涼子「わかってるわ、地球人を助ける為には、私たちが地球人の姿を借りなくてはいけない。そうでしょ? でも私たち、いずれはこの地球を出て行くのね、この美しい星、素晴らしい人たちのいる、この地球を……」
 猛「仕方がない、それが我々の宿命なんだ。だからこそ地球人が自力で戦える時が来るまで、僕か君の、どちらかが最後まで戦って戦い続けなければ。いいね?」
 涼子「……」

 猛の厳しい言葉に、目を赤くしながら力強く頷く涼子。

 それにしても、なかなか感動的なシーンになる筈なのに、どうしてこう無味乾燥で面白くもなんともないシーンになってるのだろう?

 名匠・山浦弘靖氏が手がけたシナリオとは到底思えない退屈さで、台詞を書き写すのが苦痛で苦痛で仕方ない。

 
 イトウ「おい、二人とも何してる、そろそろ怪電波が聞こえてくる時間だぞ?」
 猛「すいません」

 イトウが近くを通りがかって二人に注意するのだが、ここでも、二人を冷やかすようなことを言えば、多少はドラマに「潤い」と言うものが生まれていたと思うのだが、ひたすら真面目一方のイトウは、事務的なことしか口にしない。

 結局、「80」後半の絶望的なつまらなさって、猛をはじめとするキャラクターたちの面白みのなさに起因しているのではないかと思えてくる。

 エミがいなくなってからの数話が、特にひどい。

 それはさておき、UGMの分析で、怪獣がどうやら奥多摩の仁王山付近に潜んでいることが判明する。

 翌朝、猛とイトウがシルバーガルで仁王山へ飛ぶが、怪獣のはっきりした姿を捉えることはできず、一旦帰還してオオヤマに報告する。

 
 イトウ「しかし、相手が地面の中では攻撃の加えようがありません」

 ところが、彼らのやり取りを、

 
 いつの間にか入り込んでいたツトムにすっかり聞かれていた。

 ツトム、やはりあの電波のことが気になって猛に面会に来ていたのだが、応対したセラの目を盗んでちゃっかり司令室まで忍び込んだらしい。

 って、いくらなんでも、UGM、セキュリティー甘過ぎないか?

 ツトム、猛に会わないままUGMを後にすると、自分の手で怪獣を見付け出してやると意気込んで、単身、仁王山へ向かう。

 
 色々あって、ついに、怪獣がその正体をあらわす。

 
 ストーリーはNGだが、全身から棘(角?)を生やし、口が三つ重なっていると言う、ニラサワ的な怪獣のデザインは悪くない。

 やがて猛が駆けつけ、ツトムと一緒に逃げようとするが、

 
 知能の高いプラズマは、すかさず彼らの前方にビームを放ち、

 

 

 
 地面を広範囲に陥没させて足止めする。

 さらに、

 
 その穴から、プラズマの相方が出てくると言う凝った合成。

 
 こちらはややコミカルな顔立ちだが、マイナズマと言うネーミングはNGです。

 
 しかし、これだけ体表から色んな突起物が生えている怪獣が、それも二体同時に出てくるというのは、長いウルトラシリーズの歴史上でも稀だろう。

 猛は80に変身して戦うが、怪獣は個々のパワーもさることながら、

 
 磁石のプラスとマイナスのように、背中合わせの状態で合体すると、

 
 より強力なビームを放つというコンビネーション技を繰り出して80を苦しめる。

 しかし、これ、相反する磁力を持っている怪獣と言う設定が、十分に生かされているとはいえない戦い方だよね。

 その間に80を挟んで締め付けるとか、一方が一方を反発させて砲弾のように飛んでくるとか、色々とアイディアはあったと思うけどね。

 80、矢継ぎ早にサクシウム光線やバックルビームを出すが、合体した怪獣には全く効かず、早くもカラータイマーが青から赤に変わる。

 二体合わせてと言う条件付だが、この怪獣コンビ、80では最強の怪獣ではないだろうか。

 やがて戦場に涼子も駆けつけ、

 
 涼子(このままでは80が殺されてしまう、早く助けなくては……)

 自身も変身して戦おうとするが、

 
 怪獣にボコボコにされている80の姿に、猛の顔が重なり、

 猛(いけない、君まで変身しては駄目だ。今、僕がやられても、君が新しいウルトラの戦士として戦うことが出来る。万一二人ともやられたら、地球はおしまいだ)

 と、涼子を止めるのだが、仮にこの場で涼子がユリアンに変身せず80を見殺しにしたところで、今度は80を倒したプラズマたちとユリアンが戦うことになって、当然、ユリアンも倒されていただろうから、同じことじゃないかと……。

 だから、猛がいくら悲壮感を漂わせて涼子を制して見せても、傍目には、自分たちでわざわざ「各個撃破」されに行ってるようにしか見えず、ただのバカに見えてしまうのだ。

 猛「地球を頼む、頼む!」
 涼子「……って言われても」

 それは要するにひとりでこの化け物じみた怪獣たちと戦えと言われている訳で、リンダならずとも涼子が困ってしまったのも無理はなかった。

 結局涼子は猛の命令を無視してユリアンに変身する。

 涼子が変身するのは初めてのことだった(だよね?)が、

 
 そのユリアンのデザインが、クッソださかった(註・あくまで管理人の偏見です)ので、これなら最後まで変身しなくても良かったかなぁと思う管理人であった。

 ちなみに見ての通り、ユリアンのデザインは、仏像をモチーフにしているのである。

 
 あと、スーツが、首から下が使い古しのように汚れていて、頭部だけ新品のように綺麗なのも、凄くカッコ悪いと思う。

 
 二人は空中に飛び上がると、手をつないで高速回転し、

 

 
 ひとつの巨大な円盤のようになって怪獣の体を引き裂き、粉々に爆破するのだった。

 
 それにしても、つくづく、ユリアンのデザインはひどい。

 80もあまりカッコイイとは言えないけど、ユリアンは、頭をモヒカン刈りにした超ド級の不良少女のように見えてしまうのだ。

 事件は解決したが、ラスト、夕陽を見ながら猛が涼子を叱っている。

 猛「あの時、どうして、僕の言ったとおりにしなかったんだ? 僕たち二人に万一のことがあったら、この地球がどうなるか、ウルトラの戦士である君なら良く分かってるだろう?」
 涼子「……」
 猛「君、聞いてんのか?」

 無言の涼子の肩を掴んでこちらを向かせると、涼子の目から涙が溢れていた。

 猛「君?」
 涼子「私、地球人に生まれたかった……」

 涼子はそう言って夕陽に向かって走り出す。それを見る猛の目にも、一粒の涙が宿っていた。

 ……

 さっぱり意味が分からんのじゃい!

 以上、はっきり言って、面白くもなんともないエピソードで、思い切ってスルーしなかった自分の優柔不断さを激しく責めたい気持ちで一杯である。

 正直、これだけ書くのが苦痛だったレビューは、他にあまり記憶がない。

 なにはともあれ、あと1話だ、頑張ろう!
関連記事
スポンサーサイト



コメント

残念な展開ですね

折角プラズマの造形は良かったのに、マイナズマとユリアンの存在がそれを台無しにしてますね😅どうにも残念な展開でがっかりですね😞

努力の方向が間違っている気がします

>ニラサワ的な怪獣のデザイン
なるほど、確かに平成ライダーの怪人っぽいですね。

>その間に80を挟んで締め付けるとか、一方が一方を反発させて砲弾のように飛んでくるとか、色々とアイディアはあったと思うけどね。
「コンビ怪獣」としては「レオ」1・2話のブラックギラス&レッドギラスの方がなお良かったですね。
しかし、もう番組も終わるのに、たった1話だけに2体もよく出せたものですね。
でも予算が底を尽きかけた「セブン」末期は逆に名作揃いという皮肉さ・・・

しかし、エミ殉職→涼子レギュラー化→ユリアン登場って「誰得」の展開か?
放送当時「なにやってんだか」でした。

成田亨先生も激オコだったけど、「女ウルトラマン」って僕も生理的に受け付けないです。

Re: 残念な展開ですね

もう、ユリアンの存在自体が邪魔ですね。萩原さんには悪いけど。

Re: 努力の方向が間違っている気がします

> しかし、エミ殉職→涼子レギュラー化→ユリアン登場って「誰得」の展開か?

ユリアンは要らないキャラでしたね。

> 成田亨先生も激オコだったけど、「女ウルトラマン」って僕も生理的に受け付けないです。

いくらなんでもあのデザインはないですよねえ。1話だけなら無理に変身させなくても良かったのに。

バブル最盛期でも復活できなかったウルトラマン

1988年夏にたしか読売テレビで
北野誠・竹内義和氏がホストで、上原先生・満田監督・故野長瀬監督と
「どうすればウルトラマンを復活させられるか」を議論する番組がありました。
細部は覚えてませんが、結局「具体案」はなかった気がします。

TVシリーズに限っては15年もの歳月を要したことにはいろいろな見解がありますが
"「80」の(主に金銭的な)ダメージがデカかった"と僕も思います。

ちなみに上原先生の「もう単独ヒーローは今後難しくなる」はさすが先見の明でした!

Re: バブル最盛期でも復活できなかったウルトラマン

> 1988年夏にたしか読売テレビで
> 北野誠・竹内義和氏がホストで、上原先生・満田監督・故野長瀬監督と
> 「どうすればウルトラマンを復活させられるか」を議論する番組がありました。

面白そうなメンツですね。

> TVシリーズに限っては15年もの歳月を要したことにはいろいろな見解がありますが
> "「80」の(主に金銭的な)ダメージがデカかった"と僕も思います。

個人的には巨大変身ヒーローと言うジャンルはもう終わってると思いますが。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: 仮面ライダーの独り勝ち

返信ありがとうございます。

ライダーなどと違って、ピンチになったら勝手に巨大宇宙人がやってきて戦ってくれるというのは、なんか根本的に変ですよね。今更ですが。

No title

80の弁護をさせてもらうと児童誌漫画の設定にあった「ユリアンはバルタン星人を瞬殺できる能力がある」らしいのでユリアンをあえて温存させるつもりだったのではないかと思われます。
プラズマ&マイナズマは地球怪獣なのでそれほど大きな損害はでないと見たのかもしれません。

Re: No title

貴重な情報ありがとうございます。

そうか、ユリアンってそんなに強かったのか。

前番組「ザ☆ウルトラマン」の主題歌の歌詞

1番
緑の地球を 汚した奴らは 決して許しておけないと ウルトラマン
2番
この世のルールを 乱した奴らは 宇宙の果てまで運び去る ウルトラマン

なんかウルトラマンが地球人に宣戦布告しているみたいに聴こえる現在が悲しい・・・

Re: 前番組「ザ☆ウルトラマン」の主題歌の歌詞

> なんかウルトラマンが地球人に宣戦布告しているみたいに聴こえる現在が悲しい・・・

あ、最近、私も似たようなこと思ってました。

その振る舞いを見る限り、宇宙人より地球人のほうがはるかに「侵略者」と呼ぶにふさわしいのではないかと。

命あっての物種

>あの時、どうして、僕の言ったとおりにしなかったんだ?

仲間の助けを借りず、自分一人で怪獣を道連れにして死のうとするやり方自体、最善の行動とは言い難く、無謀極まりないことは一目瞭然です。

彼女の助けを借りて、どうにか倒せたのに、あんな冷たい物言いは無いと思います。

Re: 命あっての物種

コメントありがとうございます。

> 彼女の助けを借りて、どうにか倒せたのに、あんな冷たい物言いは無いと思います。

確かにそうですよね。

衝撃的でした

ストーリーはともかく80がプラズママイナズマに全く歯が立たなかったのはかなり衝撃的でしたね。
80はメカギラスやザタンシルバーのような強敵でも戦い方を工夫して倒しているので、ここまで完膚なきまでにやられたのは衝撃的でした。
よくウルトラマンがゼットンに破れたのはショックだったと言われますが、あれとは比べ物になりませんでした。ウルトラマンは自力で倒していない怪獣も結構いますし。

Re: 衝撃的でした

> ストーリーはともかく80がプラズママイナズマに全く歯が立たなかったのはかなり衝撃的でしたね。

そうでしたか。まあ、相手は二体だから、仕方ない感じもしますが。

夜12時について

正確な時間は午前0時です。

Re: 夜12時について

ご教示ありがとうございます。

No title

今から40年前の今日、放送されました。磁石が自然に引き合うように合体する兄のプラズマと弟のマイナズマの両怪獣が最終回直前である80にとってのラスボス怪獣となりました。

Re: No title

なかなか魅力的な怪獣ですよね。

プラズマ&マイナズマ

あくまで深読みなんですけど、プラズマ&マイナズマ兄弟は人間の環境破壊から仁王山を守ろうとしていたのではないでしょうか?守ろうとするものがあったからこそ、彼らは強かった。
もしこれがコスモスの世界だったら、2頭は和解してくれたかもしれませんね。

Re: プラズマ&マイナズマ

> もしこれがコスモスの世界だったら、2頭は和解してくれたかもしれませんね。

なかなか良い話になりそうですね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

最近のコメント

カテゴリー

カレンダー

01 | 2023/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター