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「光戦隊マスクマン」 第8話「輝け!花の剣!」

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 第8話「輝け!花の剣!」(1987年4月18日)

 冒頭、山の中で厳しいトレーニングに励んでいる5人。

 
 個人訓練の後、浅瀬に立つアキラとモモコに、崖の上から他の三人がコンクリートブロックを投げつけるという、ほとんどイジメのような特訓が行われる。

 ま、アキラが棒でそれを叩き落すのはまだしも、モモコが素手で払い落とすというのはさすがにどうかと思う。

 だが、タケルたちに褒められて調子に乗ったアキラ、ブロックを頭に落としてしまい、ついでにモモコもその巻き添えを食う。

 5人の中では、アキラとモモコは年少組で、まだ修行が足りないという位置付けらしい。

 イガム「イアルよ、今日はお前の二十回目の誕生日、このめでたき日を、こんな形で祝おうとは……」

 一方、地底帝国チューブでは、イガム王子が、氷詰めにされて地下洞窟に打ち捨てられている妹イアルに語りかけていた。

 グラスを捧げてワインか何かを飲み干すと、

 イガム「イガム家の面汚しめ!」

 そのグラスをイアルを覆う氷塊に叩きつける。

 そこへ忠臣フーミンが、赤い大きな花を手に現れる。

 
 フーミン「地の底で10年に一度花開く、マリアローズ。この花を使えば、イアル様の氷を溶かすことも可能……」

 フーミンはその花を氷の上に置き、実際にイアルの氷を溶かし始めるが、イガムが慌てて止める。

 
 イガム「馬鹿な! 掟を破れというのか。俺にまで、イガム家の名を汚せと」
 フーミン「しかし、このままではあまりにイアル様が……あわれ」

 フーミンは代々イガム家に仕える忍者なので、他の連中と違って、イアル姫には同情的なのである。

 イガム「言うな、憎むべきはマスクマン、イアルよ、お前と同じ地獄の夢へ、マスクマンたちを突き落とす!」

 一方、引き続きトレーニングを行っている5人。

 巨大な岩の上に移動し、

 
 タケル「二人とも動きは素早いが、集中力に欠けるんだ」
 アキラ「いたっ」
 モモコ「……」

 さっきのミスで出来た額の傷をタケルに小突かれ、顔をしかめるアキラとモモコ。

 ハルカ「要するに、根性が足りないのよね、根性が」
 タケル「いいか、二人とも、見てろ」

 タケル、岩の端ぎりぎりの位置で、軽やかに後転、前転してみせる。

 タケル「少しでも集中力が乱れれば命はない」

 
 二人は、こわごわと岩の遥か下を流れる激流を覗き込む。

 アキラ「このぐらい、軽い軽い」
 モモコ「まっかせなさい」

 それでも口だけは達者な二人、そう言ってタケルと同じように飛んで見せるが、あっさり足を滑らせて二人一緒に転落してしまう。

 と、ちょうどそこへ、巨大な剣とも骨ともつかないものが飛んできて、

 
 三人の背後に着弾、大爆発を起こす。

 それは、地帝獣サーベルドグラーの攻撃によるものだった。

 
 イガム「はっはっはっ」
 タケル「イガム!」
 イガム「マスクマン、貴様たちに明日はない!」

 
 タケル「なにぃっ? ……って、どういうことだ?」
 ケンタ「……」

 ゴリライモ1号と2号に、そんな難しいことを言っても無駄である。

 三人はとりあえずマスクマンに変身して戦うが、

 
 サーベルドグラーの吐く特殊なガスによって、あっという間に氷漬けにされてしまう。

 そのまま三人をお持ち帰りすればイガムの大勝利だったと思うのだが、なぜかイガムは三人をその場に放置してチューブに帰還してしまう。

 おそらく、絶対に氷を溶かすことは出来ないと高をくくっていたのだろうが……。

 もっとも、ゼーバも、そのことには触れず、イガム王子の手柄を褒め称える。

 
 バラバ「しかし、マスクマンは5人! 倒したのは3人! だから、残りは、えーっと…………12人か?」
 イガム「2人じゃっ! どんな計算しとんじゃっ!」

 ゴリライモ3号ことバラバは、計算が苦手なのである。

 ……嘘である。

 アナグマス「確かにイガム様の働きは見事でしたが、まだ完璧とはいえませんぞ」

 アナグマス、そう言いながら、地球儀をゴルフボール代わりにかっ飛ばす。

 イガムはそれを受け止め、

 
 イガム「お任せくださいゼーバ様、残るは二人、もはや敵ではありません」

 自信たっぷりに宣言する。

 が、アナグマスが余計なことを言ったばかりに、イガム王子はせっかくの大殊勲をふいにしてしまうことになる。

 このまま二人にはちょっかいを出さずにいれば、ほぼ無力化したマスクマンを尻目に、着々と地上侵略作戦を進めることが出来ただろうに。

 「悪の組織」でたまに見られる、完璧な勝利を求めたばかりに、すべてを失うというパターンである。

 話が先走ったが、アキラたちは氷の塊を光戦隊本部に持ち帰り、なんとか三人を助け出そうとしていた。

 
 おもちゃのような装置から特殊な熱線を投射して、氷を溶かそうとする姿長官だが、全く効き目はない。

 
 東「レベル限界、これ以上は無理です」
 姿「駄目だ、我々にはこの氷を溶かすことも砕くことも出来ない」

 普段、タケルたちに「オーラパワーを信じるんだ!」と口を酸っぱくして言っているのに、こういう時にはオーラパワーを一切使おうとしない姿長官の態度が、かなり不自然に映る。

 アキラ「俺たちのせいだ。5人そろっていれば、こんなことには……」

 氷塊にはあらかじめイガムの残した通信メカが取り付けてあった。

 そのメカが「三人の命を助けたくば明日の夜明け、某所に来い」とメッセージを告げる。

 翌朝、二人は姿長官の制止を振り切って、バイクでその場所へ向かって走り出す。

 姿「これは罠だ。今動けば敵の思う壺だ」
 モモコ「分かってます、そんなこと」
 アキラ「飛んで火にいる夏の虫って、多分、俺たちのことじゃないかな」
 姿「お前たちまでやられてしまったら、地球の平和は誰が守るんだ?」

 
 モモコ「地球は私たち5人が守ります。これからもずっと」
 アキラ「俺たちはみんなを助けるために行くんだもんね」

 高層ビルに反射する眩しい朝日を浴びながら疾走する二人。

 
 アキラ「指一本、髪の毛一本になっても必ず帰ってきます。根性で」

 
 姿(髪の毛一本になって戻って来られてもなぁ……)

 髪の毛一本になっても命を保っていられる生命体は、波平くらいである。

 そんな状況ながら、二人は持ち前の明るさを失わず、

 
 アキラ「ねえ、モモコ、あの世ってほんとにあんのかなぁ」
 モモコ「なんでー?」
 アキラ「俺、死んだら地獄行きかもな、子供の頃、女の子の靴に毛虫入れたことがあるんだ」
 モモコ「私も、猫のヒゲ切ったことある」
 アキラ「やったね、二人一緒なら地獄に行っても寂しくないぜ」

 途中、そんな暢気な会話を交わすのだった。

 やがて、二人の眼前に妖しい光を放つ赤い花と、イガム王子が現れる。

 イガム「マリアローズ、地の底で、10年に一度花開くバラ、その花の光を当てれば、レッドマスクらは助かる」
 アキラ「ほんとうかー?」
 イガム「私は地帝王子イガム、嘘は言わぬぞ」

 モモコ、いきなり花に向かって走り出すが、無論、それは罠で、地中に潜んでいたサーベルドグラーに足首を掴まれ、投げ飛ばされる。

 
 モモコの体を空中で受け止め、一緒に地面を転がるアキラ。

 ……

 よし、明日も頑張って生きていこうという気にさせてくれるショットである。

 どうせなら、ミニスカで演じて欲しかったところだ。ダイアナを見習って。

 
 イガム「甘いぞ、マリアローズが欲しくば、貴様らの命、置いていけっ」

 アキラとモモコは変身して、フーミンや戦闘員たちとのバトルとなる。

 ……

 いや、二人もサーベルドグラーの冷凍ガスで凍らせたら良いのでは?

 何故か、このシーンでは冷凍ガスを使おうとしないんだよね。

 そして、最大の失敗は、イガムがわざわざ本物のマリアローズを持参していたこと。最初に出て来たのは偽物だったのだが、親切にもわざわざ「本物はこちらです」と披露したところを、ピンクマスクのリボンに絡め取られてしまうという大ボケをかましてしまう。

 ここまで失策が重なると、イガム王子……と言うより、チューブが、最初からマスクマンに復活して欲しいと願っているとしか思えなくなるなぁ。

 とにかく、こうなればもう詳しく書くこともない。

 マリアローズによって三人は氷の中から蘇り、5人でサーベルドグラーを倒して事件解決となる。

 
 アキラ「ほらほらー、もっと気合を入れてー」
 モモコ「だいたいみんな鈍いのよねー、敵の攻撃食らったりしてぇ……根性が足りないのよ」

 ラスト、お返しとばかり、三人にうさぎ跳びで階段をのぼらせてしごいているアキラとモモコ。

 タケルたちも、なにしろ二人に助けられているので逆らえない。

 そこへ滝沢が血相変えて飛んできて、「馬鹿、うさぎ跳びは非科学的なんだっ!」と叫び……ません。

 それにしても、二人だけになったアキラとモモコが、創意工夫して三人を助け出す……と言うのが、この手のプロットの一番の見せ場だと思うのだが、実際は、気合だけで何の工夫もなく罠に飛び込んで、相手のミスに助けられてマリアローズを運良く手に入れただけで、そういう面白さが欠如しているのが今回のシナリオの駄目な所であった。
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コメント

何故放置したのか

折角の武器も残念ながら上手く活用出来なかったようですね😅何故3人の動きを封じ込めたのにもかかわらず、そのまま放置してしまったのでしょうか?人質にも充分活用出来た筈なのですかね😅

ノリは良いが杜撰な展開

>あっという間に氷漬けにされてしまう
>我々にはこの氷を溶かすことも砕くことも出来ない
「星矢」で氷河がカミュに氷漬けにされるシーンに影響されてますね。

>完璧な勝利を求めたばかりに、すべてを失うというパターンである
「頭と尻尾はくれてやれ」とは明言だとつくづく思いますね。

>東「レベル限界、これ以上は無理です」
可愛いなぁ・・・もっと出番があれば。

>気合だけで何の工夫もなく罠に飛び込んで、相手のミスに助けられてマリアローズを運良く手に入れただけ
う~ん、これは擁護できないレベル。25分番組(本編17分)という制約があるにせよ。

Re: 何故放置したのか

本気で勝つ気がないとしか思えないチューブの行動ですね。

Re: ノリは良いが杜撰な展開

> 「星矢」で氷河がカミュに氷漬けにされるシーンに影響されてますね。

全然気付きませんでした。と言うか、もう星矢の細かいストーリー全然覚えてないです。

> 可愛いなぁ・・・もっと出番があれば。

ここからしばらく出ないんですよね。

> う~ん、これは擁護できないレベル。25分番組(本編17分)という制約があるにせよ。

二人が、さも成算があるような顔して向かってるだけにね……。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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