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「超電子バイオマン」 第37話「殺し屋シルバ!」

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 第37話「殺し屋シルバ!」(1984年10月13日)

 タイトルを見れば分かるように、戦隊シリーズではお馴染みの、中盤のテコ入れの為の新キャラクター・シルバが初登場する回である。

 出撃を待つ無数のネオメカジャイガンが整然と並ぶギアの格納庫。

 
 そこへ突如、巨大な銀色の五芒星が飛び込んでくると、白く光る人間の形になり、目にも留まらぬ速さで銃を連射して、作業をしていたメカクローンたちを薙ぎ倒す。

 シルバ「違う、これも違う!」

 周囲の巨大ロボットを見上げて戸惑ったように叫んでいたが、カノンメガスと言うネオメカジャイガンに乗り込むと、それに乗っていずこともなく姿を消してしまう。

 
 操縦席のシルバのシルエット。

 こうして見ると、まるっきりハカイダーだが、実際、出渕さんはハカイダーを意識してデザインされたそうな。

 ネオメカジャイガンを盗まれるという前代未聞の事件を受けて、ネオグラード内に警報が響き渡る。

 
 メイスン「なぁにごとだ?」
 戦闘員「何者かが侵入し、カノンメガスを盗み出しました」
 ドクターマン「ばんなそかな! ネオメカジャイガンはビッグスリーしか扱えぬ筈、そんなものがいよう筈が……」

 全知全能のドクターマンも、ありえない事態の出来に驚きを隠せない。

 即座にメイスンに追跡を命じる。
 
 シルバの乗ったカノンメガスは、何故か一直線に日本までやってくる。

 ……

 なんで?

 いや、なんでと言われましてもですね……(困っている)

 ま、ここは、「む、あの島国にバイオ粒子反応がある!」の一言が欲しかったな、と。

 

 
 それはさておき、カノンメガス、なんとなくマクロスに出てくるロボットみたいで実にカッコイイ。

 コンビナートに現れるが、別にシルバは地球を滅ぼそうなどと考えている訳ではないので、砲撃はせず、敷地内を踏みつけて有毒ガスのパイプラインを破断した程度だった。

 すぐバイオマンが駆けつけるが、カノンメガスは見向きもせずに行ってしまう。

 史朗は追いかけようとする竜太たちを止め、まず漏れ出したガスを処理するのが先だと、塩素系ガスの中和剤をピーボにバイオロボで届けさせる。

 
 ピーボの操縦でバイオロボは直ちにコンビナートに到着、腹部から中和剤の入ったポッドを取り出すと、

 
 それをラーメンに振り掛けるコショウのように、コンビナートの敷地内にふりまくのだった。

 ま、ほんとはバイオジェットで上空を飛びながら散布した方が効率的だろうが、今回はストーリーの都合もあって、どうしてもバイオロボが来なければいけないのである。

 中和剤のお陰で有毒ガスはあっという間に消滅する。

 ところが、バイオロボに気付いたのか、カノンメガスが戻ってくる。

 
 ピーボ「これは、反バイオ粒子反応……何故こんなものがメカジャイガンのコックピットに? 一体誰が乗ってるんだ? この識別コードナンバー……なんだとぉ! あ、あいつが地球に来てたのかーっ!」

 識別コードから相手の正体に気付いたピーボ、ロボットの癖に死ぬほど驚くと、ショックのあまり、バイオロボが手にしていた中和剤のポッドを落としてしまう。

 足元にいた史朗たちはもう少しでそれに潰されるところだった。

 
 竜太「ネオメカジャイガンが追いかけだしたぞ」
 真吾「ピーボ、なんで逃げるんだ?」
 史朗「俺たちも追うんだ」

 
 戦意を喪失してひたすら逃げる正義の巨大ロボットと、それを追いかける悪の巨大ロボットと言う、前代未聞の光景が繰り広げられる。

 シルバ「あれはバイオロボ、やはり地球に来ていたのか! 破壊せねばならん」

 だがその途中、メイスンたちに見付かり、サイゴーンの超能力で操縦席から引き摺り下ろされる。

 

 

 
 荘厳なBGMとともに、シルバのボディの各部がクローズアップされる。

 うん、こうして見ると確かにハカイダーに似てるよね。

 シルバ「ハッハハハハハ……」
 メイスン「メカクローン!」

 メイスン、小手調べにメカクローンたちを差し向けるが、

 

 
 シルバに撃たれてあえなく爆発する。

 バイバスターの凄まじい威力と、シルバの射撃の精密さに、メイスンも思わずたじろぐ。

 
 銃身で肩(首)を叩く、お得意のポーズをとりながら、

 シルバ「邪魔するものは破壊する!」

 
 メイスン「おにょれえ、貴様こそ俺のカノンメガスを盗みおって……メイスン、ミサイル!」

 メイスンも即座にミサイルで反撃するが、

 

 
 激しい爆煙がシルバの左右で噴き上げた後、

 
 シルバ「フフッハッハハハハッ!」

 何事もなかったようにシルバが高笑いを響かせながら煙の向こうから駆けてくる。

 ま、そもそもミサイルが命中してないのだから、ピンピンしていても不思議ではないのだが。

 史朗たちはシルバの背後に隠れて戦いを見守っていたのだが、

 
 シルバ「バイオ粒子反応あり!」

 
 その存在に気付いたシルバにいきなり攻撃される。

 
 史朗「お前は一体何者だ?」
 シルバ「バイオハンター、シルバ!」

 シルバ、結構乗りやすいタイプのキャラで、史朗に問われるとポーズを決めて堂々と名乗りを上げる。

 バイオマンとシルバが争い始めたのを見て、メイスンたちは一旦引き揚げる。

 
 ファラ「いったい敵なんでしょうか、味方なんでしょうか?」
 ドクターマン「あの銃のエネルギーは反バイオ粒子エネルギーを応用したもの……もしや?」

 ネオグラードのモニターで見ていたファラたちも謎の強敵の出現に色めき立つ。

 ドクターマン「ひょっとして、天才の私が作ったけど、作ったの忘れてたロボットかも?」
 ファラ「おおっ、さすがはドクターマン様……って、ただのボケ老人じゃねえか!
 ドクターマン「ヒィッ!」

 嘘はさておき、ドクターマン、早くもシルバの素性に勘付いていた。

 シルバ「バイオ粒子反応を示すものは生命体、非生命体のいかんを問わず、すべて破壊する!」

 史朗たちも、とりあえずバイオマンに変身する。

 シルバ、バイオ粒子を多量に持つ戦士を見て驚くが、やがて、素晴らしい獲物に巡り合ったハンターのように嬉しそうな笑い声を立てると、

 
 シルバ「破壊! 破壊! 破壊!」

 破壊と殺戮の為に作られた己の存在意義を再確認するかのように叫びながらバイバスターを構える。

 バイオマンはおのおの得意の武器で攻撃を仕掛けるが、すべてバイバスターで撃ち落とされてしまう。

 それどころか、体にビームを受けると、以前、ドクターマンの作った反バイオ粒子ビームを浴びた時のように超電子頭脳が狂い始め、戦いどころか、立っているのも困難な状態になる。

 ついで、唯一健在なレッドと、シルバによる一対一の銃撃戦となる。

 

 
 傾きつつある陽光を浴びながら、互いの体に何度もビームを撃ち込む両雄。

 レッドだけ、バイバスターの直撃を受けても倒れないのは、他の4人に比べて、より濃くバイオ粒子を受け継いでいるからなのだろう……か?

 そう言えば、動物とコミュニケートが出来る特殊能力は、史朗だけが持ってるんだよね。

 
 だが、向かい合った二人に、横合いからカノンメガスの砲撃が加えられる。

 メイスン「共にくたばるが良い、カノン砲!」

 メイスンに邪魔されたシルバ、銀色の星になってその場を離脱する。

 CM後、5人は緑豊かな山の中で漸くバイオロボを発見するが、

 
 バイオロボは、岩山の隙間に体を押し込めるようにして、ぶるぶる震えていた。

 真吾「なんていうみっともないことを……」

 無論、バイオロボが怖がっているわけではなく、操縦しているピーボの恐怖がそのまま伝わっているのだ。

 5人は無理矢理ピーボをバイオロボから降ろすと、滝の下の河原に連れて行く。

 
 史朗「バイオハンター・シルバとは何者なんだ?」
 ピーボ「うわーっ! や、やっぱり……シルバだったんだね!」

 シルバの名を聞いた途端、ピーボは顔を両手で覆って激しくおののく。

 それでも、史朗が叱り付けるとなんとか落ち着きを取り戻し、シルバについてぽつぽつと語り始める。

 
 ピーボ「僕たちバイオ星のバイオ平和連合は平和利用のためにバイオ粒子エネルギーの開発に成功した。そもそも僕はその時の実験助手として作られたロボットだったんだ。ところが反バイオ同盟は、僕たちがバイオ粒子エネルギーを利用して兵器を作ろうとしていると思い込んで、対抗する為に、反バイオ粒子エネルギーを開発したんだ」

 初めて聞くバイオ星の歴史に、興味深げに耳を傾ける史朗たちだったが、

 
 史朗(いや、思い込んでって……バイオロボとかバイオドラゴンとか、誰がどう見たって兵器じゃねえか……)

 史朗は、ピーボの説明の一節を聞いて、思わず心の中で突っ込みを入れていたと言う。

 ピーボ「そしてとうとうあの恐ろしい戦争が始まってしまったんだ」

 
 ピーボ「反バイオ同盟軍の切り札として現れたのがあいつだったんだよう。バイオハンター・シルバと、バルジオンだ」

 戦乱の中を、シルバを掌に乗せて闊歩するバルジオンのイメージ。

 これまた、正義の巨大ロボットと言っても違和感のない、実にクールなデザインである。

 史朗「バルジオン?」
 ピーボ「バルジオン、シルバは、バイオ粒子エネルギーを持つものは機械であろうとバイオ星人であろうとことごとく破壊する為に作られたロボットコンビだ」

 しかし、ピーボの話を聞くと、結局、バイオ星が滅んだのは、バイオ粒子なんて物騒なものを発明したからじゃないのかと言う気もするのだが……。

 無論、劇中ではあくまでバイオ粒子=善として描かれているが、そのうちバイオ粒子を悪用する人間が出てくることを想像すれば、反バイオ同盟が決起した心情も理解できると言うものだ。

 それと同時に、バイオ粒子と言うコンセプトが、原子力エネルギーのアレゴリーになっていることを迂闊にも今になって気付いた管理人であった。

 
 ピーボ「あいつに狙われたら絶対逃げられないんだよ。みんな、ドクターマンが反バイオ粒子を集めて作ったというバイオキラーガンを忘れたのか? (初代)イエローフォーが殺されたぁ……」

 ピーボの悲痛な叫びに、ジュンを除く4人がその時のことを思い出して重苦しい表情になる。

 ピーボ「シルバが使うバイバスターの反バイオ粒子エネルギーはあんなものじゃないんだよう!」

 ……

 しかし、イエローフォーさえ命を落としたバイオキラーガンより遥かに強力なバイバスターでを撃たれたのに、バイオマンが割りと平気なのはやっぱり変だよね。

 あ、でも、そう言えばつい最近、新生ギアに対抗するため、強化スーツをパワーアップさせたばかりだったんだよね。

 そのお陰でなんとか助かったのだろう。

 
 シルバ「バイオ粒子反応あり、バイオ平和連合生き残りを発見。実験助手ロボ、コードネーム・ピーボ!」

 が、彼らが話している間に、早くもシルバがピーボの存在に気付いて滝の上に現れ、いきなりバイバスターを撃ってくる。

 寸前で気付いた史朗が、身を挺して庇ったのでピーボは無事だったが、シルバの姿を目視した途端、ピーボはまたもや恐慌状態となり、ギャーギャー騒ぎながらその場から逃げ出してしまう。

 ひかるがピーボを追いかけ、残った4人がバイオマンに変身してシルバを食い止める。

 ひかる、なんとかピーボに追いつくと、

 
 ひかる「ピーボがこんなにだらしないなんて思っても見なかったわ、意気地なし!」

 
 その頬を思いっきりビンタして張り倒す。

 
 ひかる「あっ!」

 が、ピーボの体は金属製なので、叩いたひかるの方がダメージは大きいのだった。

 
 ひかる「郷さんはあなたを助ける為に怪我をしたのよ。私たちを戦士に選んだのは誰よ? 私たちは戦いの宿命からは逃げることは出来ない。立ち向かって! 戦えって言ったのは誰よ? ピーボ!」
 ピーボ「ひかる……」

 なおも子供のように首を振って駄々をこねていたピーボだったが、ひかるが熱い涙を流しているのを見て、漸く正気に返る。

 この後、再びメイスンたちがちょっかいを出してきたので、シルバとの決着は持ち越しとなる。

 バイオマンは、サイゴーンを撃退し、メイスンの乗るカノンメガスを倒した後、改めてギアやシルバと戦う決意を固めるのだった。
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コメント

パクリか?オマージュか?

出渕裕氏の「元ネタがわかりすぎる」問題は当時から叩かれてました。特に宇宙獣士。
ただ、それ以上に氏の垢抜けたデザインのカッコ良さへの称賛が上回っていましたね。

ハカイダーが信念や情念をむき出してきたのに対して
シルバは与えられた命令を冷淡にこなそうとするので
「パクリ」と感じたことはなかったなぁ・・・
要はキャラクターとして「昇華」できるかどうかの問題だと僕は思うのです!

三つ巴

テコ入れの是非はともかく、次回も三つ巴の展開になりそうですね😅

反バイオ粒子

反バイオ粒子というアイデアはどのタイミングで思い付いたんでしょう?

初代イエローを死なせる必要性に迫られた時に思い付いてそれを終盤戦のネタに使えるから温存したのか、それとも元々終盤戦のネタがあって初代イエローを死なせるために慌てて出したのか…

Re: パクリか?オマージュか?

自分もレビューするまでは、特にハカイダーのことは連想しませんでした。

ま、オンエアの時は、ハカイダーのことを知らなかったからでもありますが。

Re: 三つ巴

ま、戦隊シリーズのパターンですけどね。

Re: 反バイオ粒子

そうですねえ。イエローを殉職させる方法は他にいくらでもあるから、やっぱり反バイオ粒子と言うのは元々予定されていたんじゃないでしょうか。それが、ハプニングのせいで登場が早くなったのかもしれませんね。

ちと詰め込み過ぎたか?

31話からの怒涛の展開に本放送時(高校生)夢中でした
(その点「シャイダー」は物足りなかった)。
しかし、何回か観直して、いろんな要素を詰め込み過ぎた感じも今ではします。
バイオマンVSドクターマンでもうお腹いっぱいで、しかも終盤の新キャラ
(ネタバレになるので自粛します)まで出て
ラスト5話は正直収拾が雑になってしまいました。
まぁ、最終回はシンプルな構成で文句ありませんが。

Re: ちと詰め込み過ぎたか?

確かに詰め込み過ぎの感じはありますね.

自分は、最初は見てたけど、途中から見なくなったのかな?

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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