fc2ブログ

記事一覧

「超電子バイオマン」 第38話「謎のバルジオン」

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

超電子バイオマン VOL.4 [ 阪本良介 ]
価格:8025円(税込、送料無料) (2019/4/23時点)



 第38話「謎のバルジオン」(1984年10月20日)

 南極のネオグラードにて、前回、突如彗星のように現れたバイオハンター・シルバの戦いぶりをモニターで熱っぽく見詰めているドクターマン。

 
 ドクターマン「バイオ粒子反応を示すものは人間であろうとロボットであろうと破壊する為に作られた殺し屋ロボット、何と素晴らしい奴……こんな部下が欲しいものだ」

 ビッグスリーの前で、露骨にそんな呟きをもらすドクターマン。

 彼らにあてつける為と言うより、単に本音を口にしただけなのだろう。

 モンスター「俺たちがいるじゃないか、なぁ」
 ドクターマン「ならばバイオマンを倒してみよ!」
 ビッグスリー「……」

 賢いドクターマンは、シルバがネオメカジャイガンを盗んだことから、彼が自分専用の巨大ロボットを探していることを、既に推知していた。

 ドクターマン「必ず奴を引っ張り出して捕らえて見せる!」

 それからほどなく、霧ヶ岳の採石場にて、突然雷が落ちてきたかと思うと、

 
 雷雲(霧?)の中から、いかめしい巨人のシルエットが現れ、作業員たちを驚かせる。

 これは、実際にバルジオンのスーツなのだが、ストーリー上では、別のネオメカジャイガンをメッツラーの幻術でバルジオンらしく見せかけているのである。

 ……

 でも、ドクターマンはシルバが巨大ロボットを探しているとは勘付いていても、さすがにそのロボットの姿形まで分かる筈がないのだから、この偽装はちょっと変である。

 ともあれ、そのロボットに攻撃され、採石場は滅茶苦茶にされてしまう。

 ま、人間だって自然豊かなその山を掘り崩して滅茶苦茶にしていたのだから、文句を言う筋合いはない。

 事件を聞いて、早速バイオマンが現地で調査を開始する。

 
 ブルー「超電子イヤー! メカ音だ。すごいスピードでこっちに向かってきている!」

 ブルースリー(笑)、ヘルメットに比べて明らかにスーツの色が退色しているのが、いささか悲しい。

 やっぱり、何度も洗濯しているうちに薄くなっちゃうんだろうね。

 こちらにシルバが向かってくると知った5人は、一旦岩陰に隠れる。

 シルバ「バイオ粒子反応あり!」

 センサーを作動させつつ、周囲を見回すシルバ。

 
 ブルー「よしっ!」

 ブルースリー(笑)、こともあろうに、シルバの背後から不意打ちで刺しに行くという、ヒーローにあるまじき、鉄砲玉のような真似をしようとするが、あえなくシルバに気付かれてバイバスターで撃ち返され、みじめに坂を転がり落ちていく。

 イエロー「ブルースリー!」
 ピンク「ブルースリー!」
 イエロー「……」
 ピンク「……」

 思わずそう叫んだ後、「いや、今更だけどブルースリーて……」と思わず笑いが込み上げてくる二人であった。

 
 その二人もシルバに撃たれ、飛び掛かったグリーンツーも空中で撃たれて倒れる。

 結局、前回と同じく、レッドとシルバの一騎打ちとなるが、

 
 シルバ「バイオマン、今は貴様らの相手をしてる暇はない」

 不意にシルバは銃をホルスターに戻すと、お星様になってぴょんぴょん飛んで行ってしまう。

 
 イエロー「まともに当たったらバイオエネルギーがなくなってしまうところだったわ」
 ブルー「本当に凄いバイバスターだ」
 グリーン「凄い奴だ」

 バイオマンも、敵ながらその圧倒的な強さに賞賛を惜しまない。

 レッド「急いで何処へ行く気だ? ビデオの返却期限でも迫っているのか?

 シルバ、別にバイオマンを探していた訳ではなく、ロボット出現の知らせを聞いて(誰から?)、もしや愛機バルジオンではないかと確かめに来たのだろう。

 バイオマンからシルバの不可解な行動を聞かされたピーボは、たちどころにシルバの意図を見抜き、コントロールパネルの隠しキャビネットの中に入っていた特殊な形の銃を掴むと、ひとりでバイオベースを出て行く。

 5人が戻ってくると、そのピーボからビデオ通信が入る。

 
 ピーボ「みんな、シルバはバルジオンを探していると思われる、もしシルバが見付け出したら大変なことになる。だからその前に僕がシルバを倒す」
 ひかる「なんですって?」
 ピーボ「君たちの敵は新帝国ギア、僕の敵はシルバ、僕の敵とは僕が戦わなくちゃいけない。僕はもう弱虫なピーボじゃない。君たちが勇気と言うものを教えてくれた」

 前回、シルバの出現に怯えきって醜態をさらしたピーボを、ひかるが強く叱って立ち直らせたのだが、それが行き過ぎてピーボを無謀な行動に駆り立ててしまったようだ。

 しかし、いくらなんでもピーボの行動は、無鉄砲過ぎるよね。バイオマンさえ手も足も出ないシルバに、ピーボひとりで立ち向かって勝てる筈がないのだから、

 ピーボの持っている銃が、対シルバ用の特殊な武器とか言うのなら、まだ分かるんだけどね。

 
 ピーボ「僕にもしものことがあっても君たちにはバイオロボがいる。頑張ってくれ」
 竜太「ピーボの奴、遺言のつもりか」
 ジュン「無茶よ、戦闘能力なんかないのに」
 史朗「ピーボにもしものことがあったら、バイオマンは終わりだっ!」

 え、終わりなの?

 みんなそんなにピーボに依存してたの?

 それはそれとして、こぶしを握り締めて切ない顔をしているひかるが綺麗なのである!

 その後、山の中のパラボラアンテナのある建物が、いきなり落ちてきた雷の直撃を受け、木っ端微塵になると言う事件が起きる。

 
 生き残った警備員が沢づたいに逃げていると、その前に何者かが立つ。

 他ならぬシルバであった。

 シルバ「どうした?」
 警備員「見たこともない、大きなロボットが……」

 
 シルバ「むっ、バルジオンだ!」

 シルバは興奮気味に警備員の来た方向へ走り出すが、

 
 気絶したはずの警備員、起き上がるとニヤリと笑い、

 
 その正体を明らかにする。

 そう、シルバを捕らえる為にドクターマンの描いた巧妙な作戦の一環だったのだ。

 
 果たして、シルバの前に、バルジオンと思しきロボットのシルエットが浮かび上がる。

 
 シルバ「おお、バルジオン!」

 思わずその名を呼ぶシルバであったが、岩陰から、ファラがその様子をじっと見詰めていることには気付かない。

 
 だが、ファラにとって忌々しいことに、歩き出したシルバを、ピーボがやってきて呼び止める。

 ピーボ「待て、シルバ」
 シルバ「なんだ、実験助手ロボのピーボではないか」
 ピーボ「シ、シルバ、お前を破壊する」
 シルバ「震えているぞ、それでは狙いが定まるまい」

 さっきは勇ましいことを言ったピーボだが、さすがにシルバを目の前にしては、膝がガクガク震えるのを抑えられなかった。

 
 シルバ「銃の撃ち方を教えてやる!」
 ピーボ「うわっ」

 しかし、シルバ、あまりにスタイリッシュなので、特に意味もなくその画像を貼りたくなる。

 
 シルバが銃を構えるのを見て、思わず後退するピーボ、ファラにとって重ね重ね不運なことに、その体に、シルバの為に設置されていた罠が反応してしまい、光のロープが出てその足に絡みつく。

 だが、偶然にも、そのせいでピーボがよろめいた為、シルバのバイバスターは狙いを外す。

 
 ピーボ「うっ、な、なんだこれはーっ?」

 さらに、ここまで来るとほとんどコントだが、寝たままピーボが撃ったビームが、保護色で隠れていたメッツラーに当たってしまい、

 
 そのショックで幻術が解け、バルジオンだと思われていたシルエットが、まったく別のネオメカジャイガンだと言うことがバレてしまう。

 
 でも、このバトルメガスも、頭部がまるでモノアイのモビルスーツみたいで、実にカッコイイ。

 シルバ「バルジオンではない!」
 ピーボ「そうか、シルバを捕まえる為の罠だったのか」

 ファラとメッツラーは姿を消し、シルバもピーボは放置して何処かへ行ってしまう。

 しばらくして、バイオマンがピーボを助けに来るが、

 
 彼らを見降ろす岩の上に、銀色のハイヒールブーツを履いた両足が立つ。

 そう、それはシルバではなく、

 
 全世界待望、ファラキャット様のおみあしだったのです!

 しかも、今回は、

 
 ファラキャット「バイオマン、ピーボを捕らえたわ」
 レッド「なにぃ」

 
 ファラキャット「助けたかったら、霧ヶ原までいらっしゃい」

 単独で、しっかり台詞があり、凛としたその声まで聞けると言う大サービス。

 それにしても、これだけの逸材に、それにふさわしい活躍の場、たとえば、次回の戦隊シリーズの主役などに抜擢することも出来なかった日本の特撮ドラマ界。

 そんなんだから、大島さんに海外に逃げられてしまうのだ。

 CM後、早くもその霧ヶ原に舞台は移る。

 
 ピーボを捕らえたファラの横に、女王様然として立っているファラキャットの神々しいばかりの凛々しさ!

 やがてバイオマンが奇襲を仕掛けてきて、あっさりピーボを奪回する。

 もっとも、ファラたちの目的はバイオマンをおびき出し、それを狙って現れるシルバを捕まえることなので、最初からピーボなどどうでも良かったのだ。

 果たして、すぐにシルバも現れる。

 
 ピーボ「シルバ、バイオマンはバイオ星人じゃない。地球の人間だ」
 シルバ「バイオ粒子反あり!」

 ピーボ、ダメモトで、シルバに説得を試みる。

 
 ピーボ「それは僕とバイオロボが、ずーっと昔、バイオマンの先祖にバイオ粒子エネルギーを与えたからだ。地球を守る為なんだ、バイオ星はおろかな科学競争の為に滅びた。宇宙で一番美しい星・地球がバイオ星のように滅びないように僕たちは願ったんだ。今、地球は反バイオ同盟と同じギアと言う恐ろしい科学力によって滅ぼされようとしている。バイオマンはそのギアと戦う戦士なんだよ」
 シルバ「バイオ粒子反あり!」

 
 ピーボ「だから、だから言ってるじゃないか、それはねえ……」
 シルバ「バイオ粒子反応を持つものはすべて破壊する」

 
 ピーボ「シルバ、バイオ星の戦いを地球に持ち込まないでくれ。シルバ、僕の言うこと分かってくれ!」
 シルバ「バイオ粒子反あり!」

 だが、ピーボの熱弁も無駄であった。

 シルバ、バイバスターをピーボに向けて撃ってくるが、レッドたちがその体でピーボを守ると、何故かバイバスターが弾き返される。

 で、結局三者相乱れての乱戦となるのである。

 しかし、ピーボ、反バイオ同盟に作られたシルバを説得するのに、「反バイオ同盟」のことを「ギアと言う恐ろしい科学力」と同一視する発言をしてしまったのは、NGだったろう。

 公平に見て、前回も書いたように、反バイオ同盟がバイオ星を滅ぼしたと言うより、バイオ粒子エネルギーなどと言う物騒なものを作り出したバイオ同盟側のほうこそが元凶だと言えるから、ますますもってピーボの言辞は失敗だったと言わざるを得ない。

 もっとも、どんな弁舌を尽くしたところで、殺し屋ロボットとして作られたシルバを納得させることは不可能だっただろうが。

 
 ファラ「はっはっはっ、ドクターマン様に会ってもらいましょうか」
 シルバ「ドクターマン?」

 色々あって、シルバは割りとあっさりファラに捕まってしまう。

 ラス殺陣の後、

 
 シルバ「バイオロボを倒せるのは俺のバルジオンだけだ」
 ドクターマン「バルジオン? そんなもの一体何処にある?」

 ネオグラードに連れて行かれたシルバの口から、シルバがバルジオンに乗って地球にやってきた時、大気圏突入のショックでバルジオンと離れ離れになってしまったことが明らかにされる。

 ドクターマン、自分がバルジオンを探してやろうと持ちかけるが、

 シルバ「それはご親切なことだね」

 シルバ、縛っていた鎖を引きちぎると、バイバスターを掴んで次々とギアの幹部を撃つと、疾風のようにネオグラードから走り去ってしまう。

 シルバ、その気になればファラから逃げるのは容易だったが、ドクターマンがどんな人物かその目で見ておきたかったのだろう。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

ピーポ

今更ですが、“ピーポあってのバイオマン”と云うのも悲しいですね😢
正義の味方が○○がいないと戦えないと言うのも興醒めしますね😅

素敵な作品

>ここまで来るとほとんどコントだが
海のリハクのトラップにケンシロウとラオウが巻き込まれるシーンもそんなノリでしたね。
「この海のリハクの目をもってしても見抜けなかった」ってアンタ偉くないですよ・・・
でも、ラオウ死後もちゃっかり登場しているという・・・

>そんなんだから、大島さんに海外に逃げられてしまうのだ。
日本映画界の大損失でしたね!
同じこと書いてすみませんが、何故?アクションが出来る女優さんは不遇なのか?

>シルバ「バイオ粒子反あり!」
ピーボ「だから、だから言ってるじゃないか、それはねえ……」
シルバ「バイオ粒子反応を持つものはすべて破壊する」
このやり取り、「インプットされたこと以外はしない」ロボの冷淡さがイイですね!

感想

シルバがバイオ粒子反応を探知したら何を破壊するのか解りません。バイオ粒子そのものを破壊するにしては決め手不足だし、人間やロボットを破壊したら粒子が大気中に飛散してどこに撃てばいいのかわからなくなりませんかね…

ピーボとシルバが対峙しているところ、「お前、本当は人間だろ!」みたいなことは言いたくてもいい加減ウンザリであろうことをお察しします。

何となくブルース・リーと南原竜太の顔が似てるように錯覚してきました。あえて錯覚を楽しむ為に「燃えよドラゴン」等を見るのは当分控えます。ドラゴンと竜太ってのは偶然なのかなあ…

バルジオン

連投すみません。
バルジオンって設定・ネーミング・デザイン・造形・強さ、どれをとってもイイですよね。

「バル」+「ジオン」なのか?ハルシオン(睡眠薬)に濁点を付けたのか?

ヒーロー・メカそして悪役と濁点がある方が強く思えますね。
ウルトラマンは例外かなぁ?

ピーボとマルコ

>さっきは勇ましいことを言ったピーボだが、さすがにシルバを目の前にしては、膝をガクガク震えるのを抑えられなかった。

恐怖にかられながらもシルバに銃を向けるピーボを観ているとアニメ版「母を訪ねて三千里」の「老ガウチョ カルロス」と言うお話での主人公・マルコ(声は松尾佳子さん)を思い出さずにはいられません!!
南米に着いたマルコを含むペッピーノさん(同、永井一郎さん)の一座でしたが、立ち寄った酒場でオルテガと言うならず者ガウチョにインネンをつけられペッピーノさんの娘・コンチエッタもダンスの相手を強要されたりします!!
マルコはオルテガの傍若無人を諌めようとしますが反対にナイフで脅され。かくなる上はとペッピーノさんから護身用の拳銃を奪いオルテガに立ち向かおうとします!でも
「ほほう!ガキだてらに銃を(笑)?!」
とシルバさながらに息巻くオルテガに対し、マルコもここに観る銃を構えるピーボよろしくがくがく震えて手も足も出ないと言う愁嘆場がありました。
もっともその場に居合わせた老練ガウチョのカルロス(同、「一休さん」の和尚様でお馴染みの宮内幸平さん)が
「子供相手に刃物をちらつかせるとは、今時のガウチョも堕ちた物よのう。」
とオルテガをこれでもかと叩きのめしマルコを助けますが、バイオマンの場合は
「地球人相手に凶器をちらつかせるとは、反バイオ同盟の生き残りも堕ちた物よのう。」
且つての反バイオ同盟の長老様等が助けに来てくれなかったため、シルバの暴虐を手をこまねいて見ているしかありませんでした・・・。


Re: ピーポ

最初の頃ならまだ分かりますけどね。

Re: 素敵な作品

> 海のリハクのトラップにケンシロウとラオウが巻き込まれるシーンもそんなノリでしたね。

当時の「ファンロード」とかでも突っ込まれていたような……

> 同じこと書いてすみませんが、何故?アクションが出来る女優さんは不遇なのか?

翌年の「スケバン刑事2」の第1話で、サキの引き立て役で出て、あっさりやられてましたね。

> このやり取り、「インプットされたこと以外はしない」ロボの冷淡さがイイですね!

ここにギャグを入れようと思ったんですが、やめました。「人の話を聞けーっ」「すみません」みたいな。

Re: 感想

> シルバがバイオ粒子反応を探知したら何を破壊するのか解りません。バイオ粒子そのものを破壊するにしては決め手不足だし、人間やロボットを破壊したら粒子が大気中に飛散してどこに撃てばいいのかわからなくなりませんかね…

あまり考えたことないですが、バイオ粒子を持っている人間やメカを壊すってことじゃないんですか。

> ピーボとシルバが対峙しているところ、「お前、本当は人間だろ!」みたいなことは言いたくてもいい加減ウンザリであろうことをお察しします。

確かに、めちゃくちゃ人間臭いですよね。

Re: バルジオン

そうですね。バイオロボよりよっぽどカッコイイと思います。

Re: ピーボとマルコ

いつもながらの詳細な解説、ありがとうございます。

例によって、「母を訪ねて三千里」は、全然見たことないですが。守備範囲広いですね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

最近のコメント

カテゴリー

カレンダー

01 | 2023/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター