呼ばれもしないのに帰ってきた「仮面ライダーXを楽しむ」~補遺3(2012年7月3日更新)
- 2019/06/06
- 19:27
第6話「日本列島ズタズタ作戦!」では、
GODのボスは、

赤く点滅するカラーコーンの姿で怪人に命令を与える。
一方、神敬介(速水亮)は、

またしても幼女を見付けて話しかけていた。
彼女は両親を事故で亡くして、投身自殺しようとしたが、Xライダーに助けられる。神敬介はそのまま彼女をお持ち帰りしてしまう。

そしてさりげなくセクハラ。

もっともこの子の場合、普通に歩いていてもパンツが見える、いわゆる「リアル・ワカメちゃん」状態なんだけどね。なにが、いわゆるだ。

その後、いろいろあって、敵の手に落ちた神敬介たち。で、いつも思うのだが、自由を奪ったのなら、刃物なり銃なりで、即座に殺せばいいと思うのだが、何故か、時限爆弾を仕掛けて怪人たちは現場を離れてしまうのである。
案の定、彼らはさっさと脱出してしまう。特撮ヒーローではありがちだが、仮面ライダーXでは、特に多い気がする。
第7話「恐怖の天才人間計画!」では、
23人もの小中学生が、

こんなおかしなかっこうで飛び降り自殺すると言う割とハードな事件が発端になる。
彼らは某博士の頭の良くなる薬と言うインチキっぽい薬の実験体だったらしい。薬を投与されて生き残っているのは博士自身の娘一人であった。

まず、GODのボスはお地蔵さんとして登場。

GODに(なんでか知らないが)狙われている博士の娘は純朴そうな女の子だったので、神敬介も俄然張り切るのであった。
今回のボスは相当お茶目で、その後も怪人への指令を伝える際に、

大黒様? みたいな置物になったり、

マネキンになったり、ほとんど遊んでいるとしか思えない行動を取る。
この、「一話に三回異なる姿でボスが登場」と言うのは、「不良少女と呼ばれて」の初回で「一話に三回リンチを受けた国広富之」と言う記録に並ぶテレビドラマ史上の快挙である。
で、色々あって、怪人は倒されてめでたしめでたし。
8話「怪!? 小地球・中地球・大地球」では、

ボスはなんかプラトンだかソクラテスだか、哲学者っぽい石膏像で登場。
怪人は山奥でいろいろやって、仮面ライダーXたちが調査に乗り出すのだが、

その過程で、霧子が神敬介を庇って敵の矢を受け、死亡すると言う展開に。

さらに、すぐ後で、霧子とは双子だったと最後になって漸く判明する涼子も、子供を庇って死に、死に際に、何故神敬介を裏切ってGODに仕えて来たのかを告白するのだった。
まあ、初回からストーリーの縦軸として機能していた涼子と霧子の問題が、この唐突な急展開によって一挙に片付けられてしまったのは、長坂秀佳の筆による、ややこしい人間関係が視聴率低下につながったとして、9話からの路線展開に備えてのやや乱暴な措置であった。
二人を演じた美山尚子さんは番組から退場するものの、その後、神敬介役の速水亮さんと結婚されたのは既述の通りである。
注目すべきは、彼女たちと入れ替わるようにして、この8話の時点で、

GODの秘密警察長官と言う特異なポジションに立つ我らのアポロガイスト様がさりげなく登場している点だろう。
この時点では、人間体の打田康比古氏は登場されず、アポロガイストの正体についても視聴者には謎のままなのだが。
そしていよいよ9話から、本格的にアポロガイストが参加するのだが、それはまた次回のエントリーで。
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