驚いたことにまだ続くのである。
えー、で、第10話「GOD秘密警察! アポロガイスト!!」
前回で怪人アキレスに負けたXライダーは、立花藤兵衛との特訓を経て、アキレスと再戦する。アキレスは慢心して敗れてしまうのだが、彼にとどめを刺そうとしたのは意外にも仲間である筈の秘密警察第一室長アポロガイストであった。
「待て、話せば分かる!」
アポロガイスト「聞けい、俺の身分はGOD秘密警察第一室長なのだ……総司令の名の下に、役に立たなくなったお前を処刑する! バキューンバキューン」 と、非情にも仲間の怪人を滅ぼしてしまうアポロガイストであった。……ま、どうせXライダーに倒される運命だから、同じことだけど。
この回は、前回からの続きなので、中盤でアキレスは死んでも、すぐ次の怪人プロメテスが登場するというちょっと贅沢な構成。
それはいいのだが、プロメテスに命令を与えるGOD総司令は、
こおーんな人形として登場するのだった。 で、しぶーい阪脩の声で「ロボット人間を日本各地に派遣して破壊工作をさせるのだ!」と、可愛い顔して物騒なことを言うのだった。 名場面

マシンガンを浴びてもへっちゃらのアポロガイスト人間体・打田康比古さん。
さて、神敬介はGODに支配された農村へやってくるが人質のためにプロメテスに捕まる。プロメテスは彼を縛り上げたまま、報告のためにアポロガイストの元へ向かう。捕まえたらすぐ殺せばいいのにと、ここでも思うのだが、しょうがない。

なんかソリにちょこんと乗ってるみたいで可愛いプロメテスさん。
で、アポロガイストは大抵怪人を叱り飛ばすが、ここでも「Xライダーを捕まえたぞ」と言うプロメテスの誇らしげな言葉に、
「バカーッ!」 と、鬼のような形相で罵倒するのだった。
アポロガイストは、神敬介が人質を助けるためにわざと捕まったのだと指摘する。案の定、プロメテスが戻るが、結局Xライダーに倒されるのでした。
11話は特に面白くないので省略。
12話以降は最初にレビューした部分と重複するが、補遺なので勘弁してください。
12話「超能力少女をさらえ!」では、のちにインチキだと指摘されることになるスプーン曲げの関口少年が登場して得々としてスプーン曲げを披露するのだが、それはさておき、劇中のテレビ番組、それに超能力少女が出ているのだが、
「これ美術に発注した奴、出て来い!」と言うプロデューサーの怒声が聞こえてきそうな物凄いセットであった。
13話も特に書くことがないので割愛。
14話「アポロガイスト くるい虫地獄」では、遂にライダーとアポロガイストの直接対決が実現する。
しかし、アポロガイストは大きなことを言う割に弱くて、あっさりと倒される。一旦爆発した後、人間体に戻って立ち上がるが、

ギャグマンガの爆発後のキャラみたいな顔になってしまう。
この期に及んで服の埃をハンカチで払うところが最高に好きだ。
で、この後、健闘を讃えようといってXライダーと握手して自爆しようと言うせこい作戦を試みるが、結局失敗して、死亡!
しかし、15話「ゴッド秘密基地! Xライダー潜入す!!」ではすぐさま彼の復活がGODによって目論まれる。
15話から、チコとマコと言う女子大生コンビが登場して、管理人のXライダーに対する好感度がはねあがるのだった(結局それか)。
最初にやったのと繰り返しになるが、GOD総司令の命令を伝えるオブジェを怪人が運ぶ途中、良く似た包装の箱を持ったマコとぶつかり、箱をとり違えてしまう。その後、

チコ「お腹ぺこぺこよ」
マコ「慌てない慌てない、
ケーキにアンパン、おせんに果物、ね?」
ほのぼのしてて、いいわぁ。

しかし、開けると、こんなタコみたいなのが出てきて、GODの手下の博士に対する命令を機械的にしゃべるのだった。びっくりする二人。
そして当然、怪人の方の箱には、
スポンサー対策のし過ぎお菓子が入っていた。 最大の疑問は、彼女たち,買ってすぐ食べるつもりなのに、なんでそういう大仰な包装をしていたのかという点である。
で、間抜けなGODは、秘密指令の内容を聞かれたので二人を始末しようとするが、偶然通りがかった神敬介に邪魔される。
二人は以降、レギュラーとして立花藤兵衛の喫茶店でバイトすることになるのだった。大学はいいんかい。
16話「逆襲アポロガイスト! Xライダー危うし!!」では、アポロガイストがサクッと復活。ただ、手術してくれた博士に礼も言わない、戦闘員を叱りまくるなど、性格の悪さもグレードアップしてしまったようだ。

一方、喫茶店に送られてきた包みを普通の顔して持ってくるマコだが、
君たち、その包装紙に見覚えないか? 
チコ「マスターにプレゼント、ガールフレンドからよ」
立花「年寄りをからかうもんじゃない」
(ちなみに後ろの客が怪人なのだ)

で、また例のタコ人形が出てきて、やっと気付くお二人でした。
GOD総司令「地獄の番犬ケルベロスに命ずる。東京都の全家庭に高圧電流を流し、一瞬にして火の海にするファイヤー作戦の、実行に移れ。
その作戦支部を立花コーヒーショップに設けるのだ」
なんでだよ!(当時の視聴者の魂の突っ込み)

ケルちゃん「聞いたとおり、たった今から立花コーヒーショップはGODの作戦支部になる」
立花「ふざけるな、断る!」 以下は管理人の妄想です。

ケルちゃん「えっ、いや、そうしないと僕が上司に叱られるんですが」
立花「知るか、そんなこと」
ケルちゃん「そこをなんとか……」
しかし、なんで彼らはいつも作戦の内容をべらべら外部に漏らすのだろう(無論、この後、Xライダーに阻止される)。
と言う訳で今日はこれまで。信じがたいことだが、まだ続くのである。
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