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「超電子バイオマン」 第41話「悪魔の子守り唄!」

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 第41話「悪魔の子守り唄!」(1984年11月10日)

 冒頭、下校中の子供たちの前に白いドレスを着た化粧の濃い女性があらわれ、子守唄を歌い出す。

 その子守唄を聞いた子供たちはたちまち眠りに落ち、さらに、全員恐ろしい悪夢にうなされる。

 その後も様々な場所に現れては、次々と子供たちを深い眠りに誘い込む謎の天女。

 だが、カオルと言う女の子ひとりに狙いをつけて子守唄を歌っている最中、突然、その体が霞のように消え、頭に嵌めていた金属製のリングだけが地面に落ちる。

 
 ファラ「メッツラー、どうした?」
 メッツラー「ドリームウェーブメカの操作を間違えたようです」

 物陰に隠れていたファラたちが慌てふためいて飛び出してくる。

 どうやら、天女は、メッツラーが作り出した幻影だったらしい。

 
 カオル「キャーッ」
 ファラ「おのれ、見たな、メッツラー、逃がすな!」

 前にも書いた気がするが、これから事業を始めようとしている「悪の組織」の方たちには、事前に漏れなく、「仮面ライダー」全98話を鑑賞することを勧めたい。

 それを見れば、偉大な先達ショッカーが犯してきた様々な戦略上のミスが手に取るように分かり、こんな場合においても、「目撃者の子供をしつこく追いかけるのはかえって作戦が暴露する結果になりやすく、極めて危険」と言う教訓が得られていただろう。

 案の定、必死で逃げるカオルの前に都合よく現れたのが、ひかるとジュンのバイオマン女子部の二人であった。

 
 ジュン「メッツラー!」
 メッツラー「お前たちは……」

 
 ファラ「桂木ひかる、矢吹ジュン!」
 ひかる「ファラ!」
 ジュン「この子に一体何をしようと言うの?」

 ファラ、問答無用で戦闘員たちを呼び出し、二人を襲撃させる。

 

 
 なんか、とても楽しそうな顔で戦闘員の顔面にチョップを叩き込み、

 

 
 同じく、とても楽しそうな顔で戦闘員の体を払い飛ばすひかるが可愛いのである!

 と、変身済みの男子チームが駆けつけ、さらに、誰も呼んでないのにシルバまでやってきて、その一角は、にわかに変な格好した人だらけになってしまう。

 混乱の中、怯えたカオルがパニックになって逃げ出し、ひかるたちが追いかけるが、

 
 二人がカオルを発見した時には、小高い丘の上で、メッツラーが再び作り出した天女の歌声を聴かされている最中だった。

 で、気になる天女の顔だが、

 
 天女「ねぇむれぇ~、ねぇむれぇ~」

 ……

 あの、一応天女なんだから、もう少しロマンティックな顔立ちの女優さんをキャスティングして欲しかったと言うのが、全国の特撮ファン共通のお願いなのです。

 これじゃ、コーディネートを間違えて授業参観に来たお母さんだよ。

 まぁ、子守唄を歌っているから、ある程度熟した女性のほうが良いだろうと考えたのだろうか。

 
 ともあれ、一旦ネオグラードに戻ったメッツラーの胸部のドリームウェーブメカを、ドクターマンが調整している。

 ドクターマン「……」
 メッツラー「……」

 なんか、みんなに見られている中で体をいじられるのが、ちょっぴり恥ずかしいメッツラーであった。

 しかも、何故かドクターマンが一言も喋らないので、ますます「無口な理容師に散髪されているコミ障の大学生」みたいな気まずい空気が漂うのだった。

 
 モンスター「夢か、僕ちゃんの夢は……」

 作業が終わるのを待つ間、

 
 モンスター「……」

 突然、モンスターが顔に似合わぬ乙女チックなことを言い出し、隣のファラの顔を熱っぽく覗き込む。

 
 そして、紋付袴をまとったモンスターと、花嫁衣裳を着たファラが仲良く腕を組み、教会に見立てたネオグラードをバックに厳かに歩いていると言う、モンスターの頭の中が映し出される。

 この辺は「タロウ」の38話で、みんながマッチをすりながらそれぞれの夢を思い描くと言うシーンに通じるものがある。

 それにしても、特撮番組で、ヒーローサイドはともかく、ダークサイドのキャラが夢の中とはいえこんな衣装をまとうのは、極めて珍しいケースである。「ダイナマン」のキメラでさえ、メギドと結婚はしたけど結婚式までは挙げてないもんね。

 しかし、

 
 いくらなんでも、これはないんじゃない?

 飛鳥さんだって、折角の花嫁衣裳は素で着たかったのではないだろうか。

 ま、個人的には、ファラじゃなくてファラキャットの花嫁姿が見たかったのだが。

 
 モンスター、調子こいて、ファラと口付けまで交わそうとするが、

 
 モンスター「……」
 ジュウオウ「……」

 現実世界では、ファラではなくジュウオウと熱烈なキスをしているのだった。

 ここ、ジュウオウが文句も言わず、されるがままにモンスターにキスされているのが妙に可愛い。

 
 ファラ「バァカ、何やってんの?」
 モンスター「いてててて」

 ファラ、まさかモンスターがそんな大それたことを考えているとは知らず、ふざけているようにしか見えない二人の頭を思いっきり引っ叩く。

 メイスン「我々メカ人間に夢など無用だ!」

 そばで見ていたメイスンは、モンスターの狂態をばっさり切り捨てる。

 でも、「夢を見ることが出来る」能力と言うのは、むしろその電子頭脳が人間に近く、より高度な証拠ではないかと言う気もするんだけどね。

 ドクターマンは部下のどつき漫才などは一顧だにせず、黙々と作業を完了させる。

 ドクターマン「ドリームメカの実験は成功だ。いよいよ、東京中の人間を眠らせる大ドリームウェーブメカ完成の時が来た」

 
 カオル「ママ、ママ……」

 バイオベースに保護されるも、いまだに悪夢から醒めないカオルを心配そうに見詰めているひかる。

 おそらく、カオルの両親の許可を得て、バイオベースに連れて来たのだろう。

 
 ひかる「……」

 救いを求めるようにジュンの顔を見るひかる。

 だが、バイオベースのハイテクをもってしても、カオルの眠りを覚ますことは不可能であった。

 以上、ひかるの画像を貼りたいだけのコーナーでした。

 
 真吾「ジュンたちが見た白い服の女って言うのは何者なんだろう」
 竜太「メカ人間じゃないのか?」
 史朗「いや、もっと何か秘密があるんだ。カオルちゃんはそれを見たからメッツラーたちに狙われたんだ」
 竜太「それさえ分かれば、子供たちを助けられるのになぁ」

 
 ひかる「ピーボ、私の脳波を操作してカオルちゃんの脳波と同じに出来ないかしら?」

 不意に思い詰めた表情で、ひかるがそんなことを言い出す。

 真吾「おい、そんなことしたら、お前さんも眠っちまうんだぞ」
 ひかる「そうすれば、夢を見られるわ。カオルちゃんと同じ夢を」
 ジュン「待ってよ、眠ったままになっちゃったらどうするの?」

 仲間たちは危ぶむが、ひかるは、かつて自分が母親にそうされたように、カオルたちを慰め、励ましてやりたいと訴える。

 ひかるは、ピーボの手を借りてカオルと同じ波長で眠りに就き、見事、カオルの夢の中にダイブすることに成功する。

 で、その夢の世界と言うのが、スモークのたちこめるスタジオにちょっとした花壇、パルテノン風の円柱が数本立ってるだけと言う、かなりご予算的にお粗末な描写なのだった。

 ひかるはすぐカオルを発見するが、その前に、宙から湧いてでいたように、あのケバい化粧の天女があらわれ、子守唄を歌い出す。

 
 そばで聞いていたひかるも、その歌声に眠気を誘われるが、

 
 よく目を凝らしてみれば、天女の後ろの円柱の陰に、メッツラーが隠れているではないか。

 ひかる「あれはメッツラーが作った幻だったんだわ! あの銀のリングに鍵があるのね」

 ひかる、天女はメッツラーが作り出した幻であり、催眠音波が、頭部のリングから発せられていることを見抜く。

 一方、ドクターマンはメッツラーのドリームウェーブメカを何十倍にもした大ウェーブドリームメカを胸部に埋め込んだネオメカジャイガン、アマゾンメガスを東京に送り込み、本格的な作戦を開始する。

 
 戦隊シリーズのロボットの中でも、ひときわ目を引く、女性的なシルエットのアマゾンメガス。

 
 アマゾンメガス、巨大なドリームウェーブメカによって、同時に都内の複数の場所に天女を出現させ、無差別的に悪魔の子守唄を流し、今度は子供のみならず、大人も一緒に深い死の眠りに引き摺り込む。

 ドライバーが運転中に眠り、次々と事故を起こしていく。

 ま、どうせなら、飛行機や新幹線の操縦者が眠って大惨事になる……と言うシーンも欲しかったが、予算的に無理だったのかな。

 その様子をネオグラードのモニターで見ているドクターマンたち。

 
 ドクターマン「コマネチ!」

 じゃなくて、

 ドクターマン「人間どもよ眠れ、永遠に目覚めぬ死の眠りにつけい」

 CM後、ひかるとジュン以外の三人が外へ出てくるが、

 
 たちまち複数の天女に囲まれ、子守唄を四方から浴びせられ、強烈な眠気に襲われる。

 それにしても、同じ顔には出来ないにしても、せめて衣装のデザインは統一して欲しかったなぁ。

 さしものバイオスーツでも、その特殊な歌声を遮ることは出来ず、しかも、天女を倒そうとしても元々幻に過ぎないので何の手ごたえもなく、手も足も出ないバイオマン。

 
 そこへ、ファラが、タイツ越しに尻肉のひだを見せ付けつつ、三人の前に現れる。

 
 ファラ「はっはっはっはっ!」
 レッドワン「ファラ、、やはりお前たちギアの仕業か?」

 
 ファラ「今頃気が付いても遅いわ」

 いつの間にか天女たちはファラたちの背後に立っており、全員仮面をつけて再び子守唄を歌い出す。

 それにしても、ファラキャットのコスチュームはエロくて良い!

 また、大島さんの立ちポーズが実に美しいんだよね。

 その頃、ピーボたちは、ひかるがどうしても覚醒しないので頭を抱えて悩んでいた。

 そのうち、ジュンが、ひかるの頭につけた電極を別の場所に差し込み、ひかるの体に強い電流を流すと言う無茶なことを始める。

 
 ひかる「はぁっ、ああっ!」
 ピーボ「ジュン、何すんだよ」
 ジュン「私たちはバイオの戦士、生命が危険に晒されればバイオの力が目を覚ます筈!」

 と言う、めちゃくちゃな発想だったが、これが図に当たり、ひかるの体からバイオ粒子が放出され、ひかるは意識を取り戻す。

 ……いや、バイオ粒子と眠りと何の関係があるの?

 この、困ったらとりあえずバイオ粒子で何とかしようと言う安直さが、このドラマの欠点だと思う。

 ジュン「ひかる」
 ひかる「ジュン」
 ジュン「しっかりして」
 ピーボ「ああ、良かった」
 ひかる「なんか、今、電気椅子で処刑される夢見てたんだけど、私の体になんかした?」
 ジュン&ピーボ「いいえ、何も!」

 下手なこと言うと、自分たちが永遠の眠りに就かされそうな気がするジュンとピーボであった。

 この後、二人がレッドたちのところへ駆けつけ、天女の秘密がリングにあることを教え、天女を全て消滅させる。

 
 ファラ「どうして分かったのだ?」
 ひかる「幻の女の秘密、カオルちゃんの夢が教えてくれたわ」
 ジュン「怖い夢を見させて、子供たちをはじめ人々を苦しめたファラ!」

 
 ひかる「心に抱く愛の夢は」

 
 ひかる&ジュン「私たち」

 
 ひかる&ジュン「女戦士が」

 
 ひかる&ジュン「守って見せる!」

 台詞に合わせて細かくポーズとカット割りが変わる、実にカッコイイ二人のタンカ。

 ここからラス殺陣になるが、ファラキャットは戦ってくれず、貼る価値なし。

 
 ついで、バイオロボとアマゾンメガスの戦いになるが、アマゾンメガスがヘルメットのような兜を脱ぐと、その下から長い女の髪の毛のようなものが出てくるのが目を引く。

 しかも、その髪の毛を伸ばしてバイオロボに巻きつけ、高圧電流を流すという、「里見八犬伝」みたいなギミックも見せる。

 ま、最後はスーパーメーザー・バイオ粒子斬りで倒されるんだけどね。

 以上、最初はひかるの単独エピソードかと思いきや、途中から、ジュンとひかるの女子チームの活躍にシフトチェンジした為、焦点が絞り込めず、ドラマの掘り下げが足りない凡作になってしまったのが惜しい一本であった。

 モンスターとファラの結婚シーンがなければ喜んでスルーしていただろう。
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コメント

天女

確かに天女役の女優さんがもう少しまともな顔ならまだ楽しめたのですがね😅女性が主役ならそれなりのストーリーにして欲しかったのに残念ですね

Wヒロイン

15話、21話、27話、今話と鷲山さんのWヒロイン編ですが、15話がベストだと思います。
今話はあまり必然性が感じられない・・・

しかし、「変身前もちゃんと戦う」のがいいですよね(^^)
林寛子さんが「相手役の俳優さん(剣友会)が豪快に転んでくれるのが快感だった」
と述べてたけど、牧野さんもそうだったりして・・・

謎パワー

>この、困ったらとりあえずバイオ粒子で何とかしようと言う安直さが、このドラマの欠点だと思う。
今作から「チェンジマン」のアースフォース、「マスクマン」のオーラパワーと
「謎パワー」がよく出るようになりましたが

1.それだけで話が盛れる
2.「科学で武装」だけでは飽きられると思った

両方かなぁ?

Re: 天女

女優さんのキャスティングは大事ですよね。

Re: Wヒロイン

> 15話、21話、27話、今話と鷲山さんのWヒロイン編ですが、15話がベストだと思います。

そうですね。ま、そもそも、今回は、Wヒロイン編と言っていいのかも微妙でしたね。

> しかし、「変身前もちゃんと戦う」のがいいですよね(^^)

女の子すらそうなんだから、最近の仮面ライダー男子にもちゃんと戦って欲しいものです(見てないけど)

Re: 謎パワー

話を収束させるのにも便利だから、多用されるようになったのかもしれませんね。

女性軍活躍回!

このお話の題名だけを聞くと、某映画よろしく山村の庄屋様の家に逗留していたバイオマンのメンバーをギアが
「♪うちの裏の前栽に~雀が三匹と~まって、一羽の雀の言う事にゃ・・・枡で計って漏斗で飲んで~・・・・返された~、返された~」
と言う古謡に合わせて(ファラが腰の曲がった山姥に変装して?!)襲い、且つ加藤武さんの警部が
「わかったっ!犯人はきっとあの五人組(バイオマン)の中の誰かだぞ・・・・。」
とか言っちゃうお話かとも思ってしまいましたがやはり違いましたね(笑)!!
それどころか、序盤でカオルちゃんを助けるべく、メカクローンたちを超豪快にぶちのめすイエローとピンクの様子は、上記の映画で哀れな姿で山姥の犠牲になる村娘たち等とはおよそ程遠く、特にピンクの
「~♪」
とばかりの表情が仰る通りかわいいです!!そして終盤でのやはりイエローとピンクが変身前に切る啖呵もかっこかわいく、「夢」がメインテーマなだけに現代版「八百八町夢日記」の様(「夢」と書かれた扇の代わりがイエローが撃ち込む一番矢!そしてラストでカオルちゃんが元気になるシーンには里見浩太朗さんの「夢がたり」が流れても良い雰囲気)です!!
それに対し悪人側も中々の布陣で、中でも最後から8枚目の写真でのバレエの精霊にも似た衣装の歌い手たちを後ろに控えさせ、好対照な戦闘スーツ姿で
「さあ、今日の私たちにはこの歌い手たちが付いてるのよっ!見事倒せる物なら倒してみなさいよっ!!!」
と言いたげな表情で立つファラキャットも悪人ながらもかっこよくて好きです!!その後イエローとピンク対ファラキャットの2対1の立ち回りとかもあったら言う事なしですが、とにかくこのお話は、善悪問わず女性軍の魅力に溢れた一編とも僕には思えます。

失礼ながら・・・

後、失礼ながら指摘させていただくと、髪を巻き付けての攻撃は「里見八犬伝」ではなく「魔界転生」ではないでしょうか?
天草四郎(沢田研二さん)が、松平伊豆守(成田三樹夫さん)に報復する処や、霧丸(真田広之さん)の裏切りを罰するのに女の髪を束ねて作ったと言う凶器を使っていました。

Re: 女性軍活躍回!

いつもながらの長文コメントありがとうございます。

考えたら、女性が二人になったのは「バイオマン」が初なんですよね。

後半は、ファラキャットがあまり活躍してくれないのが寂しいです。

Re: 失礼ながら・・・

> 後、失礼ながら指摘させていただくと、髪を巻き付けての攻撃は「里見八犬伝」ではなく「魔界転生」ではないでしょうか?

ご指摘ありがとうございます。いや、自分は「里見」の、志穂美さんと流行さんのバトルで、そんなシーンがあったような気がして書いたんですが、冷静に考えたらそんなシーンありませんでしたね。

おっしゃるように、ジュリーと混同していたのかもしれません。

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