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「青春オーロラ・スピン スワンの涙」 第12話「狙われたアキレス腱」

 第12話「狙われたアキレス腱」(1989年6月26日)

 前回、東関東地区大会で当然視されていた優勝を逃し、屈辱に塗れた涼子だったが、自分の未熟さを自覚することなく、その怒りの捌け口をミカに求める。涼子は、ミカに対する、自分でも不思議に思うほどの嫌悪感と憎しみを人知れず心の中で滾らせると共に、改めて、ミカをクラブから追い出そうと暗い執念を燃やすのだった。

 冒頭、珍しく屋外をランニングしているスイミングクラブのコーチと選手たち。

 続いて土手の上で振り付けの練習(ランドリル)をしていると、巨乳で欲張りな藤木コーチが新しい動きが欲しいと言い出し、選手たちに各自で考えてみるよう指示する。

 
 まだ初心者のミカも、選手たちの動きを見ながら、見よう見まねで両腕を動かし始める。

 と、その華麗でダイナミックな動きに、たちまち周りの目が魅了されたように釘付けになる。

 
 それには気付かず、無心で動き続けるミカ。

 シンクロ選手としては初心者でも、かつては天才バレリーナとして鳴らしたミカである。その辺の感性は、下手なシンクロ選手より遥かに優れているのだろう。

 
 遠藤「その動き良いわね! それ取り入れてみましょうよ」
 藤木「そうね、試してみようか。ミカさん、もう一度やってみて」
 ミカ「私がですかー」

 コーチたちは、早速ミカのアイディアを採用し、みんなにその動きを覚えさせる。

 千絵、一緒にランドリルをやろうとミカを誘うが、

 
 冴子「千絵さん、ミカさんは初心者なのよ。コーチの許しも得ないで出過ぎた真似をするモンじゃないわ」
 千絵「……」

 すかさず冴子が「おやおや、困った子ねえ」的な上から目線の分別顔で、自分より背の高い千絵に注意する。

 それはミカを毛嫌いしている涼子の意を汲んだ、腰巾着としては模範的な行為の筈であったが、

 
 涼子「良いじゃないの、ミカさんは元々バレエの名手なんだし、私たちもいろいろと参考にしなくちゃね」

 
 冴子「……」

 当の涼子の口からそんな意外な台詞が出て来たので、冴子は驚いて涼子とミカの顔を見比べる。

 涼子「藤木先生、ミカさんも一緒にお願いします」
 藤木「良いわよ。ミカさんも一緒にやりなさい」
 ミカ「はい!」
 涼子「ミカさん、私の隣にいらっしゃい」

 それまでの言動から、涼子の本当の性格その他、十分承知している筈なのだが、

 
 ミカ「はいっ!」

 優しくそう言われると、全く疑うことなく満面の笑みを弾けさせるお人好しのミカであった。

 もっとも、そういう素直で善良な心こそ、翔子が「水の喜びを表現できる選手」としてミカに期待しているところなのかも知れない。

 
 その後、クラブに戻って、トレーナー姿で同じ動きを練習している選手たち。

 ……

 いやぁ、壮観ですなぁ(何が?)

 それからやっと休憩時間となるが、

 
 涼子「ミカさん、これ使って」
 ミカ「ありがとうございます……」

 タオルを持っていないミカに、自分のタオルの端を差し出して、同じタオルで一緒に汗を拭くと言う、およそ涼子とは思えない不気味な行動に出る。

 
 涼子の性格やミカに対する感情を知り抜いている他の選手たちも、「涼子さん、どうしたの?」「シンクロのやり過ぎで頭おかしくなったんじゃないの?」などと言いたげな目を見交わす。

 
 特に一の子分として涼子のことは誰よりも良く知っている冴子の戸惑いは尋常ではなかった。

 後で誤解だと分かるのだが、ミカが涼子の一番のお気に入りとして自分にとって代わるのではないかと言う不安も混じっていたのかも知れない。

 あと、関係ないけど、

 
 冴子の後ろに見切れている、遠藤コーチの横顔がちょっと綺麗だと思ったので貼っておきました。

 
 涼子「ミカさん、凄いスピードで成長してるわね」
 ミカ「はぁっ、いいえ、私なんてまだまだです」
 涼子「そんなことないわ、千絵さんもそうだけど、あなたたちを見てると私も頑張んなくちゃって思うの」

 周囲の思惑など気にせず、さらに歯の浮くようなお世辞を並べる涼子。

 涼子「私、今まであなたに厳しかったけど、あなたの才能は認めてたのよ、これからは仲良くやりましょうね」
 ミカ「はい、よろしくお願いします!」
 千絵「良かったわね、ミカさん!」

 
 涼子の名演技は、ミカのみならず、千絵や他の選手たちまでコロッと騙してしまう。だが、腹心の冴子だけは最後まで険しい表情を崩そうとしなかった。

 タイトル表示後、藤木コーチから涼子の豹変を聞かされた草薙オーナーも、まさか自分の娘がそんな悪辣な計画(後述)を張り巡らせているとは思わず、「大会に敗れたのが良い薬になったみたいね」と娘が人間として成長したことを素直に喜んでいた。

 その話題は、遠藤コーチから翔子の耳にも入る。

 
 翔子「ミカがランドリルを?」
 遠藤「ええ、森谷先生の了解も得ずに勝手なことをして叱られるかも知れませんが……」

 翔子、同僚コーチからも女帝のように畏れられているらしい。

 翔子「ううん、そんなことはないけど、あの子、みんなの動きについていけたのかしら」
 遠藤「ミカさんは振りをすっかりマスターしてました。ひとつひとつの動きにアクセントがあって、ダイナミックで美しいフォームをしてました」
 翔子「そお、でも、ミカのランドリルを良く涼子さんが承知したわね」

 
 遠藤「涼子さんが藤木先生を説得して、ミカさんを仲間に入れたんですよ」
 翔子「涼子さんが?」
 遠藤「ええ、涼子さん、すっかりミカさんを気に入ったみたいです。あは、妹分って言うのかな、色々とミカさんに気を遣って面倒を見ています」

 嬉々として、最近の涼子の様子について話す遠藤コーチ。

 可愛い……

 
 翔子「そう、涼子さんが……」

 だが、さすが元・明智小五郎の一番弟子の翔子である。前回の、ミカのシンクロを見る涼子の尋常ならざる目付きと思い合わせ、涼子がまた何か良からぬことを画策しているのではないかと言う、漠然とした疑惑を抱くのだった。

 
 冴子「涼子さん、どう言うつもりなの?」
 涼子「なんのこと?」
 冴子「急にミカにべたべたして……」
 涼子「あら、ミカさん可愛いじゃない」
 典子「冴子、焼餅焼くことないわよ。涼子さんは才能がある人が好きなのよ」
 冴子「私に才能がないとでも言うの?」
 涼子「冴子さんの実力は誰もが認めてるわよ。私、この前の大会で負けて色々考えたの。私はこのクラブのリーダーなんだし、みんなをまとめなければならないわ、ミカさんはたった一人でここに寝泊りして頑張ってるんだもの、私が面倒見るのは当然でしょ?」

 休み時間、冴子が単刀直入に最近の涼子の態度について疑問をぶつけるが、涼子はあくまで芝居を続けて、白々しい言葉を並べる。その場には、ミカの親友の千絵などもいたので、本音を明かす訳には行かないのは当然なのだが。

 
 などとやってると、宮沢りえと桜井幸子と言う90年代の最強アイドルコンビが登場。

 涼子はとろけるような笑顔をキープしたまま、明日、一緒に食事にでも行かないかとミカを誘う。無論、ミカに断る理由はない。

 

 
 景子「涼子さん、すっかりミカさんが気に入ったみたいね」

 ちなみに、このミカの胸、シャツの真ん中にくっきりした割れ目が出来ているのにお気付きだろうか? おっぱいで生地が押し上げられ、その間に自然と谷間が形成されているのである。

 恐るべきロケットおっぱいである。

 涼子が行った後、冴子はミカをひと睨みして憤然と立ち去る。だが、他の選手たちは他意なくミカの幸運を祝福し、羨ましがる。

 
 明子「涼子さんに食事奢って貰えるなんて羨ましいなぁ」
 ヒロミ「涼子さんは優しいものねえ」
 真樹「私たちのリーダーだもん、当然よ」
 千絵「涼子さんと上手くやるのよ」
 ミカ「ええ」

 うう、可愛い……

 それはそうとヒロミちゃん、言うに事欠いて「涼子さんは優しいものねえ」はないんじゃない? 皮肉にしか聞こえないぞ。

 
 だがその夜、繁華街のとあるクラブに軽装で入ってきた冴子は、壁際の席に座っている涼子の世にも邪悪な笑みを見る。そう、言うまでもなく、これこそが涼子の本性なのだ。

 既に電話で用件は伝えてあったのだろう、涼子は財布から分厚い札束を取り出して冴子の前に置くと、「頼んだわよ」と一言。

 
 翌日の午後、おめかししたミカが出掛けようとしているのを、翔子が呼び止めて食事に誘うが、

 ミカ「ごめんなさい、涼子さんに誘われてるんです」
 翔子「涼子さんにぃ? そう……ふーん、行ってらっしゃい」

 翔子、涼子に誘われたと聞いて一瞬怪訝な顔になるが、やがて思い直したように笑顔でミカを送り出す。念の為、何処に行くのかを聞いた上で。

 それでも、大きなお尻を振り振り歩いて行く後ろ姿に、いかにも心配そうな視線を向ける翔子であった。

 
 二人はまず食事の前に、原宿の真っ只中をぶらぶら歩く。

 宮沢りえと武田久美子による街頭ロケと言う、正気の沙汰とは思えない撮影を敢行するスタッフであったが、まぁ、まだ宮沢りえも熱狂的な人気を博する前だったのだろう……か?

 なにしろこのドラマが初主演作品だもんね。

 どっちにしても、まだケータイどころかデジカメも普及していないのどかな時代であった。

 ……でもないか。狂乱のバブル景気真っ只中であった。

 
 涼子は、とあるショップのアクセサリー(ブローチ)を二つ買い、そのひとつをミカにプレゼントする。

 ミカ「私にですかー」
 涼子「私と同じものじゃおイヤ?」
 ミカ「いいえ、光栄です。ありがとうございます」

 涼子もミカも、その場で胸にお揃いのブローチを付ける。

 涼子「素敵よ、ミカさん。とてもよく似合うわ」
 ミカ「涼子さんもとてもよくお似合いですわ」

 涼子の、絵に描いたような心にもないお世辞に対し、真心からの賞賛を送るミカ。

 どっちにしても、今となってはやや浮世離れした台詞の応酬である。ま、ミカは今でこそ零落しているが、元は社長令嬢だったのだから、どちらもいわゆる「お嬢様」だったのであるが。

 だから、涼子はどんなに陰険で卑劣な策略を巡らせても、不良少女のように口汚く相手を罵るなんてことは絶対しないんだよね。

 
 涼子「ねえ、これからディスコ行ってみない?」
 ミカ「ディスコですかー、でも、私まだ高校生ですし」
 涼子「だぁいじょうぶよー、中学生の女の子だって来てるわよ」

 その後、涼子は言葉巧みにミカをディスコに誘い、半ば強引に連れて行く。

 忘れがちの設定だが、涼子は女子大生なのである。

 当時、時代の最先端を行くとれんでぃな若者たちが群がる場所として知られたディスコ。

 
 仙台育ちで、あまりそう言うところに出入りしたことのないミカは、その大人っぽいムードや熱気に圧倒されて、大学の友人たちと踊っている涼子を遠くから眺めながら、隅っこで小さくなっている。

 ちなみに店内にかかっているのは、これまた時代の最先端を行っていたTMネットワークの、なんとか言う曲である(ちゃんと調べろよ)。

 
 その場の雰囲気に当てられて、ちょっと気持ち悪くなったミカ、ボーイが置いていったアイスコーヒーのようなグラスを口にしてみるが、

 
 ミカ「お酒が入ってるーっ!」

 初めて口にするアルコールに、思わず顔をしかめる。

 
 同じ頃、健吾は、バイトしている花屋の隅で、タップの練習をしていた。

 
 翔子「……」

 そこにふらりと入ってきた翔子、思わず鈍器でその後頭部を殴りたくなったが、なんとか堪える。

 
 健吾「あ、先生、いらしてたんですか」
 翔子「お花を頂こうと思って」
 健吾「どれでも好きなの選んでください」

 客の当然の権利を、さも特別サービスのようにアピールする健吾さん。

 健吾「あ、いま、僕、コーヒー入れます!」
 翔子「気ぃつかわなくてもいいのよ」

 再びディスコ。

 涼子が延々と踊っているので、さすがのミカも待ちくたびれてしきりに腕時計に目をやりだす。

 いつの間にか日が暮れて、ミカの門限が迫ってきたのだ。

 ミカに時間のことを言われて、涼子も大人しく帰ることに同意するが、店を出て行く二人の後ろにゆらりと冴子が立ち、不気味な笑みを浮かべていることに、ミカは気付かない。

 どうでも良いが、肝心の食事はどうしたのだろう? ディスコに来る前に済ませたのだろうか。

 さて、涼子のオペレーションはこれからが本番となる。今まで別人のような物分りの良い善人を演じてきたのも、ミカを警戒させずにこんな場所まで来させるという、ただ一点の目的の為であった。

 
 涼子、店を出てすぐ、忘れ物をしたと言い出し、ミカにハンドバックを預けて店内に引き返す。

 冷静に考えたら、物凄く不自然な行為であったが、ミカは別に怪しまず、その場で涼子を待つ。

 
 涼子の高価なバッグを抱いて、心細そうにシャッターに寄り掛かって待っているミカ。

 と、不意に男二人、女一人の、いかにも柄と頭の悪そうな不良っぽい三人組が反対側から現われて、ミカに近付いてくる。

 
 その女の服装を見て、

 
 ミカ(後ろ前じゃないのかしら……?)

 と思うミカであったが、嘘である。

 三人組、何気なくミカに近付いたかと思うと、いきなりその体を突き飛ばし、ミカの手から落ちたバッグを掴むと、そのまま走って逃げ去ってしまう。

 責任感の強いミカ、迷わず三人の後を追いかけて走り出す。

 すべて、涼子の読みどおりの展開であった。

 
 冴子「私がシンクロに飽きて遊んでた頃の仲間よ、うまくやってくれると思うわ」
 涼子「……」

 闇に消えるミカのお尻を見送りながら、ほくそ笑む二人。

 草薙スイミングクラブの誇る悪の伝道師、ヘル・ミッショネルズの復活であった!

 涼子は無言であのブローチを外すと、床に叩きつけ、さらにヒールで踏み付けて粉々に砕いてしまう。

 
 さっきまでとはうってかわって、冷たく暗い目になる涼子。

 これこそが、真の涼子の姿なのだった。

 一方、ミカはさすがにシンクロで鍛えているのであっという間に三人に追いつき、バッグを取り戻すが、三人も執拗にミカを追い掛け回す。

 
 不案内な土地を闇雲に逃げ回っていたミカは、漸く電話ボックスを見つけてその中に飛び込み、110番ではなく、何故か健吾の働いている花屋に電話する。

 
 健吾「はい、あ、ミカちゃんか……ミカちゃん、どうしたミカちゃん?」

 で、電話を取った健吾の後ろで、翔子がほんとにコーヒーをご馳走になっているのを見て、つい笑ってしまった管理人であった。

 翔子、すぐ健吾から受話器を取り、

 
 翔子「今、何処にいるの?」
 ミカ「東新宿三丁目15番地の電話ボックスです」
 翔子「ミカ、そこを動かないで、動いちゃ駄目よ!」

 ミカからその場所を聞いた翔子、電話越しにミカにそう指示するが、それより緊急通報ボタン押しなさいと言うべきではなかったのだろうか?

 もっとも、ミカも翔子もパニくっていて、そんなことに思い至る余裕もなかったのだろう。

 だが、たちまちあの三人組がミカを見付け、電話ボックスの前に立つ。

 電話ボックスからミカを引き摺りだそうとする三人と、必死でそれに抵抗するミカ。

 翔子はすぐに車でミカを助けに行こうとして、健吾も同行しようとするが、「脇役は引っ込んでな!」と言われ、すごすご引き下がるところがかなり情けない。

 註・正解は「お店が開けっ放しよ」

 ミカ、相手の不意を衝いて反撃し、なんとか電話ボックスから出て再び逃走するが、三人組も、チンピラはチンピラなりに根気良くミカを追い続ける。

 
 そのうち、資材置き場に入り込んだミカ、見付からないように祈りながら物陰で息を殺している。

 しかし、結局見付かってしまい、取り囲まれる。

 責任感の強いミカ、その期に及んでも涼子のバッグを必死に守ろうとするが、最初からそんなものに用のない三人は、バッグをひったくるとあさっての方向へ放り投げる。

 
 チンピラ「心配すんな、命まではとりゃしねえよ、体を押さえろ」

 リーダー格の男は、ナイフを取り出すと、そう仲間に命じる。

 仲間は仮借なくミカの両腕を掴むと、ミカの体をうつ伏せに押さえつける。

 
 リーダーは、ミカの後ろに回って、その美しい左足のアキレス腱にナイフを押し当て、切り裂こうとする。

 そう、涼子は、今度こそミカのアキレス腱を回復不能なまでに切り裂いて、ミカを再起不能に追い込もうと企んでいたのだ。

 
 ミカ「あっ、ああっ!」

 シンクロ選手として命と同じくらい大事なアキレス腱にナイフを当てられ、悲痛な叫び声を上げるミカ。

 番組開始以来、最大のピンチであったが、ここでやっと翔子が登場。

 
 翔子「何してんの? やめなさい」
 チンピラ「静かにしろ、喚きやがるとなにすっかわかんねえぞ!」

 チンピラ、翔子に対しても脅しをかけるが、今度は相手が悪かった。

 翔子「やって御覧なさい、その子に少しでも傷をつけたら、あんたの目ぇ抉り出してやるわ!」

 翔子の場合、ほんとにやりかねないところが怖い。

 
 翔子、相手が怯んだところに飛び込んで、男二人を平手打ちすると、G馬場直伝の16文キックで女の背中を蹴り、ミカから引き剥がす。

 
 翔子「あんたたちはミカのアキレス腱を切ろうとしたわね、誰に頼まれたの? おっしゃい!」
 女「うるせえ」

 翔子、突っ込んできた女を抱き止め、逆にグーで殴り倒すと、

 
 翔子「アキレス腱は命を支える大切な筋肉なのよ、それを切るのがどんなことなのか考えてみなさい! ましてシンクロ選手のアキレス腱は、あんたたちのように毎日いい加減な暮らしをしている人間のものとは訳が違うのよ、命のきらめきがぎっしり詰まってるの! 命そのものなのよ!」

 こんな場合でも、「命のきらめき」と言うキーワードを盛り込むことを忘れない翔子。

 
 チンピラたち(やべえ……)

 翔子が半分イッちゃったような目で滔滔とまくし立てるのを聞いて、チンピラたちも漸く、自分たちがどんな人間に喧嘩を売ったのかを悟り、尻尾を巻いて逃げ出してしまう。

 
 ミカ「コーチ!」
 翔子「ミカぁ! 無事で良かった」

 実の親子のようにしっかり抱き合う二人。

 だが、安心するのはまだ早かった。

 
 ミカが地面に転がっていた涼子のバッグに駆け寄り、でっかいお尻を突き出しながら拾い上げた時、実はまだその場に残っていたチンピラたちが、立てかけてあった材木を倒し、ミカをその下敷きにしようと言う、昔の時代劇の悪党のような、プリミティブな攻撃を仕掛けてきたからである。

 
 突如頭上から降ってきた材木を見上げて、その場に固まってしまうミカ。

 
 翔子「ミカ!」

 翔子が急いでミカに駆け寄り、その上に覆い被さるようにして、落ちてくる木材をその背中で受ける。

 ミカは恐怖のあまり、翔子に抱かれたまま声も出ない。

 ラスト、頭に包帯を巻いて、意識もなく病院のベッドに横たわっている翔子を、子供が母親を見るような眼差しで見守っているミカの姿を映しつつ、「つづく」のであった。
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コメント

>時代の最先端を行っていたTMネットワークの、なんとか言う曲である(ちゃんと調べろよ)。

これ何の曲か調べましたが流石に判らなかったですね…。
ちなみに最終回の宮沢りえVS武田久美子のディスコ対決で「Get Wild’89」が流れたのは有名らしいです。

これはえげつない!

涼子は一線を越えてしまった。
スクロールしながら読み進める度、涼子の不気味な笑顔、何を企むんどるんだと思ったら、、暴漢に襲わせるとは、猛軍団もびっくりだ。いじわる冴子もとんでもないのと交流してたんだなぁ。

>さっきまでとはうってかわって、冷たく暗い目になる涼子。

こぇ~~!

いや、いくらチンピラに「命のきらめき」とかいって通じないでしょ。

ちょっと早いのですが、私の今年の流行語は”命のきらめき”と”バカヤロウ”ですね(笑)
”バカヤロウ”はどうしてもビートたけしの言葉がこだまして笑えてしまうのです(笑)

翔子つえぇ~。ただ、あと、爽やか稔がいてくれたら・・。よりによって、どこか頼りない健吾だからなぁ。ただ、このドラマの爽やか稔はヘタレだから、真の稔なら、睨みだけで一蹴できて、木材も軽く押し返し、チンピラ共の足を再起不能にさせ
チンピラ「ぐぁあ~」
稔「あんじょーきぃつけーやー」
でこの回は終了。(完全な妄想です)

相変わらず、遠藤コーチだけが心を穏やかにさせてくれるなぁ~。このドラマのオアシスだ。

>ラスト、頭に包帯を巻いて、意識もなく病院のベッドに横たわっている翔子を、子供が母親を見るような眼差しで見守っているミカの姿を映しつつ、「つづく」のであった。

明日ぐらいにつづきの更新を頼みます(笑)

ここからの想像は、翔子は意識を取り戻すと、アキレス腱狙いなので、涼子の差し金だと当然考えるでしょうね。
涼子と冴子は、翔子が重体になったのはミカのせいだと、責任転嫁しそうですね。
翔子がチンピラから直接誰の指示だったのか聞き出せたらパーフェクトだったなぁ。
ミカもこの状態ではシンクロの練習どころではないですね。
この回から本格的な波乱が始まったのですねぇ(汗)

Re: >時代の最先端を行っていたTMネットワークの、なんとか言う曲である(ちゃんと調べろよ)。

> これ何の曲か調べましたが流石に判らなかったですね…。

わざわざ調べていただいて恐縮です。慌てて動画をチェックしたところ、「KISS YOU」と言う曲でした。

Re: これはえげつない!

連日の長文コメントありがとうございます。

> スクロールしながら読み進める度、涼子の不気味な笑顔、何を企むんどるんだと思ったら、、暴漢に襲わせるとは、猛軍団もびっくりだ。いじわる冴子もとんでもないのと交流してたんだなぁ。

さすがにやり過ぎですよね。これじゃ最後に涼子が改心しても、説得力ないですよね。

もっとも、涼子のために弁じておくと、涼子もまさかチンピラたちがあそこまでやるとは思ってなかったらしいのです。

> ”バカヤロウ”はどうしてもビートたけしの言葉がこだまして笑えてしまうのです(笑)

私もつい「ダンカンバカヤロウ」と言うギャグを書きたくなってしまいます。

> 翔子つえぇ~。ただ、あと、爽やか稔がいてくれたら・・。よりによって、どこか頼りない健吾だからなぁ。ただ、このドラマの爽やか稔はヘタレだから、真の稔なら、睨みだけで一蹴できて、木材も軽く押し返し、チンピラ共の足を再起不能にさせ
> チンピラ「ぐぁあ~」
> 稔「あんじょーきぃつけーやー」
> でこの回は終了。(完全な妄想です)

確かに、冗談抜きで稔ならなんとかしてくれそうな雰囲気がありますね。健吾はいつも殴られてばっかりですからね。

> 相変わらず、遠藤コーチだけが心を穏やかにさせてくれるなぁ~。このドラマのオアシスだ。

キツい性格の翔子とならぶと、余計可愛く見えますね。

> 明日ぐらいにつづきの更新を頼みます(笑)

いや、さすがにそれは無理です(笑)が、なるべく早く更新するよう努力します。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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