「セーラー服反逆同盟」 第21話「ミホの怒り爆発！バラ投げさえる」 前編

【中古】【送料無料】セーラー服反逆同盟 DVD-BOX【DVD-BOX】(メーカー：ジェネオンE)[GNBD-7041]TVドラマBOX【同梱商品全て送料無料】 価格：19634円（税込、送料無料) (2018/3/15時点)

　遂にＤＶＤの（再）販売が決まった「セーラー服反逆同盟」のお時間です。

　ただ、自分はファンサイトで膨大な時間を費やして粘着系レビューを書いてきたため、最近は飽き飽きしているのが本当のところ。無論、ＤＶＤは買うつもりだけど（追記・結局買いませんでした）

　さて、いよいよ終盤の入り口である第21話「ミホの怒り爆発！バラ投げさえる」である。もっとも、サブタイトルとは裏腹に、今回、ミホはバラを投げません。1987年3月9日放送。

　
　生徒指導部担当の九条がある日、2-Aの生徒たち全員に馬鹿でかいブレスレットを装着させる。それが何であるか一切説明しないが、「無理に外そうとしたら反省房行きだ」と脅す。

　この画面左端の生徒指導部員は、岡元次郎さんと言って、「仮面ライダーブラック」などのスーツアクターをやっていた人です。彼は別の役で15話などにも出演しています。

　
　腕輪は、我らがユミちゃんにも当然装着される。彼女の細い手首にごつい指ではめているのは、田部井淳さんと言って、彼もＪＡＣの人です。

　
　ユミは、学園がそのブレスレットで何をしようとしているのか、アジト（旧理事長室）でミホと話し合う。ミホはこれも「Ｂ計画」の一環ではないかと言う。

　
　そこへ何かの機材を搬入しようと九条が入ってくる。

　二人を見た瞬間、「昼間からレズってんじゃねえよ」と、このドラマでは珍しく下品な台詞を発する。

　しかし、片方が理事長の娘であるミホだと気付くや、たちまち態度を豹変させる。

　
　ま、それはいいのだが、ここで九条と言うか、竹中直人は、手を合わせて頭を下げながら「あっどぅっ」などと、表記不能の奇声を発すると言う、持ちネタを披露する。

　今回、このネタがイヤと言うほど出てきます。今回で九条は倒されてしまうので、やりたい放題の竹中直人であった。もっとも、23話ですぐ復活するんだけどね。

　なお、竹中直人の左にいる生徒指導部員は、住田隆さん。「出張！なんでも鑑定団」の司会とかでお馴染みの人ですね。

　で、ミホはここは旧理事長の思い出の部屋だから、別の部屋に機材を設置しろと命じ、九条は唯々諾々と従う。

　
　九条は、別の部屋にコンピューターシステムとモニターを設置すると、早速稼動させる。簡単に言えば、あのブレスレットは発信機になっていて、生徒たちの動きがまるわかりになるという仕掛けである。それをこのモニターで監視しようと言うのが「Ｂ計画」すなわち「生徒家畜化計画」のキモなのだ。もっとも、これは2-Aだけを対象にした試験的なプログラムなんだけどね。

　
　ただ、1987年当時では、ＣＧもこれくらいが精一杯で、かなり大雑把な監視システムにとどまっている。

　赤い点が生徒を示しているのだが、これだと、個人名は特定できないので、あまり意味がない気もする。

　
　そのモニターが映しているグラウンドでは、これも「家畜化計画」の一環の、佐伯による、軍隊まがいの厳しい調練が行われていた。

　
　途中でへばったアキを、正義派の森口くんが助ける。さらに、アキを竹刀で殴ろうとした佐伯の邪魔をしたため、代わりに森口くんがボコボコにされる。

　
　それをきっかけに、アキはすっかり森口くんに惚れてしまい、べったりと引っ付いて介抱する。

　
　校長に、それぞれ担当する「Ｂ計画」の進捗ぶりを自慢するふたり。「ボーナスはたんまりはずむよ」と校長に励まされ、佐伯は敬礼し、九条は例によって「あ、ずっ」と、合掌ネタで応じる。

　夜の繁華街。2-Aの生徒たちは盛り場をうろついていたが、彼らの挙動はモニタールームで把握され、その情報をもとに、生徒指導部員が漏れなく彼らを補導し、強制的に帰宅させて行く。

　ユミたち「反逆同盟」は彼女の部屋に集まって、「どうして居場所が分かるのか？」と、あれこれと話し合っていたが、何故かそのブレスレットが原因だとは露ほども思わない。かなり不自然である。

　とにかく、あまり長時間一箇所に集まっていると、「反逆同盟」だとばれてしまうおそれがあると、早々に引き上げるルリ、ケイ、雄太であった。

　
　システムの順調な滑り出しに、満足げな九条……しかし、すぐキーボードを触って「あっあー、静電気」と、細かなギャグを突っ込んでくる竹中直人であった。

　いいなぁ、竹中直人。

　
　一方、ブレスレットの秘密を探るため、森口くんは単身、夜の学校へ忍び込む。ただ、アキが勝手についてきて、迷惑そうな森口くん。同じく探索に来たユミと合流する。

　
　が、当然、彼らの動きは察知されており、ルパン三世のようにサーチライトで照らされ、校庭を逃げ回る。森口くんとアキはあえなく捕まる。

　我らがヒロイン・ユミは、

　
　とっととフェンスを跳び越して逃げる。

　
　跳んでいるのはスタントだが、着地シーンは仙道さんが演じ、久しぶりにセクシーなお尻を披露されていた。

　果たして森口くんとアキの運命は？　と言ったところで後編に続く。