第21話「ミホの怒り爆発!バラ投げさえる」 の続きです。
校庭に忍び込んで、九条たちに捕まってしまった森口くんとアキ。
九条はどうやら、彼らが「反逆同盟」のメンバーだと思い込んでいるようだ。
(森口くんに)
九条「お前も幸せな男だな。こんな体格の良い女に使われて」
言いながら、アキのおっぱいをモミモミする九条。実際は触れない程度に指を這わせるだけだが。

九条、「反逆同盟」の他のメンバーについて尋問するが、無論、アキがそんなことを知る筈がない。
勢い余って、「このアマぁーっ! へへえっ、ははははっ」と、物凄い顔でアキに迫る九条……と言うか、竹中直人。

そこへ、ミホが突然現れる。
ミホ「これは何の余興ですか?」 と言うツッコミが、あまりに適切なので笑ってしまう。

九条「お嬢様! あっ、ずっ」
これで何度目だと言う合掌ネタで応じる九条。
いくらなんでもやり過ぎじゃないかとたしなめるミホだが、九条は学園の治安維持のためだと抗弁する。その隙に、ミホは発信機付きブレスレットをいくつかちょろまかす。

森口くんたちを助けるため、本物の「反逆同盟」4人が夜の校庭へ集まる。
ブレスレットを付けたまま乗り込めば、「反逆同盟」が2-Aにいることがばれてしまうと、この期に及んで躊躇するユミだが、ミホは良い考えがあるわと、さっき盗んだブレスレットを取り出す。

で、それらを犬や猫、ニワトリやうさぎに取り付けて、校庭に放し、その無秩序な動きで撹乱させようと言う作戦であった。
これは、にゃんこにブレスレットを取り付けているおケイ。可愛い。
一応突っ込んでおくが、
それらの動物をどうやって調達したんだ? それに、いくら撹乱したところで、発信機は2-Aにしか与えていないと九条たちは思っているのだから、結局、2-Aにいることはバレバレなのでは?
もっとも、結果的には、

無数の赤いドットがめちゃくちゃに動いているのを見て、九条はシステムの故障かとモニター室から出て、直接「反逆同盟」を見極めようとやってくるので、ミホの作戦は成功するのであるが……。

で、最後はいつものようにこういう展開になる。ド派手メイクをしている限り、彼らの正体は決して分からないことになっているので安心して戦える。
今回もミホの
「純潔の燃える正義の」と言う新しい決め台詞が聞けるが、22話と23話では戦闘の際に名乗らないので、これが最後の披露となる。
ザコたちを倒し、残った九条に迫るユミたち。
頭脳派の九条だが、何と言っても特撮ヒーローで言えば大幹部のひとりである。
ひょっとして結構強いのかもしれないと思ったが、

九条「俺の本当の力を見せてやる」(もう一度合掌してから)
「ほう~わちゃっ! ほぅ~いえっ」 と、突如、ブルース・リー(ジャッキー?)の物真似を始めるのだった。
竹中直人、やりたい放題。
が、

冗談の通じないルリの鉄製鉛筆が一閃。

袖口を後ろの遊具に縫い付けられ、あっという間に身動きできなくなる。ここで、ピタッとBGM(仙道さんの「Don't Stop Lullaby」)が止まるのもツボをおさえた演出。
一矢も報いることが出来ないまま、ボコボコにされる九条であった。これで一応、九条は死んだ(番組からいなくなる)ことになる。と言っても、前記したように23話ですぐ復活するのだが。

事件解決後、ユミたちが校門に設置したブレスレットの鍵で、登校してきた生徒たちが次々とブレスレットを外して行く。
あれから「反逆同盟」に救出されたであろう森口くんとアキは、いつの間にかすっかりラブラブになっていた。

その様子を見ていたおケイが、珍しく、
「アキったらいいなぁ、良いボーイフレンドが見付かって……」と、羨ましそうな声を出す。
それに対しユミが「いつまでもね、チェーン振り回してるようじゃムリムリ!」と、一言。「チェーン」と言うのは、ケイの得意武器のことである。

ケイ「言ったなぁ、もう~」
と、ユミの背中にエルボースマッシュを叩き込むのだが、ここ、仙道さん本気で痛かったようで、

思わず素で笑ってしまう。このほんわかしたやりとりこそ、「反逆同盟」の醍醐味なのだ。
こうして、九条の生徒監視システムは粉砕されたが、良く考えたら佐伯の推進していた教練の方も、特に何の説明もないまま立ち消えになってるんだよね。