第19話「イナズマン デスパー軍団に入隊す!!」(1974年8月27日)
冒頭、表土を無残に削り取られて原型を留めぬ砂山の上で、イナズマンとミキサーデスパーと言う怪人とが戦っている。
てっきり、「仮面ライダー」でよくあるように、イナズマンのダミーロボットを相手に、怪人が戦闘訓練でもしているのかと思ったが、それは正真正銘のイナズマンであった。
しばらく拳を交えたところで、待ち構えていたサデスパーがあらわれ、「サデスパー闇走り」と言う技で、瞬間的にイナズマンの視覚を狂わす。

その隙に、ミキサーデスパーが右手を本体から切り離して投げ付け、イナズマンの顔に張り付かせる。
だが、何故か、二人は嵩に掛かって攻めようとはせず、とっとと退却してしまう。
イナズマン「目が……」
その後、沢の清流で目を冷やしていた五郎のもとに、荒井からデスパー軍団が東京E地区に出現したとの連絡が入る。

主婦「放して、私が何をしたんです?」
ミキサーデスパーや戦闘員たちが、住民を団地の公園に集めて、人間狩りを行っている。
ちなみにこの若い主婦、美熟女女優として東映特撮作品にしばしば顔を出す、五十嵐美鈴さんである。

男「何かの間違いじゃありませんか? 私は市役所の戸籍科に勤めてるもんです。人様から恨みを買うような……」
怪人「うるさいっ」
さらに、くどくどと命乞いをしている、気の弱そうな坊主頭の男性こそ、ウデスパーやサデスパーの声をあてている岩名雅記さんなのである!
これは、最終回の水木アニキと同じく、今まで(いわば)裏方として番組を支えてきた岩名さんへの、一種の「ご褒美」だったのだろうか?

イナズマン「待てい、デスパー、やめろ!」
そこへイナズマンと荒井が駆けつけるが、

勝「イナズマン、パパを助けて~」
戦闘員の手を振り解いた勝と言う少年(坊主頭の息子)が、まんま、徒競走でもやってるような規則正しい走り方でイナズマンに駆け寄るのが、ちょっとツボである。
怪人「イナズマン、待っていたぞ」
だが、ミキサーデスパーは慌てず騒がず、奇妙な形をした銃の先から黄色い光を放ち、イナズマンに浴びせる。
イナズマン「うっ」
目に激しい痛みを覚え、両手で顔を押さえるイナズマン。
怪人「我が同志、イナズマン、後は頼むぞ」

主婦「イナズマーン!」
怪人「馬鹿め、イナズマンはデスパー兵士になったのだ。我々の同志、人類を滅ぼす為に戦う戦士なのだ!」
若い主婦が、戦闘員に羽交い絞めにされながら身体をくねらせているのが、なかなか色っぽいのです!
荒井「バカなことを言うな、イナズマンは正義の味方だ」
怪人「それはイナズマンが決めることなのだ。イナズマン、我らは先に行くぞ」
ミキサーデスパー、イナズマンの目の前で堂々と住人を連れて行こうとする。
荒井がショットガンを構えるが、

荒井「イナズマン、なんてことを!」
イナズマンはそれを奪うと、逆に荒井の顔に向けてくる。
もっとも、それ以降のシーンでも荒井さんの頭は首の上に載っているので、邪魔しただけで、別に荒井さんの頭を吹っ飛ばした訳ではないらしい。
実は、次に説明するデスパーの策略によって、イナズマンはデスパーの意のままに操られているのだが、すべての場面において、イナズマンの悪としての行動が生温いのが今回のシナリオの欠点である。
デスパーの研究室で、サデスパーが作戦の順調な滑り出しを誇らしげにガイゼルに報告している。

サデスパー「ミクロニードル作戦は予想以上の成果を上げました。人間どもの中にはイナズマンを悪魔と罵るものもいたとか……特殊電極ミクロニードル作戦の仕組みをガイゼル総統に説明しろ、
なるべく簡単にな」
ガイゼル「……」
サデスパーの気遣いに、感謝すべきか怒るべきか、一瞬迷うガイゼルであったが、嘘である。
で、科学者によってその原理が説明されるのだが、かいつまんで言うと、ミクロニードルと言う特殊な物質は、中性子を浴びると毒波(毒電波?)を放出し、それが注入された人間を自由に操ることが出来るのである。
つまり、冒頭の戦いで、ミキサーデスパーが投げた右手に、ミクロニードルを注入する為の針が仕込まれており、イナズマンはそれと知らず、目の中に、ミクロニードルを打ち込まれた訳なのだ。
ただ、
中性子→ミクロニードル→毒波→脳 と言う図式では、相手を具体的にどのように動かすのか、肝心の、操る側の意思を介入させる余地がないように思えるのだが。
それとも、毒波それ自体に、デスパーに味方しろと言う、高度に抽象的な命令がインプットされているのだろうか? 現代ならともかく、当時の科学力ではさすがにそこまでは無理ではなかろうか。
ガイゼル「続けろ、人間どもは愛するものを奪われたときに、その相手を怒り、憎む。すべての憎しみをイナズマンに向けさせるのだ」
ガイゼルの狙いは、イナズマンを悪者に仕立てて人間社会から孤立・排斥させることにあるようだが、サデスパーやミキサーデスパーの態度からは、本気でイナズマンを仲間にしようと考えているようにも見え、最終的な目標についての意思統一が取れていないようにも見える。
一方、五郎たちも、デスパーによって五郎の頭の中に電波受信装置でも埋め込まれたのではないかと考え、病院へ行き、レントゲンまで撮って調べてもらうが、普通の医者にミクロニードルなどが発見できる筈もなく、異状なしと診断される。

荒井「そうくよくよするなよ、装置を埋め込まれてないことが分かっただけでも良かったじゃないか」
五郎「むしろそれが発見された方が良かった。取り除くことが出来ますからね」
二人がさっきと同じような場所で話していると、すぐ近くで女性の悲鳴が聞こえる。
急いで駆けつけると、性懲りもなくデスパーの一味が、赤ん坊をベビーカーに乗せた主婦を拉致しようとしているところだった。
五郎は戦闘員を蹴散らし、主婦を荒井さんに任せてサナギマンに変身するが、再びミキサーデスパーに中性子銃を撃たれると、ミキサーデスパーに命じられるまま、荒井さんを蹴飛ばして、主婦を戦闘員たちに引き渡す。
要するに今回は、
「ヒーローのニセモノが悪事を働いて、ヒーローの評判がガタ落ちする」と言う、特撮ヒーローでは定番のプロットの変奏曲のようなストーリーなのである。
ちなみに脚本は誰かと思ったら、やっぱり上原さんでした。
この後、サナギマンは荒井を無視して、すたすたと向こうへ歩き去ってしまう。
今、五郎の精神状態がどうなっているのか、それがさっぱり分からないのが歯痒い。
いずれにしても、ミクロニードルの効果は短時間しか持続しないようで、正常に戻った五郎が陸橋の上に到達した時には、まださっきの赤ん坊の泣き声が届くほどだった。

五郎(原因は一体何なんだ?)
勝「イナズマンは悪い人じゃないよ」
五郎「?」
陸橋の手摺に凭れて考え込んでいると、近くから聞き覚えのある子供の声がする。
何事かと振り向けば、

子供「バカ、イナズマンは人攫いじゃないか」
子供「そうだ、お前のパパを攫ったんだぞー」
子供「そうだ、そうだ」
あの勝と言う男の子を取り囲んで、大勢の子供たちがイナズマンのことをクソミソにやっつけているところだった。
五郎(やべぇ……) 内心ドキッとする五郎だったが、幸い、子供たちはイナズマンの正体を知らないので石を投げられずに済む。
なるほど、特撮ヒーロー、特に70年代までの特撮ヒーローが、頑なに自分の正体を一般大衆から隠そうとしていたのは、こんな場合に備えてのことだったのか知らん。
勝「違う、あれはニセモノだ。本物のイナズマンがきっと助けてくれる」
子供「お前なんかと遊んでやるもんか」
子供「イナズマンに攫われてしまえ」
五郎にとって涙が出るほどありがたいことに、勝はあくまでイナズマンを信じ、それこそデスパーに操られているイナズマンをニセモノだと断じるが、他の子供たちには相手にされず、仲間外れにされてしまう。
ひとりぼっちになった勝の華奢な肩に手を置き、

五郎「イナズマンを信じてくれるのか?」
勝「うん」
五郎「そうか、君の願いどおり、正義のイナズマンはきっと来る。待ってるんだ」
勝「うん」
五郎「君のお父さんももうじき帰ってくる、さぁ、元気を出すんだ」
勝「うん!」
五郎「『うん』しか言えんのかっ!」 勝「へぶっ!」
子役の芸のなさにキレた五郎さん、勝をぶん殴って、今度こそ本当の犯罪者になるのでした。
じゃなくて、
五郎(あの少年の心を傷付けない為にも、これ以上奴らの言いなりになるわけには行かん)
厳しい面持ちで悲壮な覚悟を固めた五郎は、いつものアジトとは別の、廃墟のような建物の地下にある牢獄に自らを監禁する。
詳しい原理までは不明だが、あの銃から発せられる何かが、五郎の心を狂わせていることが推測できたので、それを遮る為であろう。
念には念を入れて、両手と両足に鎖まで付けている五郎が差し入れのコッペパンを食べているのを、荒井が物欲しそうに、いや、痛々しそうに見詰めている。

荒井「食うときぐらい、自由にしたらどうだ?」
五郎「いや、結構です。俺は自分でも何をしでかすかわからない怪物ですからね」
荒井「五郎君!」
牢獄の鉄格子には、超音波も遮断するサランラップのようなフィルムまで張り巡らせてあった。
荒井は、これならデスパーも手出しは出来ないだろう、やーいやーい、バーカバーカと楽観していたが、

怪人「あの山荘に隠れているのか……」
ところがどっこい、その荒井の動きをマークして居場所を突き止めたのだろう、建物の外には既にミキサーデスパーがいて、あの銃を建物に向けて構えていた。
それにしても、この建物、外壁が見えなくなるほどびっしりとツタに覆われていて、不気味だけど、実に良い「景色」になっている。
ミクロニードルを活性化させるトリガーとして、デスパーがわざわざ中性子(ビーム?)を選んだのは、こんな場合に備えてのことだったのだ。
時々、バカに見えることもあるデスパーだが、なんだかんだで頭の良い「悪の組織」ではあることは間違いない。
あらゆる物質を貫通する中性子は、やすやすと特殊フィルムをすり抜け、パック牛乳をじかに飲んでいた五郎の目の中に潜んでいたミクロニードルに到達する。

わかりにくいが、五郎の眼球の中で、砂鉄のようなミクロニードルが蠢いている映像。
ミクロニードルが活性化すると、その影響で眼球の中で出血が起き、それが五郎に激痛をもたらしているらしい。
五郎、頭を押さえて苦しがっていたが、やがて今までと同様、身も心もデスパーの一員となる。

五郎「荒井誠、鎖を解け、早くしろ」
荒井「五郎君……いつもの五郎君ではない」
五郎「早く鎖を解け」
荒井「駄目だ、君を行かせる訳にはいかん」
五郎「なんだと」
荒井「イナズマンの名誉の為には、俺は腕尽くでも君を行かさんぞ」
荒井は断然要求を拒否するが、五郎はその剛力で、あっさり鎖を引き千切ってしまう。
荒井を押しのけ、建物の外へ出る五郎だったが、荒井もしつこく追いかけてきて、河原の上で戦いとなる。

荒井も実はサイボーグなので、並の人間より遥かに強いのだが、さすがに五郎の敵ではなかった。
もっとも、途中でミキサーデスパーがあらわれ、「俺と来い、攫った人間を大衆の目前で死刑にするのだ」と五郎に命じた為、荒井は息の根は止められずに済む。

荒井「攫った人間を死刑? そうか、ガイゼルはイナズマンを人間社会から追放し、デスパーの戦力にしようとしているのか」
さすがはサイボーグの荒井である。五郎に受けたダメージもなんのその、急いでミキサーデスパーたちを追いかけ、吊り橋の上で追いつくと、戦闘員をぶちのめし、さらに、五郎の体を抱いたまま、そこから飛び降りる。
そのショックで正気に戻った五郎、渓流の岩場の上で目を覚ますと、そばにいた荒井を揺り起こす。
荒井は自分を心配そうに見ている五郎の瞳を見ると、ホッと安堵の笑みを浮かべ、

荒井「……その目だ、澄んだ目に戻った」
五郎「澄んだ目?」
荒井「うん、君が発狂するときには目も充血している」
五郎「そう言えば目の奥に激痛が走るんです。そうか、あの時……」
荒井の指摘を受けて、漸く五郎は最初の戦いの際、ミキサーデスパーの飛ばした手で顔を掴まれたことを思い出す。

五郎「目の中に何かを注入されたんだ」
荒井「ミキサーデスパーは特殊な発電装置を使っている、電波遮断網を突き通すような何かだ」
五郎「電波でないとすれば、中性子だっ」
異様に察しの良い五郎だが、ノット電波だからって、一足飛びに中性子と言う正解に辿り着いてしまうのは、いくらなんでも都合が良過ぎる。
結果的に、中性子だろうがなんだろうがマフラーで跳ね返してしまうことになるのだから、ここは、分からないままでも良かったように思う。

怪人「みんな良く聞け、今日の死刑はイナズマンのデスパー軍入隊を祝って行われるものなのだ。したがって死刑執行人はイナズマンだ」
一方、ミキサーデスパーは、イナズマンが消息不明なのも構わず、掘り崩された山の窪みに攫った人たちを立たせ、少し離れたところにいる群衆(約20名)に向かって宣言する。
しかし、「悪の組織」が、人質として、実験体として、あるいは作業員の頭数として一般市民を攫うと言うのはよくあるが、今回のように、ただ処刑する為だけに捕まえると言うのは、極めて珍しいケースであり、同時にデスパー軍団の比類なき残酷さを遺憾なくあらわしている。
もっとも、以前、邪魔だからと言う理由だけで団地を襲撃して老若男女を虐殺していたデスパー軍団にしてみれば、別段特筆すべきことではないだろう。
それはそれとして、五十嵐さん、脚細いっすね~。

勝「パパ!」
と、見物の中にいた勝が、たまらなくなってロープをくぐって父親に駆け寄ろうとするが、

間にいた戦闘員が、その足元にいきなりマシンガンを撃ってくる。
相変わらず、子役が相手だろうと容赦のない70年代の特撮スタッフである。
まぁ、撃ち殺されなかっただけマシか。

父親「勝ーっ!」
マシンガンを突きつけられ、しぶしぶ勝が下がった後、
怪人「死刑執行人イナズマン、出て来い!」
と、ミキサーデスパーが叫ぶのだが、彼自身、この時点ではもう五郎が正気に戻っていることは承知していただろうに、叫びさえすればイナズマンがデスパーの一員として登場することを確信しているように見えて、いささか変である。
もし誰も出て来なかったから、デスパー、ひいてはガイゼルの面目丸潰れになっていたではないか。
もっとも、イナズマンもある意味「わかってる」人なので、実際には、呼ばれると即座に背後の崖の上にあらわれるのだった。

イナズマン「自由の戦士イナズマン!」
いつもの名乗りとポーズを決めるが、

子供「何が自由の戦士だ」
子供「イナズマン、消えろ」 子供「イナズマンのバカ」
子供「悪魔の使い」
当然のことながら、ギャラリーの子供たちから剛速球の罵詈雑言を浴びせられるハメとなる。
それにしても、今回のストーリーがプロットの面白さの割りにいまひとつ弾けないのは、このシリーズでは珍しく、可愛い女優さんや子役が一人も出てこないからであろう。
よって、罵声を浴びせる子供のひとりで、ちょっと顔立ちが整っている女の子ぐらいしか貼るべき画像がないのである。

勝「イナズマン、来てくれたんだねー」
勝だけは、同調圧力に屈することなく、笑顔で歓声を上げる。
この子役、実に味のある顔をしている。
若干、眼鏡を外した宮川大輔に似てるような……

イナズマン「うむ、みんな聞いてくれ、私はデスパーの陰謀により、心もならずも悪事に加担させられた。だが、もう、奴らに操られことはないっ」
ここで、イナズマン、群衆に向かって、悪いの自分ではなくデスパーなのだと言う演説をぶち、潔白をアピールする。
普通、こう言うストーリーでは、ヒーロー自身は何も弁解せず、仲間が代わりに弁護したり、自らの行動によって潔白を主張したりするものだが、ヒーローが自ら釈明すると言うのは珍しい。

怪人「むう、気が狂ったか、イナズマン。お前は私の奴隷だ。食らえっ」
ミキサーデスパー、驚いて中性子銃を撃つが、

イナズマン、素早くマフラーで目隠しをして、それを弾き返す。
ナレ「すべての物質を貫通する中性子も、イナズマンのマフラーを突き通すことは出来なかった」 ………………え、なんで? うーん、さすがにこれは安易過ぎる解決手段であった。
まだしも、荒井さんがあの中性子銃を撃って壊すとか、そっちのほうが現実的だったと思う。
もっとも、恐らく、上原さんは、それによってイナズマンが目隠しのまま敵と戦うシチュエーションにもって行きたかったのだろう。
どうでもいいが、戦いの際、

怪人「我らが仕掛けに気付いた以上、生かしておけん」
と、ミキサーデスパーが言うのは、なんか変じゃない?
そりゃ、元々イナズマンはデスパーの宿敵なのだから、味方に出来ないと分かった以上、殺そうとするのは当然なのだが……普通、そう言う台詞は、第三者に知られた場合に言うことだよね。
さて、目が見えず、苦戦するイナズマンだったが、駆けつけた荒井による援護と適切な助言によって、見事ミキサーデスパーを撃破するのだった。
無論、捕まっていた人たちも全員解放され、家族や友人たちと歓喜の抱擁をかわす。

勝「イナズマン、ありがとう」
イナズマン「坊やが私を信じてくれたからだよ、感謝している」
イナズマン、勝に礼を言ってその体を抱き上げると、ふと思い出しように、
イナズマン「そう言えば、さっき、イナズマン、消えろとか言ってた人いなかったっけ?」 子供(やべぇ……)
割りと根に持つタイプのイナズマンであったが、嘘である。
一方、デスパー本部では……

ガイゼル「ええいっ!」
忌々しそうに、チェス盤に拳を叩きつけるガイゼル。

サデスパー「申し訳ありません!
うっかり勝ってしまって……」
ガイゼル「もおっ、少しは手加減してよっ!」 じゃなくて、
サデスパー「申し訳ありません、イナズマンのマフラーまでは計算していませんでした」
ガイゼル「……」
ラスト、ミクロニードルを手術を受けた五郎が、荒井さんに介添えされて包帯を取り、視界を取り戻したところで終わりです。
このラストシーンも、相手がむくつけきおっさんでは、いまひとつ盛り上がりに欠けるんだよね。
今更言っても仕方ないが、「F」になっても、せめてサトコさんだけは引き続き登場させて欲しかった。
以上、とても面白いのだが、お楽しみシーンがまったくないのが残念な力作であった。
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