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「光戦隊マスクマン」 第28話「美緒がイアル姫!?」



 第28話「美緒がイアル姫!?」(1987年9月5日)

 前回、盗賊騎士キロスによってショットボンバーを破壊されたマスクマンは、不眠不休で新たな必殺武器の開発に取り組んでいた。

 
 と言っても、彼らはチューブに入ってひたすらオーラパワーを放出するだけで、

 
 実際にメカを作るのは、光戦隊の若き設計技師たちであった。

 突貫工事によって、既にメカは完成間近となっていた。

 と、タケルたちの気が一斉に乱れる。

 
 赤池「バカヤロウ、出せ、もっとオーラを出すんだ!」

 赤池主任技師が、他人事だと思ってなおも発破を掛けるが、

 
 タケル「いい加減にしてくれ! 俺たちを殺す気か? そんなに出したきゃ、お前が出せ!」

 タケルが、物凄い顔で言い返す。

 ケンタ「俺たちだって、人間だぞ……」

 力のない声で、どさくさ紛れに人間宣言をするイモゴリラ2号。

 なにしろ48時間もの間、ぶっ通しでオーラパワーを出しているので、さすがのマスクマンも疲れ果てているのだ。

 ま、ほんとに丸二日休みなくオーラパワー出し続けてたら、確実に死んでると思うので、多少の休憩は取っているのだろうが。

 赤池「ショットボンバー以上に強力なものを作る為には、もっともっとオーラパワーを集めなければならないんだ」

 だが、いわゆる職人気質の赤池は、彼らの弱音に耳を貸さず、さらなる協力を求めてくる。

 若い女性技師も駆け寄り、彼らを叱咤激励する。

 
 久美「一刻も早く必殺武器を作らないと、あなたたちだってチューブには勝てないんですよ、頑張ってください!」

 管理人、レビューしてて気付いたのだが、この人、「スピルバン」の14話に出ていた、陽子先生こと松岡久美さんなのだ。

 役名がないので、便宜上、久美と呼ぶ。

 こんな可愛い子に頼まれたら嫌とは言えず、タケルたちは疲労困憊の体に鞭打って、オーラ放出を再開する。

 ところがその頃、まるで彼らの仕事を邪魔するかのように、亀の甲羅とも溶岩ともつかぬ巨大な球体が街へ出現し、縦横無尽に走り回って片っ端から建物や車を壊し、社会に甚大な被害をもたらしていた。

 当然タケルたちは出撃しようとするが、技師たちが必死で止める。

 赤池「待て、戻れ、続けろ、オーラを出すんだ!」

 「出すもの出してから行け」と、言わんばかりの赤池。まるで撮影途中で帰ろうとした汁○優を叱り飛ばす監督のようであった。

 
 和彦「今出て行かれたら、これまで48時間掛かってやってきたことが無駄になってしまうんだ」

 そして、ケンタを面と向かって説得している若い技師を演じているのが、次回作「ライブマン」にレギュラー出演することになる、若き日の西村和彦さんなのである。

 
 赤池「やっと完成と言うところまでこぎつけたんだ」
 タケル(眠い……)
 赤池「あと一息なんだ!」

 だが、人々が苦しめられているのを黙って見ていることは出来ないと、タケルがスピンクルーザーで球体を倒してくると言って出撃することになる。

 出撃後、光戦隊本部の前でスピンクルーザーを停め、居心地のいいシートにもたれて、思う存分睡眠を取るタケルでした。

 ……嘘である。

 簡単に倒せると踏んでいたタケルだったが、その考えは甘く、

 

 
 レッド「ぐわぁああっ!」

 倒すどころか、逆に体当たりをされてスピンクルーザーを破壊されてしまう(註・実際に壊れたのかどうかは不明)。

 しかし、こんな場合にいちいち捻りを加えた美しいポーズでぶっ飛ばされると言うのはちょっと不自然で、レッドの呻くような叫び声とも合ってない気がする。

 それはともかく、球体は内側から真っ二つに割れると、

 
 意外にも中は空洞で、中からキロスがあらわれる。

 
 さらに、外殻が変形して、ロックドグラーと言う地帝獣の姿になる。

 しかし、別にキロスが球の中に入る必要はなかったと思うが。

 だいたい、そんなのに入ってたら、目がまわって気持ちが悪くなって吐いてしまうだろう。

 レッド「やはり地帝獣だったのか」
 キロス「地底の風地獄の中にはこんな奴らがうようよと腹を空かせているのだ。まんまとおびき出されたな、レッドマスク、貴様から血祭りに上げてやる!」

 ただでさえ死ぬほど眠たいレッド、キロスと地帝獣を相手に苦戦する。

 
 東「長官、レッドマスクが!」

 それをモニターで見ていた東ちゃんが叫ぶが、

 姿「今みんなに伝える訳にはいかん」

 新兵器の開発に取り組んでいる4人の邪魔をしたくないと、姿長官はレッドを見殺しにする。

 いや、いくら新兵器が完成しても、レットが殺されたら意味ないのでは?

 つーか、お前が助けに行けよ。

 
 レッド「うわっ」

 やがて、再び球体になったロックドグラーに体当たりされて、その衝撃でレッドの変身が解けてしまう。

 だが、ここでタケルが胸に下げていたペンダントを落としたことが、新たな波紋を招く。

 キロス「イアル姫……」

 キロス、見覚えのあるそのペンダントを拾おうとするが、タケルも取られてなるものかとチェーンを掴む。

 
 タケル「イアル姫だと?」
 キロス「これは確かにイアル姫のもの」

 キロスが、水浴びをしていたイアル姫の姿を回想すると、

 タケル「これは美緒がくれたもの……」

 タケルも、地中に引き摺り込まれる際、ペンダントを形見に残した美緒の姿を回想する。

 
 タケル「イアル姫とは美緒のことか? 一体イアル姫とは何者なんだ?」

 と、二人のそばで爆発が起き、爆風で吹っ飛ばされて斜面を転がり落ちて行く。

 
 見上げれば、バラバとオヨブーがシルエットとなって丘の上にあらわれる。

 バラバ「レッドマスク、教えてやろうか、イアル姫のことを?」
 オヨブー「バラバ様! 何故?」

 バラバの意外な言葉に、オヨブーが驚いて制止しようとするが、バラバは構わず、

 バラバ「イアル姫とは地底貴族イガム家の姫、イガムと双子の兄妹よ」

 あっさりイアル姫の素性を教えてやる。

 
 タケル「双子だと? 美緒とイガムが双子の兄妹? そうか、それでイガムはあんなにも俺に憎しみをぶつけてくるのか……」

 そう聞いて、初めてイガムの態度が腑に落ちたタケルであった。

 それ以前に、イガムの顔見たら、美緒とそっくりだって気付くと思うんだけどね。

 
 タケル「美緒は? イアル姫はどうなった?」
 バラバ「イアル姫はオマエ(発音が変)に恋をしてしまったのだ。チューブを裏切ったイアル姫は、ゼーバ様によって、永遠の眠りの刑に処せられたのだ」
 タケル(うらやましい……)

 バラバラがわざわざそんな内部事情を敵に明かしたのにはちゃんと理由があった。

 イアル姫がタケルを愛していたとキロスに知らせることで、キロスのタケルに対する憎しみをより煽り立てる為であった。

 キロス「殺す、貴様を殺す!」

 殺意に満ちた形相で、タケルに襲い掛かるキロス。

 バラバ「ふふっ、見ろ、キロスめ、頭に血を昇らせよった。はっはぁー、ともにくたばるまで、戦い続けるがよい」
 オヨブー「……」

 オヨブー、上司の真意を知って、感心したように頷いていた。

 キロスはタケルと戦う一方、他の4人もおびき出そうと、ロックドグラーに都市を破壊するよう命じる。

 さっきと同じようにロックドグラーと一緒に戦っていれば、タケルを確実に仕留められていただろうに、キロスの判断ミスであったろう。

 4人は、鳴り止まない警報と、モニターに映し出される街の様子に我慢できなくなってチューブから出る。

 技師たちも、外部の情報を一切遮断しておけばマスクマンの気持ちを乱さずに済んでいただろうに、なんでわざわざモニターにそんなもん映していたのか、良く分からないのである。

 
 アキラ「このままじゃ街は全滅だ」

 モモコは背後のコンピューターを操作して、球体のスペックを分析する。

 
 モモコ「みんな見て、破壊するたびに、爆発で放出するエネルギーを吸収し、どんどんパワーアップしてるわ」
 ケンタ「早く倒さないと、手遅れになる。行くぞ!」

 4人は技師たちの制止を振り切り、出撃する。

 
 だが、球体は恐ろしく頑丈で、レーザーマグナムすら弾き返してしまう。

 ここで、4人それぞれに襲い掛かる球体の姿がやたら丁寧に描かれるのだが、はっきり言って尺を埋める為にやってるようにしか見えない。

 回想シーンが多いのも同じ理由からで、今回はそれだけメインストーリーが薄っぺらなのだ。

 
 赤池「必殺武器がもう少し早く完成していれば……」

 4人の苦闘を見ながら、唇を噛む赤池。

 姿「タケル、ケンタが危ない!」

 さっきタケルのことを見殺しにした癖に、今度はそのタケルにケンタたちを助けろと言う、虫の良い長官であった。

 で、タケルは一計を案じ、ケンタと連絡を取り合いながら、それぞれの敵を特定の場所までおびき出し、キロスとロックドグラーを同士討ちさせることに成功する。

 で、今回はレッドが「マスキーフラッシュ」と言う個人技でロックドグラーを倒し、巨大ロボット戦を経て、ひとまずマスクマンの勝利に終わる。

 キロスはチューブに戻ってくるが、大言壮語した割りにマスクマンに勝てなかったことで、ゼーバに光のムチで縛られ、空中に持ち上げられる。

 
 キロス「俺は盗賊騎士キロス! 欲しいと思ったものは必ず手に入れる男! ゼーバ様、必ずマスクマンはこのキロスが!」

 空中で足をバタバタさせながら叫ぶキロス。

 なんか、登場二話目にして、君には早くもがっかりだよ。

 こうして新必殺武器の完成は次回に持ち越され、当然、松岡久美さんも引き続き出演することになるのである。
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コメント

何を今更のタイトル

視聴者には最初からバレバレなのに後半まで引っ張りましたか。そもそも
当人は序盤から氷漬けで、ロミジュリ的なすれ違いのドラマがある訳でも無い。

このイガム&イアルの設定は往年のロボットアニメ
「ボルテスⅤ」や「闘将ダイモス」辺りから来ていそうですが
ストーリーに生かせているか(殆ど未見)微妙…。

とりあえず田山真美子さんを筆頭に出演女優さんは粒ぞろいらしいので
その辺りをネタにしたレビューを楽しませていただきます。

無能?

もしかして姿長官は歴代の司令官でトップクラスで無能なんでしょうか?管理人さんのレビューを見ているとそんな印象を受けるんですが。

Re: 何を今更のタイトル

> 視聴者には最初からバレバレなのに後半まで引っ張りましたか。そもそも
> 当人は序盤から氷漬けで、ロミジュリ的なすれ違いのドラマがある訳でも無い。

確かにそうですね。

まぁ、実写の場合、一人二役の撮影が大変だと言う事情もあったんでしょうが。

> とりあえず田山真美子さんを筆頭に出演女優さんは粒ぞろいらしいので
> その辺りをネタにしたレビューを楽しませていただきます。

ありがとうございます。頑張ります。

Re: 無能?

うーん、いや、無能ではないと思いますが、戦士として実力があるのに、肝心なときに現場に出てこないという印象はありますね。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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