第20話「蝶とギロチン 花地獄作戦」(1974年9月3日)
第12話と並んで、「F」の世界観を象徴するような異色エピソードである。

冒頭、海岸近くの別荘の一室で、五郎が気持ち良さそうに眠っていると、カーテンが引かれ、まぶしい朝日が差し込んでくる。
五郎、アメリカ人のように、寝るときはスッポンポンか、パンツ一丁なのかと視聴者をちょっと嫌な気持ちにさせる。

窓のそばに立っているのは、パジャマ姿の荒井さん。
五郎、まだ寝足りないのか、煩わしそうに光に背中を向ける。

荒井さん、ベッドに近付くと、無言でタオルケットを剥がすが、五郎も引っ剥がされた先から頭まですっぽり被り直し、意地でも起きようとしない。

「困った奴だ」とでも言いたげに、腰を屈めてその様子を見下ろしている荒井さん。
しつこくタオルケットを剥がしたり、枕を取り上げようとするが、五郎はまるで駄々っ子のようにベッドにしがみついて、一向に起きる気配がない。
それにしても、この、新婚夫婦のようなラブラブのやりとりはちょっとヤバイよね。
ちなみに、二人は珍しく休暇を取り、荒井の別荘に静養に来ているのだ。
そして、ここは、五郎が少年時代を過ごした思い出深い場所でもあった。
五郎がベッドに根が生えたように断固起き上がろうとしないでいると、不意に、荒井さんの絶叫が背中で爆発する。

五郎「荒井さん!」
驚いて五郎が振り返ると、なんと、床に、首と胴が生き別れになった荒井の無残な死体が転がっているではないか。
寝起きの悪い五郎も思わずベッドから出て荒井の死体に駆け寄るが、よく見れば、それはマネキン人形に過ぎなかった。

五郎「あっはっはっはっ、チキショウ、まんまと一杯引っ掛かったか」
荒井の声「はははは、ごめんごめん、ちょっと冗談が過ぎたかな」
五郎が投げた首が胴体に当たると、それに仕込まれていたテープから荒井のメッセージが流れ出す。
それによると、今朝、インターポールから、ヒマラヤに突然ケシの大群が発生したと言う連絡が入ったので、それを調べにヒマラヤに向かうと言うことだった。
荒井の声「これがデスパーの手に渡ったらとんでもないことになるぞ」

続けて、ケシの花のイメージ映像をバックに、夢野久作が書いたようなおどろおどろしい文句が、画面全体に映し出される。
ついで、サブタイトルが表示され、

五郎と荒井に負けないほど仲の良いガイゼルとサデスパーのツーショットとなる。
ガイゼル「サデスパー、華地獄作戦は?」
サデスパー「はい、総統閣下、ギロチンデスパーがもう準備を完了させている頃です」
ガイゼル「蝶とギロチンか……」

サデスパー「それは、遠いフランスに内乱の嵐が吹き荒れていた頃……」

サデスパー「その血を吸い尽くそうと、この世に生まれてきた悪魔の落とし子、恐るべき首切りマシーン……今、ガイゼル総統の手によって、デスパー中、最も血に飢えた殺人戦士となって蘇ったのだ」
ガイゼルのつぶやきに答えて、サデスパーが、いかにも70年代の劇画テイストのイラストを用いて、ギロチンおよびギロチンデスパーについての簡単な講釈を垂れる。

ギロチンが落ちる音、女性の恐ろしい叫び声の後、波打ち際に落ちている、首と胴が離れた人形が映し出される。
そう、今回のストーリーに通底するモチーフは、ずばり、「首チョンパ」であり、さっきの荒井さんの悪戯も、それに沿っての演出だったのだ。
その人形から少し離れたところに、

若く美しい女性が眠るように倒れていて、打ち寄せる波に髪や服を洗われていた。
そして彼女の周囲では、真っ赤な、何処となく不吉な蝶が乱舞していた。
まさにリアル「眠れる森の美女」と言った風情の謎めいた美女テレサを演じるのは、奈良富士子さん。
時期的には「レオ」にレギュラー出演する数ヶ月前である。

その寝顔(?)があまりに美しかったので、予告編の画像も貼っておこう。

その海岸を上空から捉えたショットが出てくるのだが、これ、「仮面ライダー」84話の空撮ショットの使い回しである。
よく見てもらえば、画面中央下に、イソギンジャガーの立っているのが分かると思う。
次のシーンでは、目敏く五郎に発見・保護されたテレサが別荘の一室のベッドに寝かされている。

うう、何と言う神々しい美しさ!
五郎、一睡もしないでテレサの寝顔を鑑賞しているうちに、深夜の3時をまわる。

と、なんとなく不気味な雰囲気になったと思うと、背後の窓のカーテンがひらひらと揺らめき、音もなく異形の怪物、ギロチンデスパーが入ってきて、五郎の真後ろに立つ。
五郎、とっくにその存在に気付いていたが、寝たふりをして相手の攻撃を誘い、それを華麗にかわす。
五郎「出たな、デスパー!」
ひとまずサナギマンに変身する五郎だったが、

眠っていたテレサがパチッと目を開き、

目だけ動かして、サナギマンのほうを見遣る。
うう、奇麗じゃ……
テレサ、再び目を閉じると、「怖い、怖い」と、とってつけたようなうわ言を口にする。

で、このギロチンデスパーの造型がまたイカれていて、体全体がギロチン台になっていて、口の部分に当たるギロチンの刃から、顔の真ん中で断ち割られた罪人の骸骨が飛び出しているわ、体のあちこちに血まみれのドクロや、溶けかかったような顔がぶらさがっているわ、グロテスクなことこの上ない。
右手がギロチンの刃になっていて、左手が罪人の首に嵌める首枷のような形状なのも芸が細かい。
デスパーの怪人の中でも、最もおぞましく、かつ秀逸なデザインと言えるだろう。
そして、右手のギロチンの威力は凄まじく、サナギマンの強靭な肉体すら切り裂いてしまうほどだった。
ところが、サナギマンがテレサの体に覆い被さるようにして守っていると、
怪人「くそう、なんと運のいい奴だ、俺のギロチンにかかれば真っ二つ、その血のひと雫まで飲み干してやろうものを……」
何故か攻撃をやめ、退却してしまう。
これは、ギロチンデスパーが、仲間であるテレサを巻き添えにすることを恐れたからなのだが、三人の位置関係からして、テレサを傷付けずにサナギマンの首を刎ねることは可能だったように思える。
そもそも、冷酷無残なデスパーの怪人が、イナズマンを倒せる千載一遇のチャンスを仲間の命と引き換えに諦めるとは、到底思えないのだが……
まぁ、ガイゼルがテレサのことを有用な駒として尊重していることを知っていたので、大事を取ったと言うことは考えられる。
話が前後したが、任務を果たせず帰還したギロチンデスパーを、バカの一つ覚えで処罰しようとするサデスパーであったが、

ガイゼル「待て、サデスパー、渡五郎と一緒に華地獄の友を殺すわけにも行くまい」
珍しく、ガイゼルがとりなしてやめさせる。
18話のサデスパーといい、今回のガイゼルといい、結局女に甘いところはフツーのおっさんだなぁと言う感じがする。
そういう意味でも、五郎の相棒にはお尻と胸のでかい、色っぽい女優さんを配するべきだったと思う。

それはともかく、ガイゼルの言葉にあわせたように、扉が開いてジュディ・オングみたいな衣装を着た女性があらわれる。
ガイゼル「おお、待っていたぞ、華地獄の友よ。行けい、今こそ行って、赤きケシの花の毒を空一面に降り散らせ!」
「華地獄の友」と言う、ふりかけみたいな名前の女性はガイゼルの命令に無言でその場から立ち去る。
視聴者には顔は見えないのだが、その前のテレサの目付きからして、彼女以外にないことは分かりきっているので、そういう意外性がないのがちょっと残念である。
翌朝、つい眠ってしまった五郎が目を覚ますと、いつの間にかベッドが空になっていた。
無論、本部のガイゼルのところに行ったのだが、冷静に考えて、別に本部に行く必要ないよね?

もっとも、五郎が気付いて外へ探しに出たときには、既にテレサは海辺に戻っていて、しゃがんで腕を組んで、波打ち際に作られた砂の城を見詰めていた。
これは、五郎のパジャマを着ているのだが、良いよね、男物の服を着てる女の子って!

そこへ青春ドラマの1シーンのように、五郎が、足元に雪崩れ込む槍のような波に足を取られそうになりつつ、浜辺を突っ切ってやってくる。
五郎「君!」
テレサ「……」
砂の城の前にいたテレサに、五郎が叱るように声を掛けるが、テレサは無言でその場を離れてすたすた歩き出す。
城は、際限なく押し寄せる波に洗われて、見る見る崩れていく。

五郎「この沖に君は浮いてたんだぜ。ほんとに何も思い出せないのかい、自分の名前や、どっから来たのか?」
テレサ「……」
五郎「君は不思議な子さっ、朝だってこっそりいなくなっちゃうんだから……」 五郎の喋り方も、いつもと違って甘酸っぱい青春ドラマっぽくなっている。
しかし、五郎の言い方では、テレサが沖合いに浮いていたのを発見して、自分が海へ入って助け出したようにも聞こえるが、映像では最初から岸へ漂着していたので、なんとなく違和感がある。
テレサ「朝日がとっても爽やかだったから……風に吹かれてみたかっただけ」
五郎「この曇り空に?」 テレサ「う゛っ」
と言うのは嘘だが、テレサの台詞と裏腹に、海が思いっきり荒れているのは事実である。
まぁ、脚本では爽やかな夏空が広がってる筈なのだろうが、こればっかりはスタッフにはどうしようもないからね。
五郎「ところで、どうするのサ? これから」
テレサ「ここ気に入っちゃった、いてもいいでしょ、このまま?」 五郎「……」
番組開始以来、初めて聞く胸キュン台詞に、思わず
「はい、喜んで!」と絶叫したくなった五郎だったが、今まで積み上げてきたストイックなイメージを崩してはならないと言い聞かせ、何とか堪える。

テレサ「ここはねえ、とっても懐かしい風の匂いがするのよ。何か思い出せるかもしれない、そう、あたしが誰かってこと、遠い昔のこと」
テレサの脳裏に砂の城や、砂浜に置かれた赤い靴などのイメージが浮かび、それにあわせて童謡「赤い靴」の物悲しいメロディがBGMとして効果的に使われている。

それにしても、ほんと、好みのタイプやわぁ、奈良さん!
テレサ、別荘の一室に飾ってある赤い靴を見詰めていると、五郎が入ってきて、

五郎「ちょっと大きいけどパジャマよりはマシだと思うよ」
何処で調達したのか不明(註1)だが、女物の服を置いてすぐ行こうとすると、
テレサ「待って! どうしたの、この靴?」
五郎「ああ、それはね、遠い昔の思い出さ」
……
なんでお前の思い出の品が、荒井さんの別荘にあるんだぁーっ!? それはさておき、靴を見ているうちに、テレサの胸に、再び砂の城や赤い靴などのイメージが湧き上がる。

五郎「何か思い出したんだね?」
テレサ「……」
五郎がその表情に気付いて話しかけるが、テレサは何故か悲しそうな目をして、

テレサ「あっちへ行ってて、着替えるから……」
顔を背け、ヒステリックに叫んで五郎を遠ざける。
五郎、テレサの着替えている様子を思い浮かべて(註2)ニヤニヤしながら、黙って部屋を出て行く。
註1……荒井さんのタンスの中から出てきた服だったらイヤだなぁ。
註2……思い浮かべたのは五郎ではなく、管理人です。
CM後、神秘的なメロディーの流れる中、

浜辺に散乱する、たくさんの人間の死体と言う、とんでもないものが映し出される。

特に、砂の上に置かれた男の生首が、恨めしげに天を睨んでいるカットなどは、今ではまずありえない描写だ。
まぁ、首から下を砂に埋めてるだけなんだけどね。
その周辺には、禍々しくも美しい赤い蝶が舞い狂っていた。
しばらくして五郎がテレサの部屋に入ると(ノックぐらいしろよ……)、テレサの姿はなく、着ていたパジャマと、五郎が渡した服(Tシャツにジーパンのようである)が、畳んで置いてあった。
五郎が(註3)、テレサが今、どんな格好になってるのだろうとニヤニヤしていると、荒井さんが息せき切って駆け込んでくる。

荒井「五郎君、俺がヒマラヤについたときには、ケシの花畑はすべて姿を消してしまっていた。謎の女に操られた蝶の大群が、一夜にしてケシの花粉を運び去ったんだ」
五郎「デスパーだ、だとしたらみんなの命が危ない」 荒井(……え、なんで?) しかし、荒井さん、ヒマラヤに行って帰ってくるのが、いくらなんでも早過ぎないかい?
註3……五郎ではなく、管理人。

怪人「ふふふふ……」
続いて、砂浜に並べられた死体の首を、ひとりひとり、楽しそうに切り落としているギロチンデスパーと言う、これまた、今では絶対放送できない強烈なシーン。
ほんとに楽しみで人を殺している(もう死んでるけど)感じがして、デスパーの怪人の中でも飛び切り危険な奴である。
五郎と荒井が駆けつけ、荒井が戦闘員と戦っている間に、五郎はギロチンデスパーと対峙するが、

そこへあらわれたのが、「華地獄の友」こと、テレサであった。
五郎「君はっ?」
テレサが操る赤い蝶が、たっぷり吸い込んだケシの花粉を雨のように振りまき、二人を悶絶させる。
それでも五郎は何とかサナギマンに変身し、荒井を逃がす。
ギロチンデスパーのギロチンを打ち込まれ、サナギマンの体から鮮血が溢れる。

任務を果たして満足気に彼らに近付くテレサ。
薄れていく意識の中、五郎は、テレサの履いている赤い靴を見ているうちに、過去の記憶を鮮明に思い出す。

五郎(そうだ、思い出したぞ、君と会ったのは海も空もまだ青かった頃、悲しいときには海を見た。いじめられても、歯を食いしばっていた君がいじらしくて……)

五郎(砂のお城を作って遊んだもんだ……)
ここで、少年時代の五郎と、少女のテレサが遊んでいる様子がセピア色で回想される。

五郎(でも、いじめっ子にちっちゃな幸せを壊されてしまった……)
せっかく作った砂の城を壊され、涙を噛み締めているテレサ。
管理人、今回初めて気付いたのだが、これ、美少女子役として名高い、天野美保子さんなのだ。
五郎(ある日、ひとりの背の高い外国人が君を連れて行った……)

童謡の内容そのままに、駐留米軍風の男に迫られる、ツインテールが可愛過ぎて死にそうな天野さん!
また、男に抱えられて連れて行かれる際、思いっきり白いパンツが見えているので、ロリコン戦士の方は要チェックです。
ま、セピアだし小さいし、ほとんど見えないと思うが。
残念ながら、天野さんの出番はこれだけで、台詞も一切ない。
もったいないなぁ。
五郎(赤い靴を残して、それっきり君は帰ってこない……)

サナギマン「君はあの時の、テレサだ!」
回想シーンを終えたサナギマン、豁然と、目の前に立つ謎めいた女性こそ、あのテレサと言う少女だと悟る。
テレサ「あなた、やっぱり思い出したのね。あれが私の父だった……一緒にアメリカに渡った。父は向こうで再婚すると、邪魔な私を追い出した。私はこの世で迷子になって、彷徨い流れたわ。今じゃ地獄の手品師に……」
それに答えて、テレサも簡単に自分の過去を物語る。
テレサが最初から五郎のことを知っていたのかはっきりしないのだが、赤い靴を見付けたときの態度からして、そこで漸く五郎のことを思い出したのだろう。
怪人「ええい、何を愚図愚図しているんだ、この世の別れに極上の甘い香を吹きかけてやれーっ!」
ギロチンデスパー、テレサに「華地獄」攻撃を命じるが、テレサは従おうとしない。
怪人「ええい、面倒だ、俺の必殺技を受けてみろーっ!」
短気なギロチンデスパー、構わず空高くジャンプして、ギロチンをサナギマンに叩き付けようとするが、咄嗟にサナギマンに抱きつき、代わりにギロチンを背中に受けたのがテレサであった。

怪人「気でも狂ったのか?」
テレサ「やめて、この人だけはやめて!」
サナギマン「テレサ!」
怒りに燃えるサナギマン、テレサの体を横たえると、渾身の気合を込めて、イナズマンに変身する。
イナズマン「ぇええいやーっ!」 かつてないほどの憤怒に身を灼くイナズマン、いつもと違って、五郎として戦っているような空手のポーズと気合を放つ。
ギロチンデスパー、そこそこ善戦するが、本気を出したイナズマンには勝てず、あえなく爆死する。

五郎「テレサ、どうして君が?」
テレサ「お説教なら無駄よ、死に掛けてるって言うのに……私はまだこの世を恨んでる。私は悪い女」
五郎「違う、悪いのは君じゃない。砂のお城を壊した奴らだ」
テレサ「私は汚れて変わってしまった。変わらないのはあなたの優しさだけ」
五郎「そうじゃない、君は命を掛けて、俺を守ってくれたじゃないか。昔の君に戻ったんだ」
テレサ「五郎……」
五郎の温かい言葉に、嬉しそうにその顔を振り仰ぐテレサ。
正直、ここはこのままテレサが死んで終わりにすべきだったと思うが、

突然そこへ、地元の子供が三人やってきて、無遠慮にその愁嘆場を見物する。
荒井さんが
「見せもんじゃねえ、ぶっ殺すぞ!」と、ショットガンを向けるより先に、彼らの正体に気付いたテレサが、自分の死が近いのを悟り、
テレサ「五郎、砂のお城を守って……」
と、五郎に最後の言葉を掛ける。
その直後、テレサが崩れ落ちると共に、パッと子供たちも駆け出す。
五郎「テレサ! テレサ、テレ……」

五郎の悲痛な叫びが浜辺に響くが、いつの間にか、テレサの喉には、赤い蝶の飾りが付いたダーツのようなものが、深々と突き刺さっていた。
それに五郎たちが気付いたのかどうか不明だが……

子供「裏切り者を始末しました」
サデスパー「海は青かったか?」
子供たち「ノーッ!」
サデスパー「空は青かったか?」
子供たち「ノーッ!」
サデスパー「では人間の未来は?」
子供たち「灰色なのでーす」
サデスパー「デスパーの未来は?」
子供たち「明るい光で一杯なのでーす」
サデスパー「ようし、実地試験は合格した。すぐさま人の世の姿を脱ぎ捨てて、デスパー少年兵士となれ!」
子供たちはデスパー本部に戻り、サデスパーと演劇的なやりとりを交わした後、

レオタードの股間がかなり恥ずかしい、デスパー少年兵士の姿に変わる。
そう、あの子供たちはデスパーの恐るべき刺客で、裏切り者のテレサを人知れず抹殺したのである。
「仮面ライダー」でショッカーやゲルショッカーがしばしば結成を試みた、悪の少年ライダー隊のバリエーションであるが、こちらは平気で人殺しまでする、シャレにならない少年兵士たちであった。
それにしてもこの20話、以前の印象は、もっと前衛的で分かりにくい感じだったのが、改めて見ると、奇を衒ったところのない、極めて明快なメロドラマだったのが意外な発見であった。
それにしても、やっぱり好みのタイプの女優さんがゲスト出演されてると、俄然、やる気が違ってきますなぁ。
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