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「仮面ライダーV3」 第14話「ダブルライダー 秘密のかたみ」



 第14話「ダブルライダー 秘密のかたみ」(1973年5月19日)

 前回登場したデストロン初代大幹部ドクトルGが、本格的に始動する第14話である。

 ま、正直、今回もスルーして問題ないような話なのだが、15話に続いているので書かねばなるまい。

 
 トンガリ頭巾「デーストローン、デーストローン」

 冒頭、不気味な洞窟の奥で、デストロンを象徴する黒いトンガリ頭巾たちが「G」と書かれた棺桶に向かって祈りを捧げている。

 と、前回同様、ドラゴン花火が棺桶の向こうでパチパチ火を吹いたかと思うと、

 
 棺桶の中から、ドクトルGがゆっくりと立ち上がる。

 G「古代戦士の精霊よ、さまよえる悪魔の魂よ、集まり来たりて我に力を……」

 ドクトルGがそんな呪文のような言葉を口にすると、何故か、トンガリ頭巾たちが手に手にナイフを持ってGに襲い掛かってくる。

 
 Gは左手の盾でナイフを弾くと、右手の斧でバッサバッサとトンガリ頭巾……の中に入っていた戦闘員たちを斬り伏せていく。

 はっきり言って、意味不明のシーンであるが、

 
 怪人「アーブラー」
 G「見たか?」
 怪人「見てません」

 じゃなくて、

 G「見たか、精霊(の加護)を受けたときのこのわしは、無限の力が与えられる」
 怪人「さすがはデストロンの大幹部ドクトルG」

 続いてあらわれたG子飼いの怪人ガマボイラーとの会話から推察するに、今のは単なるドクトルGの強さを誇示するためのデモンストレーションだったらしい。

 デモンストレーションで殺されちゃたまんないよね、戦闘員も。

 だいたい、戦闘員を数人殺したぐらいで、「無限の力」って威張られてもねえ……

 武器さえ与えられれば、おやっさんでもやれそうである。

 G「デストロン、世界征服がなるかならぬか、仮面らぁいだV3を消すことにある」
 怪人「ドクトルG、憎いV3を今こそやろう。その為にはガマボイラーも命を賭ける」
 G「ガマボイラー、一生に一度しか使えないあの装置を使う覚悟はあるのか」
 怪人「勿論ありますとも、V3を倒すためなら、俺は死んでも本望だっ」
 G(変な奴ぅ~)

 まだ会ったこともないV3に憎しみを滾らせ、自分の命を捨ててまで倒そうというガマボイラーの意気込みに、若干引き気味のGであったが、嘘である。

 でも、ほんと、なんでそこまで闘志を燃やすのか、今ひとつ分からない怪人ではある。

 一方、少年ライダー隊本部では、

 
 純子「少々お待ちください、志郎さん、国際警察からです」
 志郎「え、国際警察?」

 と言う、小学生のごっこ遊びのような会話が真面目に交わされていた。

 FBIはおろか、国際警察にまで認知されているとは、少年ライダー隊、どんだけ凄い組織なんだ?

 ともあれ、志郎は相手と通信するが、

 カマモト「国際警察のジョージ・カマモトです。ライダーV3に関する重大秘密が手に入りました」
 志郎「V3の重大秘密?」
 カマモト「今夜10時、三浦岬に来てください」

 と言う、意外な内容だった。

 だが、それは既にデストロンに傍受されて、Gの知るところとなっていた。

 
 立花「志郎、国際警察がなんでV3の秘密を?」
 純子「罠だわ、きっとデストロンの罠よ」
 シゲル「ライダーV3の重大秘密を知る人間なんかいるものか」

 あまりに突飛な通信内容に、珠兄弟は罠ではないかと警戒する。

 それはそれとして、スリット入りの純子さんのミニスカが堪らんのです!

 立花「しかし、デストロンにこの通信の波長は分からん筈なんだがな……」

 そう言いつつ思いっきり筒抜けになってるのが笑えるが、おやっさんは考え深げにそう言って、まんざら罠とも限らないのではないかとほのめかす。

 結局、志郎は罠である可能性を考慮しつつ、指定された時刻、三浦岬へ行くことにする。

 夜10時、合図のライトを頼りに沖からボートで三浦岬に上陸したカマモトの前に、黒ずくめの三人の男があらわれる。

 
 カマモト「風見志郎さんは?」
 男「風見さんの代わりのものです。決して怪しいものではありません。我々、少年ライダー隊の青年部です」

 いや、こんな夜中にサングラスしてる時点でめっちゃ怪しいし、だいたい、「少年ライダー隊の青年部」ってなんだよ? 少年なのか青年なのかはっきりしろぉーっ!

 カマモトも、さすがに「ライダー隊青年部?」と怪訝な顔をするが、無論、そんな部はなく、彼らはデストロンの戦闘員が化けたものだった。

 で、色々とどうでも良いシーンがあって、カマモトはV3に助けられ、無事、ライダー隊本部に到着する。

 
 カマモト「これです」

 靴の踵に隠していた極秘文書を取り出すカマモトを演じるのは、毎度お馴染み、団巌さん。

 
 志郎がそれを開くのを興味津々と見詰めている純子とシゲル。

 それにしても、つい、必要もないのに貼ってしまう、純子さんの美しさよ!(詠嘆)

 文書を一瞥した志郎は、おやっさんにもそれを見せる。

 それは、どこかの場所を示した地図で、上部にはいくつもの数字が羅列してあった。

 
 志郎「おやじさん」
 立花「このバツ印のところに、何かあるのかな」
 カマモト「そうです、ライダーV3の致命的な欠点を書いたものが隠してあります」

 額を突き合わせている二人の横から、こともなげに説明するカマモト。

 志郎「それをどうして知りました?」
 カマモト「はぁ、地図を拾ったのはあるいは偶然かもしれません。だが、地図の隅にある暗号に気付き、国際警察のコンピューターに解読させてみたんです」
 志郎「この暗号が扱えるのは、ライダー1号2号だけだ」
 立花「するとこの地図はWライダーがV3に残したものか」

 その暗号の内容がなんだったのか視聴者に示されないのがもどかしいが、つまり、それが「地図の場所に行けば、V3の致命的な欠点が分かるよん」と言う内容だったのだろう。

 ただ、それをWライダーが国際警察の手に落ちるよう手配したと言うのは、なんだかまどろっこしい気がする。普通に、スポーツ店に郵送すれば良いのでは?

 あと、志郎たちが「弱点」じゃなくて「欠点」と言ってるので、つい、その極秘文書に、

 「V3は人の話を聞かない」

 「V3は先輩の顔を立てようとしない」

 「V3は借りた金を返さない」

 などと、人としての「欠点」が書かれているのではないかと妄想してしまう管理人であった。

 志郎、地図を暗記すると、その紙をライターの火で焼き捨ててしまう。

 デストロンに文書を見られてはならないと言うことなのだが、だったら、すぐに行動を起こさず、デストロンがそんなことを忘れた頃に取りに行けば良いのに、翌日、志郎とおやっさんがバイクと車で地図に示された秩父の山奥に向かったものだから、あっさりデストロンに気付かれて尾行される羽目になる。

 途中、おやっさんの車のトランクにシゲルが隠れていて発見されると言うどうでも良いシーンがあるが、満場一致でカット。

 トランクに入っていたのが純子さんなら、満場一致で画像貼りまくるところなのだが。

 この後も、色々とどうでも良いシーンが続き、CM後、志郎と別行動を取っていたおやっさんが、ガマボイラーに見付かり、おまけにこの山のどこかにV3の弱点が隠されていることがバレてしまう。

 
 怪人「立花藤兵衛、もがいても無駄だ。すべては風見志郎と戦うためだ、そしてドクトルG様のお役に立つ」
 立花「なにぃ? 無駄なことだ。デストロンの改造人間がどんなに力を発揮してもライダーV3には勝てん」
 怪人「ライダーV3に負けても良い、死んでも良いのだ」
 立花「負けると分かっていて、どうしてV3と戦うんだ?」

 デストロンのみならず、ショッカー、ゲルショッカーのすべての怪人に言ってみたい台詞である。

 怪人「俺と戦ってV3は勝つ。だが、その瞬間からライダーV3には死が訪れる。わからんだろうな」
 立花「お前に勝つと、V3が死ぬ?」

 ガマボイラーの繰り出す、禅問答のような謎めいた言辞に、不審そうに眉をひそめるおやっさん。

 その後、おやっさんが襲われた場所に、シゲルと一緒に志郎が駆けつける。

 ガマボイラーが志郎の前に現れ、

 
 怪人「待っていたぞ、藤兵衛の命と引き換えに条件がある」
 志郎「聞こう」
 怪人「簡単なことだ。変身しろ、仮面ライダーV3になって、俺と戦え」
 志郎「ほぉ、変わった条件だな」

 
 立花「いかん、志郎、奴には何か得体の知れない力がある。変身するな」
 志郎「……って、おやっさん、なんでそこにいるんですかっ?

 一瞬の間をおいて、思わず突っ込みを入れる志郎であったが、嘘である。

 ま、ほんとは、この前に、木に縛られたおやっさんを志郎が解放するシーンがあるんだけど、あえてそのシーンを省いて、人質になってる筈のおやっさんが志郎の後ろに現れると言う、不条理なシーンにしてみました。

 でも、実際、おやっさんは既に自由の身になっているのに、ガマボイラーが、その身柄と引き換えに志郎に条件を出すと言うのは明らかに変である。

 だからここは、おやっさんは敵に捕まったままのほうが良かったのではないかと愚考する。

 ともあれ、志郎、おやっさんの制止の声を振り切ってV3に変身する。

 もっとも、変身しなければガマボイラーには勝てないのだから、相手が何か策略を構えているとしても、どっちみち変身しない訳にはいかないんだけどね。

 
 戦闘員を蹴散らした後、滝壺の中で激しく揉み合う両雄。

 
 と、その最中、V3の顔に至近距離から思いっきり白い泡を吹きつけるガマボイラー。

 なんとなくヒワイだな……と思ってしまった俺がヒワイだっ!

 怪人「やったぁ、とうとう俺の作戦は成功したぞー」

 既にかなりのダメージを受けてヘロヘロになっていたガマボイラー、弱々しい声で勝利宣言をすると、滝から出て山のほうへ向かって歩き出すが、倒れて爆発する。

 
 V3「くっ、作戦が成功したとは、どういうことなんだ?」

 シェービングクリームのかけ過ぎのようになったV3、ガマボイラーの最期の言葉が気になり、勝利を喜ぶどころではなかった。

 休む間もなく、今度はシゲルを人質にして、Gが滝の上に姿を見せる。

 V3「お前がデストロンの大幹部、ドクトルGか」
 G「らぁいだV3、いよいよお前の最期が来たようだな」

 
 V3、果敢にGに戦いを挑むが、攻撃はことごとく跳ね返される。

 V3(どうしたことだ?)
 G「どうした、V3?」

 ならばと、V3、必殺の「V3キック」を放つが、まともにGの胸に当たったのに、Gはピンピンしている。

 G「驚いたかV3」
 V3「力が、力が抜けていく」
 G「やっと気付いたようだな、ガマボイラーの体液を浴びれば、お前のエネルギーは自然に失われる。すなわち、ガマボイラーの死はまたお前の死でもあるのだ」

 種明かしをしてやると、巨大な斧を振り回して攻撃に転じるG。

 ……

 いや、そんな便利この上ない液体を作り出せるのなら、それをガマボイラーが死ななくても使えるようにすれば良いのでは?

 なんで死なないと使えないと言う、ユーザー超絶無視の謎仕様になってるのだろう?

 それはそれとして、

 
 戦闘員「見ろ、V3はもうすぐやられるぞ!」

 自分自身に死が迫っているとも知らず、劣勢のV3を見てはしゃいだ声を上げる戦闘員が不憫でならない管理人であった。

 
 立花「えいっ」
 戦闘員「キィーッ!」

 無防備の後頭部を思いっきりぶん殴られて、可愛らしい声を出しながら倒れる戦闘員。

 ほんと、おやっさんなら、冒頭で見せたドクトルGの芸当など、朝飯前で再現できそうである。

 そのうち、おやっさんが改造されて最強の仮面ライダーになるのではないかと心配になる。

 名前は勿論、「仮面ライダーオヤジ」である。

 それはさておき、ドクトルGの息もつかせぬ猛攻を防ぎかね、とうとう滝壺に落ちてしまうV3であった。

 15話へ続く。
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コメント

「悪の組織」は同じ作戦は二度と繰り返さない主義

>いや、そんな便利この上ない液体を作り出せるのなら、それをガマボイラーが死ななくても使えるようにすれば良いのでは?
いや、砂地で戦え(3話)ばよいのでは?頑迷ですなぁ・・・

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

白い泡を吹きつける

>なんとなくヒワイだな……と思ってしまった俺がヒワイだっ!
前作42話で、ハエ男がお手伝いさんに吹きかけた方が・・・
しかも、ハエ男はその家のバカ息子だから、やはり・・・
と思ってしまった私がヒワイだっ!

紛らわしい

ライダー隊青年部って存在が紛らわしいですね😅(所詮はデストロンの浅知恵ですが😌)それにしてもおやっさんが戦闘員相手だと無類の強さを発揮しますね😅何時もは悪役の多い団巌さんが正義サイドと言うのも貴重ですね

怪人の鑑

管理人さんはガマボイラーに引き気味のようですが、V3を倒すためなら死をも厭わないとは怪人の鑑と言っていいと思いますね。
確かにコスパは良くないし、30話でドクトルGが殴られてもびくともしなかったことを考えれば犬死と言われても仕方ないですが。

プライバシー保護のため音声は変えています

>「V3は先輩の顔を立てようとしない」

天空騎士(中国表記)さん
「「後輩の顔を立てようとしない」ですよ!
主役の僕が変身しない(回で)のに、自分だけ変身しちゃてるんですからね」

Re: 「悪の組織」は同じ作戦は二度と繰り返さない主義

ヒーローにかまってもらうために、毎回新しい趣向を考えてるんでしょうね。

Re: 白い泡を吹きつける

変なことを考えずに見れた少年の頃に戻りたいです……

Re: 紛らわしい

おやっさん、いつもながら強いですよね。

Re: 怪人の鑑

> V3を倒すためなら死をも厭わないとは怪人の鑑と言っていいと思いますね。

そうですね。ただ、死ぬ間際の切り札だけの怪人に見えてしまうのが、ちょっと残念な気がします。

Re: プライバシー保護のため音声は変えています

> 天空騎士(中国表記)さん
> 「「後輩の顔を立てようとしない」ですよ!
> 主役の僕が変身しない(回で)のに、自分だけ変身しちゃてるんですからね」

要するにどっちの顔も立てない人なのかも……

小野千春さん

小野ひずるさんのお姉さん=千春さんも女優で「おれは男だ!」に出てたそうです。
同作は千葉県で何回も再放送してるとか(知事特権で)。

Re: 小野千春さん

情報ありがとうございます。見てみたいなぁ。

わっかるかな~?わっかんねぇだろうなぁ~

>「俺と戦ってV3は勝つ。だが、その瞬間からライダーV3には死が訪れる。わからんだろうな」
>ガマボイラーの繰り出す、禅問答のような謎めいた言辞に、~

こんな台詞をおやっさんに投げ掛けるガマボイラーが、松鶴家千とせさんの様で可笑しいです!!このままガマボイラーには
「♪夕焼け小焼けで日が暮れて~、山のお寺の鐘が鳴る~。
 俺がガマボイラーだった頃、父さんはガマギラーだった。弟はガマゴエモンで、従兄弟はカエルシンカだった・・・・。わっかるかな~?わっかんねぇだろうなぁ~。
 ♪カラスと一緒に帰ろかなぁ~。」
とか歌い出して欲しい、若しくは人間態で登場する場面があったら松鶴家さんにやって欲しかった処です(笑)!!
 

Re: わっかるかな~?わっかんねぇだろうなぁ~

確かそう言うCMがあったんですよね。

確かに怪しい

確かに夜中にサングラスと人相の悪い人達がいたら怪しいですよね😔ショッカーの諜報員や工作員の服装は毎回どうもその筋の人間にしか見えないのも悲しいですね😢普通に私服の方がばれにくいと思うのですがね

Re: 確かに怪しい

怪しんで欲しいんでしょうね、きっと。

ガマボイラーはネタ枠

ガマガエルモチーフといえば沢りつおさんですが、このガマボイラーとスカイライダーのガマギラスがネタ怪人の双璧ですね。
同じ声優のクサリガマテントウもネタ怪人として人気高いです。

Re: ガマボイラーはネタ枠

なんか可愛いですよね。

ガマの台詞

“俺はお前と戦って負ける。だがお前は死ぬ”再放送を見た時は小生には理解出来ませんでした。今思えば“勝負に負けて試合に勝つと言う意味なのでしょうか?

Re: ガマの台詞

自分の命を犠牲にしてV3を倒そうということでしょう。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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