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「仮面ライダーV3」 第16話「ミサイルを背おったヤモリ怪人!」



 第16話「ミサイルを背おったヤモリ怪人!」(1973年6月2日)

 冒頭、何処かの海岸で夜釣りを楽しんでいる二人の男。

 ちなみに、その海が思いっきり時化ていて、どう考えても釣りにはふさわしくない天候なのに、

 男「駄目だなぁ、さっぱりあたりがねえや」
 男「そうですねえ……」

 と、釣り人たちがぼやくのが、割とツボである。

 そんな彼らの頭上を旅客機が飛んでいたが、それを彼らの背後からミサイルで撃ち落したものがいる。

 デストロンの怪人、背中にミサイル発射装置を備えたミサイルヤモリであった。

 しかし、最強怪人と名高いカメバズーカとコンセプトが被ってるし、デザインのインパクトでも負けている。

 それはともかく、図らずもデストロンの作戦の目撃者となった釣り人たちを、ミサイルヤモリは口封じしようとするが、そのうちのひとりに海へ飛び込まれてしまう。

 ま、そもそも、別に見られたってどうってことないと思うんだけどね。

 ショッカー時代から連綿と続く、些細な目撃者を殺すことに異常な執念を燃やす首領の悪癖は、新しい組織でも治っていないようである。

 それにしても「V3」の導入部って、釣りをしている人がデストロンの作戦や怪人を目撃するというパターンが多い気がする。

 
 純子「コーヒー入れました」

 舞台は一転、平和な少年ライダー隊本部に飛ぶが、のっけから純子さんが、こんなOLがいる会社なら、給料は要りませんから働かせてくださいと叫びたくなる極上の可愛らしさでコーヒーを運んできて、管理人はたちまち夢心地。

 
 立花「原因不明、謎の空中爆発か……」
 純子「一体どうしたって言うんでしょうねえ」

 おやっさんたちは、前述の旅客機の謎の墜落事件について話していたが、

 シゲル「もしかして、デストロンの仕業じゃないのかなぁ」
 立花「うーん」
 志郎「おやじさん、案外ありうるかもしれません」

 いや、全然案外じゃないんですけど。思いっきり案内です。

 さて、例の釣り人の片割れだが、やはり生きていて、祖父と孫が乗っていた漁船に引き揚げられる。

 そして、その孫が、偶然にも少年ライダー隊員だったので、そのニュースは直ちに志郎たちの元に届く。

 だが、デストロンも既にその情報をキャッチしており、

 
 G「これは重大なミスだぞ、ミサイルヤモリ」
 怪人「なんの、直ちにその男を消してご覧に入れます」
 G「よし、すぐ行け」
 怪人「ウヒョーッ!」

 首領と同じ病に罹っているドクトルGは、迷わずミサイルヤモリに目撃者抹殺の指令を出す。

 この後の展開を見れば、これが全くの判断ミスであり、そんなどうでもいいことに時間と労力を空費する前に、とっととコンビナートにミサイルを撃ち込んでいれば、デストロンの大勝利だったことは明白である。

 よって、ドクトルGも、過去の大幹部同様、見掛け倒しのスットコドッコイである。(証明終わり)

 さて、釣り人を連れてひとまず港に戻ってきた祖父と孫だったが、ちょうどそこに行き合わせた親切なトラック運転手の申し出で、町の病院まで一緒に連れて行って貰うことにする。

 
 漁師「打ち所が悪かったせいか、ヤモリの化け物だとかなんだとかおかしなことばかり言ってからな」
 文弥「……」

 だが、運転手を演じているのが文弥さんだったので大体想像はついたが、やはりそいつもデストロンの一味で、助手席の窓にそのヤモリの化け物の手が張り付いているのを見ても、何も言わずにニヤニヤしていた。

 続いて、二人が前を見ると、フロントウィンドウにそのミサイルヤモリが張り付いてこっちをじーーーーっと見てる(by稲川淳二)ではないか。

 運転手もいつの間にか戦闘員の姿に変わっており、二人は慌ててトラックから飛び降りる。

 
 怪人「うひゃーっ!」

 ミサイルヤモリ、正面から二人に襲い掛かるが、

 
 漁師「ええいっ」

 死に物狂いの老人に吹っ飛ばされ、

 
 怪人「……」

 トラックに叩き付けられる。

 彼らは祖父と孫、釣り人を捕まえようとするが、ぐずぐずしているうちに志郎がバイクで突っ込んできて邪魔される。

 いや、捕まえる必要はないんだから、さっさと殺せば良いのでは?

 つーか、港に戻ってきたところを襲えば簡単に殺せたのでは?

 
 怪人「俺のミサイルを受けてみろ!」

 ともあれ、ミサイルヤモリは左腕の小型ミサイルを発射する。

 
 以前も貼ったと思うが、俳優の真後ろで激しい爆発が起きる、凄まじいショット。

 志郎、V3に変身して戦い、接近戦に持ち込んでミサイル攻撃を封じ、撃退する。

 
 G「だらしのない奴だ、簡単に逃げ出すと何事だっ」

 モニターでその戦いを見ていたドクトルGが激怒していると、

 
 「あー、疲れた」と言うような軽い感じでミサイルヤモリが戻ってくる。

 
 ドクトルG、いきなり盾でミサイルヤモリの横っ面を張り倒す。

 
 怪人「……」

 声も出さずにボーゼンとしているミサイルヤモリに、管理人大笑い。

 さっきの老人にぶっ飛ばされた一件と言い、哀愁の漂うキャラクターである。

 G「ミサイルヤモリ、お前の失敗は許されんのだ」
 怪人「……」

 ミサイルヤモリの体に斧を押し付けるドクトルG。

 てっきりその場で処刑するのかと思いきや、

 G「目前に迫ったD18計画は絶対にぬかるな」
 怪人「ウヒョーッ!」

 許すんかいっ!!

 CM後、なんとか逃げ切った釣り人が、病院のベッドに横になっている。

 
 釣り人「ありがとうございました。あ、あの、私を助けてくれた人たちは?」
 立花「それが、残念ながら行方が分からないんですよ」
 釣り人「そうですか。あの人たちは私を助けてくれたばっかりに……」
 志郎「おやじさん、それじゃ……」

 志郎、釣り人から詳しい事情を聞こうともせず、一人で出て行く。

 まぁ、ミサイルヤモリがミサイル撃ってる時点で旅客機爆破の犯人はそいつ以外にないので、わざわざ話を聞く必要もなかったということか。

 結論として、さっきも書いたように、最初から目撃者など放っておけば良かったのである。

 それはともかく、このシーンの純子さんがまるで生きている人形のように美しいのである!

 一方、漁師と孫は、デストロンに捕まって牢獄に閉じ込められていたが、そこへわざわざドクトルGが来て、「秘密を知ったものは生かしておかんのがデストロンの掟だっ」と言ってから、

 

 
 G「今日このミサイルヤモリのミサイルが京浜地区の石油コンビナート目掛けて発射される」

 自ら作戦計画を説明し、その想像図が、「仮面ライダー」としてはかなり頑張っているミニチュアで表現される。

 その上で、
 
 
 G「貴様たちの処刑は、その直後に行う」

 今やろうよ!(管理人の魂の叫び)

 いや、なんで後回しにしなきゃなんないの?

 おまけに、デストロンの機密保持の厳しさを力説したその口で、極秘機密をベラベラ喋っちゃうって……

 やっぱりドクトルG、三国一の馬鹿なのかな?

 さらに、少年ライダー隊員である孫の三郎から通信ペンダントを取り上げていなかったことから、アジトを捜索していた志郎と連絡を取られてしまう。

 もっとも、そのことはすぐGたちも察知するが、

 
 怪人「ええい、小癪なやつめ」
 G「待て、あいつの居場所を逆探知せよ」
 怪人「東南方向15キロです」
 G「よし、キャメラをセットしろ」

 Gはそれを逆手にとって志郎の居場所を割り出し、隠しカメラでその動きをマークしつつ、攻撃を仕掛けさせる。

 これも、本来の作戦の遂行と、仮面ライダー抹殺を同時に行おうとして虻蜂取らずになるという、過去の大幹部たちの過ちをそっくり繰り返しているようで、悪の組織の進歩のなさを如実に表しているように思える。

 それでもGは、直ちにミサイルヤモリにコンビナート爆破作戦の実行を命じる。

 が、既にその作戦の内容は三郎から志郎に伝わり、おまけに、何故か二人を牢から出してミサイル発射場所まで連れて行くという、意味不明の行動に出るミサイルヤモリ。

 志郎、おやっさんに連絡してから、バイクでコンビナートに向かって走り出すが、途中、激しい爆発が何度も起きる。

 
 極めつけは、ゆるい坂を登った瞬間、

 
 そのすぐ横で起きる大爆発。

 無論、これも宮内さん本人が演じてるんだろうなぁ。

 ミサイルヤモリは、三郎たちと一緒に、川崎のコンビナートを一望できるビルの屋上へやってくる。

 
 怪人「よく見ておけ、あと数分で、あの石油コンビナートが俺のミサイルで大爆発を起こすのだ」

 
 ミサイルヤモリ、すぐに背中からカタパルトを出してミサイルを発射するが、

 
 発射直後、横から飛び込んできたおやっさんに頭突きをかまされ、

 
 吹っ飛ばされる。

 仮面ライダー以外に、これだけよく吹っ飛ばされる怪人も珍しいよね。

 ただ、おやっさん、タイミング的にはミサイルを発射したあとで体当たりをしているので、ミサイルの弾道には影響ないと思われるのだが、何故かミサイルは寸前で軌道が変わり、コンビナートの上空をかすめて飛んでいく。

 ま、そのミサイルが結局どうなったのか説明がないのが物足りないが、とにかく、おやっさんの大殊勲であった。

 
 怪人「おのれえ、よくも邪魔をしたな」

 怒り狂ったミサイルヤモリ、おやっさんの体を戦闘員たちのほうへ放り投げる。

 こうなったらおやっさんもあえなく戦闘員に捕まると思うでしょ?

 
 とっころが、何故か、捕まえられないんだなぁ~っ!(by月ひかる)

 それにしても、位置の問題だろうが、いくらなんでもおやっさんが来るの早過ぎないか?

 同じ頃、志郎はまだバイクでこちらに向かっている途中だってのに。

 
 その志郎、何かに気付いて咄嗟にバイクの上でうつ伏せになり、体をピンと伸ばした状態になる。

 
 そして、道路に張られたロープをぎりぎりでかわす。

 これ、カメラの位置でそう見せているのではなく、ほんとにロープを張っているのだから凄い。

 まぁ、仮に引っ掛かっても大丈夫なように、ゆるく張られていたとは思うけどね。

 
 さらに、戦闘員の投げてくる槍をかわすために、バイクの左側に立ったまま運転するという、プロのバイクスタント顔負けのバイクアクションを披露。

 こういうのは、藤岡さんや佐々木さん、いや、他のどのライダー俳優にも真似できない芸当で、宮内さんの独壇場である。

 
 志郎「変身、V3!」

 そして最後は、バイクに乗ったまま両手を離して変身ポーズを取るという、「V3」を象徴するような素晴らしいアクションを決める。

 で、ここで再びカメラは屋上に戻ってくるのだが、当然、視聴者のみんなは、さすがのおやっさんももう戦闘員に捕まってると思うでしょ?

 
 とっころが違うんだなぁ~!(by月ひかる)

 捕まるどころか、ますます元気になって戦闘員たちを蹴散らしておられました。

 デストロンの未来が心配だ……

 
 結局、ミサイルヤモリ、漁師と孫を人質にして、やっとスーパーボールのように跳ねっかえるおやっさんをキャプチャーすることに成功。

 怪人「俺様の貴重な第一発をよくも無駄にさせたな。まず貴様を血祭りに挙げてやる」

 ミサイルヤモリ、無抵抗のおやっさんの頭や胸に何度もパンチを叩き込む。

 考えたら、怪人に本気で殴られて、死にもせず、特に怪我もしないのだから、おやっさん、どれだけ頑丈な体しとんねんって感じだよね。

 で、やっとV3が駆けつけ、人質を助け、ミサイルヤモリを倒して事件は急転直下、解決する。

 以上、ストーリーがつまらない上に純子さんの出番が少なく、宮内さんのハイパーアクション以外は見所のない凡作であった。
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コメント

負の遺産

管理人様の仰るとおり些細な目撃者に拘って失敗するパターンはショッカーから綿々と続く負の遺産のようですね😅ドクトルGも死神博士や地獄大使とたいして変わらないのが悲しいですね😢

ヒーローモノには良くある弊害

Ⅴ3レビューは半ば純子さんレビューですね(笑。

終盤に戦闘規模や組織規模が広がる方が作品全体では盛り上がりますが
「V3」はカメバズーカで大風呂敷を広げ過ぎた反動もあるでしょうか。
強いてフォローをするのなら悪の組織も運用に軍資金に限りがある点。

実際、デストロンは後半、組織規模が縮小されていく訳ですが。

「通常運転」に逆戻り

ゲルショッカー怪人よりはるかに強いデストロン怪人が2体で襲い掛かる!
1号2号は生死不明、頼みの綱のV3は自身の能力を引き出せない!
どうなるんだ!・・・の緊迫感も前作の「通常運転」に逆戻りですね。
ま、次回・次々回のデビルスプレー、四国、「日本皆○し」と飽きさせない展開ですが。

滝じゃないんだからさ

>捕まるどころか、ますます元気になって戦闘員たちを蹴散らしておられました。
演じた小林さんも「これはおかしい」とか思わなかったんですかねぇ?

悪魔の言葉

>こういうのは、藤岡さんや佐々木さん、いや、他のどのライダー俳優にも真似できない芸当で、宮内さんの独壇場である。

「宮内は(これくらい)やったぞ」と速水さんたちが言われちゃうんですね・・・

あとは「(視聴率低下で)V3呼ぶぞ」

Re: 負の遺産

毎回つっこんでますけど、あまりの進歩のなさに、さすがにうんざりしますね。

Re: ヒーローモノには良くある弊害

> Ⅴ3レビューは半ば純子さんレビューですね(笑。

ば、ばれたか……

Re: 「通常運転」に逆戻り

純子さんもライダーガールと大差のない扱いになって残念です。

Re: 滝じゃないんだからさ

おやっさんが強いと言うより、デストロンが弱く見えちゃいますからねえ。

Re: 悪魔の言葉

> 「宮内は(これくらい)やったぞ」と速水さんたちが言われちゃうんですね・・・

なるほど……割と迷惑ですね。

没個性の代表

昭和ライダーは第2クールの怪人が没個性であることが多いとコメントしましたが、V3だとミサイルヤモリがこれに該当します。今回は一般人ゲストがキャラ的に弱いのでより怪人の没個性が際立っていますね。

Re: 没個性の代表

ゲストが年寄りと子供じゃねえ……私のやる気も萎えます。

純子さん

>純子さんもライダーガールと大差のない扱いになって残念です。
「囚われのヒロイン」枠すらライダーマンに奪われますからねぇ・・・
なお、最終回は。

Re: 純子さん

Gが死ぬまではコスプレとかしてくれますけどね。

立花流忍法?!

三郎くんのルックスが、「一休さん」の陳念さんの様で可笑しいです!!今にもデブ声で
「おい、一休~っ!!」
とか言い出しそうです(笑)。またその三郎くんとおじじ様を誘拐しようとする戦闘員が変装した運ちゃんも、中村さんがやっているだけに前作のムカデラスのお話で
「おじさんに付いてくれば仮面ライダーに会えるよ~♪」
とか言って小学生たちをショッカースクールに送り込んでいた不届き者がフラッシュバックしてしまいます!!

>こうなったらおやっさんもあえなく戦闘員に捕まると思うでしょ?とっころが、何故か、捕まえられないんだな~っ!(by 月ひかる)

後、このお話の「?」な点として特筆すべき事は、やはり仰る通りおやっさんの異様な強さでしょう。「キューティーハニー」の団兵衛さん(声は富田耕生さん)もまたパンサークローのハイジャックに巻き込まれた際は、パンサー戦闘員たちに一方的にやり込められていたにも拘らず、後の「涙は谷の奥深く」と言うお話で、パンサー戦闘員たちが逗留中の秘湯宿を襲った際、見違える程の強さで戦闘員たちを一蹴(中には脊髄損傷を負わされた者も)!!更に「怒りの涙で振り返れ」と言うそれでは、早見家に討ち入りをして来たパンサー怪人・スネークパンサーを槍で果敢に迎撃したのみならず、その重代の槍をスネークパンサーの火炎攻撃で焼かれてもなお、今度は黒装束に早変わりして忍法でスネークパンサーを牽制する等、ここに観るミサイルヤモリに立ち向かうおやっさん顔負けの強さを発揮していました!!いっそのことおやっさんも黒装束に身を固めてミサイルヤモリとやり合って欲しかった物です(また笑)!!

Re: 立花流忍法?!

いくらなんでも不自然ですよね。

滝がいないから、その代わりみたいな感じで撮ってたんでしょうか。

おやっさんすら倒せない

どうもデストロンはおやっさんすら倒せずに毎回毎回作戦が破綻しているようですね😅何故捕まる事が出来ないのでしょうか?

Re: おやっさんすら倒せない

> 何故捕まる事が出来ないのでしょうか?

クソ強いからだと思います。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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