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「新ハングマン」 第23話「美女をエサにする国際サラ金」

 

 第23話「美女をエサにする国際サラ金」
(1984年1月20日)

 のっけから、

 
 シャワーを浴びている若い女性の綺麗なお尻が映し出され、管理人のハートを鷲掴みにする。

 何故なら、私は、

 女性のお尻が大好きだからである!!

 (大声で何をカミングアウトしとるんだ、ワシは?)

 しかし、なんと言うか、こういうシーンを見てると、スタッフの熱意やひたむきさが感じられて、まるで蓼科高原の草原に吹く薫風が、胸の中を通り抜けていくような、清々しい気持ちにさせられますね!

 ねっ?(同意を求めるな)

 

 
 お尻のみならず、ナチュラルなおっぱいも惜し気もなく見せてくれる気前の良い女優さん。

 まぁ、シリーズに何度も登場してはおっぱいを景気よく掘り出している水島美奈子さんなので、いまひとつ新鮮味に欠けるが、それは贅沢と言うものだろう。

 ちなみに、女性が持っているのはカラオケのマイクではなく、シャワーヘッドです。

 と、外から丸見えのシャワールームの後ろに、年輩の男性がスーツを着ながらあらわれる。

 
 ミサ「もう行くんですか?」
 三津田「ああ、9時から重役会があるんでね。いやぁ、君のお陰で何とか難関を突破できそうだ」
 ミサ「じゃあ、あの話、まとまったんですね」
 三津田「うん、ホントに助かったよ、ありがとう」

 女性の尻を見ながら、くどくどと礼を言って部屋を出て行く男。

 管理人、サブタイトルから連想して、この女性が、男から何かひどい目に遭わされるのかと思っていたが、実際はその逆だった。

 三津田と言う男は、創信工業の社長であった。

 その重役会議の席上、何やら言い訳めいたことをまくし立てている三津田。

 詳しいことは不明だが、会社の経営状態が思わしくなく、社長である三津田がその責任を重役たちから追及されているらしい。

 
 三津田「しかし、私個人の進退問題を云々したからと言って、事態が変わるとは思えんのです。この際、むしろ、思い切った再建計画を打ち出し……」

 具体的な再建プランを自信たっぷりに語るが、幹部たちの反応は芳しくない。

 
 幹部「なかなか思い切った再建計画ですな」
 幹部「と言うよりも、危険なギャンブルですな」
 幹部「この不景気に莫大な設備投資をすると言うのはどういうもんですかねえ」
 幹部「第一銀行が果たしてこれだけの資金を融資しててくれるかどうか……」

 あ、なんかどっか見たような顔が並んどるな。

 三津田「資金繰りの件については心配ありません。すぐに私個人で20億の資金調達の目処がつけてあります」

 幹部たちの当然の疑念を、三津田は会心の笑みを浮かべて払拭する。

 だが……

 
 三津田「私の口座にインターナショナル・エコノミー・コンサルタントから20億円の振込みがあった筈だが……なっ、ないっ? そ、そ、そんなバカな!」

 会議の後、社長室から銀行に確認の電話を掛けた三津田の顔は、支店長の返事に、一瞬で凍り付く。

 慌ててその会社の入っているビルへ車を飛ばし、震える指でエレベーターのボタンを押すが、

 
 既に、オフィスのあったフロアは、文字通りもぬけの殻となっていた。

 三津田「ま、まさか……か、か、くふっ……」

 この時点では詳細は不明だが、三津田、あのミサと言う女にまんまと一杯食わされたらしい。

 その場に崩れるように座り込み、泣き笑いのような嗚咽を漏らしていた三津田だったが、絶望のあまり、そのビルの非常階段から車道へ飛び降り、あえない最期を遂げる。

 後に、三津田は7000万と言う大金を騙し取られたことが分かるので、三津田が騙されたと知って錯乱したのも当然であった。

 それを踏まえて、駒沢オリンピックで、いつものように「商談」を交わしているチャンプと園山。

 
 園山「警察は、三津田社長が資金繰りに失敗して自殺したと判断しているようだが……この事件はそんなに単純なものじゃないんだ。陰で大規模な金融詐欺グループが暗躍している可能性が高い」
 チャンプ「詐欺グループ?」
 園山「以前から経済界の裏で密かに囁かれているA資金のことだ」
 チャンプ「あれかいな、しかし、あれは眉唾やでぇ、いつも騒がれる割りにはケツは必ず尻切れトンボや」

 チャンプは半信半疑だったが、結局その仕事を500万で引き受けることになる。

 
 チャンプ「10年前、中東の産油国で、クーデターが勃発した。その時、国王が私有財産を国外に持ち出し、ヨーロッパやアメリカの地下銀行に隠匿した。その後、国王は死んで、その財産は側近たちの手で管理されてるちゅう話や」
 ET「国王のイニシャルをとって、闇金融筋ではA資金と呼ばれているが、その実態は謎に包まれている」

 チャンプとETが、そういうことに疎い若い二人に簡単にA資金についてレクチャーしている。

 A資金と言うのが、実際にある(と言われている)M資金をモデルにしていることは言うまでもない。

 チャンプ「まぁ、これは一種の(都市)伝説やね」
 ヌンチャク「でも、GODはその存在を認めてるんでしょ?」
 チャンプ「アホか、GODが認めてはるんは、A資金を騙る詐欺グループのこっちゃ」

 園山の資料によると、この半年の間に、似たような事件が4件も起きているらしい。

 
 ヌンチャク「一体そいつらのメリットってのはなんなんすか?」
 チャンプ「つまりやな、経営不振の会社に融資話を持ちかけて、相手から保証金をふんだくった挙句にドロンするっちゅう寸法や」

 と言う訳で、まずは最近起きた三津田社長の身辺を調査するハングマンたち。

 ETは、例によって新聞記者・結城の名前で、三津田社長の屋敷を訪ね、一人娘から話を聞く。

 家にはその娘しかおらず、家具にはベタベタと「差し押さえ」の札が貼られていた。

 
 娘「家も、家財道具も、すべて銀行に差し押さえられてしまったんです」
 ET「……」
 娘「ごめんなさい、お茶も出せなくて」
 ET「いやぁ、とんでもない」

 そんな状況ながら嫌な顔ひとつ見せず、そんな気遣いまでする三津田の娘に、好感を抱くETだったが、母親が、事件のショックで入院していると聞かされ、ますます彼女に同情する。

 これで、その娘役の女優さんが、もうちょっと奇麗だったらなぁ……

 しかし、娘は父親から仕事のことは何も聞かされていなかったと言い、何の手掛かりも得られなかった。

 一方、ミサは、ホステスとして働いている銀座のロイヤルと言うクラブで、またしても手頃なカモを発見して近付いていた。

 
 ミサ「どうかなさったんですか、浮かない顔なさって」
 長嶺「いや、別に」
 ミサ「私がお慰めしましょうか?」

 色っぽい目付きで長嶺と言う重役風の客の耳元で囁くミサ。

 次のシーンでは、

 
 ミサ「あんっ、ああ、ああ……ああっ」

 ホテルの一室で、その男の上で艶かしい喘ぎ声を上げながら、豊満なボディーをくねらせているミサの姿が映し出されるのだが、薄暗い上に、

 観葉植物が邪魔で、ろくに見えんのじゃい!

 管理人はこの時、世界中から観葉植物を全滅させてやると固く心に誓ったのだった。

 ハメハメした後、ミサが枕元のスタンドをつけるのだが、

 
 横たわっている北原義郎さんの体が、まるっきりおじいちゃんの体なのが悲しいのだった。

 これじゃ、詐欺話の前に、腹上死しそうだが。

 長嶺「ミサ、さっきの話、本当に信用できるのか?」
 ミサ「うちのお客様ですもの、身許は確かですわ」

 無論、ミサ、長嶺が三津田と同じく資金繰りに困っているのを知った上で、自分の体をエサにして長嶺に接近したのである。

 一方、ハングマン、必死の調査にも関わらず、何の手掛かりも得られずにいた。

 これだけ調査が難航するのは珍しいことで、チャンプなどはあっさり降参して仕事をキャンセルしようと言い出すが、ETはへこたれず、さらなる調査を続行すべきだと主張する。

 
 ミサ「帝都商事の長峰社長が会いたいそうよ。香港支店のドル投機で10億円の穴を開けたんですって、だいぶ焦ってたわ」

 含み笑いをしながら、詐欺の張本人に電話しているミサ。

 で、その電話の相手と言うのが、

 
 久松「そうか、わかった」

 どっからどう見ても詐欺師にしか見えない田口計さんだったので、管理人は大笑い。

 荒っぽい悪事じゃなく、こういう信用詐欺を仕掛けるんなら、もうちょっと信用できそうな俳優をキャスティングすべきじゃないか?

 田口計さんだと、彼を信用してホイホイ金を渡す三津田や長嶺が、世界選手権クラスのアホに見えてしまうのである。

 ともあれ、長嶺と久松は、とあるホテルのラウンジで密談の場を持つ。

 
 久松「私は田口計なんです」
 長嶺「田口計?」
 久松「ははは、驚かれたようですな」

 ……いかん、とりあえず書いてみたが、全くギャグになってないぞ。

 気を取り直して、

 久松「私はA資金の代理人なんです」
 長嶺「A資金?」
 久松「ははは、驚かれたようですな」
 長嶺「あれは全く実体のない作り話だと聞いておりましたが」
 久松「信じる信じないかは人の勝手ですが、現実に私はA資金の代理人を勤めているんです」

 久松、一枚の名刺を取り出し、長嶺に見せる。

 それは、民友党の狩野議員の名刺だった。

 
 長嶺「狩野代議士?」
 久松「狩野先生が私の身分を証明してくれます。その裏に先生の直筆でその旨書き添えてありますから、どうぞお確かめください」

 しかし、直筆と言われても、誰も国会議員の筆跡なんて知らないのだから、あまり意味がないような気もする。

 ここは直接、狩野議員に会わせるなり、電話で話させるなりしないと、相手も信用しないのではないだろうか?

 長嶺「狩野代議士が一枚噛んでるんですか」
 久松「一応、顧問としてね。正式な窓口はICC、すなわち、インターナショナルエコノミーコンサルタントの東京ブランチ、本社はロンドンにあります」

 が、長嶺、やはりアホだったのか、狩野代議士の名前だけで、あっさり久松のことを信じてしまう。

 まぁ、あらかじめミサが、そういう引っ掛かりやすい男ばかりを選んで釣り上げていたとしたら、不思議ではないのだが、見ている方もちょっと物足りない。

 一方、ハングマンたちも、漸く取っ掛かりを掴んでいた。

 
 ET「はい、ああ、明子さん? ええ、三津田社長の手帳が?」

 ETが、自分のマンションでいつものように子犬を可愛がっていると三津田の娘から電話があり、父親の手帳が見付かったと知らせてくれたのだ。

 どうでもいいが、前にいた犬と違ってるような……

 明子は「詐欺グループを暴きたい」と言ったETのことを信用してくれて、その手帳をETに託す。

 そして、その手帳から得られた唯一の手掛かりらしいものが、「ロイヤル」と言う言葉であった。

 幸い、遊び好きのチャンプは、ロイヤルと言うクラブが銀座にあることを知っていた。

 チャンプ「これは女がらみやで」
 ET「さすが」

 と言う訳で、チャンプが客に扮してそのロイヤルに探りを入れに来る。

 このシーンにおけるチャンプは、遊び人として一本筋が通っていて、

 
 ボーイ「いらっしゃいませ、お一人様ですか」
 チャンプ「二人に見えるか?」

 ボーイに席に案内される途中、

 
 女の子「いらっしゃいませ」
 チャンプ「……」
 女の子「きゃっ」

 擦れ違った店の女の子のお尻を、無言で触る。

 この触り方が、実に自然と言うか、「そこに尻があるから触るんだ」とでも言いたげな威風堂々とした態度で、小心者の管理人には100年掛かっても到達できそうもない神の領域である。

 さらに、席に落ち着き、ルミと言う女の子が隣に座ると、

 
 チャンプ「ええ乳してまんな、ははは」
 ルミ「いやぁ」

 何の迷いもためらいもなく、右手をその左胸に伸ばし、モミモミする。

 このモミモミと言うのは、言葉の綾ではなく、本当に揉んでいるのが薄暗い映像でもはっきりと見えるのである!

 ……

 ああ、私もこんなセクハラオヤジになりたい!(ダメだろ)

 チャンプ、自分は穀物取引をしている相場師だと告げ、

 
 お大尽を気取って、景気良く万札を取り出して、女の子の手に握らせる。

 ルミ「ええ、こんなにぃー、サンキュウ!」

 このルミと言う女の子も、なかなか可愛いのだ。

 喜んだルミがチャンプの頬にチューするが、チャンプは抜かりなく、その部分を指で触り、自分の口に中に入れる。

 女の子の歓心を買ってから、チャンプは直接、三津田社長についていた女の子は誰かと尋ねる。

 
 ルミ「ああ、三津田社長でしたら、ミサちゃんだわ」
 チャンプ「ミサちゃん? どれや?」
 ルミ「ほら、あそこにいる子」

 ルミも別に怪しまず、すぐ指差して教えてくれるが、

 
 そこで楽しそうにミサと飲んでいたのが、現在騙されている真っ最中の長嶺であった。

 さすがにそんな都合よくは行かないだろうとは思うが、あんまりのんびりしていると時間が足りなくなっちゃうかららね。

 その後、チャンプの指示でミサと長嶺を尾行したヌンチャクだったが、影のようにミサに張り付いている西尾と言う男に妨害され、あえなく失敗する。

 
 狩野「なに、つけられた?」
 西尾「はぁ」
 狩野「まさか警察じゃ」
 西尾「バイクのナンバーを確認しようと思ったんですが、尾行を阻止するだけで精一杯でした」
 狩野「まずいな、久松君、早く手を打たんと、まずいことになるぞ」
 久松「わかってます」

 翌日、狩野代議士の事務所に顔を集め、尾行の件について話し合うズッコケ三人組。

 しかし、ハングマンの悪党のメンバー構成も、「黒幕-実行役のボス-その部下」と言う組み合わせがほとんどで、いささかマンネリ気味であるな。

 ヌンチャク、今度はミサのマンションに行ってみるが、先手を打って、ミサは既に引っ越していた。

 だが、その引っ越し先のマンションで、ミサが荷物の整理などをしていると、西尾が入ってきて、後ろ手にドアのキーをロックする。

 その脂ぎった笑みを見ただけで、ミサは危険を察し、慌てて奥へ逃げ込むが、

 
 あえなくキャプチャーされて、床に押し倒される。

 西尾「ミサ、俺は一度お前を抱きたかったんだ」
 ミサ「冗談よして、やめて! 久松に言いつけるわよ!」
 西尾「うるせえっ」
 ミサ「いやっ」

 抵抗も空しく、服を引き裂かれ、たわわなおっぱいを好き放題に吸われるミサ。

 
 ミサ「あっああ……」

 この剥き出しのフトモモが堪りません!

 
 乳を吸われ、股間をいじられているうちに、その気になった……と言うより、抵抗しても無駄だと諦めたのだろう、ミサはもがくのをやめて、男のなすがままに肉体を弄ばれていたが、

 
 不意に、西尾の両手がするすると伸びて、白い首をがっちり掴む。

 そう、西尾、最初からミサを殺すつもりで来たのだ。

 最初にレイプまがいのことをしたのは、殺す前にその体を味わってみたいと言う薄汚い欲望もあったが、変質者の仕業に見せかける為の偽装工作の意味もあったのだろう。

 
 ミサ「ああっ、くっ……」

 男の太い腕にぐいぐい首を締め付けられたミサ、顔をのけぞらせて呻いていたが、あっけなく事切れる。

 自業自得とは言え、久松たちに散々利用された挙句、自分たちが危なくなったら、要らなくなった道具を捨てるように殺されるとは、哀れな最期であった。

 正直、このタイミングでミサを始末する必要があったのだろうかと言う疑問も湧くが……

 わざわざ引っ越しさせといてねえ。

 ともあれ、ミサの死を新聞で知ったETたちは、ミサが今度の事件に関与していたに違いないと言う確信を得る。

 
 ET「獲物を引っ掛けるためのエサだったんだろうな」
 マリア「エサ?」
 ET「これはと思う客に色仕掛けで接近して会社のマル秘情報を探り出す。それが彼女の役割だったんだ」
 チャンプ「帝都商事は経営不振でアップアップだ。となると、次のカモは社長の長嶺ってことになるな」

 その後、色々あって、ハングマンは遂に、長嶺と久松の密談の現場を押さえる。

 密談はとある高層ビルの一室で行われ、それを向かいのビルから撮影するのだが、

 
 さすがにこんだけ堂々と顔出して撮影してたら、バレバレなのでは?

 それに、そんな密談を交わすのに、カーテンも引かず、ブラインドも下ろさず、外から丸見えの状態でやるというのもねえ。

 
 久松「年利は5パーセント、そのほかに保証金として融資額の4パーセントを前納していただきたい。今回の融資額は10億ですから、保証金は4000万と言うことになりますな」
 長嶺「わかりました」

 それを現金で支払ってくれと言われ、難色を示す長嶺だったが、結局承諾し、その場で契約書にサインするのだった。

 久松「保証金が振り込まれ次第、あなたの口座に10億円が振り込まれます」
 長嶺「じゃあ、最初から9億6000万払っていただければ済むのでは?」
 久松「う゛っ」

 と言うのは嘘だが、冷静に考えて、先に現金を要求するのがめっちゃ怪しいと思うのが普通なのだが、長嶺はまったくその点に気付かない。

 あと、口利きをしてくれたミサが殺されたことはテレビや新聞で知ってる筈なのに、その点を不審に思わないのも変である。

 やはり、選び抜かれたアホだったのだろう。

 無論、彼らの真の狙いは、その保証金をちょろまかすという一点なのである。

 
 本部に戻ったETは、マリアに、撮影した映像をコンピューターで分析させ、久松と長嶺の唇の動きから、どんな話をしていたのか調べさせる。

 マリア「では、契約書に署名捺印を……」
 チャンプ「案の定や、融資話で釣っておいて、保証金をせしめようちゅう魂胆や」

 なかなかのハイテクシステムだが、こんなボケボケの映像からそこまで読み取れるだろうかと言う気はする。

 勘の鋭いETは、久松たちの後ろにもっと大きな黒幕が控えているのではないかと考える。

 
 チャンプ「こうなったらあの二人を締め上げよう」
 ET「いや、それより奴らの向こうを張って、こちらも嵌め手で行こう。マリア、空き部屋を二つ探しといてくれ」

 具体的には、本業である金融会社から二人が出てきたところを、刑事に扮したETとチャンプが不意打ちを仕掛け、

 
 ET「久松だな、本庁捜査一課の田中だ」
 チャンプ「同じく小山だ。詐欺および殺人容疑で逮捕する」
 久松「ええっ」

 人を騙すことには慣れていても、騙されることには慣れていない二人は、相手がニセ刑事とは思いもせず、戸惑っているうちに手錠を掛けられ、スーツを頭から被せられてしょっ引かれていく。

 
 衆人環視の中、堂々と久松たちを連れて行く二人。

 目隠しをされた状態の二人は、そのまま別々の取調室へぶち込まれる。

 だが、それは、マリアが用意した(アパートかマンションの?)空き部屋を取調室に仕立てたものだった。

 
 チャンプ「ネタは上がってるんだ、クラブロイヤルのホステス・ミサを殺したのはてめえだろうが」
 西尾「はぁああ、しらねえものはしらねえよ」

 まず、チャンプが西尾を締め上げているところに、ETが慌てた様子で飛び込んできて、

 
 ET「主任、久松が全面自供ですよ。ホステス殺しに関してはこの男が勝手にやったことで、全く関知してなかったそうです」

 
 西尾「なんだって、冗談じゃねえよ! 久松の命令であの女を殺したんだ!」

 ETの言葉にコロッと騙され、落っこちそうなほど目玉をひん剥いてあっさり自白する西尾。

 ……

 ひょっとして、こいつもアホなのかな?

 アホばっかり出てくるドラマってちょっとイヤ。

 でも、なんとかの一つ覚えのように、拷問や脅迫で口を割らせるいつものハンギング(ではないのだが)と違って、実にスマートだし面白いのは確かだ。

 で、久松も、面構えの割りにヘタレで、西尾が自白したと聞くと、簡単に陥落し、裏に狩野代議士がいることまでベラベラ喋ってしまう。

 そして、彼らの証言は、すべてマリアのビデオカメラによって盗み撮りされていたのだった。

 ここまで来れば、もう詳しく書く必要もない。

 この後、バッティングセンターで、三人をまとめてハンギングして自白させ、事件解決となる。

 肝心のハンギングが、中に火薬が仕込まれている野球のボールを投げつけて脅すと言う、いつもの芸のないハンギングと同じなのが残念だった。

 
 ETは、三津田の娘・明子に手紙を出し、三人が公開処刑される様子を見せるのだが、最初に書いたように、これがもうちょっと綺麗な女優さんだったらなぁ……

 それはそれとして、明子は莫大な借金を背負った上、母親は入院中と言う、大変な状況にあるのだが、こんなことをされても詐取された金が戻ってくると言う保証はないので、いまひとつ釈然としない結末になっているのが気に掛かる。

 まぁ、ハングマンの使命は悪人を退治することであって、被害者を救済することではないのだが、今回は盗まれた金もついでに取り返す、みたいなシーンも欲しかったところだ。

 ラスト、ハンギングの成果を見届けた4人がそれぞれ去っていくが、今回は珍しく、一旦別れたETがチャンプに声を掛ける。

 
 ET「メシでも食いにいこうか?」
 チャンプ「いや、ワシもちょっとボール遊びしてくるわ」
 ET「ボール遊び?」

 怪訝な顔をするETに、

 
 チャンプ「トルコでタマタマ遊び、なーんちゃって」

 手で下品な動きを見せつつ、いつものトルコギャグ(?)をかますチャンプなのだった。

 チャンプ、毎週一度はトルコって言わないと死ぬ病気にでもかかっているのだろうか?

 以上、色々と不満はあるが、おっぱい盛り沢山で、なおかつ、偽の取調室で白状させるアイディアがユニークな、シリーズ後半の中ではなかなかの力作であった。
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コメント

北原さん

>横たわっている北原義郎さんの体が、まるっきりおじいちゃんの体なのが悲しいのだった。
矢的猛「ナンゴウ長官!なにやってんですか!」(4年しか経っていない)

威厳ある大物、時代劇の悪役、ショッカーに利用される市民とか、役の幅広いですよね。

【破綻の定石】ある日突然、謎の紳士が・・・・・

>こういう信用詐欺を仕掛けるんなら、もうちょっと信用できそうな俳優をキャスティングすべきじゃないか?
詐欺師って物腰はいかにも「紳士」ですからね。

悪人がワンパターン

今回は尻大好き(尻フェチ)の管理人様にとっては大満足の作品でしたね😅(どんな感想だよ😓)悪人がワンパターンなのは不満ですが、偽刑事に扮したチャンプ達も意外とハマり役のようですね。騙す事に関して手慣れていても騙される事に慣れていないのも有りがちですが、まあ良かったと思います

>M資金をモデルにしていることは言うまでもない。

メチャクチャ古典的な手口では「落胤」が多かったようですね。
吉宗の・・・もあったかなぁ?

組み合わせ

>しかし、ハングマンの悪党のメンバー構成も、「黒幕-実行役のボス-その部下」と言う組み合わせがほとんどで、いささかマンネリ気味であるな。

振り込め詐欺は

金主
 ↓
リーダー格
 ↓
スカウト
 ↓
実行犯 ⓵かけ子(電話をかける)②出し子(ATMからお金を引き出す)➂受け子(お金を受け取る)

となっており、まさしく「トカゲのしっぽ切り」ィィィ

Re: 北原さん

しかし、どう見ても女の色香に迷って騙されるような感じじゃないですよね。

それこそ、田口さんのようなあぶらぎった中年なら分かりますが。

Re: 【破綻の定石】ある日突然、謎の紳士が・・・・・

田口計が来てもねえ……

Re: 悪人がワンパターン

> 今回は尻大好き(尻フェチ)の管理人様にとっては大満足の作品でしたね

我ながら、アホなこと書いてるなぁと思いました。

Re: >M資金をモデルにしていることは言うまでもない。

> 吉宗の・・・もあったかなぁ?

あまり関係ないですけど、浜尾四郎の「殺された天一坊」と言う短編がなかなか面白いですよ。

Re: 組み合わせ

そう言う連中こそ、最低の人間だと思いますね。

よく田口計によく似ていると言われる

>≧これじゃ詐欺話の前に腹上死しそうだが。

>第3話のレビューがまたしても読みたくなりましたよ。

>≧久松「私は田口計なんです」
>≧長嶺「田口計?」
>≧久松「ははは、驚かれたようですな」

>「私は田口計なんです…ははは、驚かれたようですな、よく田口計によく似ているといわれる長嶺です」というギャグが浮かんでしまった自分です。

>≧目隠しをされた状態の二人は、そのまま別々の取調室へぶち込まれ…のだが、それはマリアが用意した(アパートかマンションの?)空き部屋を取調室に仕立てたものだった。

>うーん・・・それこそ、いつもE、T,たちが使うあの作戦室で西尾と久松を締め上げるって展開があっても良かったんじゃないかな?。それかE.T.の自宅かマリアの自宅の一室を取調室に仕立てるって展開でもありだったと思いますね。

Re: よく田口計によく似ていると言われる

> >第3話のレビューがまたしても読みたくなりましたよ。

ああ、そう言うのありましたね。

> >うーん・・・それこそ、いつもE、T,たちが使うあの作戦室で西尾と久松を締め上げるって展開があっても良かったんじゃないかな?。それかE.T.の自宅かマリアの自宅の一室を取調室に仕立てるって展開でもありだったと思いますね。

でも、アジトや自分の部屋を使うのは、万が一のことを考えたら避けたほうがいいんじゃないですか。

本日の「新必殺仕事人」再放送で

>このタイミングでミサを始末する必要があったのだろうか
>わざわざ引っ越しさせといてねえ
勇次の幼馴染で美人局やらされていた女が、恨みを買って顔に傷を負い
「魚が取れなくなった鵜があっさり殺された」でしたが
まだまだ魚取れそうな鵜を始末するのは殺人のリスクも含めてあれですねぇ。
ミサの顔が業界で知られ過ぎたという判断?

管理人様がキャプチャ四枚張りたくなるシーンをスタッフが撮りたかった!
といえば、それまでですが。「ハングマン」シリーズの中でも
エロ度は1、2を争うエピソードだと思います。

Re: 本日の「新必殺仕事人」再放送で

> まだまだ魚取れそうな鵜を始末するのは殺人のリスクも含めてあれですねぇ。

なんかちぐはぐですよね。

> 管理人様がキャプチャ四枚張りたくなるシーンをスタッフが撮りたかった!
> といえば、それまでですが。「ハングマン」シリーズの中でも
> エロ度は1、2を争うエピソードだと思います。

エロいですよね~。

昔はこれが地上波で流れていたと言うのが信じられません。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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