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「ケータイ刑事 銭形愛」 第18話「走れ、五代!~銭形愛誘拐事件~」

 第18話「走れ、五代!~銭形愛誘拐事件~」(2003年2月2日)

 今回は、シリーズでは定番の「誘拐」(と言うより拉致なのだが)モノの記念すべき第1作目なのである。

 つまり、何らかの事情でヒロインが悪漢に捕まり、あちこちを連れ回されていくのを、相棒と柴田がヒロインが残した手掛かりをもとに、その行方を追うというものである。

 その都度、ディテールは違うのだが、

 ・ヒロインが残した手掛かりを、柴田は正確に読み取るが、相棒は読み違える。
 ・だが、相棒の解釈が、偶然にも正解になる。

 と言う二点だけは、必ず守られている(と思う)。

 冒頭、愛が公園のベンチに座り、黒くて太くて熱いものを、幸せそうに、その小さなお口いっぱいに頬張っている。

 
 愛「寒いときはやっぱ、これでしょう」

 ※お詫びと訂正と切腹

 管理人、つい妄想が先走り、「お口いっぱいに頬張っている」と書きましたが、よく見たら、ちょっと齧っているだけで、正確な記述ではなかったことに気付きました。お詫びして訂正し、ついでに切腹いたします。ぐふっ。

 例によって、愛のケータイに事件発生を知らせる緊急通報が入る。

 それは、東京港の海浜埠頭の某倉庫で、ヘロインの取引が行われていると言うものだった。

 今回の最大の謎は、誰がそんなことを通報したのか? ではなく、

 
 その犯人たちの映像を、一体誰が撮っているのか? であった。

 愛、とにかく自転車にまたがり、現場に急行する。

 一方、五代は、風邪気味で熱があるらしく、枕を手に署内をうろついていたが、そのうち取調室に行って仮眠を取ろうと思いつく。

 だが、取調室には何故か柴田が先にいて、来たのが五代だけだと知ると残念がる。

 
 五代「おっ、柴田、お前、ひょっとしてあいつに、ほ……」
 柴田「ほ? ほっ?」
 五代「だから、ほの……」
 柴田「ぼぉのー」

 
 五代「いや、そうじゃなくてー」

 そういうことにだけ勘の働く五代、世にも嬉しそうな顔で、柴田の顔をパンチする。

 
 その際、コマ送りでも捉えるのが困難だった、一瞬の顔芸を披露する金剛地さんであった。

 五代「いい年こいて純情なんだから、もう」

 柴田をからかっていると、その愛から怒りマークつきの催促のメールが届く。

 愛はとっくの昔に現場に駆けつけ、五代が来るのを寒空の下で待っていたのだ。

 
 愛「肝心な時に五代さん、遅いんだからー」

 ちなみにそのロケ地の「埠頭」(実際は、海の近くのスクラップ置き場?)には、全体が赤錆で覆われた、ボロボロに崩れそうな船が繋留されているのだが、これがなかなか良い「絵」になっている。

 どうせならこの船の中で撮影して欲しかったところだが、さすがに無理か。

 
 愛「よし!」

 愛、大胆にも、武器も持たずに取引現場に踏み込むことにする。

 
 一方、こちらは倉庫でヘロインの取引をしている黒いスーツの凸凹コンビ。

 兄貴分の鬼塚を演じるのは、シリーズ常連の林和義さん。

 
 弟分の福本は、小林正寛さん。

 ちなみに、今回、レビューを書くために「愛」を一通り見て気付いたのだが、以降のシリーズと比べて、全体的にメジャーな俳優さんが多くゲスト出演してるんだよね(註・「舞」も寺田豊さんとかが出てるのだが、1クールだけなので、あまりそう言う感じがしない)。

 「愛」は、他のシリーズより、予算的に潤沢だったのだろうか?

 でも、有名俳優が出てるからってドラマが面白くなるとは限らず、正直、「愛」の平均点は高くない。

 話がそれたが、取引はスムーズに運び、二人はケースからヘロインの包みを出して取引相手に渡し、代わりに札束を受け取る。

 愛はその一部始終を物陰から見ていたのだが、丸腰ではどうすることも出来なかった。

 取引相手が先に帰った後、間の悪いことに、愛のケータイに五代から電話が入る。

 五代「ああ、俺だけど、今日の現場ってどこだっけ?」
 愛「もう、なんでこんな時に……」

 逃げ出す余裕もなく、愛は鬼塚にケータイを取り上げられる。

 鬼塚「あんた、なに?」
 愛「いやぁ、あの……」

 
 愛「あ、ほら、見ての通り、ただの女子高生ですよ。ね?」
 鬼塚「……」
 愛「そーだっ、私、行かなきゃいけなかったんだ。失礼します」

 ぺこりと一礼して、さらりとその場から立ち去ろうとするが、振り向いたその背中に、ピストルの銃口を
突きつけられる。

 
 鬼塚「気の毒だけど、このまま帰すわけにいかねえなぁ」
 愛「あ、ですよね……」

 こうして愛は、そのまま二人の車に乗せられて連れて行かれるのだった。

 この導入部を見て分かるように、「誘拐」(拉致)と言っても、別にヒロインを誘拐しようとして誘拐するのではなく、たいてい、事件を目撃されたのでその口封じのために連れて行くというケースが多いのである。

 その後、やっと五代が柴田と一緒に現場に到着する。

 設定上、このパターンでは、相棒と柴田が行動を共にすることになる。

 
 五代「ここかぁ、あんの野郎、いきなりケータイ切りやがって」
 柴田「……」
 五代「おいおいおい、いきなり近付くなっつの」

 柴田が、何かに憑かれたような顔でぐんぐん先に進むのを、五代が慌てて止める。

 ちなみに今回、柴田のロボットのように無感情なキャラを表現する為か、柴田が動くたびに実際にロボットのような効果音(ガチャンガチャンとか)が入るようになっているが、はっきり言って邪魔である。

 一方、三人は次の取引場所、お台場に来ていた。

 
 愛「ちょっと放してよ」
 鬼塚「ぎゃあぎゃあ騒ぐんじゃねえ」
 愛「ごめんなさい」

 で、普通は、後で柴田が言うように、愛をトランクにでも放り込んで仕事を続けるものだと思うが、何故か彼らは、愛を連れたまま、行動していた。

 しかも、ロープで縛るとか、口にガムテープを貼るとかもせず、逃げようと思えば簡単に逃げられるような状態にしてあるのが、ソートー不自然であるが、そうしないと話が成立しないので目をつぶろう。

 うっ、真っ暗で何も見えない!

 ……

 すいません、ついプリミティブなボケの誘惑に負けてしまいました。もう二度と言わないので許してください。

 
 鬼塚「こっちはまだ取引が何件も残ってるんだ、ここで大人しくしてろよ」

 鬼塚、そう言って、歩き出すが、

 
 福本「大人しくしてろよ」
 鬼塚「……」

 
 鬼塚「ばかぁ!」

 一緒に歩き出そうとした福本の頭を思いっきり叩く。

 福本「いって」
 鬼塚「お前はここでコイツ見張ってんに決まってんだろう? ったくもう……」
 福本「すいません、兄貴」

 このパターンのお約束のひとつとして、ヒロインを連れまわす二人組が、基本的におバカと言うことが挙げられる。

 ま、おバカじゃなかったら、そもそも、目撃者はその場で始末してるよね。

 
 福本「と言うことで、よろしくね」

 鬼塚が行った後、愛のほうを向いて、とても悪人とは思えぬ朗らかな笑みを見せる福本。

 
 愛「……」

 愛も、とりあえず頼りなげな笑顔で応じるしかないのだった。

 しかし、こんな開けっぴろげで人目の多い場所なんだから、普通に大声で騒ぎ立てれば人が寄って来て、その隙に逃げられたんじゃないかと思うのだが。

 つーか、銃を持ってるのは鬼塚だけみたいなんだから、普通にダッシュで逃げれば逃げられたのでは?

 実際、その後、福本が節分の豆を海に向かって放り投げている隙に、愛、こそこそと逃げ出そうとするのだが、それを見透かしたように、福本が話しかけてくる。

 
 福本「知ってた、今日が節分の日って?」
 愛「ああ、ええ……」
 福本「ごめんねえ、手荒な真似しちゃって……うちの兄貴さぁ、キレると怖いからさ。我慢してちょ」

 愛、自分のケータイのストラップが福本のポケットから覗いているのを見て、あることを思いつき、急に「ああ、そうだ!」と、大声を上げる。

 愛「私、今日この後、母と約束してたんですよ」
 福本「でも、さっき塾って」
 愛「うちのお母さん、すっごい心配性で、私が待ち合わせに5分遅れちゃうだけでも110番しちゃうような人なんです」
 福本「110番?」
 愛「そう、困るでしょ、警察に連絡されたら?」
 福本「勿論、勿論」

 愛が、その前にこちらから連絡しておくべきだと言うと、底抜けにお人好しの福本は、迷わずケータイを返してくれる。

 
 愛「ありがとう」
 福本「あんた、良い子だな、俺たちのこと、気遣ってくれてさぁ」
 愛「えへっ……」

 愛は急いで五代のケータイに電話する。

 が、後ろで福本が聞いているので、あくまで母親にかけている「てい」で。

 
 愛「もしもし、ママ?」
 五代「なに、ママだぁ?」
 愛「良かった、その声は間違いなくママだ」
 五代「お前、このクソ寒いのにふざけてんのか、ママってえ?」

 が、五代は愛が悪人に捕まっているなどとは夢にも思っていないので、愛の懸命の芝居にも、全く気付いてくれない。

 愛「なに、ママ、どうしたの、照れちゃって」
 五代「ママ、ママって、私はね、あなたを母乳で、そ、育てた覚えなんかありませんよ!」

 なお、当日が「クソ寒い」のは事実だったようで、俳優の吐く息がみんな白く、山下さんの唇もかじかむのか、珍しく台詞をトチッている。

 愛「あのね、今日の約束キャンセルさせて、行かれなくなっちゃったの」
 五代「それよりお前、何処にいるんだよ? 現場に来たらもぬけの殻じゃないか」
 愛「あ、それ、それなんだけどね……」
 福本「余計なことは喋っちゃダメだよ」
 愛「勿論」

 お人好しの福本だが、それでも、愛のそばを離れず、その会話に耳を尖らせていた。

 愛、どうしようかと考えていたが、目の前にあるレインボーブリッジなどを見ているうちに、自分の居場所を暗号で教えることを思いつく。

 愛「そう言えば、ママ、今度絵見に行こうって言ってたでしょ、虹と月に微笑む女神……」
 五代「虹と月と女神がどうしたって?」
 愛「絶対忘れないでよ」
 五代「お前、何言ってんだよ」

 愛は、しつこくそのフレーズを繰り返してから、自分から電話を切る。

 と、ここでやっと鬼塚が取引を済まして戻ってくると、まずケータイを取り上げてから、

 
 福本「お帰りなさい」
 鬼塚「……」

 再び福本の頭を思いっきり叩く。

 福本「いってぇ」
 鬼塚「痛くないよ! なんでこいつに電話許してんだよ!」
 福本「すんません」
 鬼塚「五代ちゃん……誰だ、これ?」
 福本「ママだそうです」
 愛「そう、五代ちゃんじゃなくて、イツヨちゃんと読みますよ」

 
 鬼塚「ふぅーん、ママにちゃん付けねえ」
 愛「ほら、女子高生ですから」
 鬼塚「なるほど、うんうんうん」

 鬼塚、愛の下手な言い訳に、気味悪い笑みを浮かべてしきりに頷いていたが、

 
 鬼塚「へっへっへっへっへっ……へっへっへっ……おいっ!」

 近くの梅の木に近付き、その枝にケータイを引っ掛けようとするが、悲しいことに背が届かず、

 
 福本「はいっ」
 鬼塚「早く来いよ」

 代わりに背の高い福本にケータイをぶら下げさせるのだった。

 鬼塚「信じるわけねえだろう! 時間がねえんだ、次の取引先行くぞ」
 福本「はい」

 これも、そのまま海に放り投げればいいじゃんと思ってしまう、生温いやり方だが、まぁ、なにしろ「ケータイ刑事」だから、どんな悪人も、ケータイを粗略に扱うことは許されないのだった。

 愛は、ダメモトで「次ってどこ行くんですか?」と福本に尋ねるが、例によってお人好しの福本は唇に人差し指を当てつつ、行き先を教えてくれるのだった。

 一方、いまだに最初の現場にとどまっている進歩のない二人。

 
 柴田「犯人グループは海外マフィアと関わる国際犯罪組織! その場合、捕まって無事でいられる筈はない」
 五代「そんな、お前……」

 五代、愛のケータイにかけてみるが、応答がない。

 柴田「ケータイは即刻犯人に取り上げられ、さらに両手両足を縛られ、車のトランクに放り込まれる」
 五代「そんなバカな」
 柴田「最後は車ごと深い海の底へ、ドボーンと突き落とされる」
 五代「大変だっ」

 現実的な柴田が、もし愛が犯人に捕まった場合の展開を予測するが、犯人は、彼の予測を遥かに下回るぬるい連中だった。

 五代もやっと真剣な顔になって、無線で手配を掛けようとするが、肝心の行く先が分からない。

 それでも、なんとか「虹」「月」「女神」と言う謎めいたフレーズを思い出す五代。

 
 五代「虹、月、女神? ……分かった! 来い!」

 謎が解けたのか、五代は柴田を引き連れて出発する。

 五代の行動は、柴田はもとより、視聴者の誰も予想できないものだった。

 
 柴田「虹と、月と、女神?」
 五代「な? 俺はこういうのには詳しいんだ」
 柴田(な? って言われても……)

 そう、五代はタロットカード占い師のところへ行き、「虹」「月」「女神」に該当するカードから、愛の行方を占ってもらおうと言うのだった。

 占い師「結果が出ました。あなたは随分とロマンティストで繊細な性格のようですね」
 五代「はい、そのとおりです」
 占い師「もうすぐ、あなたには素敵な恋が訪れます。ラッキーアイテムは眼鏡」

 が、占い師の口から出た言葉は、テレビでやってるクソみたいな星座占いと大差のない内容だった。

 
 五代「眼鏡? 眼鏡……」

 五代、神妙な顔つきになって考え込むが、やがて、柴田の眼鏡を取り上げて、自分の顔に掛ける。

 柴田「……で?」

 人類の歴史が始まって以来、これほど言いたいことが凝縮された「で?」が、かつてあっただろうかというほどの深い思いを込めて、柴田が問い掛ける。

 関係ないが眼鏡を外した金剛地さんの顔が、ちょっと大杉漣さんに似てるな、と思った管理人だった。

 ところが、五代の着想が全くの無駄足に終わったと思いきや、偶然にも、占い師の館はお台場にあった。

 二人は店を出てからも、あれこれ三つのキーワードについて考えていたが、

 
 柴田「虹、レインボーブリッジ? そして、月と女神!」

 柴田は、自分の目の前にその答えがあるのを見て思わず叫ぶ。

 そう、愛の言う「虹」とはレインボーブリッジ、「月」はFCGビルの展望室、「女神」は「台場の女神」こと、自由の女神のレプリカのことだったのだ。

 ……って、そんなの分かるかぁっ!!

 ある意味、五代のトンチンカンな行動がなければ、永遠に分からなかったのではないだろうか。

 五代、柴田が説明する前に愛のケータイを見付けたので、

 五代「俺ので合ってたんだよ」

 と言うのだが、「俺の」って、一体なに?

 たとえば、占い師から「どこどこの方角に行け」などと言われていたのなら、まだ分かるんだけどね。

 二人はついで、地面に「日比谷」と、愛が指で書いたらしい文字を見付ける。

 愛が、福本から聞き出した、次の行き先なのだろう。

 これもこのフォーマットに共通なのだが、ヒロインが残す行き先の手掛かりは、常にこういう大雑把な地名だけなのである。

 「日比谷」と言う手掛かりだけで、どうやって探せっちゅうねん、正味の話ぃ!

 が、五代はここでも常人とは懸け離れた発想で、その手掛かりを読み解く。

 
 五代「なるほど、銭形は混浴風呂にいる」
 柴田「ええっ?」
 五代「え、じゃないよ、この意味わかんないの?」
 柴田「ひ……」
 五代「眼鏡掛けてよく見てみなさいよ」
 柴田「……?」

 言われて見ても、日比谷以外に解釈しようがなく、首を捻ったまま固まる柴田。

 
 五代「ほら、左側、漢字の偏にたとえると、なんて読めるんだよ?」
 
 五代、文字の左側にたまたま小石が並んでいるのを見て、それをサンズイだと読み取ったらしい。

 五代「な、混浴だろ? 行くぞ」
 柴田「混浴って、どう見たって日比谷……」

 柴田、納得行かない顔でその場に残っていたが、五代に無理矢理引っ張られていく。

 もっとも、手掛かりとして役に立たないという点では、「日比谷」も「混浴」も、五十歩百歩なんだけどね。

 一方、鬼塚たちは、相変わらず愛を同行させたまま、日比谷での取引を行っていた。

 愛(五代さん、遅いよ……)

 車の中で愛がぼやくのだが、「日比谷」と言う手掛かりだけで、五代が自分たちを見付けてくれると期待するほうがどうかしているのである。

 愛にとってさいわいなことに、車がエンコして動かなくなる。三人は車を捨てて歩くことになるが、

 
 愛「おなかいったぁーい、もう一歩も歩けない、もう……」

 愛、急に可愛らしい声を上げて、腹痛を訴える。

 だが、

 
 鬼塚「それで時間稼いでるつもりか?」
 愛「……」
 鬼塚「良い度胸じゃねえか」
 愛「あ、あはっ、ああ、おなか治ったみたい。全然痛くない」

 ピストルを頭に突き付けられては、笑って回復するしかない愛だった。

 それでも、愛、「ある豚の夫婦がお菓子を食べながら夫婦喧嘩を始めました。そのお菓子とはなーんだ?」と、唐突になぞなぞを出して、時間稼ぎをしようとする。

 
 福本「それって、なぞなぞですか?」
 愛「はい」
 福本「ブタマン?」

 例によっていちいち愛の相手をする福本だったが、

 
 鬼塚「ふざけんなっ!」

 鬼塚、クルッと振り向いて怒鳴りつける。

 
 福本「すんません!」

 それに対し、福本と愛が一緒になってぺこりと頭を下げるのが可愛いのである。

 だが、鬼塚は、「もっと真剣に考えんかい」と、叱り付け、

 
 鬼塚「こういうのはな、ひねりがあるんだ。ね、ひねってるよね?」

 鬼塚、意外となぞなぞ好きだったようで、福本と一緒に夢中になって考え始めるのだった。

 ちなみにこのなぞなぞの答え、恥ずかしながら、管理人、分かりませんでした。

 たいてい、このシリーズでは劇中で答えあわせが行われるものだが、今回は正解が出ないまま終わってしまい、とてももどかしい。

 さて、五代たちは、都内に混浴風呂などないと知って落胆していたが、柴田がPDAで、「スーパースパ日比谷」と言う施設に、混浴ブースと言うのがあるのを見付けたので、早速そこに向かう。

 そして偶然にも、そこは、さっきまで愛たちがいた場所だった。

 
 車の後部座席には、愛が残した次の手掛かりがあった。

 しばし考え込んでいた五代だったが、

 
 五代「タイ、そしてマトリョーシカ、すなわち銭形は、ロシア人の経営するタイ料理屋にいる」
 柴田「ええ~~?」

 またしても余人の及ばぬ発想で答えを導き出す。

 柴田、青いネクタイが「山」の形に見えることから、「青山」ではないかと推理するが、五代には逆らえず、ずるずる引っ張られていく。

 で、またまたまた偶然にも、愛が連れて来られたのは、青山にある、タイ料理店であった。

 
 鬼塚「よし、これで今日の取引は終了だ。あとはコイツをどうするかだなぁ。重石つけて、東京湾にでも沈めるか」
 愛「沈める?」
 鬼塚「厄介者の処分には、それが一番手っ取り早いんだよ」
 愛「そんな、人を粗大ゴミみたいに」

 健全な読者諸賢の為に、ここで鬼塚がもっとえぐい場所に沈めるとか言い出さなくて本当に良かったと胸を撫で下ろす管理人であった。

 
 福本「いくらなんでも気の毒っすよ、こんな可愛い子、俺、やるの反対です」
 愛「私も反対です」
 鬼塚「じゃ、お前がどうにかしろよ」
 福本「えっ、じゃ俺の女にしても?」
 鬼塚「どうぞ、ご自由に」
 福本「まじっすか~?」

 鬼塚の言葉に急に目を輝かせて興奮する福本。

 場所もよし、てっきり、その場で乱暴狼藉に及ぶのかと期待、いや、思いきや、

 
 福本「これからの人生、二人で面白おかしく生きて行こう」

 愛の手を握り、何故かプロポーズのような言葉をかける福本であった。

 健全な読者諸賢の為に、ここで鬼塚と福本が、愛に対してとてもここでは書けないようなえげつない共同作業を始めなくて本当に良かったと胸を撫で下ろす管理人であった。ちくしょう。

 愛「ことわります」
 福本「えっ」
 愛「ごめんなさい」

 当然、愛は即答で断り、福本のハートを撃ち砕く。

 福本「ふられた……兄貴、やっぱり東京湾に沈めます」
 愛「なんでそうなるの?」

 が、鬼塚たちは言行不一致で、何故か、その店のオーナーシェフのロシア人を呼んで、彼に愛を包丁で切り刻ませようとする。

 しかし、鬼塚たちとどういう関係なのか知らないが、自分の店でそんなことするかなぁ?

 
 愛「五代さん、助けて!」

 大男のロシア人にギラギラする刃物を突きつけられた愛、たまらず絶叫する。

 と、その願いが通じたのか、そのタイミングで五代と柴田が突入してくる。

 
 五代「やっぱりここだったか、鬼は外!」

 五代、枡に手を突っ込んで豆を投げ付け、ロシア人を倒す。

 五代「純な心で豆をまく、豆は年の数ほど食らうべし、さもなきゃおなかを壊しちゃう、その名も人呼んで、熱血デカ五代潤、そこら辺のおっさんと一緒にすると、二日酔いするぜ」

 そして、愛の決め台詞をもじった台詞を放ち、豆を口の中に放り込む。

 しかし、最後の最後に唐突に「二日酔い」が出てくるのは変だよね。

 高村の決め台詞も最後は「二日酔いするぜ」だが、あっちはそれにあわせてちゃんとバーボンがどーのグラスがどーの言ってるからね。

 ともあれ、こうなればもう詳しく書くこともない。

 愛が本来の決め台詞を放って二人を捕縛し、事件は解決する。

 ……と言っても、ヘロインを買ったほうは全員野放しなので、解決と言って良いものかどうか。

 
 愛「五代さん、ほんとに今日はどうもありがとうございました」

 ラスト、愛が五代に礼を言って、深々と頭を下げる。

 五代「なんだ、なんだ、改まって」
 愛「私、絶対五代さんが助けに来てくれるって信じてました」
 五代「ほんと? いや、お前もさ、的確なヒント残してくれたからね」
 愛「あれ全部分かったんですか」
 五代「あったりまえだろう、俺の推理は完璧だ」
 愛「すごい、やっぱナイスコンビですね」
 五代「いぇい」
 愛「いぇい」

 こうしてお互い勘違いしたまま、上機嫌でハイタッチを交わすと言う、「愛」にしては珍しくハッピーなクロージングなのだった。

 追記

 管理人、あれから、愛の出したなぞなぞを解こうと必死で考え、遂に答えを見付けました!

 ずばり、「とんがりコーン」だと思われる。

 つまり、「とん」(豚)が、「リコーン」(離婚)と言う意味であろう。

 ただ、夫婦喧嘩したからって、必ず離婚するとは限らないので、なぞなぞとしては不完全である。

 まあ、でもスッキリして良かった。

 
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コメント

No title

悪人の格好が「いかにも」過ぎますね・・・古臭い。

Re: No title

まあ、元々リアリティー皆無のドラマですからねえ。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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