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「電撃戦隊チェンジマン」 第7話「悲しき宇宙獣士!」



 第7話「悲しき宇宙獣士!」(1985年3月16日)

 冒頭、少し鼻声の星王バズーが、カガリア星を征服したばかりの宇宙獣士デモスを、地球攻略のためにギルークのもとへ派遣する。

 ゲーター「きおった、きおった、ああ、きはりましたでー」
 ギルーク「ふん、アトランタ星の悪魔デモスか」

 面識はないが、デモスの勇名はゴズマ中に響き渡っていた。

 
 デモス「バズー様、ただ今到着いたしました」

 小型宇宙船でゴズマードに到着したデモスは、まさに悪魔と呼ぶにふさわしい、恐ろしげな姿形をしていたが、バズーの額から放たれたビームを浴びると、

 
 その姿は、ストレッチマンの弟分のような恥ずかしい格好をした人間に変化する。

 ゲーター「なーんや、けったいな。まるで地球人やないか」
 ギルーク「デモス、早速作戦を相談しよう」
 デモス「無用だ、私がバズー様から与えられた使命はひとつ、お前たちが梃子摺っているチェンジマンとその秘密基地を叩き潰すことだ」
 ブーバ「小癪な!」

 見た目は愉快だが、デモスはバズー直属の宇宙獣士と言う立場を鼻にかけ、ギルークたちなど眼中にないと言う態度であった。

 デモスは直ちに行動を開始し、まず、ヒドラー兵たちをレストランや商店街で暴れさせて、子供だけを攫わせる。

 
 ヒドラー兵に襲われて悲鳴を上げている人々の後ろを、関係のない通行人がフツーに歩いているのが、緊張感を台無しにしているのである!

 無論、それは、チェンジマンをおびき出すための罠であった。

 5人がすぐに駆けつけ、ヒドラー兵を全滅させるが、ドラゴンはいつの間にか仲間たちと引き離され、デモスにビルの屋上に誘い込まれる。

 
 珍しい、屋上のセットで戦うドラゴンとデモス。

 しばし戦った後、

 デモス「貴様、名はなんと言う?」
 ドラゴン「チェンジドラゴン」
 デモス「ドラゴン? ふ、今夜が最後だ、見ろ」

 デモスの合図で、子供たちを人質にしたシーマたちがあらわれる。

 シーマ「お前さえ言うことを聞いたら、返してやる」
 ドラゴン「なんだと?」
 デモス「武器を捨てろ、さもなければ子供たちは殺す」

 ドラゴン、やむなくチェンジソードを放り投げる。

 ゴズマはなかなか紳士的な「悪の組織」で、ドラゴンが武器を捨てると、ちゃんと約束を守って子供たちを解放するのだった。

 デモス「ドラゴン、貴様の弱点はその優しさだ」

 デモスは太い触手でドラゴンの体を縛ると、

 
 たくさんの吸盤のついた両腕を広げ、

 
 吸盤から太い牙を生やして、

 
 左右からその体を、ジャンクマンのように挟んで痛めつける。

 デモス「死ね!」
 ドラゴン「うわーっ!」

 ドラゴンはそのまま屋上から落とされ、死にはしなかったが、落下のショックで変身が解け、剣の姿になって気絶する。

 ゴズマにとって千載一遇のチャンスであったが、ここでバズーが鼻声で「さあデモス、奴を利用して秘密基地を探り出せ」と、余計な命令を与えて、結果的に歴代の「悪の組織」が繰り返してきた轍を踏んでしまうことになる。

 このブログでも口を酸っぱくしていってきたことだが、

 ヒーローを殺せる時には迷わず殺す!

 と言う教訓を、管理人は世のすべての「悪の組織」の人たちに訴えたいと思う。

 翌朝、目を覚ました剣は、自分が見知らぬ廃倉庫の片隅で、ベッドに横たわっていることに気付き、戸惑う。

 しかも目の前には、爽やかな笑顔を浮かべた好青年が立っていた。

 剣は知る由もなかったが、バズーによって変身させられたデモスの人間態である。

 
 タロウ「気がついたかい?」
 剣「君は?」
 タロウ「俺はタロウ」
 剣「君が助けてくれたのか? ありがとう、俺は剣……」

 剣は言いながら立ち上がろうとするが、足元がふらついて倒れそうになり、

 
 思わずタロウの手を握るが、その瞬間、二人の手から神秘的な光が放射される。

 
 剣「あっ?」

 驚いて、互いの目を見詰める剣とタロウ。

 しばしの沈黙の後、タロウは自分の驚きを誤魔化すように、目を逸らして、

 タロウ「大丈夫か、無理すんなよ」
 剣「いや、帰らなきゃいけない」
 タロウ「送って行くよ」

 管理人、てっきりここから「おっさんずラブ」的な展開になるのかと思ったが、そうはならず(当たり前だ)、タロウの車で送って貰う途中、剣は再びヒドラー兵に襲撃される。

 
 タロウ「なんだこの化け物はーっ?」
 剣「地球征服を企むエイリアンだっ」
 タロウ「エイリアン?」
 剣「俺は尺を稼ぐために地球を守るためにこいつらと戦ってるんだ」

 
 タロウ、最初はなすすべもなく立ち尽くし、剣の奮闘を見ているだけだったが、やがて、その死に物狂いの姿に鼓舞されたように、ナイフを手にヒドラー兵に突っ込んでいき、なんとか剣を助けようとする。

 このままでは二人とも嬲り殺しにされるのは目に見えていたが、そこへ疾風たちが駆けつけ、ヒドラー兵を蹴散らして事なきを得る。

 CM後、いくらなんでも早過ぎる気もするが、日が傾いてオレンジ色の光が世界を覆っている。

 
 公園の高台に立ち、美しい夕陽を見詰めているタロウ。

 その背後では、剣が仲間たちにさっきの不思議な現象を語っていた。

 勇馬「アースフォースが?」
 疾風「まさか、信じられんよ」

 
 剣「本当だ。信じてくれ。俺がタロウの手を握ると必ずアースフォースを感じるんだ。だから基地に連れて行って長官に……」
 麻衣「駄目よ、身元のはっきりしない人を基地に連れて行くわけには行かないわ」
 剣「しかし、アースフォースが……それにタロウは俺を助け、ヒドラー兵と戦った」
 麻衣「でも、駄目!」
 さやか「そうね、剣さんの命の恩人と言うこととは別問題ね」

 剣、タロウもアースフォースを受けたもの、すなわち、6番目のチェンジマンになりうる男かもしれないと説き、彼を基地に連れて行きたいと訴えるが、4人の答えは「ノー」であった。

 いや、それこそ、本人がそこにいるんだから、他のメンバーがタロウと手を握れば、はっきりすることなのではないだろうか?

 
 ともあれ、仲間の反対を受けた剣はやむなく断念し、同じ夕陽を浴びながらタロウに歩み寄る。

 
 剣「ここでお別れだ。色々ありがとう」
 タロウ「うん」

 タロウは別に気落ちした様子も見せず、短く答えると、もう一度沈み行く太陽に目を向け、

 タロウ「綺麗だ、ほんとに綺麗だな」

 まるで、初めて夕焼けを見たかのように、しみじみとつぶやく。

 
 剣「ああ……俺は、この夕陽をいつまでも見ていられるように地球を守る。それじゃ……」
 タロウ「……」

 剣の差し出した手を、タロウは無言で握り返すが、再び二人の両手が不思議な光に包まれる。

 剣「君は……」

 
 タロウ「……」

 言いかけた剣に、何もかも分かっていると言いたげな目で、にっこり頷いてみせるタロウであった。

 基地に戻った剣だが、まだタロウのことが諦めきれず、伊吹長官に話す。

 伊吹長官は試しにドラゴンに変身してみろと言う。タロウがアースフォースを受けた人間なら、何か反応があるかもしれないというのだ。

 剣「チェンジドラゴン!」
 伊吹「……」
 ドラゴン「……」
 伊吹「……」
 ドラゴン「長官、何も起きませんが……」
 伊吹「だろうなー」
 ドラゴン「オイ」

 ……と言うのは嘘だが、この辺の不自然な流れはいかにも脚本家の苦し紛れと言う感じはする。

 ともあれ、剣は言われたとおりドラゴンに変身すると、何かに導かれるように右手を掲げて光を放ち、

 
 空中に、奇妙な映像を映し出す。

 それは、数人の原始人が、宇宙からやってきたストレッチマンの格好をしたタロウを崇め奉っているようなビジョンだった。

 
 剣「タロウ!」
 伊吹「アースフォースの力によるホログラフィーだ。やはりタロウと言う若者はアースフォースを感知できるのかも知れんな

 ???

 いや、今の映像は剣が出したものなのだから、タロウは関係ないのでは?

 それとも、ドラゴンのアースフォースを感じたタロウの中の前世的記憶が蘇ったと言うことか?

 それにしても、他人の記憶をドラゴンが映し出すと言うのは、明らかに変である。

 剣「それにしても、今の映像の意味は?」
 伊吹「うん、一部の気の毒な科学者の間では、古代の地球に宇宙人が訪れ、色々な文明と子孫を与え、神としてあがめられたと言う学説があるんだ。今のホログラフィーはまさにそれなのかも知れん」

 伊吹長官の台詞に合わせて、ピラミッドやナスカの地上絵、モアイの資料映像などが映し出される。

 そう言えばヒストリーチャンネルでしょっちゅうやってる「古代の宇宙人」と言う、同じような趣旨の番組があるが、冷静に考えて、そんなことあるわけねえだろと思うんだけどね。

 なんで遠く離れた星の宇宙人が、わざわざ地球人に文明を伝えに出張せにゃならんのだ? 暇なんか?

 あと、昔は良く来てたらしいのに、なんで最近は、とんとお見限りなの?

 ちなみに、アメリカやヨーロッパで、その手のいわゆる「神々の指紋」系の話が受け入れられているのは、アジアや南米諸国に対する蔑視、言い換えれば白人優位の思想が下敷きになっているらしい。

 つまり、自分たちより劣っている(と思いたい)有色人種が、彼らだけの力で偉大な古代文明を築くことが出来た筈がない。きっと宇宙人から教えてもらったに違いない、白状しろコノヤロウ!という傲慢な考え方である。

 それはともかく、伊吹長官の推測は当たっていた。

 
 タロウ(地球……わがアトランタ星の祖先が遠い昔に訪れ、文明と子孫を残した星……剣はそれを私に思い出させてくれた……彼は命を懸け、必死に地球を守ろうとしている)

 例の倉庫の中に佇み、胸に下げた太陽をかたどったペンダントを握り締め、地球と自分の祖先との浅からぬ因縁を思い起こしているタロウこと、デモス。

 しかし、その祖先が、タロウと全く同じ顔と衣装と言うのはねえ……

 だいたい、人間としての姿はバズーの不思議なビームによって与えられたものとしか思えず、それが過去のアトランタ星人と瓜二つと言うのは、二重に解せない話である。

 まぁ、あくまであのビジョンはタロウが想像したものであり、とりあえず自分の姿を祖先の姿に重ね合わせただけなのかもしれないが。

 で、肝心のアースフォースだが、かつて地球を訪れたデモスの祖先が浴び、それがデモスにも受け継がれていると言うことなのだろうか?

 そこへ剣たち5人が静かに入ってきて、

 
 剣「君は宇宙人か。古代、地球に文明を与えてくれた宇宙人の子孫なのか?」
 タロウ「私は昔海に沈んだアトランティス大陸を地球での基地にしていたアトランタ星人だ」
 疾風たち(真顔で何を言うとるんだ、こいつらは?)

 ムーの愛読者のような会話を交わす二人を見て、ついて来るんじゃなかったと激しく後悔する4人だったが、もう手遅れ。

 剣「それで、アースフォースを?」
 タロウ「アースフォース? アトランタフォースのことか?」

 あっさり自分がアトランタ星人の子孫だと告白したタロウは、アースフォースについても、意外な言葉を口にする。

 
 ここでバズーがタロウにビームを浴びせて、強制的にデモスの姿に変えてしまったため、詳しいことは聞けないままだったが、そもそもアースフォースは、地球に入植したアトランタ星人たちの作り出した、超古代文明的なエネルギーシステムだったのだろうか?

 ゴズマの凶暴な宇宙獣士に戻ったデモスは、問答無用で5人に襲い掛かる。

 

 
 周囲で起きた爆発に思わずしゃがんだ瞬間、さやかのつつましやかなパンチラが炸裂!

 いやぁ、女性のパンツは白に限りますなぁ。

 屋外に出て、デモスやシーマたちとのラス殺陣となるが、

 
 ヒドラー兵の頭上を飛び越えて着地し、

 
 振り向いた瞬間、再びパンツが見えてしまうさやか。

 振り向くだけでパンツが見えるって、最高のコスチュームだよね。

 剣はなんとかデモスにタロウとしての心を蘇らせようと、ドラゴンに変身せず説得を試みるが、バズーの光線によって理性を失ったデモスに何を言っても無駄で、結局涙を飲んでデモスを倒すしかないのだった。

 
 戦いの後、剣に残されたのは、タロウとの思い出と、あのペンダントだけであった。

 タロウの声「地球のわが友よ、私は君たちと同じようにバズーと戦った。だが、我々は敗れ去り、母なる星アトランタは征服されたのだ。そして他の星を侵略しなければ母なる星を破壊すると……友よ、バズーを倒し宇宙を守ってくれ」

 剣の胸に、タロウの最後のメッセージが重く響く。

 
 剣「さよなら、タロウ。バズーは必ず倒す。君はアトランタへ帰るんだ」

 ラスト、シャトルベースで宇宙空間へ出て、透明なポッドにペンダントを入れ、いわゆる「宇宙葬」を行っている剣たち。

 せめて形見のペンダントを、故郷のアトランタ星に帰してやろうという思いやりであった。

 
 伊吹「敬礼!」

 シャトルベースから射出された、ひょっとしたら自分たちの仲間になっていたかもしれない男の魂を、敬礼で見送る伊吹たち。

 伊吹「……って、なんで俺の顔が映ってないんだぁっ?」

 以上、ドラマとしては正直食い足りないのだが、熱い男の友情と別れを描いたなかなかの力作であった。
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コメント

教訓

確かに管理人様の仰るとおり“主人公達を倒せる時に倒す”という教訓を古今東西の悪の組織の皆様は学んでいないようですね😖バズーの余計な一言が台無しになってしまいました😅勿体無いと思いますね

アトランタ星人にデモス

>≧タロウ「私は昔、海に沈んだアトランティス大陸を地球での基地にしていたアトランタ星人だ

>アトランタ星人に宇宙獣士デモスとウルトラマンレオに出た星人と円盤生物の名前を思い出すキャラが登場しますが、円谷プロの関係者がこの回を見たらどんな顔をされたか気になりますね。

チェンジマン版アトランタ星人がアトランティス大陸を地球の住処にしていたという設定を見ると、同じ年に公開されたロン・ハワード監督の「コクーン」というアメリカ映画でも「エイリアンが残したコクーンがある場所」としてアトランティスの名前が出てくるのを思い出します。

>≧伊吹「……一部の科学者の間では、古代の地球に宇宙人が訪れ、色々な文明と子孫を与え、神としてあがめられたと言う学説があるんだ。今のホログラフィーはまさにそれなのかも知れん」と伊吹長官の台詞に合わせてピラミッドやナスカの地上絵、モアイの資料映像などが映し出される。

>この辺はスイスの研究者エーリッヒ・フォン・デニケンが唱えた古代宇宙飛行士説を絡めたネタでしょうね。wikiによると「超古代に宇宙人が地球を訪れ、人類を想像して文明を授けた…」という疑似科学の一説だそうですが、脚本家の方もこの回を書くにあたり古代宇宙飛行士説関連の書物を読んでリサーチをしたんだろうな・・・と思います。

ウルトラネタ?

デモスの体型と吸盤がセブンのガイロスにちょっと似てると思いました。『昔』『海』というワードもセブンのあの回を連想します。どっちも微妙ですかね?タロウはもしや?

にしても、オンエアで見た時はラス殺陣あたりからタロウに戻ってくれぇーと祈りつづけ、最後は泣いたような記憶があります。

ジャンクマン

「キン肉マン」の悪魔六騎士でしたね。
悪魔超人にヒエラルキーがあるのは良かったな。

ドラマ重視

>以上、ドラマとしては正直食い足りないのだが、熱い男の友情と別れを描いたなかなかの力作であった。
はやくも7話で「ビターエンド」を出してくるのが、前作からの「ドラマ重視」を継承してますね。
25分じゃなくて30分番組だったらなぁ・・・

明日放送

https://www4.nhk.or.jp/zanmai/384/

「砂の十字架」「アニメじゃない」が好きですね。

>ストレッチマンの弟分のような恥ずかしい格好

元ネタは宇津井健さんの「スーパージャイアンツ」でしょうね。
映像は観たことはありませんが。

Re: 教訓

まあ、まだ序盤だからいつでも殺せると考えてたんでしょうけどね。

Re: アトランタ星人にデモス

> この辺はスイスの研究者エーリッヒ・フォン・デニケンが唱えた古代宇宙飛行士説を絡めたネタでしょうね。wikiによると「超古代に宇宙人が地球を訪れ、人類を想像して文明を授けた…」という疑似科学の一説だそうですが、脚本家の方もこの回を書くにあたり古代宇宙飛行士説関連の書物を読んでリサーチをしたんだろうな・・・と思います。

補足説明ありがとうございます。ま、かく言う自分も、昔は割りと信じてましたからね。

Re: ウルトラネタ?

> デモスの体型と吸盤がセブンのガイロスにちょっと似てると思いました。『昔』『海』というワードもセブンのあの回を連想します。どっちも微妙ですかね?タロウはもしや?

確かに、なんとなくウルトラシリーズっぽいエピソードでしたね。

> にしても、オンエアで見た時はラス殺陣あたりからタロウに戻ってくれぇーと祈りつづけ、最後は泣いたような記憶があります。

純粋ですね。

Re: ジャンクマン

最初の頃の悪魔超人って、強くて悪くて実に魅力的でしたね。

アシュラマン、泣いたらあかん。

Re: ドラマ重視

> 25分じゃなくて30分番組だったらなぁ・・・

もったいないですよね。

前から不思議なんですが、なんで5分短くしたんだろう?

Re: 明日放送

名曲だらけですよね。

Re: >ストレッチマンの弟分のような恥ずかしい格好

自分もないですね、さすがに。

タロウ、俺はお前を殺したくなかったぜ・・・

デモスが、タロウとしてドラゴンに接する処を観ているとデモスは序盤でのブーバたちに対する硬派な態度とは裏腹に悪人になりきれない物を持っているのではないかとも考えられます。
そのため、中盤での「文明」についての講釈等の代わりに、当初はドラゴンを撃滅する気満々だったもののドラゴンが地球を守るために奮戦している様子を目の当たりにしてデモス=タロウに良心が芽生え、徐々にチェンジマンに肩入れするかの様になる描写を加え、それを怒ったギルーク司令官から
「アトランタ星を死滅させてもよいのだなっ(怒)?!」
と恫喝され涙を呑みデモスとしてチェンジマンに戦いを挑むと言う内容もありだったのではないかとも思えます!
事実、「デビルマン」の「さらば 妖獣ドランゴ」と言うお話に登場した冷凍妖獣ドランゴ(声は野島昭生さん)はデーモン一族でのデビルマンの盟友でありデビルマン=明の通う学園に転校生・友田として潜入して来ます。しかしミキちゃんの優しさや、明が火事場で救援活動等をする様子を見て(更にミキちゃんの彼氏の座を掛けた明とのボクシング勝負をも経て)、人間愛に目覚めた結果、かつての盟友でもあるデビルマンへの戦意を喪失。それに対し妖将軍ムザンは、
「裏切り者デビルマンへの憎しみも忘れ、その上人間に情けをかけおってっ!(中略)さもなくばお前を処刑するっ(怒)!!」
とドランゴを恫喝し、それを受けたドランゴはミキちゃんや弟のタレちゃんを氷漬けにして人質に取った上でデビルマンとの最終対決に臨戦!結果軍配はデビルマンに上がるものの、その後明は
「ドランゴ、俺はお前を殺したくなかったぜ・・・・。」
との言葉を残しています。ここに観るペンダントを宇宙空間に発射する際のドラゴンも正に
「タロウ、俺はお前を殺したくなかったぜ・・・・。」
と言いたかったに違いないでしょう。


タイガーロイド

しかし、宇宙獣士ながらもドラゴンとの友情に目覚めたにも拘わらず、自分の意思とは関係なくチェンジマンとの対決を強いられたタロウ、そしてかつての盟友であるデビルマンとその周囲の人間たちへの友情とデーモン族の使い魔としの使命の板挟みに苦しんだ上記のドランゴと同様の立場に立たされながらも、躊躇なく悪の道を貫こうとしたくせ者もいます!それは「ZX」に登場したタイガーロイド=三影英介(中屋敷鉄也さん)です!
ZX=良がバダン時代の盟友として
「行かせてくれ、三影・・・・。」
と無益な戦いを避けようとしたのに対し、バダン怪人中暗闇大使一番のごひいきでもある三影は、タロウがデモスにされチェンジマンに挑んで来たのとは異なり、友情をもかなぐり捨て自分の意思でタイガーロイドに変身!それを受け変身して迎撃するZXに対しても
「この腐った世の中に善も悪もあるかっ?!勝った者が善なのだっ!!!!」
と言い放って問答無用に爆撃をして来るその様子からは、タロウやドランゴがかわいく思えてしまう程の悪党っぷりを感じざるを得ません!!
余談ですが、かわいいと言えば、マーメイドの変身前アクションもかっこかわいいです(笑)!!

Re: タロウ、俺はお前を殺したくなかったぜ・・・

おっしゃるように、アトランタ文明がどーのこーのより、そっちのほうがよっぽど説得力があるし、感動的ですよね。

Re: タイガーロイド

ゼクロスって、全く内容を覚えてないのですが、なかなか魅力的な悪役のようですね。

ほんと、さやかが卑怯なほど可愛いですよねえ。

宇宙人②

変なタイミングでのコメント失礼します。
たまたま『新ジャングルの王者ターちゃん』なる漫画を読んでいたら古代アフリカ文明から蘇生した人物本人が文明は宇宙人から授かったと言っちゃってました(笑)
解説文ではマシンX2000さんが言ったスイス人学者デニゲン氏が宇宙人説を主張したとも書いてありました。
うーん、90年代ってこんな感じだったんですよね~

Re: 宇宙人②

情報ありがとうございます。

ま、今でも信じてる人はいるんでしょうけどね。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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