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天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、悪を倒せと俺を呼ぶ「仮面ライダーストロンガー」第13話・14話

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 第13話「一ツ目タイタン! 最後の逆襲!!」

 と言うタイトルから分かるように、ダンディな大幹部タイタン様の最期が描かれた節目のエピソードである。もっとも、すぐにタイタン様は百目タイタンとしてみんなの前にまたその勇姿を見せてくれるのでご安心あれ。

 城茂は、タイタンと一戦交えた際に、瀕死のピカチュウ戦闘員から手紙を渡される。それは岬ユリ子の兄マモルが書いたもので、彼はいま、怪人製造工場で働かされているらしい。

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 先行して救出に向かった茂のメモを見て、喜ぶユリ子。ただ、今までそんな兄がいるなんてひとっことも言ってなかったので、かなり唐突ではある。

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 一方のタイタンは体内に流れるマグマを強化してストロンガーとの決戦に備えていた。
 タイタン「今この8万度の熱を3倍の………………………………………24万度に上げて死を覚悟の決戦に挑みます」

 マモルを救出に向かった城茂とユリ子だが、ブラックサタンの激しい攻撃を受ける。

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 ガトリング砲をこのレンジで直射されてなんで無傷なのか、全力で突っ込みたいシーン。

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 エレキイカ怪人(仮称)に追われるが、青いセロハンを貼っただけの海中で、ストロンガーは電流を発して撃退する。
 海の中でそんなことしたら、隣の電波人間タックル(岬ユリ子)まで被害を受けそうだが、まあ、電波人間と言うくらいだから、電気への耐性はあるのだろう。

 苦労の末、ユリ子は生き別れの兄マモルと再会する。マモルを演じるのは倉石功さんで、70年代特撮ファンにとっては「ナチスジャガー」、80年代大映ドラマファンには「スクールウォーズの敵チームの監督」でお馴染みです(そうか?)。

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 そこへタイタンが現れるのだが、いきなり戦おうとせず、城茂に話があると切り出すのがいかにも彼らしい。

 それは城茂たちと和解しようと言う意外なもので、当然、茂は拒否する。普通に考えて、相手が了承しそうにもない提案なのだが、タイタンを演じる浜田晃氏の演技もあり、なんか妙に説得力のあるシーンになっている。
 
 タイタン「まあそうムキになることはない……まあ突然のことで驚くだろうが、しかしそれほど突飛なことではない……ブラックサタンへの攻撃をやめてもらいたい。金はいくらでも出す」
 などと言う口説は、まるっきりビジネスの交渉である。

 だから、それに対する城茂の「バカにするな。金なんか欲しかったら元々改造人間なんかになるかっ」と言うヒーローらしい応答が、いかにもガキっぽく聞こえてしまう。

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 しかも「まあ、そう言うな。実は私も困ってる……(後略)」と、あくまで粘り強く説得しようとするので、ますますタイタンが大人に見えてしまう。

 その後、マモルが実はニセモノで、エレキイカが化けていたこと、本当のマモルは既に死んでいたことなどが判明する。どうでもいい(オイ!)。

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 そしていよいよタイタンとストロンガーの決闘。タイタンはスーツを脱ぎ捨てて、戦闘スタイルでビシッとお決めになる。24万度のマグマを体内に持つタイタンは、ストロンガーの全ての技を受けてもビクともしない。

 しかし、何故か高熱を体内に持つタイタンは水に弱いと言う理論がストロンガーの頭に浮かび、

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 試しに水の中に落としてみると、ほんとにそれだけで死んじゃうのである。なんでそうなるのか、納得できないし、だったらなんでタイタン様ともあろう方が、わざわざ弱点である水の近くで戦おうとしたのか、理解に苦しむ。

 いずれにせよ、タイタンは善戦空しく死んでしまう。

 第14話「謎の大幹部 シャドウの出現!」

 しかし、タイタンの死と同時に、新たな大幹部、それもタイタン様以上にダンディで魅力的なキャラクターが登場する。個人的には、ライダーシリーズの中で一番好きな敵キャラである。

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 おっとその前に、ピカチュウ戦闘員が護送中の凶悪犯を拉致するシーンから。

 演じているのは丹古母鬼馬二さん。当時25歳!
 助けられた後、「ぐおーっ、おおおっ、うほうほっ」と、ひとしきりゴリラ的な動きをするが、左右のピカチュウ戦闘員は何の反応も示さない。

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 戦闘員「もういい?」
 丹古母「あ、はい」

 と言う感じで車に乗り込む「間」が可笑しい。

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 そして彼らを追跡するストロンガーの前に現れたのが新しい大幹部ジェネラルシャドウであった。

 これがもうめちゃくちゃかっこいいのであるよ。血管が剥き出しになったような顔を透明なケースに包み、衣装はフェンシングのようなスタイル、しかも背中に背びれのようなものが生えているアンバランスさ。まるで女性のように胸が大きいのも面白い。

 さらに声は渋くてしょうがない柴田秀勝氏。スーツアクターは河原崎洋夫氏(スーパー1の鬼火司令の人)。

 なにより、タイタン以上に智謀に長けており、ブラックサタンに対しても盲目的な忠誠心など持ち合わせず、あくまで仕事として大幹部をやっているというあたりが心憎い。

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 ストロンガーと一戦交えた後、基地へ戻ってきたシャドウ。彼を見るピカチュウ戦闘員の目。

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 と、やおらシャドウはトランプでその戦闘員の首を切り落としてしまう。

 シャドウ「態度が悪い!」

 むちゃくちゃでんがな……。


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 その後、連れてきた丹古母鬼馬二を手術台に乗せ、サランラップでぐるぐる巻きにして、その上から墨汁を掛けるシャドウ。何の罰ゲームだよと思うが、これが改造手術の方法なのである。これによって彼はゴリラ風怪人に変身する。

 彼らは亡きタイタンの葬儀の際に必要なイケニエを求めて、伊香保のホテルに滞在中の家族四人を拉致する。

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 タイタンの遺体を収めた棺と、その横でイケニエにされそうになっている子供たちを見て、茂が憤る。

 茂「あんな幼い子を!」

 それに対し、シャドウが「俺も(子供を殺すのは)嫌いだ。しかしブラックサタンの儀式だ……俺は大幹部を引き受けたが、根っからのブラックサタンではない……お前を倒したいばかりに引き受けた」と平然と話すのがそれまでの悪の組織の大幹部とは一線を画している。さらに、茂にカードを引かせ、それがジョーカーなのを見て「ジョーカーは万能のカード、今日のところは勘弁してやろう。子供たちを帰してやれ」と、暴力一辺倒でないところも見せる。いいなぁ。

 もっとも、怪人たちはそれに従わず、結局ストロンガーは力尽くで子供たちを助けて、怪人をぶっ殺すことになる。

 タイタンの葬儀を儀式どおり行えず帰ってきたシャドウに、大首領は「償いをせよ」と命じるのだが、

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 シャドウ「私が引き受けたのはライダーストロンガーを倒すことだけ、それだけではいけませんか?」
 と、大首領に対してさえも口答えするのが凄いところ。もっとも、ここではシャドウのアップで終わっているので、大首領がそれに対して何と応じたのかは不明である。

 つづく。


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コメント

管理人様

久しぶりに第13話を観ましたが、タイタンの
1(無駄だと分かっていても)まず敵と交渉する
2 だめなら徹底抗戦する
3 勝つのに手段を選ばない
というのが実に「大人」ですよね。
浜田氏の演技が実に良いです。

Re:第13話(08/07)  

影の王子様
>1(無駄だと分かっていても)まず敵と交渉する
>2 だめなら徹底抗戦する
>3 勝つのに手段を選ばない
>というのが実に「大人」ですよね。
>浜田氏の演技が実に良いです。

的確な分析ありがとうございます。
改めて見ると、ほんとタイタンって素敵ですね。

自分がもしユリ子だったら、茂を裏切ってさっさとタイタンについていくかも。

Re:天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、悪を倒せと俺を呼ぶ「仮面ライダーストロンガー」第13話・14話(08/07)  

この第13話は、1クールの締めであり、大幹部交代などとターニングポイントとなる回です。茂がユリ子のことを君と言っていたりと微妙に性格の変化が見られます。それと、話が話だけに茂のキザな登場シーンがありません。こう言った変化は、荒木 茂氏の意向だそうで。しかし、タイタンの倒され方は実に呆気ないですね
~。                         続く第14話では、ジェネラルシャドウが物語に本格参戦。あんなにトランプを使っていては、トランプがいくらあっても足りません。

Re[1]:天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、悪を倒せと俺を呼ぶ「仮面ライダーストロンガー」第13話・14話(08/07)  

エレクトロファイヤー様
>この第13話は、1クールの締めであり、大幹部交代などとターニングポイントとなる回です。茂がユリ子のことを君と言っていたりと微妙に性格の変化が見られます。それと、話が話だけに茂のキザな登場シーンがありません。こう言った変化は、荒木 茂氏の意向だそうで。

細かい観察ですね~。何も考えずに書いてるのがお恥ずかしい。

>しかし、タイタンの倒され方は実に呆気ないですね
>~。

確かに、あの死に方はちょっと……。

Re:天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、悪を倒せと俺を呼ぶ「仮面ライダーストロンガー」第13話・14話(08/07)  

確かに一つ目タイタンは、呆気なかったですね😅

Re[1]:天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、悪を倒せと俺を呼ぶ「仮面ライダーストロンガー」第13話・14話(08/07)  

ふて猫様
>確かに一つ目タイタンは、呆気なかったですね

まぁ、すぐ復活しますけどね。

柴田秀勝さん  

柴田秀勝さんの最新インタビューによると

1.特撮キャラはこのシャドウが初めて

2.「ストロンガー」のアフレコにはどの監督も一度も来たことがなく
助監督が仕切っていたが、あまりに失礼な態度を取るので
一度途中で帰ったら、向こうから謝罪して収まった

3.(大首領役の)納谷悟朗さんが所属する劇団テアトル・エコーの面接では
納谷さんに落とされ、後日、その話をしたら納谷さんは覚えていなかった

4.シャドウが大好きで、2011年の映画「レッツゴー仮面ライダー」で
再度演じたのが嬉しくて、映画館に観に行った

5.同映画で納谷さんは「これが最後と」柴田さんたちを先に帰して役に没頭した

現在の柴田さんはお姿もお声も本当に素敵です!憧れます!

Re:柴田秀勝さん(08/07)  

影の王子様

貴重な情報ありがとうございます。

Re:天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、悪を倒せと俺を呼ぶ「仮面ライダーストロンガー」第13話・14話(08/07)  

こんばんは。僕が子供の時からストロンガーのビデオを借りてよく見ていました。特に歌手の水木一郎さん、首領役の納谷悟朗さん、ナレーターの中江真司さん、怪人役の市川治さん、ゼネラルシャドウ役の柴田秀勝さん、タイタン役の浜田晃さんの事は記憶に残っています。水木一郎さんは特撮の時空戦士スピルバンや超人機メタルダーのタイムリミットやアニメ・プロゴルファー猿の歌などが有名で、浜田さんは西部警察の犯人役などを演じていますね。第13話の主なポイントは、ドラクエ2に登場する悪魔の目玉のような目玉、タイタン様が強化手術で改造されるとこ、KKK団に似たブラックサタンの装束部隊の死の使い、海の岩場で城茂(荒木しげるさん)がタイタン様(浜田さん)と話し合っているとこ、パワーアップしたタイタンの戦闘スタイル、最後は茂たちが岬守の墓参りの後に新幹部のゼネラルシャドウが出現したとこぐらいかな。悪魔山の洞窟内に奇怪人ワニーダ、ハゲタカン、カメレオンの亡骸にV3のピッケルシャークも混じっていました。茂がタイタン様と話し合いの時に流れたBGMはデストロンテーマ強襲でした。この曲はよく似合っていますね。エレキイカはイカデビル、イカファイヤーに続く昭和70年代のライダーシリーズの最後のイカ系怪人ですね。電気のイカはいないけれど、発光するホタルイカが知られています。一つ目タイタンは20世紀少年のともだちに似ていますね。

Re[1]:天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、悪を倒せと俺を呼ぶ「仮面ライダーストロンガー」第13話・14話(08/07)  

特撮マニア様

長文コメントありがとうございます。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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