「セーラー服反逆同盟」 第20話「ミホ大活躍!学園の計画粉砕!」
- 2018/03/13
- 20:19
![]() ガールズ・イン・テーマソングス Red [ (V.A.) ] |
そろそろ終わりの見えてきた第20話。今回から、前回の最後で正式に「反逆同盟」に加入したミホこと大人気アイドル中山美穂がユミたちと行動を共にするようになって、管理人としてはかなり残念である。
何故なら、
私は中山美穂が嫌いだからだ!(ファンの人、ごめんなさい)
厳密に言うと、関心がないのだ。好きなドラマを見ているのに、画面の中に一般人が割り込んできたら白けるでしょ? それと同じである(違うかな?)
「ミホ大活躍!学園の計画粉砕!」と言うサブタイトルからしてイヤな予感がする。

冒頭、理事長室付近をうろうろしていたユミたちを、暴力教師・佐伯が見咎めて雄太を木刀でぶん殴る。ここ、レギュラーの美女三人の綺麗な足首が揃って鑑賞できる貴重なショットとなっております。
だが、新たに仲間になったミホ(理事長の娘である)が助け舟を出し、佐伯は権力者にとても弱いので、たちまち態度を豹変させ、雄太に対しても機嫌を取り、最後は「君を愛してる、好きなんだ」と訳の分からないことを口走る。

その後、ミホの威光で助かったことを話し合う「反逆同盟」の皆さん。だが、前回の最後でほとんど何の伏線もなく仲間になったミホ……と言うか、大人気アイドル中山美穂に対し、キャリアのあるユミ役・仙道敦子さんはともかく、他の三人はやや気後れしている感じも受ける。それに、それまで敵として散々悪口を言って来た相手が、急に仲間になってしまうのだから、よそよそしい空気が流れても仕方ない。
実際、ルリは「やっぱ違うよね、お嬢様の力は」と言って、雄太に「それは禁句だぞ」と注意されているくらいだ。
で、改めて固い握手をする女子四人。後ろから雄太も加わろうとするが、
ルリに「握手したいにゃらね、セーラー服着てらっしゃい!」(発音ママ)と冷たくあしらわれる。
雄太、2話の「反逆同盟」結成のシーンでも似たようなことをルリに言われていたな。ちょっと不憫である。
その後、学園の理事の東条がやってきて、会議が行われる。その際、東条の車がレギュラーのタケシ(真矢武)を危うく轢きそうになるが、東条はゴメンとも言わずに走り去ると言う一幕がある。
ユミたちはその会議を盗聴して、加寿子(奈美悦子)たちが「B計画」なるものを実施しようとしていることを知る。

東条は帰り際に、加寿子から意味ありげにアイヌの木彫り人形をプレゼントされる。だが、車に乗り込もうとした東条を、タケシが襲い、さっきの意趣返しに車を奪って逃走してしまう。人形もその中に乗せたまま……。

その報告を受けた佐伯は、「何百万もする車をかっぱらうなんざ、とんでもねえ野郎です。車で何百回も跳ね飛ばしてやります」と言う名言を吐く。
と言っても、車を盗んだのが誰かは分からず、その時間に授業をサボっていた生徒たちを片っ端から尋問することになる。

危険を察したタケシは、さっさと学校外へ逃げ出す。
結構高いフェンスをひとつの動作で跳び越してしまう身体能力は、さすがJACの役者と言う感じである。

一方、理事長である山縣(南原宏治)は、体調の不良もあり、いつの間にか実権を妻である加寿子に握られていた。彼に黙って「B計画」とやらが進んでいることに怒り狂う山縣だが、どんなに声を荒げても、加寿子は氷のような微笑を浮かべて相手にしない。

なお、彼が腹いせに投げて壊したティーカップを拾う奈美悦子のお尻がセクシーである。
学校をエスケープして、かっこつけてコーラを飲んでいたタケシだが、東条の部下たちに追われ、込み入った路地を逃げ回る。彼らは別に車はどうでも良くて、あのアイヌ人形を探しているのだ。その中には、「B計画」に関するマイクロフィルム(懐かしい)が隠されていたのだ。

そんなタケシを密かに追い掛けるユミ。このポーズ、ちょっとかっこいいので貼って見ました。

そして、逃走中のタケシを助け、追っ手をまくことに成功。
ここで珍しくいい感じになるふたり。一応タケシはレギュラーだが、事実上はその他大勢の生徒のひとりで、今までほとんど見せ場はなかったのだ。
タケシ「口利くの、初めてだな」
ユミ「そうね、おんなじクラスなのに」
もっとも、意外と純情なタケシと、カタブツのユミではそれ以上進展することはなく、タケシは助けてくれた礼だと問題のアイヌ人形をユミに投げて寄越す。無論、タケシはそれが大切なものだとは知らないのだ。

タケシと別れたユミだが、彼の後を尾行する(なんで?)
そして、タケシがどうやらひとりで廃バスの中で暮らしていることが判明する。さすがにそんな高校生はいないだろう。授業料とかどうやって払ってるんだ?
しかし、タケシは待ち構えていた東条の部下たちに拉致される。
ユミはタケシの身柄と交換に、アイヌ人形の中のマイクロフィルムを手放すことを決意し、事前にミホにも諒解を得る。

取引場所へ向かうユミ。ここだけではないが、今回は仙道さんがとても凛々しく、美しく撮れている。

人形を渡し、ボコボコにされたタケシを抱き起こすユミ。その怒りも込め、最後はいつものように「お仕置き」をする。
ただし、今回から、四人で登場し、決め台詞もミホの分が増える。
ルリ「闇の中でのさばり続ける悪党ども」
ケイ「てめえらのようなワルは許せねえ」
ユミ「天に代わって成敗する」
までは、従来と同じだが、ここで敵である東条の「何者だ?」と言う合いの手に対し、

ミホ「純潔と燃える正義の」
と言う新しい台詞が入り、それから全員で「セーラー服反逆同盟!」と言う流れになる。
もっともこのパターンは今回と次回の21話でしか使われていない。

戦闘シーンについては特に書くことはないが、ウルトラマン東条が、ケイと綱引きをするシーンが印象に残る。怪力を誇るケイと互角に引っ張り合うとは、さすがウルトラマンである。

ま、最後はやられるのだが、その際、至近距離でド派出メイクをしたミホを見て、理事としてミホの顔を知ってる筈の東条が、

いかにも「あっ、あなたはお嬢様!」と正体に気付いたのかと思わせる表情をするのだが、実は全くこれっぽっちも気付いていないという、視聴者がずっこけるようなシーンがある。しかも、二回も。
ま、このドラマでは「ド派手メイクをしている限り、その正体は絶対ばれない」と言うルールがあるので、しょうがないんだけどね。
東条はミホの薔薇で顔を傷付けられ、マイクロフィルムの場所を白状する。四人はその場所へ向かう(ただし、多忙の中山美穂は参加せず、代役の後ろ姿だけ)が、既にマイクロフィルムは加寿子によって持ち去られた後だった。
果たして「B計画」とはなんなのか。それは次回以降明らかになっていくが、この段階ではシナリオライターも何も考えていなかったのではないかと思われる。
とにかく、中山美穂が本格的に参加するようになると、急につまらなくなるんだよね。
- 関連記事
-
- 「セーラー服反逆同盟」 第22話「ミホ危機一髪!血まみれの決闘」 後編 (2018/03/17)
- 「セーラー服反逆同盟」 第22話「ミホ危機一髪!血まみれの決闘」 前編 (2018/03/17)
- 「セーラー服反逆同盟」 第21話「ミホ怒り爆発!バラ投げさえる」 後編 (2018/03/15)
- 「セーラー服反逆同盟」 第21話「ミホの怒り爆発!バラ投げさえる」 前編 (2018/03/15)
- 「セーラー服反逆同盟」 第20話「ミホ大活躍!学園の計画粉砕!」 (2018/03/13)
- 「セーラー服反逆同盟」 第19話「白い制服を着たミホ同盟加入!」 (2018/03/12)
- 「セーラー服反逆同盟」 第18話「20億円の夢!シンデレラ騒動」 後編 (2018/03/09)
- 「セーラー服反逆同盟」 第18話「20億円の夢!シンデレラ騒動」 前編 (2018/03/08)
- 「セーラー服反逆同盟」 第17話「にせ者現わる!汚れた白い制服」 後編 (2018/03/07)
スポンサーサイト