「スカイライダー」を心ゆくまで楽しむ奴 第39話 後編

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　続きです。

　
　プールでひと泳ぎした後、谷と沼のところへやって来る洋たち。

　ナオコ「二人とも意地張っちゃって、いつまでそんな格好してるんですかぁ」
　アキ「冷たくて気持ち良いわよぉ」
　谷「こういう低俗なパーティーは性に合わんよ」

　二人とも水着姿を披露しているが、特に嬉しくない。

　ワシはユミちゃん（巽かおり）の水着姿が見たかっんたじゃあ～！



　失礼しました。年甲斐もなく叫んでしまいました。

　
　で、やっとここで一文字隼人と、ミス・キレーダが登場。

　一文字は谷の格好を見て「どうしたんですか、タキシードなんて着ちゃって」と怪訝そうに言ったため、谷は慌てて「いやなに、ジャパンホテルのパーティーがあってね。その帰りにまわってみたんだよ」と取り繕う。

　画面の隅から洋が小さく「よく言うよ」と突っ込んでいる。

　
　一文字は、キレーダに谷たちを紹介するが、キレーダの視線は洋のビキニブリーフに釘付けであった。

　（註・なわけあるか！）

　一文字は失礼なことに沼に対しては「あ、ショーの方は出番です」と、行川アイランドの従業員扱いしてしまう。沼さんが一番キレーダに会いたがっていたのに。

　
　一文字「彼女はダンサーの、ミス・キレーダ」

　管理人は最近まで、彼女のことを綺麗田とか言う変わった苗字の日本人だとばかり思っていたが、一応彼女は外国人と言う設定らしい。そう言われれば日本語がカタコトっぽかった。

　キレーダを演じるのは1980年代に活躍した松香ふたみさん。これがデビュー作のようだ。彼女はその後、松岡ふたみ、紀ノ川瞳と言うように、ちょくちょく芸名を変えているので注意が必要だ。

　一文字が（バイトで）ガードをしていると言う宝石は、それを身に付けたものに特殊なパワーを与えるものらしい。

　その宝石を額の飾りにはめて、ショーに出演するキレーダ。
　彼女のバックをつとめるのは、

　
　やっぱりこういう人たちだった。

　昔のリゾートホテルには、こういう人ばっかり出てくる。

　しかし、その最中、ネオ・ショッカーの戦闘員やウニデーモンと言う怪人に襲われて、キレーダはまんまと誘拐されてしまう。

　
　アジトにて、身動き取れないキレーダにセクハラするウニデーモン。
　ウニ「女は綺麗だ。たまらない」
　魔神提督「いい加減にせい、お前の女好きにも困ったもんだ」

　女好きの怪人と言うのもあまりいないよね。
　自分がもし怪人だったら、おっぱいを揉もうと思う管理人は変態ですか？　ですよね。

　
　ウニデーモンはキレーダの持っていた宝石を身に付けることで更なるパワーを会得し、特殊な光線を浴びせて女性を鬼にしてしまう。これは、鬼になったキレーダ。

　彼女はすぐに元に戻るが、刺激を与えれば再び鬼になると言う。

　
　試しに他の女性を痛め付けると、たちまち鬼になってしまう。
　自分はこのシーンを見るたびに、嵐の櫻井クンみたいだなぁと思うのだった。勝手に思ってろ。

　
　その様子に、目を見開いて食いつく魔神提督であった。

　もう一体の怪人オカッパ法師は、さらに近辺から女性を集めてきて、ウニデーモンはそれらを鬼に変えて行く。

　
　鬼になった彼女たちはウニデーモンの言いなりになり、

　「人は外、鬼は内」と言う通常とは反対の掛け声と共に、豆のような爆弾を投げる訓練をさせる。

　途中で、ひとりの女性が「鬼は外」と言ってしまい、ウニデーモンに折檻されるのだが、ここ、実は最初の掛け声の時点で、ひとりだけ「鬼は外」と周りと違うことを言っている。しかし、ウニデーモンは怒らない。これは本気で間違えたんじゃないかと思う。

　
　オカッパ法師も、ウニデーモン同様、日本の妖怪をモチーフにした怪人だ。

　しかし、珍妙なキャラとは裏腹に二人とも強い。2号ライダーはオカッパ法師と戦い、苦戦したまま次回へ持ち越し、スカイライダーはウニデーモンと戦い、なんとか撃退する。

　……だが、

　
　山道を歩いていた洋は、倒れているキレーダを発見し、当然抱き起こす。

　洋「しっかりするんだ」
　キレーダ「水、水下さい」

　カタコトの日本語で訴えるキレーダだが、あんまりカタコトじゃないので日本人にしか見えない。
　が、彼女は鬼にされたままなので、洋を油断させてその首筋に噛み付き、ウニデーモンのシビレ液を注入する。

　その前に現れるウニデーモン。洋は身動きできず、2号ライダーも苦戦したまま、「つづく」のである。