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「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第40話

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 少し間が開いてしまったが、第40話「必殺! V3マッハキック!!」である。

 そのタイトルから分かるように、三人目の大幹部・ツバサ大僧正の最期を描いたエピソードである。……分からんか。

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 冒頭、団地に新聞配達に来た兄弟。兄を演じるのは「ミラーマン」などにも出演した松坂雅治氏である。

 兄は、死人(シビト)コウモリと言う怪人にばったりでくわし、びびりまくる。特撮ヒーローものなので、仕方ないことだが、思うにこの感じでは、とりあえずドロップキックしたら怪人に勝てそうな気がするのである。

 兄は吸血鬼のようになってしまう特殊なビールスを注入される。幼い弟は兄が変わってしまったようだと少年ライダー隊本部へ相談に訪れる。

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 シゲル「ショックで性格が変わったんじゃないの?」
 弟「食べ物の好き嫌いが変わるかな」
 純子「食べ物ぉ?」

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 弟「ああ、ご飯をほとんど食べないんだぜ」

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 純子「へえ、そうなの……って、なんでタメ口なのよ、ガキの癖に!」
 (註・言ってません)

 実際、少年の口調には違和感を覚える。ただ、直後、立花藤兵衛に対しては敬語を使っているので、比較的年の近い純子さんのことは友達のように思っていたのだろうか。

 その後、死人コウモリとV3の戦いとなるが、怪人は手強く、V3は空中から振り落とされて敗北する。しかもその際、弟の少年を巻き込んで重傷を負わせてしまう。

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 一方、本部で大首領に報告するツバサ大僧正。

 大首領「今度失敗すれば死だ、分かっているな!」
 ツバサ「死……? まだ5話目なのに?

 と、背後の扉が開き、謎のシルエットが映る。ネタばらしすると、それは次回から大幹部として着任するヨロイ元帥なのだった。

 要するに大首領は最初からツバサ大僧正に全く期待していないわけだ。ひどい話だ。それに、初代大幹部ドクトル・ゲーは15話以上にわたって負け続けているのに、ツバサ大僧正はたったの5回の失敗で処刑されるとは、不公平であろう。

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 少年の容態は厳しく、V3が負けたと言うショックもあり、危篤状態になる。

 V3としてはいい迷惑だと思うが、少年を(怪人に勝って)励ますため、彼自身怪我をしているのに、おやっさんに懇願されて(引っ叩かれて)いつものように特訓をさせられるハメになる。

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 そして、いつものようにバイクに乗りながら変身ポーズを決める風見志郎。さらに今回は、その後にジャンプするような動作もしてみせる。無論、ほんとに飛んだら死んでしまうので、そういうフリだけだが、それでもかなり危ないアクションだったろう。

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 ちなみに最後の戦いのバックには特撮ドラマでちょいちょい出てくる「船の科学館」が見える。もっとも放送の時点(1973年)ではまだ開館していないと思うが。

 特訓の成果もあり、死人コウモリはあっさりとV3に倒される。

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 すると、

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 その正体が僕らのツバサ大僧正であったことが判明する。
 この、コウモリのように腕をバタバタさせる姿は哀れを誘う。

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 さらに、その後がいけない。

 ツバサ「ぜーはー、死が来た……」

 と、つぶやきながら、あらかじめ用意してあった棺桶の中によっこいしょと言う感じで入ってしまうのである。こんな情けない死に方もないだろう。

 ツバサ「デストロン首領よ、永遠に栄えあれ!」

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 そして棺桶ごと爆破!

 棺桶の意味ねえなぁ。

 いまさらの疑問だが、なんで怪人って蹴られただけで爆発するんだろう?

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 一方、徹夜で少年の枕元にはべって、居眠りしている純子さん。純子さんの肩に頭をもたれているシゲルが羨ましいのである。

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 そこへV3がそっと入ってきて、少年に自分が勝ったことを告げ、さらに元に戻った兄さんをベッドの上に置いて立ち去る。

 兄さん、割と邪魔である。

 こうしてツバサ大僧正は流れ星のように我々の前から消え去ってしまった。合掌。


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コメント

これは前作の第31話「死斗!ありくい魔人アリガバリ」のリメイクですね。
リメイク4本のうち3本が旧1号の2・3・4話なのにこれだけは2号篇ですね。

2号の「ライダー卍キック」で怪人が即死するのに比べたら
こちらは、わざわざ棺桶に入る(笑)なので新必殺技のインパクトに欠けますね。

しかし、一度は敗れたヒーローが勝利して、少年の心の支えになる・・・
クサいけど・・・こうした「王道」のストーリーはもう作れないでしょうね。

Re[1]:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第40話(08/15)  

影の王子様
何度見ても、ツバサ大僧正様の死に様には涙を誘われます。

>しかし、一度は敗れたヒーローが勝利して、少年の心の支えになる・・・
>クサいけど・・・こうした「王道」のストーリーはもう作れないでしょうね。

最近の特撮って全く見ないんですが、今はそんな感じなんですかね。

Re:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第40話(08/15)  

はじめまして。

しかしツバサ大僧正死ぬ時はちゃんとセリフがあるのには驚きでした。

俳優のアドリブもあるでしょうが、深みを感じます。

辞世の句を詠む幹部に深みあるから仮面ライダーはヒットしたんでしょう。

「オヤジ涅槃で待ってる」とかたまに言って欲しいです。

今のライダーには辞世の句ありませんね?

「捕まりたいからやった」とか最近のワイドショーみたいでもいいから言ってもらいたいです。

Re[3]:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第40話(08/15)  

あとキックで爆発する理由についてですが、

怪人図鑑にベルトの部分に自爆装置が付いていると書いてました。当時小2だった私はこれを見て複雑な気持ちに思えました。

死ぬのが前提で作られているショッカーの怪人って暴力団の鉄砲玉なんだなと感慨深くなりました。または自爆テロの集団。

ザンボット3の人間爆弾みたいですよ。なんかショッカーの怪人も元々人の子なんだから、もっと自分らしく生きてもいいのに。可哀想になりましたね。

実際地獄大使が死んだ時に当時子供が供養していたらしいです。

最後に改造人間の悲劇をみたければスカイライダー第4話のサソランジンの話を見た方がいいです。

ライダーキック!はい終わりだけが仮面ライダーだけじゃないんですから。

Re[1]:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第40話(08/15)  

つるや食堂様
はじめまして。コメントありがとうございます。

>しかしツバサ大僧正死ぬ時はちゃんとセリフがあるのには驚きでした。

死に様は情けないの一語ですが、カッコイイ台詞ですね。

>今のライダーには辞世の句ありませんね?

そもそも、今のライダー自体見てないので良く分かりませんが……「○○バンザーイ」みたいなことは言わないでしょうね。

Re[4]:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第40話(08/15)  

つるや食堂様
>あとキックで爆発する理由についてですが、
>怪人図鑑にベルトの部分に自爆装置が付いていると書いてました。

なるほど。しかし、ひとりで自爆したってしょうがない気もしますが……。

>実際地獄大使が死んだ時に当時子供が供養していたらしいです。

死ぬ間際、少年ライダー隊本部でくつろいでる姿は妙に人間臭かったです。

>最後に改造人間の悲劇をみたければスカイライダー第4話のサソランジンの話を見た方がいいです。

ああ、あれは胸に沁みるお話でしたね。

Re:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第40話(08/15)  

ツバサ大僧正の死は確かに哀れですね〜😅その前任のキバ男爵も明らかにショートリリーフ的な人事だと思うのですがね。その後任が人望ほぼ皆無のヨロイ元帥ですか?

Re[1]:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第40話(08/15)  

ふて猫様
>ツバサ大僧正の死は確かに哀れですね〜😅その前任のキバ男爵も明らかにショートリリーフ的な人事だと思うのですがね。その後任が人望ほぼ皆無のヨロイ元帥ですか?

ツバサ大僧正とキバ男爵の扱いはほんと悲しいものがありますね。

Re:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第40話(08/15)  

最初の闘いで宮内さんの顔がお岩さんのように見えるのですがね😅あれだけの負傷を負わせたのは、死人コウモリが最初で最後のような気がします

Re[1]:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第40話(08/15)  

ふて猫様
>最初の闘いで宮内さんの顔がお岩さんのように見えるのですがね😅あれだけの負傷を負わせたのは、死人コウモリが最初で最後のような気がします

今回に限らず、志郎はよく負傷するキャラですね。それによってデストロンの強大さを強調しているのでしょう。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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