第3話「女教師連続レイプ魔を消せ!」(1992年4月28日)
の続きです。
青木が公衆電話ボックスの中に入り、中西の携帯電話の番号を押す。

青木「おたくのリクエストどおりの人物がピックアップできました」
中西「報酬はいつものとおり、口座に振り込んどく」
んで、その中西は隣のボックスの中にいて、青木と通話するのであった。
文明の利器の使い方が、なんか間違ってるような気がするんですが……
まあ、青木からターゲットの資料をじかに受け取る必要があるからなのだろうが、それにしたってもっと安全で手っ取り早い連絡手段がありそうなものである。

青木「そのことなんですが、すこしばかり色をつけてもらえませんか」
中西「どういうことだ」
青木「もっと私の苦労を評価して欲しいんです。かなりヤバい橋を渡ってるんですよ。こんなことが公になったらまずいんじゃないですか、特にあなたの父上の立場を考えると」
中西「調べたのか」
青木「一応調査の専門家ですからね」
中西「わかった、3000万でいいか?」
青木「勿論です。いやぁ、さすが話が分かる」
青木は電話を切ると、資料の入った封筒をボックスの下の隙間から隣のボックスに滑らせ、中西に渡す。
ちなみに元の報酬がいくらだったのか不明だが、たぶん、2000万くらいだったのだろう。
バブル景気が終わったとは言え、景気の良い時代だったのである。
しかし、腐っても探偵である青木が、依頼人の素性を割り出して半ば相手をゆすりにかけたのは、青木の性格からして当然のことかもしれなかったが、一旦電話ボックスから出て、中西と反対方向に歩き出したと見せて踵を返し、その中西の尾行を始めたのは、いささか解せない行動であった。
中西の住まいを探り出そうとしたのであろうか?
でも、尾行なんかしなくてもそれくらい簡単に突き止められそうな気がするし、そもそもそんな必要はあるまい。
ともあれ、中西が当時はまだ珍しかった携帯電話で連絡したのだろう、途中で待ち伏せていた鶴岡によって、欲を出した悪徳探偵はあっさり殺されてしまう。
まあ、仮に今度のことがなくても、いずれ中西に消される運命にはあっただろうが。

鶴岡「少し控えた方がいいんじゃないですか、そりゃセンコーで結婚間近の女なら訴える確率は低いでしょうが」
自宅マンションで、青木から受け取った資料を見ている中西に、鶴岡が忠告するが、

中西「俺がそんなくだらない理由で女教師を選んでると思っているのか?」
鶴岡「?」
中西「ほっておくと、こいつら、幸せになっちまうんだよ!」
少しイッちゃった目で訳の分からないことを叫ぶ中西。
こういう優等生タイプのサイコパスを演じさせると、トヨエツの右に出るものはいないよね。
その後、岩城たちの狙い通り、中西たちは二人でドライブしていた三枝と小夜子を拉致し、いつもの倉庫に連れて行って「おいた」をしようとする。
小夜子「助けてーっ」
三枝「なんですか、これは? あなた、何するつもりです」
中西「これから始まるショーの観客があんただ」
三枝「ショー? ショーなんか私見たくない」
ベッドの支柱に手錠でつながれたまま、情けなくうろたえて見せる三枝。
真打ちの岩城があらわれるまでは、三枝たちは仮のキャラクターを演じ続けねばならないのだ。

中西「こいつは正当な復讐なんだ、俺には権利があるんだ」
小夜子「いやっ」
三枝「私はいいです。でも彼女だけは……」
中西「黙れーっ! こいつらみたいなショートヘアの女教師のお陰で、俺の人生は台無しになっちまったんだ!」
中西、身をくねらせている小夜子の上に覆い被さると、カメラに向かって吼える。
ここで、中西自身の口から、何故彼が髪の短い女教師ばかり狙うのかが語られる。
中西の高校時代。

屋内のテニスコートで、テニスルックの女性教師がボールを拾い集めている。しゃがむたびにミニスカから覗くアンダースコートが眩しい……って、
眩しすぎて全然見えへんやないかいっ! あっ、思わず私情を爆発させてしまいました。申し訳ない。
でも、アンダースコートくらいもっとちゃんと見せろよ、とは思う。
※追記 
実際は、ちゃんとアンスコ見えてました。
おっぱいは分かるけど、BS11、アンスコくらいケチケチしないで見せろよ。

更衣室で着替えている女性教師を見詰めている、詰襟姿がちょっと可愛い、若かりし頃の中西。
若き肉棒の持って行き場がなくなった中西、思わずその場で女性教師に襲い掛かったのだが、そこへ熱血風体育教師が飛び込んできて、中西を引き剥がしてボコボコにする。
女教師「これで二度目じゃない。校長室いらっしゃい!」
これによって中西は退学となり、
中西「エリートコースを歩むはずだった俺の人生は台無しだ。それ以来、引き千切ってボロボロにしたくなるんだよ、ショートヘアの女の教師を見るとよぉっ!」
と言う、実に手前勝手な理由からの犯行だったことが判明する。
ちなみに必ず婚約者にレイプの様子を見せていることから、中西を殴った体育教師が、その女教師の婚約者だったのだろう。
で、いよいよ小夜子がレイプされることになるが、ここも、服がはだけて色気のないブラが一瞬見えるだけで、あとは小夜子の叫び声が画面の外から聞こえる中、手錠を外そうとしている三枝の姿が映されるだけで、もどかしいことこの上ない。
別にレイプを推奨する訳じゃないが、おっぱいぐらい見せろよと思った管理人であった。
※追記 
実際は、まずブラが剝き出しになり、乳首がちょっとだけはみ出たあと、

しっかり、マシュマロのようなバストを露出させてました。
予定では、ここで岩城が入ってきて、あっさり中西を殺す段取りだったのだろうか? でも、この時点では岩城はまだ雅子から銃を渡されていないので処刑する訳にも行かなかっただろうから、中西の犯行であることを確認するだけで十分だったのかもしれない。
だが、いずれにしても、その岩城より先に現場に駆けつけたものがいた。刑事の執念で、遂にこの場所を探し出した三上であった。
三上、さすがに意表を衝かれて茫然としている中西を一方的にボコボコにすると、怒りに任せて拳銃を抜き、銃口をその顔に突きつける。
だが中西はふてぶてしくせせら笑い、
中西「撃てんのかよ? 撃てねえだろ、お巡りさんにはよう」
三上「……」
三上、しばし迷っていたが、やはり引き金を引くことはできず、中西に手錠をかけて連れて行く。
困ったのはせっかくの罠をフイにされた岩城たちであった。

三枝「とんだ飛び入りが入っちまったなぁ」
小夜子「まずいんじゃないでしょうか、私たちのことが知れると」
岩城「ここは消えるしかないだろう」
長居は無用とばかり、彼らは中西が戻ってくる前に、さっさと退散するのだった。
翌日、中西が逮捕されたと言う記事を、忌々しそうに読んでいる南。

南「被疑者Aは財界有力者の長男で、自称映像作家ぁ? ふざっけんなよぉっ!」
大津「警察は現場から消えたアベックを参考人として行方を探してる。せやからいうて、証人にする訳にもいかんしなぁ」
南「どうすんすか、裏刑事の仕事を表の刑事さんに横取りされて」
岩城「まあ、レイプ魔は社会から消えたんだ、それでよしとするさ」
血気にはやる南を岩城は力のない声でなだめるが、
三枝「冗談じゃねえよ、あんだけ痛い思いして今回ギャラなしかよ」
三枝は、ギャラが貰えないまま事件が終わったことにいかにも不満そうであった。
裏刑事は「必殺仕事人」のように、実際に悪人を殺す段階にきて、はじめて報酬(小切手)を受け取る仕組みになっているのである。
だが、これで一件落着と踏んだのは、元刑事の岩城たちにしてはあまりに甘い見通しだった。
その後、警察署から出てきた三上の前に、岩城があらわれる。

三上「何者なんだ?」
岩城「まー、酒場で女を口説くのが趣味の男ってとこかなー」
三上「そんなんじゃないだろ、あんた、もしかして本庁の」
岩城「ふぇっへっへっへっへっ、そんな立派なもんじゃないよ」
姿形が変わっても、はやりその体からは長年培われてきた刑事のオーラが自然と漂うのか、ほぼ初対面の三上に前身を言い当てられて、思わず笑って誤魔化す岩城であった。
三上「ま、あんたがなにもんだろうが、俺には何の関係もない。俺はもうデカでもなんでもないんだ。たったいま辞表出してきたよ、さっぱりした」
岩城「それにしちゃ顔色が良くねえな」
三上「俺はあいつをぶち殺してやりたかった。でもそれが出来なかったのが悔しいんだ」
岩城「デカってのは、そういうつらい商売だ……これから、どうするつもりだ?」
三上「祥子に告訴させて奴を追い詰めてやる。それから田舎に帰って親の畑でも手伝うよ」
岩城「三上さん、あんた、元々告訴を取り下げさせたのは、刑事の体面を考えてじゃないだろう、彼女を晒し者にしたくなかった。そうじゃないのか?」
三上「そうだ」
岩城「だったらなんでその方針を貫かないんだ?」
三上「……」
岩城「彼女があんたにつらく当たるのはなぁ、拗ねてるんだ。ほんとのところはあんたにしっかりと抱き止めてもらいたいんだよ……と、まあ、俺はそう思うけどな」
岩城、少し照れ臭そうな顔になり、三上の胸を軽く叩いて立ち去る。
でも、実際、三上が方針転換した理由が分からない。
状況は以前と全く変わっておらず、祥子が晒し者にされる点では同じだと思うんだけどね。
特に、レイプ被害を受けた女性のほうがバッシングされることがあるような国だからねえ。
そして、30年近く経った現在、その状況がほとんど変わってないことに気付いて、愕然とする管理人であった。
その後、再び定期健診の日がやってくる。
岩城、まるっきりラブホテルで恋人を待っている男のように、病室で、口笛吹きながら香織が来るのを待っていたが、入ってきたのは香織ではなく雅子であった。

雅子「残念ねー、彼女じゃなくて」
岩城「何の用だよ、仕事は中止になった筈だろ」
雅子「ほんとにそう思う?」
岩城「……」
雅子「中西哲夫は釈放されるわ」

雅子「証拠不十分ってことでね。当然でしょお、現場から証言すべき被害者が消えていたんですもの」
岩城「……」
雅子(どこ見とんだ、このオヤジは?) 雅子の、岩城たちの不手際を遠回しに責めるような言い方に、がっつりカメラ目線で固まる岩城。
雅子「ま、もっともその裏では実力者である父親が手を回して……」
岩城、続く雅子の言葉など耳に入らず、物も言わずに病室を飛び出す。
釈放された中西が、逆恨みして三上や祥子に危害を加えるのではないかと考えたのである。
それにしても、有力者の子弟なら、犯罪を犯しても罪に問われないって、もう法治国家じゃないよね。
そして、30年近く経った現在、ほんとにそんな国になりつつあることに気付いて、再び愕然とする管理人であった。
それはそれとして、肝心の中西の父親が一切出てこないというのは、ちょっと物足りないよね。
さて、マンションに帰った中西は案の定、怒り狂っていた。
中西「ちくしょう、あのおまわりの奴」
鶴岡「これに懲りて当分大人しくしてるんだな」
中西「おめえ、いつからそんなえらそーな口利けるようになったんだよ?」
鶴岡「へっ、あんたのオヤジからも頼まれてるんだよ」
人に命令されることが死ぬほど嫌いな中西、いきなり相手の銃を奪うと、その顔に突きつける。

中西「いいか、命令するのは俺なんだぞ」
鶴岡「ああ」
中西「忘れんなんよ」
鶴岡「分かったよ、分かったよ……」
相手が想像以上に危ない奴であると知って、さすがの鶴岡も顔色を失う。
一方、岩城は三上が新宿公園で祥子と待ち合わせていることを知り、急行する。
この約1年前に完成したばかりの新都庁をバックに、公園の東屋で再会した三上と祥子。

三上「もう来ないかと思ってた」
祥子「私ね、子供の頃、母の田舎で田植えや稲刈りを手伝ったことがあるの、コーチしてあげてもいいわ」

三上「……」
笑いを含んだ祥子の照れ隠しのような「OK」を聞き、感動で胸が詰まる三上。
三上「荷物は?」
祥子「みんな捨ててきちゃった」
三上「そうか、そのほうがいいのかもな。一から出直しするには」
まさにドラマのようなシーンであったが、二人が肩を並べて歩き出した瞬間、ボスッ! と言う異様な音がして、三上の腹から血が溢れ出る。
そう、中西にサイレンサー付きの銃で撃たれのだ。

中西「あの時、撃っておくんだったなぁ?」
木立の陰から出てくると、三上のそばにしゃがんで憎々しげに言い放つと、

中西「こういう風に」
祥子「あああーっ!」
立ち上がり、何の躊躇もなくトドメの一発を撃つ。
と、そこへ鶴岡が来て、
鶴岡「いい加減にしねえか、こんなところで撃ちやがって、どういうつもりだ?」
声を荒げるが、中西はその鶴岡まで撃ち殺してしまう。
中西「だから言ったろう、俺に命令すんなってよ」
中西は平然と言ってのけると、その銃を鶴岡の手に握らせるのだった。
そう、自分のために色々骨折ってくれた鶴岡を殺した上、殺人の罪をなすりつけようというのだ。
なんという卑劣な男であろう。
「裏刑事」の中でも、これだけムカつく悪役はいないだろう。
岩城が駆けつけたときには、既に祥子は中西に攫われた後だった。
岩城「三上さん」
三上「中西が、祥子を……頼む」
三上、それだけ言い残すと息絶える。
うーん、三上にはなんとか助かって欲しかったが……
ま、「裏刑事」は、「必殺」と同じく、被害者が死ぬケースがほとんどなので、仕方ない面もある。
さて、三上は、建設中のビルのようなだだっぴろい空間で、祥子を首吊りに見せかけて殺そうとしていた。

中西「またお前らみたいなクズのために、俺の人生、台無しになるところだった……この償いはして貰うからな」
祥子、そんなことをされても泣きもせず叫びもせず、マネキン人形のように無表情なのがちょっと異様に感じられるが、恋人を目の前で殺されたショックで、一時的に心神喪失状態になっていたとすれば一応納得できる。

ともあれ、中西は、躊躇なく祥子の立っていた空き缶か何かを蹴飛ばし、祥子を殺そうとする。
ストッキングに包まれた白い脚がぶらりと揺れて、最悪の事態になるかと思われたが、

さすがに祥子まで殺されては後味が悪過ぎるので、三枝が投げたカードがロープを斬り裂き、間一髪で助かる。

三枝「今度は俺がショーの演出をしてやるぜ。あいにく観客はすくねえが、ラストシーンは盛り上がる筈だ。なんたってお前の死だからな」
この辺はまさに「必殺」のノリだが、このドラマにおいて実際に人を殺すのは(基本的に)岩城だけなので、ここでも三枝は中西を殺そうとはせず、続いて入ってきた大津と南が逃げる中西を追いかけようとするのを鋭く止める。
三枝「ようし、止まれ! 一幕はまあそんなもんだろう、二幕の演出は岩城に任せる」
ちなみにこのシーン、中西と大津たちがちょっとした立ち回りを演じるのだが、それがいかにも殺陣師につけてもらったと言う感じの動きなのが、少し笑えるのだった。
この後、いよいよ雅子を通じて、上層部から岩城へ中西抹殺の命令が下る。
「裏刑事」ではほぼ毎回、
・病室で、雅子が報酬の小切手と、銃の入ったケースを岩城に渡す
・岩城が小切手をメンバーに配る
・岩城が自分のマンションで、銃を入念にチェックする
と言うシーンが、ひとつのパターンとして繰り返されるのである。
実際の仕事の段階では、他のメンバーも岩城を手伝うことがあるが、その顔触れや役割はエピソードによってまちまちである。
今回は、マンションでくつろいでいた中西のところへ、いきなり小夜子が押し掛けてくる。
中西「なんだよ、どうしてここ?」
自分がレイプしようとしていた女教師の到来に、さすがの中西もうろたえる。

小夜子、ずかずかと奥へ進み、中西のベッドに座り、無言で服を脱ぎ始める。
うーん、このでかいおっぱいが、ドラマの中で有効活用されていないのが実に惜しいなぁ。
てっきり、猫にカツオブシとばかりに中西が小夜子に襲い掛かるかと思いきや、

中西「やめろ、ここでそんな真似すんな!」
変なところで潔癖な中西、小夜子を立たせて追い出そうとするが、
チーン! 中西「うっ!」
小夜子の強烈な蹴りが、中西の股間にヒットする。
股間を押さえてベッドの上で悶えている中西の情けない姿を見下ろしながら、
小夜子「どうやら本物の変態みたいね」
小夜子はそう言い捨てると、さっさと部屋を出て行く。
※追記 オリジナル版でも、小夜子、ここでは脱いでくれない。悔しいです!!
その後、中西が居間に戻ってくると、コート姿の岩城が中西の目の前にあらわれる。

中西「誰だ? 警察か?」
岩城「……」
中西「いいとも、逮捕しろよ、すぐ出てきてやるから。金払って良い弁護士やとえや、裁判なんかどうにでもなるんだよ!」
一瞬ギョッとした中西だったが、すぐにふてぶてしい態度になって、自ら進んで両手を差し出す。

岩城「……」
ここで、岩城が、小僧に大人の違いを見せつけるように、ほとんどギャグの域に達するほど馬鹿でかい銃(オートマグナム44)を取り出すのが、割とツボなのだった。

中西「ハッタリはよせよ、
日本は法治国家なんだぜ? どうせ撃てやしねえんだろ」
それでも相手が刑事だと思い込んでいる中西、なおも余裕を見せて、
「お前、どの口が言うてるの?」と思わず素で問い返したくなるような、いけ図々しい台詞でいきがるが、

岩城「……」
岩城が一言も喋らずに銃をぶっ放して中西を殺すのが、今回一番の笑いどころとなっております。
まあ、これは毎回のことなのだが、岩城がほぼ無抵抗の相手に何も言わずに銃を撃つというのが、どうにもカタルシスには程遠い殺し方になってるんだよね。
これじゃあ、マフィアの殺し屋である。
それでも今回は相手がめちゃくちゃムカつく男なので多少はすっきりするけど、全体的に見て、このクライマックスの演出の平板さが、このドラマがウケなかった最大の原因と言えるだろう。
え? さっきと言うてることが違う?
細かいことを気にするな! こうして、後味は悪かったが、とにかく事件は解決した。
再び香織の定期健診を受けている岩城。

岩城「どうだい、俺のコーチ受ける気になったか?」
香織「あっきれた、まだそんなこと言ってるの?」
岩城「粘り強いのが俺の信条だ」
香織「ふーん、道理で、死神もあなたには根負けした訳ね」
岩城「お陰でこうやって女神の顔も見ることが出来るってわけだ」
香織「そうかしら、あなたにとって私は死神かもしれないわよ」
岩城「死神か女神か、試してみる価値はあるな。どうだい、手始めに昼飯でも」
香織「ほんと諦めない男ねえ」
岩城「それが取柄だって言ってるじゃないか」
香織「いいわ、今日はもうこれで上がりだから」
岩城「よし、決まった。横浜まで足を伸ばすか、旨いイタリアンレストランがあるんだ」
香織「あ、だめだめ、主治医として忠告するけど、あなたの場合、カロリーの摂り過ぎは禁物よ」
……
さっきから、管理人は一体何を書いてるんでしょうか? 誰か教えてください。
と言う訳で、岩城と香織のクソみたいな会話のあと、すぐにエンディングとなるのだが、そんなことより祥子のその後を簡単で良いから描いて欲しかったなぁ。
エンディングは、バックに、レギュラーひとりひとりの日常のスケッチを描きつつ、来生たかおの歌う「ため息のあとで」が流れると言う、極めてオーソドックスなもの。

で、以前もやったように、親切な管理人は、恥ずかしい、今となっては何もかもが恥ずかしい小夜子たちのレオタード姿を貼ってあげるのでした。
それにしても、太い眉とか髪型とか、時代によって女性の装いもこれだけ変わるものなんだなぁと、改めて流行の移り変わりの激しさに嘆息する管理人であった。
でも、当時は、やってるほうも見てるほうも、別にそれが変だとは思ってなかったわけで、そう考えると不思議な気がする。
以上、「裏刑事」の初レビューでした。あー、疲れた。
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