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「仮面ライダーV3」 第34話「危機一発! キバ男爵対三人ライダー!!」


 第34話「危機一発! キバ男爵対三人ライダー!!」(1973年10月6日)

 前回同様、Wライダーの客演が目玉のエピソードである。

 しかし、このサブタイトル、思いっきり看板に偽りありと言う感じで紛らわしい。

 実際に三人と戦うのは、キバ男爵ではなく原始タイガーだからである。

 
 冒頭、1号ライダー、2号ライダー、そしてV3の順で、棒立ちのまま、次々とキバ男爵に巨大な牙のような矛(槍?)でその胸を深々と刺されて斃れていくが、無論それはリアルの出来事ではなく、単にキバ男爵がダミー人形を相手に今までの鬱憤を晴らしているだけであった。

 大幹部がそう言うこと始めたら、その組織に未来はないと知れ。

 
 キバ男爵「……」

 ちなみにその直後の、キバ男爵のちょっと決まり悪そうな目の泳ぎ方が微妙にツボである。

 ついで、ドーブー教の地獄の炎に三人の市販のライダーフィギュアをひとつひとつ放り投げる。

 
 もったいねえなぁ……

 キバ男爵「スミロドーンよ、いや、スミドローンだったかな? ……まあ、どっちでもいいや、スミロドーンよ、キバ族にとって母なる我が呪いの魔女、スミロドーンよ、蘇れ、100万年の眠りより目覚めて我に力を貸せ」

 キバ一族の陣容の薄さは首領の予想をはるかに超え、まだ3人しか倒されていないというのに、100万年も眠り続けていると言うぐーたら母ちゃんに助力を仰がねばならぬ羽目になる。

 ほどなく、炎がパッと消え、かわりに妙齢の美女が出現する。

 スミロドーン「キバ一族の母なる魔女スミロドーン、キバ男爵の求めにより100万年の眠りより目覚めて、今ここに蘇りましたぞ」
 首領「三人の仮面ライダーは手強いぞ、キバ一族の魔女とはいえ、女に相手が出来るのか」

 首領、いかにも昭和一桁のとっつぁんらしく、ミソジニー丸出しの問題発言をするが、

 
 キバ男爵「首領よ、今、スミロドーンの真の姿をお目に掛けましょう」

 キバ男爵が自信たっぷりに言うと、美女はたちまち口から鋭い二本の牙を生やしたサーベルタイガーの怪人の姿に変わる。

 キバ男爵「全てのキバあるケモノの母、猛獣の祖先、原始タイガーこそ、スミロドーンの真の姿」

 せっかく、魔女と言う設定なのに、怪人の姿になった途端、声もキャラクターも造型も、普通の野郎系怪人になってしまうのが残念な原始タイガーであった。

 ちなみに美女形態の衣装、パッと見、チャイナドレスやアオザイの変り種のようにも見えるが、一応これは、アフリカの民族衣装をイメージしてるんだろうなぁ。

 
 子供たち「オース!」

 その頃、少年ライダー隊本部には、いかにもその辺に転がっていたような4人のお子様がいて、猛に向かって元気良くピースサインを出していた。

 
 猛「オッス!」

 同じくピースサイン……と言うか、少年ライダー隊のサインだっけ? を満面の笑みで返すと、ひとりひとりの頭にライダー隊のヘルメットを被せて行く猛。

 それにしても、猛と純子さんのツーショットはこれが最初で最後だと思うが、なかなか新鮮でよろしい。

 猛「さあ今日から君たちはライダー隊員だ、いいな?」
 子供たち「オース!」

 猛の言葉に、子供たちは再びサインを出すと、とっとと部屋から出て行く。

 猛、おやっさんの代わりにライダー隊員の任命式を行っていたらしい。

 
 元気な子供たちを見送りながら、「しめしめ、これでまた金蔓が増えたぞ」とでも言いたげな顔で、顎を撫でる猛。

 そう、おやっさんたちは、指導料などの名目で、全国のライダー隊員から毎月金をふんだくって、大儲けをしていたのである!

 さっきの子供たちだって、実はたまたま店の前を通り掛かっただけであり、純子さんが「ほ~ら、いいものがあるわよ~、来てごらん~」と、パンツをチラ見せして(希望)店の奥に誘い込んだところを、有無を言わさずライダー隊に加入させてしまったのかもしれない。

 ……と言うのは嘘だが、でも、多少は物販ぐらいはしないと、これだけ大規模な組織を設立・運営していくのは、正直、難しいだろう。

 隊員ひとりひとりに支給するヘルメットや通信機能つきのペンダントの費用だけでも、バカにならない筈である。

 あるいは、スポーツ店の商品を、半ば強制的に隊員たちに買わせているとか。

 ……そう言えば、25話でやたらV3がプッシュしていたスクランブルホッパーだが、あれっきり全然出て来なくなったなぁ。

 立花「いやぁ、懐かしいなぁ、猛、オーストラリアにいるとは聞いていたが、良く帰ってきてくれた」
 猛「はぁ、キバ男爵が日本に渡ったって言う情報が入りましてね……奴は恐るべき魔法使いですよ。早速アメリカにいる一文字隼人に連絡して二人で帰ってきたって訳です」
 立花「うん、三人揃えばデストロンなど物の数じゃない、はっはっはっはっ」

 久しぶりに猛とがっつり絡んで、いかにも嬉しそうなおやっさん。

 四国篇や劇場版など、何度か仮面ライダー(の声)としては客演している猛だが、こうやっておやっさんとじかに会うのは2話以来のことだから、おやっさんの台詞にも実感が篭っている。

 立花「志郎は?」
 純子「ドーブー教のことを調べに大学に行ってます」
 猛「隼人はキバ男爵のアジトを探しに行ってます」

 と、監視モニターに、店の前に立っている見知らぬ若い女性の姿が映し出される。

 とりあえず純子さんが応対するが、

 
 それが、他ならぬスミロドーンの人間態であった。

 美女「あなた、風見志郎さんご存知?」
 純子「ええ、知ってますけど、あなたは?」
 美女「先日お世話になった姉小路です」

 ちなみに人間態を演じるのは山崎知子さん。

 愛用のバイク(後述)の陰に隠れて目立たないが、良く見るとなかなかの美形である。

 
 純子「姉小路さん……ですか?」

 ま、純子さんにはかないませんけどね!

 今回は、頬に掛かる切り髪が、実に素敵なアクセントになっていて、現代版かぐや姫といった印象である。

 美女「その時のお礼の印なんですよ、渡していただけますか?」
 純子「それじゃあ、預かるだけ預かります」

 ギフトラッピングされた箱を受け取り、聞きようによっては割りと失礼な返事をする純子さん。

 相手の名前すら聞こうとしないのは歯痒いが、所詮はただの女子大生に過ぎないからね。

 

 
 女性を見送った後、その箱をためつすがめつする純子さん。

 うう、それにしても、毎回言ってる気がするが、なんちゅう可愛らしさじゃ。

 読者の皆様も、管理人が似たような画像を二枚も貼ってしまった気持ちは理解していただけると思う。

 その箱には盗聴器もついていて、それ以降の会話はデストロンに筒抜けであった。

 
 立花「おい、誰なんだ」
 純子「姉小路とか」
 立花「変わった名前だな」
 純子「お世話になったって何かしら?」
 シゲル「姉さーん、そんなことより、きっとケーキだよ、構わないから開けちゃおうよ」
 猛「待ちたまえ」

 シゲル、人のものを勝手にあけるという、少年ライダー隊員にあるまじき行為に出ようとするが、その手をむんずと掴んだのが、猛だった。

 てっきり、

 猛「こら、人のものを勝手に開けたりしたらダメだぞ!」

 などと、教育的指導でもするのかと思いきや、

 猛「僕が開けよう。万が一ってこともある」

 お前もかっ!

 それはともかく、猛が包装紙を解くと、黒い金属製の箱が出て来る。

 慎重に蓋を開くと、粘土でこしらえたような、素朴な人形のようなものが入っていた。

 
 立花「もしかするとこれは?」
 猛「ええ、ドーブー教の呪いの人形ですよ」

 そう言いながら人形を手にしていた猛だったが、急にその顔が真剣なものになり、

 
 電気ショックでも受けたかのように、全身を痙攣させて顔を激しく歪める。

 猛「良く見たら、これ、ウ○コだーっ!」
 純子「キャアアアーッ! なによ、この臭い!」
 立花「うげっ、バカヤロウ、こっち来んじゃねえ!」
 猛「そ、そんなぁ~おやっさん~」

 
 美女「ふふふ、見たか、100万年ぶりに出た私のウ○コの臭い! さ、奴らが戦意を喪失しているうちに攻め込むのよ!」
 戦闘員(この仕事、ほんとやめたい……)

 じゃなくて、

 
 猛「うう……」
 立花「おい、どうしたんだ?」
 猛「触ってはいかん、毒が塗ってある!」
 立花「なに?」
 猛「手の汗に溶けて皮膚から体の中に入る恐るべき猛毒だった、ああああーっ!」

 ソファに倒れるように腰を落とし、ショッカーと戦っていた時にも見せたことのないような尋常ならざる苦悶の表情を浮かべる猛。

 それを聞いたおやっさん、箱と人形をテーブルから払い落とすと、

 立花「志郎に急いで連絡だっ」
 猛「いや、救急車を……」

 何故か119番ではなく、外出中の志郎に連絡させるのだった。

 
 純子「本郷さんが大変なんです、デストロンから送られてきた人形に触って毒が体中に回ってしまったんです」
 志郎「なんだって、すぐ中央病院へ運ぶんだ。俺もそっちへ行く」
 
 で、それらのやりとりも、細大漏らさずデストロンに傍受されていた。

 
 続いてジープに乗せられて猛が中央病院まで運ばれてくるのだが、そのジープを純子さんが運転しているのを見て、ちょっと驚いた管理人であった。

 いつの間にか免許取ってたんだね。

 それはともかく、ジープが止まるや否や、待ち構えていた女医やスタッフが飛んできて、志郎から連絡があったと言って人事不省の猛を担架に載せて病院に担ぎ込む。

 だが、その女医こそさっきの姉小路であることに、咄嗟のことなので純子も気付かなかった。

 で、二人は体よく控え室に閉じ込められ、その間に猛を連れ去られてしまう。

 
 美女「あの毒に当たれば24時間意識不明だけど、油断するんじゃないよ」
 戦闘員「わかりました」

 ……

 いや、意識不明の猛を捕まえたのなら、とっとと殺しましょうよー。

 一方の志郎、バイクで病院に向かっていたが、

 
 正面から、こーんな珍妙なスタイルをしたバイクに乗ったスミロドーンの人間態が突っ込んでくる。

 
 で、何気にこの女優さんも、自分でバイクを運転しているのだから大したものである。

 しかし、折角その特技を買われてのキャスティングだったろうに、よりによって乗るのがこんな痛バイクとは……

 黒いレザーのホットパンツにロングブーツと言ういでたちも決まっていただけに、とても不憫である。

 一旦擦れ違った後、お互いにターンして、再び真っ向から走り出す。

 
 ここで、プロとアマの違いを見せ付けてやると言わんばかりに、宮内さん、まず、バイクに乗ったまま立ち上がり、

 
 さらに、両手を離して通信機のアンテナロッドを伸ばして、

 
 それを馬上試合をしている騎士の剣のように構えて突っ込んで行くという、宮内さん得意のバイクスタントを魅せる。

 まあ、宮内さんからすれば、このくらいは朝飯前のアクションであったろう。

 バイクで擦れ違いざま、スミロドーンの牙のような短剣と、志郎のロッドが火花を散らす。

 だが、さすがキバ一族の切り札だけあってスミロドーンは手強く、

 
 前面の目のような穴からミサイルを撃ち、

 
 志郎の周囲で激しい爆発を引き起こす。

 

 
 志郎「といやっ!」

 ここで再び宮内さんが、バイクの上で立ち上がり、爆発のタイミングに合わせて飛び降りるという、女子(おなご)に男のスタントちゅうもんを見せちゃろうかいのう的なスーパースタントを披露する。

 その後、原始タイガーとV3との戦いになるが、原始タイガーの火炎放射攻撃を受けたV3は、不自然なほどあっさり敵に捕まってしまう。

 一方、病院の一室に閉じ込められていたおやっさんたちのところに、隼人がフツーにドアを開けて入ってくる。

 ここはやっぱりドアをこじ開けるシーンが欲しかった。

 
 立花「猛を奴らに奪われてしまったんだ」
 隼人「なに、本郷を? それじゃ風見は?」
 純子「変なんです、さっき来る途中だって連絡があったきり……」

 と、おやっさんは言うのだが、この部屋に閉じ込められていたのに、猛が連れ去られたなんてことがどうして分かったのだろう? その場で殺されたのかもしれないではないか。

 それはともかく、隼人が入ってきたドアの隙間から、スッと白い封筒が差し込まれる。

 隼人宛で、差出人は志郎であったが、

 隼人「おかしい……二人とも下がっててください」

 志郎ならこんな面倒臭いことをする必要はないので当然隼人は怪しみ、二人を遠ざけてから慎重に封を切るが、

 
 その途端、凄い勢いで毒ガスが噴射される。

 ……と言っても、あくまでそれは隼人を外におびき出すためのものだったので、実際に毒ガスが封入されていたのかどうかは不明である。

 今回の贈り物による奇襲攻撃を見ていると、こうやって毎日色んな形体の毒入り郵便物を立花スポーツ店に送り続けたら、志郎たちに対するかなりのイヤガラセとして機能したのではないかと思う。

 付言すれば、デストロンに限らず、「悪の組織」の数え切れない欠点のひとつは、自分たちが組織であることをほとんど活用しない点にあるのではないか。

 たとえばこの郵便物作戦にしても、業務として行えば送る側は大して負担にもならないが、送られる立花スポーツ店のほうは個人経営なので、物心両面でかなりのダメージを被るのは明らかだからである。

 閑話休題、その後、色々あって、今度は2号ライダーとバイクに乗る原始タイガーとの戦いになるが、2号ライダーも原始タイガーの火炎放射を浴びて爆死してしまう。

 原始タイガー「第三の標的も仕留めた、うひょーっ!」

 無論、その程度でライダーが死ぬ筈がないのだが、100万年ぶりにシャバに出てきた原始タイガーは、あっさり2号ライダーが死んだものと決め付け、引き揚げる。

 CM後、キバ男爵のアジトの一室に、並んで寝台に縛り付けられている志郎と猛。

 
 キバ男爵「バカモノども、まんまと罠に落ちたな。いずれ正気に返るのを待って、苦しめるだけ苦しめてから殺してやる」

 待っちゃダメーーーーーッ!

 首領や過去の大幹部たちが見ていたら、きっとこう叫んでいただろう。

 キバ男爵、象牙のような槍の先で二人の頬をツンツンしてから部屋を出て行く。

 ほんと、ここまで来ると、「さては、本気でライダー倒す気ねえな」と断定せざるを得ない。

 で、視聴者の予想通り、二人は意識を失ったふりをしていただけで、キバ男爵たちがいなくなるや、簡単に拘束具を引き千切って自由を取り戻す。

 
 志郎「無事だったんですか、先輩」
 猛「ああ、アジトを見付けだして潰すのが目的だったからな、人形の毒はとっくに治っていたんだが、大人しくここまで運ばれてきた」
 志郎「実は俺もそうなんですよ」
 猛「はっはっはっはっ」

 顔を見合わせて笑った後、

 
 志郎&猛「むんっ」

 ベッドの上に立つと、シルエットの状態で同時に渾身の変身ポーズに入る。

 特撮ファン失禁モノのW変身シーン……と思いきや、

 
 猛「ラァイダアア……」
 志郎「へんし……」

 その途中でオレンジ色の特殊な光線が浴びせられ、その体が固まって、変身シークエンスを完遂できない。

 猛「どうやら向こうの方が上手らしいな」
 志郎「おのれ、さすがはキバ男爵」

 キバ男爵もそこまでバカではなく、ちゃんと対策を講じていたのである。

 ……

 いや、その部屋では絶対に変身できないのなら、それこそなんでこの場で二人を殺そうとしなかったのだろう?

 頭が良いんだか、バカなんだか……

 つーか、そんな便利なものがあるんなら、なんで今までそれを有効利用しようとしなかったのだろう、デストロンは?

 そう言えば、1話で出て来た改造人間分解光線も、それっきり二度と使われることはなかったが……

 ここで、二人が部屋の壁を丹念に調べて脱出法を探るシーンが1分近くにわたって描かれるが、はっきり言って要らなかったと思う。

 焦る志郎に対し、猛は先輩の貫禄を見せて、

 
 猛「まあ待て、待つんだ」
 志郎「待つって一体なにを?」
 猛「はっはっ、俺たちのもうひとりの兄弟さ」
 志郎「ああー」

 その兄弟である隼人が、キバ男爵のアジトを探したり、戦闘員と戦ったりしているシーンの後、

 
 キバ男爵「さすがはキバの魔女スミロドンだな、よくやってくれた」
 スミロドーン「お役に立ちましたか、キバ男爵」
 キバ男爵「今頃、風見志郎と本郷猛は慌てているだろう。ふっふぁっはっはっはっはっ」

 似たもの夫婦のような二人が愉しそうに勝利の悦楽に浸っていると、

 首領「おろかな魔女め、一文字隼人につけられたのを、気付かんのか?」

 首領の醒めた叱声が、それに冷や水をぶっ掛ける。

 キバ男爵「一文字隼人は生きているのか?」
 スミロドーン「そんな筈はない」

 だが、すぐに警報ブザーが鳴り響き、隼人の侵入を告げる。

 二人が司令室に入ってくると、

 
 いつの間にか、そこに三人のシルエットが待ち構えていた。

 キバ男爵「誰だ?」

 
 闇の中からあらわれたのは、そう、レジェンド俳優三人の揃い踏みと言う、今後こそ特撮ファン失禁モノの奇跡のスリーショットであった。

 それにしても、三人の出すオーラの厚みがハンパないのです!

 ほんと、これならキバ一族はおろか、デストロンそのものを余裕で滅ぼせそうな雰囲気である。

 ただ、この登場シーンは実に決まっているのだが、隼人がアジトに侵入して二人を助け出すまでの経緯がぜんぶ省略されているのは、さすがに乱暴な編集だと思う。

 で、この部屋にも変身阻止装置を取り付けていれば、キバ男爵の逆転勝利だったと思われるが、そこまでの準備はなく、あっさり外へ場所を移して、いつものラス殺陣となる。

 
 戦闘員を片付けた後、スミロドーンに迫る三人であったが、どう見てもチンピラ三人組が白昼堂々、か弱い女性に不埒なことをしているようにしか見えない。

 キバ男爵「スミロドーン、原始タイガーになって戦うのだ」

 と、背後の崖の上にキバ男爵が現われて命令する。

 
 猛「キバ男爵、どんな手を使っても、正義は必ず勝つ!」

 それを見上げて、冷静に考えたら、割ととんでもないことを叫ぶ猛。

 いや、仮にも正義のヒーローなんだから、手段は選んで戦いましょうよ~。

 隼人「世界に悪の栄えたためしはないのだっ!」

 あると思いますが……

 志郎「我々がいる限り、デストロンの世界征服は不可能だっ」

 ま、いなくても不可能だと思いますが……

 ひとりひとりアップになって、カッコイイ台詞を放つ三人と、それにいちいちツッコミを入れる管理人であった。

 キバ男爵「スミロドーン!」

 ここでキバ男爵、何をトチ狂ったか、その場を部下に任せてパッと姿を消してしまう。

 いや、作戦が失敗したのなら、一旦スミロドーンにも退却させれば良いではないか。

 「戦争とギャンブルは似ている。どちらも引き際が肝心である」と、聖徳太子が言っているように(註・言ってへん、言ってへん)、勝てないと悟ったら速やかに全軍を撤退させて損失を最小限に留め、戦力を温存して次なる機会を待つのが将としての務めであろうが、「悪の組織」の大幹部って、こんなのばっかりである。

 これじゃあ、勝てんわなぁ。

 
 猛「ふんっ、ライダァアアア、変身!!」

 生身のまましばらく原始タイガーと戦った後、ひとりひとり変身ポーズを決めて変身する三人。

 やっぱり、変身ポーズのカッコよさでは、藤岡さんが一番だなぁ。

 この張り詰めた腕の筋肉を見るだけで、普段から体を鍛えていることが分かるからね。

 
 ただ、変身ポーズはカッコイイのだが、今回も三人がかりで怪人ひとりに襲い掛かると言う、あまりカッコよくない戦闘シーンとなってしまうのが残念である。

 それでも原始タイガー、前回のユキオオカミよりは善戦する。

 
 三人「ライダートリプルタワー!」

 が、最後はサイクロンに乗ったWライダーの上にV3がまたがって突っ込むという合体技が炸裂し、原始タイガーはあえなく爆死。

 キバ男爵「我がドーブーの悪魔の祭壇もこれまで……ドーブー!」

 原始タイガーの死と共に、

 
 ドーブー教の祭壇まで、アジトごと吹っ飛んで跡形もなくなってしまう。

 
 ラスト、勝利の余韻に浸っている三人の笑顔を映しつつ、35話へ続くのだった。

 以上、前回と違って、Wライダーの客演以外にも、爆笑必至の女性バイカーや、デストロンの繰り出す様々な罠など、なかなか見所の多い力作であった。
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コメント

>やっぱり、変身ポーズのカッコよさでは、藤岡さんが一番だなぁ。

2014年の「平成対昭和」で40年6ケ月ぶりのが正直カッコよくなかった・・・
変身シーンは凝っていて良かったけど。
白倉様が絡むとロクなことがない。

>良く見るとなかなかの美形である。

>黒いレザーのホットパンツにロングブーツと言ういでたちも決まっていた
4種のコスプレ最高っス!
綾小路律子、マヤ、九条みわ・・・といい「ワンポイント」の悪の女性はみな魅力的ですな(^^♪

>首領「おろかな魔女め、一文字隼人につけられたのを、気付かんのか?」

51話とかデジャヴなシーンですが、誰が首領に伝えているのかな?
2話に出てきた衛星?とかでジーっと見てるでしょうか?
それなら楽勝でライダーを倒せそうですが?

運営費

確かに少年ライダー隊って割と経費がかかっていますよね😅Xライダー以降は、少年ライダー隊って活動していないからデストロンが消滅した時点で自然に解散したのでしょうか?

ここが残念

>今回も三人がかりで怪人ひとりに襲い掛かると言う、あまりカッコよくない戦闘シーンとなってしまうのが残念である。
ドクトルGの時で、先輩は再生怪人軍団撃破の方がベターだったなぁ・・・
毎回、殺陣を考えるのも大変ですね・・・

違和感

猛の“キバ男爵、正義はどんな手段を使っても勝つ”の台詞はどうしても違和感を感じてしまいますね😅それはどう見ても、キバ男爵の台詞だと思うのですがね

理想と現実

ライダートリプルパワー、三人ライダー+サイクロン2台のパワーを合わせた必殺技と説明だけ聞けば強そうなんですが、安全性の関係でスピード控えめなので割と危ないことやってる割に強そうに見えないのが苦労に見合って無くて悲しいとこです
三人で決めポーズとってライダートリプル逆ハリケーンで良かったのでは

皆、ビンボーと戦っている?

少年ライダー隊側だけでなくデストロン側も
ライダー相手に有効な設備の維持費とか
馬鹿にならないのかも知れませんね。

日々、鍛錬を怠らず金に頼らない戦力を維持している
ライダー達はやっぱり立派なんじゃないかと。

トリプルライダーは熱い

本郷が出てくるイベント編だから熱くなりますね。複数ライダーのイベント編では一番の熱さです。

スミロドーン役の山崎知子さんはレインボーマンで工作員役でした。姉小路の時同様のケバい衣装で出ていました。

No title

1号、2号、V3の三人ライダー最後の共闘でしたね。次回のキバ男爵編最後を飾る、そのキバ男爵が怪人・吸血マンモスに変身する第35話にご期待下さい。

Re: >やっぱり、変身ポーズのカッコよさでは、藤岡さんが一番だなぁ。

> 2014年の「平成対昭和」で40年6ケ月ぶりのが正直カッコよくなかった・・・

でも、その後の「仮面ライダー1号」に比べればマシだったと思います。

Re: >良く見るとなかなかの美形である。

女性の大幹部なんてのも面白かったかも。

Re: >首領「おろかな魔女め、一文字隼人につけられたのを、気付かんのか?」

見てたんなら対処しろよと思ってしまいます。

Re: 運営費

視聴者的にはいない方が良いですけどね。邪魔だから。

Re: ここが残念

せめてキバ男爵も戦えば……

Re: 違和感

ヒーローが言っちゃ駄目ですよね。

Re: 理想と現実

> ライダートリプルパワー、三人ライダー+サイクロン2台のパワーを合わせた必殺技と説明だけ聞けば強そうなんですが、安全性の関係でスピード控えめなので割と危ないことやってる割に強そうに見えないのが苦労に見合って無くて悲しいとこです

良くネタにされてる画像ですね。

Re: 皆、ビンボーと戦っている?

> 日々、鍛錬を怠らず金に頼らない戦力を維持している
> ライダー達はやっぱり立派なんじゃないかと。

己の肉体とバイクだけですからね。

Re: トリプルライダーは熱い

> 本郷が出てくるイベント編だから熱くなりますね。複数ライダーのイベント編では一番の熱さです。

色々文句は言っても、あの三人が揃うのは凄いですよね。

> スミロドーン役の山崎知子さんはレインボーマンで工作員役でした。姉小路の時同様のケバい衣装で出ていました。

なかなか綺麗な人ですよね。

ストロンガーの最終回でも1号は正義のヒーローにあるまじきトンでも発言をしますからね

Re: No title

やっぱりあの三人が揃うのは感動ですよね。

Re: タイトルなし

そう言えば、そろそろストロンガーもやらないと……

純子さん

どうやら純子さん役の小野ひずるさんは普通に運転免許を持っていたようですね😅

Re: 純子さん

撮影中に取ったんでしょうね。

子供の頃は気にならなかったけど、改めて見るとあのバイクは流石にどうにかならなかったのかなぁと思います…
しかし、スミロドーンは超古代の存在なのに現代への適応力が半端じゃないですね…
クウガの未確認ことグロンギ族も真っ青な適応力だと思います

Re: タイトルなし

> 子供の頃は気にならなかったけど、改めて見るとあのバイクは流石にどうにかならなかったのかなぁと思います…

そうですね。でも、中途半端にかっこいいデザインより、当時にしか出来ないようなぶっ飛んだデザインのほうがネタにしやすく、レビュアーとしては助かります。

No title

本放映日は円谷プロダクション製作の特撮巨大ヒーロー番組「ジャンボーグA」が水曜日から土曜日に移動し、「仮面ライダーV3」が始まるまであと30分の土曜日夜7時丁度の放送となり、最終回まで続きました。まさに同じ大阪の毎日放送製作のヒーロー番組です。

Re: No title

ジャンボーグAとV3が同じ日に放送されていたとは知りませんでした。

客寄せ🐼?

純子さんは少年ライダー隊の勧誘(或いは営業)も兼ねているようですね😅寧ろホイホイ来るのはオタク系の怪しい男達ではないかと思うのですがね😑

Re: 客寄せ🐼?

集客効果は抜群でしょうね。

裏をかいた

今回はおやっさん達の裏をかいた行動ですね😅スミロドーン役の女優さんが大人の女性なのも良いですね😄

寿司を食べてのコメント

 >美女「あの毒に当たれば24時間意識不明だけど、油断するんじゃないよ」
 戦闘員「わかりました」

本郷と一緒に車に乗った戦闘員は河原崎さんですね。

>今度は2号ライダーとバイクに乗る原始タイガーとの戦いになるが

ここで、V3出てないのに「V3アクション」、「ライダーアクション」か「かえってくるライダー」の方が合っていると思いました。

>闇の中からあらわれたのは、そう、レジェンド俳優三人の揃い踏みと言う、今後こそ特撮ファン失禁モノの奇跡のスリーショットであった。

ここのBGMは名挿入歌「不死身の男」です。脱出とか人質救出といったシチュエーションにぴったりの名曲です。

ゲストのキャスティングと戦闘BGMの力強さにあふれたイベント編は何度見ても楽しいし、食事も進みます。
コメントを書くのが最高に楽しいです。

Re: 裏をかいた

もうちょっと美人だったら……

Re: 寿司を食べてのコメント

> ここのBGMは名挿入歌「不死身の男」です。脱出とか人質救出といったシチュエーションにぴったりの名曲です。

ご教示ありがとうございます。管理人、特撮の曲タイトルを全然覚えない人なので……

> コメントを書くのが最高に楽しいです。

良かったですね。読者様の幸せは私の幸せです。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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