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「時空戦士スピルバン」 第40話「少女は見た!光線剣VS伝説魔剣の決闘」


 第40話「少女は見た!光線剣VS伝説魔剣の決闘」(1987年2月9日)

 放送当時、全国の孤高のロリコン戦士たちが随喜の涙を流したと言う、文字通り「伝説」のエピソードである。

 冒頭、パンドラが、デスゼロウやキンクロンたちを前にして、地球侵略がいつまで経っても進まない現状に激しい苛立ちと憤怒を爆発させている。

 パンドラ「悪いのはすべてスピルバン坊やです。こうなったら地球征服はあとまわしにして、あのスピルバン坊やを葬るのが先です」

 そしてパンドラが辿り着いた結論は、地球征服はひとまずおいといて(註・おいといて、のポーズをしながら読むこと)スピルバンの抹殺を最優先にすると言う、ま、今までとやること大して変わらないだろうなぁと言うものだった。

 ギローチン「ご安心下さい、今度と言う今度は私も命を賭けてスピルバンを倒してご覧に入れます」

 読者の皆さんには、ギローチンのこの台詞を良く覚えておいて頂きたい。

 ギローチンが顎で合図すると、

 
 仕切りのシャッターが開いて、今回のニュー戦闘機械人があらわれる。

 ……

 せめて顔はむき出しにせず、兜のようなものでも被らせればどうにかなったのではないかと思うが。

 
 ギローチン「スピルバンを倒すために特別に作られたニュー戦闘機械人です」
 キンクロン「……」
 キンクロン「……」

 背後に控えるキンクロンたちも管理人と同じ気持ちだったのか、「あーあー」とでも言いたげな顔をする。

 もっとも、クマソン、見掛けは気の毒だが、その実力(魔剣ブースト込み)は、おそらくワーラーの怪人の中で文句なしに最強であろう。

 ただ、ブーストがないとただの雑魚なのがちょっぴり悲しい管理人であった。

 さて、クマソンはいきなりスピルバンを襲うことはせず、まず、とある博物館に押し入り、展示してある刀剣をひとつひとつ調べていく。

 だが、お目当てのものはなかったようで、刀はすべてクマソンの怪力でぐにゃりと曲げられてしまう。

 やがてスピルバンが異変を知って駆けつけるが、既にクマソンたちは立ち去った後だった。

 
 スピルバン「こんなことをするのはワーラーに違いない。一体どういうつもりなんだ?」

 曲げられた剣を拾い上げたスピルバン、いきなりワーラーの仕業だと決め付けてしまうが、さすがにこの段階での断定には無理があるのでは?

 その後も、博物館や神社などに収められている名だたる宝剣が根こそぎ狙われ、そのことごとくがへし曲げられてしまう。

 そんな中、スピルバンは杉林に囲まれた由緒ありげな山の中の神社を訪ねる。

 神主「うちの宝剣が狙われている?」
 スピルバン「いえ、ここのだと決まったわけではありません。ただ、ワーラーが宝剣を探していて、神社や博物館を襲ってることは確かです」

 神主は、その神社に伝わる宝剣を見せてくれる。

 
 スピルバン「素晴らしい剣(つるぎ)ですね」
 神主「大和の頃から伝えられる非常に価値のある名剣です」

 と、そこへ、ランドセルを背負った小学4年生くらいの女の子が顔を出す。

 真由美「ただいま、おじいちゃん!」
 神主「お帰り、孫の真由美です」

 
 スピルバン「こんにちは、真由美ちゃん!」

 幼女大好きのスピルバンが、たちまち蒸しパンのような笑みを浮かべたのは言うまでもない。

 しかも、

 
 真由美「こんにちはー」

 それを演じている子役が、今でも根強いファンを持つ林美穂さんだとくればなおさらであった。

 
 神主「このお兄ちゃんはね、ロリコンなんだよ」
 真由美「だと思った」
 スピルバン「いやー、照れるなぁ」

 じゃなくて、

 神主「このお兄ちゃんはね、この剣はワーラーに狙われているかもしれないと教えに来てくれたんだ」
 真由美「刀ならもう一本あるわよ」
 スピルバン「もう一本?」

 黒目がちのどんぐり眼をまたたかせて言うと、祖父の止めるのも聞かず、スピルバンの手を引いて本殿から離れた小さな社に連れて行く。

 真由美「ほら、これよ」
 スピルバン「……」

 だが、真由美が大事そうに取り出したのは、表面がすべて錆で覆われた、パッと見、剣であることすら分からないような代物だった。

 
 真由美「名前は、いかづちって言うの」

 
 神主「昔から誰言うとはなしにそう呼ぶようになったんですが、大学の偉い先生に見てもらったところ、形も悪いし、価値も全然ないと」

 
 真由美「そんなことない、いかづちは良い刀よ!」

 祖父の言葉に反発して、いとおしそうにその剣に頬擦りせんばかりに顔を近付ける真由美。

 神主「真由美は三年前に交通事故で両親を亡くしましてねえ……それ以来私が引き取って育てているんですが、一人ぼっちで淋しいんですね。だからああしていかづちを」
 スピルバン「そうですか……」

 神主は、真由美に背中を向けて歩きながら、スピルバンに真由美の心境を説明してくれる。

 しかし、これくらいの女の子が、そんなもんに愛着を抱くと言うのもなんか不自然な気がする。普通はぬいぐるみとか、お人形とかじゃないのかなぁ? あるいは両親の形見とか。

 ともかく、スピルバンは、万が一に備えて小型の警報装置を神主に渡すと、山を降りて行く。

 真由美、いかづちを社にしまおうとするが、いきなり背後から小石が飛んできて、

 
 ガキ「ボロ刀、ボロ女! ボロ刀にボロ女!」

 何処から湧いたのか、クソガキ三人があらわれて真由美に罵声を浴びせかける。

 ガキ「女の癖にポロ刀と遊んでおかしいぞ!」

 それにしても、日本全国津々浦々、どうしてこう何処へ行ってもこういうクソが湧くのだろう? 誰かクソを栽培している人でもいるのだろうか?

 つーか、ボロ刀はともかく、ボロ女って、お前ら脳味噌だけじゃなくて、目まで腐ってんのか?

 
 真由美「うるさいわね!」

 こう見えてなかなか気丈な真由美は、怯むことなく、眩しい白のハイソックスを見せつけながらガキどもに立ち向かうが、悲しそうに顔を歪めて走り出すと、

 
 真由美「うう、うう……うぅうう……」

 枯れ葉の敷き積もった地面に倒れ伏し、盛大に嗚咽を漏らすのだった。

 
 真由美「いかづち、お前もひとりぼっちで、みんなにバカにされて淋しい? 真由美も淋しいわ、だから仲良くしよう!」

 そして涙ながらに錆で覆われたいかづちに語りかけ、その上に一粒涙を落とすのだった。

 しかし、真由美がこの土地に来てもう三年も経つと言うのに、未だに友達もおらず、ガキどもにいじめられているというのは、いまひとつ説得力がない話である。

 それはそれとして、やっぱり林さんは演技が上手い。

 少なくとも大五郎よりはよっぽど上手い。

 その後、スピルバンが案じたとおり、クマソンとデスゼロウたちがその神社を襲うが、神主が自慢していた宝剣も、あっさり失格となって折られてしまう。

 そこへ、ひとりのキンクロンが、真由美をいかづちと一緒に連れて来る。

 思わず孫を助けようとした神主がクマソンに乱暴に投げ出されるのを見て、

 
 真由美「おじいちゃん!」

 キンクロンに抱きかかえられたまま叫ぶ真由美。

 
 ただ、なんとなく笑ってるような……

 いや、林さんともあろう人がこんな場面で笑うとは思えないので、これは元々そう言う顔なのだろう。

 デスゼロウ「バカモン、こんなボロ刀持ってきてどうする?」

 デスゼロウ、一目見るやいかづちを叩きつけようとするが、それを止めたのが目利きのクマソンであった。

 
 クマソン、目を青白く光らせていかづちの刀身をためつすがめつしていたが、

 クマソン「クマソンーッ!」

 いきなりそれを空高く掲げて、自分の名前を叫ぶ。

 と、クマソンの胸に埋め込まれた赤い玉が点滅したかと思うと、天から一筋の稲光が落ちてきて、クマソンの体が青白い光を放つ。

 すると、ボロボロだったいかづちも、まるで打たれたばかりのような真新しい剣となる。

 この辺の仕組みが正直どうなっているのか分からないのだが、まあ、小難しいことを考えずに、80年代の特撮ではしばしば出てくる、渡さんも「シャリバン」47話で経験済みの、いわゆる「伝説の魔剣」系の話だと思えば良かろう。

 つまり、古くからの言い伝えのある魔剣を、「悪の組織」がヒーロー打倒のために探し出そうとする……と言う奴である。

 
 真由美「いかづちぃ?」
 デスゼロウ「遂に伝説の剣を手に入れたぞ!」

 一目見て叩きつけようとしたくせによく言うぜ……

 ただ、個人的には、クマソンが探していたのは、やはり神主が後生大事にしていたピカピカの剣にしておいて、それを、真由美の愛の力で蘇ったいかづちをスピルバンがふるって倒す……みたいな展開にしておいた方が、より盛り上がっていたのではないかと愚考する。

 そこへ神主のSOSを受けたスピルバンが駆けつけ、「結晶」してクマソンと戦うが、過去の同系列の話に出てくる魔剣と比べても、いかづちの威力は群を抜いていて、

 
 スピルバン「レーザースナイパー!」

 

 
 スピルバン「くわっ!」

 必殺のレーザースナイパーのエネルギーも、刀身で受け止めてスピルバンにお返しする。

 たちまち激流を臨む崖上に追い詰められるスピルバン。

 
 スピルバン(どういうことだ? 今までのニュー戦闘機械人とは比べ物にならない強さだ……あの剣は? まさか?)

 スピルバン、ならばと、伝家の宝刀ツインブレードを繰り出すが、なんと、クマソン……と言うか、いかづちは、そのツインブレードとさえ普通に斬り結んでしまう。

 ヒーローが使う、いわゆるレーザーブレードにも対抗しうる剣と言うのは、管理人の貧弱な記憶力ではちょっと思い出せない。

 あったかなぁ?

 まあ、これに比べたら、「RX」のボスガンが作った怪魔稲妻剣など、大きな楊枝に過ぎないだろう。

 一方的に押しまくられたスピルバン、ハイテククリスタルスーツごと左肩を深く斬られて、崖から転落してしまう。

 デスゼロウ「やったーっ、遂にスピルバンを倒したぞ! やったーっ! はははははっ」

 デスゼロウ、誰がどう見ても倒してねえだろと言う視聴者の冷たいツッコミを満身に浴びつつ、CMです。

 CM後、何とか下流の岸辺に辿り着いたスピルバンであったが、そのまま気絶してしまう。

 デスゼロウがスピルバンの行方をしっかり探していれば、ここで本当にスピルバンの命を奪えたであろうに……

 スピルバンは、自分の名を呼ぶダイアナとヘレンの声で目を覚ます。

 
 ダイアナ「スピルバン、しっかりして、スピルバン!」
 スピルバン「ここは……? 姉さん? ダイアナ? ……うっあ゛あ゛っ!」

 自分を心配そうに見詰めているダイアナとヘレンに、反射的に起き上がろうとするが、激痛を肩に感じて呻き声を上げ、再びベッドに寝かされる。

 ダイアナ「ダメよ、動いちゃ」
 ヘレン「かなりの傷なのよ。信じられない、ハイテククリスタルスーツが破られるなんて」
 スピルバン「剣のせいだ。連中が探していたのは真由美ちゃんのいかづちだったんだ」
 ヘレン「なんですって?」
 スピルバン「おそらく、伝説の剣に違いない。その隠されたパワーをあのニュー戦闘機械人が蘇らせたんだっ」

 しかし、ヒーローたるもの、優しい女子二人に手厚く看病されてはサマにならないよねえ。

 おまけに片方は実の姉ちゃんだし……

 こういう場合、戦隊シリーズで良くあるように、女性のひとりは優しいが、もう一方は荒っぽくてサディスティックなキャラにしておくと、多少はヒーローの情けなさも緩和できるのだが。

 ダイアナとヘレンは、やはり怪我をして入院している神主を見舞いがてら、いかづちと言う剣の由来を尋ねるが、神主は詳しい来歴は何も知らないと言う。

 
 神主「そんなことより、あなた、痴女なんですか?」

 と、聞きたくて聞きたくてウズウズする神主であったが、なんとか堪えたと言う。

 しかし、冗談抜きで、真冬にこんな格好してるって誰がどう考えたって変だよね?

 スピルバンやヘレンはともかく、ダイアナにはちゃんと冬用の衣装を用意してあげて欲しかった。

 ダイアナ「しかし、このまま放っておけば人々に被害を及ぼすのは間違いありません、なんとか弱点を見付け出して、破壊しないと……」

 
 真由美「いかづちを壊すの? やめて、いかづちは悪くない、お姉ちゃんなんか大嫌いよ!」

 祖父の枕頭に立っていた真由美、ダイアナの言葉に激しく心を傷付けられて、病院を飛び出してしまう。

 でも、ダイアナはああ言ってるけど、今回の彼らの目的はあくまでスピルバン打倒なのだから、差し当たって彼らが無差別殺戮をするとも思えないんだけどね。

 もっとも、ダイアナがそこまでワーラーの考えを読み取れる筈もないのだが。

 一方、意気揚々ガメデスに帰還したデスゼロウは、スピルバンが生きていると知らされてうろたえる。

 
 ギローチン「バカモノ、どうして崖を降りて確かめなかった?」

 ヒーローを倒したと、かりそめの勝利に酔い痴れている、過去のすべての特撮番組の怪人たちに言ってやりたい台詞を、ギローチン皇帝が代弁してくれました!

 パンドラ「しかしギローチン皇帝、今度の作戦は大変見事です」
 ギローチン「この日本の何処かにまだ誰も知らない素晴らしい力を秘めた伝説の剣があるのを知り、スピルバンを倒す計画を思いついたのです」
 パンドラ「そんなに凄い力なのですかっ?」
 ギローチン「クマソンの体内に埋め込んだプルトニウムのパワーで蘇らせたのです」

 いや、さすがにプルトニウムでは無理なのでは?

 あと、「誰も知らない剣」を、ギローチンはどうやって知ったのだろう?

 それはさておき、グランナスカのモニターにギローチンの顔と、

 
 真由美「放してーっ!」

 いつの間にかワーラーの手に落ちた真由美の姿が映し出され、場所と時刻を指定して、もし来なければ子供の命はない……と、常套句を並べて消える。

 ちなみにそれはグランナスカの専用回線ではなく、一般のテレビ電波を使ったものだったので、真由美の行方を探していたダイアナたちも家電店のテレビで偶然目にする。

 ギローチンが選んだ場所は、天を摩すほどの巨大な多宝塔を頭に乗せたインド風の寺院が聳える、異郷ムードの漂う山の頂であった。

 
 この年で、早くも鎖縛りと言う特撮ヒロインの洗礼を受ける林さん。

 その軽蔑と哀れみの入り混じったような眼差しが、「男の人って、ほんっっっと、こういうのが好きよねえ……」と、しみじみ語りかけているように見えるのは管理人の気のせいだろうか?

 デスゼロウ「時間だ、スピルバンめ、怖気づいたか」

 デスゼロウが懐中時計を見てつぶやくと、

 
 ダイアナ「ここにいるわ!」
 ヘレン「私たちが相手をするわ!」

 向こうの尾根の上に、「立ってるだけでパンツが見えるシスターズ」が颯爽と登場。

 デスゼロウ「女などには用はない。スピルバンはどうした?」
 スピルバン「俺はここだ!」

 と、頭上にホバリアンにまたがった変身済みのスピルバンがあらわれる。

 怪我をおして駆けつけたスピルバンの勇姿に、

 
 真由美(やっぱり、ロリコンなんだ……)

 確信を抱く真由美であったが、嘘である。

 
 スピルバン「うっ、ぐっ……」
 ヘレン「スピルバン!」

 だが、傷はかなり深いようで、立っているのがやっとという感じで、すぐに「パンツ丸出しシスターズ」が駆け寄り、その体を支える。

 スピルバン、再びクマソンと戦おうとするが、

 
 ダイアナ「ダメよ、スピルバン、そんな体で戦えるわけないわ」
 ヘレン「いかづちの弱点だって分かってないのよ」

 ガールフレンドとお姉ちゃんに止められる。

 今回に限ったことではないが、ヘレンが参戦するようになってしばしば見るこの構図……ヒーローが女子二人に気遣われている姿と言うのは、やはり相当情けないものがある。

 スピルバン「しかし、真由美ちゃんがいるんだっ! 真由美ちゃんを助けるのが先だっ」

 煩わしそうに二人の手をふりほどく、幼女のことで頭が一杯のスピルバン。

 そんなスピルバンの姿に、

 
 真由美(やっぱり、ロリコンなんだ……)

 再び確信を抱く真由美であったが、嘘である。

 やむなく二人もダイアナレディ、ヘレンレディに変身して、スピルバンを援護する。

 
 スピルバン「さ、真由美ちゃん!」

 キンクロンたちを蹴散らし、難なく真由美を助け出したスピルバンであったが、そこをクマソンに斬りつけられて、崖下に落ちていく。

 真由美「スピルバンーっ!」

 

 
 真由美「キャアアアアーッ!」

 下を覗き込んだ真由美も足を滑らせて、V字開脚で白いパンツを全開にしながら落下する。

 ……

 うーむ、我ながらとんでもない画像を貼ってしまった気がするが、残念ながらこれはスタントである。誰がなんと言おうとスタントなので、絶対大丈夫なのである!

 ま、正直、自分でも本人なのかスタントなのかはっきりしないのだが、本人だったら、あらかじめブルマなり何なりをつけて撮影に臨むと思うから、スタントだと思うんだけどねえ。

 
 ちなみに、地面近くまで落ちてきてダイアナレディがキャッチするシーンの真由美は、体のサイズが全然違うので、間違いなくスタントである。

 ま、これが男性スタントでないことを祈りたい。

 そして女性スタントだったら、大人の女性が小学生みたいな服を着てることに萌えようではないか。

 それはともかく、クマソンの……いかづちの凄まじいパワーに相変わらず手も足も出ず、あっという間に追い込まれるスピルバン。

 
 パンドラ「おほほほほ、スピルバン坊や、さよなら!」

 水晶球でそれを見ながら、勝利を確信して嬉しそうに手を振るパンドラ。

 このまま行けば、本当にスピルバンを倒せていたかもしれないが、

 ギローチン「デスゼロウ将軍、その少女も一緒に始末しろ」

 と言う、ギローチンの余計な一言が、すべてを台無しにしてしまうことになる。

 ほんと、このタイミングでなんでそんな命令を出さねばならないのか、理解に苦しむ。

 デスゼロウ「分かりました、その子も一緒に始末しろ!」

 だが、悲しいかな、自分で判断する頭を持たないデスゼロウは、迷うことなく命令を実行しようとする。

 
 スピルバン「それだけはさせんっ!」

 それを見たスピルバン、ロリコン魂を爆発させてレーザースナイパーを撃ち、真由美を助ける。

 
 真由美(やっぱり……)

 力尽きたように倒れるスピルバンを見ながら真由美が何を思ったのか、さあみんなで考えよう!!

 クマソンの持つ剣が、無防備なスピルバンの首筋目掛けて振り上げられるのを見て、

 
 真由美「いかづちーっ!」

 自由になった真由美、思わずスピルバンに、いや、いかづちに向かって走り出す。

 デスゼロウたちが必死に捕まえようとするが、ダイアナレディたちに撃たれて邪魔される。

 
 真由美「やめて、いかづちーっ!」

 真由美、二人の間に割り込むと、振り下ろされたいかづちの刀身を両手で掴む。

 
 ちなみにこの真由美の顔が、70年代の名子役・斉藤浩子さんに似てるなぁと思いました。

 真由美の自殺に等しい無謀な行為であったが、ここで奇跡が起きる。

 ギラギラしたいかづちの刀身が青白い光に包まれたかと思うと、以前のように錆にまみれたボロ刀に戻り、バラバラに砕けてしまう。

 スピルバン、この一瞬の機を逃さず、ツインブレードを抜いて、前戯なしでアークインパルスを発動させ、

 
 強敵クマソンをなんとか撃破するのだった。

 
 だが、体力を使い果たしたのか、ポーズを決めた後、その場に膝を突いてしまう。

 ここでギローチンが自ら出撃していれば、今度こそスピルバンの息の根を止められたと思うのだが、何故かギローチンは動こうとはしなかった。

 ギローチン自身、かつて、アークインパルス発動直後こそスピルバンを倒す絶好のチャンスだとシャドーたちを捨て石にして抹殺を試みたことがあるのだから、他の誰よりも、ここが最大の好機だと分かっていただろうに……

 それはさておき、真由美は無事で、目を覚ますと、地面に散らばっていたいかづちの残骸を拾い上げる。

 
 真由美「いかづち! いかづちぃ!」
 スピルバン「真由美ちゃんの真心がいかづちに通じたんだ。だから自分から砕け散ったんだ」
 真由美「くふーっ」

 たったひとりの友達だったいかづちを力強く抱き締め、涙を堪える真由美であった。

 
 デスゼロウ「ぐわわっ、ああっ」

 一方、ガメデスでは、ギローチンが逃げ戻ってきたデスゼロウに電撃ビームでお仕置きしていた。

 でも、今回の敗因は、明らかにギローチンが出した余計な命令にあるのだから、特にミスをしなかったデスゼロウ(だけ)が責められるいわれはないと思うのだが……

 なお、ここで、冒頭のギローチンの台詞を思い出していただきたい。

 ギローチン「ご安心下さい、今度と言う今度は私も命を賭けてスピルバンを倒してご覧に入れます」

 ……

 えーっとぉ、何処が?

 ずーっとガメデスに引き篭もってあーだこーだ言ってただけではないか。

 けれど、相変わらずギローチンには不自然なほど甘いパンドラは、その点については一切追及せず、

 
 ギローチン「いかがいたしましょう。やはり責任を取らせて処刑を?」
 パンドラ「そうねえ、部下にもしめしがつかないし……」

 ギローチンの進言に、顔色ひとつ変えずに応じる冷酷無比のパンドラ。

 ここは腐っても将軍のデスゼロウには、下手に命乞いなどせず、

 デスゼロウ「部下って……もう俺ひとりしかいねえだろっ!

 と、死を覚悟した渾身のツッコミを入れて欲しかったところだが、もはやプライドなどと言うものは燃えないゴミの日に出してしまったのか、デスゼロウ、文字通り平身低頭、見苦しく土下座して残り一度のチャンスを嘆願し、パンドラもそれを許してやるのだった。

 でも実際のところ、ワーラー帝国って、いつの間にか、首脳部(守護神ワーラー、パンドラ、ギローチン)のほうが、前線指揮官(デスゼロウ)より人数が多いと言う、頭でっかちの「悪の組織」になってしまったなぁ。

 それにしても、ギローチン、よくまあ、いけしゃあしゃあと「責任」なんて言葉を口にするよなぁ。

 誰がどう考えても今回の作戦の立案&責任者はギローチンなのだから、責任を取るのならギローチンが取るべきだろう。

 まあ、そこをパンドラに追及されないためにも、必要以上にデスゼロウを痛めつけていたのかもしれないが……

 あと、パンドラと言い、ギローチンと言い、この前のヨウキと言い、上司たちに揃いも揃って「情」がないというのも、非常にしんどい「悪の組織」だと思う。

 冷酷と言われた死神博士だって、こいつらよりは多少人間味が感じられたものだが。
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コメント

最悪の上司達

どうもパンドラ女王にしてもギローチン皇帝にしても冷酷と言うか薄情と言うか、どうも情がないようですね😅こんな上司の元で働かされる部下達は暖まらないですね😓

泣けてきます

今回の敗因はスピルバンが完璧なロリコンであることを見抜けなかったことでしょうね。こんなに可愛い女の子なら力も出るでしょうが(笑)。

それにしてもデスゼロウはもはやピエロにしか見えませんね。いかづちが伝説の剣だと見抜けなかったりスピルバンを倒してもいないのに喜んでいたり平身低頭したり見ていて泣けてきます。
女などに用はないと偉そうに言ってますが、下手すれば負けるんじゃないでしょうか。

面白い!

>もっとも、クマソン、見掛けは気の毒だが、その実力(魔剣ブースト込み)は、おそらくワーラーの怪人の中で文句なしに最強であろう。
ただ、ブーストがないとただの雑魚なのがちょっぴり悲しい管理人であった。
最終2話を除けば、スピルバンを最も追い詰めましたね。
真由美の命懸けの行動が無ければ、勝っていましたよ。
「強敵で盛り上がる」王道で、後半では一番好きな回です!

畜生!

「立ってるだけでパンツが見えるシスターズ」なのに、今回は見えてないなんて❗️

戦慄!プルトニウム機械人

プルトニウム絡みで思い出したことなんですが、昔初代アニメ版のスパイダーマンに登場したヴィランにウラニウム弾なんて物を使うのがいてスパイダーマンと
「ウラニウム?僕ら放射線浴びちゃってるの?」
「いや、このウラニウムは天王星(ウラノス)由来の元素という意味で放射能とかは無い」
「有りなんだそれ・・・・・・」
というやり取りをしてた事があったりします
同じようにプルトニウムといっても原子番号94の方じゃなくてなんか冥王星(プルートゥ)原産の物質的な物という解釈も・・・・・・
いやだったら架空の元素名にしとけって話ですけど、スパイダーマンのあれは60年代のノリだったからギリギリ有りだったようなもんですし

時空戦士スピルバン第40話(´。✪ω✪。`)

ついにこの回が・・・胸が高鳴る、クリックが押せない、きゃ~~~(な、なんなんだ、おい(笑))
まさに一日千秋の思い。と思っていたのですが、気づいたら40話に到達していた。ここまでくるとすっかりスピルバンの世界観に溶け込んでしまってた。これが、愛着が沸くという感情なんでしょうなぁ。
そう、一気に40話までワープしちゃうと、大五郎はもちろん、リッキー達もいないし、おかしな幹部に一新されていて、どうなってんの?ってなるとこでした。

そして、管理人様もきっと私と同じことを感じていたではなかろうか。キャラが全く違うーー、表と裏のギャップがありすぎて度肝を抜かれました。普通のか弱き小学生の女の子。
真由美、本名破愚烈翔(どちらにしても本名ではない(汗))今更ながら、名前すら威圧感を感じさせる当て字。
この時はどのあたりなのだろうか、太陽光を冠に当てた反射を1人ずつ表情を確認する場面で、成美さんをやり過ごしたと思った瞬間、こちらのほうへギロッ、怖っと思った、ほんと同じ人物なのか。

>ギローチン「ご安心下さい、今度と言う今度は私も命を賭けてスピルバンを倒してご覧に入れます」

覚えておきます。
クマソンもよく見ると不動明王像に似てるなぁ。意識してるからか。

>祖父の言葉に反発して、いとおしそうにその剣に頬擦りせんばかりに顔を近付ける真由美。

あぁ、その剣になりたい(笑)

>ガキ「ボロ刀、ボロ女! ボロ刀にボロ女!」
 何処から湧いたのか、クソガキ三人があらわれて真由美に罵声を浴びせかける。

このク〇ガキ3人は気づいたら何者かの手によって消されたな(哀)

>枯れ葉の敷き積もった地面に倒れ伏し、盛大に嗚咽を漏らすのだった。
> ただ、なんとなく笑ってるような……
 いや、林さんともあろう人がこんな場面で笑うとは思えないので、これは元々そう言う顔なのだろう

おっおっおっおっお落ち着くのよってどこかで読んだが、自分に言い聞かせる\(゜ロ\)(/ロ゜)/
この子は仏像すら超能力で木っ端微塵にできるのになぁ。

>ただ、個人的には、クマソンが探していたのは、やはり神主が後生大事にしていたピカピカの剣にしておいて、それを、真由美の愛の力で蘇ったいかづちをスピルバンがふるって倒す……みたいな展開にしておいた方が、より盛り上がっていたのではないかと愚考する。

わたしゃてっきり、剣というから伝説の最強(弱?)のヴァジュラの剣を真由美が手にし、ギローチ〇とパンドラを倒してくれるものとばかり(そんなわけあるかい)

>伝家の宝刀ツインブレードを繰り出すが、なんと、クマソン……と言うか、いかづちは、そのツインブレードとさえ普通に斬り結んでしまう。

さすが最強の剣、スピルバンがここまで追いつめられるのは初めてですね。

>ガールフレンドとお姉ちゃんに止められる。
>やはり相当情けないものがある。

ほんと女性に翻弄されて頼りない主人公に見えますなぁ。

>力尽きたように倒れるスピルバンを見ながら真由美が何を思ったのか、さあみんなで考えよう!!

劣勢状態から一気に形勢逆転の勢い、これぞ、水を得た魚のようにスピルバンは元気になりました。人間の本能は時として無限の力を秘めているのかもしれませんなぁ。何を関心しているのだ(笑)これはギローチ〇の余計な一言で好機を逃しました。

>たったひとりの友達だったいかづちを力強く抱き締め、涙を堪える真由美であった

真由美といかづちの強い友情の絆が伝わるのが心にジーンと響く回でしたね。

これまでの迷走ぎみだったヨウキ編とは異なり、見応えのある佳作でしたね。まず、サブタイトルからして心をくすぐられます。

そして、いつぞやの私との約束を果たしていただき心から感謝いたします。リアルタイムで拝見できるとは、管理人様とのご縁に本当に感謝です。
もう思い残すことはありません。と、同時にこの私のニックネームもある意味終わりを迎えたのです。って完全に別人だった(まだ言ってる)というのは冗談で、今作品を見れてほんとに良かった。

そうそう冒頭で覚えてた

>ギローチン「ご安心下さい、今度と言う今度は私も命を賭けてスピルバンを倒してご覧に入れます」

ちゃんと覚えてましたが、同じことを2度言ってますな(呆)

引き続き残り4話も楽しみにしています。

Re: 最悪の上司達

こんなところで働きたくないですよね。

Re: 泣けてきます

> 今回の敗因はスピルバンが完璧なロリコンであることを見抜けなかったことでしょうね。

あくまで管理人の妄想ですけどね。

> それにしてもデスゼロウはもはやピエロにしか見えませんね。いかづちが伝説の剣だと見抜けなかったりスピルバンを倒してもいないのに喜んでいたり平身低頭したり見ていて泣けてきます。

そうですね。パンドラたちの冷酷ぶりもですが、デスゼロウの卑屈さもこのドラマの評価を落としている一因でしょう。

Re: 面白い!

次の41話もですが、上原さん以外の脚本のほうが明らかに面白いのが悲しい……

Re: 畜生!

いや、まあ、一応見えてますけどね。

Re: 戦慄!プルトニウム機械人

貴重な情報ありがとうございます。

いきなりプルトニウムはないですよね。

Re: 時空戦士スピルバン第40話(´。✪ω✪。`)

熱い思いのこもったコメントありがとうございます。

> この時はどのあたりなのだろうか、太陽光を冠に当てた反射を1人ずつ表情を確認する場面で、成美さんをやり過ごしたと思った瞬間、こちらのほうへギロッ、怖っと思った、ほんと同じ人物なのか。

うっかりしてましたが、もう「スケバン刑事」に出てた頃なんですね。

> わたしゃてっきり、剣というから伝説の最強(弱?)のヴァジュラの剣を真由美が手にし、ギローチ〇とパンドラを倒してくれるものとばかり(そんなわけあるかい)

ヴァジュラ、懐かしいですね。

> ほんと女性に翻弄されて頼りない主人公に見えますなぁ。

しかも、ほぼ毎回ですからね。

> これまでの迷走ぎみだったヨウキ編とは異なり、見応えのある佳作でしたね。まず、サブタイトルからして心をくすぐられます。

これくらいのクオリティーが続いていたら……

> そして、いつぞやの私との約束を果たしていただき心から感謝いたします。リアルタイムで拝見できるとは、管理人様とのご縁に本当に感謝です。

約束って、アレですよね? 若干貼るのを躊躇しましたが、喜んでいただけて良かったです。

> ちゃんと覚えてましたが、同じことを2度言ってますな(呆)

すいません、紛らわしい書き方をしてしまいましたが、あれは最初の台詞をもう一度書いてるだけで、実際に2回言ってる訳ではありません。

次回

>次の41話もですが、上原さん以外の脚本のほうが明らかに面白いのが悲しい……
「少女の祈りで」なんて上原先生が喜んで書きそうですけど杉村脚本でしたね。
41話のレビューを楽しみにしてます!

今週の「重甲ビーファイター」配信

ヒロインが主役の23話で真正面からの王道パン〇ラがあるも、24話でショートパンツに😢
まだ25年前にはあったとは・・・

Re: 次回

返信ありがとうございます。頑張ります。

Re: 今週の「重甲ビーファイター」配信

ビーファイターは、ほとんど見たことないですね。

死体確認

またしても悪の組織の失敗の十八番(死体確認をしない)が出ましたね😅あれほど大事な事なのには何年経っても進歩していないのが悲しいですね😖

Re: 死体確認

まあ、死んでも治らないですね。

で、これもDVDで観直す

レンタルショップでは「ジャスピオン」「メタルダー」を押しのけ、
宇宙刑事三部作に不随するように並んでいたり…。

何というか…「バイバイ🎵」は一回でいい!
この辺り、渡さんはアドリブ?演技ではなく地なのでは。
そりゃ、ロリコンレビューにもなりますな。

確かにアクションが出来る渡さんが演じているのに、
(このため次回はシャイダーの38話よりは面白い訳ですね)
変身した女の子二人が脇を固めているスピルバンはシャイダーより弱そうに見えて
情けないというか、シャイダーの情けなさも、もう少し愛嬌があったというか…。

Re: で、これもDVDで観直す

> 変身した女の子二人が脇を固めているスピルバンはシャイダーより弱そうに見えて
> 情けないというか、シャイダーの情けなさも、もう少し愛嬌があったというか…。

大ちゃんは頭は良いけど体を動かすのが苦手と言うイメージがある(?)から、それでバランスが取れている気もします。

酷薄

この2人(パンドラ女王とギローチン皇帝)に関して言うと酷薄としか言い様のない情の薄さですね😅まだ地獄大使や死神博士の方がまだマシでしたね

Re: 酷薄

魅力がないですよね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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