第28話「呪われたクレヨン」(1985年8月10日)
冒頭、宇宙の只中を放浪する、隕石を改造して作られた牢獄のなかで、ヘドラのような姿をした宇宙人ペインが必死に助けを求めて叫んでいる。
ペイン「助けてくれーっ、ああ、助けてくれーっ!」
その前に、星王バズーの巨大な姿がズズズとせり出してきて、

バズー「ペイン、ワシに逆らった愚かさ骨の髄まで身に沁みたか?」
ペイン「別に……」
バズー「……」
じゃなくて、

バズー「ペイン、ワシが屋お前の星ピクトを征服したとき、お前は仲間を集めてワシを殺そうとした。ピクト星人が血で描いた絵は、そのまま現実になる能力を利用したのだ」
ペイン「そこまで分かっていたのか」
バズー「ペイン、宇宙獣士となれ」
ペイン「なに」
バズー「かつてワシを殺そうとした呪いの血の力をワシのために使うのだっ」
冷酷無残なバズーは、自分を殺そうとしたペインを隕石の中に閉じ込めて延々と宇宙を彷徨わせて発狂寸前に追い込んだうえ、今度は自分の手先として地球侵略を行わせようと言うのだ。

さて、とある川に写生に来て、スケッチブックを落としてしまった吊りスカートの女の子・りえ。

よほど大事なものなのか、じゃぶじゃぶと川の中に踏み込み、目をつぶって飛び込む。
だが、今度は自分が水流に巻き込まれ、下流に押し流されていく。

疾風「ああっ!」
そして大方の予想通り、たまたまその場に居合わせたのが幼女大好きな疾風であった。
こんな千載一遇のチャンスを逃してなるものかとばかり、躊躇なく走り出し、川の中でりえをつかまえ、警戒されない程度にその華奢な体の感触を楽しみつつ、抱き上げる。

りえ「あたしのスケッチブックが……」
疾風「ここで待ってろ」
疾風、岸辺にりえを立たせると、再び川の中に入って、見事、スケッチブックを拾い上げ、王女様に仕える家臣のように、うやうやしくりえに差し出す。

疾風「はいっ」
りえ「ありがとう」
管理人、恥ずかしながら、最初見たとき、この子役が誰なのか思い出せなかった。
過去の戦隊シリーズのレギュラー子役かなといくつかの顔を思い浮かべてみるが、該当する子役はいない。
で、ようやく、「宇宙刑事シャイダー」のルミこと、清藤めぐみちゃんだということに気付いたのであった。
疾風「すっかり濡れちゃったね、あっちで乾かそう」 りえ「これ、私の大事なスケッチブックなの」
疾風「そうか、良かったなっ!」(註・どうでもいい)
疾風、猫撫で声を掛けながら、いそいそとりえを人目につかない物陰に連れて行く。
この後、りえの身にどんなことが行われたのか、とても管理人の口からは言えない。
ひとつ言えることは、疾風にとって、生涯で一番幸せな時間だったということである。
ドラマでははっきり描かれていないが、二人はそれをきっかけにすっかり仲良くなったようである。
そんなある日、子供づれの行楽客で賑わう公園の片隅に、バズーに屈して宇宙獣士に成り果てたペインが、シーマと共にあらわれる。

ペイン「何と美しい星だ、何と楽しそうな人々だ」
ダンボールを抱えて、自然の美しさと人々の幸せそうな様子に感嘆の声を上げるペイン。
しかし、いくら精神的に追い詰められたとはいえ、こうまであっさり「転向」しちゃうものだろうか?
バズーには、大勢の仲間を殺されているであろうに……
そこは知的生命体らしく、作戦の途中で葛藤したり悩んだりする姿を見せて欲しかった。
ちなみにさっきはヘドラに似てると書いたが、こうして見ると、むしろクトゥルー神話に出て来るダゴンとかの邪神っぽいな。
シーマ「愛に満ちたこの美しい地球はお前の呪いを受けるにふさわしいわ」
ペイン「人間どもよ、俺の憎しみの血が染み込んだ呪われたクレヨンを受け取るがいい」
ペイン、段ボール箱を下に置くと、その中に入っていたたくさんの箱入りクレヨンのうえに、緑色の粘液状の血を垂らし、ただのクレヨンを呪いのクレヨンに変えてしまう。
で、これもドラマでは省略されているが、シーマが人間に化けて、それをひとつひとつ公園にいる子供たちに配って歩いたらしい。

疾風「あははは……」
同じ日なのか、それとも数日後なのか不明だが、その公園の中で、竹箒とゴミ箱の蓋を持って遊具にまたがった疾風が、通り掛かる人たちから笑われていた。

りえ「ダメよ、動いちゃ」
別に疾風の頭がおかしくなったのではなく、りえの絵のモデルをやらされているのだ。
疾風「あ、はい……りえちゃん、この格好何とかならない?」
りえ「かっこうよく描いてって言ったの、疾風おにいちゃんじゃない」
ぶーぶー言いながらも、このアングルならりえちゃんのパンツが見えるかもしれないという希望を胸に、恥ずかしさに耐えてポーズを取り続ける疾風であった。
だが、疾風は知る由もなかったが、りえが使っているクレヨンこそ、シーマがばら撒いた呪いのクレヨンなのだった。
そのシーマ、公園から離れたところにある、空き家の洋館を拠点としていた。
笑いながら部屋に入ってきて、

シーマ「はっはっはっはっ、面白かったわ……
笑点」
じゃなくて、
シーマ「はっはっはっはっ、面白かったわ、子供たちに呪いのクレヨンを配ったら、みんな大喜びで受け取るのよ」
ペイン「子供たちの純粋な愛の篭った絵ほど、呪いの効き目が強くなる……見ているが良い」

ペイン「ペインウェーブ!」
そう言いながら、キャンバスに描かれた絵を手で撫でると、

絵の中の子供のまわりに、赤い色が書き加えられる。
部屋にはモニターもあって、絵の変化に合わせて、元気に遊んでいた二人の子供が急に胸を押さえて苦しみ出し、親たちが慌てて駆け寄る様子が映し出される。
また、人形を抱いている女の子の絵にナイフを書き足すと、現実の女の子も、見えないナイフに刺されたように痛みを訴えて座り込む。
つまり、絵に描いたことが現実になるという訳なのだが、最初の絵の場合、後の疾風のケースと照らし合わせると、胸の痛みではなく、周囲で爆発が起きたり、その体が炎に包まれたりしないと辻褄が合わない。
ま、相手が子供だから、そんな過激なシーンに出来る訳がないのだが……

突然の騒ぎに、思わずそちらを見るりえ。
改めて見ると、清藤さんって、実に凛々しい顔立ちをされている。
成長して、さぞや美しい女性になられたことだろう……と思いたいが、残念ながら、「可愛い子役」→「綺麗な女性」と言う図式が、必ずしも成立しないことを、管理人は知っている。
現場に駆けつけ、苦しんでいる子供たちを見ていたりえは、

りえ「私がさっき描いた子供たちだわ」
疾風「なにっ」
りえのスケッチブックを見た疾風は、現実と絵の内容がシンクロしていることに気付く。
疾風「これは一体?」
りえ「りえ、こんな怖い絵、描かなかった。どうしてなの?」
シーマは、スケッチブックに疾風らしき人物画があるのを見て、ペインに命じてその絵をキャンバスに表示させる。

ペイン「ペインウェーブ!」
シーマ「これは疾風の絵か……」
つまり、呪いのクレヨンで描いた絵は、ペインの能力で自由にキャンバスに転写できるらしい。
同様に、キャンバスの絵に手を加えると、それが実際の絵にも反映されるようだ。
しかし、シーマがたくさんクレヨンをばら撒いたのに、それで絵を描いたのがりえだけで、被害がこの二件だけと言うのは、いくら開始したばかりとはいえ、セコ過ぎる戦果ではないか。
これでは、銀河征服を目論むゴズマと言うより、子供たちをいじめることが目的の「星雲仮面マシンマン」のテンタクルやオクトパスにふさわしい作戦である。
それはともかく、思わぬ展開に、シーマは一旦ゴズマードに戻り、ギルークに報告する。

ブーバ「なにっ、では疾風もペインの呪いに?」
シーマ「残念ながら、まだ絵が描きあがってないわ」
ゲーター「ああ、ワイが描いたんでは、ダメでっしゃろなぁ?」
シーマ「愛のこもった絵でなければ呪いはかからないわ」
と、シーマは言うのだが、普通は、その逆ではないだろうか?
呪う相手を絵に描くのだから、むしろ憎しみや怨念を込めて描くのが自然であろう。
ペイン、かつては同じ方法でバズーを倒そうとした訳だが、もしシーマの言うことが正しいとすれば、彼らはまず「愛を込めて」バズーの肖像画を描かねばならなかった訳で、現に自分たちの星へ侵略を行っている相手をモデルにして、そんなことが可能だろうか?
また、呪いを掛けるには絵が完成しないと不可らしいのだが、絵が完成したかしてないかなんて、描いた本人以外には分からないことなのでは?
ギルーク「シーマ、その娘に絵を描かせろ。疾風にペインの呪いを掛け、チェンジマンを倒すのだ」
一方、自分のせいで子供たちを苦しめてしまったと自責の念に苛まれたりえは、絵を描くどころではなく、さっきとは明らかに別の公園の池の前に座ってしくしく泣いていた。
そこにスケッチブックを持ってあらわれたのが、言うまでもなく疾風であった

疾風「りえちゃん……」
りえ「りえが絵に描いた人たちは、みんなひどい目に遭っちゃったわ」
疾風「りえちゃんのせいじゃないんだよ、みんな悪い奴らのせいなんだ」
りえ「りえ、もう絵なんか描かない。絶対に絵なんか描かない!」
疾風(ゴズマの奴らめ、許せん!) 愛しのりえを悲しませたゴズマに対し、心の中で激しい怒りを燃やすロリコン戦士疾風であったが、一応、この時点では、これがゴズマの仕業だということは分かってない筈なんだけどね。
ちなみにこのシーンの背後で、アオサギと言うのか、りえちゃんの背丈ほどもあるバカでかい鳥が岸辺を行ったり来たりしてるのがちょっと可愛くてツボであった。
と、そこへいきなりシーマとペインが攻撃を仕掛けてくる。
疾風にちょっかい出すためではなく、疾風がちょっかいを出しているりえちゃんを攫うためである。
すかさず他の4人が駆けつけて疾風に加勢するが、りえはシーマに連れ去られてしまう。
その後、りえのスケッチブックを本部に持ち帰って調べたところ、

さやか「このクレヨンから、強力なエネルギー波が出ているのよ」
伊吹「そのエネルギー波が絵を恐ろしいものに変え、描かれた人たちを苦しめてるんだ」
麻衣「それがペインの呪いなのね」
剣「奴らは疾風にその呪いを?」
伊吹「うむ」
ここで、野外ステージのようなところで、ステージに寝そべっている疾風をモデルにりえが絵を描いているシーンが回想される。
前述したように、序盤、公園で疾風がりえに絵を描いて貰っていたが、その時が初めてではなかったのだろう。
ま、それは良いのだが、

二人がはしゃいでる様子が、大人と子供と言うより、
ガチの恋人同士のようにしか見えないのが割りとヤバイです。

伊吹「ペインの呪いは愛を憎しみに変える。疾風と仲良しのりえちゃんの絵を使って、疾風に呪いを掛けるつもりだ」
疾風「あの子は俺を苦しめるような絵は絶対描かない。優しい子なんだ。絵が大好きで、いつもスケッチブックを持って色んな絵を描いている……その絵が、みんなをひどい目に遭わせたと知って自分も苦しんでるんだ」
さやかタンの氷のように冷たい視線も何のその、りえちゃんに対する想いを熱く語ると、疾風はひとりで司令室を飛び出す。
一方、例の洋館にりえを連れ帰ったシーマとペインは、りえに疾風の絵を描けと要求するが、彼らの魂胆を知っているりえが応じる筈もない。
結局、シーマが催眠術をかけて絵を描かせることになるのだが、だったら、「愛を込めて」描いてることにはならないから、呪いの絵としては無効なのでは?
CM後、例の山の上の公園で、りえの身を案じている疾風。

疾風(こうしている間にも、りえちゃんが……
裸にされてめっちゃいやらしいことをされているのでは?)
そう考えると、居ても立ってもいられないようなワクワク感、いや、焦燥感に駆られる疾風であったが、嘘である。
疾風(奴らはりえちゃんが俺の絵を描いたことを知っていた。恐らくクレヨンのエネルギー波を受信してるんだ。だとすると……)
と、疾風は心の中でつぶやくのだが、過去のシーンを振り返っても、「シーマたちが、りえが疾風の絵を描いていることを知っていること」を、どうやって疾風が知ったのか分からない。
スケッチブックは、一度も敵の手に渡ったことはないのだし、クレヨンのエネルギー波を受信しているというだけでは、別の場所にりえの描いた絵が転写されてるなんてことが分かる筈がないのである。
それはそれとして、何処で撮影しているのか不明だが、この場所、霧が尋常じゃないほど立ち込めていて、池の向こうの山々の輪郭が水墨画のように霞み、まるで中国奥地の秘境か、異世界に迷い込んだような気分にさせてくれて、実に良いのである。
この後、シーマが嫌がるりえを優しくムチで叩いて絵の完成を急がせていると、

シーマ「疾風だ!」
キャンバスのひとつに、リアルタイムで描かれている疾風の絵が浮かび上がる。

疾風(りえちゃん、もう少しだ。頑張るんだぞ)
崖の上に立った疾風の姿を、何か複雑なメカの付いた画板に、呪いのクレヨンでカキカキしているのは、

メンバーの中で一番絵心のあるさやかタンでした。
無論、疾風が考えた作戦に沿っての行動である。
シーマ「一体誰が?」
ペイン「そんなことはどうでもいい、絵さえ完成すればこっちのものだ」
単純なペインたちは、それが疾風の罠とも知らず、絵が描きあがるのを手ぐすね引いて待ち構える。
ただ、この絵についても、さやかが「愛を込めて」描いている訳ではないだろうから、無効なんじゃないかなぁ?

ペイン「疾風、俺の呪いを受けろ。ペインウェーブ!」
それはともかく、絵が完成すると同時に、ペインは、絵の中の疾風の周囲に赤い炎のような模様を書き足す。

疾風「うぅわぁーっ!」
その途端、疾風の足元で凄まじい爆発が起き、その体が宙に吹っ飛ばされる。
さやか「疾風さん!」
ペイン「やったーっ!」
シーマ「疾風翔を倒したわ」

さやか「疾風さーん!」
急いで崖の上に上がり、疾風の落ちたところを覗き込んださやかタンの胸元から、おっぱいがこぼれ落ちそうになるのが、実は今回最大の見せ場だったかもしれない。

疾風「さやか、いまだ!」
さやか「オッケイ!」
だが、疾風はあらかじめ命綱をつけていたので、無事だった。
こういう、相手を騙す頭の良さだけでなく、同時に勇敢さが試される作戦って、実にカッコイイと思う。
しかし、目論見どおりシーマが即座に呪いを掛けて来たからいいようなものの、絵が完成してから6時間ぐらい放置されていたら、一体どうするつもりだったのだろう、疾風は?
いつ、どんな呪いが起きるか分からない極限状態のまま、長時間そんなところに立ち続けるのは、疾風にとってかなりの苦行になっていたと思うし、辛抱強いさやかタンだって、我慢できずに引き揚げていただろうからね。
それはともかく、疾風の指示でさやかが素早くメカのスイッチを入れると、絵が眩しい光を放ち、

遠く離れた場所にあったキャンバスが、同じような光を放出して爆発する。
これは疾風の絵を呪いに利用されないための措置なのだが、考えたら、りえがいることが予想される場所にそんな爆発を起こすとは、ロリコンの疾風らしからぬ危険な行為ではなかっただろうか。
ちなみに、爆発が起きた瞬間、シーマが床に伏せながら、手を伸ばして、寝ているりえの体を庇っているように見えて、なんとなく微笑ましい気持ちになった管理人であった。
ま、キャストやスタッフが、こういうシーンで子役に怪我をさせてならないと気を使うのは当然なんだけどね。
70年代はともかく……
伊吹「突き止めたぞ、ペインのアジトを! りえちゃんを助け出すんだ」
煙で燻された狐のように、トンネルを抜けてアジトから出てくるシーマたち。
これも、彼らがアジトに留まっていられないほどの爆発が起きたとしたら、シーマたちがりえをそこに置き去りにしていた可能性も十分あっただけで、やはり今回の作戦は、児童の安全と言う観点からはあまり褒められない。
もっとも、幼女が敵のアジトに捕まっていると言う状況では、ある程度のリスクを負わずに救出作戦を行うのは無理だったろうが。
トンネルの外には、剣たちが待ち構えていた。

シーマ「何故ここが?」
剣「ペインのエネルギー波を送り返す装置を作ってお前のアジトを突き止めたんだっ」
フリップ芸人のような格好で、シーマの疑問に答える剣。
ペインの眼力光線によって彼らの足元で爆発が起き、ひとりひとり飛び降りるが、

やっぱり我々の視線は、どうしてもさやかタンの控え目な胸の膨らみに釘付けとなるのだった。
と、伏兵の疾風が敵中に飛び込んでりえを助け出し、ここからラス殺陣となるが、かつてはバズー暗殺を謀り、今は心ならずもその手先となっているペインが、そんな重たい過去を匂わせることは
一切なくフツーの悪役を元気一杯に演じて散っていくのが、ドラマとしては甚だ物足りない。
これでは、わざわざペインを暗い過去のあるキャラクターに設定した意味がないし、せっかく前回の27話で、剣たちが、ゲーターたちも広い意味でのバズーの被害者なのだと博愛主義的な台詞を放っていたのが、台無しになるではないか。
それはさておき、エピローグ、噴水の前で、疾風がりえに新しいスケッチブックとクレヨンをプレゼントしている。

りえ「ありがとう」
疾風「今度こそ、かっこいい疾風お兄ちゃんの絵を描いて欲しいなぁ、う~ん?」
トレードマークの櫛で髪を整えながら、りえにおねだりする疾風。

りえ「うん、とびっきりかっこいいのね。この噴水がバックのほうがいいわ」
疾風がりえの言葉で噴水の前に移動したので、てっきり噴水の中に落ちる、みたいなオチになるのかと思ったが、特にそう言うことはなく、

疾風がポーズを取っているのを見た二人が、

麻衣「あー、だめだめ」
さやか「わたし、わたし!」
今度は自分たちが描いて貰う番だと、疾風の前に飛び出してりえにアピールするが、
疾風「邪魔、邪魔!」 可愛い女の子二人を目の前にしながら、疾風は、心の底から煩わしそうに彼女たちをどかそうとするのだった。
……
これはかなりの重症ですね。
もっとも、とある文献(マカロニ2)によると、
「二十歳過ぎた女なんてババアだ!」 と言うのが、真性ロリコン戦士の率直な気持ちらしいので、疾風の態度も十分納得できると思う。
ちなみに同じ文献によると、
三十過ぎ→「生きているミイラ」
四十過ぎ→「干物」
五十過ぎ→「想像を絶する恐怖」
だそうである。
(註・私が言ったんじゃありません、本にそう書いてあっただけです!!)
以上、疾風のロリコン魂が思う存分描かれてはいるが、とりたてて面白いとは言えないエピソードであった。
やっぱり、ペインの呪いのクレヨンの仕組みが、分かりにくいのが最大の欠点であろう。
そう言えば、呪いのクレヨンによる被害も、終わってみれば冒頭の三人の子供がちょっと苦しがっただけであり、前記したように、ゴズマの作戦にしてはあまりにスケールが小さいと言わざるを得ない。
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