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「ウルトラマンA」 第11話「超獣は10人の女?」


 第11話「超獣は10人の女?」(1972年6月16日)

 10人の若い女性が合体して超獣になるという、上原さんらしいエキセントリックなプロットである。

 ま、上原さん、ほんとは10人の幼女に……いや、なんでもないです。

 それにしても、このネタバレのサブタイトルはいただけないなぁ。

 冒頭、TACの第三レーダー基地の様子が映し出されるが、

 
 精巧なパラボラアンテナが回転し、建物から伸びる道路をミニカーの車が走ると言う、いつもながらの細かい職人技が光る素晴らしいミニチュアセットである。

 
 と、何の前触れもなく、異次元空間から今回の超獣ユニタングが出現する。

 わかりにくいが、胸に並んでいるのは女性の乳房をイメージしているようで、かなり不気味である。

 
 ユニタング、口と両手から白い綿飴のような繊維状の物質を出してパラボラアンテナを覆い、それを爆破する。

 粘度の高い液体火薬のようなものであろうか?

 たまたま付近をパトロール中だった山中隊員と吉村隊員の乗るTACアローが直ちに現場に急行し、視聴者の期待を裏切ることなくあっさり撃ち落とされる。

 目的を果たしたユニタングは、ほどなく、出現した時と同じように忽然と姿を消す。

 二人はパラシュートで脱出し、近くの山に降下するが、

 
 茂みを掻き分け細い山道に出たところ、向こうから、10人ほどの若い女性が、この年に発売されてヒットしていた「ハチのムサシは死んだのさ」と言う歌を歌いながら、お揃いのスポーツサイクルにまたがってやってくるではないか。

 
 山中「ウホッ!」

 それを見た山中隊員が、狩りの途中、別の部族の女たちを発見した女日照りの原住民男性のような声を上げたのは言うまでもないが、言うまでもなく嘘である。

 山中隊員、咄嗟に彼女たちの間に割り込んで、

 
 山中「おい、君たち、超獣に会わなかったか?」
 アヤ「超獣?」
 吉村「山頂のレーダー基地が襲われたんだ」
 女の子「まあ、怖い」
 アヤ「私たち、大東女子大のサイクリング部なんです」
 山中「この一帯は危険だ、すぐに山を降りたほうが良い」
 アヤ「わかりました、ごくろうさま」

 まさか、彼女たちこそその超獣の正体とは思いもよらず、山中隊員は仏頂面を作って忠告すると、リーダー格のアヤと言う女性は、素直に従って走り去る。

 10人もの若い女性がゲストと言うのは大変喜ばしいのだが、ちゃんとキャラクターとして描いてあるのは、このアヤだけなのがちと勿体無い。

 と言うか、10人も要らないから、もう少し可愛い女優さんを三人ばかり見繕ってくれた方が管理人的にはありがたかった。

 それでも、重度の尻フェチとしては、

 

 

 
 若さ弾ける女子大生の、サドルが割れ目に食い込んだ色とりどりのヒップをまとめて鑑賞できるのは、かなりの収穫だと言わざるを得ない。

 いわんや、生真面目な作風のウルトラシリーズにおいてをや。

 ショートパンツやショートオールばかりで、ミニスカが一人もいないと言うのは残念であったが……

 もう、ひとりくらいパンツ見せろよ~(by三村)

 
 吉村「緑の風の中を行く美しき乙女たちか……爽やかだなぁ」
 山中「チッ、デレデレすんな!」

 詩的な言葉で彼女たちを見送る吉村隊員であったが、その頭をカタブツの山中隊員が殴る。

 しかし、オンエアからほぼ半世紀が経った今では、彼女たちも全員70前後になっているのかと思うと、なんとも言えないやるせない気持ちになると同時に、「そう言えば、やるせなすって何処行ったんだろう?」と言う気持ちを抑えることが出来ない管理人であった。

 その後、竜隊長は北斗と夕子にダイオードSPDと言う部品を、麻痺状態の第三レーダー基地に届けさせようとするが、その途中、車の前に自転車で飛び出してきたのが、あのアヤと言う女性だった。

 二人が慌ててアヤに駆け寄るが、幸い、軽傷であった。だが、彼らが車を離れた僅かな隙に、ダイオードSPDは何者かによって壊されてしまう。

 本部に戻ってきて、面目なさそうに任務の失敗を報告する二人。

 
 北斗「まさかあんなところへ飛び出してくるなんて」
 山中「そりゃ、大東女子大のサイクリング部員だ」
 吉村「そうだ、へっへーっ、みんな可愛い娘たちだったろう?」
 今野「さては北斗、お前、見惚れてたな?」
 北斗「違いますよ!」

 今野隊員がゲスの勘繰りをするのを、北斗がムキになって否定する。

 竜「どっちにしても落ち度はこっちにある。むしろ被害にあった娘さんが大した怪我がなくて済んだことを喜ぶべきだ」

 その後の調べで、北斗たちの車が何者かの策略であの場所まで誘導させられていたことが判明する。

 当然、ヤプールの仕業だと考えられたが、相手が女子大生の集団と言うことで、誰一人彼女たちのことを怪しむ者はいなかった。

 竜「北斗を迂回させた犯人は第三レーダー基地を襲ったものと同じだ。つまり基地の機能回復の阻止を狙ってやったものに違いない」
 北斗「まんまと図られたって訳か」

 竜隊長は、次なる襲撃に備えて厳重なパトロールを隊員たちに命じるが、車で地上を走っていた北斗は、ふと思いついてアヤの入院している病院へ立ち寄る。

 だが、北斗が病室に向かっていると、そのアヤが荷物を手に出てくるではないか。

 北斗「退院するんですか、もう?」
 アヤ「キャンプでみんな待ってるものですから」

 北斗、アヤの回復が異様なまでに早いことや、第三レーダー基地の近くで山中たちが彼女を目撃していること、さらに、

 北斗「キャンプ地は何処ですか」
 アヤ「あずま湖畔です」
 北斗(偶然だろうか……あずま湖にはTAC第二レーダー基地がある)

 北斗、漠然とした疑惑を感じ、親切ごかしに彼女をキャンプ地まで送り届けてやる。

 北斗「のんびりしてて良いなぁ」
 アヤ「私たちサイクリング部はただ遊びまわってるだけではありません」

 次のシーンでは、あずま湖畔でバレーボールやバドミントン、水浴びなどをしてはしゃいでいる部員たちを見ながら、北斗とアヤが話している。

 
 部員の中には、娘のことが心配になってついてきたお母さんも混じっていた(註・違いますっ! れっきとした女子大生です!)

 ま、リーダーのアヤからして大したことはないので、他の部員は文字通り10人並みと言う表現がピッタリの平均点どまりの女の子たちばかりであったが、

 
 この、ちょっと困ったような眉をした女の子だけ、少し可愛いと思いました。

 
 アヤ「自然と人間との望ましい関係を探るために、自然が人間に及ぼす影響といったものをレポートにしなければならないんです」
 北斗「へーっ、それにしてもまさに青春って感じですね。羨ましいな」

 それでも、若い女の子の生足がこれだけ見れるのだから、全体的に色気に乏しいウルトラシリーズの中では貴重なシーンではある。

 北斗も、アヤの説明など上の空で彼女たちの瑞々しい肉体を舐めるように視姦していたが(註・してませんっ!)、

 アヤ「良かったら参加なさいません? 歓迎いたしますわ」
 北斗「え、ほんとですか?」

 アヤの提案に「渡りに船」とばかり飛びつき、

 
 北斗「こちら北斗、本部応答願います」
 美川「こちら本部」
 北斗「ああ、今ね、あずま湖にいるんですけど、キャンプがとっても楽しそうなんで、しばらく滞在します。よろしく」
 美川「北斗隊員、何を言うんです?」

 その場で本部に連絡して、相手の返事も待たずに一方的に通信を切る。

 無論、アヤを油断させるための偽装である。

 相棒の夕子は即座に北斗の真意を見抜くが、山中たちは北斗の言葉を真に受け、

 山中「ようし、俺が行って首っ玉掴んででも連れ戻してくる」
 夕子「待ってください、北斗隊員がキャンプに残っているのは何か目的があってのことだと思うんです」
 山中「だったらどうしてそれを言わなかったんだろう?」
 夕子「言えない事情があったんじゃないでしょうか」
 吉村「いや、それはないと思うな」
 今野「そうそう、北斗がそんな殊勝な奴なら俺は逆立ちして見せてやっても良いぜ」
 夕子「でも、しばらく時間を与えてやってください」

 男子隊員を向こうに回して一歩も引き下がらず主張する夕子の粘りのお陰で、最終的に、竜隊長もしばらく北斗の好きなようにさせてやろうと言ってくれる。

 
 夜、キャンプファイヤーを囲んで輪になって、お尻をふりながら「ハチのムサシは死んだのさ」を歌っている女子大生たち。

 うぬう、せっかくのお尻画像だというのに暗くて良く見えぬ。

 ああ、それにしても……

 女の子のお尻は良いなぁっ!!

 ……え、いきなり自分の性癖を大声で叫ぶな? 失礼しました、以後、注意します。

 北斗は、彼らと一緒にキャンプを楽しんでいるふりをしながら、内心ではてぐすね引いて待ち構えていた。

 北斗(そろそろ尻尾を出しても良い筈だ。さあ来い、狐に狸ちゃん)

 で、これでもし彼女たちがヤプールとはぜんっぜん関係ない人たちだったら、北斗の面目丸潰れ、北斗を弁護した夕子の立場もなくなっていたところであった。

 実際、北斗の得た手掛かりだけでは、そこまで彼女たちを疑う材料にはならないと思うんだけどね。

 それに、単に彼女たちがヤプールに体を乗っ取られているだけかもしれないではないか。

 
 夕子「……」

 同じ頃、夕子は作戦室の自分の席に座ったまま、ひたすら北斗からの連絡を待っていた。

 
 夕子「信じてるわ……」

 自動車がアヤに接触して急ブレーキを掛けた際、真剣な顔で自分のことを気遣ってくれた北斗の顔を思い浮かべながら、北斗に対する信頼を抱き続ける夕子であった。

 その北斗、深夜になって、あっさり彼女たちの正体が超獣のパーツ……つまり、「六神合体ゴッドマーズ」のように、それぞれが超獣の体の一部であり、彼女たちがひとつに合体することで超獣ユニタングになることを突き止めるが、本部に連絡することも出来ないまま、逆に彼女たちに捕まってしまう。

 
 と、デスクに顔を伏せていた夕子が、北斗の悲鳴を聞いたような気がしてパッと顔を上げる。

 
 続いて、その背後からコーヒーカップが差し出される。

 
 夕子「隊長!」
 
 言うまでもなくそれは、女子隊員との親睦を深めるチャンスを一度たりとも逃さない主義の竜隊長の仕業であった。

 竜「ずっと待ってたのか?」

 
 夕子「……」

 竜隊長の問い掛けに、無言で頷く夕子。

 9話、10話と出番がほとんどなかった夕子タンであったが、こうして見るとやっぱり綺麗だ。

 竜「コーヒーを飲みなさい。もうじき夜が明ける。少し休んだ方がいいぞ」
 夕子「どちらへ?」
 竜「どうも気になるんだ、第二レーダー基地がね」

 優しいけれど、馴れ馴れしい素振りは見せず、ひたすら職務に邁進するストイックな男性像を演出する竜隊長の後を追って、思わず立ち上がる夕子。

 竜(ふふふ、食いついてきなすった!)

 一晩寝ずに考えたプランが功を奏して内心でガッツポーズを取る竜隊長であったが、ここで不粋な警報ベルが鳴り響き、第二レーダー基地が超獣に襲われているとの知らせが入り、竜隊長の苦労も水の泡となる。

 竜「よーし、出動だ」

 それが証拠に、集まってきた隊員たちへの言葉はいかにも投げやりであった。

 CM後、竜隊長、山中、今野、夕子がパンサーで第二レーダー基地に向かっていると、この緊迫した状況にそぐわない、あの10人の女子大生が「ハチのムサシが死んだのさ」を歌いながら走ってくるではないか。

 
 しかも、その中には、制服姿の北斗の姿まで混じっていた。

 今野「北斗!」
 山中「何してんだ?」

 隊員たちには見えなかったが、北斗の右耳の後ろには細い金属のピンが刺さっており、それが北斗の意志をコントロールしているようだった。

 北斗「よお、これはこれはTACの皆さん、どうしたんです? こんなに朝早くから?」
 山中「ふざけるなっ! 第二レーダー基地が超獣に襲われたんだぞ」
 北斗「超獣ですって? TACも大変っすね」

 その為、北斗はいかにも太平楽な様子で隊員たちをバカにしているような言辞を弄し、

 
 北斗「とにかくねえ、TACにはうんざりしちゃったんですよー、高価な装備を持ってくるくせに、超獣には一度も勝ったことがなく、いっつもウルトラマンAに尻拭いされて、ほんと、クソの役にも立ちゃしない!
 山中「貴様ぁっ! ほんとのことを言うなぁっ!」

 じゃなくて、

 北斗「とにかくねえ、TACにはうんざりしちゃったんですよー、朝から晩まで超獣、超獣、せっかく一度きりしかない青春なんですよ、もっと自由にね、楽しく暮らします」
 山中「貴様ぁっ!」

 ほとんど職務放棄とも取れる北斗の発言に、山中が思わず胸倉を掴んで殴ろうとするが、竜隊長が語気鋭く止める。

 
 竜「やめろ!」
 北斗「……」
 山中「とっとと消え失せろ!」

 山中隊員、殴る代わりにその体を突き飛ばす。

 竜隊長のこの目付きからして、何らかの理由で北斗が正気をなくしていることに気付いたのかと思ったのだが……

 尻餅をついてアホみたいな顔をしている北斗に、すかさず夕子が駆け寄り、

 
 夕子「北斗隊員、あなた、ふざけてるんでしょ? 本気で言ってるんじゃないわよね?」

 
 北斗(夕子、助けてくれ、俺は奴らにリモートコントロールされているんだ)

 と、ここで不意に北斗が真剣な目付きになって、心の中で必死に夕子に訴える。

 
 夕子(やっぱり……分かったわ、星司さん、私がなんとか正気に戻してあげるわ)

 その目を覗き込む夕子の美しい目は、あたかもそう答えているかのように見えたが……

 一瞬の沈黙の後、

 北斗「本気だよ、おらぁ、なんだよう、女だてらにこんなカッコしちゃってよー、むさくるしいったらありゃしないよ」

 再びお調子者の口調になって、夕子のスカーフを掴んでその制服姿をけなすと、

 
 北斗「彼女たちを見ろよ、女の子ってのはなぁ、彼女たちのように可愛くなきゃね、わーかるー?」

 ほとんどチンピラか与太者のようなことを口にする。

 でも、客観的に見て、制服姿の夕子のほうが、ホットパンツの女子大生たちより10倍は可愛いと思うんだけどね。

 
 今野「バカヤロウ! 南隊員はな、徹夜でお前からの連絡を待ってたんだ、それをお前は……許せん」

 ここで柄にもなく今野隊員が男前の台詞を口にして、北斗のにやけ面をぶん殴る。

 夕子「やめて、やめてください」
 竜「やめろ、今野」

 夕子たちの制止も聞かず、今野はさらにもう一発パンチをお見舞いする。

 アヤは倒れた北斗の体を抱き上げると、

 アヤ「さ、参りましょう。失礼いたします」

 みんなを促して再び自転車で走り出す。

 色んな形、大きさのお尻が鈴なりに通り過ぎていくのを凝視しながら、

 今野「なんでぇ、あのバカ!」
 山中「バカもいいとこだ」

 北斗のことをクソミソにけなす隊員たち。

 だが、夕子だけは怒るよりも気遣わしげな表情で、

 
 夕子(あの目は、何かを訴えていた……)

 ……って、北斗のメッセージ、全然伝わってなかったんかいっ!

 いや、仮にも二人ともウルトラ戦士なのだから、テレパシーくらい使えるようになりましょうよ~。

 ちなみにアヤは次のシーンで「北斗と南を引き離すことに成功した、これでウルトラマンAがあらわれる心配はない」と言っているのだが、彼らの正体を知っているのに、なんで捕まえた北斗をさっさと殺さなかったのだろう?

 あくまで彼らの目的がレーダー基地の破壊にあったからか?

 でも、今までの戦いを振り返れば、ヤプールの脅威となっているのはヘッポコTACではなく、ウルトラマンAだけだと言うことは、どんなアホにも分かりそうなものだが……

 それと、オペレーターが第二レーダー基地に超獣があらわれたって言ってたけど、目の前に、その超獣の人間態である10人の女子大生がいるのは、甚だしい矛盾ではないか?

 まあ、一旦ユニタングになって第二レーダー基地付近に姿を見せ、それから、再び人間の姿に戻って竜隊長たちの前に現われた……と言うのなら、現象の辻褄は合うが、だったら、なんでさっさとレーダー基地を破壊しなかったのかと言う論理の辻褄が合わなくなる。

 
 と、彼らの背後からバイクに乗った夕子が近付いてくるが、多勢に無勢で、次々と自転車に飛び掛かられてバイクから投げ出され、あえなく意識を失ってしまう。

 これまた、夕子を殺す絶好の機会だと思われるのだが、

 
 アヤ(TAC本部へ向かえ)

 何故かアヤは夕子を放置して、他の9人に命令する。

 
 9人は走りながら三段に重なり、超獣ユニタングに変身する。

 ウルトラシリーズでは珍しい、ネットで美味しくネタにされそうな特撮であったが、「仮面ライダー」などと違って、人形が全員、本物とそっくり同じ髪型と服を着ているあたり、さすがの芸の細かさである。

 人形は既製品だと思うが、自転車は手作りだろうなぁ。

 どうにもちぐはぐなのだが、

 アヤ(北斗、死ね)

 このタイミングでアヤが竜巻で自転車に乗った北斗の体を空中に高々と上昇させ、墜落死させようとする。

 うーん、前記したように、殺すつもりだったら、なんで昨夜のうちに殺しておかなかったのか?

 ともあれ、空から墜落する途中で偶然金属のピンが抜けたため、北斗は正気に返り、地面から飛び上がった夕子と「合体」して、ウルトラマンAになる。

 第二レーダー基地周辺でしばらく戦ってから、ビームでユニタングの体をばらばらにするが、バラバラになった肉片は一塊になって空を飛び、市街地で再びユニタングの姿になる。

 
 で、ユニタングが立った目抜き通りだが、これがめちゃくちゃ細かく作り込まれているのだ。

 正面に見える車はこちらに向かって走っているし、奥に見える線路上を、電車が駆け抜け、踏切の警報ランプまでチカチカ点滅しているのだ!

 もう、ここまで来ると、頭がおかしいとしか思えない(褒めてるんですよ)

 ほどなくAも飛んできて、再びどつきあいとなるが、

 

 
 アヤ「変身」

 顔に青白いライトを当てられながら、アヤが、まさに「仮面ライダー」を髣髴とさせるようなポーズを取って、文字通り超獣のパーツに「変身」する。

 そう言えば、当時はまだ「仮面ライダー」が放送されてたんだよなぁ。

 
 で、アヤが変身したのは、ユニタングの名前の由来となったユニコーンの角のようなもので、

 
 宙を飛んでユニタングの周囲をぐるっと回ってから、その額に接合し、ユニタングが「完全体」となる。

 
 その角から発せられる閃光や、綿飴状の発火繊維などに大いに苦しめられるAであったが、ここで滅多にないことに、TACの戦闘機が銃撃してAに絡み付いている繊維を切り落とし、Aを自由にすると言う殊勲を上げる。

 TACが世の中の役に立った、ほぼ初めてのケースであった。

 A、お返しとばかり、閃光で相手の動きを止めてから、両手から強酸性のガスをふきつけ、ユニタングの体をドロドロに溶かし、跡形もなく消してしまう。

 しかし、仮にも相手が10人の若い女性だと思うと、なんか切ない気持ちになるなぁ。

 エピローグ、戦いを終えた隊員たちが和やかな顔つきで司令室に入ってくるが、

 北斗「しかし何故俺の真実の声が、逆に翻訳されて伝わったんでしょうね」
 竜「恐らく腹話術で台詞を電磁波に変え、自由に操ったんだろうな」

 【悲報】竜隊長の説明、全く意味不明。

 つまり、北斗が喋ろうとした言葉が、あのピンの作用で逆の意味に翻訳されていたらしいのだが、そんなややこしい説明をせずとも、単に「ピンで操られていた」で良いんじゃないの?

 北斗自身も「リモートコントロールされている」って言ってたんだし。

 今野「全く女ってのは恐ろしいもんですね」

 今野隊員、肥満児の評論家のような口ぶりで今度の事件を総括するが、

 
 美川「今野隊員、約束を忘れてはいませんか?」
 今野「何の約束ですか」
 美川「逆立ちするんでしょう? 南隊員にそう言ったの聞いてたわ」

 美川隊員が、いぢわるな口調で蒸し返す。

 山中「俺も聞いたぞ」
 吉村「僕も聞きましたよー」

 
 夕子「もう良いんです」
 今野「ありがとう……」

 心優しい夕子タンは水に流そうとしてくれるが、

 竜「いや、約束はちゃんと守ってもらうぞ」

 竜隊長に言われてやむなく逆立ちすることになる。

 美川「さ、早く!」

 それはそれとして、いつになくサディスティックな美川隊員が可愛いのです!

 しかし、ミニスカ履いた美川隊員ならともかく、今野隊員の逆立ちを見せられてもねえ……

 山中たちに助けられながらなんとか逆立ちしようとしている今野隊員を見ながら、みんながゲラゲラ笑っているシーンで幕となる。

 そう言えば、竜隊長も、北斗の異変に気付いたような顔してたけど、結局全然気付かないままだったんだよね。

 ひょっとして、この人、単なる見掛け倒しのボンクラなんじゃないかと……

 以上、終盤の戦闘シーンが長くてダレてしまったが、10人の女子大生が超獣になると言うユニークな設定が楽しい力作であった。

 くどいようだが、これでもっと女子大生たちが可愛かったらなぁ……
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コメント

ウルトラ生命学

そういえば北斗と夕子のどちらかが死んだらAはどうなるんでしょう、Aの命も半分消えるのか、残った方に統合されるのか、はたまた片方が死んだらどちらも死ぬのか
二人の人間に自分の命を分割して与えているのなんて特撮全体で探してもAくらいのものなので、実はA本人もどうなるかは分からないのかもしれませんが

分断させたのに

何故、前日に北斗を始末しなかったのでしょうか?北斗も夕子もテレパシーで意思表示が出来るようになれば良かったのですがね😅目立たないない吉村も、やはり男ですね😅

残しておけばいいのに

こうして見ると北斗って本当に信用されてませんね。主人公は普通信用されるものなのに。もっとも説明が足りなかったり単独行動したりしているので、自業自得な面もありますが。

ところでユニタングはバラバラにされた後、アヤの力で甦ったようなので、アヤだけは残しておけば良かったように思えます。角がついてもそこまで有利になったように見えませんでしたし。

最後にサディスティックな美川隊員が可愛いというのは同感です。美人で性格もいいだけに引き立ちますね。

人数

「10人」は多過ぎ。
「7人」がまぁ限度かな?
「ストロンガー」最終回のビデオ観た友人がそう言っていました。

>アヤが、まさに「仮面ライダー」を髣髴とさせるようなポーズを取って、文字通り超獣のパーツに「変身」する。

石川賢の「ゲッターロボ」では百鬼帝国に改造された学生たちが「パーツ」に変形し
蜂の巣に無数の蜂が集まるように巨大な百鬼メカ:魔王鬼となりました。
(キングジョーの合体もこうしたビジュアルの予定だったそうですが)

上原先生の先見性

>(偶然だろうか……あずま湖にはTAC第二レーダー基地がある)
これを読んで、現在の北海道の懸念事項が頭に浮かびました。
同じ沖縄出身でも、
金城哲夫さんがアイデアリズム(理想主義)なのに対して
上原先生はリアリズム(現実主義)なんだなぁ・・・

迂闊

>二人が慌ててアヤに駆け寄るが、幸い、軽傷であった。だが、彼らが車を離れた僅かな隙に、ダイオードSPDは何者かによって壊されてしまう。
「帰ってきたウルトラマン」37話でも、ブラックキングに気を取られて
サターンZをナックル星人に奪われましたね。
なんだかなぁ・・・

Re: ウルトラ生命学

ややこしいですよね。

Re: 分断させたのに

レーダー基地より北斗の命のほうがよっぽど価値がありますよね。

Re: 残しておけばいいのに

> こうして見ると北斗って本当に信用されてませんね。主人公は普通信用されるものなのに。もっとも説明が足りなかったり単独行動したりしているので、自業自得な面もありますが。

まあ、実際、他のウルトラ戦士と比べるとお調子者と言うか、軽薄な感じがするので自然の流れでしょうね。

Re: 人数

まあ、「黒い十人の女」に引っ掛けてのことでしょうけどね。

Re: >アヤが、まさに「仮面ライダー」を髣髴とさせるようなポーズを取って、文字通り超獣のパーツに「変身」する。

なんかグロそうなシーンですね。

Re: 迂闊

まあ、こっちはそんなに重要なアイテムではないですけどね。

この回 楽しみにしてました

思った通り、尻ときたら超獣だろうがモモイロアルマジロの戦闘員だろうが逃さずキャプチャーする姿勢に深く感銘しました。きっと管理人さまのリモコンのコマ送りのとこは、すり減って文字が消えてるだろうと思うのであります。
たのしいレビューでありました。

Re: この回 楽しみにしてました

> 思った通り、尻ときたら超獣だろうがモモイロアルマジロの戦闘員だろうが逃さずキャプチャーする姿勢に深く感銘しました。きっと管理人さまのリモコンのコマ送りのとこは、すり減って文字が消えてるだろうと思うのであります。

お褒めに預かってどうも……って、ただの変態ですね。

> たのしいレビューでありました。

お楽しみいただけて良かったです。

夏川圭さん

ウルトラマンタロウやファイヤーマンにゲスト出演した夏川圭さんが女子大生役で出ていました。
タロウのメモールのプロトタイプという印象です。

Re: 夏川圭さん

そうでしたか、気付きませんでした。

残念…本当に残念…。

10人のサイクリング姿の女子大生が合体して超獣‼︎ 何か夢も膨らむ、別の場所も膨らむ様なネタで…これ⁉︎本当にこれだけ⁉︎ あーもう…仮面ライダーとかだったらもう少し弾けた感じがするのが本当に残念…。でも合体したチャリンコのプロップは欲しいです!(^∇^)

Re: 残念…本当に残念…。

まあ、子供向け番組ですから、その辺は仕方ないですね。

北斗は自力で呪縛を解いてほしかった

 今野隊員はもしかすると南夕子のことを好きなのではないか、という説はごみ箱に捨てたいところです。

Re: 北斗は自力で呪縛を解いてほしかった

でも、こないだ素敵な彼女が出来たばっかりですからね。

おもしろいレビューですね

仮面ライダーやウルトラマンの特撮を適当に見まくっていたのですが、ツッコミどころ満載の巻を見たので人のレビューを探してここに来ました。
とてもおもしろいレビューで笑いました🤣 他のレビューも読みたいと思いました。
ユニタングについては、女子大生は学校に通ってたのかな?両親もいたのだろうか?小中高と普通に育って来たのかな?だとしたらかわいそうでは。いつから超獣に?
北斗が夜キャンプで襲われるのは、人間体の10人から襲われて洗脳される場面があったらなぁ。火を消すのに体から消化液みたいなのを出してたけど、きっと具体的なところから液を出したくてどこまで許されるかもめたんだろうなとか。制作の場を想像すると笑えます。

Re: おもしろいレビューですね

> とてもおもしろいレビューで笑いました🤣 他のレビューも読みたいと思いました。

ありがとうございすま。人を笑わすことに命を懸けている私にとっては最高の賛辞です。

> ユニタングについては、女子大生は学校に通ってたのかな?両親もいたのだろうか?小中高と普通に育って来たのかな?だとしたらかわいそうでは。いつから超獣に?

あれは単に超獣が人間の女に化けてたんじゃないですか。

> 北斗が夜キャンプで襲われるのは、人間体の10人から襲われて洗脳される場面があったらなぁ。火を消すのに体から消化液みたいなのを出してたけど、きっと具体的なところから液を出したくてどこまで許されるかもめたんだろうなとか。制作の場を想像すると笑えます。

ちびっ子向けドラマなので、気を使いますよね。

言行不一致

テレパシーで会話が出来るのなら夕子姉さんも動くべきでしたね😅何もしないのは不自然ですね

Re: 言行不一致

まあ、常にテレパシーが使えるわけではないのでしょう。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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