第13話「ゴッドラダムスの大予言!」(1974年5月11日)
前回の「スプーン曲げ」(インチキ)に続いて、これも当時子供たちの間で流行っていた「ノストラダムスの大予言」(こじつけ)を臆面もなく取り入れた企画色の強いエピソードである。
当然、あんまり面白くありません。
冒頭、駅から出てきた若いミニスカの女性が怪しい影につきまとわれて電話ボックスに駆け込むが、そこを戦闘員たちに閉じ込められ、送話口から噴出する殺人スモッグによって跡形もなく溶けてしまうという恐ろしいシーン。
これで、女の子がもうちょっと可愛いかったら貼るのだが……
しかし、面倒だったのか、肉体だけ溶けるのでも白骨になるのでもなく、服も靴も何もかもが消えてなくなるというのは、あまりに安易である。
だとしたら、そのガスの経路となっている電話線まで溶けないと辻褄が合わないではないか。
それはともかく、実験を見届けたGOD総司令は、今回の怪人ユリシーズに命令を下す。

総司令「殺人スモッグを東京中に噴き出させる『東京全滅作戦』は明日に決定した。お前は作戦の指揮を取ると同時にGODの敵・Xライダーに手出しさせぬ任務がある。いいかXライダーを絶対に封じ込めるのだ」
怪人「はっ」
人間のデスマスクのような白い顔が不気味な怪人ユリシーズ。
名前の由来は、ギリシア神話に出てくる英雄オデュッセウスの英語読みから。
と、ガード下の闇の中から白いスーツを着た若い男があらわれる。

怪人「誰だ、貴様」
アポロガイスト「GOD秘密警察第一室長」
怪人「うん、アポロガイスト?」
アポロガイスト「そう堅くなるな、秘密警察としても今度の作戦は全面協力の方針だ」
怪人「おお、それはありがたい」
アポロガイスト「Xライダーのおびき出しは私がやる」
アポロガイスト、愛用のバイクにまたがって走り去るが、発進時にちょっとコケそうになってます。
撮り直してやれよ。
あと、
「今度の作戦は」って言ってるけど、GODの一員なら毎回全面協力したれや。
しかし、総司令の「Xライダーを封じ込めろ」と言う命令に愚直に従おうとしているのは分かるのだが、だからと言ってこっちからXライダーにちょっかいをかけて、「寝る子を起こす」ような真似をする必要はないのではあるまいか。
要するにXライダーに邪魔されなければ良いのだから、一番賢明なのは、「放っておく」ことだと思うんだけどね。もし気付かれたのなら、その時こそ「封じ込め」ればいいのだから。
翌朝、アポロガイストは堂々と喫茶店コルに行き、普通の客としておやっさん自慢のコーヒーを注文する。おやっさんはまだ相手の正体を知らず、敬介の友人だと思っているのだ。

立花「お待ちどうさまでした。いかがですか?」

アポロガイスト「……」
カップを手に取り、人間臭い仕草でかぐわしい香りを鼻腔から吸い込むアポちゃん。
立花「なにしろ敬介のお友達とあっちゃあ、特別腕をふるったつもりなんですが……」
おやっさんが阿るような口調で味を聞くと、
アポロガイスト「この顔見りゃ分かるでしょ?」 立花(殺したろか) じゃなくて、
アポロガイスト「ま、こんなものかなぁ」
これまた妙に人間臭い言い方で素っ気無い感想を述べる。

立花「いやにはっきり言うねえ……」
さすがにおやっさんもムッとするが、お世辞やおべっかとは無縁の世界に生きているアポロガイストとしては、かなりの高評価ではないかと思う。
だいたい、この道一筋ウン十年などと言う年季の入った店ではなく、悪との戦いの片手間にやってるような喫茶店なのだから、一見の客から大絶賛を期待するほうがおかしいのだが。
と、そこへ敬介が快活に入ってくる。

敬介「おはようっす、おやじさん」
立花「遅いじゃないか、お前のお友達がお待ちかねだ」
敬介「友達?」
立花「ほれ……あれ?」
だが、おやっさんが目を離した僅かな間に、アポロガイストは煙のように消えていた。
神業のような無銭飲食である(註・そういうことぢゃありません)
ただ、「悪の組織」の大幹部ともあろうものがタダ飲みはみっともないので、ちゃんとお金(千円札)が灰皿の下にでも置いてある……みたいなカットが欲しかった。

立花「何処行っちゃったんだ? ここ……」
敬介「どんな奴でした?」
立花「白い服着て、なんとも気障な奴だ」
敬介「アポロガイスト!」
立花「アポロ……あの男が?」
敬介はすぐ気付き、店の前からバイクで走り去るアポロガイストを追跡する。
うーん、これは、前回と全く同じパターンで芸がないなぁ。
で、アポロガイストが、今回の作戦とは全く関係のない場所におびき出すのなら分かるのだが、何故か、街角に立ち、群衆の前で何やら演説している怪しい男、すなわちユリシーズの人間態のそばまで敬介を誘導して姿を消すのが、めっちゃ納得行かない展開となる。
自分たちから怪しませてどうするんじゃい!
それはともかく、信号待ちしていた敬介は、ゴッドラダムスなる予言者が気になって、人の輪の中に加わる。

敬介「何をしてるんですか?」
植松「はっはは、実に馬鹿馬鹿しい予言者ですよ」
浩子「東京が全滅するんですって」

男「ワシは予言する、このゴッドラダムスの言葉に嘘はない。東京は全滅する。その日は今日、時間は午後3時、その時間に東京に住む人間もまたすべて死ぬ。逃げよ、逃げよ。東京を捨てて命ある限り逃げよ」
ゴッダラダムスこと、ユリシーズの人間態を演じるのは、悪役俳優の江見俊太郎さん。

植松「君、デタラメ言うのはやめたまえ! だいたい、いま、午後4時だぞ!」
男「マジで?」
じゃなくて、
植松「君、デタラメ言うのはやめたまえ! 一体何の理由があって東京が全滅するなんてことを言うんだ?」
そして、たまたま通り掛かってイチャモンをつけた植松教授を演じるのが、被害者俳優の守屋俊志さん。
ま、被害者俳優なんてカテゴリーはないのだが、守屋さん、特撮に出てくると大体ろくな目に遭わないからねえ。
男「予言に理由などはない」(そりゃそうだ)
植松「みなさん、こんなデタラメを信じちゃいけません、私は地球物理学を研究している東亜大学の植松です。学問的に科学的にも東京が全滅するなんことは絶対にありえません」
真面目な植松は、自分の肩書きまで告げて周囲の人々に訴える。
でも、男は「全滅する」と言ってるだけで、別に地震や噴火が起きるとは言ってないのだから、いまひとつ関連性に欠ける肩書きではあった。

男「見える、見える、予言を信ぜぬあわれな人間が悶え苦しみ今日中に死ぬ、お前だ」
植松「ば、ばかな」
男「ゴッドラダムスの予言は
99パーセント当たる」
群衆(100パーちゃうんかいっ!!) 何で肝心なところで弱気になっちゃったの、ダムス?
どうせ予言なんてデタラメなんだから、勇気を出して100って言って欲しかったな、あたい……
あと、「今日中に死ぬ」って言うけど、その前に都民が午後3時に全員死ぬって言ってるんだから、結局同じことじゃねえの?
男「バカめ!」
男は沖田艦長みたいな捨て台詞を残して立ち去る。
浩子「お父さん、怖い」
植松「はっはっはっはっ、安心しなさい。予言なんか当たるもんか」
なお、今回のシナリオの欠陥のひとつが、このゴッドラダムスの予言とやらが、全く無意味……と言うより、GODにとっては有害無益な点である。
この時点では敬介は「東京全滅作戦」のことは露ほども知っていないのだから、断片的とは言え、そのアウトラインをわざわざ敬介に教えてやる必要はないし、都民に警告する必要もまた、ない筈だ。
人々を不安に陥れると言う意味でも、マスコミも使わず、こんな街頭でちょっとパフォーマンスしたところで、都民に与える影響はゼロに等しいし、繰り返すが、そもそもそんな必要はないのである。
この後、敬介が尾行したことから考えて、すべては敬介を某所におびき出すためのエサ……と言えなくもないが、だったら何も「東京全滅作戦」のことを匂わせずとも、全く関係のない予言……大地震が起きるとか富士山が噴火するとか……をすれば良いのである。
まあ、既述したように、そもそも作戦のことを何も知らない敬介に自分たちからちょっかい出すと言う、その根本の発想が間違っているのだから、枝葉末節の問題に過ぎないのだが。
総司令の命令が、作戦の決行までに敬介を始末しろ……と言うことならまだユリシーズたちの行動も理解できるんだけどね。
それはともかく、男はレンガ造りの倉庫の中に消え、敬介も後に続くが、

倉庫の中には電話ボックスがぽつんと置いてあるだけで、男の姿は何処かへ消えていた。
敬介「怪しい……予言者の姿がない」
いや、怪しいのはそんなところに電話ボックスがあることだと思うんですが。
と、その電話ボックスの電話がけたたましく鳴り出す。
ホラー映画で良くある演出だが、目の前で電話が鳴ってたらとりあえず出るでしょうと言う人間心理を巧みに利用した、ユリシーズの優れた計略であった。
敬介もその誘惑に抗し切れず、ボックスの中に入って受話器を取る。

怪人「よく来たな、神敬介」
敬介「やはり思ったとおりGODか、妙な予言をするのは何のためだ?」
怪人「……」
改まって聞かれると、特に理由がないことに気付いて愕然とするユリちゃんであったが、嘘である。
怪人「GODの大予言に嘘はない、東京はGODのユリシーズの手によって滅ぶのだ」
敬介「バカな、そんなことは俺がさせないぞ」
冒頭と同じく、送話口から黄色いガスが噴出し、たちまちボックス内に充満する。
これで敬介を仕留めていれば、予言も意味があったことになるが……

怪人「もう肉も骨も溶けた頃だ。殺人スモッグを吸収しろ」
それにしてもキテる顔だなぁ。
夜道でこんなもんと出くわしたら、死ぬほど怖いぞ。
ちなみにこの顔、造型師の前澤範さんのライブマスクだそうな。
ボックスの中がクリアになり、敬介の姿もないので勝ち誇るユリシーズであったが、良く見れば足元に大きな穴がぽっかり開いているではないか。
敬介、咄嗟に床を掘って、そこから脱出したのだ。
……って、さすがに無理じゃね? Xライダーに変身してたのならともかく。

怪人「逃げたのか」
ライダー「ユリシーズ、逃げたのではぬわい!」
と、すぐそばに積んであった段ボールの下から、Xライダーが元気良く登場。
戦闘員たちを蹴散らしてから外へ出て、ユリシーズと激しく戦う。
だが、その途中、アポロガイストが両者に向けて銃を撃ってくる。
ライダー「アポロガイスト!」
怪人「何で邪魔をする?」

アポロガイスト「落ち着けい、今はXライダーと戦う時ではない、今回の作戦が終わってからだ。後は俺に任せて作戦準備を急げ」
アポちゃんの言い草、なんとなく「自分でおびき出しておいて良く言うぜ」的な台詞にも聞こえるが、すべてはユリシーズと打ち合わせをした上でやってることなので、封じ込めに失敗したのなら、Xライダー打倒は一旦置いて(一旦置いてのポーズを取りながら読むこと)、作戦を優先させろということなのだろう。
……
うん、いや、だから、最初からXライダーにちょっかい出さなけりゃ良かったんじゃないの?
余計なことしないで今日の午後3時に黙って決行していれば、GODの大勝利だったのではなかろうか。
ともあれ、とっとと逃げ出したユリシーズを追いかけようとするXライダーだったが、アポロガイストの銃撃によってその場に釘付けにされる。
ライダー「アポロガイスト、お前の口からGODの作戦を聞きだしてやる」
アポロガイスト「あいにくだが、俺は捕まらん。むおーーーっ!」
Xライダー、アポロガイストのいるところまでジャンプするが、アポロガイストは変な唸り後を上げてパッと姿を消す。
ライダー「くそう、GODの手掛かりがなくなった。そうだ、残された手掛かりがあるとすれば……」
Xライダーにそれを言わせず、CMに行くのが心憎い「引き」である。
CM後、植松の娘が自分の部屋で勉強していると、急に部屋が暗くなり、

男「逃げよ、逃げよ、東京を捨てて命ある限り……お前の父は死ぬ」
浩子「きゃああっ! 怖い!」
部屋の中に、突然あの不気味な予言者があらわれ、恐ろしいことを口にする。
娘の悲鳴を聞きつけた両親が飛んでくると、男は一瞬でいなくなる。

植松「どうした?」
浩子「予言者が、予言者がいたの!」
植松「え?」
母親「誰もいませんよ」
植松「幻を見たんだよ、きっと」
浩子「嘘じゃないの、お父さんが死ぬって言ってたわ」
母親「あなた……」
植松「バカだな、お前までそんな顔して……脅かしに決まってるよ」
やがて書斎の電話が鳴り出したので、植松はそちらに向かう。
しかし、このゴッドラダムスの行動が、これまた謎である。
確かに彼は植松の死を予言したが、前記したように、午後3時に全都民が死ぬのなら、同時にその予言も成就する訳だから、無理して植松を襲う必要はあるまい。
放っておいても計画にはなんら支障はないのだから、まったくもって無駄な行為であった。
植松「もしもし、植松ですが」
男「ふっふっふっふっ、ゴッドラダムスは予言した、お前は死ぬ。もがき苦しみ、地獄へ落ちる。逃れるすべはない」
植松「馬鹿馬鹿しい、そんな、そんなことを信用すると思うか」
電話の主はやはりゴッドラダムスであったが、植松は相手にせずさっさと切ってしまう。
だが、それと同時にゴッドラダムスがその背後にあらわれる。

男「ゴッドラダムスの予言に嘘はないのだ」
植松「お前はあの予言者……いつの間に?」
男「お前が死ぬ予言は大勢の人間どもが聞いた。俺の予言が確かだと信じさせるために、お前は死なねばならんのだ」
植松「なんのために?」 男「いや、だから……」
植松の重ねての問い掛けに、今それを説明した筈なんだけどなぁ~と首を傾げる予言者であったが、嘘である。
正解は、
植松「なんのために?」
男「GODの世界を作るために」
でした。
でも、繰り返しになるが、午後3時に全員死ぬ予定なのに、今日中に死ぬと予言した相手をそれに先んじて殺そうというのは、どう考えても理屈に合わない行動である。
もし(植松が死ぬという)予言が外れたとしても、あの場にいた人たちも全員殺人スモッグであの世行きなのだから、別に何の問題もないではないか。
要するに、東京全滅の予言が植松の死より後に設定されてないと、成立しない話なのである。
と言うか、まあ、これも同じことの蒸し返しになるが、そもそも「東京全滅の予言」自体が必要ないギミックなのだから、最初からプロットが破綻していると言えなくもないんだけどね。
それはともかく、実力行使に出て「予言」を成就させようとするゴッドラダムスであったが、そこへ敵の動きを読んだ敬介が飛び込んでくる。

敬介「インチキ予言者め」
男「神敬介」
敬介「GODの作戦を聞かせてもらおうか」
暗い部屋の中で、眼光鋭く予言者に迫る敬介。
何度も言うようだが、速水さんは二枚目である。
男「俺は予言した、今日東京は全滅する、それがGODの作戦だ。その指揮はワシが取る」
敬介「貴様の正体はユリシーズ?」
男「ふふ、良く見抜いたな、神敬介」
親切なのかバカなのか、男はわざわざ作戦内容を教えてやり、その正体を自ら明らかにする。
互いに変身して家の前で戦うが、ユリシーズはかなりの強敵で、Xライダーが身の危険を感じて途中で退散してしまうほどだった。
怪人「今一息だったが」
戦闘員「植松親子が逃げました」
怪人「くそう、作戦開始時間が迫っている。作戦本部へ引き上げだ」

かつてのプロメテス同様、戦闘員の操縦するバイクのサイドカーにちょこんと収まって、急に可愛くなってしまうユリシーズ。

高架橋の下を通り抜けるが、橋の上からロープが飛んできて、

最後尾を走っていた戦闘員の首に巻き付け、持ち上げる。

必殺仕事人みたいなことをしたのは、勿論、遁走した筈のXライダーであった。
ライダーは戦闘員を気絶させると、その制服を奪って戦闘員に成り済まし、ユリシーズたちの後について労せずしてアジトに辿り着く。
アジトは、草木もまばらな山のいただきにある、横長の倉庫のような建物の中だった。
ユリシーズが部下に演説してから作戦に取り掛かろうとすると、

アポロガイスト「待て、ユリシーズ」
怪人「アポロガイスト?」
アポロガイスト「GODの予言は正確に行うはずだ、まず、この三人を殺せ」
怪人「アポロガイスト、あんたが捕まえていたのか」
いつの間にか植松親子を人質にしていたアポロガイストがあらわれ、どうでもいいことに拘って余計な命令を与える。
ユリシーズは戦闘員の一人に処刑を命じ、戦闘員はアポロガイストの銃を借り受けて三人に銃口を向けるが、不意にそれをユリシーズに転じる。
怪人「貴様、何をする?」
アポロガイスト「撃てるものなら撃ってみろ」
怪人「アポロガイスト、なんと言うことを!」
それを止めるどころかけしかけるアポちゃんに、色を成して抗議するユリちゃんであったが、戦闘員が引き金を引いても何も起きない。

アポロガイスト「GODの秘密警察を甘く見たようだな、Xライダー、お前の正体を確かめようと一芝居打ったのだ」
相手の手に乗ったと見せて最後に引っ繰り返す、秘密警察第一室長の肩書きが伊達ではないことを示した、アポロガイストの見事な手際であった。
怪人「Xライダー? いつの間に?」
ライダー「電話を利用する東京全滅作戦、破ってやる」
Xライダー、植松親子を連れてそこから逃げようとするが、足元がパカッと開いて、4人とも落とし穴に落ちてしまう。

怪人「いいか、そろそろ秒読みが始まる。その穴の中で東京全滅の最後を見ていろ」
「東京全滅の最後を見ていろ」って言われてもなぁ……
つーか、なんでこんな絶好の機会に殺人スモッグを穴の中に充満させようと言うアイディアが思い浮かばないの、ユリちゃんは?
やっぱりバカなの?
それでも、作戦開始まで彼らを見張っていればGODの勝利は揺るがなかったと思うが、それで安心して蓋を閉めてしまったのがユリシーズの痛恨のミスであった。
ライダー「吸着マグネット」
ライダー、突然取り出したアイテムを足の裏に装着すると、

落とし穴の壁を、水平姿勢ですたすたと登り始める。
要するに、強力な磁石で壁に張り付いているのだろうが、簡単で良いからナレーションによる説明が欲しかったところだ。
まあ、常識で考えたら、いくら足の裏がくっついても、体のほうは下に落ちるから、登り切るのはまず不可能なんだけどね。
植松(今、何か変なものが見えたが……) 気のせいです!!
こうしてライダーは落とし穴から出ると、間一髪で毒ガスのバルブを閉じ、電話回線に通じるガス管も切断して「東京全滅作戦」を潰す。
この後、長い長いラス殺陣を経てユリシーズを倒し、事件は解決する。
以上、「ノストラダムスの大予言」と言う流行りモノを強引に取り込んだせいで、GODの行動が矛盾だらけになってしまった失敗作であった。
それにしても、ヒロインが不在の上に、可愛い女性ゲストも出ないと、地獄だね。
やっぱり特撮にはヒロインが不可欠だよなぁと言うことを再認識させてくれたエピソードであった。
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