親不知を抜く

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　数日前から、左上の親不知がズキズキ痛んでおりました。

　なんで親不知って言うのかな？

　それはさておき、我慢できずに近所のいきつけのＴ歯科へ行きました。

　いつもは先客が誰もいなくて予約しなくても待たずに治療してくれるのだが、今日は生意気にも先客がいました。

　ところで、その治療室には「とよた真帆」の写真やサインがべたべたと貼られているのです。ついでに青山真治と言うサインもあったけど、今調べたら、今の旦那の名前じゃねえか。どういう関係なんだろう？　知るか。

　で、医師に「かくかくしかじかです」と病状を説明すると、「かくかくしかじかじゃわかんねえよ」と怒られました。

　とにかく親不知は立派な大虫歯になってるそうで、「抜くか」「抜きますか」と言う会話を経て、レントゲン撮影もなしで、いきなりブスッと歯肉に麻酔の注射が刺される感触が襲ってきました。めちゃくちゃ痛い。
　まあ、雑と言うか、おおらかと言うか、とにかく面倒臭いことは極力しない方針の医者なので、特に驚きませんでしたが。

　その後は、ナチの拷問ばりの大惨劇が私の口内で繰り広げられました。


　ぐりぐりごりごりと治療用の器具を押し込まれる生き地獄。抜歯そのものは麻酔がしてあるのでそうでもないのですが、なにしろ奥深くの歯が相手なので、唇などに器具の柄が容赦なく押し付けられて、それが泣きたくなるほど痛かったです。

　しかし、私もたいがいイイ年なので、泣くわけにも参りません。

　涙目になりつつ（泣いてんじゃねえか）ひたすら耐えていると、意外と早く治療は済んで、晴れてグッバイ親不知と言うことになったわけですが、経験のあるひとは知ってると思うが、麻酔が切れてからが、また苦痛なのでありました。一応、痛み止めを貰ったけどね。

　今も、口を大きく開けられない状態で、食欲もあまりないです。と言う訳で、ブログのネタを書く余裕などあるはずもないのでした。