「オクトパス」DVD
- 2013/07/03
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今回皆さんに紹介するのは2000年公開の「オクトパス」です。
え、要らん? そうか……
(気を取り直して)
これは、潜水艦を巨大なタコが襲ってくると言うモンスターパニック映画なのだが、タコのCGのへぼさはしょうがないとしても、映画そのものはかなり丁寧に作られているので、つまらないんだけど、捨て難い味がある。
また、モンスター襲来とは別に、護送中のテロリストが脱走して暴れたり、テロリストの仲間が豪華客船をシージャックしたり、サイドストーリーが妙に盛りだくさんで、時々、これは何の映画だったっけ? と戸惑うこと請け合いの珍作でもある。
そもそも冒頭部分からしてとてもモンスターパニックとは思えない。
東欧かどこかの国の、多分アメリカ大使館だと思うが、そこで爆破テロが起きる。

主人公であるCIAエージェントは犯人を追うが、こいつがもうありえないほどのヘタレで、銃は構えても絶対に撃たないのである。この時は、爆破に巻き込まれて瀕死の同僚が犯人を撃ち、なんとか捕まえることが出来た。
で、主人公はそのテロリストをアメリカの原子力潜水艦で、本国へ移送する任務を受ける。

その潜水艦、偶然にも、海底の異変調査のために女性海洋学者が乗り合わせていたと言う虫の良い設定。
しかもそれが若くて色っぽい巨乳の女性だったと言う奇跡。
いきなり、荒くれ男達と野球拳ポーカーをしていて、半裸状態なのが嬉しい限り。
負けたと思わせて実は勝っていて、もうパンツしか脱ぐものがない相手の黒人をフルチンにしようとするあたり、最高ですね(結局それか)。
そこへコワモテ艦長が、主人公を連れて登場。かしこまる乗組員たち。

いやぁ、ほんと、この女優さん、キャロリン・ロウリーって言うんだけど、表情豊かでとても魅力的なのだ。
それと、テレビ版の吹き替えは確か小山茉美さんが演じていて、この演技がまた素晴らしいのだ。しかも艦長は山路和弘サマと来ている。DVD版の吹き替えも、主人公を宮本充、ヒロインを湯浅敦子が演じていて、そんなに悪くはないんだけどね。

主人公の前で着替えをするヒロイン。
その後、海底で謎の物体に襲われた潜水艦は動けなくなってしまう。その騒ぎの中で、テロリストが脱走を図ったりするのだが、ここでも主人公はひたすらへたれぶりを発揮して、何の役にも立たない。代わりにコワモテ艦長が活躍する。
で、それと並行して、テロリストの仲間たちが同じ海域にいる豪華客船を乗っ取るシーンが延々と流れる。
かなり早い段階で、潜水艦を襲ってきたのがでかいタコだと分かる。あらあら。
ヒロインが縞々パンツを披露したあと、主人公とヒロイン、艦長とテロリストの4人だけ生き残り、緊急脱出艇か何かで浮上する。ちょうど豪華客船の航路にあたっていたが、既にその船にはテロリストが乗り込んでおり、主人公たちは銃を突きつけられる。
そこで、待ってましたとばかりにタコさんが豪華客船に襲い掛かってきて、その混乱の中、テロリストたちはタコに食べられる。
へたれ主人公、普通は最後くらいビシッと決めると思いがちだが、こいつが筋金入りのへたれで、ヘリにぶら下がって逃げようとするテロリストを、結局撃たないのである。代わりにタコが食べてくれるのだ。
まあ、最後の最後に、爆弾を抱えてタコに特攻して倒すと言う主人公らしいところを見せているけどね。
と言う訳で、キャロリン・ロウリーが可愛いなぁと言う、ただそれだけの話でした。
キャプではあまり伝わらないと思うが。
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