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「ウルトラマンA」 第12話「サボテン地獄の赤い花」


 第12話「サボテン地獄の赤い花」(1972年6月23日)

 幕開けから、街のど真ん中に出現した超獣サボテンダーが、体中に生えているトゲ爆弾を飛ばして暴れまくっていると言う、キャッチーなシーンが展開する。

 第1話で全滅させられた筈の防衛軍の戦闘機が出撃して猛攻を加えるが、次々と撃ち落とされる。

 続いて、変身シーンを省略してウルトラマンAがあらわれ、サボテンダーと激突する。

 TACの隊員たちも地上から援護射撃を行うが、全身にびっしり鋭いトゲの生えたサボテンダーを相手に苦戦を余儀なくされるA。

 
 いつになく激しい、野獣のような猛々しい顔つきの美川隊員。

 ※下書きでは、ここでかなり長いギャグが書いてありましたが、あんまり面白くないので公開時にカットしました。

 さて、Aはそれでもなんとかサボテンダーを沈黙させ、ビームでトドメを刺そうとするが、サボテンダーは全身から青い煙を出すと、忽然と姿を消してしまう。

 実際は、消えたのではなく小さな赤い花を咲かせたサボテンに化けたのだが、Aは気付かずに飛び去ってしまう。

 夕子「あの超獣、動物と植物が合体してたみたい」
 北斗「あのトゲは、ハリネズミかサボテンのものだ」

 現状ではAに勝てないと見たヤプールは、サボテンダーにもっとエネルギーを蓄えさせてパワーアップを図る。

 
 荒谷「さあさあいらっしゃい、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、原産地直送のサボテンだー。そばへ寄って見てくれー」
 三郎「父ちゃん、嘘つくなよ、植物園で仕入れたんじゃないか」
 荒谷「うるせえ、嘘も方便、これも商売のコツだ。よく覚えておけ」

 で、サボテンダーがひょいひょい街をさまよった挙句に辿り着いた安住の場所が、下町の縁日で荒谷と言うオヤジが並べて売っていた大小さまざまなサボテンの中だった。

 サボテンダー、空いていた鉢の中にすっぽり納まるが、めざとく荒谷の息子の三郎が見付けて、

 
 三郎「あ、赤いサボテンだ」
 荒谷「こら、売り物に手を出すんじゃねえ」

 三郎、そのサボテンの赤い花が、その上に止まった蛾を飲み込むのを見てたちまち興味を惹かれ、父親の寅さん張りのタンカ売の合間に、

 三郎「父ちゃん、これ、くれよ」
 荒谷「何を言うんだ、欲しけりゃ金を出して買え」

 自分の息子からも金をふんだくろうとする業突く張りのオヤジであったが、三郎も慣れたもので、

 三郎「はい、50円」
 荒谷「ばか、これは200円なんだぞ」
 三郎「いいじゃねえか、ね、いいでしょ、ね、ね?」

 父親の手に50円玉を握らせて何度もお願いすると、荒谷もしぶしぶ折れる。

 翌日、三郎は早速サボテンダーを学校に持って行き、昆虫を食べる様子を自慢げに見せびらかす。

 
 女の子「恐ろしいサボテンねー」
 先生「このサボテンは食虫植物の一種なのね」

 
 男の子「これ、ほんとにサボテンかよ?」
 三郎「正真正銘のサボテンさっ」

 おっ、このほっぺたの赤い美少年、誰かと思えば「キカイダー」のマサルではないですか。神谷政治さんね。

 三郎「そもそもサボテンのトゲとは葉っぱが変化したものなんだ。このサボテンは世にも珍しいものさっ」
 マサル「さすがー、サボテン博士」
 三郎「だからこのサボテンを、荒谷三郎の三郎を取ってサブロテンとします」
 マサル(なにが、だからなんだろう?)

 などと言うマサルのもっともな疑問もなんのその、三郎は既に用意していた「サブロテン」と言うネームプレートを、サボテンダーの鉢に差すのだった。

 だが、超獣が昆虫だけで満足している筈がなく、その夜、教室の近くにあったニワトリ小屋に侵入すると、ニワトリはおろか、様子を見に来た用務員まで貪り食ってしまう。

 
 佐田「酒飲んで蒸し暑かったから、校庭に出てここまで来たと……あんまり暑いんで服を脱いだ。酔っ払ってるから、服を着るのを忘れて家に帰った、と」
 校長「大山さんは酒も飲まないし、真面目な人ですが、まだうちにも帰ってないんですよ」

 翌日、用務員の服だけが残った現場に駆けつけた佐田刑事が、そんな珍推理を披露するが、校長にあっさり否定される。

 で、この佐田刑事を演じているのが、ウルトラシリーズでは珍しい特別出演の桜木健一さんなのである。

 桜木さんは当時、この後に出てくる近藤正臣さんと共に、高峰圭二さんと同じ事務所に所属している友人だったそうで、その縁での特別出演となった訳である。

 だから、むしろ友情出演と言うべきなんだけどね。

 ちなみに二人ともこの前年まで放送されていた「柔道一直線」と言う人気ドラマに出ているのだが、そこに出てくる柔道の技のポーズが、「仮面ライダー」の変身ポーズの元になったとテレビで言ってました。

 その様子を、校庭の隅から見ている三郎たち。

 
 男の子「犯人はサボロテンじゃねーかー?」
 三郎「バカ言え、サブロテンがそんなことするかよ」
 男の子「わかんねーぞ、夜中に腹が減っちゃってよー、それで」
 三郎「まさか……つーか、顔近えよっ!

 途中から嘘だが、異様に近いことは確かで、二人のお腹が触れ合ってるほどである。

 やがて、北斗と夕子が駆けつける。

 
 佐田「大袈裟だなぁ、何も超獣が出た訳じゃないんですよ!」

 だが、佐田刑事にガミガミ言われて、現場に立ち入ることさえ許されない。

 もっとも、この段階では殺人事件とも失踪事件とも、ただの悪戯とも判断できず、ましてや超獣が関与しているなんてことは誰も考えていないのだから、呼ばれもしないのにわざわざ二人が足を運ぶと言うのは実際、変なんだけどね。

 北斗「失踪した大山さんのスリッパにサボテンのトゲが」
 先生「ええ、これです」

 で、担任の先生がそのスリッパを北斗に見せるのだが、それこそ事件の証拠品なのだから、勝手に持ち出したりしちゃダメだろう。

 それはそれとして、この先生が個人的に北斗の知り合い(註・熟女デリヘルとその客とか)で、それでサボテンのことが気になって北斗に知らせてきたということは考えられる。

 
 北斗「……」
 夕子「これは……」

 二人は、スリッパに刺さっているトゲが、サボテンのトゲなどという生易しいものではなく、鋭利な金属製の針のようなものだったので、冒頭で交わした言葉を思い出して、意味ありげな目付きになる。

 佐田「何か?」
 北斗「もしかしたら超獣のトゲかもしれないんです」
 佐田「えっ、そんなバカな」
 北斗「超獣なら、ニワトリや人間を食うぐらい、造作ないことですからね」

 だが、佐田は北斗の説には甚だ懐疑的で、三郎が問題のサボテンを持ち去ったと聞くと、

 佐田「あーほらほらほら、子供たちに持てる(モテる?)超獣なんているんですかね」
 校長「刑事さんの言う通りかも知れませんなー、まさか、サボテンがね」
 佐田「そうでしょう。ま、ここは我々に任せてお引き取りください」

 校長も佐田の肩を持ったので、それ以上の調査は行えず、スリッパも没収され、体よく追い払われてしまう。

 北斗、本部に戻ると、憤懣やるかたないといった様子で、竜隊長に佐田に対する文句を並べ立てる。

 
 北斗「とにかく威張り腐った刑事でしてねえ、現場に入れようとしないんですよ」
 竜「はっはっ、分かった、後でそいつの実家の住所を教えてくれ、戦闘中の誤爆と言うことにして爆弾落としてやるから」
 北斗「さすが隊長だぁっ!」

 じゃなくて、

 竜「はっはっ、縄張りを荒らされると思ったのかな」
 北斗「しかし隊長、どうもあのサボテンのことが気になるんですが……」

 なおも引っ掛かる北斗に、竜隊長はサボテンの権威・岸田博士を訪ねてみるよう勧める。

 北斗が岸田植物研究所なる施設に行くと、ちょうどそこへ佐田刑事もあらわれる。

 
 佐田「でしゃぱりTACまた来てるな」
 北斗「でしゃばりとはなんですか」
 佐田「そうじゃないか」
 岸田「まーまー、お二人が知りたいのはサボテンが人を殺すかどうかと言うことでしょう?」

 早速口論の続きを始める二人の肩を叩いて、岸田博士が割って入る。

 で、この岸田を演じているのが、「柔道一直線」でピアノを足で弾いていた近藤正臣さんなのである!

 ちなみにこの岸田と言う名前、ナレーターの岸田森さんから来てるんだろうなぁ。

 なにしろ、岸田さんも「柔道一直線」のレギュラーだったらしいから。

 ともあれ、岸田博士は二人をサボテンのたくさんある温室へ連れて行く。

 
 岸田「サボテンはメキシコを中心にした、熱帯および亜熱帯に分布していますが、世界に6000種類のサボテンがあるんです。とにかく暑さ寒さの急激な変化にも耐えられる生物が、このサボテンです」
 佐田「あのですね、実際に人を食うサボテンなんてあるんですかね」
 岸田「ない……とは言えませんね、モウセンゴケ、ウツボカズラなどと言う食虫植物は純粋に植物でありながら昆虫の養分を捕食して生きています。つまりサボテンにも突然変種が現れる可能性があるわけです。現にブラジルの奥地にはトカゲを食うサボテンを見たとか、見ないとか……」
 北斗(サボテンの変種……つまり、超獣では?)

 しかし、佐田が話を聞きに来るのは分かるけど、既にサボテンダーと言う、どっからどう見てもサボテンにしか見えない超獣を見ている北斗が、わざわざそんなことを確認する必要があるのだろうか?

 で、博士のクソの役にも立たないレクチャーを拝聴した北斗は、今度は三郎の自宅へ行き、サブロテンを見せて欲しいと頼むが、サブロテンに愛着を抱いている三郎は、もう捨ててしまったと嘘を言う。

 本部に戻った北斗に、佐田から電話が掛かり、分析の結果、スリッパに刺さっていたトゲが、サボテンではなくハリネズミのトゲ(針)だと教えてくれる。

 どうやら北斗と夕子か睨んだとおり、サボテンダーはサボテンとハリネズミの合成怪獣なのだろう。

 
 竜「なるほど、姿を消した超獣は確かにサボテンとハリネズミの特徴を兼ね備えていた」
 山中「サボテンそっくりに変身して子供たちの中に紛れ込んだって訳か」
 美川「しかし、どうして巨大化して暴れないのかしら」
 竜「何かチャンスを狙ってるのかもしれないな」

 竜隊長、超獣が小さいうちに叩き潰すべきだと考え、隊員たちに夜間パトロールを命じて自分は家に帰って寝たと言う。

 
 荒谷「はっはっはっはっ」

 CM後、焼き鳥で酒をぐびくび飲みながら、テレビのお笑い番組を見て、膝を叩いて爆笑している荒谷。

 このまま標本にして博物館に展示したいくらいの典型的なアル中オヤジであった。

 三郎「うるさいよ、父ちゃん、勉強の邪魔だよ」
 荒谷「はい……へいへい」

 それでも、息子に叱られると大人しく従うあたり、DVオヤジなどよりはるかにまともである。

 もっとも、三郎は、勉強ではなくサボテンダーの絵を描いていただけなのだったが、押入れにしまっておいたサブロテンがテレビに夢中になっているオヤジの焼き鳥をちょろまかして食べてしまう。

 焼き鳥がいつの間にかなくなっていることに気付いたオヤジは、当然、息子の仕業だと思い込む。

 
 荒谷「確かにもう一本焼き鳥があった筈だ」
 三郎「俺、食わねえってばー」
 荒谷「父ちゃんはな、おめえをそんなひねた子に育てた覚えはねえ!」
 三郎「俺じゃねえってば、信じてくれよー」
 荒谷「確かにもう一本あった筈だがな……」

 さらに、三郎がきっぱり否定すると、それ以上疑うことも、手を上げることもせず、自分の勘違いかと焼き鳥を探すあたり、意外と話の分かるオヤジであった。

 その後、サブロテンが三郎の家を飛び出し、ちょうど通りがかったオープンカーのバカップルに轢き殺されそうになるが、逆に二人を食い殺してしまう。

 ちなみに、バカップルの男だが、ノンクレジットの上、画面が暗いので今回レビューするまで全然気付かなかったが、若き日の赤塚真人さんなのだった。

 大山役は「狂鬼人間」の大村千吉さんだし、今回、何気にキャストが豪華である。

 その現場を調べていた北斗と夕子であったが、夕子の手を何処に隠れていたのかサブロテンが噛み付き、危うく食われそうになるが、北斗がなんとか助け出し、事なきを得る。

 知らせを聞いて、竜たちも駆けつける。

 気の早い山中隊員が、銃を抜いてその場で始末しようとするが、

 
 北斗「待ってください、ここでは危険です。過去にも宇宙昆虫がレーザー光線を浴びて巨大化した例があります。こいつは宇宙へ運んで処理すべきだと思います」

 慎重な北斗が、過去の事例を持ち出して止める。

 北斗の言う例が、「新マン」の26話に出てきたノコギリンのことなのは言うまでもない。

 そう言えば、どっちも上原さんが書いてるのだった。

 山中「そうか、どうします、隊長?」
 竜「よし、このまま宇宙へ運べ、そしてスペースミサイルで撃滅するんだ」

 竜隊長、思案の末、北斗の案を採用するが、スペースミサイルは余計だった。

 そのまま宇宙の彼方へ飛ばしてしまえば、TACもウルトラマンAも手間が省けたであろうに……

 で、宇宙へ運ばれてスペースミサイルをぶちこまれたサブロテンだったが、砕け散るどころか、

 ヤプール「なははははは、バカな奴らだ、超獣のエネルギーを満タンにしおった。それいけサボテンダー!」

 結果的に、ヤプールの作戦を手助けしてしまうことになる。

 再び地上にあらわれ、破壊の限りを尽くすサボテンダー。

 TACで、梶隊員が対サボテンダー用の新兵器の説明をしている。

 
 梶「このロケット弾を投下してください」

 
 梶「この中には水分を蒸発させる薬が入っています。サボテンは95パーセントが水分ですから、十分効果はあると思います」

 自信ありげな梶隊員に対し、

 
 竜「ありがとう、またの機会に使わせてもらうよ」
 梶「……」

 じゃなくて、

 竜「しかし、奴のトゲはミサイルみたいなものだ。飛行機は極めて危険だな」
 北斗「隊長、俺にやらせてください」

 北斗、自らその危険な任務を買って出ると、アローで超獣の頭上を旋回しつつ、

 
 下部のハッチを開いて、

 

 
 ハッチの内側に並んでいたロケット弾を次々と投下していく。

 いつもながらの神業的なミニチュアワークスである。

 二枚目の画像で、ロケット弾が滑り落ちる際、ハッチと擦れ合って火花が散っているのがお分かり頂けると思う。

 そこまでやるか、普通?

 
 で、見事にロケット弾はサボテンダーの周囲に全部落ちて、水分を蒸発させる赤いガスが朦々と噴き上げる。

 ……

 どうでもいいんだけど、さっき梶がモニターに映し出していたのと、形が全然違うんですが……

 サボテンダーがいかにも苦しそうに体をくねらせて鳴いているのを見て、地上の竜隊長たちが一斉に攻撃を開始する。

 
 夕子「あぶないっ!」

 引き続き上空を飛んでいる北斗のアローにトゲミサイルが迫るのを見て、思わず叫ぶ夕子タンの八重歯が可愛いのである!

 竜「気をつけろよ、北斗」
 北斗「だいじょうぶです」

 ただ、この後もサボテンダーが大してダメージを受けた様子もなく活動していることから、結局梶のロケット弾、ほとんど意味がなかったようである。

 おまけに、そのことを指摘する隊員がひとりもいないと言う事実が、梶の新兵器が誰にも期待されていなかったようで、余計悲しくなる。

 で、例によって北斗と夕子がAに変身し、サボテンダーと二度目のバトルとなる。

 が、さすが時間をかけてエネルギーを蓄積したお陰で、戦闘力が強化されており、

 
 体を丸めてトゲのかたまりのようになって体当たりすると言う技でAを苦しめる。

 
 竜「このままではAが……」

 明らかなAの苦戦を見て、竜隊長も眉間に皺を刻んで憂慮する。

 何故なら、Aがやられたら、次はTACの番だからである!

 
 で、必死にサボテンダーの猛攻に耐えているAのお尻の後ろに移動すると、

 竜「……」

 なんもせんのかいっ!!

 そう、冗談じゃなく、ほんとに何もしないのである!

 さすがにこれはないよね。

 いや、ひょっとしたら、

 竜(いっそのこと、サボテンダーに味方して、自分たちだけでも助けて貰おうか……)

 などと、TACの隊長として言語道断なことを考えていたのかも知れない。

 
 多彩な攻撃方法を持つサボテンダー、続いて口から赤くて長い舌を伸ばしてAの首に巻きつける。

 ここで、嬉しそうに両手をバタバタ動かし、スキップを踏むサボテンダーがめっちゃ可愛いのである。

 だが、A、カラータイマーが点滅し始めた途端、「お遊びの時間は終わりだ」とばかりに、

 

 

 
 気合一閃、両手からビームを放って舌を根元から焼き切る。

 そして、再び丸くなったサボテンダーを空高く投げ飛ばすと、

 
 A「ぜいっ」

 まず左手で、空を切るように振り下ろして白い光の刃を作り出すと、

 
 A「へあっ」

 ついで、右手を水平方向に動かし、最初の刃と直角に交わるような位置にもうひとつの刃を作り、

 
 A「ええ加減に……」

 
 A「しなさいっ!!」

 と言わんばかりの動作で両手を鋭く突き出し、十字形の刃を走らせる。

 

 
 巨大な十字剣は、サボテンダーの強靭な表皮をスイカでも切り裂くようにスカッと射抜く。

 

 
 一瞬の間を置いて、サボテンダーの体がカパッと4つに裂け、その中からピンポン玉のような白い玉と紫色の花吹雪のような粉が溢れ出る。

 エピローグ。

 友達を集めて、父親譲りのタンカ売で、超獣サボテンなるものを売りつけている三郎。

 
 男の子「これ、ほんとに超獣になるのかよ」
 三郎「なる、ならないは、本人の努力しだいだ。あとは買ってのお楽しみよ」

 どっかで聞いたように台詞を吐く三郎だったが、やはり商売の才能があるのか、サボテンは飛ぶように売れていく。

 そこへ北斗と夕子、荒谷オヤジが来て、

 
 三郎「父ちゃん、全部売れたぜ」
 荒谷「大したもんだな、お前は」

 息子の肩を叩いて大喜びするが、売れるのも道理、ぜんぶたったの50円で投げ売りしたと知った途端、その顔がガラッと険しくなる。

 荒谷「あん中には3000円もする品もへえってるんだ、すぐ取り戻して来い。すいません、どうも……」

 そして、北斗と夕子が三郎から買ったばかりのサボテンを取り上げる、相変わらずのドケチぶりを見せて、北斗たちを呆れさせる。

 
 ラスト、口答えする三郎をムキになって追い掛け回しているオヤジを見て、いかにも楽しそうに笑う北斗と夕子であった。

 以上、滑り出しは期待できたのだが、荒谷親子も大してストーリーに関与することなく終わってしまったし、佐田刑事が途中でいなくなってしまうのも物足りないが、多彩なゲストと充実したビジュアルで、それなりに楽しめる力作にはなっていたと思う。

 ちなみに上原さん、子供がそうと知らずに怪物の子をこっそり育てると言う話を「宇宙刑事シャイダー」でも書いていたが、この手の話がお好きだったのだろう。
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コメント

A頼み

どうもTACはA頼みが顕著ですね😅たまには自ら身体を張って、超獣を撃退するプライドはないのでしょうか?(多分ないんだろうな)

イデ隊員は何処にありや。全世界は知らんと欲す

ロケット弾は文字通りロケット推進で飛行する爆弾なので、これはただの投下式爆弾では・・・・・・?
しかしこれ見て思い出しましたが『ウルトラマン』でこれに似た強力乾燥ミサイル(これまたミサイルと言いつつ投下式爆弾)という兵器がありましたが、あちらは一発で怪獣を文字通りの木っ端微塵にしております
超獣が強いのか、TACの兵器が弱いのか、・・・・・・両方?

活かせてない

9話でもそうですが、TACはいまいち権力を行使できていませんね。今回は用務員が失踪しただけだから難しかったとは思いますが。
あと博士の解説や水分を蒸発させる薬など対策になりそうな要素が活かされてないのはいかにも惜しいです。

オリジナル

サボテンダーがタロウに出てきた時は記憶にないと仰ってましたね。私はオリジナルを見たことなくてタロウのはあります。

強かったんですね。これだけサボテンとハリネズミと食虫植物の要素を含めた力作の超獣なら再登場でももっと見せ場を作ってほしいですね。

ところでハリネズミのトゲは鋭利な金属のようではなく、しなりのあるプラスチックか整髪料で固めた髪の毛のような感触でスリッパには刺さりません。

No title

桜木健一が刑事役なのは「刑事くん」からでしょうね。
「柔道一直線」が92話、「刑事くん」の第3部までが累計166話と
桜木健一の人気って凄まじかったんだなぁ・・・

いつもながらの神業的なミニチュアワークスである。

さっき観た「ジャンボーグA」で敵ロボ:ジャンキラーの胸のミサイル発射シーン
その胸の内部から、標的のPAT戦闘機やジャンボーグ9が映し出されるところ
こういうセンスの良さは平成以降には受け継がれず死滅したなぁ・・・

南夕子が北斗に包帯を巻いているシーンが良かった

 桜木さんと高峰圭二さんは単独変身時のポーズを一緒に考えたという話が「僕らのウルトラマンA」に載っていました。近藤正臣さんにももう少し出番があるとよかったです。

特別出演の二人

高峰さんは近藤さんや櫻木さんとはこの後も度々共演しています。
特に近藤さんがメインの二時間ドラマでは常連で小悪党と刑事をローテーションでやっている感じでした。
櫻木さんとは水戸黄門にゲスト出演したときに今回のようなコミカルなやりとりをしていました。
現在の高峰さんはウルトラマンA関連の活動に専念していて事実上引退しています。

Re: A頼み

まあ、そう言う番組ですからねえ……

Re: イデ隊員は何処にありや。全世界は知らんと欲す

> 超獣が強いのか、TACの兵器が弱いのか、・・・・・・両方?

兵器は以前より強力でしょうから、超獣が強いってことじゃないですか。

あるいは隊員の根性が足りないとか。

Re: 活かせてない

確かに。終わってみれば、サボテンの性質があんまり関係なかったですね。

Re: オリジナル

> サボテンダーがタロウに出てきた時は記憶にないと仰ってましたね。私はオリジナルを見たことなくてタロウのはあります。

管理人、アホなので、タロウに出ていたことをすっかり忘れてました。

> ところでハリネズミのトゲは鋭利な金属のようではなく、しなりのあるプラスチックか整髪料で固めた髪の毛のような感触でスリッパには刺さりません。

そうなんですか。勉強になります。

Re: No title

「刑事くん」、見たいです。

Re: いつもながらの神業的なミニチュアワークスである。

技術もですが、センスも大事ですよね。

Re: 南夕子が北斗に包帯を巻いているシーンが良かった

>  桜木さんと高峰圭二さんは単独変身時のポーズを一緒に考えたという話が「僕らのウルトラマンA」に載っていました。

そうなんですか。貴重な情報ありがとうございます。

Re: 特別出演の二人

高峰さんって、A以外はほとんど悪役と言うイメージがあります。

高品格さん

今回のメインゲスト高品さんに触れていませんでした。
特撮ではロボット刑事のレギュラーですね。

オーバーキル

特にドラゴリーに対してだけど、エースがやたら滅多執拗にトドメを刺すのは
やはり超獣が改造生物だからだろうなぁ・・・

しかし、死んでも再生するライブキングとか「超獣を超えた大怪獣」ってのも恐ろしい。

あっ、本当だ(笑

比較的、若い頃の高品さんですね。

現在、BS3早朝の再放送朝ドラ「澪つくし」や
BS日テレ午前中の「長七郎江戸日記2」に登場中。

Re: 高品格さん

そうですね。まあ、今更紹介の必要もあるまいと……

Re: オーバーキル

> しかし、死んでも再生するライブキングとか「超獣を超えた大怪獣」ってのも恐ろしい。

怪獣の強さは確実に進化してますから、だんだん防衛隊が役に立たなくなるのも納得かもしれません。

Re: あっ、本当だ(笑

> BS日テレ午前中の「長七郎江戸日記2」に登場中。

自分的にはやっぱり牛吉のイメージが強いです。

仮面ライダーの前身企画「クロスファイヤー」では近藤さんが本郷猛役の候補

>>で、この岸田を演じているのが、「柔道一直線」でピアノを足で弾いていた近藤正臣さんなのである!

>近藤正臣さんといえば仮面ライダーの前身企画「クロスファイヤー」では近藤さんが本郷猛役の候補だったそうですね。

>≧この佐田刑事を演じているのが、ウルトラシリーズでは珍しい特別出演の桜木健一さんなのである。

刑事役の桜木健一さんとくると、同時期にTBSで放映された「刑事くん」ってドラマを思い出しますね。欲を言うと桜木さんの役名が三神刑事だったら満点かな‥‥?

仮面ライダーシリーズをプロデュースした平山亨さんが企画し、長坂秀佳さんや市川森一さん・田口成光さんなどがシナリオを書きました。



Re: 仮面ライダーの前身企画「クロスファイヤー」では近藤さんが本郷猛役の候補

> >近藤正臣さんといえば仮面ライダーの前身企画「クロスファイヤー」では近藤さんが本郷猛役の候補だったそうですね。

そうでしたね。実現したらどんな作品になっていたか……

> 刑事役の桜木健一さんとくると、同時期にTBSで放映された「刑事くん」ってドラマを思い出しますね。

前から見たいと思ってる作品です。

逆効果

梶隊員のアイデアも返って逆効果のようでしたね😅最初から宇宙に飛ばして追い出すだけで良かったですね

Re: 逆効果

梶はほんと役に立たない。

No title

> その後、サブロテンが三郎の家を飛び出し、ちょうど通りがかったオープンカーのバカップルに轢き殺されそうになるが、逆に二人を食い殺してしまう。

 ちなみに、バカップルの男だが、ノンクレジットの上、画面が暗いので今回レビューするまで全然気付かなかったが、若き日の赤塚真人さんなのだった。

 大山役は「狂鬼人間」の大村千吉さんだし、今回、何気にキャストが豪華である。

ご存じかもですが、このバカップルの女の子の方は、宮野リエさんですね。Wikipediaにもあります。ただ香代子さんと全然雰囲気が違うので、さっぱりわかりませんが。

ってことは、たぶんポスト夕子のヒロインとして、出演歴のある人の中から彼女が抜てきされたってことなんですかね。さすがにこの時期の出演は、『タロウ』での丘野かおりさんや新井つねひろさんがそうだった可能性があるテスト出演ではないと思うので。

それにしてもほんと、人気絶頂の桜木・近藤両氏のほか、高品格さん、大村千吉さんに、ノンクレジットで赤塚氏と宮野さんとは、あるいはウルトラシリーズ最高のキャストですね。桜木・近藤両氏の友情出演は、たぶん橋本プロデューサーのご尽力でしょう。「レオ」の伊藤幸雄氏も、橋本プロデューサーの鶴の一声で「刑事くん」に出演したそうですし、関かおりさんほか、ウルトラシリーズの系統の人たちが、橋本氏のかかわった作品には出演しています。

Re: No title

> ご存じかもですが、このバカップルの女の子の方は、宮野リエさんですね。Wikipediaにもあります。ただ香代子さんと全然雰囲気が違うので、さっぱりわかりませんが。

いやぁ、気付きませんでした。

> それにしてもほんと、人気絶頂の桜木・近藤両氏のほか、高品格さん、大村千吉さんに、ノンクレジットで赤塚氏と宮野さんとは、あるいはウルトラシリーズ最高のキャストですね。

豪華ですよね。だからと言って傑作にはならないのが悲しいですが。

今回のゲスト

今回のゲストは桜木一郎さんでしたが、主人公の高峰(北斗役)さんとは同じ事務所なので友情出演だと思いますがね😅

Re: 今回のゲスト

らしいですね。

火の坂道

高峰圭二さんが近藤正臣さんと共演した二時間ドラマの中で、マニアに人気が高いのが表題の作品です。
中村れい子さんのヌードが有名で、仲谷昇さんが出ています。
平日昼の再放送を見るためにダッシュで帰る同級生がいたと今年50歳の兄から聞いたことがあります。高峰さんは刑事役でちょこっとしか出なかったので初見の際はどこで出たのか分かりませんでした。

Re: 火の坂道

そんな作品があるとは知りませんでした。

昔は2時間サスペンスでもガンガン脱いでましたからね。

佐野浅夫さん死去

水戸黄門の三代目で知られた佐野浅夫さんが亡くなりました。96歳でした。
2,3年前にBSで高峰さんと櫻木さんが共演したエピソードを見ました。高峰さんは上方商人の使用人役で下っ端の悪役でした。
佐野さんは叶さんと宮下順子さんが姉妹役だった女スリシリーズのレギュラーでもあり、大岡越前ではデンジ姫の舟倉さんとも共演していました。
ご冥福をお祈りします。

Re: 佐野浅夫さん死去

ご冥福をお祈りします。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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