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「仮面ライダーV3」 第46話「ライダーマンよ どこへゆく?」


 第46話「ライダーマンよ どこへゆく?」(1973年12月29日)

 前回、デストロンに攫われた子供たちを助けるため、V3を倒す手助けをするという苦渋の選択をしたライダーマンこと結城丈二。

 V3は、ライダーマンとサイタンクの連繋プレーになすすべもなく、ブルドーザーに押し潰されてしまう。

 
 訓練場では、引き続き、ハイレグレオタードを着た子供たちが幹部候補生として戦闘員にしごかれているという(色んな意味で)悪夢のような光景が繰り広げられている。

 その中には結城の知り合いのひろしと言う少年もいた。

 ひとまずサイタンクと共にアジトに向かっていた結城は、途中で振り返り、

 結城「ひろし君、すまん、もうすぐ助けに来てやるからな……」

 

 
 それとは別に、黒い囚人服を着た数人の男性が、戦闘員にマシンガンで皆殺しにされると言う、今の特撮では絶対NGのハードな光景が結城の目に飛び込んでくる。

 その凄惨さに思わず顔を背ける結城。

 
 結城「あれはなんだ?」
 怪人「役に立たなくなった人間どもだ、邪魔になるから処分する」
 結城「なんてひどい話だ」

 どうやら結城、デストロンの一員ではあったが、ずーっと研究室に閉じ篭って怪人の製造などに専念していたため、デストロンが実際にどんなことをしているのかほとんど知らなかったらしい。

 しかし、破壊と殺戮の化身のような怪人を(おそらく)たくさん作っておいて、「何も知りませんでした」は、さすがに通らないんじゃないかという気はする。

 一方、ブルドーザーに押し潰されたV3はと言うと、

 
 ライダー「あのー、ちょっとすいません、係の方ー? どなたかいらっしゃいませんでしょうかーっ?」

 まるで、遊園地のアトラクションの座席から降りられなくなった上、スタッフにも友人にも気付かれずに放置されたまま、どんどん閉園時間が迫ってきたので心細くしてしょうがない客のように頼りない声を張り上げていたが、嘘である。

 嘘であるが、せっかく身動きの取れなくなったV3を放置して、サイタンクがさっさと引き上げてしまったのは、嘘のようなほんとの話である。

 まぁ、ヨロイ元帥が個人的な遺恨を抱く結城のほうを先に殺したかったからだろうが、大幹部が任務より私情を優先させるようになっては「悪の組織」も末期的である。

 で、V3は「逆Wタイフーン」と言う緊急避難的な技を使ってブルドーザーを押しのけ、あっさり自由の身になる。

 しかも、この技を使うと3時間は変身出来なくなるという設定も、いつの間にかどっか行ってしまったので、その後の行動にもなんら制約を受けないのだった。

 結城はサイタンクと共にアジトに入るが、案の定、ヨロイ元帥の仕掛けた罠が発動し、通路の前後に鉄格子が降りて、結城はその中に閉じ込められてしまう。

 
 結城「おのれ、謀ったな!」
 ヨロイ「ふっふっふっふっ、結城丈二、ラァーイダーV3を倒すのに協力してくれたそうだな」
 結城「うるさい! 貴様の顔なんか見たくない、約束どおり少年たちを帰してやってくれ」
 ヨロイ「黙れ、反逆者に約束を守る必要はない」
 結城「俺を反逆者呼ばわりするお前こそなんだ、デストロンは科学の力で人間のユートピアを作るんじゃなかったのか? それを何故、あんな残酷なことをするんだ?
 ヨロイ(えーっとぉ……)

 結城の甚だしい勘違いっぷりに、一体何処から説明して良いやら内心途方に暮れるヨロイ元帥であったが、嘘である。

 しかし、実際のところ、一体どうやればこんなデタラメを信じ込んでしまうのか、結城の脳の中を見てみたい気にさせられるのは確かである。

 まぁ、それだけ首領に上手く丸め込まれていたということなのだろうが……

 ヨロイ元帥が壁のレバーを動かすと、結城の背後に大きなトゲトゲのついた壁が出現する。

 ヨロイ「ひと思いには殺さん、ゆっくり苦しめながらトドメを刺してやる」

 ここで管理人から、ヨロイ元帥に耳寄りなアドバイスがあります。

 ひと思いに殺しましょう!

 苦しめながらとか、じわじわとか、そんな余計なオプションをつけたばっかりに、歴代の「悪の組織」の人たちが、今まで何度仮面ライダーを処刑し損ねてきたのか、ようく考えて頂きたいものです。

 結城「待て、首領と話をさせろ、俺は反逆者ではない」
 ヨロイ「騒ぐな、往生際が悪いぞ」

 ヨロイ元帥の言うように往生際の悪い結城であったが、自分に反逆者と言う汚名を着せて処刑しようとしたのが他ならぬヨロイ元帥であることは彼が一番良く知っている筈なので、この台詞はちょっとおかしい。

 でも、もしヨロイ元帥が普通に対応していたら、

 結城「待て、首領と話をさせろ、俺は反逆者ではない」
 ヨロイ「知ってるよ」
 結城「……」

 などと言う気まずい空気になっていた可能性が高いので、あえてその点に触れず、当たり障りない返しをしたヨロイ元帥って、意外とイイ奴なのかもしれない。

 ヨロイ元帥がボタンを押すと、背後の壁がじわじわと結城に向かって迫ってくる。

 いや、それこそライダーマンに変身すれば良いのにと思うのだが、何故か結城は変身せず、

 
 結城「よし、俺のことは諦めよう。俺は殺されても良い、その代わりあの少年たちを帰してやってくれ」
 ヨロイ(こんな図々しい人、見たことない……)

 代わりに、処刑されかかっている人間とは思えない、あつかましい交換条件を出して、ヨロイ元帥を呆れさせるのだった。

 
 やがてトゲが結城の頬に突き刺さりそうになるが、

 
 戦闘員「キィーッ!」

 その時、警報ベルが鳴り響き、戦闘員がやってくる。

 戦闘員「ライダーV3が侵入しました」
 
 知らせを聞いたヨロイ元帥は、サイタンクを差し向けると共に、

 
 ヨロイ「処刑は後回しだぁ」

 何故か、結城の処刑まで途中でやめてしまい、自分もV3のところへノコノコ行ってしまう。

 どうも、彼らは同時に二つのタスクをこなすことが出来ない、シングルコアの頭しか持っていないようである。

 それでも一応見張りは残して行ったが、戦闘員などいてもいなくても同じで、ヨロイ元帥がいなくなるとすぐにV3があらわれ、彼らをぶちのめして結城を助け出す。

 
 結城「何故俺を助ける?」
 ライダー「君が仲間だからだ」
 結城「仲間?」
 ライダー「子供たちは私が逃がした」
 結城「V3!」

 V3は結城に肩を貸して、アジトの天井を突き破って脱出する。

 
 めぐみ「おじいちゃん!」

 一方、ひろしの姉めぐみがアパートの階段を駆け上がる。

 ……

 東啓子さんには、このシーンを是非ミニスカで演じて欲しかったと言うのが、健康な成年男子共通の願いなのです。

 
 めぐみ「ひろしが見付かったわ」
 祖父「えっ、ほんとうかい」
 めぐみ「ええ、今知らせがあったの、病院にいるんですって」

 二人は急いで階段を降りるが、降りたところに例のブラックサンタが待ち構えていて、二人はあっさり捕虜となる。

 ちなみにそのブラックサンタ、演じているのは前回とは別の俳優のようである。

 
 立花「おお、気がついたか」
 ひろし「ここは?」
 立花「ああ、病院だよ、君はデストロンから助け出されたんだ」
 純子「おじいさんやお姉さんにも知らせといたから、すぐお見えになるわよ」

 ひろしは収容された病院で目を覚ますが、そこへ志郎が険しい顔で入ってきて、今度は祖父と姉がデストロンに捕まったことを告げ、すぐにひろしを連れて安全な場所へ移動しようとする。

 が、その行く手にサイタンクがあらわれ、志郎は自分が食い止めている間に三人を逃がすが、

 
 女子供を捕まえることにかけては無類の才能を発揮する戦闘員たちが、どっと純子たちに群がってくる。

 我々は当然、穢れを知らぬ純子さんの白い裸身が、毛深い男たちにいいように弄ばれるのを期待、いや、危惧するが、

 
 立花「ああーっ!」

 おやっさんのむさくるしい顔が画面を占領してしまい、全く見えずに終わる。

 ちくしょう。

 だが、組織の末端まで腐り切っているデストロンは、

 
 立花「こいつ、待て!」

 その簡単な任務すらコンプできず、逆におやっさんに思いっきり殴られる始末。

 ダミだこりゃ……

 それでも不屈の闘志で追いかける戦闘員たちであったが、

 
 ライダーマン「ここは私に任せてひろし君を頼みます」
 立花「……」

 続いてライダーマンが塀の上にあらわれ、ロープアームのネットで戦闘員たちの動きを封じて、おやっさんたちを促す。

 それに対し、おやっさんが若干納得の行かない顔になるのは、ライダーマンが来なくても余裕で逃げられていたからだろう。

 この後、志郎もV3に変身して、二人で協力してサイタンクと戦う……と思いきや、

 
 ライダーマン「こいつは俺がやる。こいつは俺にやらせてくれ!」
 ライダー「待て、君一人で勝てる相手か?」

 相変わらず身の程知らずにも怪人に単独でぶつかろうとしてたしなめられるライダーマンでありました。

 それでもロープアームをサイタンクの体に巻きつけてどうにかしようとするが、ブルドーザーを動かしたサイタンクのパワーに太刀打ちできるはずもなく、

 
 逆に思いっきり尻餅を突いて、おまけに怪人に向かって大開脚するという、恥ずかしい姿を晒す。

 ライダーマンは、「何をやらしても駄目な子」と言う評価が、管理人の中で定着しつつある。

 もっとも、サイタンクの破壊力の前にはV3さえたじたじとなる。

 ちなみにサイタンクのラッシュを受けてふらふらになっていることが、歪んだ鏡に映されたV3の顔という形で描かれているが、正直、失敗してると思う。

 前回も、志郎バージョンで同じことやってたけどね。

 結局、今度もV3の惨敗に終わり、ライダーマンに助けられて、なんとかその場から逃げるのが精一杯であった。

 にしても、デストロン、終盤に来て、大幹部も戦闘員も軒並み劣化しているのに、怪人の戦闘能力だけが上がっているように見えるのは不思議である。

 前回のカマクビガメしかり、このサイタンクしかり。

 まぁ、ぶっちゃけ、V3とライダーマンの共闘を描きたいので、どうしても単体では手に余る強敵を出さなくてはならないと言う制作上の都合によるものなんだけどね。

 志郎と別れた後、人間の姿に戻った結城の胸を、師走の冷たい風が容赦なく吹き抜けていく。

 
 ナレ「結城丈二の世界は今音を立てて崩れていった。彼の愛したデストロンはまさに憎むべきものだったのだ。そしてその時、仮面ライダーV3はまさに愛の救世主だった

 悲愁に満ちた結城の顔に、ナレーターの渋い語りが重なるが、最後の最後にぶっ飛んだ台詞が出てきたので、「えっ、これって、そういうドラマだったの?」と思わず耳を疑ってしまう管理人であった。

 しかし、実際、「愛の救世主」と言うのはどう考えても的外れの表現だよね。

 で、その「愛の救世主」は、自宅マンションで、サイタンクに完膚なきまでに痛めつけられた体を、自らの手で荒療治していた。

 怪我をしても気軽に病院にも行けない、志郎の改造人間としての悲哀が滲み出ているシーンである。

 と、通信機が鳴る。

 
 志郎「はい」
 純子「志郎さん、純子です。傷は大丈夫? 今夜のボウリング大会出れそう?
 志郎「出れる訳ねえだろっ!」

 じゃなくて、

 純子「傷は大丈夫?」
 志郎「ああ、俺のことは心配要らん、それよりひろし君はどうしてるんだ?」
 純子「ええ、さっき鎮静剤を打ってソファーで休ませてます」

 しかし、サイタンクに敗れた後、わざわざ志郎が純子たちに怪我をしたと報告するとも思えないので、純子が志郎の怪我のことを知っていると言うのは、ちょっと違和感がある。

 それに、純子なら、なにはともあれ志郎のマンションに押し掛けてるところだろうしね。

 志郎「よし、俺もすぐ、そっちへ行く」
 純子「了解」

 
 立花「お、店に電話が掛かってきたな」
 純子「ええ」

 今週の、意味もなく貼ってしまう純子さんの美しいお顔part1

 おやっさんが店の電話を本部で受けるが、相手は意外にも結城であった。

 
 立花「ああ、あんたか」
 結城「一足遅かった、例の訓練所のアジトの辺りは既に引き揚げてしまって跡形もない……僕は引き続き奴らを探しますから、ひろし君を頼みます」
 立花「待ちたまえ、君一人じゃ危険だ……みんな……もしもし? もしもし? チッ、切っちまいやがった」

 今週の、意味もなく貼ってしまう純子さんの美しいお顔part2

 新しいアジトで、サイタンクからの報告を受けているヨロイ元帥。

 
 ヨロイ「V3に相当のダメージを与えたと言うのは確かだな?」
 怪人「あの様子ではV3の力は半分も出んでしょう」
 ヨロイ「V3を殺すなら今をおいて他にはないな」

 ……

 いや、さっき絶好のチャンスがあったのに、あんたの個人的楽しみのために台無しになっちゃったんですけど。

 彼らの前には、手首を鎖で吊るされたひろしの祖父とめぐみの苦しそうに姿があった。

 
 めぐみ「おじいちゃん……」
 祖父「めぐみ……」
 めぐみ「足が痛い」

 めぐみが顔を歪めて痛がるのも道理、

 
 彼女の足首には四角く黒い足枷のようなものが嵌められており、だらだらと血が流れていた。

 その辺、はっきり見えないが、クマ用の罠に掛かっていると思えば分かりやすい。

 ヨロイ「痛いか?」
 祖父「お願いです、ワシはもう年だからどうなっても構わんが、この子だけは助けてやってください、お願いです」
 ヨロイ「そんなにこの娘を助けたいか?」
 祖父「はい」
 ヨロイ「ふっふっふっふっ、このじじいを犯せーいっ!」

 ……間違えました。

 ヨロイ「ふっふっふっふっ、このじじいを下ろせーいっ!」

 CM後、祖父が立花スポーツ店を訪れる。

 
 祖父「ひろし、ひろし、良かった、良かった」
 ひろし「あ、おじいちゃん!」
 祖父「だいじょぶか?」

 本部に通された祖父がひろしと抱き合って喜んでいる後ろで、

 立花「……」
 純子「人の顔、気安く見てんじゃないわよ!」
 立花「すいません……」

 とでも言いたげな視線を見交わすおやっさんと純子さんであったが、管理人の幻覚です。

 祖父は、ヨロイ元帥から預かってきた手紙を志郎に渡す。

 手紙にデストロンのマークが書かれているのを見て、

 志郎「デストロン!」

 異様に緊張する志郎であったが、そんなに驚くようなことじゃないと思うんだけどね。

 ヨロイ元帥直筆の手紙には、めぐみを助けたかったらどこそこへ来いと言う決まり文句が並べてあった。

 いささかわざとらしいほど体中に包帯を巻いた満身創痍の志郎は、文面を読むと不敵な笑みを浮かべ、

 
 志郎「探す手間が省けた、おやじさん、向こうから場所を教えてくれましたよ」
 立花「おい、冗談言うな、まさかその体で?」
 純子「志郎さん、無理よ! ボウリング大会に出られなくなったらどうするの?
 志郎「……」

 是が非でも町内対抗ボウリング大会で優勝して、特賞の「別府温泉・二泊三日の旅へご招待」をゲットしたい純子さんであったが、嘘である。

 志郎は二人が止めるのも聞かず、出て行ってしまう。

 しかし、スポーツ店に手紙を届けるぐらいのことで、わざわざ貴重な人質を解放する必要があっただろうか?

 まぁ、人質は可愛い女の子がひとりいれば十分と言うことなのかもしれない。

 
 志郎、スポーツ店の向かって左側からバイクで発進するのだが、その背後に刈り取った稲を干すための稲木のようなものが見えて、一瞬、「あれ、ここ何処?」と思ってしまう。

 確か以前は店の隣にそんなものはなかったと思うので、ここだけ別の場所で撮っているのだろうか。

 
 立花「ああ~」
 純子「志郎さんったら! ボウリングより人質の方が大事なの?
 立花「……」

 嘘はさておき、今週の、意味もなく貼ってしまう純子さんの美しいお顔part3

 例によって、例のごとく、志郎の行く手に結城丈二が立ちはだかる。

 
 結城「デストロンのアジトへ行くんだな? 風見、頼む、俺を代わりに行かせてくれ」
 志郎「なんだと」
 結城「俺にやらせてくれ、俺は間違っていた」
 志郎「結城……」
 結城「俺は本当にデストロンを信じていた、しかし実際に、実際になんていうことをしてきたのか、あんなにひどいことをしているとは思わなかった、俺は恥ずかしい」
 志郎「いつかは君にも分かってもらえる時が来ると思ってたよ」

 率直に反省の弁を述べる結城に、志郎もホッとしたような笑みで応じる。

 結城、負傷している志郎の代わりに自分が行くと言うが、あくまで指名されたのは俺だと志郎も譲ろうとしない。

 
 結城「待て! うっ!」

 なおも食い下がる結城であったが、志郎に当身を食らってその場に倒れ、志郎はその隙にバイクで走り去る。

 しかし、普通、こういう場合は怪我をしているほうが殴られるもんじゃないの?

 それが逆に、怪我をしているほう、それも、満身創痍の志郎に殴られて悶絶するって、これでは丈二があまりにカッコ悪くて哀れである。

 色々あって、志郎は無抵抗でヨロイ元帥の前に引っ立てられる。

 
 ヨロイ「ようく来たな、風見志郎」
 志郎「約束どおり一人でやってきた、この子を返してもらおうか」
 ヨロイ「よろしい」

 と、いきなりサイタンクが志郎に襲い掛かり、馬乗りになって押さえつける。

 
 志郎「うっ、あっ、ぐにゅう~」

 サイタンクの角でほっぺたを押され、ヒーローにあるまじき面白い顔になる志郎。

 ヨロイ「約束どおり、この娘は返してやる……ただし、戦闘員たちの慰み物にしてからな!」

 と言いたいのは山々のヨロイ元帥だったが、これはちびっ子向け番組なので、

 ヨロイ「約束どおり、この娘は返してやる……ただし、貴様の息の根を止めてからな!」

 断腸の思いで、差し障りのない台詞を口にするのだった。

 で、そのままサイタンクに殺させれば確実だったと思うのだが、これはもう死んでも治らない病気としか言いようがないが、

 
 ヨロイ「ふふふふふ、まず、貴様の脳の手術をして役に立たぬ体にしてからじーわじわ楽しんで殺してやる!」

 わざわざ志郎の体を手術室に運んでベッドに縛り付け、ナチスの生体実験みたいなことをやろうとする。

 ここで、前半、結城を処刑しようとしたときのヨロイ元帥の台詞を思い出していただきたい。

 ヨロイ「ひと思いには殺さん、ゆっくり苦しめながらトドメを刺してやる」

 ……

 ほんっっっっっと、進歩のないお人だ。

 せめて志郎の脳改造をしてデストロンのしもべに作り変えよう……と言うのなら分かるのだが、純粋に楽しみのためだと自分で言ってるのだから、救いようがない。

 まあ、真性のサディストなんだろうけど、それがいちいち作戦の支障になっているのは明らかであり、首領は一刻も早くヨロイ元帥を更迭すべきだった。

 
 ヨロイ「ふっはははははっはーっはっはっはっ……」

 ともあれ、身動きできない志郎の額にメスが迫るのを、アパガードのCMに起用されそうなほど白い歯を剥き出しにして、いかにも嬉しそうに笑うヨロイ元帥。

 出来れば、このままずっとその笑顔を見ていたかったが、ここで部屋の中が真っ暗になったかと思うと、戦闘員のひとりが志郎を手術台から助け下ろす。

 
 ヨロイ「貴様、何をする?」

 ヨロイ元帥の問い掛けに戦闘員は無言で覆面を取るが、

 
 その下から出てきたのは、無論、結城丈二の精悍なマスクだった。

 ヨロイ「結城丈二!」
 志郎「結城……」
 結城「うん……ヨロイ元帥、今こそ貴様に思い知らせてやる。覚悟しろ」

 こうなればもう詳しく書くこともない。

 V3とライダーマンが協力して強敵サイタンクを倒し、めぐみも救出されて事件は解決する。

 ラスト、めぐみたちが街中で何事もなかったように石焼芋売りの商売をしていると、

 
 志郎「さあ、遅蒔きながらクリスマスプレゼントだ」
 ひろし「風見さーん」

 志郎があらわれ、紙袋に入ったプレゼントを置く。

 祖父「どうもありがとうございました」
 志郎「結城丈二に頼まれてね、あいつこれを俺に預けてどっかいっちまいやがった。強情な奴だよな、それじゃ」

 志郎はそれだけ言うと、さっさと帰っていく。

 ……

 せっかく商売してるんだから、焼き芋買って行ってやれよ。

 あと、スタッフ、なんでここに純子さんを連れてきて、熱くて黒くて太いモノを口いっぱいに頬張っているところを撮ろうと言う発想が浮かばなかったのか、猛省を促したい。

 
 それはともかく、最後は、プレゼントの虎のぬいぐるみを抱いている東啓子さんの可愛い画像で締めましょう。

 念の為、何で虎かと言うと、1974年が寅年だからである。
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コメント

純子さんは髪も脚も美しい!

>穢れを知らぬ純子さんの白い裸身が、毛深い男たちにいいように弄ばれるのを期待
「ハングマン」なら、やっていそうな時代です。

まあ、ライダーマンは(一応、強化スーツを着ているが)
腕以外は唯の人なんで、あまり弄らないであげましょう(笑。

進歩がない

確かにヨロイ元帥に限らず悪の組織の皆さんは、自らのチャンスを何度も不意にしていますね😅今回も普通なら最初にV3に勝ったのですから、直ぐに始末していれば何の問題も無かった筈でしたがね😖折角ライダーマン(結城丈二)を捕らえても結局は逃げられる始末でしたね。サイタンクが強敵だっただけに、どうも勿体無い結末でしたね😅

結城「うん……ヨロイ元帥、今こそ貴様に思い知らせてやる。覚悟しろ」

このシーン、鳥肌が立つほど結城丈二がカッコいいですね。
登場した9回中、この4回目で「目が覚める」のは配分としてはベストですね。
ま、次々回で「やらかし」ますが・・・

技術は進むよ♪どこまでも♪

>にしても、デストロン、終盤に来て、大幹部も戦闘員も軒並み劣化しているのに、怪人の戦闘能力だけが上がっているように見えるのは不思議である。
少しも不思議じゃないですよ。技術は常にフィードバックされて日進月歩します。
トップと末端がいくら無能でも技術陣が優秀な(だから某国に行ったりするけど)企業は多い。

あと、「改造素体」として風見志郎を上回る身体能力の人物が存在してもおかしくない。
ショッカーだって本郷抹殺のためにスポーツ万能の一文字を選んだし。

>しかし、実際、「愛の救世主」と言うのはどう考えても的外れの表現だよね。

的外れじゃありません。「愛」って性愛だけじゃないですしね。51話で「人類愛」に目覚めるし。

ブラックサンタ、演じているのは前回とは別の俳優のようである

いえ、同じ藤沢 陽二郎です。これが本当に、ヒーロー作品最後の出演(ワンカットで、しかもセリフなし)でした…。

密告引き抜き何でもござれ、デストロンは厳しいのだ

ライダーマン登場の影響でヨロイ元帥の続投が決定した為ヨロイ一族が最後まで登場する事となりましたが、当初の予定では他にもツノ一族やヒレ一族等が登場する事になっており、サイタンク以降のヨロイ一族の一般怪人はそれらの没になった部族の怪人として登場する予定でした
それらの事情を考慮すると実はツノ一族やヒレ一族らも存在していたがヨロイ元帥の謀略により粛清され、残った怪人達がヨロイ一族に引き抜かれたのではないでしょうか、多分サイタンクはツノ一族最強の怪人だったのでしょう
じゃあなぜ首領がこんな好き勝手やってるヨロイ元帥を処分しないのかという話ですが、この程度の謀略に気付いて手を打てないようでは幹部は務まらんという方針かもしれません

Re: 純子さんは髪も脚も美しい!

まあ、V3の引き立て役だから、仕方ないんですけどね。

Re: 進歩がない

本気で勝つ気があるのか、疑問に思えてきますね。

Re: 結城「うん……ヨロイ元帥、今こそ貴様に思い知らせてやる。覚悟しろ」

やっぱりいい役者さんですよね。

Re: 技術は進むよ♪どこまでも♪

でも、最初のカメバズーカがめちゃくちゃ強かったのに、それ以降の怪人は明らかに劣化してますよね。

Re: >しかし、実際、「愛の救世主」と言うのはどう考えても的外れの表現だよね。

いや、それは分かるんですが、デストロンに裏切られた心の痛手(喪失感)を、それで埋め合わせできるほどには、まだ志郎との友情を深めているとは到底思えないので、いかにも唐突な感じがするんですよね。

もう少し後ならまだ分かりますが。

Re: ブラックサンタ、演じているのは前回とは別の俳優のようである

ご教示ありがとうございます。

あんまり自信がなかったんですが、違ってたら誰か言ってくれるだろうと横着なことをしてしまいました。

でも、あれだけの出番なら、別人でも良かったような。

Re: 密告引き抜き何でもござれ、デストロンは厳しいのだ

> ライダーマン登場の影響でヨロイ元帥の続投が決定した為ヨロイ一族が最後まで登場する事となりましたが、当初の予定では他にもツノ一族やヒレ一族等が登場する事になっており、サイタンク以降のヨロイ一族の一般怪人はそれらの没になった部族の怪人として登場する予定でした

そうなんですか。

ヒレ一族、めっちゃ見たかったです。

No title

>でも、最初のカメバズーカがめちゃくちゃ強かったのに、それ以降の怪人は明らかに劣化してますよね。
Ⅴ3が26の秘密を次々解き明かし、実戦経験を積んで強くなっているので
デストロン怪人が劣化しているとは思えません。
その強くなったⅤ3をサイタンクが圧倒しているのだから強化は着実に進行しています。

No title

>デストロンに裏切られた心の痛手(喪失感)を、それで埋め合わせできるほどには、まだ志郎との友情を深めているとは到底思えないので、いかにも唐突な感じがするんですよね。
これはこれで納得できますが、例えば異性関係で
あることで「一瞬で」恋の炎が燃えたり、逆に「百年の恋も冷める」ことがあります。
特に結城のような(デストロンを正義と信じるような)純真さなら
「180度反転」も不思議ではないと僕は思います。

Re: No title

そうですね。

ただ、サイタンク以降の怪人がえらい弱いような気もします……

Re: No title

自分の中では、結城のデストロンへの帰属意識と、志郎との友情とがどうにも結びつかないんですよね。

それにやっぱり「愛の救世主」と言う表現が引っ掛かって……

「一筋の希望の光」くらいならまだ分かるんですが。

ここがピーク?

他の方が仰る通りサイタンク以降の怪人は今一つパッとしないのが残念ですね😅此処がピーク(怪人の強さ的に)だったのでしょうか?

Re: ここがピーク?

最後の敵がザリガーナですもんね。

「ソルブレイン」40話

主人公
「本部長、本当に警察官は人を憎んではいけないんでしょうか?」
正木本部長
「その通りだ。「罪を憎んで人を憎まず」を厳守するのが警察官。冷静に罪だけを考えるんだ」

この台詞は宮内洋さんだからこそ重みを感じるなぁ・・・
藤岡さんや佐々木さんでもここまで響かない気がある。
宮内さんがヒーローを演じ続けてきたのは伊達じゃないですね。

Re: 「ソルブレイン」40話

「ソルブレイン」も一通り見てる筈なんですが、全く覚えてないですねえ。

女性の人質をいたぶるいやらしさ

今回のヨロイ元帥の拷問にはなんの必然性がなく、残忍さが際立っていますね。
小悪党かつ女の子をいたぶるサディストというと最近のアニメでは三木眞一郎さんとか平川大輔さんといった声優の名前が浮かびます。

Re: 女性の人質をいたぶるいやらしさ

> 今回のヨロイ元帥の拷問にはなんの必然性がなく、残忍さが際立っていますね。

確かに、拷問する必要ないですよね。

結城の考え方

確かに管理人様が仰る通り結城が“何も知らない”のは不自然ですね😅例え研究一筋だったとしても、怪人製造に関わっていた人間(或いは科学者)がデストロンの実態を理解出来て当然だと思いますがね

Re: 結城の考え方

まあ、あまり突っ込むのも野望ですけどね。

デジャビュ

デストロンの手術台に乗せられてる志郎は仮面ライダーの第76話でシードラゴン二世に捕らえられた猛と似ているシーンでしたね😅しかも地獄大使がヨロイ元帥同様に“一思いには殺さん❗️ジワジワとなぶり殺してやる❗️”と言うセリフもそっくりでしたね!(◎_◎;)

Re: デジャビュ

そうでしたか。

一思いに殺せってアドバイスしたくなります。

今回も仮面ライダー讃歌

今回はラス殺陣が長めということで、仮面ライダー讃歌でした。サイタンクが強敵ということもありカタルシスがありました。この曲はV3が圧倒的優勢で脱出と人質救出のミッションが確実の際にかかる曲で強敵との決戦というイベントになるとより盛り上がるという名曲です。
ストロンガーとスカイライダーにV3が客演した際にも使用されました。スカイライダーでは35話のラストに曲の締めが使用されていたことが印象深く、北海道ローカルのラジオ番組、明石英一郎のビビデバビデラジオの番宣に使用されました。明石英一郎さんは、仮面ライダーV3のファンとしてラジオ好きの人には有名でV3アクションをこの時期は番組のOPに使用していました。

Re: 今回も仮面ライダー讃歌

> ストロンガーとスカイライダーにV3が客演した際にも使用されました。スカイライダーでは35話のラストに曲の締めが使用されていたことが印象深く、北海道ローカルのラジオ番組、明石英一郎のビビデバビデラジオの番宣に使用されました。明石英一郎さんは、仮面ライダーV3のファンとしてラジオ好きの人には有名でV3アクションをこの時期は番組のOPに使用していました。

そうなんですか、全くの初耳です。

No title

今から49年前の今日、放送されました。仮面ライダーV3&ライダーマン対怪人サイタンクの2度目の戦いの舞台の場所は今は亡きお化けマンションで、今回で最後の姿となります。さあ、「V3」の物語は次回の第47話から最終回である第52話の残り6話となり、V3がライダーマンにライダー4号の名を贈る時が来ます。最終回までよいお年を!

Re: No title

49年ですか。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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