第19話「ゆうれい館で死人がよぶ!!」(1974年6月22日)
特に明記されている訳ではないが、17話から20話までは怪奇シリーズとして、ホラー色の強いエピソードが並んでいる。
ま、どれも
全然怖くないのが玉に瑕だが。

冒頭から、ミニスカを履いた若い女性の脚が映し出され、なんとなく期待できる滑り出しであったが……
激しい雷雨の中、ハイキングにでも来て道に迷ったのか、達也と弓子と言うカップルが山の中をさまよっている。
と、前方に大きな西洋館が見えたので、二人は急いで駆け寄り、扉を叩いて雨宿りを乞うが、何の反応もない。
やむなく二人は勝手に扉を開けて中に入るが、

達也「誰もいないんですか?」
弓子「留守かしら?」
外から見たときには窓から明々と光が漏れていたのに、内部は薄暗く、廃墟のように静まり返っていた。
しかし、扉を開けてすぐ部屋になってると言うのは、いくらなんでも雑なセットだなぁ。
壁には不気味な絵が飾られていて、しかもあちこちに蜘蛛の巣がかかっており、とても人が住んでいるようには見えない。
おまけに、人とも獣ともつかない笑い声が聞こえてきて、弓子は震え上がる。
弓子「気味が悪いわ、出ましょう」
達也「しかし、外は嵐だぜ」
弓子「でも……」
達也は気が進まないようであったが、二階から誰かが笑いながら降りてくる気配に、思わずノブを掴むが、何故か開かない。

やがて白いローブのようなものを着た、落ち武者カットの中年男が蝋燭の明かりを頼りに階段を下りてくる。
で、この登場の仕方がものすごーくフツーなので、怖くもなんともないのである。
さらに、

男「ようこそおいでなすった、ワシはこの館の主、幽霊怪人オカルトス!」
弓子「あうっ」
歓迎の挨拶をしつつ、あっさり正体を明かすと、

あっさり怪人の姿になって見せる。
……
仮にもホラーなドラマで、これだけ怖くないお化けの登場シーンを演出できるというのは、ある意味天才なんじゃないかと言う気がしてきた。嘘だけど。
普通はさ、常套的だけど、あくまでにこやかに二人を出迎え、もてなし、安心させたところでバーッ! と脅かすもんじゃないの?
それが階段を降りてきて、開口一番、「わてが怪人ダス」なんて名乗られた日には、被害者だってどう対応すればいいか、悩んでしまうではないか。
オカルトスはただちに達也を杖で撲殺し、

弓子「あーっ、あっあっ、いやーっ!」
怯えて逃げ惑う弓子も首を絞めて殺してしまう。
この、弓子の恐怖に引き攣った顔や喘ぎ声はなかなかエロティックだが、ほんの一瞬だし、前回同様、そもそも暗くて何やってんだか全然わかんねーよっ! の世界なのである。
と、壁に掛かっていたオカルトスの目が光り、その奥から総司令の声が聞こえてくる。

総司令「幽霊怪人オカルトスよ、GOD幽霊作戦の目的は
あちこちに幽霊を出して市民に恐怖を与え、混乱を起こさせることにある……ただちに始めよ」
怪人「わかりました」
仮にも首領なんだから、「あちこち」なんて軽い台詞は間違っても口にしないで欲しいものだ。
その翌日、

敬介「行方不明になったのも、確かまだ若い男女と聞いたが……」
同じ山の中に、達也と弓子の白骨死体が転がっていて、その前に敬介がしゃがんで手を合わせていた。
敬介「霧が出てきたな」
マコ「敬介さーん!」
チコ「敬介さーん!」
霧が出てきたかと思うと、何処からかチコたちの声が聞こえてくる。
敬介は声のするほうへ歩き出すが、

立花「何処行っちまったんだ?」
マコ「霧ではぐれちまったんだわ」
チコ「ほんと、ひどい霧」
敬介と一緒に来た三人が、霧に迷って敬介を見失ってしまう。
……
いや、なんか、おかしくないか?
どう見ても、霧が出てきたのは敬介が白骨死体を発見した後なのに、彼らの言い方では、霧が出たせいで敬介とはぐれたことになってしまう。
敬介にしても、おやっさんたちとはぐれたのなら、まず彼らを探そうとするだろうし。
だから、映像だけ見ると、敬介がひとりで調べに来て、そこにチコたちが追いかけてきたように見えるのである。
それはそれとして、おやっさんの言葉につられたのか、マコがちょっと乱暴な喋り方をするのが可愛いのである!

マコ「あんなところにおうちが……」
立花「よし、行こう」
やがて、三人は達也たちと同じく、山の中に西洋館を見付けてそこに向かう。
ただ、そこはあの白骨死体のあった場所の筈なのに、周りに敬介の姿が見えないと言うのは変である。
敬介は、三人を探しにその場を離れていたのだろうか?
とにかく、今回のシナリオ、全体的に分かりにくく、見ていてイライラしてしまう。

立花「いやぁ、こんな森の中に家があるとは知らなかったな」
マコ「行方不明になった二人のことを何か知ってるかもしれないわ」
立花「そうだな、聞いてみよう」
ノックをしても返事がないので、三人は勝手に中に入る。
立花「こりゃひどい荒れようだな」
マコ「空き家かしら」
チコ「でも、なんだか気味の悪いお家ね」
達也たちが見たのと同様、玄関から続く部屋は真っ暗で、不気味な雰囲気がたちこめていた。

マコ「ああっ!」
やがて、階段の途中に立っていたマコが玄関の扉の前に人影があるのに気付き、思わず叫ぶ。
なお、マコは階段を昇るのだが、何故か、二階には上がろうとしない。
理由は簡単で、二階がないからである!
だから、せっかく幽霊屋敷を出しておきながら、舞台になるのは玄関前とこの部屋だけという、こじんまりした映像になっている。

で、その人影が、行方不明の達也と弓子であったことは言うまでもない。
ただねえ……視聴者は二人が既に殺されていることを知らされているから、二人が幽霊or戦闘員であることは明白なので、これまたちっとも怖くないのがホラーとしては致命的である。
せめて、敬介が白骨を発見するシーンがなければ、二人が死んだのかどうかはっきりせず、多少はドキドキ出来たと思うのだが。

立花「いやぁ、こりゃどうも、突然お邪魔して申し訳ありません、実は昨日、若い男と女の二人がこの森の中で行方不明になったんですがね、もしや、その二人をお見掛けにならなかったでしょうか?」
おやっさん、愛想笑いを浮かべて丁寧に尋ねるが、子供ならともかく、成年した二人が一晩家に帰らなかったからって、すぐ行方不明だと決め付け、その上、何の関係もないおやっさんたちが現地までわざわざ探しに来るというのは、どう考えても変である。
達也「その二人なら知っています」
立花「え?」

達也の言葉に、おやっさんと目を見交わし、白い歯を見せて笑うチコ。
ああ、かわええ……
ま、既に読者の方にはお察しのことと思うが、ぶっちゃけ、今回も、チコとマコの画像を貼る以外の価値のない駄作なのである。
弓子「もう、死んでしまいました」
立花「え、なんですって?」
と、急にマコが大きな声を出す。
マコ「ああっ! こ、この人たちよ、行方不明になったのこの人たちよ」

マコ「ほら」
チコ「ほんとだー」
マコが取り出した二人の写真と見比べると、確かにマコの言うとおりであった。
……
いや、その写真、どうやって手に入れたの?
立花「あんたたち一体?」
達也「だから申し上げたでしょおおおっ!!」 辛抱強い幽霊さんたちも、おやっさんのあまりの血の巡りの悪さにキレるが、嘘である。
台詞は同じだが、もっと穏やかな口調なのである。
弓子「私たちは死んでしまったのです」
そう言うと、二人は扉に吸い込まれるようにして消える。
しかし、まあ、これだけ怖くない幽霊の登場&消失シーンってのもなかなか見られないよね。
だいたい、幽霊に
「私たちは死にました」って言われても、言われた方だって
「はぁ、さようですか、それはそれは……」と応じるしかないではないか!

マコ「ああっ」
チコ「幽霊だ!」
怪人「もーし」
二人がビビッておやっさんの背中に隠れていると、階段の途中にいきなりオカルトスがあらわれる。

マコ「出たぁーっ!」
女の子たちは彼らの顔を立ててビビッドに怖がっているが、これまた、全然怖くない「出」である。
まあ、あくまで怪奇風ストーリーであって、ホラードラマを撮ってる訳じゃないので、あまり高いハードルを当て嵌めるのは酷かもしれない。
それに本気で怖いドラマにしちゃうと、ちびっ子が拒否反応を示すからね。
怪人「よく来たな、この幽霊館に入ったからには、三人とも二度と生きては出られんぞ」
おやっさん、果敢にオカルトスに立ち向かうが、消えた達也たちが再びあらわれ、

マコ「助けてー、助けてーっ!」
わかりやすい「うらめしや」的なポーズを取って二人に迫る。

が、その手前ではおやっさんとオカルトスのプロレスが行われているので、まるっきりドリフのコントのクライマックスみたいな感じであった。
無論、怖くもなんともない。
敬介「待てい!」
と、ここでやって敬介が階段の上にあらわれ、華麗に飛び降りる。

敬介「おやっさん、こいつはGODの怪人です!」
見りゃあ分かるよ!!(管理人の魂の叫び)
その風態を見れば一発だし、ガチで格闘してる時点で、おやっさんだって相手が幽霊だなんて思ってなかっただろう。
怪人「いかにも俺はGODの幽霊怪人オカルトスだ!」
で、それをオカルトスがあっさり認めちゃうのも、なんだかなぁーと言う感じである。
何故なら、総司令から幽霊騒動を起こせと命じられているのに、そのネタばらしを自らしているように聞こえるからである。
戦闘員も加わってバトルとなるが、チコたちがいるのでライダーに変身できない敬介は苦戦し、

怪人「超能力オカルトス!」
敬介「うっ、う……」
さらに、なんだかよく分からないが、オカルトスの超能力ビームを浴びて、その体が固まってしまう。
しかし、さすがにこの光学作画はないんじゃない?
立花「敬介!」
マコ「敬介さん!」
で、話はほとんど進んでないのに、ここでもうCMに行っちゃいます。

CM後、引き続き体が動かずに、額に脂汗を掻いている敬介。
怪人「俺の力が分かったか?」
敬介「……」
命の危険をひしひしと感じる敬介であったが、
怪人「貴様の相手をしている暇はない!」 何をトチ狂ったのか、オカルトスはそう叫ぶと、

敬介を放置して姿を消してしまうのである!
……
もう、言うべき言葉が見付からない。
GODの最大の敵を倒すことより、幽霊作戦などと言うしょうもない作戦の遂行を優先させるとは……
敬介(あいつはアホか……) 危ういところを助かった敬介であったが、相手のバカさ加減に呆れていた。
と、建物が揺れ始めたかと思うと、壁や屋根が次々と消えて行き、

敬介「消えた」
敬介たちは、自分たちが何もない空き地の上に立っていることに気付くのだった。
チコ「キャアーッ! 骸骨!」
不意にチコが悲鳴を上げたので視線を向ければ、そこに最初に敬介が見た二つの白骨死体が折り重なるように倒れていた。
敬介「やっぱりここか」
立花「うん?」
敬介「この骸骨、どうやら行方不明になった二人のものらしいんですよ」
チコ「じゃあさっきのはやっぱり幽霊?」
立花「分からんな、まるで狐に抓まれてるみたいだ」
つまり、最初に敬介が立っていたところに、オカルトスが幻の幽霊館を作り出していたと言うことになる。
でも、敬介がその場を離れてすぐ屋敷が出現したのだから、敬介にも見えそうなもんだけどね。
あと、ここで白骨を見せるのなら、前述したように、最初に敬介が白骨を発見するシーンは要らなかったと思う。

アポロガイスト「ふっふっふっ、さすがの神敬介も、あれがオカルトスが超能力で映写した三次元の立体映画とは気付かんようだな」
渡哲也推薦のトマトジュースをグラスで飲みながら、彼らの様子をモニターで見ているアポロガイスト。
しっかし、
「超能力で映写した三次元の立体映像」って、こう言っちゃあなんだけど、センスのない台詞だなぁ。
シンプルに、
「超能力で作り出した幻影」で良かったのでは?
アポロガイスト「面白い、もう少しオカルトスに暴れさせた上で、俺がトドメを刺してやる」
……
Q
「オカルトスが暴れる」ことと、
「アポロガイストがライダーにトドメを刺す」こととの間に、どんな因果関係があるのか、簡明に述べよ。
A ない。
(1974年度灘高校入試試験より抜粋)
さて、とある小学校。
休み時間、グラウンドで女の子たちがタイヤの遊具にぶらさがって遊んでいると、別の女の子が来て、

女の子「ねえ、私、おトイレに行きたいんだけど、誰か一緒についてきてくれない?」
女の子「どうして?」
女の子「だって、あのおトイレお化けが出るって言うんだもん」
三人は、学校の怪談とロリコンの聖地・小学校の女子トイレに連れ立ってやってくるが、

女の子「きゃあーっ!」
個室の扉を開けた女の子は、その中を一目見るなり悲鳴を上げ、あえなく気絶してしまう。
しかし、この女の子たち、ルックスは十人並みだが、スタイルが妙に良いんだよね。
女の子「何よ、オーバーね……きゃあーっ!」
女の子「変なの」
二人目の女の子も中を見て逃げ出し、三人目の女の子が不思議そうに中を覗き込むが、

達也「ふふふふふ……」
そこにいたのは、ロリコンの覗き魔……ではなく、恨めしそうな顔で首吊りをしている達也であった。
女の子「きゃあっ!」
ま、これも怪談としては怖くもなんともないのだが、

続いて、夕闇迫る帰り道をひとりで歩いていた野球少年の目の前に、お寺の鐘突き堂か何かから、女の足がぶらりと下がっている様子は、ちょっとだけ怖い。

子供「首吊りだ」
弓子「ふああああ……」
無論、それは弓子で、にたりと不気味な笑みを浮かべると、口から真っ赤な血を滴らせる。
しかし、二人とも首吊りと言うのも芸がないなぁ。
それにしても、幽霊の達也と弓子だが、そもそも彼らは何者……と言うか「何」なのだろう?
戦闘員が化けている訳ではないようだし、勿論幽霊などではなく、オカルトスが作り出した幻影にしては、明らかに実体があるからねえ。
続いて、中年のガードマンが高架下に無断駐車している車を見付けてライトで座席を照らすと、

恨めしそうな顔をして死んでいる二人の姿があった。
なんとなく、自損事故を起こして鼻血を垂らしているようにも見えるが……
で、子供たちは脅すだけだったのに、何故かそのガードマンは、オカルトスによって殺されてしまう。
一貫性のない奴だ。
翌日、喫茶店コル。

立花「昨夜もあっちこっで幽霊が出たって言うぞ。GODのためには今東京じゅうは幽霊騒ぎだ」
敬介「待ってくれ、オヤジさん、俺は今、あいつの超能力を破る方法を必死になって……」
立花「そんなこと言ってるうちに、東京中の人間は幽霊ノイローゼにされてしまうんだっ!」
敬介の台詞から、物語の後半は敬介がオカルトスの超能力をいかにして破るか……に焦点が当てられると思うでしょ?
とっころが違うんだなぁ~っ!!by月ひかる
敬介「確かあのガードマンの葬式は明日って言ってたな……」
立花「葬式?」

で、その葬式だが、わざわざお寺で行う、なかなか豪華なものだった。
まあ、昔は今と違って葬式にもだいぶ金を掛けていたから、ないとは言わないけど、ガードマンの葬式にしては、いささか大袈裟であることは否めない。

敬介に頼まれたのだろう、その葬式におやっさんたちも参列するのだが、ここでチコの黒いミニスカワンピが見られるのが、今回、ほとんど唯一の収穫であった。
しかし、さすがに、葬式にこのスカート丈は非常識なような気もする……
一方で、女子大生なのに着物姿で参加しているマコは、逆に堅苦し過ぎる。
本堂では、既に住職の読経が始まっていたが、その場にいるのは遺族である妻と娘だけで、実に淋しい葬式であった。

立花「親子だけか……かわいそうになぁ」
おやっさんも気になって二人に話し掛けると、

マコ「ええ」
チコ「幽霊が出るって言うんで、みんな気味悪がってこないんですって」
立花(子供か!) と言うのは嘘だが、ガードマンがオカルトスに殺されたことは敬介以外は知らないのだから、なんでそんな噂が広まったのだろう?
それに、通夜ならともかく、昼間に行われる葬式に、幽霊が怖いから行かないって、それこそ子供みたいな反応である。
だから、ひょっとしたら、幽霊騒ぎの有無に関わらず、列席者はゼロだったのではないかと言う悲しい想像も成り立つ訳である。
つまり、ガードマン、友達がひとりもいなかったのである!!
いや、でも、勤めている警備会社の社長くらいは来るよね、フツーは。
あれこれ書いたが、要するに、エキストラを仕込むだけの予算的余裕がなかったと言うのが、本当の理由なのであろう。
それが証拠に、受付の人さえいないんだから……
ついでに言うと、和尚を演じているのは、オカルトスの人間態の上田忠好さんである。
考えたら、いくら落ち武者カットだからって、お坊さんの役をそのまま振ると言うのは、あまりに乱暴であり、失礼な話である。
と、何処からか不気味な笑い声が聞こえてくる。

マコ「うわっ!」
おちょぼ口を可愛らしく開けて驚くマコたん。
ほんと、こんなつまらない話、チコとマコがいなかったら光の速度でスルーしてるところなんだが……
やがて、棺の蓋が内側から開けられ、

ガードマン「……」
ものすごーーーーーーく普通の感じで仏様が起き上がりになられる。
仮にもホラードラマで、これほど緊張感のないお化け出現シーンがかつてあっただろうか? いや、ない!
しかも真っ昼間だしね……
ちなみにこの死体、どう見ても立体映像じゃなくて、本物の死体のようだが、オカルトスが超能力で動かしているのだろうか?
でも、死体には死後硬直ってもんがあるので、いくら超能力を使っても、生きていたときのようには動かせないと思うんだけどね。

怪人「幽霊怪人オカルトス」
ついで、住職が立ち上がって振り向くと、オカルトスの姿になる。

立花「くそう、GODの怪人!」
……
いやぁ、ほんと、チコは綺麗だなぁ。
涼子じゃなくて、彼女がヒロインだったら、序盤も別物のような面白さになっていたかもしれない。
怪人「今日こそ貴様を食い殺してやる。ぐぇええーっ!」
要するに、オカルトスがガードマンを殺したのは、こうやっておやっさんたちをおびき出すのが目的だったらしい。
これじゃあ、ガードマンも浮かばれまい……
しかし、被害者の葬式におやっさんたちが顔を出すなんてことまで、予想できるかなぁ?
あと、幽霊作戦はあくまで社会に恐怖と混乱を撒き散らすことだった筈なのに、いつの間にか趣旨が違ってないか?

腑に落ちないことだらけだが、次のシーンでは、どう見てもお寺とは全然別の場所を走って逃げているおやっさんたちの姿が映し出される。
ミニスカワンピの女の子が全力疾走している姿は目に心地良いが、この距離では、さすがにパンツまでは見えなかった。

だが、その途中、待ち構えていた敬介が飛び出して、オカルトスと仏様を引き止める。
仏様はいつの間にかいなくなり、敬介がXライダーに変身してラス殺陣となる。
気になる、オカルトスの超能力対策であったが、

怪人「超能力オカルトス!」
ライダー「ライドルバリアー!」
何の伏線もないまま、ライダーがライドルスティックで超能力を跳ね返すさまが、またしてもトホホな光学作画で描かれ、視聴者たちの膝を思いっきりカックンさせる。
ナレ「Xライダーのライドルスティックはオカルトスの超能力の念波を跳ね飛ばすことが出来た」 それに続くナレーターの説明もいかにも投げやりで、「試しにやってみたら成功しました」と言う、結果オーライ感が濃厚なのである。
で、「俺がトドメを刺してやる」と力強く宣言していた人は何処行ったのだろうと思っていたら、オカルトスが倒された後、のこのこバイクでやってきて、
アポロガイスト「しまった、遅かったか!」 の一言で済ませておられました。
正直、アポロガイストって、再生した後はすっかり駄目な人になっちゃったような気がする。
うーん、無理に生き返らせずに、あのまま死なせてやったほうが良かったかもしれない。
と言う訳で、前回に負けず劣らず無味乾燥で捻りがなく、チコとマコ以外には見るべきところのない駄作でありました。
その上、突っ込みどころが山ほどあるので、つまらない上に時間がかかると言う、最悪のレビューとなってしまいました。
これでも、だいぶ突っ込みを省略してるんだけどね。
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