第48話「見た! デストロン首領の顔!!」(1974年1月12日)
前回から引き続き、代々木のオリンピック体育館のアジトに潜入し、来日中のデストロン首領の出現を換気ダクトの中で固唾を呑んで待っているV3とライダーマン。
と言っても、既にトンガリ頭巾を被ったいかにも大物風の人物が、彼らの真下、ヨロイ元帥の前に座っているのだが、

V3「首領があそこにいるのか?」
ライダーマン「いや、俺にはわからんが、ヨロイ元帥にその姿を見せるとは思えない」
V3「よし、二手に分かれて正体を突き止めよう」
用心深い首領のこと、それが影武者である可能性が高いと見て、二人は別個に首領の探索を行うが、その動きがデストロンの警戒網にキャッチされる。

ヨロイ元帥「潜入者がいる、警戒せよ」
と、ヨロイ元帥の前の扉が開き、ライダーマンが飛び込んでくる。
首領、立ち上がるとパッと姿を消す。
でも、二人はそこにいる首領が偽者だと考えたからこそ二手に分かれたのに、ライダーマンがいの一番にここに突入するのは、いささか不合理なような気もするが、この後のライダーマンの言動から見て、首領よりもヨロイ元帥を倒すことを優先させたと見るべきか。

ライダーマン「ヨロイ元帥!! ロープアーム!!」
ヨロイ元帥「うぬっ、おのれ、ライダーマン」
ライダーマン、いきなりロープアームを飛ばして、ヨロイ元帥の体に巻きつける。
一方、V3は本物の首領と思われる人物がいる小部屋を発見し、ダクトから飛び降りる。

親衛隊のトンガリ頭巾たちを相手にハッスルするV3。

V3「貴様が首領か?」
正直、今回、ストーリーはあまり面白くないのだが、随所にこういう鳥肌もののビジュアルが出てくるのが売りである。

首領「……」
シャイなのか、首領は椅子に座ったまま何の反応も見せない。
V3が飛び掛って頭巾を剥ごうとするが、一体何回落ちれば気が済むのっ?(欽ちゃん風)と言う感じだか、V3は足元に開いた穴にスポッと落ちてしまう。

続いて、トンガリ頭巾が映写機のようなものを回しているシルエットが映し出されるのだが、つまり、その首領もフィルムが作り出した虚像だったと言うことらしい。
一方、ヨロイ元帥と戦っていたライダーマンも、仲良く落とし穴に落とされる。
進歩がない人たちだ……

ヨロイ元帥「馬鹿め、罠とも知らずにのこのことやってきた。今日ここがお前たちの死に場所だ。これはただの落とし穴とは違う、じっくり味わって死ぬが良い」
ヨロイ元帥が壁のダイヤルをまわすと、タービンが回転してそれぞれの落とし穴の空気を猛烈な勢いで排出し始める。
ライダーマン「気圧が下がる、これは……」
ヨロイ元帥「お前たちの最大の弱点は空気のない状態だ。V3のダブルタイフーンも真空では何の力も出せない」

ライダーマン「あっ、ぐっわっ!!」
たちまち空気が薄くなり、装備もなしに高山に登ったようにひどい耳鳴りと頭痛を覚えて呻くライダーマン。
一方、隣の部屋にいるV3は、涼しい顔をしている。
不完全な改造人間であるライダーマンとV3との違いが鮮明に描かれたシーンである。
それだけライダーマンが人間に近いということで、むしろ志郎から見れば羨ましいことかもしれないが。

V3「結城、ライダーマン、無事か?」
ライダーマン「すまん、俺が迂闊だった。罠とは知らなかった、許してくれ」
V3「わかっている、大丈夫か?」
二人は別々の部屋に落とされたのだが、壁一枚隔てた隣にいるので、壁越しならなんとか会話することが出来た。

ライダーマン「携帯酸素ボンベがあるからしばらくはいける。君は?」
V3「俺はラングの酸素で平気だが、真空ではエネルギーの補充が利かない」
何処からか取り出した黒い葉巻のようなものを咥えるライダーマン。
ちなみにV3の言う「ラング」とは、アクアラングの「ラング」、つまり「肺」のことである。
もっとも、V3・26の秘密には「空気ボンベ」と言う機能があるらしいので、そのことを指しているのかもしれない。
ライダーマン「君に疑われても仕方がない、すまん」
V3「ライダーマン、気を落とすな。私は君を信じてるぞ」
ライダーマン「V3!!」
二人が壁越しに友情を確かめ合っている頃、ヨロイ元帥は部下を集め、
ヨロイ元帥「既に東京皆殺し作戦は開始されている。邪魔なV3、ライダーマンも閉じ込めた、今日こそはデーストロン大勝利の記念すべき日となるぞ」
ライダーたちを放置して、本来の業務の遂行を命じていた。
あえてライダー抹殺にこだわらず、その存在を無力化するだけで満足し、その一方で粛々と作戦を推し進めると言う、過去の大幹部には見られなかった極めてクレバーな判断であった。
もっとも、その皆殺し作戦と言うのが、

大量の人喰いヒトデをばら撒くというのは、あまりクレバーとは言えなかったが……
人喰いヒトデが公園の池のほとりを這い回っているところに、シゲルたちがやってくる。
シゲル「なんだろう?」
マサト「あれえ、変なもの、動いてらぁ」
シゲル「ヒトデじゃないか」
マサト「ヒトデ?」
シゲル「うん、ヒトデって言って海の生物さ」
マサト「ふーん、じゃあ飼ってみる」
マサトという少年はそのヒトデを抱えて走り去るが、

子供「僕も飼ってみようかな」
子供「じゃあ僕も」
シゲル「……」
一緒にいた二人の少年も、それぞれヒトデを抱えて持って帰る。
正直、そんなでかくて不気味なものを飼おうと言う神経が分からないが、マサトだけならともかく、三人とも飼育を希望するというのは、明らかに不自然である。
おまけに、この二人の持ち帰ったヒトデについては、それっきり触れられないのだから、ますます不要なシーンのように思える。
マサトはヒトデを持って姉の勤めている東都中央病院へ行くが、院内にたちまちヒトデがはびこり、

医者「あっ、ああーっ」
今回の唯一の犠牲者である若い医者が食い殺されてしまう。
しかし、ヒトデに食われて死亡って……彼のこれまでの人生は一体なんだったのだろう?

シゲル「大変だ、ヒトデがあっちでもこっちでも暴れ出した」
純子「ヒトデ? ヒトデってあの海にいる?」 シゲル「うん……」
「他にヒトデがいるんかい!!」と、思わず心の中で突っ込みを入れるシゲルだったが、嘘である。
と、マサトから電話が掛かってくる。

マサト「ヒトデが、僕が持ってきたのと同じヒトデが暴れだした」
シゲル「あのヒトデが? マサト君、今どこにいるの? 東都中央病院? 今すぐ行くからね」
この、病院に出たヒトデについても、マサトが持ち帰った個体が分裂して増えたのか、それとは別に病院にいたものなのか、その辺もはっきりせず、見ていてイライラしてしまう。
後者なら、マサトがヒトデを持って帰ると言うシーンは不要だと思うんだけどね。
ま、もっとはっきり言えば、このマサトというキャラ自体、居なくても可なのだが……
せめて姉ちゃんがもう少し美人だったらなぁ。
それにしてもシゲルの川口さん、図体もだが、顔つきもだいぶ
おっさん大人の顔になって、もう子役と言う感じがしなくなってるよね。

さて、おやっさん、電気工事の作業員に変装し、代々木のアジトに潜り込む。
ヨロイ元帥、誰もライダーたちに近付けないようセキュリティーを強化していれば、それこそ大勝利であったろうに、おやっさんという伏兵の存在を失念していたのが千慮の一失であった。
ちなみに地下道を進むおやっさんに、純子さんから通信が入るのだが、このシーンも要らないよね。
ライダーマンたちのいる部屋は完全に真空になり、会話も出来なくなっていたが、ライダーマンは壁を叩いてモールス信号でV3に「俺の右腕はドリルになっている。これを使って脱出しよう」とメッセージを送る。
V3「頼むぞライダーマン」

ライダーマン、ドリルアームを取り出して装着するが、
ライダーマン(何処にあったんだ、これ?) 自分で出しておきながら首を傾げるのだったが、嘘である。
ライダーマン(回らない、バッテリーがないっ)
ライダーマン、背後の壁にコンセントのようなものがあったので(註1)、それから電気を取ろうとするが、配線が切れていた。
註1……なんで落とし穴の壁にそんなものがあるんだーっ!? ライダーマン(5000ボルトの電気が必要だ)
V3、ライダーマンの通信に部屋の中を見回していたが、
V3(ここにもない) ……
いや、このシーン、要ります?
仮にV3の部屋にコンセントがあったって、ライダーマンには使えないんだから……
ともあれ、脱出は絶望的と思われたが、

立花「5000ボルトか、よし……うん、2500ボルトか……2500ボルトじゃ駄目か?」
たまたま、牢獄の近くにいたおやっさんが、そのモールス信号を聞いて、自分も壁をスパナで叩いてメッセージを送る。
うーん、壁一枚隔てた二人がモールス信号で交信するのはともかく、さすがに建物の外にいるおやっさんには聞こえないと思うのだが。
あと、2500ボルトしかないと言うのも余計な小細工のようで、ここは普通に5000ボルトで良かったと思う。結果的には、2500ボルトで動いちゃうんだから。
でも、この辺のギリギリ感は、なんか「ミッションインポッシブル」みたいで面白いけどね。
ライダーマン(試してみよう)
立花(細い線の片割れがそちらにないか?)
ライダーマン(ここにもある)

ライダーマン(電気送れ)
立花(ようし、すぐ送ってやるからな)
おやっさん、それこそイーサン・ハントのように手早く配線をいじくって、ライダーマンのいる部屋から電気が取れるようにする。
しかし、これも、本職の電気工事人でも難しい作業を何の資格も経験もないおやっさんがちゃっちゃとこなしてしまうというのも、いかにもご都合主義的な話だ。

とにかく、無事にドリルは回り始め、ライダーマンはまず境の壁に穴を開けると、外部に面した壁にも穴を開ける。
こうして、ライダーマンの部屋を経由してV3のいる部屋にも空気が流入し、V3はそれによってダブルタイフーンを回し、パンチで仕切りの壁を打ち破り、なんとか脱出に成功する。
「仮面ライダー」シリーズにおいて、これだけ手の込んだ脱出シーンはないと思うが、いささか時間を掛け過ぎたようで、

二人がシゲルからのSOSを受けてアジトからバイクで出発したところで、早くもCMとなってしまう。
しかし、このオリンピック体育館、いかにも「悪の組織」のアジトと言う感じでグーである。
CM後、病院の一室に集まってヒトデの襲撃に怯えるシゲルたちと、急行するV3の姿が描かれるが、どうでも良いのでカット。
くどいようだが、ゲストヒロインのキャスンティングは重要だ。
その後、ヒトデを操る怪人オニヒトデと、V3、ライダーマンの戦いとなる。

文字通り、殴る、

蹴るの暴行を加えるWライダー。
大人げないなぁ。
ちなみにこのオニヒトデ、たぶん、デストロンの怪人の中で一番印象に残らない怪人だろうなぁ。管理人も、今回レビューするまで完全に忘れていた。
デザインは悪くないんだけどね。
オニヒトデを撃退した後、志郎と結城が病院の中に入ってきて、

志郎「どうしてこの病院ばかりにあんなに攻撃を掛けてくるんですかね」
立花「うん」
志郎の疑問に、おやっさんが本部にいる純子に頼んで調べてもらうと、ヒトデの被害がこの病院を中心に広がっていることが判明する。
でもねえ、純子さんは即答しているが、一瞬映る地図に、ヒトデの発生場所を示す赤いバツがたくさん書いてあるのだが、それだけでは、どう考えてもその病院がその中心とは言えない感じなんだけどね。
と言う訳で、このやりとりも要らなかったと思う。
志郎「もしかしたら、この病院にデストロンの……」
姉「そう言えば、こないだから特別室が……」
志郎「特別室?」
姉「はい、二階の南側の奥ですが、締め切ったきりで」
ここでマサトの姉が思い出しようにつぶやくのだが、いくら特別室だからって、仮にも病室なんだから、締め切ったきりと言うのは変だろう。
まあ、変だと思ったから彼女はそのことを話したのだろうが、この場合、変って言うより、ありえないよね。
まあ、彼女の言う「こないだ」と言うのがどれくらいの期間を指しているのか分からないのだが……
二人はその特別室へ行き、ノックもせずにドアを蹴り倒して突入するのだが、これも考えれば乱暴な話だ。
そこに死ぬほど金持ってそうな老人が寝ていたら、どう弁解するつもりだったのだろう?
もっとも、二人の予想通り、ベッドは空で、代わりに何処からか首領の笑い声が響いてくる。

部屋の壁を調べると、果たして、一方の壁がどんでん返しになっていて、その向こうに、首領のプライベートルームがしつらえてあった。
勝手にそんなモン作るなよ……by院長

志郎「とうとう見付けたぞ、デストロンの首領!!」
オレンジ色の照明を浴び、あたかも夕日の中に立っているかのように輝く志郎の横顔。
今回のシナリオ、はっきり言って穴だらけ(我ながらうまいこと言ったよ!!)だが、ビジュアル的には100点満点である。
しかし、この灯台下暗しと言うオチは、それだけ切り離して見れば、まあ面白いんだけど、冷静に考えたら腑に落ちないことだらけである。
まず、なんでデストロンの首領ともあろうものが、逃亡者のようにこそこそと民間病院の中に隠れていなければならないのか?
何か秘密の治療(痔とか)でも受けようとしていたのだろうか?
この病院自体がデストロンの持ち物なら分かるのだが、そう言う描写はないしね。
なにより、志郎たちはこの病院が重点的に狙われていることから怪しいと睨んだのだが、なんで自分たちのボスがいる病院をわざわざ集中的に襲わねばならないのか?
また、ヒトデの発生源がどうやらここらしいので、志郎が怪しんだという見方も可能だが、それにしても、ヒトデを作っているのはオニヒトデなのだから、ヒトデの発生源=首領の座所と言うことにはなるまい。
もっとも、首領の背後の壁にそれこそヒトデのような絵が書いてあることから、その首領も実は偽者で、オニヒトデが化けていたというのなら、辻褄はだいたい合うんだけどね。
でも、そうなると、オニヒトデは自分のアジトを重点的に攻撃していたことになり、やっぱりアホだということになっちゃうか……
ま、この問題についてはいくら考えてもすっきりした答えは出そうにないので、とにかく話を進めよう。
首領「よく来たな、風見志郎」
志郎「今日こそお前の正体を暴いてやる」

首領に近付こうとする志郎に、ナチスの制服みたいなのを着た親衛隊らしき戦闘員が襲い掛かる。
さすが親衛隊だけあって志郎も梃子摺るが、

志郎「むんっ」

志郎「変身……」

志郎「V3!!」

思わず7枚も貼ってしまったが、デストロンの紋章をバックに、完全なシルエットのまま志郎が完璧な変身ポーズを取るのが、鳥肌が立つほどカッコイイのである!!
V3、親衛隊を蹴散らし、首領の頭巾を取るが、

その下から出てきたのは、包帯を頭に巻いて、笑っているような黒い仮面をつけた不気味な顔だった。
まあ、仮面なんだろうけど。
と、ここでライダーマンが意外な行動に出る。

V3「V3必殺キック!!」
ライダーマン「首領、逃げてください!! おおっ!!」
首領を庇うようにその前に立ち、V3の放ったキックを自らの体で受け止めたのである。

V3「どけ、ライダーマン」
ライダーマン「V3、許してくれ……う、ああ……」
そう言ってもたれかかるライダーマンを
ポイッと捨てると、首領を追って外へ出るV3。
ちなみに首領がダブルライダーに攻撃されているというのに、オニヒトデはおろか、ヨロイ元帥さえ助けに来なかったことから見て、やはりさっきの首領はオニヒトデが化けていた可能性が高いのではあるまいか。
さて、ここからラス殺陣となり、ライダーマンの助けを借りたV3がオニヒトデを蹴り殺して事件は解決し、視聴者の胸には、
「結局、東京皆殺し作戦ってなんだったの?」と言う、素朴な疑問が木枯らしに吹かれる枯れ葉のように、空しく渦を巻くのだった。
ラスト、さすがに険しい面持ちで海を見ている志郎に、結城が必死で弁明している。

結城「俺はどんなに軽蔑されようと、殴られようと蹴られようと、殺されようと、今は何とも言い訳できない」
志郎「……」
結城「何故あんなことをやってしまったのか……」
志郎「何故あの首領を助けたりしたんだ? 全人類の敵、デストロンの首領を何故助けたりしたんだ?」
結城「風見、君がもし僕の立場だったらどうした? 君でも……」
志郎「俺でも? 俺でもあの凶悪の権化を助けたというのかっ?」
志郎、結城の反問に、全身を震わせて叫ぶ。

結城「俺はあの首領に育てられたんだ。まったくひとりぼっちの俺が全く誰にも理解されずに死にたいとさえ思っていた助手時代に俺を救ってくれた恩人なんだ。今はデストロンの悪も分かった、デストロンと戦う決意も十分に出来た。しかしあの時は思わずやってしまったんだ。自分の目の前で恩人がやられるのは見たくなかったんだ……」
志郎「……」
「言い訳できない」と言いつつ、思いっきり言い訳している結城であった。
ただ、結城はしきりに「恩人」と言うけど、具体的に首領がどんなことをしてくれたのか、その辺がさっぱり分からないので、結城の台詞にもいまひとつ感情移入できないのが難である。
第一、一度も顔を合わせたこともないような相手に対し、そんな、親に対する子供のような気持ちを抱けるだろうか?
背中で結城の釈明を聞いていた志郎、振り返ると、表情を和らげて結城の前に立ち、

志郎「分かったよ、結城、お前は良い奴だな。今時珍しいよ」
結城「風見!!」
志郎「でもな、もうあんなことはするな……俺はあくまでデストロンを倒す。人間の自由のためにも戦うぞ」
結城の肩を叩いて優しく言い聞かせると、改めて決意を口にする。

志郎「君も一緒に戦ってくれ、いいな?」
結城「ああ!!」
和解のしるしに差し伸べられた志郎の手を、いかにも嬉しそうな笑顔でがっちり握る結城。
なんか、山口さんの人柄がそのままあらわれたような、素敵な笑顔である。
この僅か12年後に亡くなるとは信じられない……
以上、落とし穴からの凝りに凝った脱出シーンや、首領の意外な隠遁場所など、場面ひとつひとつはそれなりに面白いのだが、それらをひとつの絵として見ると、かなりの歪みが見られる、へんてこなエピソードであった。
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