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「電撃戦隊チェンジマン」 第39話「恐怖のかくれんぼ」


 第39話「恐怖のかくれんぼ」(1985年10月26日)

 シーマ「悪のドア作戦、開始」

 
 冒頭、シーマの指示で、ダムスと言う、クトゥルー神話に出てきそうな宇宙獣士が、貸しボート小屋のドアや機械室のドアなど、公園の敷地内にあるドアと言うドアにビームを照射していく。

 一見したところ、何の変化も見られなかったが……

 同じころ、その公園の別の場所では、

 
 疾風「もう、いいかーいっ?」
 園児たち「まーだだよーっ」
 みゆき先生「ほらっ、隠れるわよ」

 疾風が、保育園児たちと一緒にかくれんぼをして遊んでいた。

 ……

 どうやら疾風、趣味が高じて、とうとう取り返しのつかない領域にまで達してしまったらしい。

 ナレ「疾風は定期パトロールの途中顔見知りになった保育園の子供たちと今日はかくれんぼをして遊ぶ約束をしていたのである。完全にガチである!!

 シーマがこの場所を選んだのは偶然ではなく、疾風が今日ここに来ることを知った上でのことであった。

 そのうち、隠れ場所を探していた男の子が、例のビームを浴びたドアの一つを開けるが、その先は真っ暗な異次元空間になっていて、男の子はその中に吸い込まれ、公園から遠く離れた海岸の岩場に出てしまう。

 つまり、ダムスのビームによって、ただのドアが強制転送機能付きの「どこでもドア」に変化してしまったのである。

 
 そんなこととは知らないオニの疾風、もう、昼間から幼女たちと公然といちゃいちゃ出来ることが嬉しくて嬉しくて仕方ない様子で、公園内を歩き回っていた。

 と、思いきや、

 疾風「みゆき先生、あなたを見逃すような疾風翔ではありませんよ、みゆきさん、みぃつけた、あら疾風さん、見付かっちゃった、なんちゃって……」

 疾風の本当の狙いはみゆき先生だったのだ。

 ひとり芝居をしながら、植え込みの中にしゃがんで背中を向けているみゆき先生に近付き、

 
 疾風「みゆき先生、みーっけ!!」

 いないいないバアするように両手を広げて叫ぶが、

 
 振り向いたその顔を良く見れば、同じシャツを着てるだけの別人であった。

 疾風「ううわぁあああっ!!」

 殺人鬼にでも出くわしたように絶叫する疾風に、女性は手にした本をドカドカ投げ付けた上、

 
 女性「痴漢ですよ~~っ!!」

 ありったけの大声で叫ぶ。

 ある意味、スーパーヒーローにとって、最大のピンチであった。

 ちなみにこの女性、どっかで見たことあるなぁと思ったら、前年に放送された「不良少女とよばれて」に出ていた船橋あられさんですね。

 そう言えば、アハメス様も「不良少女」にゲスト出演してるんだよね。

 疾風はとりあえず逃げ出し、近くにあった売店のドアを開けて飛び込むが、さっきの子供と同様、異次元空間に吸い込まれて、全く別の場所に転送されてしまう。

 
 疾風「一体、どうなってんだ? ここは何処だ?」

 しかし、そうしないと話が成り立たないから仕方ないけど、痴漢と間違われて逃げるのなら、そんなところに隠れるんじゃなく、その場から遠ざかるのが普通だよね。

 
 疾風が戸惑っていると、上空に奇妙な形のドアが飛んできて、その中からアハメス、シーマ、ダムスがあらわれ、その前に飛び降りる。

 
 疾風「アハメス!!」
 アハメス「宇宙獣士ダムスのワープエネルギーをドアに与えると、ドアを開けた途端にとんでもないところにワープされてしまうのよ。これぞ、悪魔のドア作戦」
 疾風「悪魔のドア?」
 アハメス「チェンジマン一人ひとりを切り離し、お前たちの混乱に乗じて一気に倒す」
 シーマ「疾風、ここがお前の墓場だ」

 いつもながら、アハメス様のスタイル同様、スマートな戦略であった。

 ただ、普通この手の話だと、ヒーローが次から次へと色んなところに移動させられ、その先々でバラエティーに富んだ敵と戦うと言うのが見せ場になるのだが、このエピソードでは、予算の都合か、岩場や採石場、この後のダムサイトなど、いつもと変わり映えしないロケ地しか出てこないのが実に寂しく、アイディア倒れの感が強い。

 しかも、グリフォンに変身した疾風が、駆けつけた仲間たちと逃げる途中、アハメスがドアで彼らの行く手を塞ぐのだが、

 
 そのドアから出ようとしたダムスを押しのけて、前回登場した謎の幽霊、その正体はギルーク司令官の変わり果てた姿であるゴーストギルークがあらわれたものだから、ますます肝心のプロットが霞んでしまう結果となる。

 ギルーク「ふふふふふ」
 ドラゴン「お前はギルーク!!」
 アハメス「ギルーク、生きていたとは……」

 それはともかく、前回は全く気付かなかったドラゴンたちも、しげしげとその顔を見て、漸くそれがギルークだと気付く。

 ギルーク「いかにも、宇宙の墓場から戻ってきたのだ」
 アハメス「信じられない、一体どうして?」
 ギルーク「恨みよ、アハメス、お前への恨み、チェンジマンへの恨み……俺は同じ墓場で死に掛けていた宇宙獣士と合体、乗り移ったのだ」

 ゴーストギルーク、目からビームを放ってチェンジマンとアハメスの前でしょぼい爆発を起こすが、急に苦しそうに体をわななかせたかと思うと、

 ギルーク「体が消える……体が消えるーっ!!」

 
 フェニックス「幽霊になっていくわ」
 ドラゴン「この前の幽霊と同じだ、あの幽霊はギルークだったのか」
 ギルーク「覚えていろ、この恨みは必ず晴らしてやるーっ!!」

 体が半透明になったゴーストギルークは、何者かに背後から引っぱられるように空中に持ち上げられ、空気に溶け込むようにして消える。

 予想外の事態に、アハメスは作戦をほったらかしにしてゴズマードへ引き揚げる。

 
 アハメス「バズー様、ギルークのあのような振る舞い、許してもよろしいのでしょうか?」

 ブリッジに戻るなり、右手を広げて突き出しながら、バズーに訴えるアハメス様。

 こういう仕草とか、やっぱり黒田さんは上手いよね。

 だが、案に相違して、

 
 バズー「ふっふっふっふっ、宇宙の墓場から戻ってくるとは大した奴ではないか……半分幽霊とはいえ、すごい力を身に付けておる」

 力こそ正義なりと言う信条を持つバズーは、怒るどころか、司令官時代には見られなかったギルークのしぶとさに目を細めるばかりで、全く罪を問おうとしない。

 バズー「ちょっとギルークを見直したところだ」

 
 アハメス「……」

 瞬間的に、バズーの寵愛が再びギルークに戻り、司令官としての自分の座が危うくなるのではないかと考えるアハメス様。

 なにしろ、スーパーパワーを身に付けたと威張っておきながら、チェンジマンに完敗した直後なので、アハメス様が不安に駆られたのも無理はない。

 にしても、何度も書いたが、アハメス様にはバズーの寵愛を求めるなんて情けないことはせず、もっとスケールの大きな活躍をして欲しかったところだ。

 バズー「人のことよりまず自分の本分を尽くすことではないのか?」

 
 アハメス「……」

 追い討ちをかけるように、バズーから司令官としての、否、人としての「道」を説諭され、

 
 アハメス「ははーっ!!」

 思わず襟を正して頭を下げるアハメス様であった。

 ちなみにこの「ははーっ」と言う声が、アハメス様にしては珍しくダミ声になっているのが可愛い。

 なんとなく猫の鳴き声にも聞こえるんだよね。

 一方、疾風たちは、あの岩場に飛ばされたアキオという子供が行方不明だと知らされ、さっきの公園に舞い戻る。

 公園では、みゆき先生が必死になって子供の行方を探していた。

 
 みゆき「疾風さん、一体何処行ってたんですか?」
 疾風「すいません」
 みゆき「いくら探してもアキオ君だけ見付からないの」
 疾風(アキオ君も悪魔のドアに入ってしまったに違いない……)

 うーん、みゆき先生がもうちょっと美人だったら、管理人のやる気も湧いたのだが……

 正直、スタイルは別にして、あられさんと大差ないような……

 責任を感じた疾風はひとりであちこち探し回るが、貸しボート小屋のドアに目を付け、思い切って開けるが、そこはアキオの通ったのは別のドアで、疾風、今度はいつものダムサイトに転送されてしまう。

 と、待ってましたとばかりにあのドアが飛んできて、中からアハメスたちが出てくる。

 
 疾風「アハメス、アキオ君を何処へやった?」
 アハメス「疾風翔、お前から片付けてやる!!」

 アハメス、疾風の叫びを無視してダムスとシーマに攻撃を命じる。

 と、周囲が急に暗くなったかと思うと、

 
 疾風「うう、ギルーク……」

 忽然とゴーストギルークがあらわれ、疾風の首をぐいぐい締め上げる。

 ギルーク「チェンジマンを倒すのは俺だ、ようく見ておけ、俺のやり方を……これと同じやり方でアハメス、次はお前を地獄へ送ってやる」
 アハメス「……」

 幽霊となってまで復讐を誓うギルークの迫力に、さしものアハメス様も気を飲まれたのか、言葉を返すことすら出来ずに立ち尽くす。

 その後、4人もあのドアを通ってダムの上に落ちてくる。

 
 さやか「ああ~っ、ああんっ」

 色っぽいあえぎ声を出しながら着地して、ミニスカからお尻をもりっとはみ出させると言う、素晴らしい仕事をするさやかタン。

 まさに、パンチラ界の仕事人である。

 

 
 そして、銀髪をなびかせながら振り向く、アハメス様の思わず似たような画像を二枚貼らずにはおれない美しさ!!

 何気に「チェンジマン」って、「ダイナマン」に匹敵するほどヒロイン指数の高い番組だったのである。

 この作品を最初はレビューしない予定だった昔の自分の背中に、思いっきり蹴りを入れたくなった管理人であった。

 
 麻衣「疾風さん!!」
 剣「疾風!!」

 などと管理人が感慨に耽っている間もなく、今度は正面からのチラを披露されるさやか様。

 後ろから前から、まんべんなくパンツを見せてくれてありがとう!!

 4人はなんとか疾風を救い出し、ゴーストギルークも呪いの言葉を発しながら空中に消える。

 どうやらゴーストギルーク、この次元で活動できる時間が限られているらしい。

 
 ギルークの巨大な爪で抱擁された疾風は、ほとんど生ける屍状態。

 アハメスにとって、チェンジマンを倒す千載一遇のチャンスであったが、

 
 アハメス「ひけっ!!」

 え、え、え゛え゛~~~!! 帰っちゃうのぉ~?

 アハメス様の口から出たのは、耳を疑いたくなるような命令だった。

 うーん、いくらゴーストギルークの出現に気を殺がれたとはいえ、この絶好のチャンスをみすみす逃したのはアハメス様らしくないなぁ。

 ギルークの手柄を横取りすることを恥じたとも考えられるが、ギルークが消える前には攻撃の素振りを見せていたのだから、それもありえない。

 CM後、止めようとする仲間を振り切って、疾風は三たびあの公園にやってくる。

 もう一度悪魔のドアをくぐって、アキオ少年を見付け出そうと言うのだ。

 
 勇馬「ゴズマだって待ち構えてるんだぞ」
 さやか「ギルークもいつ何処にあらわれるか分からないのよ」
 疾風「じゃあアキオ君はどうなるんだ? アキオ君はなぁ、俺とかくれんぼをするのを一番楽しみにしていたんだっ!! こうしてる間にも、あの子はどこかで寂しい思いをしてるのかもしれないんだぞっ」

 疾風、クソしょうもない逸話を披露して仲間に訴えるが、仲間の反応は総じて鈍い。

 疾風の熱血ぶりが全力で空回りしているようにしか見えない理由は、問題の子供が特にハードな状況にないと言う一点にある。

 だって、異次元とか、別の惑星に飛ばされたとかならともかく、単なる岩場だからね。

 ま、実際は、

 
 岩場で泣きそうになっているアキオ少年の姿が映し出されるのだが、

 
 管理人にとっては、次に貼るさやかタンの凛々しい横顔の引き立て役でしかないのだった。

 これがせめて可愛い女の子だったら、多少は疾風の焦燥に共感できるのだが……

 疾風「早く見付け出してやらなくちゃ、アキオ君のかくれんぼはまだ終わっちゃいないんだぁ!!」
 剣(うまいこと言ったよ!!)

 この後、疾風は決死の覚悟であのドアをくぐり、やっとアキオのいる岩場に辿り着く。

 アキオを見付けて抱き締めていると、またしてもあのドアが飛んできて、アハメス様が悠然と登場あそばされる。

 
 アハメス「愚かなやつめ、飛んで火にいる夏の虫とはお前のことね」
 疾風「なにぃ」

 うーん、アハメス様のしとやかで甘美な唇から、そんなカビの生えた悪役の常套句は聞きたくなかったなぁ。

 だが、アハメス様の、敵を分断して各個撃破するという戦略は既に破綻しており、すぐに他の4人も駆けつけ、いつもと代わり映えのないラス殺陣となってしまう。

 惜しむらくは、悪魔のドアに偶然性がなかったことだ。つまり、転送先を固定とせず、飛び込むたびに行き先が変わるという仕様にしていれば、他のメンバーもすぐには駆けつけられなかっただろうに……

 ともあれ、ダムスとの戦いになり、インスタントな異次元空間(つまり、スタジオにスモーク焚いただけのやつ)に引きずり込まれた5人が、甲冑をつけた武士と戦うという、ちょっとだけこの手の話の定番演出が見られるが、特に面白くはない。

 アハメス様自慢の悪魔のドアだったが、5人がそれぞれのズーカを同時に撃つと、あっさり破壊され、同時に公園のドアもすべて元通りになる。

 ついで、パワーバズーカで淡々とダムスに金のボラギノールを撃ち込んで粉砕する。

 
 アハメス「悪魔のドアが破られるとは……ギョダーイ!!」

 思わず、黒くて太くて熱いもの(註・石焼イモ)をぶち込みたくなるような大口を開けて叫ぶアハメス様。

 巨大ロボットバトルもつつがなくチェンジマンの勝利となり、事件は解決する。

 終わって見れば、お子様をひとり岩場に飛ばして不安にさせただけと言う、アハメス様らしからぬ戦果に終わったトホホな作戦であった。

 ラスト、あの公園で、改めてみゆき先生やアキオとかくれんぼをしている疾風。
 
 また疾風がオニとなり、みゆき先生を探しに行こうとするが、

 
 疾風「あれ……クシ?」

 いつものように懐に手を入れてクシを取り出そうとするが、見当たらない。

 
 剣「おい、疾風……これか? これだろ?」

 と、背後にいた剣が疾風愛用のクシを取り出し、疾風がいつもしているように、気取った手付きで髪を撫で付けて見せる。

 書くのを忘れたが、剣たちは疾風の落としたクシを目当てに、疾風が通ったドアを見付け出したのである。

 ま、そんなことはどうでも良くて、

 
 クシを投げてやる剣の後ろで、同じように疾風の真似をしているさやかが可愛いのである!!

 疾風「これ、これよぉ……みゆき先生、今行きますよ~」

 疾風、髪を整えてから、木の幹の後ろに回り込み、そこにいる筈のみゆき先生のそばに立つが、

 
 疾風「みゆき先生、みぃつけ……うう、うわぁあああーっ!!」
 あられ「うわぁあああああーっ!!」

 そこにいたのは、またしてもあの太めの女性だったという、ありがちなオチが待っていた。

 もっとも、さすが女たらしの疾風、今度はその女性に気に入られて、ガンガン迫られて必死で逃げようとするのだった。

 ちなみにはさっきはあまり綺麗じゃないと言ったが、みゆき先生、やっぱりそこそこ美人でした。

 でも、ろくにアップもなく、むしろあられさんのほうが目立ってるくらいだから、彼女を起用した意味がないよね。

 以上、ギルークの復活と言うストーリー上の重要なエピソードさえなければ、喜んでスルーしたい凡作であった。
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コメント

扉の開けるとそこは

ダムスの能力を考えたらもうちょいコメディ寄りの話にした方が良かったかもしれませんね、町中のドアの向こうが別のドアになって大混乱みたいな感じで

警察官が泥棒を追いかけてドアを開けたら留置所の中とか、チェンジマンがダムスを追いかけてドアを開けたら更衣室のロッカーに繋がってるとか(やるとしたらオーソドックスに女子更衣室で物を投げつけられる疾風にするか、男子更衣室で恥ずかしがるさやかにするかのどっちかでしょうね)面白いシチュエーションが作れそうです

また放置

折角1人を瀕死の状態にしたのに、何故その場から逃走したのでしょうか?またしても千載一遇のチャンスを逃してしまいましたね😅

ショボい

>問題の子供が特にハードな状況にないと言う一点にある。
これは同感です。もう何日も帰ってきてないとかアハメスが子供を人質にしているとかならわかるんですが。ダイナマンの34話に比べてもショボく感じます。

ところで今回はバズーが比較的まともなことを言っているように感じましたね。少しは見直しました。

Re: 扉の開けるとそこは

> ダムスの能力を考えたらもうちょいコメディ寄りの話にした方が良かったかもしれませんね、町中のドアの向こうが別のドアになって大混乱みたいな感じで

そっちの方が明らかに面白そうですね。

Re: また放置

ギルーク、もう出て来なくてもいいのに……

Re: ショボい

まだしも、みゆき先生が行方不明になるほうが良かったのではないかと思います。

痴漢呼ばわり

今回は疾風が見ず知らずの女の子に痴漢呼ばわりされましたが、ヒーローが痴漢と呼ばれるのは初めての事ではないのでしょうか?

Re: 痴漢呼ばわり

「バトルフィーバー」とかでありそうですけど、どうだったかなぁ。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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