第34話「謎のにせ嵐出現!!」(1972年11月24日)
最初で最後だと思うが、実際に姫路城でロケをした意欲作である。

のっけから、時代劇でお馴染みの姫路城の全景が映し出され、
ナレ「姫路城は徳川幕府にとって西国の外様大名を見張るために重要な役割を果たし、城主には徳川譜代の重臣が選ばれていた。その姫路城を臨む広峰山に悪魔道人の大魔神像が出現した」
この作品では貴重な、史実に即したナレーションが被さる。
悪魔道人は、例の水鏡に姫路城の美しい城郭を映しながら、

悪魔道人「俺はこの、姫路城をのっとり、日本を東と西に分けて、じわじわと占領してやる。そのためには姫路城の抜け穴を記してある忍者大秘巻・天と地、二巻を揃えなければ……ハヤテを、いや、嵐をこの姫路に誘い込んでやるわぁ~」
相変わらず必要以上に力みながら、壮大な野望を思い描いていた。
その後、登城中なのか、数名の若い藩士たちがぞろぞろと城内を歩いていると、突然、編笠を被った武士らしき男が彼らの前に現れる。

男「姫路15万石、本多忠政のご家来衆だな?」
藩士「そうだ」
このやりとりで、この時点での姫路藩の藩主が本多忠政(忠勝の長男)であることが分かる。
そして、忠政が姫路藩主になったのが元和3年(1617年)で、藩主として亡くなったのが寛永8年(1631年)であるから、少なくともこのエピソードがその間に起きた出来事だと推定できる。

男「他でもない、お前たちの初唇(ファーストキス)が欲しいのだがな」
藩士「なんだとぉ、俺たちの初唇(ファーストキス)を欲しいだと?」
藩士「貴様、気でも違ったのか?」
じゃなくて、
男「他でもない、お前たちの命が欲しいのだがな」
藩士「なんだとぉ、俺たちの命を欲しいだと?」
藩士「貴様、気でも違ったのか?」
お、誰かと思えば中屋敷さん。
もっとも、台詞は別の人が吹き替えているようである。
どうでもいいけど、「気でも違ったのか?」と言うのは、普通は既知の人に向かって言う台詞で、突然あらわれた不審者に言う台詞じゃないと思うんだけどね。
男「気など狂ってはおらん、本気で言っている、それが証拠にはな……」
そう言うなり、男は刀を抜いて藩士のひとりを斬り殺す。
藩士「平山! くそぉ!」
平山と言うのは、勿論、プロデューサーの平山亨さんから来ているのだろう。
そして意外なことに、編笠の下からあらわれたのは、

藩士「貴様は……」
嵐「嵐、見参!」
他ならぬ、正義のヒーロー・嵐であった。
まあ、タイトルにもあるように、これはニセモノなのだが、声は、本物と同じ池水さんが当てている。
ニセ嵐は、あっという間に残りの藩士たちを斬り伏せると、「嵐見参」と書かれた紙を残して消える。

家老「平山たちの死体のそばにこの紙片が残してあったと言うのか」
藩士「ご家老、いずれもただの一太刀、よほどの手練れと思われます」
家老「よし、城下の家々、旅籠を残らず取り調べ、必ずにっくき犯人を取り押さえよ」
家臣から知らせを受けた家老は、直ちに下手人の探索を厳命する。
家老を演じるのは、「魔女先生」で好々爺を演じていた明石潮さん。
この作品には他にも、菊容子さんは言うまでもなく、潮万太郎さん、岡村文子さん、矢崎知紀さん、広瀬隆子さんなど、「魔女先生」ゆかりの俳優が多数出演しているのである。
ニセ嵐は、警護の家臣たちの目を盗んで悠々と敷地内(何故か、城の中には入らない)をうろつきまわっていたが、

小次郎「姫路の城下を荒らす曲者め」
そこを忍者らしき男に発見される。
演じるのは、ご存知、斎藤真さん。

ニセ嵐「ふぇっふぇっふぇっ、見たところ伊賀忍者だな」
小次郎「当姫路城の警備に当たるシンドウの小次郎だ」
ニセ嵐「俺は、嵐、変身忍者嵐だっ」
小次郎「なにっ? 変身忍者嵐? タツマキが言っていた……そ、その嵐がなんで城下を荒らす?」
ニセ嵐「どうでもいい、それより、タツマキは今何処にいるんだ?」
小次郎「タツマキの居所?」
ニセ嵐の言葉を聞くや、小次郎は鎖分銅を投げつけ、ニセ嵐の腕に絡める。

ニセ嵐「何をするんだ?」
小次郎「見ての通り、ニセモノをひっ捕まえてやる」
ニセ嵐「どうして俺がニセモノだと言う?」
小次郎「ばぁかめぇ、本物ならタツマキの居場所を知らぬはずがない……貴様の正体はなんだ?」
と言うのだが、それ以前に、嵐と思われる人物が藩士を斬り殺しているのは警備をしている小次郎も知ってる筈なのだから、ニセモノか本物か判じる前に、見付けたら即座に捕まえようとするのが普通だと思うんだけどね。
あと、ニセ嵐はニセ嵐で、「嵐見参」などという声明まで残しておきながら、「何をするんだ?」もクソもないよね。
それはさておき、小次郎は役立たずと相場が決まっている伊賀忍者にしてはなかなか強く、鎖でニセ嵐の腕を引っ張ってその五体をバラバラにするが、ニセ嵐の体は一旦土に戻ってから、

ゴーレム「死ね、伊賀忍者め、砂漠の妖怪ゴーレムの餌食になるんだーっ!」
その本当の姿である西洋妖怪ゴーレムとなって蘇り、指の先から猛烈な勢いで砂を発射し、小次郎の目を潰す。
ゴーレムを演じるのは、これまた毎度お馴染み、団巌さん。
ゴーレム「見たか、ゴーレムの地獄の砂! ゴーレムのアリ地獄!」
ゴーレムはさらに小次郎の足元に巨大な擂り鉢状の砂場を作り出し、その体をずぶずふと地中に引き摺り込む。
一方、ハヤテたちは、野鳥の声がのんびりと木霊する山の中、たくさんの蓮が浮かんでいる池のほとりに立ち、ツムジに潜水訓練をさせようとしていた。

タツマキ「こりゃ、ツムジ、忍者はいかなる場合でも訓練が必要。それ水遁の術じゃ」
ツムジ「毎日、毎日、旅ばっかり、その上、訓練かぁ、忍者の子はつらいよ」
ツムジ、なにしろ晩秋のことなので、いかにも気が進まない様子で、日頃溜まっていた鬱憤と一緒に割りと深刻な弱音を吐くが、

それでも素直に着物を脱いでフンドシ一丁の半裸になる。
……
この特訓は、是非カスミにやらせて欲しかったと言うのが、全世界の特撮男子たちの共通の願いである。
だが、ツムジが恐る恐る片足を水に入れようとした時、水の中から伸びてきた何者かの手が、その足に弱々しく触る。
ツムジ「うわっ、出た、妖怪だっ!」
タツマキ「なんじゃ、騒々しい奴じゃ」
ハヤテ「人の腕が!」

タツマキとツムジは、力を合わせてその男を引っ張り上げる。
……
このシーンは、是非カスミにやらせて欲しかったと言うのが……(以下略)
ハヤテ「伊賀忍者か?」
タツマキ「これは、姫路城の警備をしている筈のシンドウの小次郎! どうしてここへ?」
さいわい、小次郎はまだ息があり、
小次郎「見た、お前から頼まれていた西洋妖怪の大魔神像……姫路の城下の外れ、広峰山……それをお前に知らせようと……」
と、ハヤテたちに重要な手掛かりを残して息絶えるのだった。
……
いや、なんか、おかしくね?
小次郎はゴーレムのアリ地獄にやられてここまで流れ着いたのだから、その間に大魔神像など目にする余裕はなかった筈だ。仮にそれ以前に目撃していたのなら、とっとと手紙でも寄越してる筈だからね。
第一、小次郎がハヤテたちに会って真っ先に伝えるべきは、何を置いてもニセ嵐が姫路城下に出没しているという事実であったろう。
まあ、結局ハヤテたちは大魔神像を探しに姫路に向かうのだから、同じことではあったが……
次のシーンでは、早くも姫路城が見える旅籠の二階にくつろいでいるハヤテたち三人。
ハヤテ「ツムジ、姫路城にはな、もうひとつの呼び名があるのを知ってるか?」
ツムジ「知らない……教えて」
ハヤテ「うん、ちょうど、白鷺が飛び立つ様に似ているところから、別名白鷺城とも呼ばれてるんだ」
タツマキ「なるほど、美しい訳じゃわい」
まず、タツマキが、広峰山に偵察に行くことになるが、それを見届けたゴーレムは、姫路城に矢文を射ち込み、油屋と言う旅籠に泊まっているハヤテこそ嵐の正体だと密告する。
んで、時代劇に出てくる役人と言うのは基本的にバカばっかりなので、それを信じてどかどかとハヤテのいる部屋に押し掛けて来る。

ハヤテ「何の用です?」
役人「御用改めじゃ、お前の名を尋ねる」
ハヤテ「俺の名はハヤテ」
役人「ハヤテ? まさしく、こやつ、それっ!」
ハヤテ「何をする?」
役人たちはすぐにハヤテを取り押さえようとするが、訳も分からず捕縛されてはたまらんと、ハヤテも抵抗して、役人たちを寄せ付けない。
ちなみに役人の先頭に立っているのが、問題の嵐の中に入っている中村文弥さんと言うのが面白い。
役人「黙れ、御城下において、我らの仲間を殺し……」
ツムジ「ハヤテさんが人を殺すもんかっ!」
ハヤテ(いや、割と殺してるで、ワシ……) 庇ってくれるツムジには悪いが、反射的に心の中でツッコミを入れるハヤテであった。
先々週は間違って旅人斬ってたし、毎週数え切れないほど殺してる血車党の下忍だって、立派な人間だしね。

ハヤテ「人違いだ」
役人「ええい、この期に及んでまだ言い逃れをする気か? 貴様の残したこの紙が動かぬ証拠だ」
ハヤテ「……」
水戸黄門の印籠のごとく、懐からニセ嵐の残していった「名刺」を取り出して、「参ったか?」とばかりに突きつける役人であったが、ハヤテの彼らを見る目はブリザードのように冷たかった。
何故なら、本当に嵐が犯人なら、現場にわざわざそんなものを残していく筈がないからである。
また、仮にハヤテが犯人なら、この場で嵐に変身して役人たちを斬り殺そうとする筈である。
そんな、子供でも分かるような理屈が分からない役人たちを、ハヤテが軽蔑の目で見返したのも当然であった。
役人「まだシラを切るのか」
ハヤテ「一向に知らないが」
役人「一緒に来い」
ハヤテ「よし、何処へでも行こう。落ち着いて話せば分かってくれるはずだ」
ハヤテ、バカにはいくら言っても無駄だと悟ったのか、大人しく彼らに捕まり、城に連れて行かれる。
CM後、姫路城内の牢にぶちこまれているハヤテ。

家老「どうじゃ、潔く罪を認めてしまえ」
ハヤテ「どういっても信じてもらえんとは、俺も呆れたよ!」
管理人も、灰色の壁にミミズの這ったような溝を入れただけの石垣のセットには呆れたよ!
特に、本物の姫路城の威容を見せられた後だけに、そのビンボー臭さがますます際立っている。
あと、仮にも家老ともあろうものが、ひたすら「罪を認めろ」と言うだけで、ハヤテのアリバイを聞くとか、差し料を改めるとか、ろくな取調べをしないことにも呆れてしまった。
第一、ハヤテ=嵐と言うのは、差出人も分からぬ矢文に書いてあるだけなのだから、それを鵜呑みにしちゃうと言うのもねえ。
まあ、こいつらのことだから、矢文に「嵐の正体はマイケル・ジャクソン」って書いてあったら、アメリカまで行っちゃうんだろうなぁ。
と、ここでノックの音がして、背後の戸が開き、ひとりの中間(小者?)が入ってくる。
家臣「入れ」
中間「罪人に食事を持ってまいりました」
家臣「食らえ、この世で最後の食事と思うことだ」
……
迂闊にも、今の今まで見過ごしていたが、
江戸時代にノックだぁああああ? まぁ、当時の人も、戸を叩いて知らせることはあったかもしれないが、この場合は絶対に「○○でございます、罪人に食事を持ってまいりました」と、口上を述べてから入るだろう。

ハヤテ「それは済まんな……そうそう、まだ飯前だった。ご馳走になるか」
ハヤテは悠々とそれを受け取って食べようとするのだが、その食事がまた、曲げわっぱの弁当箱に入った、現在の駅弁みたいな感じで、とても罪人に食べさせるようなものではないのが違和感ありあり。

家老「罪を恐れず、平気で飯が喉を通るとは……いよいよもって呆れた奴」
いや、だから、犯人ではないのでわ?

ハヤテ「いちいち文句を言うな、せっかくの飯が不味くなる」
温厚なハヤテも、彼らのあまりの頭の悪さ、頑迷さに呆れたのか、腹立たしそうに言い返す。
だが、案の定と言うべきか、ハヤテは急に弁当箱を落とすと、口から真っ赤な血を吐いて倒れる。
罪人への差し入れに毒が入っていたと言うのは、時代劇では定番中の定番演出なのである。
色めき立つ藩士たちをよそに、さっきの中間が愉快に笑い出す。
中間「毒を食えば、死ぬのは当たり前」
家臣「お前はーっ?」
男が印を結ぶと、その体が人形のようにバラバラになって土となり、それが再び集まって、ゴーレムの姿となる。
ゴーレムはその怪力で地震を起こし、その場にいた藩士たちを全員気絶させる。
家老の明石さん、これだけの出番なのは勿体無い。
ゴーレム、邪魔者を片付けてから悠々と牢に入り、ハヤテの懐を探るが、肝心の地の巻がない。

ゴーレム「ないっ、忍者大秘巻・地の巻がない。そうかぁ、ハヤテのやつめ、タツマキかツムジに預けたな」
細かいことだけど、目の前にいる人のことを「~のやつ」とは言わないよね、普通。
ついで、「はっはっはっはっはっ……」と言う、誰かの高らかな笑い声が弾けるが、正直、弾けると言うほどには声が張ってないのが残念である。
ゴーレム「誰だ?」
ハヤテ「ここだ、西洋妖怪め」
うろたえるゴーレムの前で、死んだ筈のハヤテが立ち上がる。
無論、ハヤテは死んだふりをしていただけなのだ。

ゴーレム「ハヤテ、南蛮渡りの、馬も殺す、毒を食って死なんのかーっ?」
ハヤテ「あいにくだったな、ぷっ! 忍者はどんな毒にも平気な訓練がしてあるんだ」
ただ、そのからくりが、毒だと気付いて口にしなかったとかじゃなく、こんな↑理由じゃあ、見てる方もガクッとしてしまうよね。
さすがに、訓練でどんな毒物にも耐えられるようにはならないと思います……
ハヤテ「俺に罪を着せ、地の巻を奪う計画、失敗だったな」
ゴーレム「このゴーレムの目的は、地の巻を取り、そしていまひとつ、貴様も殺すことだ!」
ハヤテ、ゴーレムに対して構えるが、なにしろ牢に入れらた時に刀を取り上げられているので、まともに戦うことが出来ない。

ゴーレム「地獄の底へ落ちてゆけーっ!」
ハヤテ「あっ、くっ、体が沈む! ぐっ……」
ゴーレムは、小次郎を倒した時と同じように、砂を浴びせてハヤテを怯ませてから、牢の中にアリ地獄を発生させてハヤテを埋没させる。
その後、ハヤテが捕まったと言うのに、タツマキとツムジが意味もなく姫路城の周りを走り回っていると、その前にニセ嵐があらわれる。

タツマキ「ご無事でしたか」
ニセ嵐「すべては悪魔道人の手先、西洋妖怪の仕業だった」
タツマキ「おお、やはりそうでしたか」
何しろ一見、本物の嵐と寸分たがわぬ姿だし、声も同じなので、タツマキは全く怪しまなかったが、

ツムジ(あれっ、違う、これは嵐さんじゃない!)
子供ならではの鋭い観察眼で、ツムジがそれを一目見てニセモノだと見破る。
ニセ嵐「お前に預けた忍者大秘巻・地の巻は無事か?」
タツマキ「おお、勿論でござる。ほれ、このとおり」
ニセ嵐がカマをかけると、タツマキは何の疑いも持たずに地の巻を取り出して渡そうとするが、ツムジは素早くそれをひったくると、二人から距離を取り、
ツムジ「違う、嵐さんじゃない、嵐のニセモノだ、オヤジ」
タツマキ「なんじゃと?」
ツムジ「ほんとの嵐と首に巻く結び方が逆だ、それに羽根の紋もだ!」
タツマキ「まさしく!」

ニセ嵐「ふっふっふっふっふっ、まさしくそこまでは気がつかなかったわ!」
ニセ嵐もツムジの慧眼にシャッポを脱いで、西崎さんの声になってあっさり認める。
これは管理人も本気で感心してしまったが、本物の嵐は首巻(スカーフ)を向かって右側に垂らしているが、ニセ嵐は向かって左側に垂らしており、コスチュームの胸にある羽根の紋も、本物は白で、ニセモノは黄色になっているのである。
だが、そこへ颯爽とあらわれのが、本物の嵐であった。
でも、ハヤテは、愛刀ハヤカゼがないと変身出来ない筈で、まあ、それを取り返したのだろうが、そのくだりが全部すっ飛ばされているのは、さすがに乱暴である。
そもそも、アリ地獄に飲み込まれて、どうやってそこから生還したのかも分からないし。

それはともかく、嵐とニセ嵐が、姫路城をバックに激しく斬り結ぶ。
それにしても、昔の人はこんなでかい城を人力だけで作ったんだから、大したもんだよね。
色々あって、ニセ嵐は倒されて土くれになるが、ゴーレムとなって蘇る。
ゴーレム、近くにあった寺の中に逃げ込み、嵐も追いかけてくるが、それはゴーレムの仕掛けた罠であった。
天井から、太い縄で編まれた網が落ちてきて、嵐の身動きを封じる。
それはただの網ではなく、嵐のエネルギーを奪う効果があるのだ。

さらに、悪魔道人が悪魔の秘法で復活させた、ドラキュラ、フランケン、狼男の三体の怪人があらわれる。

ドラキュラ「貴様の全身の骨をバラバラに砕いてから、この俺様がゆっくりお前の血を吸ってやる」
ドラキュラを演じるのは、勿論、カジケンこと加地健太郎さん。
怪人が復活するのは昔の特撮ではよくあるが、人間態をオリジナルと同じ俳優が演じるのは珍しいよね。

ドラキュラ「やれーっ!」
フランケン&狼男(……って、ワシらがやるんかいっ!) てっきり自分でやるのかと思ったら、面倒な下処理は仲間に押し付ける、割と横着なドラちゃんであった。
ともあれ、身動きの出来ない嵐を4人がかりでボコボコにして、今までの恨みを存分に晴らす西洋妖怪たち。

ドラキュラ「イヒヒヒヒ……」
頃は良しと、倒れ伏せている嵐に牙を突き立てようと迫るドラキュラ。
いやぁ、この顔はマジで怖い。
おまけにでかい。
ラスト、嵐の首筋に噛み付いているドラキュラの姿を映しつつ、次回へ続くのであった。
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