第3話「スリラーハウスが子供を呼ぶ!!」(1975年4月19日)
冒頭、毎度お馴染み富士急ハイランドの園内の様子が映し出される。
その中に、スリラーハウスと言う洋風お化け屋敷のようなアトラクションがあり、

北村「さあ、いらっしゃい、ここは名物スリラーハウスだよ、ただし大人はお断りだ。勇気のある坊ちゃん嬢ちゃんは大歓迎だよ」
よほど経営難なのか、館の支配人自ら入り口の前で客寄せをしていた。
北村支配人、途中で逃げずにコンプリートした子供には素晴らしいプレゼントがあると言って、ビンボーでビンボーでしょうがない、一年間小遣いを貯めてやっと入場料を工面したような赤貧チルドレンの物欲を鷲掴みにする。

エミ「やだー、私、気味が悪いもん」
兄「チェッ、弱虫、どうする?」
友達「入ってみたい」
兄「よし、エミ、お前ここで待ってろ、兄ちゃんたちすぐ出てくるからな。お前の欲しいのはこの人形だろう?」
その中に、兄と妹、その友人の三人組がいたが、優しい兄は、怖がりの妹をその場に残して他の子供たちと一緒に館にチャレンジすることになる。
この兄役の子役が、イマドキのイケメン俳優みたいでカッコイイのだが、あくまでただの被害者であり、今回の主役(と言うほどでもないが)は、妹のほうなのである。
子供たちに続いて赤いジャンパーを着たスタッフが建物の中に消えるが、

スタッフ「休ませて貰ってどうも済みませんでした、今朝、クニから帰ってきたんです」
北村「……」
そこへ、別のスタッフがあらわれ、深々と頭を下げて職場復帰を報告する。
どうでもいいが、北村は「スリラーハウス」と言い、建物の外観には「スリラー館」と書かれて、入り口の壁には「ショック119」と書いてあって、アトラクションの名称がバラバラのぐちゃぐちゃである。
おまけに「ショック119」の貼紙までぐちゃぐちゃ……

北村支配人、スタッフの出現に分かりやすく顔を強張らせてたじろいていたが、

スタッフ(変だな、いつもの支配人じゃないみたいだ……)
スタッフのほうも、いつもと違う支配人の態度に不審を抱き、さらに、その右手の人差し指と中指だけ、痙攣したようにピクピク動いているのを見て、
スタッフ「あれ、右手をどうかしたんですか?」
北村「俺がこうやったらタバコだろうがぁっ!!」 スタッフ「ヒイイッ!!」
そう、ここは子供たちに夢を与える遊園地でありながら、支配人による恐怖の独裁体制が敷かれている、ブラック職場だったのである!!
じゃなくて、
北村「なにっ、大きなお世話だ!!」
……
自分のしょうもないギャグより、オリジナルのほうがよっぽど笑える台詞であることに気付いて、割とガチで落ち込む管理人であった。
まあ、言うまでもなく既に北村っちは奇械人に憑依されているのだが、計画にないスタッフがひとり加わったからって、なにもそんなにビクつくことはないだろうし、言うに事欠いて「大きなお世話だ」って……少しは本物らしく振舞う努力をして頂きたいところである。
続いて、背中と左腕にバラの刺繍(アップリケ?)が入ったオシャレなジージャンを着てカブトローを走らせている茂の姿が映し出され、
ナレ「富士山麓のある地点で、ブラックサタンは活動の気配を見せていた。そのことを逸早く気付いた城茂は一路目的地に向かっていた」 と言うナレーションが被るのだが、これがまた妙に曖昧模糊とした説明で、消化に悪いこと甚だしい。
普通に「富士急ハイランドでブラックサタンが活動中とのユリ子からの知らせを受け……」でいいじゃん。

立花「お、あいつだ、腕はまだまだだが、俺が鍛え直せば世界一のオートバイレーサーになれるぞ!!」
そして、その茂の姿を見て、目を輝かせて興奮気味の声を上げたのが、ライダーシリーズには欠かせない、沿道にジープを停めて馬鹿でかいお握りを食べていたおやっさんなのだった。
おやっさん、まだバイクの世界で名を上げることを諦めてないらしい。
ただ、ほんの一瞬見ただけで、茂のレーサーとしての真価を見抜けるとは思えない。
よって、おやっさんの場合、自分でも気付いていないが、仮面ライダーを探知する能力が異様に発達しており、その特殊レーダーがカブトローおよび茂の体に反応したと言うのがほんとのところだろう。

女の子「私もう怖いわ、先に行くのいや」
一方、スリラーハウスに入った子供たちは、大人でもビビりそうな仕掛けの数々に震え上がり、次々脱落していた。
ちなみにこの真ん中に映ってる女の子がちょっと可愛いなと思いました。
スタッフ「こいつらはどうだ?」
スタッフ「第一次テストパス」
闇の中に潜んでいるスタッフの台詞で、これがただのアトラクションではなく、子供たちの胆力を試し、選別するためのブラックサタン式試験であることが分かる。
ここで、茂のオートバイが富士の裾野を走り抜けるのを登山客に扮した戦闘員が見かけ、本部に報告するシーンとなるが、要らないよね、これ。
さて、スリラーハウスをクリアしたのはエミの兄たちを含めた6人ほどの子供だった。
北村「おめでとう、ご褒美を上げよう」
そこで待っていた支配人が祝福するが、ご褒美どころか子供たちは落とし穴に落とされて地下の秘密部屋に送られ、戦闘員たちに捕まってしまう。
スタッフ「何をするんだ、君たちは? 貴様、支配人じゃないな、一体何者だ?」
北村「それほど俺の正体を知りたいか?」
彼らの様子を怪しんで調べまわっていたのだろう、あの、唯一まともなスタッフもその部屋に先回りしていて、無謀にも北村支配人に立ち向かう。
まあ、その北村支配人は一応本物で、サタン虫となった奇械人に乗っ取られているだけなのだが、とにかく、頭の中からサタン虫が這い出て、

サソリ奇械人の姿となる。
なお、戦闘員たちは分担して子供二人ずつを捕まえ、その口を押さえているのだが、

そのひとりは、6人の中でも特に可愛い女の子二人の担当となり、この世の春を謳歌していたのだった。
サソリ奇械人は右手の巨大なハサミをマジックハンドのように伸ばし、不運なスタッフの喉を切り裂いて惨殺する。
そう、支配人が右手の指二本をしきりに動かしていたのは、このためだったのだ。
サソリ「お前たちはブラックサタンのテストにパスした、体力気力に優れた子供たちだ。これから帰らずの山へ連れて行き、ブラックサタンのレインジャー子供部隊に仕立ててやる」
またか……
そう、今回のブラックサタンの作戦は、「仮面ライダー」から連綿と行われて(毎回失敗して)いる、優秀な子供たちを拉致して自分たちの仲間にしちゃおうぜ!! と言う、年季の入った雑巾のように使い古されたものだったのだ。
しかし、気力はともかく、今のテストでは体力はあまり測れないのでは?

さて、タイタン様、富士急ハイランド近くのジュリアンと言うオシャレな喫茶店で優雅にコーヒーの香りを楽しんでおられたが、眼下の道を茂のバイクが駆け抜けていくのを見て、
タイタン「城茂、罠に嵌めてやる」
と言う訳で、タイサンの命を受けた戦闘員たちが、途中、茂に攻撃を仕掛けてくるのだが、

戦闘員「ミュウッ!!」
前回は「イーッ」などと、ショッカーと大差のない鳴き声を発していた戦闘員たち、今回から、はっきりと「ミュウ」とか「チュウ」とか、腹から力が抜けるような、何とも可愛らしい鳴き声を出して、名実共にピカチュウ戦闘員と呼ばれることになる。
ちなみにこのシーン、ひとりだけ明らかに肥え過ぎのピカチュウがまじっていて、こればかりはいくら鳴き声で誤魔化そうとしても、全然可愛くないのだった。
それでも、ピカチュウたちはなかなか優秀で、ネットで茂の動きを封じてから、車の後部に備えたマシンガン(?)で射殺しようとするが、

そこに突然あらわれたのがおやっさんで、

横から稼働中のマシンガンを手で押して、その射線を逸らすという、無茶なことをして茂を助ける。
さらに銃を動かしていた戦闘員をぶん殴ると、
立花「立花藤兵衛だ、助太刀するぞ!!」
茂「おっさん、逃げるんだ、怪我するぞ!!」
さすがイマドキ風のキャラ設定がされている茂、初対面とは言え、おやっさんのことを「おっさん」と、いまだかつて誰も呼んだことのない失礼な呼び方で注意する。

立花「なぁにを言うか、若いの、この俺様……」
おやっさん、栄光の戦歴について語ろうとするが、

立花「ああっ」
戦闘員「ミュウッ!!」
後方から複数の戦闘員に押し飛ばされて、思いっきりぶん殴られる。
慌てて助けに行こうとした茂の足を、地中から出て来たサソリ奇械人の巨大なハサミが掴む。

茂「なにもんだ? ブラックサタンの奇械人だな」
サソリ「そうとも、サソリ奇械人とは俺のことだ、シュワシュワシュワシュワ」
茂、とりあえずストロンガーに変身してカブトローにまたがるが、サソリ奇械人もすかさずオートバイ部隊を呼び寄せて迎撃させる。
んで、例によって例のごとく、極力マシンを接触させないように、倒れる場合も静止した状態から倒れるようにした、世界一ソフトなオートバイチェイスが、走る前から黒々とした轍の跡が縦横に走っている原野の上で、のどかに行われる。

ストロンガー、導体に高圧電流を流して攻撃するエレクトロファイヤーや、磁石の力で金属を引き寄せる電気マグネットなど、電気人間ならではの特殊技を繰り出し、オートバイ部隊を全滅させる。
無論、スタントマンの命より大事なバイクには、かすり傷ひとつ付いてません!!
その後もサソリ奇械人と戦うストロンガーだったが、ほどよいところでサソリ奇械人は退却する。
今回、前回の反動からか、戦闘シーンが無駄に長い。
舞台変わって再び富士急ハイランド。

ユリ子「ブラックサタンの臭いがするからって来てみたけど、てんでのんびりしてんじゃないの……」
ここで皆さんお待ちかねのユリ子姉さんが登場、ぶつぶつ独り言を言いながら観覧車に乗ろうとする(註・高いところから場内を見渡そうとしたのだろう)が、

ユリ子「きゃあっ!!」
扉を開けると、中から胸に二つの血の跡をつけた、あの不運な里帰りスタッフの死体が転がり出る。
ユリ子が茫然としていると、その肩に手を置いた者がいる。
ハッとして振り向くが、それは敵ではなく茂であった。

茂「この人は俺が引き受けるから、もっとしっかり場内を探ってもらいたいね」
ユリ子「ふんっ」
前回、ユリ子に対する態度が軟化したと書いたが、今度はまた刺々しいものに変わっている。
まあ、スタッフもキャストも、まだ手探りで作ってる頃だろうから、仕方あるまい。
しかし、なんでスタッフの死体をわざわざそんな場所に隠していたのか、ブラックサタンの発想が良く分からない。あの地下室の隅にでも転がしておけば、しばらくは誰の目にも触れなかっただろうに。

もっとも、彼らの様子は、遊覧船のデッキをイメージしたような施設から双眼鏡でタイタン様が抜かりなくチェックしていた。
ちなみにこのシーン……と言うか、タイタン様の姿が、「スカイライダー」14話の、谷の登場シーンの元ネタなのかなぁ?
それはともかく、タイタン様、特に意味もなく本来の姿になると、

タイタン「サソリ奇械人、城茂が来た、殺せ!!」
サソリ奇械人に、簡にして要を得た命令を下す。
一方、ユリ子はスリラーハウスの前で途方に暮れているエミと会う。

エミ「お兄ちゃんたち、入ったきり出てこないの」
ユリ子「ふーん、よし、じゃあお姉ちゃんと一緒に捜しに行こう」
ユリ子、エミを連れて建物の中に入っていくが、何が待っているか知れない場所にそんな子供を同行させたのは、いささか軽率であった。
それにしても、黒いTシャツに白いジャケットと言う、ほとんど普段着に近いシンプルなコーディネートであったが、美人が着ると何でも似合ってしまうものなのである。
施設の奥では、漸く子供たちをトラックの荷台に運び入れる作業が行われていたが、いささかトロいような気がする。
ユリ子、戦闘員を蹴散らしながら奥へ進むが、待ち構えていたサソリ奇械人の麻酔銃をまともに食らってしまい、あえなく意識を失う。
サソリ「この二人をなぶり殺しにしてやる!!」
うーん、ユリ子を眠らせたのはお手柄だが、仮にもサソリをモチーフにした怪人なんだから、ここは毒針を使って欲しかったところだ。
そう言えば、サソリ奇械人、最後まで毒攻撃は使わないままで、サソリ系の怪人にしてはかなり珍しいのではあるまいか。
CM後、例によって例のごとく、

エミ「助けて、助けて、お母さん、縄を解いてーっ」
その場でさっさと殺せばいいものを、二人の体をロープで縛ってジェットコースターのレールの上に固定し、無人のコースターを走らせて激突死させるという、七面倒臭い方法を選ばずにはいられないのが悪のサガだったりするのである。

それにしても、何度も鼻の穴を真下からがっつり撮られて、岡田さん、花も恥らう女子高生としては、○○○を見られるより恥ずかしかったのではないかとそのお気持ちを勝手に推量してしまうが、その鼻の穴の形が棗の身のようで実に美しく、以前から提唱している、「本当の美人は鼻の穴も美しい」と言う管理人の説を実証してくれている。

エミ「助けてー、おかあさーん!!」
ユリ子「……」
また、縛られた上、頭をのけぞらせて倒れているので、自然、割とおっきなバストが強調されるのも好ましい。
そこへお約束のように茂が現れ、観覧車をバックにストロンガーに変身、レールの上に飛び乗ると、

ライダー「反磁力線!!」
向かってくるコースターを、磁石の力で反対方向へ飛ばすという、これまたストロンガーならではの方法でユリ子たちを救う。
その後、園内でサソリ奇械人たちとのバトルとなるが、
いくらタイアップとは、それはないんじゃない? これでどうやって敵を攻撃するというのか……
彼らを漏れなく池に叩き込んでから、

ライダー「エレクトロファイヤー!!」
目の前の鉄柵に高圧電流を流し、

離れたところにいる奇械人に電気ショックを与えるという、ストロンガーを象徴する技を繰り出す。
かなり長い戦闘シーンであったが、今回も決着はつかず、サソリ奇械人は地面に潜って退却する。
結局、ユリ子姉さん、ストロンガーに起こされるまでグースカ寝てましたとさ!!
スーパーヒロインとしてはいささか情けないが、
可愛いから許す!! 一方、富士急ハイランドから子供たちを乗せたトラックが出発するのだが、
戦闘員(手、手が死ぬ……) ピカチュウたちが、依然として子供たちの口を手で押さえているのが、あまりといえばあまりに芸がない。
なんで猿轡を噛ませるくらいの知恵が出ないの?
ますますブラックサタンの行く末が心配になる管理人であったが、トラックの行く末にあらわれたのが我らがおやっさん(住所不定無職)であった。

立花「すいません、ガス欠になっちまってねえ。少しでいいですからガソリン分けてくれませんか?」
ドライバー「ガソリンだって? 駄目だよ、こっちだってギリギリで走ってんだから」
しかも、子供たちを助けるためとかじゃなく、純粋にガソリンを恵んでくれと言う、とても元少年ライダー隊会長とは思えない、情けない動機からであった。
それでも、その僅かな時間に、ドライバーの耳たぶに黒いマークがあるのを見逃さないあたり、さすが歴戦のおやっさんであったが、

立花「じゃあ、すいませんが、ガソリンスタンドのあるところまでちょっと乗っけてって……」
次の瞬間、助手席側に回って勝手に車内に入り込もうとする。
これ、相手が普通のドライバーだろうとブラックサタンの一味だろうと関係なく、完全にサイコパスの領域だよね。
ドライバー「のけえっ!!」
ドライバーが恐怖のあまり思わずおやっさんを突き飛ばしたのも納得である。
トラックは逃げるように走り去るが、ほんとにガス欠なのでどうすることも出来ず、八つ当たりにタイヤに蹴りを入れていると、向こうからオートバイがやってくる。

立花「あっ、おーい、良かった良かった」
ユリ子「おじさん!!」
立花「あ、そんな言い方ないだろう」
意外にもそれはエミを乗せたユリ子であった。
ユリ子の言葉に、傷付いたように小鬢を掻くおやっさんであったが、自分の娘でもおかしくない年頃の女性から「おじさん」と呼ばれるのは、ぜんぜん普通だと思うんだけどね。
つーか、他になんて呼びようがあるんだ?
ちなみに、彼らのやりとり、まるで顔見知りの間柄のように聞こえるが、実際は初対面なんだよね。
あと、なんでこの局面でもユリ子がエミを伴っているのか、謎である。
別に敵を追跡するのにエミの助けは要らないのだから、いたずらに幼女を危険に晒しているようにしか見えず、あまり感心しない。ひとまず、富士急ハイランドの迷子センターにでも預けておけばいいではないか。

ユリ子「ね、怪しいトラック見なかった?」
立花「おお、見たとも、耳にへんてこりんなマークした奴が運転して、今あっちへ走っていったところだ」
ユリ子「サンキュウ」
おやっさん、ユリ子にまでガソリンをたかろうとするが、
ユリ子「それどころじゃないわよ、あ、おじさん、この子預かってて」
立花「お、おい、なんだいこら」
遅ればせながらエミをおやっさんに託し、トラックを追って行ってしまう。

立花「あーあ、冷たいねえ、近頃の若い奴らと来たら……」
その背中を見送りながら、年寄り臭い愚痴をこぼすおやっさんであった。
……
今気付いたけど、おやっさん、なんで無事なの?
さっき、戦闘員たちにボコられてなかったっけ?
まあ、元怪人トレーナーのおやっさんの実力なら、戦闘員など物の数ではあるまいが、ドラマとしてはきちっと顛末を描いて欲しかった。
で、トラックは毎度お馴染み砕石工場に入り、だだっ広い空き地を走っていたが、ユリ子、その前に出て無理やり停めると、

ユリ子「待って!!」
大胆にも両手を広げて行く手を阻む。
しかし、悪のドライバーなんだから、相手にせずそのまま突っ走れば良かったのでは?
ユリ子を殺す絶好の機会だったろう。
ユリ子「ブラックサタン、子供たちをお返し」
ドライバー「うるさい」
それでも改めてアクセルを踏み、ユリ子を轢き殺そうとするが、ユリ子はその場でジャンプしてかわすと、タックルに変身する。

で、トラックの上に着地するのだが、その際、ミニスカの奥に微かに白いものが見える。
前回は、赤い、明らかに見せパンだったが、こちらは完全な勝負パンツである。

ドライバー「貴様、何者だ?」
タックル「電波人間タックル!!」
しかも、振り返ったその顔から、女優さん本人が演じていることが確定し、嬉しさ2倍!!

タックル「さあ、みんな、もうだいじょうぶ」
サソリ「相手は俺だぁっ!!」
タックル、ドライバーや戦闘員たちを倒してからトラックの幌をはぐるが、いつの間にか荷台にはサソリ奇械人が乗り込んでいた。

こんな珍妙なマスクをつけていてさえ、本当の美人の美しさと言うのは損なわれないんだなぁと言うことが分かるカット。
タックル、サソリ奇械人の麻酔銃をキャッチすると、
タックル「麻酔銃なんかタックルに効くものか!!」
サソリ(さっき、爆睡してたやん……) いまひとつ説得力のないタンカを切るのだった。
この後、ストロンガーが現れてサソリ奇械人を倒し、事件は解決する。
……
え? 大事なことを一行で済ますな?
だってえ、アクションシーンなんか興味ないも~ん。
え? そんな奴がこんなブログやるな?
でも、今回、スタッフも明らかにユリ子メインに撮ってるから、特にユリ子に肩入れせずとも、自然にこうなっちゃうんだよね。
ユリ子、子供たちを連れてその場から駆け出すが、向こうから何か来るのを見て警戒する。

ユリ子「あ、おじさん!!」
立花「あ、ああ」
だが、それは、エミと一緒にジープを手で押してやって来た、おやっさんであった。
いや、正確にどのくらい距離があるか不明だが、さすがにおやっさんひとりじゃ無理だろう。
それはそうと、ユリ子の右隣に立っている女の子がちょっと可愛いと思いました。
立花「えらい目に遭っちゃったぁ」
ユリ子「さっきはごめんなさい、急いでたもんで」
立花「いやいやいや、子供たちが助かれば何よりだ」
以上、アクション充実、ドラマスカスカの面白くも何ともないストーリーであった。
ユリ子姉さんの見せ場が多いことだけが唯一の救いである。
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