読者の皆さま、こんばんは、管理人のうにゃきちさんでございます。
さて、私事ではありますが、タイトルにあるように、本日、めでたくブログ開設から15年目を迎えた訳であります。
ま、このブログ自体は、始めてまだ3年も経ってないのですが、このブログの前々身の楽天ブログを開設したのが、忘れもしない2006年の6月1日だったのです。
さすがにその頃から読まれている人はいないと思いますが……
熱しやすく醒めやすい自分がこれだけ長い間ひとつのことを続けられたことに、我ながら感動を覚えております。
無論、読者様のご愛顧あってのブログですので、これからも何卒お引き立てのほど、よろしくお願いいたします。
で、今回はそんな自分へのご褒美の意味も込めて、完全に自分の趣味に走ったレビューをお送りしたいと思います。
以下、本文。
「本当にあった怖い話」は、テレビ朝日系列で1992年4月~9月に放送された、視聴者からの恐怖心霊体験をオムニバス形式の再現映像で描いた単発ドラマ番組である。
当然、フジテレビの「ほんこわ」とは何の関係もない。
こちらは単なる実録ホラーと言うより、人間ドラマとしての描写に力点が置かれていて、再現ドラマながら、キャストは普通の連続ドラマ並みの豪華さ、脚本は今回の長坂さんをはじめ、大原清秀、長野洋、高橋洋、江連卓など、監督も、山本迪夫、中田秀夫、田中秀夫(ややこしいっ)、辻理など、一流どころが顔を揃えている。
で、今回紹介するのは、シリーズ後半、1992年8月10日に放送された
「軽井沢の亡霊」なのである。
何故管理人がこの作品をレビューしたいと思ったのか、それは記事を読んで頂ければ分かる。

毎回そうなのか不明だが、冒頭、案内役のキンキンが、一般人の若い女性から、クソみたいな恐怖体験を聞くコーナーがあり、ついで今回の再現ドラマのハイライトシーン、

そして、おどろおどろしいタイトルが表示されてから、本編となる。
冒頭、浅間山のふもと、溶岩の上に出来た原生林の真ん中を突っ切る細い道を、三人の女子大生がキャッキャッ言いながら歩いている。

体験談を送ってきた芽緒(めお)と、その友人の桂子(かつらこ)、晴美(はるみ)である。
メオは、メヨのようにも聞こえるのだが、良く分からない。
なお、漢字は全て適当である。

と、早くも芽緒の目には、白い霧の中、江戸時代のような格好をした無数の村人たちの霊が、其処此処にぼんやりと立っているのが見える。

語り手である芽緒を演じるのは、藤谷美紀さん。
まだあどけなくて、なんとなく少年っぽい面差しである。
だが、それが見えるのは芽緒だけのようで、

晴美「あれ、どうしたの、芽緒」
桂子「おしっこでも漏らしたような顔しちゃってねえーっ!!」
晴美を山田久子さん、そして桂子を演じているのが、そう、伝説の美少女・田山真美子さんなのである!!
どうやら管理人の狙いはここにあったようである。
え? どうせそんなことだろうと思った?
すいませんねえ、進歩がなくて。
芽緒「霧が見えた……」
桂子「え、何処に?」
と、晴美がちょうど近くにあった展望台を大股で駆け上がり、

晴美「おーい、霧ーっ!! どなたか霧さんを知りませんかーっ!!」
丸太で作られた手摺の上に身を乗り出して、眼下に広げる森に向かって大声で呼びかける。
芽緒「危ないよ、晴美」
桂子「落ちたらどうすんの」
二人は慌てて晴美の体を引っ張り降ろし、注意するが、

晴美「報告、天気晴朗にして霧見えず、以上!! あははっ」
桂子「もうーっ、びっくりさせないでよぉっ!!」
晴美は敬礼のポーズを取っておどけてみせるのだった。

晴美「では、鬼押出し探検隊、行くぞ、進め!!」
桂子「立ち入り禁止だよーっ!!」
その後も、妙にテンションの高い晴美の行動に振り回される二人だったが、
芽緒の声「最近の女の子は悲しい時ほど大騒ぎします。晴美はつい一週間前、睡眠薬自殺を図ったばかりです。大失恋の果ての自殺未遂、晴美は今もまだ死ぬ気でいます」
芽緒の語りで、晴美が見かけによらぬヘビーな過去を持っていて、二人が晴美のことを心配していることが分かる。
つまり、今回の避暑旅行は、晴美を慰めるためのイベントだったのだろう。

と、再び芽緒の周りに白い霧が立ち込め、いつの間にか桂子たちとはぐれてしまう。
さらに、目の前を何者かが歩いていくのが見え、岩場から晴美らしい女性が落ちるのが見えたので、

芽緒「晴美!!」
慌ててその方へ走るが、

風で霧が流されたあとには、左右に大きな岩が聳えていて、その切れ目が狭い崖のようになっていた。
芽緒が周囲を見回していると、

今来た道の上で、二人の人間が争っているような、奇妙な影が見えた。
一方が、他方の首を絞めているような恐ろしい情景に、

芽緒「やめてーっ!!」
思わず悲鳴を上げる芽緒であったが、ふと背後に人の気配を感じ、振り向くが、

其処には誰もおらず、代わりに、いつの間にか、自分が全く別のところに立っていることに気づく。
そこは、廃トンネルから伸びる陸橋の上で、長年放置されて来たせいか、雑草が足の踏み場もないほど繁茂していた。

と、トンネルから、例の、得体の知れない村人たちがぞろぞろと出て来て、
晴美「危なーいっ!!」
それと重なるようにして、晴美が慌てた様子で飛び出してくる。

桂子「芽緒、なにしてんの!!」
背後からは桂子が走ってきて、その叫び声でやっと芽緒は我に返る。

晴美「芽緒、一体どうしたって言うのよ」
桂子「私たち、さっきからそっちは危ないって叫んでたのに……」
芽緒「……」
友人を心配していたつもりが、逆に友人たちに心配されるような行動をしていたことに気付き、しばらくは声も出ない芽緒であった。
桂子「こんなところから落ちたら、まず助からないわね……」
芽緒「あっはは、冒険はおしまい、早く行こ」
胸壁から下を覗き込んで怖々とつぶやく桂子に対し、芽緒はわざと明るい声を出してその場を離れる。
……
そろそろ、
「ええい、美紀はどうでも良い、真美子を映さんかっ!!」と、息子が乗ってるガンダムの活躍が見たいのに、なかなかテレビがガンダムを映してくれずに悶々としているアムロのオヤジ(酸素欠乏症)のように騒ぎ出している真美子ファンのお客さんもいらっしゃると思いますが、もうしばらくの辛抱です。
三人は、ついで、天明3年(1783年)に起きた浅間山の噴火に由来する「名所」を訪れる。

晴美「これ、奇跡の石段だよねー」
桂子「200年前の浅間山大噴火で570人の村人のうち、この石段を登って上の観音堂に逃げ込んだ569人だけが助かった」
芽緒「ほぼ全員じゃねえかっ!!」 ……と言うようなギャグを思いついたが、不謹慎なのでボツにしました(じゃあ書くなよ)
他にも、
桂子「570人の村人のうち、573人だけが助かった」
芽緒「てか増えてんじゃん!! どっから湧いて来たんだよ、その3人!!」 などと言うのも考えたが、不謹慎なのでボツにしました(だから書くなっての)
正解は、
桂子「……570人の村人のうち(中略)93人だけが助かった」
ま、割とたくさん助かってるのは事実なんだけどね。
晴美「この石段と溶岩の境目が天国と地獄、570人の生死を分けた境界線かぁ」
三人は、新しく造られた橋の下に見える、その石段の「遺構」を覗き込んであれこれ話していたが、

桂子「人生だって同じよ、この世の中、溶岩なんてしょっちゅう押し寄せてる」
芽緒「……」
桂子が、ぼんやりと宙を見据えながら、急に達観したようなことを口にする。

桂子「上手く石段を駆け上がって、やり過ごす人もいれば、逃げ遅れて溶岩にひと呑みにされる人だっているわ……」
さっきまでとは別人のような桂子の態度に、芽緒はなんとなく異様なものを感じるのだった。
……
番組開始から苦節6分50秒、遂に真美子さんの美貌が画面いっぱいに映し出されるときが来た!!
やっぱ綺麗やわぁ~。
芽緒「あのさ、この奇跡の階段、何段か駆け上らなくちゃね」
芽緒、無理に明るい声を出して、二人を促してその石段を登り始めるが、
桂子「あれだけの溶岩が押し寄せるんだもの、助かりっこないわよねえ」
芽緒「……」
観音堂の前に立った芽緒、しばしば目にした謎の亡霊たちのことを思い出し、
芽緒「ワラジ!!」

突然奇妙なことを言い出した芽緒を、不思議そうに見る真美子タン。

晴美「今なんて言ったの?」
芽緒「ワラジ、ワラジ履いてたの……それに、足元しか見えなかった」
芽緒は一人合点するとその場から走り出し、観音堂の(?)一角にある、天明噴火の犠牲者の慰霊碑のようなところへやってくる。

芽緒「ねえ、この人たちよぉ」
桂子「何が?」
芽緒「私が霧の中で見た人たち……ワラジ履きで昔の人たちみたいだった。きっと浅間山大噴火で死んだ人たちだったのよ」
晴美「けどさ、どうしてそんな昔の人たちが出てくるのよー?」
晴美の素朴な疑問に、

桂子「祟りよ、祟りだわ、きっとこの人たち、平和ヅラしてチャラチャラ生きてる、私たちみたいな今の若い女の子が許せないのよ」
根拠もなくそう決め付けると、

桂子「死ねばいい、みんな死ねばいいんだわ」
さらに、物騒なことまで口にする桂子。
そんな桂子の様子を二人は気遣わしそうに見ていたが、

晴美「ああっ」
晴美の叫びに振り向けば、またしても、あの不思議な亡霊たちが溶岩の上に立って、自分たちのほうをじっと見詰めているではないか。
晴美「見えた、あたしにも見えた。昔の猟師みたいな人たちが……」

桂子「祟りよ、死ねばいいのよ」
だが、桂子は亡霊には見向きもせず、相変わらず暗い眼差しをして、何かに憑かれたように同じ言葉を繰り返すのだった。
その後、三人は、ペンション風のホテル・アスプロスに投宿する。
まあ、ペンションと言っても、各部屋が独立した感じの、マンション風のホテルなのである。

そのホテルのレストランで、何がおかしいのか、ケラケラ笑いながら食事をとっている芽緒たち。
ああ、かわええ……
芽緒の声「私たちは昼間の出来事を忘れたいためか、夢中でおしゃべりしました。笑える話なら何でも良かった。それより私は自殺願望の晴美より、いつもと違う翳りを見せる桂子のほうが気に掛かり始めていました」

芽緒のナレーションにあわせて、話が途切れると、またすぐ暗い表情に戻る桂子の顔が映し出される。
ああ、かわええ……

ここで待望の入浴シーンとなり、まず湯の中に漬かっている二人分の綺麗な脚が映し出されるが、

あろうことか、二人とも水着で風呂に入っていたので、
「ふざけんなっ、金返せ!!」 と、全国の視聴者がテレビに向かって怒号したということです。
もっとも、そこは、ホテルから離れた小屋の中に作られた岩風呂、それも冷泉らしいので、元々水着で入るのがマナーなのかもしれないが、視聴者が絶望のどん底に叩き落されたのは間違いない。
せめて、田山さんの水着姿を見せて欲しかった……
晴美「だいじょうぶかなぁ」
芽緒「何が」
晴美「祟り」
芽緒「うっふふ、ないわよ、そんなもん」
晴美「私さあ、祟りなんて聞いたら急に死ぬのが怖くなっちゃった」
芽緒「自殺なんかもうしない?」
晴美「しない」
芽緒「約束する? 二度と死のうなんて思わないって」
晴美「誓う」
ともあれ、亡霊騒ぎのせいで、晴美がやっと自殺を諦めてくれたのが救いであった。
本来なら桂子もここへ来る筈だったのが、なかなか姿を見せない。
その時、窓の外を何か怪しいものが飛んでいくのが見えたので、ただでさえ敏感になっていた少女たちは、悲鳴を上げて風呂から上がり、水着のまま小屋から飛び出し……てくれると嬉しかったのだが、あいにく、ちゃんと部屋着に着替えて飛び出す。

と、ホテルに戻ろうとした二人の前に、またしてもあの奇妙な亡霊たちがあらわれるが、彼らは二人には目もくれず、そのまま通り過ぎていく。
二人があっけに取られて立ち尽くしていると、すぐ目の前に数本の木が倒れてくる。
立て続けの怪奇現象に、晴美は一目散にその場から逃げ出し、芽緒はその場に尻餅を突いて茫然と目を見張っていたが、やがて悲鳴を上げて晴美の後に続く。
ところが、

支配人「いやぁ、どうもどうも、確かに丸太が転がってました。いや、あれはね、確かこの前の工事のときに大工が忘れて行ったものなんですよ、まことに申し訳ございませんでした。お怪我の方はございませんでしたか」
芽緒「いいえ、だいじょうぶです。危険を知らせてくれる人たちがいましたから」
支配人「は?」
倒木の一件はただの事故で、亡霊たちはむしろそれを自分たちに警告してくれていたことが判明する。少なくとも芽緒はそう解釈する。

階段を上がって自分の部屋に引き揚げようとした芽緒は、途中、姿の見えなかった桂子が窓際に立ち、何もない闇夜を見詰めているのを見掛ける。
夜、部屋でビールを飲みながらくつろいでいる三人。

晴美「ねえ、桂子、昼間、観音堂で地鳴りがしたとき、あんたほんとに何も見えなかった? 私にははっきり昔の男の人たちが見えたんだよね」
桂子「見えないわよ、そんなもの」
晴美「じゃあなんで祟りだなんて?」

桂子「悪い奴には天罰が下るって言ったのよ。平気で人の彼氏を取ったり、人の失恋を面白がってるような女は死ねばいいんだわ」
芽緒「おかしいわよ、桂子、あんた失恋でもしたの?」
ああ、真美子タンも、ビールを飲むような年齢になったのかと、なんとなく寂しい気持ちになる管理人であった。
まあ、「マスクマン」のゲスト出演から、6年も経ってるんだからね。

芽緒「桂子……」
また急に物騒なことを言い出した桂子の顔をまじまじと見返す芽緒であった。
晴美「あんた、恋愛してたのー? ね、誰よ、教えなさいよ」
桂子「おやすみなさい」
晴美はむしろ面白がって食いつくが、桂子はそんな晴美を煩わしそうに置き捨てて、さっさと寝室に引っ込むのだった。
翌朝、目を覚ました芽緒は、布団に桂子の姿がないのに気付き、部屋を出て探しに行く。
やがて、昨夜のレストランの窓際にパジャマ姿で立っている桂子を発見するが、

芽緒「桂子ーっ!!」
桂子「……」
桂子は芽緒に気付くと、狼狽した様子で窓に書いていた字を消すと、そそくさとその場を離れる。

芽緒「……」
だが、慌てていたので字はそのまま残っていて、はっきり「殺してやる」と書いてあるのが読めた。
芽緒の声「青空の下では今までのことが嘘のようです。でも私の心にはなんだかもう晴美より桂子への心配が生まれています」
続いて、三人が、表面上は屈託なく和気藹々と、ボート遊びやサイクリングを楽しんでいる様子が映し出される。
芽緒の声「殺してやる……あの言葉は一体誰に向けられたものだったのか?」
三人は、その後、眩しいほどの日差しが差し込む原生林の中を散策していたが、例によって何処からともなく霧が漂ってきて、道が分からなくなってしまう。
桂子「こっちよ」
芽緒「え、そっちじゃないでしょう?」

桂子「いいえ、こっちよ」
桂子は、自信たっぷりに断言すると、ひとりでさっさと進んでいく。
慌てて晴美がそれに続き、芽緒も追いかけようとするが、

またしても、ぼんやりとした二つの影が激しく争っているビジョンが目に浮かび、芽緒の足を竦ませる。

芽緒「……」
その二人が一体誰なのか見極めようと目を凝らしていると、例によって無口な亡霊さんたちが芽緒の背後に並び立つ。
晴美「桂子、一人で行っちゃわないでよ~」
と、その影の中を突き抜けるように、現実の晴美が走っていく後ろ姿が見えたので、芽緒も思わず走り出す。
やがて、溶岩地帯を突っ切る舗装された道に出るが、今度は桂子の助けを求める声が聞こえてくる。
声を頼りに芽緒がやってきたのは、以前、白い霧に巻かれたときに見た、あの二つの岩がある場所だった。

ふと見れば、その岩の上に数人の亡霊が立っていて、そのうちのひとりが芽緒に何か伝えようとするに、向こうのほうを指差すではないか。

芽緒が視線をそちらに向けると、桂子が自分の首を絞めているビジョンが見えた。

芽緒(桂子が私を……?)
息を呑んで立ち尽くしている芽緒の背後にカメラが回ると、

いつの間にか、そこに桂子が立っていた。
この演出はなかなか怖い。
ちなみに、ここで芽緒が
「初めて私は理解しました。あの亡霊たちは私に警告を与えてくれていたのです」と、モノローグで語っているのだが、前夜の支配人との会話では、既にそのことは知ってたようなんだけどね。

桂子は気付かれずに芽緒の後ろに立つと、両手でその首を絞め始める。

芽緒「桂子!!」
桂子「死ね、人の彼氏を横取りするような女、あんたなんか死ねばいいのよ!!」
果たして、桂子が密かにあたためていた殺意の矛先は、芽緒自身だったのである。
芽緒「桂子、あんたもシンタローさんと付き合ってたの?」
だが、二人と比べると背が低くて非力な桂子には素手で芽緒を殺すのは無理な仕事だったようで、揉み合っているうちに足を滑らせ、自分が崖から落ちそうになる。

芽緒「桂子!!」
桂子「芽緒、助けて……」
芽緒は迷わず桂子の手を掴んで必死に引っ張り上げようとする。
そのうち晴美も駆けつけ、二人で協力して桂子を助ける。
それにしても、この一連のシーン、真美子タンがミニスカ&生パンツで演じていてくれていたら、日本ドラマ史上に燦然と輝く名シーンになっていたであろうに……

桂子「……」
地面にぺたんと座り込んで、荒い息をしながら芽緒の顔を申し訳なさそうに見詰めている桂子。
芽緒、強いて笑顔を作りながら、
芽緒「あなたたちには黙ってたけど、実は私も失恋したばかりなの……シンタローさんに振られちゃった」
桂子「あっ、ああっ……」
芽緒の言葉に、やっと我に返ったように、砂を強く握り締め、声を殺して泣きじゃくる桂子であった。
もっとも、芽緒はそう言っているが、こんなイイ女を男の方から振るとは考えにくく、実際は芽緒がシンタローを振った可能性が高い。
……って、まあ、これはあくまで再現映像であり、実際の体験者がこんな綺麗な訳ではないんだけどね。
また、桂子は芽緒にシンタローを奪われたように言っているが、もし本当に二人が付き合っていたのなら桂子が気付かない筈がないので、シンタローが桂子と別れたすぐ後に、芽緒と付き合いだしたというのが真相であろう。
要するに、今度の件は全部シンタローのせいなのである。
亡霊たちは、ことが収まったのを見届けると、静かに消えていく。
その後、ホテルの玄関で支配人と別れの挨拶を交わしている三人。

支配人「今度はちゃんとお金払って下さいね」
芽緒「はい、これで私たちの無銭飲食旅行はおしまい」
じゃなくて、
支配人「是非また来て下さいね」
芽緒「はい、これで私たちの失恋旅行はおしまい。今度は三人でお礼に来ます。私たち、何度も昔の人たちの助けられたんです」
ここで芽緒が亡霊のことを初めて打ち明けるが、支配人は驚いた風もなく、

支配人「ええ、知ってました」
晴美「え、知ってた?」
支配人「ええ、全部盗聴&盗撮してましたから」
三人「オイッッッ!!!」 じゃなくて、
支配人「ええ、あの丸太が倒れた時、鬼押出しに出る亡霊は人に危険を教えてくれるんです」
言い忘れていたが、「鬼押出し」と言うのは、相撲の決まり手の一つで、鬼のような勢いで相手を押し出す技のこと……ではなく、浅間山のふもとにある、溶岩が堆積して出来た奇勝のことで、まるで鬼が岩を押し出して作ったように見えることからその名がついた観光名所である。
支配人「鬼押出しの亡霊は人を死なせません」
支配人に言われて、心の底から晴れ晴れとした笑顔になる三人。
帰りがけに例の観音堂をお参りするが、

桂子「あたし、どうかしてた、とんでもない女だった。あたし、助けられた。もう少しで芽緒を殺すところだった。昔の人たちが私を助けてくれた」
「奇跡の石段」を降りながら、率直に自分の行いを反省し、

桂子「芽緒、許して、私を許して」
振り向いてにこやかに微笑みながら、改めて芽緒に許しを請うのだった。
ああ、かわええ……
思わず4枚も貼ってしまったが、後悔はしてないさっ!!
芽緒が快くその謝罪を受け入れたのは言うまでもない。
三人並んで農道を歩きながら、

桂子「東京に帰ったら新しい恋でもしようっと」
晴美「ようし、俺もだ」
芽緒「うっふふ」
晴美「どうしたの、芽緒?」
芽緒「ううん、鬼押出しの亡霊は人を死なせない、良い言葉だなぁと思って」
晴美「ほんとね~」
三人はふと立ち止まり、顔を見合わせると、

申し合わせたように、ガバッと足を開いて自分の股ぐらから後ろを覗き込み、
芽緒「軽井沢~、また来るからなーっ!!」
後にしてきた軽井沢に向かって呼びかけるのだった。
……
このシーン、是非、真美子タンにはミニスカ&生パンツで……(以下略)
以上、ホラーとしてはあんまりと言うか、全然怖くないのだが、いわゆる心霊ドラマにしてはかなりのボリュームで、普通のドラマとしても見応えのある力作であった。
管理人的にも、田山さんの魅力を堪能できて、満足度の高い一本だった。
欲を言えば、もうちょっと露出度の高い服を着て欲しかったところだが、夏とは言え、なにしろ避暑地での出来事だから、仕方ないか。
- 関連記事
-
スポンサーサイト