第30話「悲しき生と死の間に」(1977年9月14日)
道を聞こうとした相手の顔に、奇妙な斑点が浮かび上がって苦しんでいるのを見たオサムは、急いで町の診療所に連れて行くが、診療所は同様の患者で既に満床に近かった。
乙部「また患者か、見た通りBRGペストに罹ってな」
オサム「BRGペスト?」
乙部「うん、グレン団が作り出した恐ろしい細菌兵器だ、どうやらこの町を実験台にしようとしているらしい」
のっけからヘビーな状況が提示されるが、細菌兵器によるものだと診療所の医者さえ知ってるのなら、当然、当局だって知ってる筈なのに、警察も保健所も一向に動き出そうとしないのは不可解である。

オサム「あ、みどりさん」
みどり「オサム君、いいとこへ来たわ、手伝って」
診療所では、みどりさんが看護婦の代わりに乙部医師を手伝っていた。
オサム「ワクチンはないんですか」
乙部「東京へは知らせてある。大学病院にいるワシの娘が今、ワクチンを持ってこっちへ向かっているところだ」
……
いや、グレン団が作った細菌兵器のワクチンが、なんで東京の大学病院にあるんだよっ!!
ま、乙部が検体を大学に送って、超特急でワクチンを作ったとも考えられるが、それにしても速過ぎる。
それはともかく、その頃、乙部の娘の美樹と、青山医師が車で町へ向かっていた。
青山「間に合ってくれれば良いが、このワクチンがない限り一日だって生きてはいられないんだ」
と、美樹の運転する車を先導していた白バイ二台が停まり、警官が近づいて来たかと思うと、

いきなり青山医師を射殺してしまう。
つまりその警官たちもグレン団の一味だった訳だが、大学病院を出るときからニセ白バイおよびパトカーが先導していたとすれば、あまりにグレン団の手際が良過ぎるような気がする。
それに、殺すのならもっと早い段階で殺せば良いのに、わざわざ町の近くまで来てから殺すというのも、なんか変である。
なので、ここは、先導なしで走っていた美樹たちの前に白バイ(偽)があらわれる……と言う風にしたほうが分かりやすかったと思う。
ともあれ、美樹は慌てて車を出し、白バイとパトカーの追跡をかわしながら突っ走る。
やがて行き場のない空き地に入るが、

美樹「先生、もう車は使えませ……先生!!」
ここで、青山に話しかけながら後部座席を振り向いた美樹が、初めて青山が死んでいることに気付いて驚くが、これも少し変である。
だって、今さっき、その目の前で青山が撃たれているのを美樹は見ている筈だし、撃たれたからこそ車を発進させたんだから……
これが、撃たれる前に走り出し、その途中で青山が流れ弾に当たって死んでいた……とかなら分かるんだけどね。
美樹「先生、ワクチンは必ず私が……」
美樹はワクチンの入ったケースを掴んで走り出そうとするが、たちまちパトカーやグレン団の一味に取り囲まれてしまう。

キングボー「ふーっひゃっはっはっはっ、お嬢さん、私はグレン団と申しましてね、そのワクチンが欲しいのです。せっかくあの町をBRGペストの実験台にしようというのに、そのワクチンなんか持って行かれたら元も子もないでしょ、さ、お渡しなさい」
山高帽子に白のバレエタイツと言う、そのままドリフのコントに出れそうな格好のグレン団のボス・キングボーを演じるのは、唯一無二の個性派俳優、大泉滉さん!!

美樹「いやです!!」
そして美樹を演じるのは、有吉ひとみさん。
管理人、以前レビューしたとき、と言うより、つい最近まで、彼女のことはほとんど眼中になかったのだが、今はちょっと違う。
何故なら現在チャンネルNECOで放送中の「パパと呼ばないで」に、有吉さんが下町のチャキチャキした娘役で出ていて、かなり好感度が上がっているからである。
ま、本作のキャラとは全然違うんだけど、急に親しみが湧いて来るから不思議である。
そう言えば、有吉さん、「パパ~」の3話か4話だったか、ジーパンの後ろからパンツがはみ出ているという素晴らしいショットを披露されていたが、その画像を貼ることができないのが口惜しい。
キングボー「おや、あ、そー、じゃ仕方がないわね、死んでいただきましょう」

美樹「あっあっ」
ケースを死守しようとして、下っ端たちに散々いたぶられて喘ぐ美樹が色っぽいのである!!
そこへ早川があらわれ、下っ端たちをぶちのめすと、

口から血を流している美樹を下がらせ、改めてギターを弾き始める。
いや、何もこのタイミングで弾かなくてもいいのでわ?

キングボー「こんなとこにしゃしゃり出るとは、何モンだ?」
たぶん、大泉さんのアドリブだろうが、ステッキをギターに見立てて弾く真似をしながら尋ねると、

早川「こんなところにしゃしゃり出るとは、貴様こそ何者だ?」
顔を上げ、キングボーの口調を真似して言い返す。
28話でもやってたから、宮内さんの中でマイブーム(死語)になっていたと思われるが、正直、スベッてると思う。
早川、美樹を連れて立ち去ろうとするが、キングボーは、杖を突いた白髪の老婆を差し招く。

早川「ほお、なるほど、ガラバーさんのおでましですかい」
ガラバー「ふぇっふぇっふぇっ、褒めてやるぞ、早川、このガラバ婆の名を知っておるとはな」
早川「ああ、かなり有名ですからねえ、グレン団の用心棒、そして槍の名人、ただし、その腕は日本じゃあ二番目だ」
と言う訳で、歴代用心棒の中でも最高齢と思われるガラバーとの珍技対決となる。
もっとも、今回ばかりは美樹の手当てを優先させて勝負を避ける早川だったが、

ガラバー、杖の先から槍の穂先を飛ばして美樹のまわりに刺すと言う技を見せ、強引に技比べに持ち込もうとする。
しかし、これ、28話のブラックローズの見せた技と全く同じで、いい加減ネタが尽きていたことが窺える。
早川「今度は俺の番だ、おっと、俺は一本で良い」
やむなく早川、受けて立つが、穂先を一本背後に飛ばして、そこにあったガソリン入りのドラム缶を射抜くと、それがブーメランのように戻ってきて、

ガラバー「うっ……」
ガラバーの髪の毛に刺さるという、これまたパンチの弱い技を披露する。

早川「ガソリンが吹き出す、あいつに火がついたら……」
早川、ライターを取り出すと、親指をスナップさせて蓋を開け、フリントを、親指ではなく中指の腹で押し込むように擦って点火する。
ライターを点けるという単純な動作にも、いちいち「男の美学」的コダワリを求めるのが、この番組の素晴らしいところなのである。
早川、後方にライターを投げてガソリンに引火させ、爆発を起こすと、その混乱に乗じて白バイに美樹を乗せて走り出す。

何をやらしても絵になる早川だったが、意外にも、早川が劇中でバイクに乗るのは、シリーズ通してこれが唯一のシーンなのである。
診療所でみどりがBRGペストに感染してぶっ倒れるシーンを挟んで、草むらの中で早川が美樹の手当てをしているシーンに移る。

早川「病院へ行って、手当てを受けてください。ワクチンは私が持っていきます」
美樹「そんな……私はだいじょぶです、私が行きます。あなたこそ傷の手当を……」
などと言ってるうちにも、グレン団の追っ手が近づいて来たので、早川はケースを手にその場から走り出す。
下っ端がマシンガンを持っていることから見て、グレン団はかなり強力な組織のようである。
今回のシナリオの欠点は、早川が追撃をかわして逃走するシーンが無駄に長い分、早川と美樹のドラマが希薄で、美樹と言うキャラクターについての掘り下げがほとんどなされていないことである。
しばらく二人が行動を共にして苦楽を分かち合い、その過程で二人の間に友情or愛情のようなものが芽生え、ついでに美樹の人間性まで浮き彫りになっていれば、終盤の美樹の意外な行動にも説得力が増したと思うのだが……

オサム「みどりさん、頑張ってね。ワクチンは必ず来る、それまで頑張るんだ」
せっかくの出番だというのに、早川にも会えず、顔に斑点をつけられてウンウン唸るだけのみどりさん。
ちなみに乙部の話では、この状態になれば半日持たないと言っているので、既にかなりの犠牲者が出ていると思われる。
言い換えれば、BRGテストの実験は大成功だと思うので、キングボーは祝賀会でも開いて部下の労をねぎらい、ワクチンのことなど忘れるべきだったろう。
何故なら、彼らの目的は細菌兵器の性能テストであって、住民を皆殺しにすることではないのだから……
その後も色々どうでもいいアクションが続き、CM明けと共に夜が明ける。
みどりさんはしぶとくも生きていたが、早川が駆けつけてくれた幻覚まで見るようになる。
執拗なグレン団の攻撃をかいくぐり、早川が小さなトンネルの中で一息ついていると、何者かがケースを奪おうとするが、それは敵ではなく美樹であった。
どうでもいいことだが、なんで早川も美樹も警察に助けを求めないのだろう?
公衆電話から110番するくらいの余裕はあったと思うのだが。

早川「美樹さん!!」
美樹「行かせてください、あなたの体でももう無理です」
早川「馬鹿な、ここはやつらに囲まれてるんだ。まして女の、あなたには絶対無理だ」
美樹「女でも私は医者の卵です、医者を志すものはたとえ命に換えても、患者を守らなければならないと父から教わりました。父の診療所はもうすぐです。私に行かせてください」
なんだ、美樹は女医じゃなくて医学生だったのか。
でも有吉さん、当時30近かったのだから、普通に女医で良かったんじゃないかなぁ。
しかし、美樹は父の教えだと言ってるが、それだけで、命懸けでワクチンを届けようというのは、いささか根拠に乏しいんだよね。
つーか、そもそも、ワクチン届けるだけなら、医者が運ぶ必要はないんじゃないかと……
最初から、クール宅急便で送ってれば問題なかったような気もするのだが。
あと、グレン団に囲まれているのに、よくここまで無事に来れたなと言う……
いかん、突っ込み出したらキリがない。
ともあれ、早川はやむなく美樹に当身を食らわし、再び走り出す。
……
ついでにもうひとついいっすか?
ズバッカーで飛んで行け!! 続いて、首領Lのコーナーとなるが、

L「何をしているのだ、キングボー、ワクチンは早川の手で既に診療所から目と鼻の先まで行っておると言うではないか」
何しろ相手が大泉さんなので、Lの怒り方もやや及び腰で、キングボーがえらそうに帽子を被ったままソファに腰掛けているのも咎めない。
まあ、役者の格で言えば、段違いだから仕方ない。
それでもキングボー、帽子を投げ捨て、ソファから立ち上がると、

キングボー「ご心配には及びません、首領L、我がグレン団にはガラバーがおります。早川めは目指す診療所を目前にして哀れワクチンと共に……」

キングボー「いやぁうう、ばきゅん!!」
演説調で説明していたかと思うと、銃で撃たれた早川の真似なのだろう、不意に体をくねらせ奇声を発してその場に座り込み、

キングボー「くるしい……」
よく聞き取れない苦悶の声を上げつつ、ゼスチャーたっぷりに泣いて見せたかと思うと、

キングボー「死ぬことになりましょう」
急に真顔になって締め括る。
その変幻自在、天衣無縫、融通無碍、言いかえればやりたい放題のキングボーに、さすがの首領Lもノーリアクションでフィニッシュです。
ま、実際は何か言ってるのかもしれないが、たぶん、
L「そ、そうか……」
くらいしか言えなかったんじゃないかと思う。

ガラバー「早川、ワシの爆弾槍からは逃れられんぞ」
さて、早川、瓦葺の工場のような建物の裏手で、遂にガラバーたちに見付かる。
ガラバーの持つ杖の先端から次々と爆弾槍が発射され、早川の足元で爆発する。疲労困憊の早川には、反撃する余裕はなく、それをかわすのが精一杯であった。
絶体絶命のピンチとなるが、

この時、あのギターの音色が聞こえて来たかと思うと、ガラバーの背後のビルの屋上に、ギターを抱えた早川らしき人物が立つ。

ガラバー「いつの間に?」
ありえない現象にまごつくガラバーの顔が、ちょっと可愛いと思いました。
ガラバー、屋上の早川に爆弾槍を飛ばし、一撃でこれを落とす。

この展開に一番驚いたのは早川自身だったが、とにかくガラバーの目を盗んでその場を離れ、たまたま通りがかった東条にワクチンを託す。
そしてビルの真下に取って返し、謎の人物の正体を確かめるが、

果たして、それは、早川の衣装を着た美樹であった。

早川「美樹さん」
美樹「早川さん……」
早川「もう心配はいりません」
美樹「私、お役に立てたんですね」
早川「ええ、立ちましたとも、あなたが奴らの注意をそらしてくれたおかげです」
美樹「良かった……」
美樹は満足そうに微笑むと、早川の腕に抱かれながら息を引き取る。

早川「はっ、美樹さん、美樹さん!!」
かつてない悲劇的な結末に、早川も激しいショックを受ける。
ただ、管理人、このシーン、素直に感動できないんだよね。
今まで何度も述べて来たように、美樹がそこまでしてワクチンを届けようという気持ちが今ひとつ伝わってこないので、唐突な感じが拭えないのである。
それ以上に、普段、早川はもっと危ない目……と言うか、9話でマシンガンで蜂の巣にされたように、「どう考えても死んでるだろ」的な目に遭いながら、次の瞬間にはズバットに変身して何事もなかったようにいけしゃあしゃあと戻ってくるのがパターンなので、今回のシーンでも、無理に美樹が犠牲にならなくても余裕で助かっていただろうと思えてしまうのが痛い。
一言で言えば、
なにもそこまでしなくても…… と言う奴である。
同時に、確か「ブラックジャック」に、若い女性が熊か何かに化けて、そのケモノを仕留めることに生き甲斐を感じている猟師の父親だか兄だかにわざと撃たれて死ぬという、全然感動できない話があったが、あれと同じような後味の悪さを感じてしまった。
それはそれとして、早川は美樹の遺体を建物の陰に移し、自分のチョッキをかけてやりながら、

早川(美樹さん、このカタキは、僕が必ず……)
美樹の霊に語り掛けると、

かつて見せたことのないような憤怒の形相になり、その場にいない悪党たちへ激しい憎しみの視線を飛ばす。
……のは良いのだが、

その視線の先にいるのが、エマニエル夫人みたいな籐椅子にしどけなく座っている大泉さんだからねえ……
怒りの演出が思いっきり空回りしているような感じがするのである。
正直、この手のシリアスな話に、大泉さんは合わないな、と。
そこへケースを手にした部下がやってくる。

キングボー「待ちかねとったのよ」
部下「早川めは爆死」
キングボー「はいはい」
部下「これがその時、屋根から落としたワクチンです」
キングボー「おーほっほっ、ごくろうさん、はっはっ、開けてみてよ」
と言うことなのだが、美樹、偽のケースを持ってたようには見えなかったが……
つーか、ケースを持ったままギターが弾けるか?
第一、あの場面では、早川さえ逃がせば事足りるのだから、偽のケースまで用意していたと言うのは、どうにも納得できない。
それに、ガラバーたちがケースを拾ったのなら、ついでに美樹の死体も確認してると思うんだけどねえ。
それはともかく、部下がケースをこじ開けるが、中に入っていたのは石ころであった。

キングボー「へっ? はぁーっ!! ど、どういうことですかこれは? 早川死んだんじゃないんですか?」
部下「確かだ」
キングボー「この野郎、とぼけやんな!! 捻り潰してやるきゃあーっ!! ちくしょう」
腹いせに、その部下を目を剥いて怒鳴り散らすキングボー。
いいなぁ、大泉さん……
ここでズバッカーに乗った早川が飛んできて、塔のような建物の上に着地する。
ズバット「はっはっはっはっはっ」
キングボー「なんだ貴様はーっ?」
ズバット「ズバッと参上、ズバッと解決、人呼んでさすらいのヒーロー、快傑ズバーット!!」

キングボー「快傑ズバット?」
思わずズバットの決めポーズを真似してしまうキングボー。
いいなぁ、大泉さん……
ズバット「悪行を重ね、非道の限りを尽くし、あまつさえ病原菌を用いて多くの人々を殺めたキングボー、許さん!!」
ここからラス殺陣となり、ザコを倒した後、因縁のガラバーとの対決となる。
ガラバーの爆弾槍に苦戦するズバットだったが、鞭でその体を縛って何度も投げ飛ばしてから、その上に飛び掛かるが、

ガラバー「うっ」
ズバット「上手く化けたもんだぜ、美樹さんのカタキだ」
顔のマスクを剥ぐと、実はガラバーが若い男だったことが分かる。
めちゃくちゃ唐突ではあるが、これは、スタントによるアクションシーンを自然に見せるためと、悪党とは言えヒーローがお年寄りを痛めつけるのは教育上よろしくないと言う配慮からだろうが、ドラマ的には何の伏線も必然性もなく、肩透かしを食らったような印象は否めない。
ズバット、渾身の怒りを込めてガラバーをボコボコにすると、最後は鞭の柄をその胸に突き立てて息の根を止める。
ちなみに断末魔の「うーっ」と言う呻き声だけ、女優さんの声に戻っている。
ガラバーがいなければキングボーなどただの変なオヤジに過ぎず、一戦も交えず恒例の尋問タイムとなる。
ズバット「2月2日、飛鳥五郎と言う男を殺したのは貴様か」
キングボー「わ、ワシじゃない」
ズバット「貴様だな」
キングボー「知らん、ワシはその頃、ナポリにおった」
無論、キングボーは否定するのだが、大泉さんにしてはいまひとつのアリバイであった。
鞭で投げ飛ばされると、

キングボー「強いなぁ、おい」
逃げようとしたところを首に鞭を巻かれ、

キングボー「またかい?」
いいなぁ、大泉さん……
その台詞ひとつひとつがいちいち極上のギャグになっている。
最後は「ズバットアタック」で決めると、

早川「飛鳥、お前を殺した奴は……
コイツじゃダメ?」
飛鳥「ダメ」
もういい加減犯人探しに疲れ果てた早川は、キングボーが犯人だったことにしようとするが、あの世の飛鳥から却下される。
じゃなくて、
早川(飛鳥、この町にも犯人はいなかったよ……飛鳥、お前を殺した奴は一体何処にいるんだ)

ついで、乙部が亡き娘の写真に語りかけるシーンとなるが、その写真が、思いっきりブロマイド、それも、有吉さんが若い頃のブロマイドなのが、かなりの笑いを誘う。

乙部「美樹、ごくろうだった……」
涙を堪えて娘の献身をねぎらう乙部。
うーん、あまりに暗い結末だなぁ。
人間死んだらおしまいなので、美樹には生きていて欲しかった。
カメラが引くと、既に患者たちの姿はなく、東条の届けたワクチンで全快したことが分かるが、せめて最後にみどりさんの元気な姿を見せて欲しかった。
以上、ストーリーはシリアス且つハードなのに、そこに大泉さんと言うトリックスター的な俳優を放り込んだ為に、結果的に、泣いて良いのか笑って良いのか良く分からないヘンテコな作風となった異色作であった。
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