fc2ブログ

記事一覧

「キカイダー01」 第1話「無敵!! 人造人間ゼロワン誕生!!」


 第1話「無敵!! 人造人間ゼロワン誕生!!」(1973年6月2日)

 と言う訳で、「人造人間キカイダー」の続編、「キカイダー01」のお時間がやって参りました。

 ただ、最初にお断り申し上げておきますと、管理人、この作品の序盤、具体的には第1クール(1~13話)がぜんっぜん面白くない人なのであります。

 なんつーか、キカイダー4人衆が01とキカイダーを相手に延々殴り合ってるだけと言う印象で、レビューする気がまるで湧かないのである。

 子供の頃、再放送されていたのを見たが、序盤のあまりの内容のなさに呆れて、ビジンダーとかが出る前に見るのをやめてしまったくらいである。

 なので、ほんとは第1クールを全部スルーして、第14話から書きたい……と言うより、実際にそのつもりでもうだいぶ書き進めているのだが、下書きを20本ほど書いたところで、やっぱり1クールまるまるカットと言うのは、一部の読者様から「メッ」されそうな気がしたので、何とかレビューする気になるエピソードはないかと探したところ、第1話、第3話、第4話、第6話、第10話、第11話の、計6本だけ、形だけでもレビューしておこうと言うことになり、こうして渋々ながら書いている訳なのである。

 それにしても、ほんとは13本まるごとスルーするところを、半分近くの6本も書いてしまうとは、自分で言うのもおこがましいが、大変良心的な管理人だと言わざるを得ないだろう。

 ※「やかましいわ」とツッコミを入れながら読みましょう。

 さてOPだが、

 
 百地頑太と言う役名と、久里みのると言う芸名とを、同じ大きさで、しかも並べてクレジットするという、訳の分からないことをするスタッフ。

 一瞬、久里さんに気を使ってこんな書き方をしているのかと思ったが、純然たるミスだろう。

 それにしても、引き続きコメディリリーフをうえださんが演じていたら、管理人も第1クールを丸ごとスルーするなどと言う暴挙には出なかったであろう。

 改まって言うことでもないが、キャスティングは大事である。

 冒頭、地球上の何処とも知れぬ岩山の上に雷鳴が轟き、暗雲が渦巻いたかと思うと、地中から、死んだはずのハカイダーがあらわれる。

 
 ハカイダー「ハイルハカイダー!!」

 続いて隕石が落ちてきて爆発し、

 
 レッド「レッドハカイダー」

 
 ブルー「ブルーハカイダー」

 
 シルバー「シルバーハカイダー」

 と、ハカイダーと同じ姿をした、色違いの戦士が三人も登場する。

 オリジナルのハカイダーと合わせてハカイダー4人衆と言うのだが、孤高の戦士ハカイダーが一挙に4人になっちゃった時点で、管理人のやる気がなくなる。

 乾燥ワカメじゃないんだから、増えちゃあダメでしょう。

 それはともかく、稲光ともに、アンドロボット、いわゆる戦闘員たちも4人の背後に降り立つ。

 
 一同「ハイルハカイダー!!」
 ハカイダー「時が来た、今こそ我らハカイダー部隊の立ち上がるときだ」
 シルバー「世界を闇に」
 ブルー「全世界を夜の闇に」
 レッド「夜は我らが征服する」
 ハカイダー「立て、ハカイダー部隊!!」
 一同「もう立ってます」
 ハカイダー「屁理屈を言うなーっ!!」

 こうしてハカイダー部隊は、結成直後に解散したという。

 第1話「無敵!! 人造人間ゼロワン誕生!!」 ―完―

 ……としたいのは山々だが、続ける。

 すなわち、序盤は前作の悪玉ハカイダーの作り出したこじんまりした軍団が、「悪の組織」として、ヒーローと取っ組み合いの喧嘩をするわけである。

 でも、続編とは言え新番組なのだから、のっけから前作の悪役ヒーローを登場させたのは頂けないなぁ。

 その上、「01」のハカイダーは、オリジナルのハカイダーと比べるとますます弱くなり、おまけに卑劣でガサツで粗暴な、何処にでもいる酔っ払いのオヤジみたいな陳腐な悪役に成り下がっている観があって、二重の意味で失敗だったと思う。

 おまけにそれが4人に増えちゃうってんだから、管理人が第1クールを全部すっ飛ばしたくなった気持ち、少しはご理解して頂けるのではないかと思う。

 閑話休題、ハカイダーは上空に、大人しそうな顔をした小学低学年くらいの男の子の顔を映し出すと、

 ハカイダー「この子供の顔を良く覚えておけ、この子供アキラは、我らの全世界征服計画になくてはならん、重大な秘密を握っている。我々は一刻も早くアキラを捕まえなくてはならん、アキラはまだ必ずこの近くにいる。草の根を分けても、探し出すのだ」

 組織のボスとして、初めての命令を下す。

 
 水木アニキ「俺の名は俺の名はハカイダー~♪」

 サブタイトル表示後、前作でも使われていたテーマソングをバックに、バイクを走らせているハカイダー……たち。

 曲自体は良いんだけど、ハカイダーひとりじゃなくて4人と言うのがねえ……

 まるっきりツーリングしてるようにしか見えない。

 
 ナレ「この少年アキラは、自分が何故この道を歩いているのか、分からなかった。自分がどんな家に住んでいたのかも、どんな生活をしていたのかも覚えていなかった。ただかすかに父の記憶だけは残っていた、アキラはここ数日、たった一人であてもなく歩き続けていた……」

 ついで、特撮では異例の長さのナレーションを受けながら、とぼとぼと歩いているアキラ少年の姿。

 彼こそダークの首領だったプロフェッサー・ギルの忘れ形見であり、その背中に刻まれたジャイアントデビルの設計図のお陰で、これから長い間ひどい目に遭うことを運命付けられた気の毒な少年なのである。

 やがてアキラは、関東原子力研究所なる建物の前にやってくる。

 敷地内に入り、とりあえず水道の蛇口を捻って喉を潤すアキラであったが、既にその施設には、ハカイダー部隊が侵入していた。

 
 ムチや棒、ボウガンと言った、おのおのの得意武器で次々と作業員を血祭りに上げていくハカイダーの兄弟たち。

 ムチや棒はそうでもないが、悪役の武器としては、ボウガンと言うのはちょっと珍しいよね。

 それに、銃ほどではないが、殺傷力のある武器として、リアルな怖さがある。

 ハカイダー「やれえ、ハカイダー三人衆、アキラがこの原子力発電所の何処かにいることは確かだ。火をつけ、焼き払って、アキラを燻し出すのだ!!」

 と、ハカイダーは言うのだが、ここは発電所じゃなくて、研究所だったような……

 だいたい、原子力発電所なんか壊したら、下手すりゃ自分たちだってお陀仏だぞ。

 あと、アキラは気まぐれで立ち寄っただけなのに、どうしてハカイダーはアキラがこの施設にいることを知っているのか、その辺も謎である。

 ともあれ、施設はたちまち爆破され、敷地内は火の海と化す。

 アキラも戦闘員たちに見付かり、炎と黒煙の中を、必死に逃げ惑っている。
 
 
 ハカイダー「ぐわっはははははははっ」

 ギルの脳を持っているだけあり、芯から破壊と殺戮を楽しんでいるように見えるハカイダー。

 しかし、前作から思うのだが、頭に他人の脳を移植したら、それは他人になるんじゃないのか、と……

 つまり、ギルの脳を移植されたハカイダーは、姿はハカイダーでも、人格はギルそのものになってしまうのではあるまいか。

 オリジナルハカイダーが、キカイダーを牽制するために光明寺の脳を移植していたというのなら、それはあくまで飾り物だからと言うことで納得できるが、ギルの脳味噌を宿すことにそんな「効果」はないので、その脳が必要だから頭に置いていると言うことになるが、それが「01」のハカイダーにとってなんの役に立っているのか、よく分からないのである。

 その辺が魚の小骨のようにずっと前から胸に引っ掛かってるんだけどね。

 ついでに言うと、アキラの背中にはジャイアントデビルの設計図が書かれていることは前述したが、それはどう考えても、ダークが壊滅する前に、設計したギル自身の手で書かれたものである。

 そして現在、ギルの脳は、ハカイダーの頭に鎮座している。

 ハカイダーは、その設計図が欲しいので血眼になってアキラの行方を追っている。

 ……なんかおかしくないか?

 そんなに設計図が欲しけりゃ、自分の頭に乗ってる脳味噌に、もういっぺん書いて貰えばいいだろうが!!

 ま、あんまりこの辺に拘っていると、一向に話が進まないのでこの辺にしておこう。

 ナレ「まさに恐怖のハカイダー部隊、恐るべき悪魔の使いハカイダー、このハカイダーに立ち向かうものはいないのか」

 危機感もあらわにナレーターが語る中、

 
 カメラは突然、何処かの山奥にあるお寺の門に屹立する、赤い仁王像を映し出す。

 
 そして、全然似せる気ねえな、さては? 的なミニチュア仁王像の目が青白い光を点滅させ、いかにも「ふぁーぁあああ、よー寝た」とでも言ってるように大きく口を開けていたが、

 
 01「キカイダー01!!」

 その体が内側から砕け飛び、像の中に潜んでいたロボット戦士が颯爽と登場する。

 そう、本作の主人公キカイダー01である。

 ナレ「ここに太陽電池の力で動く、正義の戦士キカイダー01が誕生した。キカイダー01は仁王像の中に三年もの間眠っていた。日本を取り巻く悪の力が増大し、巨大な悪のエネルギーとなって動き出した時、そしてそれが一般市民の平和な生活を脅かす危険の生じたとき、仁王像に組み込まれたコンピューターが作動してキカイダー01を自動的に誕生させるシステムになっていたのだ。今や我らのキカイダー01は生まれた。01は行く、世界平和を守るために、世界平和に影を落とす、巨大な悪の組織と戦うために」

 専用マシンであるダブルマシンに乗ってひた走る01の姿に、これまた特撮にしては異例の長さの、その割りにあんまり内容のない紹介ナレーションが被さる。

 ただ、この初期設定には、見過ごしに出来ない疑問点がいくつかある。

 このキカイダー01もキカイダーと同じく光明寺博士に作られたロボットなのだが、ナレーターの説明が正しければ、当然、キカイダーより先に作られたことになる。

 ところが、01はキカイダーでさえ不完全な良心回路しか持っていなかったのに、その行動を見る限り、完全な良心回路を持っているようにしか見えない。

 これが逆なら分かるのだが、明らかな矛盾である。

 ま、設定上は、01は最初から良心回路を持っていないことになっているらしいのだが、その人格や価値判断は、良心回路を持つキカイダーとほとんど同じである。

 だとすれば、そもそも良心回路など必要なかったということになるではないか。

 それ以上におかしいのは、「悪のエネルギー」で目覚めるようにセットされていたのなら、何故、前作の「悪の組織」であるダークが活動中に目覚めなかったのか? と言うことである。

 まあ、一応、この物語はダーク壊滅から3年後らしく、01が封印されたのはダーク壊滅後だと説明されているが、この流れを表にしてみると、

 ・光明寺が01を作る

 ・キカイダーを作る

 ・光明寺が記憶喪失になり、キカイダーとダークの戦いが行われる

 ・キカイダーがダークを滅ぼす

 ・記憶を取り戻した光明寺が01を封印する

 ・3年後、ハカイダー部隊が活動を開始する

 ・01が目覚める

 と言うことになり、一応辻褄は合いそうだが、最初に光明寺が01を作っていたのなら、それから封印されるまでの間、01は一体何処で何をしていたのか? と言う疑問が残る。

 スイッチをオフにしたまま、倉庫にでも転がしておいたとでも言うのだろうか?

 とにかくもう、序盤から引っ掛かることだらけで、正直、レビューする気が失せてきたが、歯を食い縛って続けよう。

 こんなややこしい設定にせず、01を、ダーク壊滅後、光明寺が海外に旅立つ前に作っておいたことにしとけば何の問題もなかったのに……

 さて、あれだけ大騒ぎしたというのに、呆れたことにハカイダー部隊はアキラひとり捕まえることができず、マンホールから下水道に逃げられてしまう。

 別のマンホールから地上へ出たアキラだったが、そこに、黒い服を着た得体の知れない白髪のおばあさんがにっこり笑って立っていた。

 
 老婆「待ってーっ、アキラちゃん」

 アキラ、それをハカイダーの一味とでも思ったのか、彼女が呼び止めるのも無視して脱兎のごとく逃げ出すが、もしこれが若くて綺麗なおねえちゃんだったらアキラも逃げ出したりはしなかったであろうと思うと、なんとなく、老人差別のような気がするのである。

 つーか、リエコも、なんでわざわざそんな変装して待っていたのだろう?

 アキラは、反対側からバイクで走ってきたハカイダー4人衆に捕まるが、何処からか、高らかなペットの音が聞こえてくる。

 
 ハカイダー「なんだあのトランペットは? むっ、あそこだ!!」

 ハカイダーが指差した方を見れば、

 
 彼らを取り囲む削り取られた山の頂に、こちらに背を向けてトランペットを吹いている男が立っていた。

 
 ハカイダー「何者だ、貴様」
 イチロー「……」

 ハカイダーの誰何にも反応せず、ひたすら演奏を続けるイチロー。

 ハカイダー「答えろ、さもないと……」

 ここでやっと吹くのをやめると、

 イチロー「悪のあるところ、必ず現れ、悪の行われるところ、必ず行く」

 背中を向けたまま口上を述べ、

 
 イチロー「正義の戦士キカイダー01!!」

 ジローよりも遥かに濃い顔の若者が振り向き、高らかに名乗りを上げる。

 そう、01の人間態、その名もイチローである。

 演じるのは「新マン」でお馴染み、池田駿介さん。

 ハカイダー「なに、ハカイダー01?」
 イチロー「手を放せ、俺は子供に手出しするやつは許すわけにはいかん!!」

 
 電「えっ?」

 
 疾風「えっ?」

 
 スピルバン「えっ?」

 ……ま、今のは見なかったことにして、

 
 イチロー「チェンジキカイダァアアアア、ゼロ、ワン!!」

 イチロー、彼らのところに飛び降りると、両手を額の前でクロスさせ、変身フレーズを叫ぶと、

 
 ヘルメットの中から太陽電池のパネルがせり出し、猛スピードで回転を始め、

 
 真ん中から次々とイチローの濃い顔が湧き出てくるという、悪趣味極まりない万華鏡的イメージシーンとなり、晴れてキカイダー01となるのだった。

 
 01「ハカイダー、俺の記録コンピューターには、お前はダーク基地の大爆発で死んだことになっているが、生きていたのか」
 ハカイダー「このハカイダーに死と言う言葉はない、俺はこの頭にプロフェッサー・ギルの脳を埋め込んで生き返ったのだ。ダークの誇る、最高の科学者三人の脳を組み込んで、このハカイダー三人衆が誕生した」

 と、ハカイダーは言うのだが、そもそも、一体誰がそんな手術をしたのか、そこが最大の謎である。

 それに、ダーク基地が崩壊していくあの大混乱の中で、果たしてそんなことをしている余裕があっただろうか?

 ここで初めてバトルとなるが、ハカイダー、相変わらず弱く、01ドライバーを食らってひっくり返り、あっさりアキラを奪い返される。

 
 ついで、ダブルマシンとハカイダー部隊とのチェイスシーンとなるが、車載カメラによるこういう臨場感溢れるショットは、前作ではあまり見られなかったもので、ここだけは評価できる。

 結局01は無事逃げおおせることが出来、CM後、池のそばで休息しているイチローとアキラ。

 
 イチロー「坊や、名前は」
 アキラ「アキラ」
 イチロー「お父さんの名前は」
 アキラ「パパ」
 イチロー「ふっ、じゃあお母さんの名前は?」
 アキラ「……」
 イチロー「うちは何処だ」
 アキラ「……」

 何故か、服を脱いで上半身裸になっているアキラだが、これについては何の説明もない。

 ま、服が汚れたので池の水で洗い、乾かしているところなのだろう。

 それはともかく、アキラは自分の名前以外、全ての記憶を失っているようであった。

 イチロー(こんな小さい子供がどうしてハカイダーなんかに狙われるんだ?)

 イチローにもその理由は皆目見当がつかなかったが、ふと、アキラの剝き出しの背中に、いかにも人為的な、三つのほくろが正三角形の位置に並んでいるのに気付き、異様な感じを受ける。

 と、人間には聞こえない女の悲鳴をキャッチしたイチローは、アキラにその場所を動かないように言い聞かせてから、ダブルマシンで走り出す。

 アキラ、その場に突っ立っていたが、

 
 裸の背中に、池に反射した太陽光が当たっているうちに、徐々に、何か複雑な回路のような図式が浮かび上がってくる。

 そう、これがハカイダーがアキラを狙う理由……前述した、ジャイアントデビルと言う巨大ロボットの設計図(の一部)なのである。

 さて、女の悲鳴はあの老婆がブルーハカイダーにいたぶられて上げていたものだった。

 イチローは01の姿になって駆けつけ、ブルーハカイダーと戦う。

 
 頑太「なんだなんだなんだ、あの化け物たちはなんでしょう。なんだか知らないけど、特ダネを撮れば一流のカメラマンになれる」

 ここで、本作のコメディリリーフである、フリーカメラマン百地頑太が初登場する。

 これが、あーた、ぜんっぜん面白くないのだよ。

 01「おばあさん、しっかりするんだ」

 01、ブルーハカイダーを撃退して気絶している老婆を介抱していたが、首筋に継ぎ目があるのに気付き、

 
 そこから顔の皮を剥ぐと、その下から、まだ若い女の顔があらわれる。

 そう、さっきもチラッと言ったように、この老婆は物語前半のヒロインであるリエコが変装したものだったのである。

 リエコは変装の名人で、しばしばこのように別人に成り済まして登場するが、その多くが、あんまり意味のない変装なのが玉に瑕である。

 今回の変装に関しては、いたずらにアキラを怯えさせるだけで、むしろしない方が良かったくらいである。

 無論、この時点では、01はリエコのことは何も知らない。

 そこへ頑太がやってきて、

 
 頑太「わわわわわわわ、ふわー、まぁ、やってみるもんねえ」
 01「あ、君、この人を病院へ運ぶんだ」

 01、頑太にリエコを託すと、急いでアキラのところへ引き返す。

 頑太「あ、ああ……わぁ、さっきのババアがこんなカワイコちゃんに……可愛い顔」

 残った頑太は、リエコの整った顔に見惚れていたが、正直、あんまり可愛くないんだよねえ。

 リエコ役の隅田和世さんといい、第2クールから登場のミサオの松木聖さんといい、演技は上手いのだが、あまり管理人好みのルックスでないことも、本作の大変残念なところである。

 これが小野恵子さんや松谷さんとかだったら、喜んで全話レビューしてるところなのだが……

 ついでに言うと、ギルの子供が二人とも男の子なのも残念である。

 どっちかが、遠藤薫さんや広瀬隆子さんとかだったら、喜んで……(以下略)

 重ね重ね、キャスティングは大事である。

 一方、アキラはレッドハカイダーに見付かってあえなく攫われ、その直後に01が池に戻ってくる。

 その際、

 
 誰も見てないのに、ヒーローのサガでとりあえずポーズを取ってしまう01が、何気にツボなのだった。

 01「アキラ君、アキラ君!! しまった」

 ハカイダー部隊は、荒野に作られた基地の中にアキラを縛り付けると、基地の前に勢揃いして01の来るのを待ち構える。

 ハカイダー「01は来る、01はアキラを取り返し、このハカイダー基地を爆破するために必ず来る。我々はアキラを奪い返されてはならん(註1)、このハカイダー基地を死守しなくてはならん」
 レッドハカイダー「しかし、この大平原には無数の地雷が埋め込んである。いかに01とは言え、この地雷原を突破できることはあるまい」

 ちなみにこのレッドハカイダーの台詞、映像では、そのままハカイダーが喋ってるようにしか見えない。

 註1……背後に整列している戦闘員たちが、この台詞に「そりゃそうだろう」と心の中で突っ込みを入れたという。

 頑太「ようし、特ダネだ、命懸けで特ダネを撮るぞ」

 その場には、いつの間にか頑太も来ていたのだが、これっておかしいよね。

 リエコを病院に担ぎ込んでいる筈の頑太が、ダブルマシンで空を飛んで向かっている01より先にこの場所に来れる筈がないからである。

 
 ほどなく01がダブルマシンであらわれ、地雷原の中を突っ切ってくるが、地雷の起爆タイミングよりもダブルマシンの速度が上回ったため、何のダメージも受けない。

 しかし、これって、既にレビューを書いた30話で、液体爆薬の沁み込んだ平野を01がダブルマシンで無事に駆け抜けたときと全く同じ理屈だよね。

 それともうひとつ、01がどうやって基地の場所を探し出したのか、その説明がないのも物足りない。

 01は群がるハカイダーたちを蹴散らして基地の中に突っ込み、アキラの姿を探し回る。

 
 途中、ハカイダーたちとの乱闘になるが、4人もいながら01に全く歯が立たないのが、あたしゃもう情けなくて情けなくて……

 下手したら、初回で全員倒されそうな勢いなのである。

 01は無事アキラを救出し、基地も爆発してハカイダーの惨敗に終わる。

 頑太は高所に陣取って、盛んにシャッターを切っていたが、

 
 頑太「また特ダネだ、ようし、うっふっふっ……ああーっ、フィルムが入ってない!!」

 こちらも、別の意味で「惨敗」に終わる。

 イチロー、怪我をしたアキラの手当てをしてやるが、ふと、アキラがお守り袋を提げているのに気付き、その中を調べると、

 
 アキラと、そしてあの謎の女性が一緒に映った小さな写真が入っていた。

 写真の裏には、「アキラちゃんとリエコ」と言う文字が……

 イチロー「リエコ? あの女だ……」

 イチローはアキラにもその写真を見せるが、アキラはリエコのこともすっかり忘れているようであった。

 以上、初回から、やたら突っ込みどころが多くて疲れるエピソードであった。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

01のBGMと挿入歌アルバム

01は作品としての評価はかなり低いですが、特撮の音楽的には同期のV3と同様、重要な位置を占める作品と認識しています。
まず両作品の挿入歌アルバムはその後の東映特撮アルバムのひな形になりました。
また、BGMがその後の作品における流用音源となりました。戦隊シリーズで多用された曲もありゴレンジャーのサントラに01の曲が抜粋されて収録されました。同様の例はギャバンのサントラにスパイダーマンの曲が抜粋されて収録されています。
01のスーツアクターは大葉健二さんですが、腕を大きく降る大葉さんのスタイルが確立されていますね。大場さんは身長がないので腕を上下に大きく振って自分の体を大きく見せていたとインタビューで語られています。

ワケが分からん

ハカイダー4人って明らかに多過ぎですよね😅せめて1人にしてそこから怪人を出すなりした方がシンプルで良いかと思いますね

東映の兄は後から来る

01の製造時期に関する矛盾は漫画版の設定を特に調整せず持ってきたが故でしょうね、あちらの01は良心回路入ってませんから
ついでに言うとハカイダー4人衆についても、3博士によってギルがハカイダーへの脳移植を受ける⇒ダーク基地が爆発する(ここまでは劇中で描写有り)⇒重傷を負った3博士の脳をハカイダーの体で蘇生したギルがハカイダーに移植、という形で漫画版は納得いく形になってます
まあ『01』の製作状況はかなりゴタゴタしてたらしいのでその辺詰める余裕が無かったんでしょうけど(そもそもハカイダー部隊自体が着ぐるみ等が間に合わない為の苦肉の策)

ちなみに01の方が先に作られたのに完璧な良心回路を持っている事は説明付かない事もないです
イチローに取り付けてある良心回路には正義のデータしかないため良い事以外の選択肢が無い、ジローの良心回路は正義と悪の両方のデータが入っていて両方を理解した上で良い事を選択するのを目指しているがまだ外部からの揺さぶりの影響を受ける
つまりイチローの良心回路が第一世代の完成形でジローの良心回路が第二世代の未完成版という解釈です
「正義のロボット」としては01の時点で完成と言えますが、光明寺博士としてはより人間らしい心を持たせてやりたかったという事でしょうか

兄弟でロボットがいかんのか?

まあハカイダーに怪人体があったり必殺技でちゃんと「今週の怪人枠」を倒すだけ『01』1クール目はマシですよ、後の『宇宙鉄人キョーダイン』なんか後半戦は毎週毎週毎週毎週デス五人衆(他の怪人体に変身するわけでもない)と戦ってましたから
毎週同じ敵と戦ってたって事は要するに「今回の敵はどんな姿でどんな力を持って、ヒーローはどう戦うか」と「ヒーローがカッコいい必殺技で悪を倒す」というヒーロー物の見どころが丸っと無いという事で、更にそこに「毎回ヒーローに負けてるせいで最早袋の底のポテチのカス位の価値しかないかつての強敵」「毎回怪人に止めを刺せずに取り逃がすだらしねえヒーロー」が加わるとなると・・・・・・

前半は面白かったんだけどなあ、『兄弟拳バイクロッサー』は後半も後半で面白かったのを考えると、「兄弟」と「ロボット」が鬼門なんだろうか

No title

「ダークが暗躍してる時に仁王像から出て来い」は、自分も昔から思っておりました。
個人的に01は途中で予算超過を起こすので、寧ろ前半の方が良かったイメージがあります。
ビジンダーの登場は遅すぎましたね。

ちなみに、良心回路はイチローにも完全な状態で搭載されてますよ。
ジローに対しても、後一歩で完全に出来るという時に、ギルの襲撃に遭いましたから。

遂に幻の名作(笑)が

以前、管理人さんが「レビューの予定はない」とおっしゃっていてがっかりしていたのですが、そのため今回は喜びもひとしおです!
まあ、内容的には……な部分が多いんですが、その分、管理人さんのツッコミが楽しみですね。

全話レビューは確かにきつい

01は後期はまともな怪人すら出ないので全話レビューは確かにきついでしょう。
女性の下着が出てきたりエロいシーンは結構あります。
自分は2003年の配信で全話鑑賞しました。当時は戦隊シリーズのBGMについて調べる目的で戦隊に並行して配信されていた渡辺宙明作品を鑑賞していました。サントラについてもネット通販にてコレクションしてました。01のBGMには仮面ノリダーで使用された曲もあります。
デンジマンではへドリアン女王の妖魔術が炸裂するシーンで01と超神ビュビューンのBGMが流用されました。

Re: 01のBGMと挿入歌アルバム

ご教示ありがとうございます。

> 01は作品としての評価はかなり低いですが

そ、そうなんですか。

確かに第1クールはつまんないですが、自分、第2クール以降は大好きなんですよ。

Re: ワケが分からん

1体の怪人のスーツより、ハカイダー4人のほうが安上がりだったんでしょうね。

ハカイダーなら何回も登場させられますし。

Re: 東映の兄は後から来る

> ついでに言うとハカイダー4人衆についても、3博士によってギルがハカイダーへの脳移植を受ける⇒ダーク基地が爆発する(ここまでは劇中で描写有り)⇒重傷を負った3博士の脳をハカイダーの体で蘇生したギルがハカイダーに移植、という形で漫画版は納得いく形になってます

そうだったんですか。だいぶすっきりしました。

> つまりイチローの良心回路が第一世代の完成形でジローの良心回路が第二世代の未完成版という解釈です
> 「正義のロボット」としては01の時点で完成と言えますが、光明寺博士としてはより人間らしい心を持たせてやりたかったという事でしょうか

なるほど。確かに人間としてはイチローの方が単純ですよね。

Re: 兄弟でロボットがいかんのか?

> 後の『宇宙鉄人キョーダイン』なんか後半戦は毎週毎週毎週毎週デス五人衆(他の怪人体に変身するわけでもない)と戦ってましたから

でしたね。あれも予算の都合だったんでしょうね。

> 『兄弟拳バイクロッサー』は後半も後半で面白かったのを考えると、「兄弟」と「ロボット」が鬼門なんだろうか

バイクロッサーも前々から見たいと思ってるんですが……

Re: No title

> ビジンダーの登場は遅すぎましたね。

そうですね。自分は完全にビジンダー目当てで書いてます。

Re: 遂に幻の名作(笑)が

> 以前、管理人さんが「レビューの予定はない」とおっしゃっていてがっかりしていたのですが、そのため今回は喜びもひとしおです!

そんなこと言ってましたか。失礼しました。

そんなに喜んでくれるのならもっと早く公開するんでした。

第1クールをどうするか迷ってるうちに、遅くなってしまって……

Re: 全話レビューは確かにきつい

> 01は後期はまともな怪人すら出ないので全話レビューは確かにきついでしょう。

いや、自分は後期のほうが好きなので、苦にはなりませんね。

もう34話まで書いちゃいました。

> 自分は2003年の配信で全話鑑賞しました。当時は戦隊シリーズのBGMについて調べる目的で戦隊に並行して配信されていた渡辺宙明作品を鑑賞していました。サントラについてもネット通販にてコレクションしてました。01のBGMには仮面ノリダーで使用された曲もあります。
> デンジマンではへドリアン女王の妖魔術が炸裂するシーンで01と超神ビュビューンのBGMが流用されました。

そうなんですか。音楽的には価値の高い作品なんですね。

不安な開幕

明らかに「キカイダー」人気による見切り発車の続編ですね。
漫画版も「イナズマン」との並行執筆のため毎週6ページだったとか…。

参考までに漫画版ベースのアニメ版。
01の登場は10分辺りで仏像内(こちらは大仏だけどね)にある理由も
含めて開発経緯等も語られますが、タイトル的には
「どろろ」とか「天才バカボン」のようなものかと。

https://www.youtube.com/watch?v=lbYITNs2cU0

でも、01の中身が大場さんだったとは…。
やはり人造人間から宇宙刑事へのルーツが色々とあるっぽい。

Re: 不安な開幕

わざわざリンクありがとうございます。

アニメの方はだいぶ分かりやすいですね。

No title

>そんなこと言ってましたか。失礼しました。

とんでもないです。
ともあれ、ツッコミ甲斐があるのはあるのは後半まで変わりませんから、楽しみにしています!

待ち遠しい

他の皆様と同じように小生もビジンダー役の志穂美悦子さんの登場が待ち遠しいですな😅

まだ先

他の皆様と同じように小生もビジンダー役の志穂美悦子さんの登場が待ち遠しいですな😅

Re: No title

返信ありがとうございます。

ご期待に応えられるよう頑張ります。

Re: 待ち遠しい

気長にお待ちください。

それでも矛盾は消えない(苦笑)

01の良心回路は完全という設定です。宇宙船文庫「人造人間キカイダー・キカイダー01」によると、先に作られていながら、登場がキカイダーより後になったのは、キカイダーをより強化するためで、「01」という名前はイチローが人造人間にされる予定でなかったことを表すゼロと一郎の一から「01」という名前になったとのことです。
ここらは、記憶が曖昧なので、また古書籍等で探して、見つけたら購入して確認しようと思います。

Re: それでも矛盾は消えない(苦笑)

情報ありがとうございます。

まあ、この点については、すべてがすっきりするような説明(言い訳)は不可能でしょうね。

私は隅田和世さんのおかげで・・・

管理人様と違って、私は隅田和世さんのおかげで何とか「01」を見ることができました。
私にとって彼女は、何というか丘野かおりさんのような決して忘れられない人なのです。

「01」がなぜ「キカイダー」と比べて面白くないのか、なんて話は後日しましょう。

ちなみにビジンダーのあの方は別に嫌いではないのですが、
島田陽子さんや中田喜子さんと同じくビッグ過ぎて、
特撮だけに限って話をできないところがあるので、
あまり思い入れが強くない、そんな感じです。
代表作は「01」ではなく、他のドラマや映画になるでしょうから。

Re: 私は隅田和世さんのおかげで・・・

> 私にとって彼女は、何というか丘野かおりさんのような決して忘れられない人なのです。

なるほど。こればっかりは好みの違いなので仕方ないですね。

> ちなみにビジンダーのあの方は別に嫌いではないのですが、
> 島田陽子さんや中田喜子さんと同じくビッグ過ぎて、
> 特撮だけに限って話をできないところがあるので、
> あまり思い入れが強くない、そんな感じです。

なんとなく分かるような気がします。

No title

(1)キカイダー01は青色一色にするべきだしたね。だってキカイダーは良心回路が不完全だから左右非対称なのに完全な良心回路を持つキカイダー01が左右非対称なのはおかしいですから(逆に良心回路を持たない原作漫画版のキカイダー01は赤色一色にすべきだった。)。


(2)ちなみに原作漫画版ではイチローは良心回路がついていないため特撮版のイチローとは性格がまるで違います。楽天的でぶっきらぼうな性格であり、ジローよりも合理的ともいえる判断をくだし、それが粗暴に見えることもありました。「片っ端から刺身とカマボコにしてやるぜ、それとも焼き魚か?」「デンデンムシムシ(無視と掛けている)カタツムリときた!!」「ジローよくも貴様兄貴に向かってそんなことを!」「ヒャア、は、早く誰かなんとかしろ!」「ニャ、にゃにおうバカにすんな!」など、まず池田駿介氏の特撮版イチローなら口が裂けても言いそうにない軽いノリの台詞が多いです。

Re: No title

> (1)キカイダー01は青色一色にするべきだしたね。だってキカイダーは良心回路が不完全だから左右非対称なのに完全な良心回路を持つキカイダー01が左右非対称なのはおかしいですから(逆に良心回路を持たない原作漫画版のキカイダー01は赤色一色にすべきだった。)。

理屈から言えばそうなんでしょうが、青一色だと地味なんじゃないですか。

> (2)ちなみに原作漫画版ではイチローは良心回路がついていないため特撮版のイチローとは性格がまるで違います。楽天的でぶっきらぼうな性格であり、ジローよりも合理的ともいえる判断をくだし、それが粗暴に見えることもありました。「片っ端から刺身とカマボコにしてやるぜ、それとも焼き魚か?」「デンデンムシムシ(無視と掛けている)カタツムリときた!!」「ジローよくも貴様兄貴に向かってそんなことを!」「ヒャア、は、早く誰かなんとかしろ!」「ニャ、にゃにおうバカにすんな!」など、まず池田駿介氏の特撮版イチローなら口が裂けても言いそうにない軽いノリの台詞が多いです。

ご教示ありがとうございます。テレビ版のイチローってジローとあんまり変わらないキャラなので、その方が面白かったかもしれませんね。

No title

(1)キカイダー01ですがせめて前作の人造人間キカイダーと同じくらいの予算で製作してほしかったです(まあキカイダーも予算厳しかったそうですが)。

(2)キカイダー01は2クールくらいで終わったほうが良かったと思います(2クールはだいたい24~26話)。2クール目はまだオイルショックが起こる前でしたし。オイルショックが起こった後の3クール目からはただでさえ低予算だったのがさらに拍車がかかってかなり悲惨なことになってしまっていましたし(特に敵のシャドウロボット)。

Re: No title

> (1)キカイダー01ですがせめて前作の人造人間キカイダーと同じくらいの予算で製作してほしかったです(まあキカイダーも予算厳しかったそうですが)。

まあ、こればっかりは仕方ないんじゃないですか。

> (2)キカイダー01は2クールくらいで終わったほうが良かったと思います(2クールはだいたい24~26話)。2クール目はまだオイルショックが起こる前でしたし。オイルショックが起こった後の3クール目からはただでさえ低予算だったのがさらに拍車がかかってかなり悲惨なことになってしまっていましたし(特に敵のシャドウロボット)。

前にも書いた気がしますが、個人的には第3クール以降のほうが好きですけどね。

良心回路

ゼロワンの良心回路については漫画版とドラマ版で設定が異なります。「良心回路を持っていない」と言うのは漫画版の設定で、ドラマ版は逆に完全な良心回路を持っています。そしてジロー(キカイダー)の良心回路は配線が終わっておらず未完成のため不完全と言う設定です。

Re: 良心回路

ご教示ありがとうございます。なんかややこしいですね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

最近のコメント

カテゴリー

カレンダー

01 | 2023/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター