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「ウルトラマンレオ」 第17話「見よ! ウルトラ怪奇シリーズ 狼男の花嫁」


 第17話「見よ! ウルトラ怪奇シリーズ 狼男の花嫁」(1974年8月2日)

 「見よ!」って言われてもなぁ……

 と言う訳で、夏休み恒例の怪奇シリーズ第1弾なのである。

 それは満月の夜に起きた。

 
 若い女性がコツコツ足音を響かせながら、夜道をひとり歩いている。

 
 橋を渡り、ガード下の薄暗い通路に差し掛かったところで、背後から、不気味な獣の唸り声のようなものが聞こえてくるが、そんなのはどうでも良くて、この女性が、割りと巨乳なのが嬉しい管理人なのだった。

 しかも、セオリーどおり、白いブラウスを着ているので、ブラのラインがくっきり見えるのも大変好ましい。

 得体の知れない何かが近づいてくる気配に、女性は思わず逃げ出そうとするが、屋根の上から、全身毛むくじゃらの狼男のような怪物が飛び掛ってくる。

 
 路上に組み敷かれ、なんかめちゃくちゃいやらしいことをされているようにも見えるが、あくまでこれは血を吸っているのであって、断じてレ○プしている訳ではないのである。

 電車の中から、これを偶然目撃してギョッとした人もいただろうなあ。

 ロングでは女性は人形のように動かないが、

 
 アップでは、ストッキングを履いたなまめかしい脚が、もがくようにビクビク動いているのが、これまたかなりのいやらしさであった。

 続いて、翌日の城南スポーツセンターの体育館。

 
 赤いレオタードを着た若い女性が映し出され、管理人、一瞬、今の被害者女性かと思いきや、全然別人であった。

 無論、女優さんに飛んだり跳ねたりはできないので、本物の体操選手の演技と、

 
 それらしくポーズを決める女優さんのバストアップ映像が組み合わされている。

 最後に空中で風車のように回転する技を成功させると、

 
 猛「バンザイ、出来た、出来たぞ!!」
 冴子「猛さんのお陰だわ」
 猛「そんなことないよ、君が頑張ったからだ」

 それを見守っていた猛が駆け寄り、我がことのように喜ぶ。

 彼女は冴子と言って、生意気にも猛の恋人なのだった。

 猛、タオルで冴子のデコルテ周辺の汗を拭いてやる。

 
 冴子「私、この技、風車って名前付けたいわ」
 猛「うん、そいつはいいや!! 綺麗な名前だ、まるで冴子さんのようにね」

 二人がイチャイチャしてるところへ、ゲンがあらわれ、

 
 ゲン「おめでとう、とうとう出来たじゃない」
 冴子「まだ完成してないんです」

 その剥き出しの背中にさりげなくタッチしながら祝福する。

 猛「明後日から冴子さんのうちに泊まりこんで、特訓するんですよ」

 そう言うと、嬉しさのあまり、意味もなく体育館の中を走り回る猛。

 ゲン「冴子さんのうちって、確か三月市だったよね」
 冴子「はい」

 その後、MACステーションで、その三月市で、5人目の被害者が出たことを知らされ、思わず立ち上がるゲン。

 最近、夜の街で頻々と若い女性が何者かに生き血を吸われて死亡するという怪奇事件が起きているのである。

 
 ダン「まだ誰も正体を見たものはいないが、何人かの者が声だけは聞いたという」
 白土「声を?」
 ダン「うん、まるで狼の遠吠えのようだと言う」
 白土「そんなバカな、日本狼は絶滅したはずです」
 ダン「そのとおりだ。とすれば考えられるのは……」

 白土の異議に頷いて見せてから、顎を撫でて考え込んでいたダンは、不意にカッと目を見開き、

 
 ダン「そうか、ほんとは絶滅してなかったんだっ!!」

 「コロンブスの卵」的発想で真相に辿り着くのだったが、嘘である。

 ダン「ウルフ星人に違いない」
 白川「人間の血を吸って生きているという、ウルフ星人ですか」

 分かりやすく生唾を飲んで怯える白川隊員に、

 ダン「そうだ、奴は若い女性の血ばかりを吸い、普段は人間の姿をしているが……」

 
 ダン「血が切れると狼の姿に戻ってしまうと言われている」
 一同(誰に……?)

 ……と言うのは嘘だが、ほんと、誰が言ってるんだろう?

 続いて、再び城南スポーツクラブ。

 

 
 同じく赤いレオタードを着たチームメイトたちの前で、お尻や女の子の一番大事なところを全国のお茶の間に向かって全開しながら華麗な回転技を決める冴子。

 
 女の子「ナイス、冴子!! ウルトラC!!」

 んで、冴子の友人の女の子が、なかなか可愛いのであった。

 個人的には、ヒロインはこっちにして欲しかった。

 
 女の子「これで今度の試合もまたまたうちの学校の優勝よ」

 そして、もうひとりの友人が、後にMAC隊員となって円盤生物に食われることになる藍とも子さんなのだった。

 チームメイトが拍手をして冴子の演技を賞賛していると、ゲンと梶田隊員があらわれ、

 
 ゲン「どんなに素晴らしい技も、命あってのものだよ」
 冴子「おおとりさん」
 ゲン「君たち、連続殺人事件のことは知ってるね」
 梶田「夜間の外出は控えるように警告してある筈だがな」
 冴子「知ってます、でも、試合まであまり練習する日がないんです」

 説教しながら、内心、「ハイレグレオタードの女の子って最高だなっ!!」と、感動に打ち震えるゲンと梶田であった。

 どうせなら、百子さんのハイレグレオタード姿も見たかったところだが、さすがに無理か。

 などとやってるそばから、頭上から狼のような唸り声が聞こえてくる。

 ゲンは(断腸の思いで)梶田にその場を任せ、体育館の外へ出て周囲を見回す。

 と、屋上にウルフ星人が立っていて、

 
 飛び降りて、ゲンと激しく殴りあう。

 ……

 うーん、さすがにこの着ぐるみ果汁120パーセントのスーツは頂けない。

 これじゃ、怖いというより可愛いよね。

 しかも夏場なので、見てるだけで暑苦しい。

 銃による傷で大量失血したウルフ星人、とっとと逃げ出すが、ちょうど自宅前までやってきた冴子に襲い掛かり、その血を吸った上、

 

 
 バルタン星人のような動きで、冴子の体の中に入り込む。

 
 母親「冴子!! 誰かーっ!!」

 たまたま玄関先から一部始終を目撃していた冴子の母親が、慌てて娘に駆け寄るが、

 
 冴子は何事もなかったようにむっくりと起き上がると、

 冴子「やめてお母さん、人を呼ぶのはやめて……私は大丈夫よ、私、狼男のお嫁さんになったの」
 母親「冴子、お前は……」

 おぞましい言葉を口にする娘を、いとおしそうに抱き締める母親であった。

 ちなみに冴子が起き上がる直前、ウェディング姿の冴子のイメージが挿入されるが、これは、冴子がウルフ星人に身も心も捧げたことを婉曲に表現しているのだろう……か?

 とにかく、すらりと伸びた冴子の脚と言い、見えそで見えないスカートの中身と言い、このシーンに限らず、全体的に、そこはかとないエロティシズムが横溢しているエピソードである。

 それなのに、肝心の百子さんが不参加とは口惜しい……

 
 母親「わざわざ、どうもありがとうございました」
 友人「じゃお大事に」

 翌日、練習を休んだ冴子の見舞いに来た二人の友人を、母親が玄関先で見送っている。

 残念ながら、二人の出番はこれで終わり。

 その夜、またしてもウルフ星人があらわれ、被害が出るが、ゲンはウルフ星人が空中でクルクル回るのを見て、

 ゲン「風車? まさか……弥七?

 反射的に、冴子の編み出した技のことを連想する。

 つまり、冴子の体に憑依したウルフ星人が、冴子の身体能力を自分のものとして使っているわけで、これはかなり珍しいケースではないかと思う。

 普通は、星人に憑依されたせいで、人間離れした能力を発揮すると言うのが一般的だからね。

 ともあれ、星人は冴子の家の塀を軽々と飛び越える。

 ゲン「そんな馬鹿な……」

 ゲンはすぐに霧島家を訪ね、冴子に面会を申し込む。

 既に人間の姿に戻った冴子は、素知らぬ顔で2階から降りてくるが、ゲンはブラウスの胸についている赤いシミを目敏く見付け、

 
 ゲン「冴子さん、これはどうしたんですか」
 冴子「ああ、これ、今縫い針が刺さって……」

 冴子、そう言って右手の指を舐めて見せるが、

 ゲン「違うでしょ、針で刺したんなら、左手の筈だ」
 冴子「……」

 いつになく冴えているゲン、冴子の嘘をたちどころに見抜く。

 ゲン、冴子が宇宙人である疑いがあると言って、彼女を連行しようとするが、それを力尽くで邪魔したのが猛であった。

 
 猛「やめろーっ!!」
 ゲン「猛……」
 猛「いくらおおとりさんでも、僕は許さんぞっ!! そんな馬鹿なことはないっ!! 僕はね、子供の頃から冴子さんを知ってるんだ、初めて会ったばかりのおおとりさんに何が分かるモンかーっ!! 帰れ、帰ってくれっ!! バカーッ!!」

 猛、いつになく激しい語調でゲンを罵り、押し飛ばすと、柱に縋りついて駄々っ子のように泣き喚くのだった。

 CM後、MACステーションの椅子に座り、ゲンが風車を回していると、ダンが怖い顔であらわれ、

 
 ダン「何をしているんだ?」
 ゲン「あの狼男の技は風車と呼ばれるものです」
 ダン「そんなことより、お前がついていながら、ニ度も狼男を逃がしてしまったのはどういうわけだ?」

 言葉のキャッチボールをする気がないダン、自分で振った話題を「そんなこと」で片付けてから、ゲンの不甲斐なさを責める。

 ゲン「それは昨夜の報告で……」
 ダン「その女性が本当に狼男だと言う確認はまだ取れていないんだぞ」
 ゲン「しかし、十中八九間違いないと……」
 ダン「迂闊に決めるものではない!!」

 ゲンの言い訳を途中で遮って叫ぶと、
 
 ダン「お前のそのやり方が猛君やその女性をどれほど傷付けたか、考えても見ろ」
 ゲン「……」

 しかし、このやりとり、従来のゲンとダンの立場が入れ替わってるような感じだよね。

 つまり、カステラサンドのように甘い理想論を並べるゲンを、ダンが鋼のような現実主義でベキベキにへし折るというのがパターンだったのに、それが逆転している。

 今までだったら、

 ダン「何故、強引にその女性を連行しなかった?」
 ゲン「ですが、僕の推理だけで、彼女が狼男だと言う確証はないんです」
 ダン「だから、拘引してそれを調べるんだ」
 ゲン「でも、もし無実だったら、猛や冴子さんの心をどれほど傷付けるか……」
 ダン「バカモノ!! お前のその感傷が、新たな被害者を生むかもしれないんだぞ!!」

 みたいな感じになってると思うんだよね。

 ゲン、いかにも不服そうだったが、

 
 ダン「お前だって、いきなり百子さんが狼男だと言われてみろ、その時、お前ならどうする?」
 ゲン「人間の姿に戻った時、服が破れて全裸になるのかどうか確かめます」
 ダン「それだよ!!」

 じゃなくて、

 ゲン「迂闊でした」
 ダン「分かったらすぐ行動に移るんだ!!」

 ちなみに、デスクの上にででんと乗ってる扇風機だが、てっきり、狼男の「風車」対策のヒントになるのかと思いきや、

 ゲン「風車ですが……」
 ダン「風車は風がなければ回らない、勝負は風を受ける前の一瞬だ」

 ダンが抽象的なアドバイスをするだけで、一切いじられないまま終わるのだった。

 しかし、考えたら、怪獣やっつけ隊の作戦室のデスクの上に扇風機が乗ってるって、今ではありえない映像だよね。

 翌日、猛が冴子の家を訪ねると、冴子が柱の陰に隠れるようにうずくまっていた。

 
 猛「あっ!!」

 回りこんで、その顔を覗き込んだ猛が思わず声を上げる。

 それは、冴子がスッピンだったからではなく、

 
 分かりやすい、妖怪風メイクになっていたからである。

 猛が窓のカーテンを開いて光を入れると、冴子は劇薬でも浴びせられたように苦しがる。

 しかし、これじゃあ、狼男じゃなくて吸血鬼だよなぁ。

 母親は猛を無理やり追い出して鍵をかけると、

 
 母親「ああ、冴子……」

 冴子をベッドに寝かせ、いとおしそうに頬擦りする。

 今回のシナリオのダメなところは、猛の冴子に対する愛を描きたいのか、母親の娘に対する愛を描きたいのか、軸足が定まっておらず、どっちつかずの表現になっていることである。

 しかも、そのどちらも事件の解決には結びつかないと来てる。

 ま、この辺の食い足りなさは、いかにも田口さんの脚本らしい。

 なんつーか、あと一押しが足りないと言うか……

 
 母親「冴子、どうしたの、冴子?」

 獣のような唸り声を上げている冴子の右手が、見る見るうちに毛深くなって狼の腕のように変わってしまうのを、おろおろして見守る母親。

 演じるのは、日本で初めてキスシーンを演じたことで有名な幾野道子さん。

 ちなみにまだご存命だそうな……

 
 母親「冴子、お前、どうしようね……今度見付かったら、お前は殺されてしまう。そうだ、冴子、お母さんの血をお飲みなさい。お母さんの血なら、誰も何も言いやしない」

 さすが母親である。

 割りと逞しい左腕を娘の顔の前に突き出し、自分の血を与えようとするが、冴子は悲しそうに首を振って吸おうとしない。

 ちなみに、母親が年も省みずにノースリーブだったのは、このシーンのためだったのである。

 母親「お母さんじゃ、年を取っていたらダメなのね?」

 と、母親は自分の年のせいだと考えるが、ここは、冴子の中に人間としての心が残っていて、それが母親の血を吸うことを躊躇わせた……とした方が良かったと思う。

 続いて、

 
 二人一緒に鏡の前に立ち、鏡の中の冴子だけが狼男になっていると言う、シュールなシーン。

 母親「大人になったら、猛さんのお嫁さんになるのだと言っていたのに、それももうダメなのね……」

 母親は、完全に狼男になった我が子を押さえつけようとするが、猛が扉をこじ開けて飛び込むと、冴子は窓を突き破って逃げ出したあとだった。

 
 屋敷の外では白川隊員がパトロールしていたが、その頭上から狼男が降ってくる。

 
 白川「きゃああーっ、誰かーっ!!」

 白川隊員って、正直おばさん臭い顔(失礼)で、全く関心なかったのだが、こうして見るとやっぱり女の子だなぁと言う感じがしてグーである。

 ついでにチラも披露してくれるとなお良かったのだが、

 
 白川「誰かーっ!!」

 狼男から走って逃げるシーンでは、ちゃんと女の子走りをしているのが好ましい。

 もっとも、一番良いのは、百子さんやカオルが、狼男にあんなことやこんなことをされるシーンを見せてくれることなんだけどね。

 狼男の前にゲンが立ち、銃を向けるが、

 
 猛「撃たないでくれ、おおとりさん、撃つのだけはやめてくれ」
 ゲン「……」

 狼男を庇って嘆願する猛に、ゲンも咄嗟に引き金を引くのをためらうが、

 
 梶田「撃てえーっ!!」

 続いてあらわれたMACの皆さんは、一切躊躇することなく撃ちまくるのでした。チーン。

 もっとも、彼らは狼男が冴子だと知らされてないのだから、仕方あるまい。

 で、さっき、ドラマの描き方が中途半端だと書いたが、この母親と猛の行動に、それが如実にあらわれているように思う。

 母親はひたすら娘を隠すだけで、自分の手で我が子を殺そうとはしないし、猛も彼女を庇うだけで、問題を根本的に解決しようとはしない。

 要するに、二人の行動が、ストーリーにほとんど影響を与えていないのだ。

 だから、ドラマとしての盛り上がりにも乏しい。

 これが上原さんや長坂さんだったら、母親が我が子を、あるいは、猛が恋人を自らの手で殺さなくてはならないと言うような極限状況にまで持って行った筈である。

 それはさておき、銃撃された狼男は、特に意味もなく巨大化し、ゲンもレオに変身して、気が遠くなるほど長いラス殺陣となる。

 これが約5分ほどあるのだが、もっと短くして、その分、ドラマを充実させるか、百子さんを出して欲しかった。

 で、ダンのアドバイスどおり、レオは、相手が「風車」を使う前に倒すのだった。

 
 猛「冴子さん、ああ、ああ……」

 人間サイズの狼男に戻った冴子を抱き締め、男泣きに咽び泣く猛。

 が、このまま冴子が死んで終わりでは、あまりに後味が悪いので、例によってレオの何でも解決獅子頭さまがご登場遊ばし、一声吠えたかと思うと、

 
 冴子「私、どうしてここに?」
 猛「冴子さん、君は……」
 冴子「猛さん!!」
 猛「良かった、良かった!!」

 その神秘の力で狼男を冴子の姿に戻し、その命を甦らせてめでたし、めでたしとなるのだった。

 以上、前記したようにドラマとしての掘り下げが足りないし、怪奇シリーズと銘打ってる割りに全然怖くないのだが、レオタードの女の子たちのお尻がたっぷり見れるので、もう全部許しちゃう!! と言う気持ちにさせられる作品であった。
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コメント

メリハリをつければ

ラストシーンはご都合主義すぎですね。蘇らせられるならシルバーブルーメやサタンモアの話でも蘇らせればいいのに。ゲンにとっては恋人や弟分、親友という大切な人ばかりのはずですが。
レオは暗い話は徹底して暗くし、所々でコミカルな話を入れてメリハリをつければバランスが多少なりとも良くなったと思います。

立場が逆

確かに今回はダンとゲンの立ち位置が逆でしたね😅普通ならダンが問答無用で叱責するか👊で殴るかのどちらかでしたが、珍しく“もう少し調査してからだ”と自重したことでしたね😅後は藍とも子さんも出演されていたようですね

「物語」でそれはマズい

懐かしいなあウルフ星人、怪獣図鑑に使われてる人間サイズの時の写真が森をバックに真正面向いて棒っ立ちしてるスチール写真だったのは今でも覚えてます
本当に顔が真ん前向いてるもんだから贔屓目に見ても熊、パッと見の印象は豚にしか見えなかったため少年時代「どの辺がウルフなんだろう」と図鑑を開く度に疑問に思っていました

え~それで今回のエピソードについてですが、"冴子を生き返らせた"のはやってしまったとしか言いようがないと思います
2話で百子さんを生き返らせたのはいいと思うんです、あれはゲンの強い想いがレオの潜在能力を引き出した"一度きりの奇跡"という事にできますから
でも今回冴子を生き返らせた事で死者蘇生は奇跡とかじゃなくレオの特殊能力という事になり、つまり今後星人や怪獣の犠牲になった人を生き返らせない事に対しての言い訳が出来なくなってしまった
真っ二つにされたり踏み潰されたりした人は流石に無理かもしれませんが、降ってきた車の下敷きレベルの肉体損壊なら復活可能なのであんまり制限になっていませんし、更に言うと複数人の復活ができないとしても少なくとも一人は復活可能なので「死者を出す時は必ず複数人必要」という縛りができてしまい後々面倒にしかなりません

同じご都合主義ならまだウルフ星人を倒すと元の姿に戻った冴子が横たわっていて猛の腕の中で目を覚ます、とかの方がマシだった気がします

猛は死ぬ

猛が結局死ぬのでこの回のラストが無意味に見えてしまうのは私だけではないでしょう。
流血シーンがあり人がたくさん死んでるので怪奇シリーズでは十分怖い部類に入ります。前回には及びませんが。
ゲストヒロインが好みかどうかでもこの回の評価は変わってくるでしょう。関根世津子さんは10-4-10-10の準レギュラーで小野ひずるさんと一緒に出ていました。
藍とも子さんは川崎市出身で私の地元市立高津高校出身です。

怪奇ムード

今回は前半にしては怪奇ムードたっぷりのようでしたね😅円盤シリーズ(MAC壊滅後)程ではないですがね。ところで藍とも子さんは、何話から登場するのでしょうか?

ああ言えばこう言う

ダンはゲンを鍛えようという意識が先走り過ぎて
部下の言動と真逆の事を言うのが習性になった?

私の母親も食事の時に
「御飯ばかり食べないでオカズも食べ」と言って
副食を食べ始めると「御飯も食べ」等と
思いつきの揚げ足取りが癖になっていましたが。

しかし1クールの通り魔宇宙人に比べると、この狼男・・・。
白川隊員を追いかけるカットとかキモイ変質者の変装みたいです。
百子さん不在は先の16話が彼女メイン、今回は猛メインと
ローテーションを組んで撮影でもしていたのでしょうか…。

Re: メリハリをつければ

> ラストシーンはご都合主義すぎですね。蘇らせられるならシルバーブルーメやサタンモアの話でも蘇らせればいいのに。ゲンにとっては恋人や弟分、親友という大切な人ばかりのはずですが。

うっかりしてましたが、ほんとそうですよね。

Re: 立場が逆

ダンの性格もだんだん丸くなりますからね。

Re: 「物語」でそれはマズい

> 2話で百子さんを生き返らせたのはいいと思うんです、あれはゲンの強い想いがレオの潜在能力を引き出した"一度きりの奇跡"という事にできますから
> でも今回冴子を生き返らせた事で死者蘇生は奇跡とかじゃなくレオの特殊能力という事になり、つまり今後星人や怪獣の犠牲になった人を生き返らせない事に対しての言い訳が出来なくなってしまった

仰るとおりですね。

> 同じご都合主義ならまだウルフ星人を倒すと元の姿に戻った冴子が横たわっていて猛の腕の中で目を覚ます、とかの方がマシだった気がします

確かに、無理にレオに生き返らせる必要はなかったですね。

それこそ猛の愛の力で生き返らせたほうが良かったかな。

Re: 猛は死ぬ

> 猛が結局死ぬのでこの回のラストが無意味に見えてしまうのは私だけではないでしょう。

あと、だったら猛も生き返らせてやれよってことになりますもんね。

> ゲストヒロインが好みかどうかでもこの回の評価は変わってくるでしょう。関根世津子さんは10-4-10-10の準レギュラーで小野ひずるさんと一緒に出ていました。

そうでしたか、完全に忘れてました。

訂正他

関根世津子さんは10-4-10-10では小野ひずるさんとは共演していませんでした。小野さんの演じた女学生を交代でえんじたのですね。忘れてました。

この回はアクション担当の平山隊員が格闘戦を最後に指揮した回で星人とゲンの遭遇シーンでは珍しくゲンに「そいつをつかまえろ」と指示を出していました。平山隊員は次回の冒頭でフェードアウトしてしまいます。
平山隊員はゲンと口をきいた回数が一番少ないレギュラー隊員だったのではとこの回を見て思いました。

Re: 怪奇ムード

26話からです。

Re: ああ言えばこう言う

> ダンはゲンを鍛えようという意識が先走り過ぎて
> 部下の言動と真逆の事を言うのが習性になった?

とにかくゲンを叱ることしか頭にない感じですね。元祖パワハラ隊長。

> しかし1クールの通り魔宇宙人に比べると、この狼男・・・。
> 白川隊員を追いかけるカットとかキモイ変質者の変装みたいです。

真っ昼間に狼男に出られてもねえ……

Re: 訂正他

> 関根世津子さんは10-4-10-10では小野ひずるさんとは共演していませんでした。小野さんの演じた女学生を交代でえんじたのですね。忘れてました。

わざわざ訂正ありがとうございます。

> この回はアクション担当の平山隊員が格闘戦を最後に指揮した回で星人とゲンの遭遇シーンでは珍しくゲンに「そいつをつかまえろ」と指示を出していました。平山隊員は次回の冒頭でフェードアウトしてしまいます。

ほんと、隊員の扱いがひどい番組ですね。

No title

>演じるのは、日本で初めてキスシーンを演じたことで有名な幾野道子さん
 てっきり「また逢う日まで」の二人だと思っていましたが1950年公開で「はたちの青春」と4年も遅かったです。岡田英次さんも28話にゲスト出演しますが何かの縁ですかね。

Re: No title

実際に映画を見たことはないですけどね。

No title

どうも、以前はスルーされた回の

>冴子の友人の女の子が、なかなか可愛いのであった。

彼女クレジットもされていない無名の女性ですが、あるいは藍さんとともに新MAC隊員に関してのテスト出演もあったのかもですね。無名の女性とこの翌年には主演映画まで撮れてしまう女性のコントラストを感じますね。私もこの女性は好きです(笑)。

ところで藍さんの写真の下の、レオタード姿の女性たちの写真を見ていますと、やはり他の女性はだいぶランクが・・・(以下自主規制)。またロケ地の洋館、人形を持った女の子の回でも使用されていましたし、『メカゴジラの逆襲』での真船父娘の家でもありましたね。藍さんどんだけ縁があるんだか(苦笑)。

>幾野道子

実は『レオ』って、1回こっきりのゲストも、岡田英次氏、仲谷昇氏、あるいはひし美さんや桜井さん、原知佐子さん、蟹江敬三氏にいたるまで、なかなかのものなんですよね。レギュラーも藤木氏、杉田かおる、春川さんなど売れっ子をそろえている。そう考えるとMAC隊員のしょぼさはなんじゃいなです。まあ後期に手塚氏と松坂氏を起用したのは、さすがにまずいという認識があったのでしょう。

>これが上原さんや長坂さんだったら、母親が我が子を、あるいは、猛が恋人を自らの手で殺さなくてはならないと言うような極限状況にまで持って行った筈である。

田口さんは、やはりシナリオライターとしては、上のお二方や金城さん、佐々木さんとだいぶ力の差がありましたね。やはり『レオ』の不調は、予算不足やネタ切れは確かにそうなのですが、メインライターの差ですかね。もちろん市川さんのようなすごいライターも、必ずしもウルトラシリーズの水に合ったとはいえないのは確かであるとしても。

No title

すみません。上の

>以前はスルーされた回の

は、途中で間違えてしまいました。続きは、

「レビューありがとうございます。」

です。

Re: No title

> 私もこの女性は好きです(笑)。

なんか良いですよね。

> ところで藍さんの写真の下の、レオタード姿の女性たちの写真を見ていますと、やはり他の女性はだいぶランクが・・・(以下自主規制)。

まあ、その辺は仕方ないですね。

> 実は『レオ』って、1回こっきりのゲストも、岡田英次氏、仲谷昇氏、あるいはひし美さんや桜井さん、原知佐子さん、蟹江敬三氏にいたるまで、なかなかのものなんですよね。レギュラーも藤木氏、杉田かおる、春川さんなど売れっ子をそろえている。

そう言えば、こないだ「パパと呼ばないで」を最後まで見ましたが、途中から杉田さんがほとんどお風呂に入ってくれなくなりました……チラも……

> やはり『レオ』の不調は、予算不足やネタ切れは確かにそうなのですが、メインライターの差ですかね。

それはありますね。子供目線だと、レオや怪獣やメカが活躍すれば満足なんでしょうが、大人目線で見ると、シナリオのつまらなさにウンザリさせられることが多いです。

Re: No title

了解です。

実はこの話、書いたあとでスルーしてたことに気付きました。

No title

あ、すみません。この回の感想ではないのですが。

TBS2の大映ドラマアワーで、「秘密のデカちゃん」を放送していまして観ていましたら、関根世津子さんがゲスト出演していて、彼女のWikipediaによればこれが彼女の最後のドラマ出演のようです。彼女は72年がデビュー、この記事の「レオ」が74年、最後の出演が81年ですか。1956年生まれとのことで、「レオ」出演時はまだ18歳だったということですかね。

出演歴を観ると、76年の二十歳くらいまではなかなかよく仕事が入っているのですが、それ以降はちょっとですね。年齢的に仕事が以前ほど入らなくなったのを機会に芸能界を引退するというのは、貴ブログに出てくる美女たちのその後を追っているといつも感じますね。実際、彼女の最後の出演は、元恋人を追い回すストーカーみたいな役で、(当然ながら)「レオ」のような清純ぽい役ではない。

> ついでにチラも披露してくれるとなお良かったのだが、

藍とも子さんとの対談を読んでいたら、あまりにMACの制服が短いので、藍さんはそうでもなかったようですが、三田さんは下履きをはいていたと語っていましたね。『ウルトラヒロインズ』より。

まあでも当時は、子役といい成人といい思いっきりのいい時代ですよね(苦笑)。

Re: No title

> TBS2の大映ドラマアワーで、「秘密のデカちゃん」を放送していまして観ていましたら、関根世津子さんがゲスト出演していて、彼女のWikipediaによればこれが彼女の最後のドラマ出演のようです。彼女は72年がデビュー、この記事の「レオ」が74年、最後の出演が81年ですか。1956年生まれとのことで、「レオ」出演時はまだ18歳だったということですかね。

「デカちゃん」は一通り見てるはずですが、全然気付かなかったです。

前にも書いた気がしますが、このドラマは主人公が養女とセックスすると言うのが生理的に気持ち悪くて乗れませんでした。

> 藍とも子さんとの対談を読んでいたら、あまりにMACの制服が短いので、藍さんはそうでもなかったようですが、三田さんは下履きをはいていたと語っていましたね。『ウルトラヒロインズ』より。

貴重な情報ありがとうございます。

やっぱり女優さんによって違うんですね。

嫌らしい

狼男が若い女性を押し倒すシーンは妙にそそられるものがありますね😅(どういう感想だよ)

秘密のデカちゃん

>このドラマは主人公が養女とセックスすると言うのが生理的に気持ち悪くて乗れませんでした。

これは、私がTBSに反感を持つきっかけになったドラマでした。ウルトラマン80の再放送枠を押しのけて再放送が開始された経緯からこの番組をひどく嫌いました。この時の強引な時間枠移動のおかげで見られなくなった80終盤のコンプリートをするまでに10年かかりました。

内容も管理人さんがおっしゃるとおりむちゃくちゃで、大人の視聴者は主人公に共感できないでしょうし、私のような子どもにはウルトラマンを押しのけてでもやる値打ちのあるドラマには思えませんでした。80はこの時の枠移動で1回目の再放送を終え、一年経たずに2回目の再放送をやって関東ではそれきり再放送がされず、私が激怒したこのドラマの再放送開始から約一〇年後の92年にBSで放送されコンプリートした次第です。
TBSはアニメや特撮の排除を他局に先駆けてやったことで子ども達の反感を買った歴史があり、それを象徴する番組として秘密のデカちゃんは記憶されています。

Re: 嫌らしい

ありますね。

Re: 秘密のデカちゃん

そんな事情があったとは知りませんでした。

まあ、子供が見ても面白くはないでしょうね。

形式的に結婚してるだけで、肉体関係がないのなら許せるんですが……

トミマツのつなぎ番組

>まあ、子供が見ても面白くはないでしょうね。

80も裏で再放送をやってたデンジマンに比べると人気で数段落ちるとはいえ、トミマツのつなぎ番組に枠を奪われたのはファンとして納得ができませんでした。

Re: トミマツのつなぎ番組

キャストは良いんですけどね……

ヒロインが嫌な女に見えて仕方なかったです。

ミニスカ

この時代は当たり前のようにミニスカなのが嬉しいですね😆ついでにチラが有れば尚💮なのですがね(なんでや?)

Re: ミニスカ

良い時代でしたね。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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