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「仮面ライダーX」 第29話「死闘!! Xライダー対Xライダー!!」


 第29話「死闘!! Xライダー対Xライダー!!」(1974年8月31日)

 冒頭、キングダークが今回の怪人を招き寄せる。

 
 キングダーク「カメレオンファントマか、姿を見せろ……興味ある情報が入った。変幻自在の怪盗ファントマの化身であるお前にひと働きしてもらわねばならん」
 カメレオン「かしこまりました、神出鬼没の腕をふるって必ずご期待に応えます」

 ファントマと言う、これまた古めかしいキャラをモチーフにしたカメレオンファントマ(以下、カメファン)、自信たっぷりに請け負って出撃する。

 数分後、

 キングダーク「……で、何処行ったんだ、あいつは?」
 戦闘員「さあ?」

 と言うのは嘘だが、カメファンが、命令の内容も聞かずに出撃しちゃうおっちょこちょいであることは確実である。

 続いて、新宿副都心の高層ビルの一室にオフィスを構えるAB通信社と言う通信社から、安藤局長なる人物が出て来て、エレベーターに乗り込むが、箱は11階に来たところで止まってしまう。

 安藤、すぐに緊急用の電話を取り、

 
 安藤「変なとこへ止まっちゃったな、故障かな……もしもし、エレベーターが故障で動かないんだがね、もしもし、もしもし」
 声「ふふふふ、安藤」

 だが、電話口に出たのは警備員ではなく、不気味な男の声だったので、安藤が思わず受話器を取り落とすと、

 声「いてっ!!」
 安藤「……」

 じゃなくて、

 
 安藤が受話器を取り落とすと、箱の中が暗くなる。

 安藤「ど、どうなったんだ?」

 安藤がおろおろしていると、エレベーターがどんどん上がっていく。

 にしても、エレベーターの冷房が、扇風機で行われていると言うのがめちゃくちゃ時代を感じさせるなぁ。

 ま、これはあくまでセットであって、実際のビルがそうであったのかは不明だが。

 あと、エレベーター上昇、下降のシーンに続いて、安藤がフツーにエレベーターから降りてくるのが、パニック映画ではありえない、「仮面ライダー」ならではのテキトーさ。

 つまるところ、エレベーターが途中で止まったり誤作動したりしたのが、ストーリーにはほとんど関係なかったというのが凄い。

 で、適当なところで安藤が出てくると、目の前に男が立っていた。

 
 それがなんと、自分そっくりの顔をした男だったので、安藤は思わず腰が抜けそうになる。

 安藤「だ、誰だ、貴様は?」
 ニセ安藤「俺はAB通信、東京支局長、安藤、すなわちお前だ……ふふふふ」
 安藤「はぁあああーっ!!」
 ニセ安藤「同じ人間が二人いちゃ、何かと面倒だ」(註1)

 
 ニセ安藤、カメレオンファントマの姿になると、本物の安藤に襲い掛かる。

 ただし、安藤が殺されたのか、気絶しただけなのか、はっきりしない。

 まあ、意識が戻ると面倒なことになるので、殺されたんだろうなぁ。

 こうして、一人二役シーンを合成カットをひとつも使わずに片付けてしまったスタッフ、これぞまさにプロフェッショナル、仕事の流儀である。

 註1……スタッフの本音。
 
 安藤に成りすましたカメファン、ビルの前に停めてあった車に乗って走り出すのだが、正直、この入れ替わりのシーン、時間を掛け過ぎだと思う。

 こんなおっちゃんの、脂汗を掻いて恐怖におののく顔をねちっこく見せられても、ちっとも楽しくないからである。

 一方、毎度お馴染み、客のいないことで有名な喫茶店コル。

 そこへ敬介がバイクでやってきて、

 
 店の前に停めると、店の中に消える。

 ……

 店に客が来ない原因が、たった今わかったぜぇえええーっ!!

 邪魔だっての。

 
 マコ「あら、敬介さん」
 チコ「敬介さん」
 マコ「いらっしゃい」

 それはともかく、いつもと違って、二人の看板娘がサカリのついたメス猫のように敬介に飛びつくように歓迎してくれる。

 
 いつも以上に敬介がモテモテなのは、この素敵な髪型のせいと見た!!

 そう、番組開始からナチュラルなロン毛で通して来た(夏場になると少し短くなっていたが)敬介、どういう心境の変化が、いきなりパーマをあてちゃったのである。

 あまりヒーローっぽくないし、速水さんには似合ってないと思うのだが、男性の髪型のトレンドが長髪からパーマに遷移してたんだろうなぁ。

 トレンド……いや、時の流れの勢いと言うのは恐ろしく、バブル時代には、女性たちがノリみたいに太い眉をして、トサカみたいに前髪を伸ばしていても、当時は誰も変だと思わなかったんだからね。

 でもまあ、「スカイライダー」に客演した時の、パート帰りのおばさんっぽいパーマよりはマシか……

 二人はそれこそ下にも置かないもてなしぶりで敬介をカウンターに座らせると、

 
 マコ「ねえ、今までどうしてたの」
 チコ「そうよー、ちっとも来なかったじゃない」
 敬介「……」

 まるで恋人もしくはホステスのように、最近足が遠のいていたらしい敬介の不実を責める。

 しかし、さっきのギャグじゃないけど、これだけ可愛い看板娘が二人もいるのに、この店が全然繁盛しないのは、何か特別な事情があるとしか考えられないよね。

 おやっさんのコーヒーがめちゃくちゃ不味いとか……

 立花「おいおい、久しぶりのお客さんにコーヒーでも入れたらどうだ」

 戸惑っている敬介に助け舟を出すおやっさんだが、おやっさん自身、「久しぶり」とか言ってるくらいだから、よほど客が来ないらしい。

 ほんと、よく潰れないものだと感心する。

 チコ&マコ「はぁいっ!!」
 チコ「美味しいの入れようね」
 マコ「オッケイ!!」

 マスターの言葉に、中学生のように元気良く返事をして、キッチンに向かう二人。

 ああ、かわええ……

 おやっさん、声を潜めて、

 
 立花「お前の探していたバレリーナの菊池明子さんな、ドイツから帰ってきたらしいぞ」
 敬介「ええっ?」
 立花「新聞に出てた、研究所は世田谷の……」
 敬介「ええ、確か、前島三丁目」

 バレリーナと研究所とは妙な取り合わせだが、その施設のドアにはちゃんと「キクチバレエ研究所」と書いてある。

 要するに、バレエ教室のことなんだろうね。

 
 明子「イチ、ニ、サン、シ、ニィニィ、サンシッ!!」

 手を叩いてリズムを取りながら、練習生(研究生?)たちを指導している、お尻の素敵な明子さん。

 仮にもバレエなんだから、「アンドゥ、トロワ……」と言って欲しかったところだが、ちびっ子に分かりやすいように日本語にしたのだろう。

 あと、少しは年齢差を考えて指導して頂きたい。

 ちなみにこの人たちは、本物のバレリーナなんだろうなぁ。

 と、そこへにこやかな笑みを浮かべてあらわれたのが、例のニセ安藤であった。

 
 ニセ安藤「いや、お久しぶりで」
 明子「どうもいらっしゃいませ」
 ニセ安藤「ご無事でなりよりでしたな」
 明子「どうも、じゃあ今日のレッスンはこれまでにしましょ」

 それを潮に、明子はレッスンを終わりにして、生徒たちは挨拶して部屋を出て行く。

 どうでもいいが、手前に映っている女性がなかなか綺麗だと思いました。

 あと、「ご無事でなにより」って大仰な言い方だが、当時は、中東などでハイジャック事件が良く起きていたから、それを踏まえての台詞だろうか。

 
 明子「どうぞお掛けになって」

 ……

 それにしても、やっぱり女性のお尻は良い!!

 しかもレオタードと言うのがたまりませんね。

 普段はまず見ることの出来ないお尻が、レオタードと言う衣装のお陰で合法的に見放題になるのだから、これを考えた人は天才だよね。

 明子「何か急なご用でも」
 ニセ安藤「実は大変あなたのお帰りを待ってる人がいましてね」

 
 明子「まあ、どなたかしら」
 ニセ安藤「神敬介と言う青年です」
 明子「神敬介?」

 んで、この明子さんも、笑顔が可愛い、なかなかの美女なのである。

 演じるのは島田幸子さん。

 明子がそんな人は知らないと答えるのを、ニセ安藤がしつこいほど念を押していたが、

 
 ふと背後の姿見に目をやった瞬間、明子は驚きのあまり固まってしまう。

 ニセ安藤「どうしました?」
 明子「……」

 何故ならは、目の前にいるのは間違いなく安藤なのに、鏡に写っているのは似て似つかぬ怪物だったからである。

 鏡に写ると正体がバレると言う、「仮面ライダー」の定番演出だが、ここはきっちり合成しているのがエラい。

 ただ、位置的に、安藤が入って来た時点で、他の女の子たちにバレるような気もするが……

 
 カメレオン「くわーっかっかっ」

 ともあれ、ニセ安藤はその正体をあらわす。

 シンプルだけど、カメファン、悪人軍団の怪人の中ではかなり良いデザインだよね。

 ただ、大変お間抜けなのが、戦闘員に捕まった明子に対し、

 カメレオン「神敬介がお前を探しているのは何故だ?」
 明子(聞かれても……)

 どうやらカメファン、敬介が明子を探していることを知っているだけで、明子と設計図の関係については何もご存知ないらしく、攫おうとしている当の相手に尋ねるというトホホなことをするのだった。

 
 立花「まさかGODのやつ、気付いちゃいまいな?」

 ここで、明子のところへ向かっている敬介とおやっさんの姿が挿入されるのだが、野郎がバイクに二人乗りしても、全然絵にならないことを実証したシーンとなっている。

 
 カメレオン「さあ言え、神敬介がお前を探している理由はなんだ?」
 明子「知りません、知りません、たったっ、助けてーっ!!」

 一方、呆れたことに、カメファンはまだ同じ質問をしつこく明子にぶつけていた。

 いや、知らないものは知らないんだから、何回聞いたって同じことだろう。

 そもそも、これでは、顔見知りの安藤に化けて明子を安心させ、情報を聞き出そうとした計画が、まるっきり無意味に見えてくるではないか。

 なんで、とりあえず明子をアジトに連れ帰り、じっくりその体に聞こうと言う発想が浮かばないのか……

 しかも相手は、「どうにでも好きにして!!」と言わんばかりのレオタード姿で、拉致られるのを待っていると言うのに。

 で、案の定、そこでモタモタしているうちに敬介たちが駆けつけ、おやっさんに明子を奪われてしまう。

 その後、場所を変えてバトルとなるが、さすが怪盗ファントマの化身だけあり、

 
 カメファンだと思って蹴りを入れたら、

 
 罪のない戦闘員だったり、

 
 カメファンだと思ってニードロップを叩き込んだら、

 
 罪のない戦闘員だったり、

 
 ライダー(これって、意味あんのか?)

 かえって自分たちの戦力をすり減らしているだけのような意味不明の変わり身の術を連発して、ライダーを呆れさせるのだった。

 結局勝負はつかず、カメファンは紋切り型の捨て台詞を残して退散する。

 ついで、アジトに逃げ戻ったカメファンを、キングダークが叱るシーンとなるのだが、このシーンも要らないよなぁ。

 今回、ダメなエピソードの特徴である、不要なシーンが多いんだよね。

 さて、明子は大事をとって病院に入院するが、

 
 特に怪我をしたと言うわけではなく、敬介が見舞いに来ると、程なく眠りから醒め、その美しい瞳を見開く。

 うーん、なかなかの美形である。

 敬介「気がついたね」
 明子「あなた、どなた?」

 
 敬介「俺は神敬介」
 明子「あなたですね、私を探してらしたと言うのは? 一体どんな訳で」
 敬介「あなたは西ドイツでラビックと言う学者に会ったでしょう」
 明子「ラビック? ああ、思い出しましたわ、ミュンヘンで私の楽屋へ訪ねて来てくださった方ね」
 敬介「そう、その時、彼から何か預からなかったかね?」

 関係ないけど、後ろに立ってるおやっさんの服装が、まるっきり「ゴルフの途中で抜け出してきたお父さん」みたいなのが笑える。

 だが、明子は何も預かってないと断言する。

 敬介「そんな筈ないんだが……確か彼からの連絡だと」
 明子「ただ、プレゼントなら頂きましたわ」

 
 明子「私の舞台が素晴らしかったと褒めて下さって、記念にとこれを贈ってくださったんです」

 明子、そう言って胸に下げていたハート型のペンダントを見せる。

 ここでやっと敬介が明子を探していた理由が分かる。

 ラビックと言う西ドイツ在住の科学者に南原博士が国際郵便で設計図を送りつけ、それをラビックが明子に託して日本に返送し、そのことを敬介に電話で知らせてきたらしいのだが、どうやってラビックは敬介の存在を知ったのか? その一方で、肝心の設計図の隠し場所を教えてないのも変である。

 ともあれ、敬介、明子からペンダントを受け取ろうとするが、

 
 立花「……」
 敬介「おやじさん?」

 おやっさんが、何も言わずに横から奪い取る。

 立花「ふふふふふふ」
 敬介「さては貴様?」
 立花「そうとも、俺は変幻自在、顔のない怪盗ファントマの化身だぁ」

 
 途中から怪人の声になって高々と名乗ると、両手で仮面を剥ぐような動作を見せ、カメファンの姿に変わる。

 そう、管理人、迂闊にもこのシーンを見るまですっかり忘れていたのだが、既におやっさんはニセモノと摩り替わっていたのだ。

 少年探偵団シリーズなどではお馴染みの引っ掛けだが、ライダーシリーズの中で演じられると、実に新鮮に感じられる。

 今回のシナリオで評価できるのはこのシーンだけである。

 欲を言えば、あともう一回くらい、同じようなトリックをやって欲しかったところだ。

 カメレオン「このペンダントは貰っていくぞ、今度は俺の勝ちらしいな」

 カメファン、誇らしげに勝利宣言すると、壁の中に溶け込むようにして消える。

 カメレオン系怪人特有の擬態能力を使ったのだろう。

 
 立花「ああ……」

 敬介が部屋の隅のスクリーンカーテンをはぐると、そこに本物のおやっさんが倒れていた。

 CM後、キングダークの前に意気揚々と戻って来たカメファンであったが、

 
 キングダーク「さすが、名だたる怪盗の化身カメレオンファントマだ。良く手に入れた」
 カメレオン「カカカーッ」
 キングダーク「……と、褒めてやりたいが、愚か者め!! このペンダントの何処を見ても設計図など入ってはおらん」
 カメレオン「なんですと?」

 再びキングダークに雷を落とされる。

 キングダーク、以前にも同じような言い回しで部下を叱っていたが、一旦持ち上げてから地面に叩きつけるのがお好きらしい。

 対照的に、病室では明るい笑い声が響いていた。

 
 立花「はっはっはっはっ、我ながら良い勘だったよ、病院に来る途中、明子さんからみんな聞いてね、こういうこともあろうかと、中の設計図だけ抜いといたのさ」

 そう、してやられた筈のおやっさんのほうが一枚上手で、カメファンの襲撃を予想して、対策を立てていたのである。

 うーん、でも、だとすると、敬介の問いにあれこれ考えていた明子の言葉は全部芝居だったことになり、何もそこまでリアルにやることはなかったのではないかと言う気がする。

 
 マコ「良かったわね」
 チコ「ほんと」

 で、いささか気が早いが、次のシーンではコルで敬介たちがワイン(?)で祝杯を挙げているという図になる。

 無論、本物のワインではなかろうが、当時まだ高1の早田さんたち、お芝居とは言え大人の雰囲気を味わえて、ちょっと嬉しかったのではなかろうか。

 敬介「さすがおやじさんだ、たいしたお手並みだ」
 立花「うほん、毎度のことさ……と言いたいところだが、なに、これは明子さんの協力のお陰だ」

 チコとマコ、グラスの液体を飲み干すと、

 
 チコ「そう言えば、今日はキクチバレエ団の公園初日ね」
 マコ「うん」

 チコが目を輝かせて言えば、

 
 マコ「行きたいわ」
 チコ「私も!!」

 マコも両手を上げて、チコと腕を交差させて、バレリーナのように踊って見せる。

 ワインを飲んで大人の仲間入りをしたかと思えば、一転、小学生みたいなことをする二人。

 この辺、まさに大人と子供の中間という感じで、実に可愛らしい。

 しかし、カメファンを倒した訳でもないのにこの底抜けのはしゃぎぶりは、いささか不可解ではある。

 まあ、既に設計図は敬介たちの手に委ねられているので、明子が狙われることはないだろうとGODの執念深さを甘く見ていたのだろう。

 案の定、明子は公演会場の楽屋で着替え中、カメファンに襲われて拉致されてしまう。

 色々あって、地獄谷で明子の身柄と設計図を交換することになる。

 
 カメレオン「ようし、交換しよう。放せ」

 悪人軍団、悪人の割りに紳士的な怪人が多く、ここでも変な罠を仕掛けたりせず、正々堂々、設計図と人質の交換を行っている。

 ところで、ふと思ったのだが、別に対象を明子が持っていた設計図だけに限定することはないのだから、この際、カメファンは、悪人らしく、敬介の持っているすべての設計図と交換しろと図々しい要求をすれば良かったのではあるまいか?

 それがどんなに理不尽で不公平な取引でも、所詮、人命第一主義の敬介たちには拒むことは出来なかっただろう。

 
 ライダー「さあ、みんながあなたの舞台を待っている、早く行きなさい」
 明子「Xライダー、あなたもしや……ここから歩いて帰れって言うの?
 ライダー「……」

 助けてもらいながら図々しいことを言う明子サンであったが、嘘である。

 もっとも、ほんとにそのまま放り出されていたら文句のひとつも言いたくなっただろうが、敬介もそこまで気が利かない男ではなく、

 
 明子「Xライダー、あなたもしや……」
 ライダー「行け、クルーザー!!」
 明子「えっ、ちょっちょっと待って……」

 
 明子「うぎゃああああああーっ!!」

 明子をクルーザーに座らせると、四の五の言わせずにクルーザーで空をひとっ飛びさせるのであった(註・一部、嘘が混じってます)

 それにしても、ヒーローが仲間や一般人をバイクの尻に乗せるということはちょくちょくあるが、一般人だけを乗せて自動操縦で運ぶというのは、極めて珍しいケースである。

 
 ライダー「カメレオンファントマ、今から改めて設計図を取り返す、来い!!」

 カメファン、なによりもまず設計図を無事アジトに持ち帰ることが先決で、別にライダーの挑戦に応じる義理はない筈だが、

 
 カメレオン「かかれーっ!!」

 脊髄反射で、それに元気いっぱいに応じてしまうのだった。

 ……

 やっぱりバカなのかな……

 それと、前にも書いたが、カメファンに限らず、怪人ってドラマの途中でよくパッと姿を消してヒーローから逃げるけど、何故かラス殺陣では、その便利な能力を使おうとしないんだよね。

 なんでだろ?(分かってるくせに……)

 もっとも、ここでは、カメファンが擬態を使って背景に溶け込んでライダーの目を逃れようとするシーンが出てくるが、

 
 ライダー「そう何度も同じ手を食うXライダーではないっ」

 ライダー、慌てず騒がず両目を光らせると、宇宙刑事や戦隊が使う特殊スコープのように画面が双眼鏡の形に切り抜かれ、見えない筈のカメレオンをキャッチする、何気に先駆的な演出が見られる。

 ただ、これ、ライダーは見てるだけで何もしておらず、カメファンがひとりで崖から滑り落ちているようにしか見えないので、いまひとつスコープの必要性が感じられない。

 ま、映像では確認できないが、実際は、ライダーが目から何か光を放って、カメファンにショックを与えて(擬態を邪魔して)いるのかもしれない。

 この後、サブタイトルにもなっている今回の目玉、カメファンがXライダーそっくりに化けてライダー同士が戦うというシーンとなるのだが、遺憾ながら、全く盛り上らない。

 何故なら、原理的に、カメファンの能力には何の変化もないからである。

 ライダーの必殺技を使えるとかならまだしも、見たところ、そういう力もないようだしね。

 よって、同じ姿に化けたところでライダーに勝てる筈がないのである。(証明終わり)

 そもそもこういうのって、ショッカーライダーのようにはじめからライダー以上の能力を持っているコピー戦士であるとか、「スカイライダー」のドロリンゴのようにライダーに化けて悪事を働いてその評判を落とすとか、そう言う設定がないとやっても意味ないんだよね。

 最後は「真空地獄車」と言う、これまたあんまり盛り上らない新必殺技が炸裂して、カメファンはあえなく地獄行き。

 世の怪人の皆さんに言いたいのだが、途中で勝てそうにないと分かったら、さっさと逃げる勇気を持ちましょう。

 特に「真空地獄車」なんて、技を出す前にライダーがちゃんと言ってくれるんだから、これほど逃げるタイミングに迷わなくてもいい技はないと思うんですけどね。

 
 それはともかく、事件は解決し、無事に公演初日を迎えることが出来た明子。

 
 客席には敬介たちの姿もあって、チコとマコが憧れを込めて、うっとりした眼差しを注いでいたのは言うまでもない。

 ちなみにこの画像、チコがいつもより幼く見えて、年相応の顔になっているような気がする。

 
 ラスト、敬介は途中で席を立って出て行くのだが、スタッフが、ライダーの孤独さ、ストイックさを表現したい気持ちは分かるが、公演途中で退席するって、めちゃくちゃ失礼な行為であることにも気付いて欲しかった。

 以上、ゲストヒロインの美しさ、チコ、マコの可愛らしさなど、そっち方面は充実しているが、ストーリー自体は総じて退屈であった。

 怪人の化けたおやっさんがペンダントを掴み取る、あの一瞬の緊張感だけは良かったけどね。
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コメント

間抜け

カメファンの“神敬介は何処にいる?”の質問に対して知らないと言ってる以上余計な追求はしなくて良かったと思うのですがね😅
墓穴を掘った行動ですね😖

変幻自在の没個性

こうして見るとショッカー女戦闘員の衣装ってバレエ用レオタードそのまんまだったんだな、あれはあれで路線変更後も工作活動担当って事でたまにやってくれても良かったのに(時々登場する事で今回の女性ゲストは戦闘員か否かの緊張感も出ますし)

なんでレオタードの方から話を始めたかというと、カメレオンファントマについて追加で語る所が無さすぎるのである、管理人様の語った分でカメレオンファントマについては9割以上片が付いているのだ
もうファントマ要素はどこなんだと言いたくなるレベルでただのカメレオン怪人、と言っても自分もファントマについては知らないので画像検索してみたところ、60年代の実写映画版のファントマは何というかこう「青白いスケキヨマスク」みたいな感じだったらしいので、一応顔の部分が仮面っぽくなってるのがファントマ要素なんだろうか
・・・・・・分かるかあっ!ライダー知らん人に画像だけ見せて「この怪人のモチーフは何と何でしょう」と聞いたとしたら例え百万人に聞いても、例え放送当時でも、ファントマの方はファの字も出て来んわあっ!
ちったあクモナポレオンやヒトデヒットラーを見習えっ、あいつらなら正解率99%以上は余裕だぞ

一番弱いニセライダー

ニセライダー史上、最弱で出る必然性がないという意味でも最低ランクの評価でしょう。
悪人軍団編の低評価を象徴する怪人の一体ですね。

Re: 間抜け

アホな質問してますよね。

Re: 変幻自在の没個性

> もうファントマ要素はどこなんだと言いたくなるレベルでただのカメレオン怪人、と言っても自分もファントマについては知らないので画像検索してみたところ、60年代の実写映画版のファントマは何というかこう「青白いスケキヨマスク」みたいな感じだったらしいので、一応顔の部分が仮面っぽくなってるのがファントマ要素なんだろうか

そうなんですか。不精にもちゃんと調べずに書いちゃいました。

> ・・・・・・分かるかあっ!ライダー知らん人に画像だけ見せて「この怪人のモチーフは何と何でしょう」と聞いたとしたら例え百万人に聞いても、例え放送当時でも、ファントマの方はファの字も出て来んわあっ!

ですよねえ。まだしもジゴマのほうが有名だったかも……って、似たようなもんか。

Re: 一番弱いニセライダー

そもそも、他のひとが見てないところでライダーに化けても意味ないですよね。

だから、パーマは駄目だっちゅうに…。

神敬介の髪型はともかく…怪人ファントマ…かなり幼少の頃にテレビで放映されてたのを見て、見た目が怖かった印象しか残って無いですけど、ルパン三世でも敵役で名前を使われてるくらいですから、一定の世代ではスタンダードな存在だったんでしょうね。

敬介のパーマはマーキュリー回路の副作用とか風見の血と交換したせいとか言われてますね
速水さんが美容院じゃなく床屋でパーマにしてもらったから、変な頭になったせいではありません

しかし仮面ライダーX、キングダークが登場してから本当に迷走していますね。 突っ込みどころも前半に比べて増えましたし。そもそも後半の物語の鍵であるRS装置の設計図からして燃やせばすむ話ですし。 やはり路線変更せずに初期の路線を貫くべきだったですね。           ウルトラマンタロウと他の昭和ウルトラマンを比べてみても路線変更のなかったウルトラマンタロウが一番エピソード全体にまとまりがありますし。zura1980さんはどう思いますか。

Re: だから、パーマは駄目だっちゅうに…。

ヒトデヒットラーとかと比べると、あまりに地味ですよね。

Re: タイトルなし

> 敬介のパーマはマーキュリー回路の副作用とか風見の血と交換したせいとか言われてますね

そうなんですか。そう言えば強化後の最初の話でしたね。

Re: タイトルなし

> しかし仮面ライダーX、キングダークが登場してから本当に迷走していますね。 突っ込みどころも前半に比べて増えましたし。そもそも後半の物語の鍵であるRS装置の設計図からして燃やせばすむ話ですし。

そうですね。これだけ迷走した作品も珍しいでしょうね。

タロウは確かに一番まとまりが良いかもしれません。

特殊能力

折角の特殊能力もいざという時に使用しなければ意味がないようですね😅それなりに頑張ったようですが、最後は呆気なかったですね😖

Re: 特殊能力

戦いにはあまり役に立たない能力ですね。

島田幸子さん、山本教子さん、そして会場の使いまわしについて

ゲストヒロインの島田幸子さんは、
何本かテレビドラマ・映画にゲスト出演しただけで、
残念ながら大成はしなかったようです。
見たところもっと大成しそうな感じがしたのですが。
個人的には「仮面ライダーX」の女性ゲストの中でも、
ベスト1を争うほど好きです。

この回のバレエ指導は山本教子さんという方。
現在もバレエ指導されているようで、バレエスタジオも健在のようです。
(この回に出てきたスタジオがそれかどうかはわかりませんが。)

仮面ライダーシリーズらしいと思うのは、
ラストのバレエ発表会の会場およびシーンは、
同時期に放送されていた「イナズマンF」の使いまわしのようで、
一瞬伴大介、上野山功一の両名が映ってしまっています。

Re: 島田幸子さん、山本教子さん、そして会場の使いまわしについて

> ゲストヒロインの島田幸子さんは、
> 何本かテレビドラマ・映画にゲスト出演しただけで、
> 残念ながら大成はしなかったようです。
> 見たところもっと大成しそうな感じがしたのですが。
> 個人的には「仮面ライダーX」の女性ゲストの中でも、
> ベスト1を争うほど好きです。

親しみやすい美貌ですね。

> この回のバレエ指導は山本教子さんという方。
> 現在もバレエ指導されているようで、バレエスタジオも健在のようです。
> (この回に出てきたスタジオがそれかどうかはわかりませんが。)

そうなんですか。凄いですね。

> 仮面ライダーシリーズらしいと思うのは、
> ラストのバレエ発表会の会場およびシーンは、
> 同時期に放送されていた「イナズマンF」の使いまわしのようで、
> 一瞬伴大介、上野山功一の両名が映ってしまっています。

ええっ、全然気付きませんでした。

全てお見通し

キングダークはカメファンに対しても全幅の信頼を置いていないようですね😅一度褒めてから底に落とすのも習慣化していますね🙄

Re: 全てお見通し

まあ、ずーっと負け続けてますからね。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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