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「仮面ライダーストロンガー」 第10話「恐怖のガンマー虫!人間を狙う!!」


 第10話「恐怖のガンマー虫!人間を狙う!!」(1975年6月7日)

 ナレ「ブラックサタンの科学者は新しい昆虫ガンマー虫を開発した」

 と言うのだが、

 
 タイタン「ふっはっはっはっ……待つが良い、可愛いガンマー虫ども。やがて数百数千の数に増やしてやろう。そして一匹一匹が人間に取り付いて、人間を自由に動かすのだ……ふっふっふっ……
 ところで、これって、サタン虫と何が違うの?
 戦闘員「さあ?」

 その点が気になって尋ねてみるタイタン様であったが、嘘である。

 
 タイタン「実験人間を連れて来い」

 タイタンの命令で、ひとりの人間が引っ立てられてくるが、

 
 タイタン「誰が楳図かずおを連れて来いと言ったーっ!?」

 ……と言うのは嘘だが、実験人間と言う恐ろしげな名称とは裏腹に、そのおっちゃんが場違いなほど陽気な格好してるのは事実である。

 ま、一応、これは囚人服のつもりなんだろうが。

 タイタン様は、ピンセットでガンマー虫を一匹つまみあげ、

 
 実験人間「やめてくれーっ」
 タイタン「諦めろ、すぐに楽になれる」

 身動きできない囚人の耳に、容赦なくガンマー虫を捻じ込む。

 前回の昆虫ムシャムシャ映像ほどではないが、これもかなりのトラウマ映像である。

 ガンマー虫に寄生された途端、囚人は呆けたような顔になる。

 タイタン「お前は私の命令どおりに動くのだ」
 実験人間「……」
 タイタン「さあ、自分の首を絞めて死ね!!」

 
 実験人間「うっ……ああーっ!!」

 世にも恐ろしいタイタンの命令に唯々諾々と従い、自分で自分の首を絞めて死ぬ実験人間。

 これまたトラウマ級の恐ろしいシーンだが、途中で意識がなくなるから、さすがに自分で自分の首を閉めて死ぬのは、春日にも無理なチャンレンジじゃないかなぁ?

 タイタン「さすがはガンマー虫だ」

 タイタンがひとり悦に入っていると、壁のブラックサタンの紋章がピカピカ点滅し、

 首領「タイタン、ガンマー虫とサタン虫って何が違うの?」
 タイタン「それなんですよねー」

 じゃなくて、

 首領「タイタン、ガンマー虫の培養に最も適した場所、および取り扱う人間のデータをコンピューターで送る」

 と言う訳で、コンピューターの弾き出した、東南大学の細菌研究所の前でタイタン自ら張り込みをしていると、同じくコンピューターがガンマー虫の培養の最適任者に選んだ等々力博士が研究所から車で出て行くのが見えた。

 ……

 いや、ガンマー虫ってブラックサタンの研究者がブラックサタンの研究施設で開発したんでしょ? なんでわざわざ他所の施設で、何の関係もない人間に培養させにゃならんのだ?

 ブラックサタンの研究施設では培養に時間が掛かると言うことだとしても、別に納期がある訳じゃなし、のんびり自前の施設で増やしていけば良いではないか。

 組織の内部で行っている限り、ストロンガーにバレる可能性はほとんどゼロなのだから。

 それはともかく、なんだか無駄に手の込んだ方法で博士の車を足止めすると、

 
 ハゲタカン「等々力博士ですな」
 等々力「俺に一体、何の用だ?」

 いや、博士、何フツーに応対してるの? 相手はどう見ても化けものでっせ?

 ここは、タイタン様が人間の姿で話し掛けるべきだったと思う。

 ハゲタカン「我々に協力するのだ」
 等々力「協力だと?」
 ハゲタカン「そうだ、ブラックサタンのために、ガンマー虫の培養をするのだ」

 いきなりそんなことを言われて、等々力博士が「はい、よろこんで!!」などと居酒屋の店員のように元気に応じる筈もなく、きっぱりと断ると、

 ハゲタカン「では仕方ない、力尽くでも協力させる」
 等々力「いやなことだっ」

 ……

 いや、こんなどうでもいいやりとり要らないから、その分、みゆきちゃん(後述)の出番を増やして欲しかったなぁ。

 そこへストロンガーがあらわれ、等々力博士を奪還しようとするが、ハゲタカンは博士の肩を持って大空へ飛んで逃げ、

 
 ハゲタカン「オートバイ部隊出動!!」
 等々力「ええっ、またぁ?」
 ハゲタカン「いや、またって……」

 ……

 すいません、うっかり管理人の心の声が混じってしまいました。

 もっとも、ここんところ毎回のようにオートバイ部隊が出動していて、管理人がいささか食傷気味なのは事実である。

 チェイスシーン&無駄に長い戦闘シーンを経て、ストロンガーは何とかハゲタカンから博士を守り抜く。

 人間の姿になって等々力博士を介抱していると、ユリ子も駆けつける。

 
 茂「お送りしましょう」
 等々力「さっきの怪人は?」
 茂「逃げてしまいました。もう安心です。一体どういう訳で奴に狙われたんです?」
 等々力「さあ、それが……」

 ショックのせいか、博士がガンマー虫のことを思い出せずにいると、まるで茂にそのことが漏れるのを封じるように、等々力の妻の妙子がタクシーを飛ばしてやってきて、

 妙子「大変です、しずえが交通事故で?」
 等々力「なに、しずえが?」

 等々力は挨拶もそこそこに自宅へ向かうが、ことがことだけに、茂たちも黙って見送るほかなかった。

 ま、これが猛や志郎、あるいはおやっさんだったら、あまりのタイミングの良さ(?)に疑念を感じたかもしれないが、まだ戦士としての経験の浅い彼らにはそこまで見通す力はなかった。

 
 等々力「しずえ!! だいじょうぶか?」

 帰宅すると、等々力は自室のベッドに寝ている娘のところへ駆け寄る。

 交通事故に遭ったというのに病院ではなく、自宅で療養しているのはめちゃくちゃ変なのだが、状況が状況だけに博士はまるで気付かない。

 つーか、いくら慌てているにしても、タクシーが自宅に向かってる段階で「あれ?」と思うのが普通だよね。

 
 だが、等々力は気付かなかったが、眠っている娘の耳たぶにはブラックサタンのマークが入っていた。

 これだけでは分からないが、娘のしずえを演じているのは「仮面ライダー」などにも出ていた茂木みゆきさんである。

 ちなみに、等々力役の田島義文さんとは、「V3」29話でも親子役を演じてるんだよね。

 ただ、今回の場合、演じていると言うほど出番はなく、このシーンではひたすら寝ているだけなのが非常に勿体無い。

 これではわざわざロリロリ美少女の茂木さんにやらせる意味がないではないか。

 
 妙子「しずえが助かるか助からないかはあなた次第!!」
 等々力「妙子、お前……」

 不意に、妙子が「やりすぎ都市伝説」みたいなことを言い出す。

 どうでも良いが、このブログを読んでいる人の中に、まさかあれを信じてる人はいないだろうね?

 妙子「ブラックサタンに協力すれば良い」
 等々力「なにを言うんだ?」
 ハゲタカン「女の言うとおりだ」

 驚いて頭上を見れば、いつの間にか、ハゲタカンが天井から逆さになってぶら下がっていた。

 最初からそうしとけば良いのにと思うが、ハゲタカンは自ら等々力博士の体内に入り込み、その意識を乗っ取ろうとする。

 やはり気になったのか、茂がバイクで等々力邸までやってくると、ちょうど中から博士の助けを求める声が聞こえてくる。

 だが、茂がしずえの部屋に飛び込むと、

 
 等々力「君は?」
 茂「あ、失礼しました。今、悲鳴を聞いたような」

 既に等々力はハゲタカンに乗っ取られており、ギロリといぶかしむような視線を向けてくる。

 冷静に考えたら、さっき助けてもらった人に向かって「君は?」って言ってる時点でブラックサタンの支配下にあるのは明白なのだが、今回の茂は妙に鈍感で、

 等々力「娘はこのとおり重態だ、もう話すことはない。お帰り願おう」
 茂「お大事に」

 等々力ににべもなく言われると、拍子抜けするくらいあっさり引き下がってしまう。

 いや、重態の娘を自宅に置いとくなよ……

 その後、

 
 茂に頼まれたのか、研究所に入っていく等々力博士を尾行しているユリ子。

 この「一寸法師」の落書き、めっちゃ懐かしいわぁ。

 いや、以前レビューしたときも気になってたもんで。

 
 ユリ子「おじさん、ひとつ質問」
 おじいさん「うん? なんですか」

 ユリ子、門の前で焼きとうもろこしを売っていた白髪のおじいさんに話しかけるが、

 
 ユリ子「今研究所に入っていった人は?」
 おじいさん「うん? あ、ああ、等々力博士様ですがな」

 誰かと思えば、それは老人に化けたお茶目なタイタン様であった。

 しかし、ショッカー系列の大幹部で、これだけ頻繁に前線で活動する人って他にいないよね。

 いや、特撮ドラマ全般の中でも珍しいのでは?

 ま、予算を切り詰めるためか、いわゆるアジトがあんまり出て来ない番組なので、自然と大幹部が前面に出て指揮を取るケースが多くなってしまうのだろう。

 

 
 ユリ子「等々力博士?」

 ……

 そうじゃ、貼りたいだけなんじゃ。

 おじいさん「ところであんた、何か用?」
 ユリ子「ううん、なんでもないの、どうもありがとう」

 ユリ子、老人に礼を言って立ち去る。

 しかし、ユリ子の口ぶりではまるで等々力博士の顔を知らないように聞こえるが、前記のように、ユリ子もはっきり博士と顔を合わせているのだから、わざわざそんなことを老人に確認する必要はあるまい。

 さて、ハゲタカンは等々力博士の体から出て、自らガンマー虫の培養を行っていた。

 ……

 じゃあ、等々力博士要らねえじゃん!!

 ここは等々力博士の姿で仕事しないとダメでしょーっ?

 と、瓶の中からガンマー虫が一匹落ち、それが部屋から出て、自転車で帰ろうとしていた所員の体に張り付くというアクシデントが発生する。

 目敏くそれを見付けたタイタンは、慌てて通信機でハゲタカンに知らせる。

 いや、知らせてないで自分でどうにかしろよ。

 その所員はガンマー虫には全く気付かず、

 
 所員(もっと大きなカゴにすれば良かったなぁ……)

 と、悔やんでも後の祭り……じゃなくて、ガンマー虫に耳の中に入られて、その場に倒れて七転八倒の苦しみを味わう。

 ちょうどそこに通り掛かったのがおやっさんだったが、ジープから降りて所員の体を運ぼうとしているうちに、なにものかに車のキーを抜き取られてしまう。

 おやっさんがキーを捜してあたふたしていると、

 
 男「お前の欲しいのは、これだな?」

 土手の上に立った、妙にガタイの良いスーツ姿の男にキーを見せられる。

 いや、別に二人も要らないのでは?

 つーか、ブラックサタン、いくらなんでもやり方がセコ過ぎる。

 男「そいつを殺せ!!」

 
 もうひとりの男の命令を受け、所員がおやっさんの首を絞めようとすると、そこへ茂があらわれる。

 無論、彼らはピカチュウ戦闘員の化けたもので、茂は変身せずに彼らと戦い、キーを奪い返しておやっさんに投げる。

 茂「おやじさん、病人を頼む」
 立花「おお、任しとけ」

 何故かまた気絶してしまった所員を乗せて、おやっさんはジープを発進させようとするが、ハゲタカンが邪魔をして、所員の耳からガンマー虫を回収する。

 茂、ストロンガーに変身して戦闘員を蹴散らし、ハゲタカンの口を割らせようとするが、飛行能力を持つハゲタカンにまたしても逃げられてしまう。

 と、おやっさんが戻ってきて、

 
 立花「ライダー」
 ライダー「おやじさん、病人は?」
 立花「ああ、意識は戻って、今病院で手当してる」

 いや、おやっさん、いくらなんでも戻ってくるの早過ぎない?

 こんなところにそうそう病院があるとも思えないし。

 一方、ユリ子は引き続き等々力の動きをマークしていたが、研究室が無人なのを見ると、あらかじめタックルに変身してから部屋に侵入する。

 
 タックル「何かしら?」

 こんな変な被り物をしても、美人は美人なんである!!

 タックル「気味の悪い虫……凄い増え方だわ」

 タックルが瓶の中でどんどん増えていくサタン虫を見ていると、部屋の中に忽然とタイタンの人間態が出現する。

 
 タイタン「そのとおり、一晩で一匹が百匹になるんだよ」
 タックル「お前は?」
 タイタン「タックル君、君は見てはならんものを見た、ここからは出さんよ」
 タックル「一体お前の正体は?」

 研究室に戦闘員が雪崩れ込んで来たので、タックルは彼らと戦いながら外へ出るが、見上げれば、給水塔の上にハゲタカンが立っていた。

 
 タックル「今度こそライダーストロンガーより先にこのタックルが片付けてやる!!」

 勇ましいタンカを切るタックルであったが、数秒後、

 
 ユリ子「大きな口叩いてすいませんでした、ほんとすいませんでしたーっ!!」

 と言うような目に遭う。

 ユリ子、顔を起こすと目の前にハゲタカンが立っていた。

 ハゲタカン「今、ガンマー虫をお前に取りつかせて、ブラックサタンに手向かえない本当の奇械人にしてやる」
 ユリ子「そんなことやめて!!」

 いやぁ、管理人、こんな可愛い女の子にそんなこと言われたら、すぐやめちゃうけどなぁ。

 だが、最初からモテることを諦めているハゲタカン、ユリ子の嘆願にも心を動かさず、淡々とガンマー虫をユリ子の体に挿入しようとするが、そこへまたまたまたタイタン様からの愛のメッセージが届く。

 タイタン「ハゲタカン、注意しろ、城茂がそっちへ行く」
 ハゲタカン「了解」

 ハゲタカン、部下にユリ子を見張らせると、等々力博士と一緒に廊下へ出て、再びその体内に入り込む。

 その直後、茂がすたすたやってくる。

 
 茂「博士、ご無事でしたか」
 等々力「妙なことは言わんでくれたまえ」
 茂「はぁ、実は人を探してるんです、仲間のユリ子なんですが……」

 
 等々力「さあ、ワシは知らんね」
 茂「そうですか……お邪魔しました」

 二人のやりとりを、絶望的な眼差しで聞いている猿轡をかまされたユリ子。

 猿轡された女子って、なんか良いよね。

 茂、何故か等々力の耳たぶのマークには気付かず、バイクに乗って研究所を後にする。

 
 おじいさん「城茂は諦めて出て行った、ガンマー虫はどうなってる?」
 ハゲタカン「どんどん増えています。ご期待を」

 今回は大車輪の活躍を見せるタイタン様、再びとうもろこし売りのおじいさんに扮して茂の動きをハゲタカンに伝える。

 だが、

 
 いつの間に引き返したのか、茂が横から手を差し出したので、さすがのタイタンもギョッとする。

 手のひらには100円硬貨が二枚乗っていた。

 
 茂「どうしたんだよ、耳が遠いのか?」
 おじいさん「……」

 やや乱暴な口の利き方で、焼きとうもろこしを求める茂。

 いや、「耳が遠い」も何も、茂、一言も喋ってないんだから、聞こえるわけねえだろ!!

 これ、シナリオでは「とうもろこしくれ」とか言う台詞があったが、アフレコの際に抜けたのかなぁ?

 茂「とうもろこし、とうもろこしくれよ」
 おじいさん「うっ? えっ、ええ、え、毎度どうも」

 硬貨を掴もうとしたおじいさんの手を取り、懐から通信機を引っ張り出すと、

 
 茂「この補聴器は無線機にもなるのか?」

 さらに、おじいさんの軍手を外し、

 茂「一見老人だが、手は若い、そろそろ正体を見せたらどうだ?」

 二人は近くの川べりに場所を移し、

 
 タイタン、自ら変装を解いて素顔をさらけだす。

 でも、この変装、なかなか見事だよね。

 少なくとも、別の俳優が演じる「美女シリーズ」方式よりは良心的である。

 茂「たびたびお目にかかったことがあるぜ」
 タイタン「いまひとつの顔を知るまい」

 タイタン、ハンカチで顔を隠すと、

 
 一瞬で本来の姿になる。

 意外にも、タイタンが茂にその正体を見せるのはこれが初めてなのだった。

 
 茂「お前は?」
 タイタン「ふふふふ、ブラックサタン大幹部、その名も、ミスター・タイタン」
 茂(自分でミスターつけるな)

 果敢にもタイタンに戦いを挑む茂であったが、タイタン得意の火炎攻撃を受け、変身する余裕もないまま意識を失う。

 一方、研究室。

 
 ハゲタカン「ガンマー虫の培養は成功したぞ、これだけあれば東京都民の半分に取り付く。東京乗っ取り作戦開始だ」

 培養したガンマー虫を前に高らかに宣言するハゲタカンであったが、

 
 ええっとぉ……その頃の東京都民って50人くらいしかいませんでしたっけ?

 ハゲタカン「その前に始末する奴がいる」

 それはともかく、ハゲタカン、アタッシェケースの蓋を閉めると、

 
 振り向いて、床に置いてある二つの棺桶を見遣る。

 ハゲタカン「ブラックサタンの処刑場で死刑にする」

 例によって、悪は回りくどいことが大好きなので、その場で殺さず、火葬場のような場所へ棺桶を運ぶ。

 無論、実際の火葬場で撮影しているのである。

 しかし、なんで今手にしているガンマー虫を使うという発想が出来ないのか?

 茂をブラックサタンの支配下に置いたら、世界征服などたやすいと思うのだが。

 つーか、さっき、ユリ子にガンマー虫を寄生させようと張り切ってたハゲタカンは何処行っちゃったの?

 
 引き続き、猿轡をかまされてもがいているユリ子タンが可愛い。

 ふふふ、今年は来るぜぇええ、猿轡女子がっ!!(来るかハゲ)

 一方、てっきり気絶したふりをしているのかと思った茂だが、

 
 茂「しまった、タイタンの罠に嵌まったか!!」

 炉に入れられてから、やっと目を覚まして叫び、ガチで気絶していたことが判明する。

 うーん、今回の茂、良いところ全然ないなぁ。

 あと、別に「罠に嵌まった」訳じゃないと思うんだけどね。

 フツーにタイタンに負けただけで。

 ハゲタカン、容赦なく炉に火を入れ、かつてV3がされたように、ヒーローを生きたまま火葬にするという恐ろしい挙に出る。

 
 棺桶の中に煙が入ってきて、苦しそうに歯を食い縛るユリ子。

 茂「このままでは焼き殺される。この体を電気分解して逃げなければ……」

 
 煙突からもくもくと煙が吐き出されるカットが入るが、これ、普通に営業しているところを撮ってるだろうなぁ。

 つまり、実際に人間の死体を焼いてるわけで、そう考えるとちょっと怖い。

 それを見届けて、タイタンはその場から立ち去る。

 
 ハゲタカン「ライダーストロンガーの最期にしてはあっけなかったな」
 茂「はぁーっはっはっはっはっ」

 「V3」の時と同様、勝ったと思った瞬間、何処からか笑い声が響いてくる。

 慌てて外へ出て煙突を見上げると、

 
 ハゲタカン「城茂!!」
 茂「俺の力を見くびったようだな」

 分かりにくいが、煙突の梯子の中ほどに、茂とユリ子が掴まっていた。

 うーん、それこそ「V3」の煙突の上に立っている伝説のシーンと比べられてしまうので、こんな中途半端な位置なら、最初から全然違うところにいた方が良かったかも。

 ちなみにこれって、「V3」と同じ煙突なのだろうか?

 施設の外観が出てこないので、これだけではちょっと分からない。

 ハゲタカン「なにを、どうして抜け出た?」

 ハゲタカンの質問に、

 
 茂「そんなこと、俺が知るか!!」

 と、あの名(迷?)台詞で応じていれば、これが「ストロンガー」の決まり文句になっていたかもしれないが、ちびっ子が真似すると教育上良くないし、二度続けてはあまりに脚本家の怠慢がひどいので、

 茂「その秘密はお前たちには明かさん!!」

 と、違う対応を……って、(ほぼ)おんなじじゃねえかっ!!

 ま、さっきの茂の台詞から、自分の体を「電気分解」して抜け出し、ユリ子も助け出したのだろうが、スッキリしない点では第7話と大差ない。

 あと、それを聞いたハゲタカンの、

 ハゲタカン「うるさいっ、かかれーっ!!」

 と言う返しも、社会人としてどうなの? と言う気がしなくはない。

 自分から聞いておいて、「うるさいっ」はないんじゃないかと……

 この後、ラス殺陣となるが、ハゲタカンの砲撃に対し、

 
 ライダー「ストロンガーバーリア!!」

 ナレ「ストロンガーバーリアとは、ストロンガーの周囲に見えない電磁波の防御膜を張るものである……」

 ストロンガーの叫びにあわせてその周囲に青い球体が出現し、解説ナレーションが被さるが、

 
 思いっきりバリアーの中に突き刺さってるような気がするんですが……

 ハゲタカン、攻守共にブラックサタンの奇械人としては最強クラスで、ストロンガーの電キックをまともに食らってもピンピンしており、

 ハゲタカン「こうなったら東京中にガンマー虫を撒き散らしてやるわ」

 戦闘員からアタッシェケースを渡され、それを持って空に飛び上がるが、

 ストロンガー「そうはさせん、エレクトロサンダー!!」

 ストロンガー、前回同様、右手をガチョ~ンのように突き出して叫び、

 ナレ「エレクトロサンダーとは、超高圧の電流を空中に発射し、雷雲を呼び寄せ、人工的に落雷を起こさせるものである……」

 ま、雷を狙ったところに落とすのは至難の業だと思うが、実際は、見事に雷がハゲタカンに命中し、遂にこの強敵を撃破するのであった。

 気付けば、等々力家のことはすっかり忘れられていたが、

 
 一応、最後に、川の近くでお弁当を食べていた等々力一家がバイクで走り過ぎる茂を見かけて手を振るシーンが出てくるが、結局、しずえ役のみゆきちゃんは、まともな台詞どころか、ろくにその顔を映してもらえないという、軽いパワハラ的な扱いのまま終わるのだった。

 歯軋りしたくなるほど悔しい!!

 ちなみにしずえの様子から見て、しずえが事故で重態と言うのも、やはりデタラメだったようである。

 
 ラスト、いつものように茂が特に目的もなくバイクを走らせているシーンにナレーションが被さって終わるのだが、その後ろを通行人がフツーに歩いているのを一切気にしないスタッフの図太さには脱帽……と言いたいところだが、もうちょっと気にして下さい。

 以上、突っ込みどころは多いが、ユリ子の猿轡やタイタン様の愉快な変装など、それなりに見せ場の多い一本であった。
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コメント

もったいない

キャスティングは良いのに扱いが雑でした。子役の無駄遣いの典型でしょう。
以前のコメントを反映してくれてありがとうございました。

訂正箇所

管理人様訂正箇所があります。等々力博士の「娘は重態→娘は重体」が正しいのではないのでしょうか?後は重態の娘→重体の娘だと思うのですがね😅後はサタン虫とガンマー虫の違いが良く分からないのですがね

出てくる理由

今回はタックルのタンカやタイタン様の変装、茂の電気分解が見どころでしたね。
それにしても戦闘員で事足りそうな見張りをわざわざやるとは「戦闘員では城茂やゆり子を覚えていないかもしれん」とでも考えたのでしょうか。あとトウモロコシが200円とはかなりお値打ちだと思いました。

賢さも鍛えましょう

惜しい、一番下がピンクならゴレンジャーカラーなのに(それやったら風評被害になるから自重したんだろうか)

しかしまあ手に持ってる容器から一匹落ちたのに気付かないとはブラックサタンの奇械人は揃いも揃って頭が悪い、そりゃ強化のために小学生の脳を入れてしまおうという作戦が許可されるわ
というかタイタンもガンマー虫が脱走してるのに気付いたんならもうその場で燃やしてしまえ、どうせ一晩で1匹から100匹になるんだ
大体にして重要なのは培養液の方なんだから、現地で培養実験に成功したのなら後は培養液をアジトに持ち帰れば3日で百万匹に増えていたのに

Re: もったいない

> キャスティングは良いのに扱いが雑でした。子役の無駄遣いの典型でしょう。

もったいないですよね。普通に子供を誘拐して人質にすれば良いのに。

> 以前のコメントを反映してくれてありがとうございました。

すいません、私、何かしましたっけ?

Re: 訂正箇所

いや、どっちも同じ意味なので、問題ないかと……

Re: 出てくる理由

> あとトウモロコシが200円とはかなりお値打ちだと思いました。

なんか食べたくなりますよね。

Re: 賢さも鍛えましょう

> 惜しい、一番下がピンクならゴレンジャーカラーなのに(それやったら風評被害になるから自重したんだろうか)

あ、そうでしたね。

> 大体にして重要なのは培養液の方なんだから、現地で培養実験に成功したのなら後は培養液をアジトに持ち帰れば3日で百万匹に増えていたのに

「悪の組織」が、自分の作った虫を自前で培養できないと言うのはかなり情けないですよね。せめて培養工場が火災を起こして使えなくなったとか、言い訳が欲しかった。

茂木みゆきさんのこと

>すいません、私、何かしましたっけ?

V3に茂木みゆきさんが出たときに本話にでていたことコメントしたら「覚えていなかった」と返信されました。今回のリテイクで出ていたので、V3の時のコメントを覚えていてくれたのかと思ったもので。

お値打ち

小生も“焼きもろこし”の値段が200円と表記してあったらお値打ちだと思いますね😅それと重態の一件は失礼致しました。ごめんなさい🙏

No title

 タックルはもう少し活躍してもらいたいですがストロンガーの見せ場を奪うわけにもいかないので難しいところです。今回は電波投げのエフェクトが描かれていたのも興味深いです。
 >不意に、妙子が「やりすぎ都市伝説」みたいなことを言い出す。
最近はケンコバや高橋茂雄のトークがないので残念です。関は「俺はこういう説があると紹介しているだけ」というスタンスなのが不満です。

Re: 茂木みゆきさんのこと

わざわざ返信ありがとうございます。

記憶力が悪くてすいません。

Re: お値打ち

全然気にしてないので謝らなくて大丈夫ですよ。

Re: No title

> タックルはもう少し活躍してもらいたいですがストロンガーの見せ場を奪うわけにもいかないので難しいところです。

まあ、その辺がジレンマですよね。でも、女性ライダー(?)と言うのは革新的でしたよね。

No title

(1)正直ガンマ―虫じゃなくサタン虫で良かったと思います。だって違いがわかりませんし。

(2)記事にも指摘されている通りガンマー虫はブラックサタンの研究者がブラックサタンの研究施設で開発したものなのになんでわざわざ他所の施設で、何の関係もない人間に培養させなければいけないのかわかりません。ガンマー虫を使ったブラックサタンの作戦によって被害がでてそれを聞きつけて茂たちが駆け付けるという展開で良かったと思います。やはり悪の組織は人類を凌駕する科学力を持っているはずなのに科学者を誘拐して利用するという展開はおかしいですし。

(3)あとそれらとは関係ないんですがzura1980さんに記事にしてほしい話があります。バトルフィーバーJの第6話と第44話です。この2話は記事がなかったので。それとイナズマンの第5話と第6話です。この2話も記事が第1~4話と一緒に記事にされていてものすごく簡素な記事だったので単体の記事を作ってほしいです。

Re: No title

> (1)正直ガンマ―虫じゃなくサタン虫で良かったと思います。だって違いがわかりませんし。

わかんないですよね。

> (2)記事にも指摘されている通りガンマー虫はブラックサタンの研究者がブラックサタンの研究施設で開発したものなのになんでわざわざ他所の施設で、何の関係もない人間に培養させなければいけないのかわかりません。

ま、これも、話を外部に持って行って、ヒーローと接点を持たせるためでしょうね。

> (3)あとそれらとは関係ないんですがzura1980さんに記事にしてほしい話があります。バトルフィーバーJの第6話と第44話です。この2話は記事がなかったので。それとイナズマンの第5話と第6話です。この2話も記事が第1~4話と一緒に記事にされていてものすごく簡素な記事だったので単体の記事を作ってほしいです。

イナズマンは正直やる気が湧きませんが、バトルフィーバーは好きなので考えときます。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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