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「快傑ズバット」 第5話「花売り少女と白い粉」(リテイク版)


 第5話「花売り少女と白い粉」(1977年3月2日)

 いたいけな少女が麻薬の売人をやらされると言う、今なら特撮ドラマは勿論、一般のドラマでも無理そうな過激なプロットのエピソードである。

 冒頭、ネオンきらめく東京の歓楽街、その裏路地の片隅で、あたかも童話の世界から抜け出て来たような素朴にメルヘンティックな格好をした中学1年生くらいの女の子が、道ゆく人に声を掛け、花とマッチを売っていた。

 
 ミチル「お花はいりませんか、マッチはいかがですか」

 当然、売れ行きは芳しくなかったが、たまたまそこを通り掛かったのが、みどりさんとオサムであった。

 二人は一旦行き過ぎてから立ち止まり、

 みどり「あんな小さな子が……」

 
 ミチルは寒さをしのぐため、童話よろしくマッチに火を灯すのだが、さすがにそんなことする奴ぁいないだろう。

 そんなに寒かったら手袋を嵌めればいいんである!!

 オサム「かわいそうに、買ってやろうよ」
 みどり「ええ」

 それはともかく、そんなミチルにいたく同情した二人は、彼女の前に立ち、花とマッチを買い求めようとするが、

 
 ミチル「いえ、良いんです」

 何故かミチルは、怯えたようにあとずさりして、売るのを拒む。

 ミチルを演じるのは70年代の名子役・佐久間真由美さん。

 
 オサム「遠慮するなよ、いくらなの」
 ミチル「ダメなんです、叱られますから」

 ミチルの不可解な態度と言葉に、不思議そうに顔を見合わせる二人であったが、横から誰かに突き飛ばされる。

 しかし、ミチルが売っているのがドラッグにしても、このように同情して花やマッチを欲しがる客だって少しはいるだろうに、紅蜘蛛が彼女にカムフラージュ用の花やマッチを持たせていないのは、片手落ちのような気がする。

 ……と思ったけど、

 
 ちゃんと普通のバラ持ってんじゃん!!

 なんでそれを売らないのよ?

 それはともかく、二人がいつもの戦闘員にしょっ引かれた後、ひとりの男がミチルの前にあらわれる。

 
 紅蜘蛛「ミチル」
 ミチル「おじちゃん!!」

 その顔を見て、父親に会ったように満面の笑みを浮かべるミチル。

 紅蜘蛛「もう何も怖いことはないよ、邪魔をする奴はおじさんが追っ払ってやったからな」
 ミチル「ありがとう、おじちゃん」
 紅蜘蛛「いいんだ、いいんだ、これからも合言葉を言わない悪い奴らには花もマッチも売っちゃいけないよ」
 ミチル「うん、おじちゃんの言うことなら何でも聞く!!」(註1)

 註1……世の中には、こういう台詞に敏感に反応する変態がうじゃうじゃいるので、幼女の皆さんは注意しましょう。

 一方、紅バラ連盟を名乗る悪党たちは、人気のない袋小路にみどりさんとオサムを連れて行き、大人気なくもいたぶり倒していた。

 ほんっっっっと、「ズバット」に出てくる悪党って、大人気ない奴ばっかりである!!

 つーか、ミチルに声を掛けたくらいで、ここまでする必要はあるまい。

 余計なトラブルを起こして警察の介入を招くだけではないか。

 
 と、例によって、ギターの音が聞こえて来たかと思うと、靄の向こうから、ギターを抱えた男がシルエットとなってあらわれ、ゆっくり近付いてくる。

 無論、早川の健ちゃんである。

 戦闘員「誰だ、てめえ」
 早川「地獄から来た掃除人、お前たちのような埃を掃除して回ってる男さ」

 早川、準備運動代わりに戦闘員を蹴散らし、二人を救う。

 
 みどり「早川さん」
 オサム「やっぱり、東京に戻ったんだね」

 二人は嬉しそうに早川に駆け寄り、再会を喜ぶ。

 早川、笑顔で振り向くと、みどりさんを見詰めながら、

 
 早川「あなたに一言言いたいことがあります」
 みどり「はいっ」

 愛の告白でもされるのかと、とろけるような笑みで早川の言葉を待つみどりさん。

 だが、このタイミングで早川がそんなことを言う筈がなく、

 
 早川「これ以上旅を続けるのはおやめなさい」

 早川の口から出たのは、いつもの忠告であった。

 
 みどり「……」

 当てが外れて、たちまち反抗的な目になるみどりさん。

 早川「たとえオサム君が付いてるにしても、女の身で犯人探しの旅は危険すぎます」

 だが、いくら言われても、みどりが旅をやめることはないのだった。

 その後、ミチルが商品の補充に紅バラ連盟の事務所に戻っていると、早川が押しかけてくる。

 戦闘員「何の用だ」
 早川「聞くまでもないだろう、鬼でもなけりゃこんな小さな子に花売りはさせんよ。あの子は連れて帰る」
 戦闘員「なんだとっ」

 早川が下っ端たちをぶちのめしていると、奥から、タキシードに赤いボウタイ、白い手袋、サングラスを掛けたダンディーな男があらわれる。

 
 ハスラー「ふっふっふっ、粋がりやがって、てめえが早川かい」
 早川「ふっふっふっ、シャレやがって、てめえがハスラーかい」
 ハスラー「ほぉ、この俺をご存知とはね」
 早川「ああ、有名だからな、紅バラ連盟ボス・紅蜘蛛の用心棒、ビリヤードとキュー使いの名人、ただし、腕前は日本じゃあ二番目だ」
 ハスラー「二番目だと」

 と言う訳で、いつもの珍技対決のコーナーとなる。

 
 ハスラー「早川、てめえが負けたらその片腕貰うぜ」
 早川「ハスラー、てめえが負けたらその子は連れて帰るぜ」
 ハスラー「見てろ」

 
 先攻のハスラー、手玉を突き、何度もクッションにぶつけてから宙に浮かせ、瓶の上に置かれた二つの的玉を同時に落とすと言う、神業レベルのジャンプショットを披露する。

 このテクニックが、そもそも用心棒の腕とはあまり関係がないことには、気付かないふりをしてあげる優しさが欲しいのデス。

 ビリヤード台があるところじゃないと、役に立たないからねえ。

 
 後攻の早川、台の縁に座って突くと言う、気取ったやり方で球を弾く。

 もっとも、宮内さん、のちのインタビューで、ここはもうちょっと変わった打ち方をすべきだったと反省しておられる。

 早川の手玉は、ハスラーと同じように動いて的玉を飛ばすが、

 
 戦闘員「うわっ」

 その玉が早川の背後にいた下っ端二人に命中し、

 
 さらに、跳ね返って元の場所に戻ると言う、非現実的な動きを見せる。

 早川「すまんな、俺の勝ちだ」
 ハスラー「ふふふ、約束どおりミチルを渡してやりたいが、あいにく本人は好きで花売りをやってるんでね、もっと働きたいって行っちまったよ」

 ハスラーの言葉通り、ミチルは再びさっきの場所で花売りをしていたが、

 
 男「お嬢ちゃん、黒色のバラとマッチが欲しいんだがね」
 ミチル「はい」

 中年男性にそう言われると、今度はテキパキとぶら下げている箱から黒いバラと黒いバラの描かれたマッチを取り出し、数枚の札と交換する。

 つまり、「黒色の~」と言うのが、紅蜘蛛が言っていた合言葉なのだろう。

 その様子を曲がり角の向こうから見ていたコート姿の男たちがいた。

 男たちがその場所から飛び出すと、男もミチルも脱兎のごとく逃げ出す。

 客の男はまんまと逃げおおせるが、ミチルは工場のようなところで男たちに捕まる。

 そこにあらわれたのが早川で、てっきり暴漢に襲われているのだと思ってミチルを助ける。

 
 早川「よせよ、ガキ大将、女の子をいじめると、ママにお尻をペンペンされますよ」
 男「貴様、邪魔をする気か」

 早川が男たちを殴り倒しているうちに、ミチルは何処かへ行ってしまう。

 そこへ、サイレン鳴らしながら東条が駆けつけ、

 
 東条「早川、公務執行妨害する気か」
 早川「あん?」

 登場の意外な言葉に、「インディアン嘘つかない」のポーズで固まる早川。

 
 コートの男たちは、内ポケットから警察手帳を取り出して見せる。

 早川「刑事? すると、今の女の子は?」

 東条、早川と一緒に署に戻ると、ミチルが落として行った黒いバラの茎の中と、黒バラのマッチ箱の底から、それぞれ白い粉末状の物質を取り出し、早川に見せる。

 それを指の先につけて舐めると、

 早川「麻薬!!」

 と言う、刑事ドラマのお約束をする早川。

 前にも書いた気がするが、舐めて分かるモンかね?

 ちなみに劇中では「麻薬」としか言われてないので、正確にそれがコカインなのかヘロインなのか覚醒剤なのか、はたまた龍角散なのかは不明である。

 
 東条「赤いバラを売りながら、決められた合言葉『黒いバラを下さい』と言う客にしか売らない。早川、お前に見せたいものがある」

 さすが東条、既に紅バラ連盟のやり口を見抜いて内偵を進めていたのである。

 でも、「赤いバラを売りながら」って言うけど、前述のように、みどりさんたちには普通の花さえ売らなかったのだから、矛盾してるような気がする。

 東条、いつになく険しい顔で早川を署の留置場へ連れて行く。

 そこでは、麻薬中毒で廃人になった患者たちが保護されていた。

 
 東条「あの男は優秀なサラリーマンだった、家には美しい奥さんと三つと五つの可愛い男の子がいるというのに……麻薬のお陰でこの有様」

 
 東条「この男はプロ野球の選手だった、子供たちからは野球の神様といわれた名三塁手だったんだが……」

 この選手、長嶋をイメージしているのだろうか?

 シナリオでは、ここで早川が「俺もファンだったよ」と呟いている。

 追記

 管理人もレビューの参考にしている名著「快傑ズバット大全」の該当ページでは、画面上に出てくる麻薬患者は「サラリーマンと野球選手の二名」となっているが、実際は、その素性が説明されないもうひとりの男性患者が映っている。

 
 東条「俺はこんな良い人たちに、麻薬を売りつけた紅バラ連盟のボス、紅蜘蛛を絶対に許さない、そして紅蜘蛛の手先となって働いているものすべて、さっきの花売り娘、丘村ミチルもだ。いくら子供でも絶対に許さん」

 まるで精神病院のような恐ろしい光景を前に、火のように激しい憎悪を燃やす東条。

 
 早川「しかし、あの子の目は澄んでいた」
 東条「まだ言ってるのか、早川」
 早川「東条、お前がなんと言おうとも、俺は子供だけは信じる。許せないのはあんな小さな子供に麻薬を売らせる紅蜘蛛だ!!」

 早川も持論を枉げず、宮内さん自身のポリシーとも取れるような熱い台詞で応じる。

 続いて、ダッカーの本部で紅蜘蛛の報告を受けている首領L。

 
 L「良くやったぞ、紅蜘蛛、それでこそ悪の大組織ダッカーの一員だ」

 あれ、L、メイク変えた?

 前回より明らかに色が濃くなってるよね。

 紅蜘蛛「ありがとうございます、首領L、麻薬の売り上げはこれからもどんどん伸ばし大金庫に入り切れないほど札束を増やしてご覧に入れます」
 L「うむ、そして麻薬患者もな」
 紅蜘蛛「はいっ」

 演じているのが中庸介さんだから遠慮しているのか、L、珍しく部下を怒鳴りつけない。

 
 紅蜘蛛「日本中を麻薬患者だらけにっ」
 L「……」

 Lの言葉に夢見る乙女のような目で想像を巡らせる紅蜘蛛に対し、

 
 L「……」

 いつものようにマントを翻し、物凄い顔になるLだったが、

 
 フィルムは無情にも、ここで次のシーンに飛んでしまう。

 【悲報】L、決め顔をカットされる。

 実際は、この後、二人一緒にゲラゲラ笑うシーンがあったらしい。

 それはともかく、凝りもせず、街頭で花売りをしているミチル。

 そこへ早川があらわれ、花売りをやめさせようとするが、ミチルは怯えて逃げ出す。

 正直、そんなシーンを入れる余裕があるのなら、Lのシーンはカットしないで欲しかった。

 CM後、再び紅バラ連盟の事務所に殴り込みをかける早川。

 早川「貴様、罪もない子供を手先に使うとは……」

 下っ端を蹴散らし、紅蜘蛛を痛めつけるが、

 
 ミチル「やめて!!」
 早川「ミチルちゃん……」
 ミチル「紅蜘蛛のおじちゃんをいじめないで!!」
 早川「……」
 ミチル「紅蜘蛛のおじちゃんはいい人よ、一人ぼっちの私を育ててくれたり、私にお花とマッチを売るお仕事を世話してくれたのよ」

 必死になって紅蜘蛛を守ろうとするミチルの姿に、愕然とする早川。

 早川、てっきりミチルは紅蜘蛛に脅されてイヤイヤあんなことをしていたのだと思っていたのだが、実際は、ミチルは芯から紅蜘蛛のことを慕い、進んでそんな仕事をしていたのである。

 勿論、自分が売ってるのが恐ろしい麻薬であることまでは知らないのだが……

 
 早川「ミチルちゃん、マッチとお花にはね……」
 ミチル「帰って、紅蜘蛛のおじちゃんは私の死んだお父さんみたいに優しい人なのよ」
 早川「……」

 早川、なおもミチルを説得しようとするが、両目からポロポロ涙を流して訴えるミチルを前に、何も言えなくなる。

 「子供だけは信じる」と言い放ったあとだけに、この手酷い「裏切り」は、早川の胸を抉り、戦意を失わせるに十分な衝撃を与える。

 紅蜘蛛「分かったかね、早川君、聞いたとおりだ、ミチルはね私たちの仕事を手伝ってくれてるんだ、ミチル、私はもうだいじょうぶだよ、こんな悪い奴はすぐにやっつけてやるからね」

 紅蜘蛛、蝶ネクタイを直しながら、落ち着いた口調で抜け抜けと言い放つ。

 下っ端たちに取り囲まれる早川だったが、ポケットに手を突っ込んだまま無抵抗で殴られ、蹴られ、投げられ、踏み躙られる。

 
 ミチル「もうやめて、やめて!! この人もきっと心を入れ替えてくれるわ」
 紅蜘蛛「ミチルの頼みだ、それくらいにして追い出せ」

 凄惨なリンチを正視できず、ミチルが叫ぶと、紅蜘蛛も彼女の歓心を買う為に素直に聞き入れる。

 ミチルが本当は優しい心の持ち主だと言うことは、早川にとっての救いだったが、そのことが同時に早川を苦しめることになる。

 翌日、埠頭に立ってやるせない気持ちで海を眺めている早川。

 
 早川(ミチルちゃんは紅蜘蛛をいい人だと信じ切っている。もしミチルちゃんが紅蜘蛛の正体を知ったら……飛鳥、お前ならどうする? 本当のことを教えるべきか)

 心の中で激しく葛藤し、今は亡き親友に語りかける早川。

 一方、紅蜘蛛は、ドライブに行こうと言ってミチルを喜ばせるが、

 紅蜘蛛「これ以上ミチルを生かしておくと邪魔になる。殺す」

 かなり唐突だが、突然ミチルを始末すると言い出す。

 しかし、自分のことを信じ切っている女の子を、なんのきっかけもなく殺そうとするのは、いささか不自然である。

 紅蜘蛛だって、いくら悪人とは言え、何年も手塩に掛けて育てて来た娘には、それなりの愛着を抱いてしかるべきだと思うのだが……

 Lに命じられて、やむなく殺す……とかなら分かるんだけどね。

 
 ミチル「怖い、おじちゃん、助けてーっ」

 それはともかく、砕石工場に連れて行かれたミチルは、ロープで縛られ、巨大なクレーンのような機械の端から吊るされる。

 紅蜘蛛「へっ、はははははは、ミチル、良い子で死ぬんだなぁあっはははっ」

 
 ミチル「おじちゃん、悪いことしたんなら謝るから、許して、おじちゃーん」

 スタントではなく、子役本人を容赦なく吊るすのが、70年代特撮のプロフェッショナル・仕事の流儀なのです!!

 そんなことをされながらも紅蜘蛛のことを疑わないミチルが哀しいほどに健気であった。

 紅蜘蛛「3時まであと3分、早川にはミチルを3時に殺すと言っておいた、奴は必ず来る」

 で、紅蜘蛛がわざわざそんな派手な殺し方を選んだのは、ミチルを餌に早川をおびきよせ、ミチルともども殺すためだった。

 ……

 じゃあ、なんでさっき早川を許したのよっ!!

 ミチルの機嫌を取るために早川を許しておいて、今度はその早川をおびき出すためにミチルを殺そうとするなど、前後倒錯もいいところである。

 せめて、この間に、東条がミチルを逮捕しようとしたとか、前記したように、Lにミチルを殺せと命じられたとか、紅蜘蛛に心変わりを起こさせるようなエピソードを挿入して欲しかった。

 あるいは、早川も殺そうなどとは欲張らず、ミチルだけを処刑しようとしていたら早川が助けに来た……と言う方が分かりやすかったかもしれない。

 ともあれ、この後、色々あって、案の定、早川がミチルを助けに駆けつけるが、

 
 紅蜘蛛「待て、早川、一歩でも動いたらミチルの命はない、へーっへへへへっ」
 早川「……」

 自分の可愛がっていた少女を人質にして敵を脅すと言う、卑劣極まりない行為に出る紅蜘蛛。

 これだけ人間性の歪んだ悪役は、「ズバット」の中でも稀だろう。

 紅蜘蛛にライフルで撃たれ、早川は絶叫しながら砂利山を転げ落ちていく。

 その直後、いつものようにズバットがズバッカーであらわれ、

 
 まず、空中にぶら下がっているミチルを助けてから、名乗り&ラス殺陣となる。

 下っ端を倒した後、ハスラーとの勝負となるが、

 
 何しろビリヤード台がないので、せっかくの腕も披露できず、刃物のついたキューを振り回して戦うと言う、ビリヤードとほぼ関係のない戦い方しか出来ないのが悲しいのだった。

 うーん、毎回必ず、最後に用心棒と戦う必要はないと思うんだけどね。

 特にハスラーの場合、全然悪いことしてないしね。

 ハスラーを退け、恨み重なる紅蜘蛛をギタギタにすると、いつもの尋問タイム。

 
 ズバット「飛鳥五郎と言う男を殺したのは貴様だな」
 紅蜘蛛「しぃーーーらんっ、俺にはその時間にアリバイがある」
 ズバット「では犯人は誰だ?」
 紅蜘蛛「知らん」

 いろいろと突っ込みどころのあるやりとりだ。

 まず、ズバットが「2月2日」と言ってないのに、紅蜘蛛が「その時間に……」と応じているのは、ミステリーで良くある失言で、自分が犯人だと白状しているようにも聞こえるのだが、何故かズバットはスルーしてしまう。

 また、それに続く、「では犯人は誰だ?」と言う質問、良く考えたらめちゃくちゃである。

 「では」じゃねえよ。

 ともあれ、難事件を解決した早川は、誰とも会わずに街を去る。

 
 ミチル「早川のお兄ちゃーん、ミチルを許して、ごめんねーっ!!」

 ラスト、東条に連れられて港に来たミチルが、何処にいるとも知れぬ早川に向かって呼びかけるシーンで幕。

 今度の一件でミチルの「洗脳」も漸く解け、これからは東条の世話で、新しい人生がスタートするであろうことを示唆した前向きな結びであった。
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コメント

薬の味

ヤクはわからないけど、シャブは超苦いので、舐めたらわかるんですよ。

マッチ売り

確かにマッチ売りならぬ麻薬売りでは買ったらアシが付いてしまいますね😅そもそも未成年が麻薬を売るという設定が凄いですね😓この少女は一生普通の生活を送ることが出来ないのではないのでしょうか?

もうダメだ、(意味深)が頭から離れない

『マッチ売りの少女』がモデルなのは一目瞭然なんですが、それを差っ引いても中学生が深夜までマッチ売りなんてしてるのは不自然な気がします、70年代基準でも
・・・・・・だってなんかもう別方面の非合法の臭いがプンプンするってこれ、絶対ソッチの意味の「花売り」だと勘違いした奴が寄ってくるでしょ
あっ、そういう連中は紅蜘蛛が痛い目見せてきたからなおさらミチルは紅蜘蛛を信用してるのか?

『俺にはその時間にアリバイがある』

 紅蜘蛛は、飛鳥殺しの事件を知っていたと解釈すれば…。

Re: 薬の味

そうなんですか。ご教示ありがとうございます。

Re: マッチ売り

物凄い設定ですよね。

Re: もうダメだ、(意味深)が頭から離れない

> ・・・・・・だってなんかもう別方面の非合法の臭いがプンプンするってこれ、絶対ソッチの意味の「花売り」だと勘違いした奴が寄ってくるでしょ

確かに……迂闊にも気が付きませんでしたが。

Re: 『俺にはその時間にアリバイがある』

まあ、そうなんですが、いきなり言われたら面食らうと思うんですよね。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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