斉藤とも子さんの月
- 2013/07/31
- 23:25
●
管理人にとって今月は「斉藤とも子さんの月」であった。
もっともその前から「赤い絆」と言う大映ドラマを見ていて、そこに山口百恵の妹役として出ていた斉藤さんのショートカット姿にドキッとしていたのだが、本格的に彼女のことが気になりだしたのは、今月になってチャンネル銀河で「青春ド真中!」と言う学園ドラマが放送されだしたのが決定打となった。
彼女はその中で、優等生で奥手の高校生を初々しく演じていて、すっかり管理人を骨抜きにしてしまった。ま、1978年のドラマなので35年前なのだけど……無論、ドラマ自体も面白かった。引き続いて放送中の、「ゆうひが丘の総理大臣」にも同様の役で出演している。どちらも主演は中村雅俊。
若い藤谷美和子や浜ちゃんの奥さんとかも出てて、みんなピチピチしてて可愛いのだけどね。

「ゆうひが丘の総理大臣」より。
もっとも、その頃の斉藤さんの出演作で、今でも簡単に見られるものは限られている。
以前から横溝作品と言うことで何回も見ていた1979年の「悪魔が来りて笛を吹く」も、改めて見てみると斉藤さんの顔ばかり見てしまう自分に気付いた。

「悪魔が来りて笛を吹く」より。
月の半ばには、「男たちの旅路」という社会派ドラマのDVDを借りて見る。斉藤さんは第4部-2「車輪の一歩」と言うエピソードに車椅子の少女役で出ているのだが、その中で、ここではとても書けないようなあられもない演技に挑戦しておられる。興奮、いや、感動した。
レンタルでは、あとは1982年の「ヘリウッド」と言う映画しかなかったので、何の気なしに借りて、つい昨日見たのだが、これがまた物凄い映画で、そのうち紹介するつもりだが、とにかく「支離滅裂」と言う四字熟語を映像化したような怪作であった。
一応、宇宙からの侵略者を少女探偵団(のひとりを斉藤さんが演じている)などがやっつけるという筋立てなのだが、そんなのはほんとにどうでもよくて、ひたすら歌ったり踊ったり騒いだり尻を出したりマシンガンで殺しまくったりすると言う、意味不明の内容だった。
特に、エンケンの「東京ワッショイ」にあわせて展開される前衛的なクリップのような映像は、鈍器で頭を殴られて記憶喪失になるくらいの、視覚的衝撃であった。
集団で匍匐前進するセーラー服の女子高生などというぶっ飛んだ映像を、誰が考え得るだろうか? さらにそれを実際に撮ろうとするだろうか?
で、斉藤とも子さんは上記の諸作品の真面目な印象とは違い、かなり弾けたキャラクターを楽しそうに演じている。まあ、俳優としての可能性を探っておられたのではないかと思う。
その殺人的な魅力の前に、管理人は死ぬかと思ったが、いい加減ジジイだったので、感性が鈍磨していたせいか、死なないで済んだ。
思い返すと、なんとなく「ロッキーホラーショー」みたいなテイストではあったな。
それにしても「東京ワッショイ」のシーンとか見てると、こう、日本人に生まれたことをと言うか、人間としてこの時代に生まれたことを感謝したくなるような、そんな気持ちになる。大袈裟だなぁ。
管理人にとって今月は「斉藤とも子さんの月」であった。
もっともその前から「赤い絆」と言う大映ドラマを見ていて、そこに山口百恵の妹役として出ていた斉藤さんのショートカット姿にドキッとしていたのだが、本格的に彼女のことが気になりだしたのは、今月になってチャンネル銀河で「青春ド真中!」と言う学園ドラマが放送されだしたのが決定打となった。
彼女はその中で、優等生で奥手の高校生を初々しく演じていて、すっかり管理人を骨抜きにしてしまった。ま、1978年のドラマなので35年前なのだけど……無論、ドラマ自体も面白かった。引き続いて放送中の、「ゆうひが丘の総理大臣」にも同様の役で出演している。どちらも主演は中村雅俊。
若い藤谷美和子や浜ちゃんの奥さんとかも出てて、みんなピチピチしてて可愛いのだけどね。

「ゆうひが丘の総理大臣」より。
もっとも、その頃の斉藤さんの出演作で、今でも簡単に見られるものは限られている。
以前から横溝作品と言うことで何回も見ていた1979年の「悪魔が来りて笛を吹く」も、改めて見てみると斉藤さんの顔ばかり見てしまう自分に気付いた。

「悪魔が来りて笛を吹く」より。
月の半ばには、「男たちの旅路」という社会派ドラマのDVDを借りて見る。斉藤さんは第4部-2「車輪の一歩」と言うエピソードに車椅子の少女役で出ているのだが、その中で、ここではとても書けないようなあられもない演技に挑戦しておられる。興奮、いや、感動した。
レンタルでは、あとは1982年の「ヘリウッド」と言う映画しかなかったので、何の気なしに借りて、つい昨日見たのだが、これがまた物凄い映画で、そのうち紹介するつもりだが、とにかく「支離滅裂」と言う四字熟語を映像化したような怪作であった。
一応、宇宙からの侵略者を少女探偵団(のひとりを斉藤さんが演じている)などがやっつけるという筋立てなのだが、そんなのはほんとにどうでもよくて、ひたすら歌ったり踊ったり騒いだり尻を出したりマシンガンで殺しまくったりすると言う、意味不明の内容だった。
特に、エンケンの「東京ワッショイ」にあわせて展開される前衛的なクリップのような映像は、鈍器で頭を殴られて記憶喪失になるくらいの、視覚的衝撃であった。
集団で匍匐前進するセーラー服の女子高生などというぶっ飛んだ映像を、誰が考え得るだろうか? さらにそれを実際に撮ろうとするだろうか?
で、斉藤とも子さんは上記の諸作品の真面目な印象とは違い、かなり弾けたキャラクターを楽しそうに演じている。まあ、俳優としての可能性を探っておられたのではないかと思う。
その殺人的な魅力の前に、管理人は死ぬかと思ったが、いい加減ジジイだったので、感性が鈍磨していたせいか、死なないで済んだ。
思い返すと、なんとなく「ロッキーホラーショー」みたいなテイストではあったな。
それにしても「東京ワッショイ」のシーンとか見てると、こう、日本人に生まれたことをと言うか、人間としてこの時代に生まれたことを感謝したくなるような、そんな気持ちになる。大袈裟だなぁ。
![]() ヘリウッド 【DVD】 |
- 関連記事
スポンサーサイト