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「仮面ライダーX」 第30話「血がほしい― しびと沼のヒル怪人!!」


 第30話「血がほしい― しびと沼のヒル怪人!!」(1974年9月7日)

 冒頭、滝の近くの河原の上で、ダイソーで買ってきたような安っぽい祭壇に火をくべ、人間に対する恨みつらみを唱えている不気味な老婆の映像。

 続いて、とある病院の外観。

 ちなみに今気付いたのだが、

 
 病院の前で、看護婦さんが患者の歩行訓練(散歩?)させてるけど、これ、めちゃくちゃ危なくないか?

 すぐそばを車がビュンビュン走ってるんだが……

 それはさておき、

 
 こちらが本日のメインディッシュ、チコのパジャマ姿となります。

 くに子「熱はだいぶ下がったようね。でも動いちゃいけませんよ」

 右足を添え木で固定していることから、右足を骨折or捻挫したようであるが、その原因などについては一切説明されない。

 
 チコ「退屈しちゃうなー」

 チコ、猫のように体を開いて、窓の方へ顔を向ける。

 実に美味しそうなボディだが、どうせならもっと露出度の高いパジャマにして欲しかった。

 あるいは、ブラやパンティーが手に取るように分かるほど薄い生地にして欲しかった。

 あと、お尻をこちらに向けて寝返りを打って欲しかった~by注文の多い尻フェチ

 
 と、見れば、窓の外側に、なんとなくヒワイなヒルのような生き物が吸い付いて、ヒクヒク蠢いているではないか。

 
 チコ「!!」

 思わずギョッとするチコ。

 相変わらず70年代とは思えない美しさ。

 チコ「ヒ、ヒルが!!」

 と、ヒルが一旦窓の下に滑り落ちたかと思うと、

 
 その下から、女装した寛平みたいな老婆が不気味な笑い声を立てながらせり出てくる。

 
 チコ「きゃあっ!!」

 
 くに子「どうしたんですか」
 チコ「今、その窓から怖いおばあさんが……」

 看護婦さんに縋りつくようにして訴えるが、視線を反らした僅かの間に、老婆は忽然と消えていた。

 くに子「誰もいないじゃありませんか」
 チコ「でもほんとなのよ。確かに気味の悪いおばあさんが……」
 くに子「そんな馬鹿な」

 
 くに子「第一ここは三階ですよ。外から覗けるわけないじゃありませんか」

 ホラー映画のお約束として、ヒロインの言うことは誰も信じてくれないのである。

 そしてこの可愛らしい看護婦さんを演じているのが、大森不二香さん。

 夜、くに子が仕事を終えて帰宅中、

 
 老婆「娘さん、ヒッヒッヒッ、トランプ占いをしてあげよう、お金は要らないよ。さあおいで……」
 くに子「……」

 道端でトランプ占いをしていた変なおばあさんに話しかけられる。

 それこそチコの見た老婆だったのだが、くに子は何も知らずに足を留める。

 しかし、筮竹占いやタロットカードじゃなくて、トランプ占いって……

 まあ、ちびっ子に分かりやすくするためだろうが、せめて水晶玉占いにして欲しかった。

 老婆「あんた、年はいくつだね?」
 くに子「えー、いくつに見えますー?」
 老婆「……」

 くに子のキャバ嬢みたいな返しに、のっけからやる気がなくなるヒルドラキュラさんであったが、嘘である。

 くに子「18です」
 老婆「若いねえ、いっひっひっ、さあ、おとり」

 差し出された数枚のカードから一枚選んで取るくに子だったが、

 
 ふと、視線を向けると、目の前の塀の上に、チコが見た巨大なヒルがちょこんと載っているではないか。

 
 くに子「はぁ、ヒル!!」

 
 老婆「血吸いヒルと言ってねえ、人間の生き血を吸うのさ」

 いいなぁ、この、手作り感溢れる行灯。

 
 くに子「あ゛あ゛ーっ!!」

 もう一度ヒルを見て、それから老婆の方を向くと、何に驚いたのか、悲鳴を上げて飛び退くくに子タン。

 
 彼女の前には、ヒルドラキュラと言う恐ろしい怪物がいた。

 
 くに子「……」

 再び、口に手を当てて怯えているくに子のカットに続けて、

 
 老婆「こんな顔だったかい?」
 くに子「………………え、何が?」

 老婆のいささかトンチンカンな台詞に、一瞬で「素」に戻るくに子であったが、嘘である。

 嘘であるが、管理人が「いや、何が?」と思ったのは事実である。

 老婆「いーっひっひっひっ」

 老婆は笑いながら立ち上がり、手にした鈴を鳴らして、

 
 再びヒルドラキュラの姿に変わる。

 ヒルドラキュラ「あうーっ!!」
 くに子「きゃあ、お化け!!」

 この一連のシーン、とても分かりにくい。

 最初は、巨大ヒルがヒルドラキュラの姿になり、それを見てくに子が驚いたのかと思ったのだが、

 
 ヒルドラキュラ「さあゆけ、行ってあの娘の血をたっぷり吸ってやれ」

 ヒルドラキュラが塀の上のヒルを掴み、それに言い聞かせてからくに子に投げているので、そうではないことが分かる。

 つまり、老婆が一瞬でヒルドラキュラの姿になってくに子を驚かせ、再び老婆の姿に戻り、

 老婆「(お前が見たのは)こんな顔だったかい?」

 と言って、またまたまたヒルドラキュラになった訳である。

 要するに、定番の「むじな」の決まり文句を言わせたくて、ワケわかんなくなったのだ。

 ……

 で、肝心の占いは何処行っちゃったんでしょうか?

 くに子がヒルに気付く前に、

 老婆「おや、スペードの4かえ、不吉だねえ。お前さんはこれからとんでもない目に遭うよ」
 くに子「いやだ、脅かさないでください」

 みたいなやりとりを入れれば良かったのである。

 それはともかく、逃げようとしたくに子はヒルドラキュラの投げたヒルに血を吸われ、あえなく吸血鬼とされてしまう。

 この後、彼女の悲鳴を聞きつけ、近くにいた敬介が駆けつけるが、走り去るくに子の後ろ姿が見えるだけで、何の異変にも気付かないというシーンとなるが、これも要らないだろう。

 翌日、老婆はあの病院に入り込み、手始めにミチコと言う看護婦を襲ってこれを吸血鬼にする。

 
 看護婦「ミチコさん、どうかしたの?」

 悲鳴を聞きつけ、同僚の看護婦さん(右)が何事かと駆けつけるが、

 
 ミチコ「……」
 看護婦「血ぃ吸わへんのかいっ!!」

 せっかく吸血鬼になったのに、自分には見向きもせずに行こうとするミチコに全力でツッコミを入れる看護婦さんであった。

 嘘だけど、管理人がツッコミを入れたのは事実である。

 相変わらず、生朗さんの脚本はアバンギャルドだぜ。

 ミチコはそのまま部屋を出ていくが、その看護婦さんがポンポンと肩を叩かれて振り向くと、

 
 看護婦「はっ」

 そこにあの老婆が立っていた。

 老婆「ひっひっひっひっ……ふっふっふっふっ」

 老婆、不気味に笑いながら、ヒルドラキュラの姿になる。

 
 看護婦「あ゛あ゛ーっ!!」

 けたたましい悲鳴を上げて、脱兎のごとく逃げ出す看護婦さん。

 いやー、今回、色んな女優さんの驚き顔や怯え顔が見れて、得した気分である。

 ちなみにこの看護婦さんを演じているのが、「V3」でも看護婦をやっていた井上真彩子さんである。

 真彩子さんもあえなくヒルに血を吸われ、吸血鬼の仲間入りを果たす。

 具体的には、顔が死人のように白くなり、鋭く長い牙が二本生えるのである。

 それから、お尻がでかくなるのだが、これは管理人の願望である。

 
 敬介「おやじさんが、チコが退屈しないようにこれを持ってってやれってさ」
 チコ「ありがとう」

 一方、敬介はチコの病室を訪ね、おやっさんから預かったラジオをプレゼントしていた。

 いやぁ、病人へのお見舞いにラジオって、実にのんびりした時代だったんだなぁ。

 チコが早速音楽を聴こうとすると、ラジオからヒルドラキュラの声が聞こえてくる。

 ヒルドラキュラ「敬介、無事に帰れると思ったら、大間違いだ、あうーっ」
 敬介「GODか……」

 敬介が廊下へ出ると、

 
 敬介「なんだ、君たちは?」
 女たち「ふっふっふっふっ……」

 三人の女性らしいシルエットが並んで、肩を上下させながら不気味に笑っていた。

 無論、吸血鬼にされた看護婦さんたちで、

 
 看護婦「血が欲しい~」

 
 くに子「血を吸わせて」

 
 ミチコ「あなたの血が欲しい」

 それぞれバサッと髪を翻すと、たちまち恐ろしい吸血鬼の姿となる。

 しかし、こんなメイクではせっかくの美人が台無しだなぁ……

 せめて牙はやめて、唇の周りを赤く塗る程度にして欲しかった。

 その異様な姿に、敬介は眉をひそめ、

 
 敬介「まさかとは思うが、君たちが合コンの相手か?」
 三人「ちゃうわ!!」

 じゃなくて、

 敬介「君たちは気でも狂ったのか?」

 と、背後に老婆があらわれ、

 老婆「この娘たちは血吸いヒルに血を吸われて血に飢えているのさ。だから血を求めてさ迷い歩くのだ~」
 敬介「貴様、なにもんだ、待てーっ!!」

 この後、病院を出て、以前にも出てきた供養塔のようなお寺の敷地内でヒルドラキュラと戦うXライダー。

 ま、アクション自体はどうでもいいのだが、

 
 このシーンのライダー、妙に胴が長いというか、スタイルが悪くない?

 キングダーク「ヒルドラキュラよ、作戦は進んでいるか」
 ヒルドラキュラ「はい、細工は流々、これからが見物でございます」

 CM後、「細工は流々(いろいろの意味)」と言いつつ、結局ヒルドラキュラがやってるのは、三人の看護婦さんを使って次々と吸血鬼を増やしていくという、同じ作戦であった。

 
 チコ「きゃあっ!!」

 チコも吸血鬼に迫られ、松葉杖を突いて非常階段の踊り場で立ち竦んでいた。

 
 看護婦「お待ち、血を吸わせて!!」
 チコ「あ、ああっ」

 足がもつれ、その場にでっかいお尻で尻餅を突くチコ。

 しかし、せっかくくに子と仲良しと言う設定だったのに、それをストーリーに利用しないのは勿体無いよね。

 チコ「誰かー、誰か来てーっ!!」

 
 チコ「助けて」
 女医「どうしたの」

 そこへ、病院内がパニックになってるのに、妙に落ち着き払った女医さんが来るが、チコの身代わりになって血を吸われてしまう。

 いつの間にか普通に走れるようになっていたチコ、病院の廊下をひた走り、

 
 チコ「マスター!!」

 赤電話でおやっさんに助けを求める。

 
 立花「なんだって、そらほんとか、うん……」
 敬介「おやっさん」
 立花(ガチャ)「あ、敬介、大変だ!!」

 おやっさん、電話切ったらダメでしょおおおおっ!!

 それはともかく、

 立花「チコからの連絡で病院じゅう吸血鬼で一杯だというんだ」
 敬介「しまった、ヒルドラキュラが言っていたのはそう言う意味だったのか」
 立花「どうする敬介?」
 敬介「……」

 いや、「どうする」って……聞くおやっさんも聞くおやっさんだが、悔しそうに拳を合わせている敬介も敬介である。

 駆けつけるしかないでしょおおおおっ!?

 もう、いちいちでかい声出させないでよ~

 と、不意にマコが「きゃあああっ」と絹を裂くような悲鳴を上げる。

 ま、絹を裂いたことないのでどんな悲鳴なのか知らんけど。

 
 マコ「テ、テレビに……」

 
 マコ「ウ○コが……」

 じゃなくて、

 敬介「ヒルだ」

 と、ヒルが老婆の顔に変わり、

 
 老婆「立花藤兵衛、神敬介ぇえええ、いっひっひっ」
 敬介「あらわれたな、GODの怪人」
 老婆「血を吸われた人間が、また人の血を吸い、その血を吸われたものがまた人の血を求めて。今に東京中が吸血鬼で一杯になるぞよ」
 敬介「どうしてろって言うんだ」
 老婆「お前の持っているRS装置の設計図を持ってくればいい。そうすれば吸血鬼は元の体に返してやる。私は死人沼のほとりで待っているぞよ」
 敬介(ぞよ……)

 老婆は敬介の返事も待たずに消える。

 敬介「おやじさん、ともかく病院に行ってください、チコが危ない」
 立花「お前はどうする」
 敬介「死人沼に行きます」
 立花「お前まさか?」
 敬介「大勢の人を吸血鬼にするわけにはいかん」

 敬介は意外なほどあっさり相手の要求に屈し、設計図を持って死人沼へ。

 まあ、敬介とて、そう易々と設計図を渡すつもりはなく、ちゃんと対策が用意してあったのだが、リスクの高い作戦であり、無理に要求に応じる必要はなかったように思えるのが今回のシナリオの欠点である。

 だいたい、吸血鬼になると言っても、差し当たり命に別状はないようだし、敬介がどうしても取引に応じねばならない切迫さが感じられないのだ。

 ともあれ、敬介は、死人沼までひとりやってきて、祭壇を作って祈りを捧げていた老婆の前に降り立つ。

 
 老婆「設計図は持ってきただろうね」
 敬介「これだ。これで全部だ」
 老婆「いーっひっひっ、寄越せ。確かに本物だ。いっひっひっ……」

 老婆は設計図をあらためると、ヒルドラキュラに変身する。

 
 ヒルドラキュラ「これは貰っていくぞ」

 怪人がその場から飛び降りると、

 
 敬介もそれに続いて飛び降りるが、

 
 これが結構な高さで、改めて速水さんの身体能力の高さに驚かされる。

 敬介「吸血鬼にされた人々はどうするんだ」

 敬介、ヒルドラキュラに組み付き、問い質すが、

 ヒルドラキュラ「あうー、そんなこと私が知るものか!!」

 と、後の「ストロンガー」の名台詞を髣髴とさせるひどい台詞を吐くヒルドラキュラ。

 ヒルドラキュラ「死ねーっ!!」

 そしてそのまま敬介の体を投げ飛ばし、

 

 

 
 目の前の死人沼にドボン!!

 これも、速水さん本人が演じられているのが凄い。

 しかも、思いっきり濁った泥水で、その役者魂には敬服させられた。

 ヒルドラキュラ、敬介の死も確かめずにキングダークの前に戻る。

 元々Xライダーが深海活動用のサイボーグとして設計されたことを失念した、痛恨のミスであった。

 キングダーク「ヒルドラキュラ、さすがお前だ、神敬介を始末したな」
 ヒルドラキュラ「キングダーク様、血に飢えた人間どもは、あふー」

 ここで再び老婆の姿になり、カメラが病院内に飛ぶ。

 正直、この編集も、意味不明である。

 会話も噛み合ってないし。

 はっきり言って、このシーン自体要らなかったと思う。

 後の設計図を取り出すシーンとまとめれば良いのだから。

 あと、いちいち老婆に変身すんじゃねえ!! 鬱陶しいんだよ!!

 実際、これだけ怪人が頻繁に人間態に化ける怪人って、他にはいないような気がする。

 
 それはさておき、まるでゾンビ映画の生き残りのように、吸血鬼たちの目を盗んで物陰に身を潜めているチコ。

 ……

 Q.どうして吸血鬼の皆さんは病院から出ないんですか?

 A.恥ずかしいからです!!

 チコ、結局見付かってしまうのだが、ちょうどそこへおやっさんが駆けつけ、チコを抱いて別の部屋に逃げ込む。

 ちなみに吸血鬼の皆さん、割りと仕事が遅いようで、二人が廊下を移動するときも、まだ吸血鬼にされていない患者や医者が、笑いながら逃げているのが見えます。

 
 相手が人間では本気で戦うことも出来ず、手当たり次第にモノを投げつけることしか出来ないおやっさん。

 
 看護婦「血が欲しい~」

 しかし、まあ、今回、シナリオ・編集はボロボロだが、このビジュアルなんかはかなり強烈だよね。

 
 獲物を前にして、ニッタリと顔を見合わせる看護婦さんたち。

 と、油断したところをおやっさんに食塩の袋を投げつけられ、頭から塩を被るが、その途端、急に苦しみ出して倒れ、ひとりひとり綺麗になった顔を起こしてから気絶していく。

 
 立花「こりゃ一体、どういうわけだ」
 チコ「そうよ、マスターが塩をぶつけたからよ。だからだわ」
 立花「塩? なるほど、ヒルは塩に弱いってワケだ」

 ここまではなかなか良かったのだが、続く、

 立花「よし、死人沼にいる敬介に教えてやろう」

 と言う台詞は、どうかと思う。

 この場合、遠くにいる敬介に思いを馳せるより、

 立花「よし、これで吸血鬼にされた人たちを元に戻せるぞ」

 と、まずは、自分たちが直面している問題に言及するのが普通だろう。

 再びキングダークとヒルドラキュラの会話。

 
 ヒルドラキュラ「キングダーク様、設計図を奪ってきました」
 キングダーク「よくやった、悪人軍団のほかの男どもにお前の爪の垢でも飲ましてやりたい」
 ヒルドラキュラ「私はドラキュラの孫、男どもにひけはとらぬ」

 ……え、この人、女性だったんですか?

 ま、どうでもいいんですけど。

 ちなみにさっきも言ったように、二人の会話が二つにわけて描かれているので、なんか変なシーンになってることにお気づきだろうか?

 これではまるで、一旦敬介を倒してから戻ってきて、それからまた設計図を取りに行って来たように見えるではないか。

 得意満面のヒルドラキュラであったが、不意に、キングダークが目をぱちくりさせて驚きの声を放つ。

 キングダーク「ぬおっ!! むう、こ、これはどうしたことだ? 設計図を見ろ」
 ヒルドラキュラ「こ、こんな馬鹿な……確かにこの紙には図面が」
 キングダーク「馬鹿め、それは一定の時間で消える、特殊インクだ」

 そう、敬介も馬鹿ではなく、ちゃんと対策を講じていたのである。

 ただ、

 ヒルドラキュラ「でも、だいじょぶです、コピー取っておきましたから」
 キングダーク「うむ」
 沼の中の敬介「ギャアアアアアーッ!!」

 なんてことがあったかもしれないので、やはり敬介の行為は軽率のそしりは免れない。

 そもそも、解毒剤と交換とか、はっきりした見返りもないのに、口約束だけで敵に設計図を渡すというのがありえないのだ。

 怒り狂ったヒルドラキュラ、再び死人沼にやってくるが、沼の底から「ふっふっふっふっはっはっはっはっ」と、不敵な笑い声が聞こえて来たかと思うと、

 
 敬介「たぁーっ!!」

 
 沼の中から敬介が両手を突き上げて勢い良く飛び出し、

 

 

 
 その衝撃で背後で爆発が起き、巨大な水柱が立ち昇るド迫力ショット。

 敬介は空中でXライダーに変身、ヒルドラキュラと戦うのだが、体に張り付いた巨大ヒルが溶けたところで、

 ナレ「立花藤兵衛の届けた塩で、Xライダーはヒルドラキュラのヒルを溶かしたのだ」

 と、ナレーションだけでおやっさんがいつの間にこの場所まで塩を届けに来たことが分かる。

 だとすれば、敬介はおやっさんから塩を受け取ったあと、また沼に潜っていたことになるが、ヒルドラキュラがそれっきり来なかったら、一体どうするつもりだったのだろう?

 そもそも塩を何処に隠し持っていたのか?

 さらに、塩を持って水の中に潜んでいたら、とっくの昔に塩が使い物にならなくなっているのではないか?

 第一、時間的に見て、おやっさんに塩を届ける余裕などなかった筈である。

 前述したように、まだ病院には吸血鬼がうようよしていたのだから、まずは彼らを元に戻すのが先決で、こんなところに真っ先に塩を届けに来るなど考えられない。

 塩の効果にしても、吸血鬼にされた人を元通りにするだけで、それが巨大ヒルを溶かす力があるとまでは分からないのだから、死人沼で戦いが行われている保証もないのに、おやっさんがわざわざ塩を届けにくるのは、あらゆる角度から見て不自然である。

 せめて、戦ってる途中におやっさんが駆けつけ、塩を渡すというのならまだ分かるんだけどね。

 ともあれ、ライダーとヒルドラキュラの無駄に長い戦いのあと、病院がどうなったのか、何の説明もないまま終わりです。

 以上、突っ込みどころがあり過ぎて疲れる、支離滅裂気味のストーリーであった。

 それでも、パジャマ姿のチコや、女優さんたちの色んな表情、病院内でのホラーシーンなど、それなりに見所があったことも事実である。
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コメント

ビジュアル

どうもヒルドラキュラの老婆はコントのような出立ちですね😅今回は爆笑必須のビジュアルと血を吸われた女性達の落差が激しいようですね😅

改造人間の血

看護婦が敬介に迫る場面ですが、「俺の体は包丁も曲げるくらいだから血など吸えないぜ」という台詞が思い浮かびましたが、管理人さんはそう思われませんでしたか?仮に吸えたとしても改造人間である志郎の血だから不味いと思いますけどねぇ。
あと今回の脚本は完全にヒルとナメクジを混同しているとしか思えません。

【相乗効果】ヒルドラキュラに塩かけてみたw【アリ?】

一応ヒルの対策の一つに食塩水があるみたいです、実験してみたところ濃度が高いほど効き目があり食塩直接だとほぼ瞬殺だとか
そう考えるとドラキュラも文化の違いで試されていなかったけど一応オカルト系なので実は塩が有効で、塩が苦手なヒル×塩が実は苦手なドラキュラ=塩四倍弱点という事なのかも

もうちょい実在人物連を…

おはようございます。

>……え、この人、女性だったんですか?

そう考えるとヒルドラキュラ、、「エリザベート・バートリ(若い女性の血に浸かることで若さを保とうとしたハンガリーの伯爵夫人にして殺人鬼)とヒルの合成モチーフ(美人寄りデザインの女性怪人)の「ヒルバートリ」(怪人態の声は沼波輝枝、人間態が美女占い師)」あたりだともうちょい魅力的だったのでは、とも思えます。

Re: ビジュアル

あれじゃギャグですよね。

No title

それにしても悪人軍団なのにドラキュラって人間ですらなくなりましたね。まあそれをいったら初期メンバーの中でも歴史上の悪人のはずなのに悪人とは言い切れないジェロニモの化身であるサソリジェロニモ(まあ仮面ライダーXが放映されていた当時は西部劇の悪役はインディアンというのが常識だったので仕方ない部分もありますが)、架空の人物である怪盗ルパンの化身カブト虫ルパンとかおかしなやつがいましたが(あと第29話に出てきたルパンと同じ架空の人物である怪盗ファントマの化身であるカメレオンファントマとか)。

Re: 改造人間の血

> 看護婦が敬介に迫る場面ですが、「俺の体は包丁も曲げるくらいだから血など吸えないぜ」という台詞が思い浮かびましたが、管理人さんはそう思われませんでしたか?

そう言えばそうですね。

> あと今回の脚本は完全にヒルとナメクジを混同しているとしか思えません。

まあ、ヒルは塩では死なないでしょうね。

Re: 【相乗効果】ヒルドラキュラに塩かけてみたw【アリ?】

> 一応ヒルの対策の一つに食塩水があるみたいです、実験してみたところ濃度が高いほど効き目があり食塩直接だとほぼ瞬殺だとか

そうなんですか。勉強になりました。

> そう考えるとドラキュラも文化の違いで試されていなかったけど一応オカルト系なので実は塩が有効で、塩が苦手なヒル×塩が実は苦手なドラキュラ=塩四倍弱点という事なのかも

ドラキュラって弱点がやたら多いんですよね。全然強くない。

Re: もうちょい実在人物連を…

こんばんは。

> そう考えるとヒルドラキュラ、、「エリザベート・バートリ(若い女性の血に浸かることで若さを保とうとしたハンガリーの伯爵夫人にして殺人鬼)とヒルの合成モチーフ(美人寄りデザインの女性怪人)の「ヒルバートリ」(怪人態の声は沼波輝枝、人間態が美女占い師)」あたりだともうちょい魅力的だったのでは、とも思えます。

そうですね。第一、老婆=吸血鬼と言うのは、イメージが湧きにくいですよね。

Re: No title

> それにしても悪人軍団なのにドラキュラって人間ですらなくなりましたね。まあそれをいったら初期メンバーの中でも歴史上の悪人のはずなのに悪人とは言い切れないジェロニモの化身であるサソリジェロニモ(まあ仮面ライダーXが放映されていた当時は西部劇の悪役はインディアンというのが常識だったので仕方ない部分もありますが)、架空の人物である怪盗ルパンの化身カブト虫ルパンとかおかしなやつがいましたが(あと第29話に出てきたルパンと同じ架空の人物である怪盗ファントマの化身であるカメレオンファントマとか)。

実在のキャラとフィクションのキャラがまじってるのは統一感を損ねてますよね。

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