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「仮面ライダー」 第12話「殺人ヤモゲラス」(再編集版)



 第12話「殺人ヤモゲラス」(1971年6月19日)

 ※善は急げということで、4つに分けて公開していた第12話をひとつにまとめ、ついでに文章に手を入れて再公開しました。所要時間30分。

 引き続き、主役である藤岡弘氏不在の中で撮られたエピソード。

 特にこの12話では、11話や13話における滝のようなサブキャラクターもおらず、さらにおやっさんもひろみもアミーゴの中にしか登場しない為、我らがルリ子さんがほとんど「仮面ライダーガール」のように大活躍されている。

 製作陣の苦肉の策であるが、どうせならこんな感じでもう4、5本、同じような趣向の作品を撮っておいて欲しかったと、今になってみればちょっと残念に思う。

 さて、夜の白川光学研究所では、ある画期的な発明の最終実験が行われていた。

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 暗くした部屋で、ケージに入れられたうさぎが、もふもふしている。

 それに、白川がある装置から赤い光を照射する。

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 するとたちまち、うさぎはぺらっぺらの紙切れのようになってしまう。

 ビジュアル的に分かりにくいのだが、これはうさぎが骨だけになったと言うことである。

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 白川「これは大変な物を研究してしまったなぁ」
 柴田「これを発表されれば、白川さんはたちまち有名になられますね」
 白川「いや、僕はこれを何処にも発表しないつもりだ」
 柴田「どうしてです? 素晴らしいチャンスなのに……」
 白川「もしこれを悪用する者が出た時のことを考えてみろ、人類はこれまでも貴重な科学の成果を様々な悪い目的に使ってきた」
 柴田「それではこの発明を全部捨てるおつもりですか?」
 白川「……しかし科学者には自分の発明を葬ってしまうことは出来ない」

 白川は、マイクロフィルムにデータを納めて何処かへ隠したらどうかと言う柴田の提案を受け入れる。

 だが、白川はその隠し場所は柴田にも教えず、研究についても一切他言するなと命じる。

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 柴田「それはもう、絶対に……」

 口ではそう言いながら、如何にも腹に一物ありそうな柴田であった。

 翌日から、柴田は研究所に来なくなった。

 白川に下駄箱の靴を隠されるというイジメを受けたるからである(註・違います)

 実は彼はショッカーのスパイであり、白川博士の発明のことを首領に報告すると同時に、その場で改造人間になる手術を受け、ヤモゲラスと言う醜い怪人に生まれ変わる。

 軽はずみな奴。

 「仮面ライダー」にはちょくちょくこういう後先考えない奴が出てくる。

 何しろ、演じているのが、菊容子さんのアレをナニした人ですからねえ。

 さて、任務に取り掛かる前に、ヤモゲラスの能力テストが行われる。

 コンクリートの塔の前に、戦闘員たちと一緒に立っているヤモゲラス。

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 戦闘員「登れ!」
 ヤモゲラス「……」

 幹部の筈なのに、赤戦闘員に命令されるヤモゲラス。

 まぁ、いつもヒヒヒヒィーとか、表記しにくい弱々しい鳴き声を出しているので、威厳が無いと言えば無い怪人ではある。

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 「本当においらがかい?」とでも言いたげに、不安そうに振り向くヤモちゃん。

 それでも、ヤモリのファンデルワールス力(ふぁんでるわーるすりょく)で、「ヘッヘヘヘヘヘッ」とか細く鳴きながら、ぺたぺたと塔の表面に張り付いて登って行く。

 続いて、造成地をロードワーク中のボクサーとトレーナーの前に現れ、いきなり彼らに襲い掛かる。

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 が、なにしろ相手はボクサーなので、結構いいパンチを貰って、「フニャッ」などと哀れっぽい鳴き声を出すヤモゲラス。

 怒ったヤモゲラスは、口から白い泡を吐いて、ボクサーを石膏像のように固めてしまう。

 これが、ヤモゲラスのもうひとつの特殊能力であった。

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 ヤモゲラス、わざわざ水門の上までそれを運び、水の中に投げ捨てる。

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 ヤモゲラス「ヘッヘッヘーイ……」

 ヤモゲラス、少なくとも終盤までは言葉を発さず、その言動も妙に幼稚で子供っぽいところが特徴だ。

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 さて、こちらは楽しくツーリングをしている本郷猛と緑川ルリ子さん。

 猛「そうら、競走だ」
 ルリ子「よーし、行くわよーっ」

 だが、残念なことに、これはどちらもスタントなのである。

 入院している藤岡さんは当然だが、ルリ子の真樹千恵子さんもバイクに乗れない為、どちらも別人が演じている訳だ。しかも、本郷の声は引き続き、納谷六朗氏が吹き替えているので、このシーンで「本物」なのは、ルリ子さんの声だけと言うことになる。

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 まぁ、ルリ子さんは本人がいるんだから、バストアップだけならちゃんと出てくる。

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 走りながら、横を見るルリ子さん。

 その視線に合わせて、

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 過去の走行シーン(2話?)をつないでいるのだが、フィルムの色合いが全然違うので、違和感バリバリである。本郷のブラックコーヒーのように苦みばしった顔付きも、女の子と楽しく走っていると言うような感じではないしね。

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 と、バイクの調子が悪いのか、お腹が痛くなったのか、急に失速して停止してしまう本郷。

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 ルリ子も、ブレーキを掛けて、振り向く。

 これも、静止しているバイクに真樹千恵子さんがさぞ今まで操縦していたようにまたがって演じているのだ。

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 ルリ子「猛さーん、あたしの勝ちよー」

 手を振ってはしゃいだ声を上げるルリ子さん。

 うう、可愛い……

 と、彼らの背後から、一台の車と三台のバイクがかなりのスピードで走ってくる。

 車が、バイクに追いかけられている様子であった。

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 ルリ子「なんて無茶な運転! 前の車を追ってるんだわ」

 車とバイクはルリ子の横をすっ飛ばして行く。

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 やがてバイクは車の前に出て、無理矢理車を停止させる。

 その車に乗っていたのは、他ならぬ白川博士であった。隣にいるのは新しい助手である。

 白川「なんだ君たちは?」
 男「ショッカーの支部に来て貰いたい!」

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 白川がバイクの男たちに拉致されそうだと見たルリ子さん、勢い良くキックレバーを踏んでエンジンをかける(振りをする)。

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 エンジン音に気付いた男のひとりが持っていたブーメランを投げ付けるが、いつの間にかライダーに変身していた本郷が現れ、それを掴んで投げ返す。

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 低い姿勢を保ちながら、彼らに向かって爆走するライダー。

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 そのまま男たちの間を駆け抜け、彼らの肝を冷やす。

 見ていて実に爽快感のあるシーンである。

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 その後、柔らかい造成地へ場所を移して、ライダーとショッカーバイク軍団とのチェイスが繰り広げられる。

 無論、ライダーは勝利を収める。

 物陰から見ていたヤモゲラス、悔しそうに鳴くと、スタコラサッサと退却する。

 本来なら、本郷が、あるいは本郷とルリ子さんが白川の家に行くところなのだが、どうしてもそれは出来ない相談なので、代わりにルリ子さんひとりが白川邸を訪れている。

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 家の中に入ってから、やっとヘルメットを脱ぐルリ子さん。

 赤いライダースーツと白いマフラーがとても良く似合っている。

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 ルリ子「なんで狙われたのか、思い当たることはないんですか?」
 白川「……ないね!!」
 助手「私の前の助手の方は、どうして急に辞められたんです?」
 白川(食い気味に)「俺にも分からん! 来なくなった者、どうだっていいじゃないか」
 助手「しかし、あの連中はショッカーだとか……変なこと言ってました!」

 新しい助手は割と空気を読まない奴で、白川の顔色も気にせずポンポン話し続ける。

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 白川「君もつまらんことに気を使うなら、辞めて貰うよ!」

 白川、気分を害して声を荒げる。

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 白川の態度に不審の目を注ぐルリ子さん。

 惚れてまうやろっ!!

 台所でお茶の支度をしていた白川の妹・マチ子、天井をヤモゲラスが「ヨイショ、ヨイショ」と言う感じに這い回っているのを目にして思わず悲鳴を上げる。

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 慌てて三人が台所へ飛び込むが、例によって、既にヤモゲラスの姿は消えていた。

 マチ子「お、お化けが……」
 ルリ子「さっきの一味かもしれません。白川さん、何かあなたの研究が狙われていると言うようなことは?」

 「狙われている」と言う辺りの発音が、口に綿を含んでいるような感じで可愛いルリ子さん。

 ルリ子はストレートに尋ねるが、白川は容易に打ち明けようとしない。

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 そこへ電話のベルが鳴る。意外にも、本郷からだった。

 白川「ルリ子さん、本郷さんて方から」
 ルリ子「えっ?」

 これも、何とかストーリーに本郷猛の存在をちらつかせようという苦し紛れの演出だ。

 白川がショッカーに狙われているのははっきりしているのだから、本郷本人がこの家に来ないと言うのはどう考えても変である。

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 ルリ子「猛さん、一体どこへ行ってたの」
 猛「それより、君はこの事件にあんまり深入りしない方が良いよ。僕に任せときなさい」
 ルリ子「んまっ、あたしだってね、これでなかなか良いセン行ってるんですからね! うっふふふふ」

 その夜、白川は妹の誕生日プレゼントに用意していたペンダントロケットの中に、発明のマイクロフィルムを入れてから、何も知らない妹に手ずから付けてやる。

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 白川「お誕生日おめでとう……」
 マチ子「お風呂に入る時も外さないわ」
 白川「……」

 一瞬、全裸にペンダントだけつけた妹のグラマラスボディーを思い浮かべ、鼻血が出そうになった白川であったが、嘘である。

 白川「その宝石がマチ子を見守ってくれるよ」

 だが、見守っているのは宝石ではなく、天井に張り付いているヤモちゃんだった。

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 マチ子「あたしは、お兄さんを守っててあげる」
 白川「こらっ、生意気言うんじゃない!」

 あどけない笑顔のマチ子。

 管理人、恥ずかしながらつい最近まで、マチ子を演じているのが渡辺やよいさんだと気付かなかった。クレジットが「渡辺弥生」となっていたしね。

 で、その後、寝室にひとりでいるところをヤモゲラスに誘拐されるのだった。

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 一味の車が走り去った後、玄関の横手から本郷が出てきて、「待て!」と叫ぶ。

 無論、この本郷は別の俳優が演じているのだ。

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 続いて、車を追って夜の道路を走ってきて見失い、「ちくしょう」とつぶやく藤岡弘の姿が映るが、これは何話だったか忘れたか、過去のシーンを流用しているのだ。

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 バンクシーンだけど、出汁が取れそうなほど濃い顔のアップでCMです……

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 こっち見ないでっ!!

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 翌日、マチ子が拉致されたとも知らず、アミーゴで一心不乱に考え込んでいるルリ子さん。

 相変わらず、客はいない。

 こんな可愛い子がいるというのに、不自然だよなぁ。

 立花「ルリちゃん、どうしたんだ深刻な顔して」
 ひろみ「ダメよ、名探偵の推理の邪魔をしちゃ」

 今気付いたけど、このひろみの声、なんか島田陽子さんじゃないような気がする……?

 史郎「そういえば、本郷さんもなんだか難しそうな顔をしてコーヒー飲んだらすぐ出て行っちゃう。よっぽど忙しく何か探ってるんですね」

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 ルリ子「きっと、ショッカーの欲しがるような発明をしたに違いないわ!」

 周りの会話など耳に入らないようで、ひとり、自分の推論を口に出す。

 ちょうどそこへ、白川が飛び込んでくる。

 白川「ルリ子さん、大変です、マチ子が……さらわれたんです」
 立花「落ち着いて下さい、一体どうなすったんですか?」
 白川「すいません、実は恐ろしい光線を発明してしまったんです!」

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 白川の言葉に、ハッと振り向くルリ子さんが綺麗なので貼りました。

 その夜、道を歩いていたサラリーマンや学生が、次々とあの赤い光線の餌食になる。

 早くもショッカー技術陣が、白川のマイクロフィルムから携帯型の殺人光線ライトを作り出し、ヤモゲラス自ら実験を行っているのだ。

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 実験の成功を見届け、「ヒッヒーッ!」と言うような声を上げながら、嬉しそうに滑り台を降りるヤモゲラス。幼児性と残虐性が同居している、実に魅力的な悪役である。

 さらにその翌日、その事件について書かれた新聞を読んでいるルリ子さんたち。

 立花「全くひどいもんだ、人間が骨だけになってしまうなんて」
 ルリ子「ショッカーが白川さんが発明した光線を武器に作り変えてしまったのね」

 ルリ子さんはそう言うが、白川の光線って最初からそれ以外の用途はなさそうだったけどね。

 つーか、そもそも白川は何の為にそんな物騒な光線を発明したんだ?

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 あの塔の地下にあるアジトに、ヤモゲラス、科学者、戦闘員、首領、そして縛りの入ったマチ子が勢揃いしている。

 首領「良く聞け、次の段階はもっと大きな作戦を行う! 飛行機に光を当てて破壊する。世界中の空を我がショッカーのものにするのだ」

 大きな望遠鏡のような殺人光線装置で、次々とジャンボ旅客機を撃ち落としていくヤモゲラスの想像図。

 首領「その為の強力な装置を完成する為に、白川の協力が必要だ。白川を連れて来い」
 ヤモゲラス「ふーふーふー」

 白川の家には、ルリ子さんが行っていた。

 普通なら、おやっさんも行ってるところだが、何故か今回はアミーゴから動こうとしない。

 賢いルリ子さんは首領の考えを正確にトレースして、マチ子を人質にして白川に大掛かりな装置を作らせようとするに違いないから、少なくともそれまではマチ子は安全だと主張する。

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 ヤモゲラスは、わざと窓の外に姿を覗かせてルリ子さんの注意を引く。

 ルリ子さんがヤモゲラスを追って家を出た隙に、別のものが白川に電話をして取引を持ちかけるという作戦である。

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 白川「マチ子を殺す?」
 男「あの光線でガイコツにしてやる。もし妹の骨が見たくなければこれから言う場所にお前が来ることだ。本郷に内緒でな!」

 うーん、ここは「ルリ子に内緒でな」とすべきじゃないのかなぁ?

 だって、ドラマの中では白川と本郷は顔を合わせてさえいないんだからね。

 ダッシュで逃げるヤモゲラスをかなり遠くまで追いかけたルリ子さんだが、結局見失って白川邸に戻ってくる。だが、既に白川は指定された場所へ向かっていた。

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 ルリ子さん、電話の下に落ちていたメモを拾う。メモには、白川がショッカーから聞いて書きとめた住所が線となって残っていた。ルリ子さん、それを鉛筆で塗って、文字を浮かび上がらせると言う、シャーロック・ホームズばりの細工をして、白川の向かった先を割り出す。

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 ここで、カメラが天井の一隅を映す。

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 続いて、狭いところにいて押し潰されそうになっている本郷の姿を映し出す。

 一瞬、何のことか分からなかったが、これは本郷が天井裏にいて、彼もその住所を知ったと言うことを表していたのだ。

 この映像は、何話だったか忘れたか(忘れてばっかり)ショッカーの罠に嵌まって押し潰されているところを転用しているらしい。スタッフの苦労がしのばれる。

 続いて、バイクをすっ飛ばしている本郷の姿。

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 ルリ子さんも再びスカーフをたなびかせてバイクを走らせている。

 ここは、実際にバイクが動いているが、台車に乗せて車で引っ張っているのだろう。

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 ところが、ルリ子さん、なかなか目的地に着けない。

 ルリ子「あ、そうか、鉛筆で擦った時に道が一本抜けてしまったのね」

 特撮ヒロインとしてはありえない凡ミスを犯していたことが判明する。

 うん?……と言うことは、白川は地図も書いていたのか? 電話口で聞いて、地図を書くのはかなり大変だと思うが。

 とにかく、ルリ子さんが手間取っているうちに、あっという間に白川は大型の殺人光線発射装置をほぼ完成させてしまっていた。さすがに仕事が早過ぎ。

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 そのアジトの監視モニターに、ルリ子さんの美しいお顔が映し出される。

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 ヤモゲラス「嗅ぎつけてきたな、ようし!」

 何故か、この辺から普通に喋りだしてしまうヤモゲラス。

 ここは、戦闘員に喋らせて、最後まで奇声を発し続けてキャラクターの一貫性を全うして欲しかった。

 ちなみに声は、あのコブラ男と同じく水島晋さん。

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 土砂の山の上に立つルリ子さんを、ローアングルから窺うヤモゲラス。

 是非このシーンではルリ子さんにミニスカを履いて欲しかった……

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 アジトに近付いてきたルリ子さんに、物陰から出てきたヤモゲラスが携帯型の殺人ライトを向ける。

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 とりあえず手を挙げて抵抗する意志のないことを示すルリ子さん。

 が、彼らの計画にルリ子さんは無用なので、そんなことをしても無駄であったろう。

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 この時、ヤモちゃんの背後から仮面ライダーが登場!!

 ルリ子さんよりかなり早く到着していた筈のライダー、人質がいるのでアジトに迂闊には踏み込めないので、ルリ子さんを狙ってヤモゲラスが出てくるのを待っていたのかもしれない。

 ライダー「さ、早く!」

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 ライダーに促されたルリ子さん、さっさと逃げようとするが、戦闘員に邪魔される。

 ここで、ルリ子さん、最初で最後の(?)本格的なアクションを披露し、「えーい、やー」と二人の戦闘員を蹴り倒すのだった。

 ルリ子「ばいばーい!」

 ルリ子さんがカッコイイのは良いけれど、戦闘員、弱過ぎだろ……

 さて、ライダーとヤモゲラスの戦いがやっと始まる。

 考えたら、怪人とライダーが終盤になって初めてあいまみえるのは、かなり珍しい。

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 斜面を駆け上るヤモちゃんを追いかけるライダー。

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 予告編には、この最後のところで、ライダーが足を滑らせてよろけるNGテイクが使われている。

 二人が戦っている間に、遂に巨大殺人光線発射装置が完成し、首領は、仮面ライダーを実験台にして、その威力を試そうとする。

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 発射装置と共に、白川とマチ子も外へ連れ出される。人質にするつもりなのだろう。

 ライダーは、追って来たところをヤモちゃんの裏技・石膏化液をまともに浴びてしまい、あのボクサーのように真っ白な像にされてしまう。

 ヤモゲラス「見たか、デンジャーライトで吹き飛ばしてやる! へーっ、へへ……」

 さすがにこのまま光線を食らっていたら、確実にライダーはお星様となっていたことだろう。

 だが、それを救ったのは我らがルリ子さんであった。

 逃げたと思わせ、その付近にとどまっていたルリ子さん、パッと物陰から飛び出すと、石膏になったライダーに「えいっ」と体当たりして崖下に突き落とす。

 その衝撃で石膏が壊れ、自由になるライダー。

 すかさずヤモゲラスがデンジャーライトを照射するが、横にいた白川がその狙いを逸らさせる。

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 ライダーは無傷だったが、代わりに近くにあったコンビナートが景気よく爆発する。

 かなりの人死にが出た筈だが、白川がそれについて悔やむ様子は一切なかった。

 どてらい奴だ。

 ライダー、ジャンプして白川たちのところへ飛び込むが、ヤモゲラスにぶん殴られてまた下に落ちる。
 
 白川、発射装置に飛び付き、逃げていく(なんで逃げるの?)ヤモゲラスに狙いを定める。

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 ふと背後に嫌な気配を感じ、途中で立ち止まるヤモちゃん。

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 ヤモゲラス「ニャアーッ、ニャーッ!」

 白川の意図に気付き、猫みたいな悲鳴を挙げるヤモちゃんが可愛いかったが、

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 白川は情け容赦なくライトを浴びせ、あわれ、ヤモちゃんは炎に包まれて消滅してしまう。

 ヤモゲラス、ライダー以外の人間に倒されたと言う稀有な怪人として歴史にその名を残したことになる。

 そういう怪人、他にいたかなぁ?

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 マチ子「お兄さん!」
 白川「見たか、デンジャーライトを……科学は害悪を考えて使わないと人類を不幸にする。この発明は忘れてしまおう」
 ルリ子「マチ子さん、すばらしいお兄さん持ってるのね」

 ルリ子さんの言葉に、くすぐったそうに笑い合う兄と妹。

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 と、ライダーが「あ、どうも」と言う感じでカメラに入ってくる。

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 そして「じゃあっ!」と言う感じに手を突き出し、サイクロンに助走をつけてまたがり、颯爽と走り去るのだった。

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 笑顔でライダーに手を振る三人。

 ……と言う訳で、ルリ子さん大活躍の巻、でした。

 だが、悲しいことに、ルリ子さんとは次の第13話でお別れしなくてはならない……
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コメント

ネタ要素満載

ヤモゲラスはショッカーでも最下位クラスの弱さですね。これと双璧はゴキブリ男でしょう。
粗製濫造という共通点があります。

知ってほしい

ショッカーの戦闘員、弱すぎますよね。空手の心得があるユリならともかく武術の心得のないルリ子に負けるなんて。
ショッカーの戦闘員に対する誤解として「イーとしか言えない」が有名ですが、「女の子にも負けるほど弱い」というのも是非知ってほしいです。

最後にライダー以外の人間に倒された怪人には劇場版ですが、スーパー1のストロングベアがいます。もっとも相手が玄海老師なので、人間の範疇に入れていいか疑問ですが(笑)。

押し潰されるシーン

管理人様が仰っているのは第7話で猛が首領の正体を暴こうとしてショッカーの罠にハマって苦しんでる(登場する怪人は死神カメレオンです)シーンですね😅ショッカーのアジトには実験用に🐰が飼育されているようですね😅47話でも似たようなシーンがありましたね😖

仕様です

しかしまあ小型のデンジャーライトはショッカーの技術でも作れたんだから無理に大型のを作るより量産して戦闘員全員に持たせとけばいいのにと思わんでもない、というより普通小型化の方が難しいんだが
実際PSゲーム『スーパー特撮対戦2001』ではショッカー・ゲルショッカー戦闘員はデンジャーライトを標準装備してましたし
なお一部の怪人は射程距離1の近接攻撃しか持っていない為遠距離攻撃に反撃出来ず、上手くやれば防衛軍の一般兵士で射程外からハチの巣に出来たりする、可哀想だから折角量産したんなら怪人にも持たせてあげて

白川の台詞

“科学は害悪を考えて使わないと人類を不幸にする”と最もらしいことを言っていますが、自分が開発したという自覚はあるのでしょうか?

Re: ネタ要素満載

でも、自分の力でライダーを行動不能にしているのだから、結構頑張ってるんじゃないですか。

格闘能力は低いと思いますが。

Re: 知ってほしい

> ショッカーの戦闘員に対する誤解として「イーとしか言えない」が有名ですが、「女の子にも負けるほど弱い」というのも是非知ってほしいです。

たまに子供にも負けますよね。

> 最後にライダー以外の人間に倒された怪人には劇場版ですが、スーパー1のストロングベアがいます。もっとも相手が玄海老師なので、人間の範疇に入れていいか疑問ですが(笑)。

そうでしたか。玄海カッコイイですよね。

Re: 押し潰されるシーン

ご教示ありがとうございます。

だいぶ無理があるシーンですよね。

Re: 仕様です

> しかしまあ小型のデンジャーライトはショッカーの技術でも作れたんだから無理に大型のを作るより量産して戦闘員全員に持たせとけばいいのにと思わんでもない、というより普通小型化の方が難しいんだが

その方が有益ですよね。飛行機落としたってあんまり意味ないし。

> 実際PSゲーム『スーパー特撮対戦2001』ではショッカー・ゲルショッカー戦闘員はデンジャーライトを標準装備してましたし

マニアックですね。

Re: 白川の台詞

お前が言うなって感じですよね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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